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Slave to the Thrill

このバンド、最初から日本では人気の出ない運命に魅入られていた。デビュー作は大野さんに、買うか買わないか迷う点数を付けたとレビューされ、次のアルバムは名物編集長に見つかり、そして再リリースされたEPはイマイチと酷評、そして、確か今作は増田さんだったかな?並と論じられる始末。極めつけは多分、藤木さんがダグのギターソロに対してスケールを追いかけるだけで好きになれないと、評価された過去があり、そういう複合技がもう決め手となった印象が強い。
今作がリリースされた当時、鼻息荒く文句をいうヤツが沢山いました。あれは一体なんだろうかと思い出すますね。

サウンド的には豪快なアメリカンロック路線に舵を切りました。前作にあった複雑な絡み、リズムもギターも、ストレートに打ち出すことはなく、拘りのアレンジとメロセンスで魅了、一曲の中に展開を設け一筋縄ではいかない印象を与えたが、今作は、無駄な装飾を取り外し、とにかく豪快でワイルドなアメリカンロック路線へと向かいました。
ホワイトスネイクのサーペンスアルバムみたいなヘヴィロック路線なんですよね、向こうはイギリス、こっちはアメリカ。その違いはありますが狙いは一緒、ギタリストとしてもダグ・アルドリッチがジョン・サイクスと比較して大きく劣ることもないし、今作で聴けるケリー・ハンセンのパフォーマンスはカヴァーデイルと比較しても遜色なし、もし負けたというのなら知名度くらいだろう。

曲に合わせ怒りを解き放ちロック然としたシャウトをかましたかと思えば、シットリと追いかけるエモーショナルヴォイス。なにより、どんな楽曲にも負けないパワーを持ちながら、変化自在にコントロール。彼の歌の上手さは批評家から酷評されたEP時代から突出していた。ジョー・リン・ターナーを溺愛する批評家がいたように、もし著名な批評家がケリー・ハンセンを激押ししていたら、今日の評価も変わったろう。もっとツッコんで言えば、今作&バンドの評価も違うはずだ。

パワフルなメジャーヘヴィロック①は大物フランク・ターナー・シムズのペンによるもの、ケリーは見事に期待に応えた。
キャッチーでパワフルなメロディックメタルの③、狙いすぎだが泣かせのバラード⑤、そしてハイライトとも言える繊細さとダイナミズムの対比が見事な⑥と、ケリー・ハンセンのハイパフォーマンスを堪能出来る楽曲がしっかりと揃っている。

売れたのは、ナーナナナナーのコーラスが良くも悪くも印象的なI'm On To Youのシングル効果&1988年という時代背景がある前作だが、欧米では、今作の方が支持されているというのが皮肉だ。確かに日本人は大陸的なグルーブよりも、情緒のあるメロディを好むので、⑦みたいな曲は単調に聞こえるのだが、⑨以降も手を替え品を替えアメリカンなサウンドと展開している。

方向性は変わったが前作を比較しても遜色のないクオリティを保持。サーペンスアルバムみたいなヘヴィロック路線が好きな人にはたまらんだろう。むしろ、ケリー・ハンセンの憂いのあるパワーヴォイスとダグ・アルドリッチの組み合わせはLIONでは、叶えられなかった夢を掴む可能性を感じさせるだけに、LIONファンが聴いても大いに楽しめるだろう。

個人的にはサーペンスアルバムは凄いアルバムだが、ホワイトスネイクらしくないと思っているので、今作がハリケーンらしくないという意見は理解できるが、良し悪しならば、質の高いアルバムであると断言できる。前作は画期的だったが、今作は王道を貫いた。外部ソングライターの手を借りたのも、①のようなドライブするメロディックメタルをやるためならば成功だろう。

