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Niklas Kvarforth Presents... (Usher-to-the-ETHER)


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Niklas Kvarforth Presents...

Vidar氏による独りドローン/フューネラルドゥームの1st「Pain Noise March」(2006年発表)に、SHININGのKvarforthがヴォーカルを加えたリイシュー盤。2008年発表。

低音のうねりがそのまま抑鬱感に繋がるような低音に、乾いたギターメロが乗る、サイケデリック/ナルコティックな作風で、Kvarforthが参加したバンドであるSKITLIVに近い音。ただ、2曲目や3曲目のラストなどでブラックメタル的なトレモロリフが、偏執的に挿入されるとはいえ、こちらの方がHR/HM色はより薄く、しかもKvarforth氏のヴォーカルが絶叫ではなく、持ち前の表現力で静かに恐怖を煽るタイプなので、より非人間的な印象。
…1曲目の後半、不意に神秘性を増す箇所なんて、意図せずして祟り神のような、超常的な「何か」と交信の回路が繋がってしまったかのようでかなり恐い。

例えば、WORSHIPほど哀しいメロがあれば、そこにシンクロする事で癒される事もあるかもしれないし、STALAGGH程のインパクトがあれば、刺激を求めて、意外と聴けてしまうかもしれません。しかし、これは精神的に少しずつ追い詰めていくような感じで、リスナーにそうした逃げ場を与えてくれません。お酒と向精神薬を同時に飲んで、更にこれを聴いたら本当にトリップするかも…決して実行しないで下さい。

…と言いつつ、もし人生にぶっ詰まったら実践してみてもいいかなーとか思う今日この頃(笑)。

Usher-to-the-ETHER ★★ (2010-02-01 19:41:00)