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国産シアトリカルバンドの最新シングルよりシンフォニックスピードメタル曲。
テノール・ソプラノの混声ヴォーカルでの凝ったメロディのやり取りなど聴き所満載ですが相変わらずリズムトラックが・・・

新譜　Dernier-Paradis-act2　で飛躍しています。

http://www.amazon.co.jp/Dernier-Paradis-act2-Lacroix-Despheres/dp/B004ABSXRC/ref=ntt_mus_ep_dpi_1

生演奏となったドラムやベース、アグレッシブさを増したギターによって、
ぐっと力強く重みのあるサウンドになりました。
シングルとしてリリースされている「Scivias」も、
アルバムバージョンでは結構印象が変わります。
とはいえシンフォニックな部分が薄れたわけではなく、クラシカルなメロディや
壮大なオーケストレーションは健在。更に、専任のオーボエとフルートが良い意味での脇役
としてこれらを引き立たてています。
そして、演奏陣に負けない2人の歌声も素晴らしいです。特に、やや直線的だった
紗夜のソプラノパートはしなやか且つ伸びやかになっており、低音で歌う新たな面も。

こうした従来のシンフォニックサウンドと強化されたバンドサウンドとが縒り合さった
楽曲群の完成度は前作以上で、中でも「Le Sortilege」はその最たるものではないかと思います。
フィナーレの「Symphonia～静寂の誓い～」も、終盤にかけての舞台の最後を飾るような華やかさとスケール感は圧巻。 どの曲も迫力があって聴いていて気持ちが良いです。

第三幕はどうなるのか、その後は・・・と、今後がますます楽しみになりました。

　　　　　　　　　　　（/.K./さんのレビューを転載させていただきました。）

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