このバンドは、ある意味、真摯に音を作っている。プロデューサーの意向を汲み取り器用に立ち回っている印象が強い。だが、彼らは安直なL.Aメタルとは一線を画す本格派のバンドである。技術的にも一流、それでなければ、この手のサウンドは二番煎じが強くなり、味が渋くて飲めたもんじゃない。レーベルに振り回された格好なんだろうが、ケリー・ハンセンの凄さが際立ったアルバムである。

改めて歌の上手さを再確認させられた。器用すぎたんだよね。なんでも出来るから、形を変えられる。要望に応え売れなかったら捨てられる。当時の音楽シーンがもたらした深刻な問題を想起させる一枚。
当時の批評におけるバイアスが掛らない世代や知らん人には大いに勧めたいですね。豪快なアメリカンロックが好きな人には①②③の流れは完璧でしょう。青空の下、大音量で聴きたくなりますよね。

今作はそういう方向性に舵をきった一枚。普遍性を追求して可能性を広げたことになります。

失恋船長 ★★★ (2024-07-17 04:05:29)


Over the Edge

残念ながらデビュー作がイマイチと烙印を押されてしまった実力派集団。特にケリー・ハンセンの憂いのある力強い歌声はバンドの看板を背負うのに十分な人材、その情緒のある歌声を軸に楽曲を構成、少々長めのイントロが気になるメロディックな①は、派手に突っ走る訳でも、ノリノリのポップソングでもないという姿勢に、このバンドの魅力を感じるが、駄作感が漂うアリス・クーパーのカヴァー、そしてI say na, na, na, na, na, naの繰り返しがカッコ悪い、狙いすぎだ。

そういう悪い流れを、④で盛り返す、アメリカンなグルーブとケリーの強烈な歌声がタフな面を強調、それでありながらも仕掛けがあり単調に流れてはいかない、その構成力とケリーの支える手練手管の寝業師軍団が魅力的なプレイで魅了と、仕切り直しに成功。シングルとしては③は正解だが、アルバムの流れ的には微妙だ。

⑥で聴かせるコーラスハーモニーの美しさ、ケリー・ハンセンはロックシンガー然とした力強さを前面に押し出し、楽曲を支配。そのエモーショナルな歌声は間違いなくハイライトだろう。③のような嘘くさいヒットソングよりも、断然⑥であろう。だからこそドラマティックな⑦へと繋がるのである。バンドはアルバムのハイライトを迎え、英国寄りのロックサウンドで、目先を変えることに成功。
どこかシニカルな要素を持つ⑧、バンドの守備範囲の広さを見せつけた。好き嫌いは別にアルバムの流れ的には、いいアクセントとなっている。

メタルバブルが吹き荒れる、この時代に彼らは実験的な要素の強いアルバムをリリースしてきた。レーベル主導の②③はご愛敬だが、仕掛けの多い作風である。メインストリームを意識していたならば本格的過ぎるのだが、ハードエッジを損なわないギターと、グルーヴィーなベース、そしてバンドサウンドに深みを与えるドラム。聴くべきアレンジが多い。
何度も言うがこういう作風ならば②と③はいらん。エニグマがプッシュするだろうと、名物編集長がレビューした事で、次の隠れたスター、ツウが知るバンドみたいな感じで持ち上げられた記憶があるのだが、キャピタルからも出ているので、そんな感じじゃなかったんだけどね。まぁ、ストライパーの前座やってたからね。

失恋船長 ★★★ (2024-07-16 01:44:48)


Hurricane / Take What You Want

歌メロが好きなんですよねぇ
リバーブの掛かったミックスも懐かしいです
バンド名をつけた曲だけに強力
そしてこのバンドの音楽性を端的に伝える曲でしょう
哀愁のメロディアスハードサウンドに耳がもっていかれます

失恋船長 ★★★ (2022-01-11 22:32:25)


Take What You Want

有名な商業誌にて、パッとしないとので買うか迷う点数でと言う批評をくらい70点代の前半を頂戴したデビューEP。このバンドの代名詞と言えるメロディと硬派なハードスタイルは既に確立。明るく脳天気、売れたいですよーという音楽性とは一線を画した音楽性を披露、勿論アメリカのバンドなので、濡れているが湿ってはいない光沢のあるメロディアスサウンドを展開、グルーブ感のあるリズムは心地よく鳴り響き、豪快な①から悪っぽい路地裏ハードサウンド②への流れなんかもベタですがグッと掴まれますよね。
ある意味、お約束感は強い、そこが批評家から苦言を呈されたのでしょうが、それなりのキャリアのあるメンバーが手堅い音楽性を踏襲しつつ聴かせるパートを設け適度に耳を刺激、この計算されたワイルドさとロックの持つダイナミズムの格好良さ、今となっては懐かしいミックスのドラムでさえ、これでいいと思わせる味わいが大好きです。
今ではお手軽に視聴できる機会も増えていますので、本格派のメロディアスアメリカンハードサウンドが好みの方なら聴いて損はしないでしょう。

失恋船長 ★★★ (2022-01-11 22:28:53)


Hurricane / Take What You Want

PVも作られたバンドのテーマ曲。
重量感溢れる曲調に、分厚いハーモニーに彩られた
ライブ映えするキャッチーなコーラス、そして仄かに
哀愁を帯びたメロディと、HURRICANEの魅力全部入りな名曲です。

火薬バカ一代 ★★★ (2021-10-21 23:23:02)


Take What You Want

FOREIGNERでルー・グラムの後任という大役を担うケリー・ハンセン(Vo)、カルロス・カヴァーゾ&ルディ・サーゾの実弟であるトニー・カヴァーゾ(Ds)&ロバート・サーゾ(G)、後にASIAに参加するジェイ・シェレン(B)らが在籍していたLAのプチ・スーパー・バンドHURRICANEが’85年に発表したデビュー・ミニ。ちなみにレコードは6曲入りで、CD化に際して更にもう1曲(アコギ独演のインスト・ナンバーで秀逸な出来栄え)が追加収録されています。また輸入盤と国内盤でジャケット・デザインが異なっていて、平凡なグループ・ショットが採用されている国内盤よりも、思わず目を凝らさずにはいられない輸入盤のアートワークの方がぐっとくる仕上がりなのは言うまでもありません。
ノリ良く重量感溢れるアメリカンなHRナンバーと、美麗なハーモニーとウェットなメロディに彩られた欧州風味の抒情性薫る楽曲の二本立てからなる本編は、メンバーが手練れ揃いだけあってこのバンドならではの美点が既に開花。タイトル通りHOT&HEAVYにぶちかまされる⑥のような前者路線の楽曲、一転してじっくりドラマティックに聴かせるプログレ・ハード調のバラード⑤のような後者路線の楽曲、それぞれどちらも大変魅力的ですが、取り分け合唱せずにはいられないライブ映えするキャッチネスと、哀愁を帯びたメロディを纏ってワイルドに跳ねる両路線のエッセンスを溶け合わせたバンドのテーマ曲④は、本作のハイライトたるインパクトを放つ名曲に仕上がっています。
「嵐が来る…!」とばかりに、1stフル『OVER THE EDGE』(’88年)に対する期待を煽る予告編としての役割を十二分に果たす逸品ですよ。

火薬バカ一代 ★★★ (2021-10-21 07:50:23)


Spark in My Heart / Over the Edge
少々オカルトホラータッチの鐘の音
イントロで鳴るのですが展開が読めない
そこから男らしい硬派なメロディアスロックに流れる
十分大衆性も完備しているが真面目な音は頼もしいし素直にカッコいいと思う
映画悪魔のいけにえ3には勿体ない曲ですね
何度聴いても襟を正したくなる凛とした佇まいと裏切りがカッコいい中盤の陽性パートもクール
個人的には歴史に残る名曲だと思っている

失恋船長 ★★★ (2021-10-11 03:35:55)


Over the Edge

この時代のLAは本当に上質なバンドで溢れていました。
QUIET RIOTの弟分(カルロス・カヴァーゾとルディ・サーゾの弟がGとBだったから)と呼ばれていたLAメタルバンド。とはいっても、QRとは全く違う少し湿り気のある王道HR。メロディアスでフックのある曲はどれも上質。①③④⑥はかなりお気に入りです。なんじゃこらだのいらねーだの言われている⑩も結構好きなんですけどね。
上質な曲と同時に特筆すべきなのは、ソウルフルな歌唱を聴かせるケリー・ハンセン。後にフォリナーのフロントマンになったのには驚きましたが、納得の実力です。ドラムのジェイ・シェレンがエイジアやイエスに参加したり、ロバート・サーゾが(分裂)クイーンズ・ライチに入ったりと、思えば凄腕の安定したバンドだった訳ですね。

Tamasa ★★★ (2020-09-03 20:01:09)


Shout / Over the Edge
当時、某国営FM放送のHM/HR系番組のオープニング曲として抜擢された1曲(DJは西森マリー女史!!!)。
①や⑥辺りと同様のドラマティックさを備えた名曲。
A~Bメロ...そしてサビへと展開する様は硬派なアメリカンハードの良心。
そしてケリー・ハンセンの歌唱とクリア/ダイナミックな音像がとても良く合っている。

聖なる守護神 ★★★ (2020-05-13 10:20:40)


Over the Edge

硬派なアメリカンハードロックの逸品。
デビューEPの国内編集盤にもシングルver.追加収録され、今回フルver.で幕開けに収録された①は名曲。物々しい雰囲気づくりからのアコギそして硬派なハードロックは否応なしにガッツポーズで、ケリー・ハンセンのハリのある歌唱が曲と呼応する。
既に①で感じると思うが、かのSTRYPER所属で知られたインディーの『ENIGMA Records』であるもののマイク・クリンクとボブ・エズリンを起用出来た事も大きく作用し、クリアでダイナミックそして引き締まった音作りを出来た事も指摘しておかなくてはいけない。
またスマッシュヒットした③も①同様にEPに追加収録されているが、キャッチーなサビは本作に良いアクセントになっている。
そしていきなりサビからという意表を突くドラマティックに展開する名曲中の名曲⑥は当時(お好みテープに入れて)ヘビロテだったが今聴いても十分名曲といえる1曲で、この作品の水準をまた一段と引き上げているといえるのではないか(終盤転調部分のアレンジなども見事なものだ)。
B級映画『Leatherface』のサントラ(LAAZ ROCKITがテーマ曲"Leatherface"を収録した事でも一部マニアには知られる)に収録されてた⑦も途中ブレイク部分がやや唐突な展開もあるが、曲自体は①④⑥に通じるモノ。
そして個人的には名曲と思う⑨はとても懐かしい1曲だ。当時HM/HR系の日本語対訳を数多くされていた西森マリー女史がDJを務めた某国営FM放送である時期オープニング曲として使用されていた1曲でそのカッコ良さに一発で気に入ったからさ...勿論コレも名曲の域だ。
メタルインストをバックに電話口で男女の他愛もない会話がされる⑩はご愛敬だが、簡単な日常会話なので、英会話練習ツールの"スピードラー〇ング的!?"使い方をしてみるのもイイかも...ね。
カバー曲やポップ/キャッチーな曲な中にも要所を硬派なHR曲を配置したアルバム構成とその高水準な楽曲を生んだコンポーズ力などもっともっと評価されてイイ作品だ。

聖なる守護神 ★★★ (2020-05-13 10:07:13)


Happy to Be Your Fool / Liquifury
じっくりコトコト煮込むような感じで盛り上がっていくスロー・ナンバー。
仄かにブルージーな薫りも漂いますが、埃っぽさは全くない辺りがこのバンドらしい。
こういうノリの楽曲を歌わせたらケリー・ハンセンは絶品です。

火薬バカ一代 ★★★ (2019-09-08 00:48:40)


Liquifury

ルディ・サーゾの弟ロバート・サーゾ(G)、カルロス・カヴァーゾの弟トニー・カヴァーゾ(B)、後にASIA等に加入するジェイ・シェレン(Ds)、そして現FOREIGNERのケリー・ハンセン(Vo)という面子により結成され、文字通り台風の如く大暴れすることが期待されましたが、いつの間にか温帯低気圧化して解散してしまったLAのHURRICANEが復活。'01年にFRONTIERS RECORDSからこの3rdフル・アルバムを発表しました。
尤も、正式メンバーはケリーとジェイの2人のみ。残りのパートはセッション・ミュージシャンで賄うという、バンドっちゅうよりはプロジェクトというべき体制でレコーディングは行われています。ただダグ・アルドリッジが参加するも大味なアメリカンHM化が進行しやや拍子抜けだった2nd『SLAVE TO THE THRILL』(’90年)に比べると、本作はメロディのフックと湿り気がかなりの戻ってきていて、プログレ・ハード風味もあった1st『OVER THE EDGE』(’88年)と、よりギター・オリエンテッドな作風を提示した前作『SLAVE~』の中間ぐらいに位置する、バランスの取れたサウンドに仕上がっています。
特に、イントロ①の焦らしを蹴破って歯切れ良くロックする疾走ナンバー②、ジェイ・シェレンのシュアなドラミングが気持ちいい④、ブルージーな薫りも漂わせつつエモーショナルに盛り上がっていく⑥、都会的な愁いを帯びて駆け抜ける⑩辺りは、そうした本作の魅力を分かり易く体現している楽曲ではないかと。あと、これらの楽曲におけるケリー・ハンセンの情熱的な歌声の素晴らしさについてはいちいち言及しません。最高に決まっています。
復活作として上々の出来栄えでしたが、後が続かなかったのが残念ですね。

火薬バカ一代 ★★ (2019-09-06 00:36:19)


Slave to the Thrill

"例のマーク・エドワーズのベネフィット!?"の事もあって何故かこのバンドが悪者のように扱われてしまったのは不運の何物でもないが、前作は硬派なアメリカンメロディアスハードの名盤だったのに比べると、本作は駄作の何物でもない...ダグのプレイだのがどうだとかいったってこの手のバンドの生命線は間違いなく楽曲の良し悪しな訳で...そのダグもコンポーズ力はなかった訳だから...ね。

個人的には美麗ジャケ以外に取り柄が無いとアルバムと思えるが。

聖なる守護神 (2017-03-10 16:27:48)


Slave to the Thrill


昔から思ってたんですけど、ダグは上手いけどなんの特徴もない気がします。色々なバンドで弾いてますけど、残らないと言うか…。
もったいない。

名無し (2016-12-12 00:32:53)


Slave to the Thrill

初めて目にした時は「ギーガー謹製か?」と思ってしまった強烈なアートワーク(機械に犯されそうになっている全裸の女性)が物議を醸した'90年発表の2ndアルバム。シーンの潮目の変化を察知し、よりアグレッシブな方向へ進むために、ポップ志向の持ち主だったロバート・サーゾと袂を分かち――実際はマネージメント主導の解雇劇だったとのキャプテン和田情報あり――その後任ギタリストに、元LIONのダグ・アルドリッチを加えたラインナップでレコーディングされています。
いかにもアメリカンなノリの良さで攻めて来る豪快なロックンロールと、ドラマティック且つメロディアスなプログレ・ハードというの二路線構成が取られた好盤に仕上がっていた前作『OVER THE EDGE』(’88年)に比べると、吹けよ風、呼べよ嵐状態(まさしくハリケーン)なSEから幕が上がる今回は、明らかに前者に比重が偏っていて「あいやー、そっちへ進んじゃいましたか」と。
無論、ダグ・アルドリッチのフラッシーなGプレイ、ケリー・ハンセンのエモーショナルな歌唱(流石、現FOREINER)をフィーチュアした楽曲の質は低くありません。しかしながら、“失われた愛の夢”なる邦題を冠されたバラード⑤、哀愁のHRナンバー⑥、ブルージーな味わいを有する⑦といった、本編中盤に並ぶメロディアスな楽曲が魅力的なだけに、HURRICANEには是非ともこっち方面へ進んで欲しかったなぁ…と、今更詮無いことを考えてしまうわけです。

火薬バカ一代 ★★ (2016-08-28 22:56:32)


Spark in My Heart / Over the Edge
アメリカのバンドというよりもヨーロピアンな湿った風情と
キメがビシバシ入る曲調がプログレ・ハード的な味わいも醸し出す
アルバム後半のハイライト・ナンバー。
劇的な雰囲気を盛り上げる、鐘の音(?)のアレンジが秀逸。

火薬バカ一代 ★★★ (2016-07-30 00:36:13)


Over the Edge / Over the Edge
一聴して度肝を抜かれるのが、ケリー・ハンセンのVoの素晴らしさ。
そりゃこんだけズバ抜けた歌唱力を持っていたら、
120人のオーディションを勝ち抜けますわなと。
そして勿論、LAのバンドらしからぬ(?)
力強くも愁いを帯びたドラマティックな曲展開も胸を打ちます。

火薬バカ一代 ★★★ (2016-07-30 00:32:26)


Over the Edge / Over the Edge
一聴して度肝を抜かれるのが、ケリー・ハンセンのVoの素晴らしさ。
そりゃこんだけズバ抜けた歌唱力を持っていたら、
120人のオーディションを勝ち抜けますわなと。
そして勿論、LAのバンドらしからぬ(?)
力強くも愁いを帯びたドラマティックな曲展開も胸を打ちます。

火薬バカ一代 ★★★ (2016-07-30 00:32:26)


Over the Edge

ルディ・サーゾの実弟ロバート・サーゾ(G)、カルロス・カヴァーゾの実兄トニー・カヴァーゾ(B)により結成され、後にダグ・アルドリッチ(G)がラインナップに加わったことでも知られるバンドが、デビューEP『TAKE WHAT YOU WANT』(’86年)に続いて'88年にENIGMA RECORDSから発表した1stフル・アルバム。
HURRICANEについては、「LIONのマーク・エドワーズ(Ds)ベネフィット・コンサートに絡むゴタゴタに巻き込まれてしまった不運なバンド」程度の認識で、結構最近まで作品自体はまともに聴いたことがありませんでした(申し訳ない)。「まぁLA出身だし、売れ線のロックンロールでも演ってんのかな~」とか思いつつ、暢気にCDを再生してみたらビックリですよ。120人を超えるオーディション参加者の中から選抜されたというケリー・ハンセン(Vo)の抜群にエモーショナルな歌声といい、安定感/表現力に富む楽器陣のパフォーマンスといい、本作に託されているのは「ノらせる」ことよりも「聴かせる」ことに主眼を置いた、プログレ・ハードばりのドラマ性と正統派アメリカンHRの大衆性を併せ持ったサウンド。少々、収録楽曲の出来・不出来にバラつきが見られる点にもどかしさを覚えながらも、本編の幕開け役を担うアルバム表題曲①と、中盤を劇的に引き締める⑦というドラマティックな2曲は間違いなく名曲ですし、“愛は嵐のように”なる邦題を冠されたバンドのテーマ曲(?)④、キャッチーな⑥⑨辺りも「おっ」となる逸品。
メンバーがキャリアを積んだ人達の集まりという点も含めて、こりゃ確かに解説でTOTOを引き合いに出して語られているのも納得だなぁと思わされる1枚。

火薬バカ一代 ★★★ (2016-07-28 23:28:42)


Messin' With a Hurricane / Over the Edge
多分コレがバンドのテーマ曲だろうね、なかなかカッコいい。ただ肝心なサビが寸詰まりな感じでインパクトがイマイチ。

MK-OVERDRIVE ★★ (2013-07-06 20:31:02)