1989年にスウェーデンのイェーテボリにて結成されたメロディック・デスメタルバンド。
メロディック・デスメタル黎明期に結成され、同郷のIn Flames、At The Gatesらと共にその音楽スタイルを確立させたバンドの1つである。
『The Gallery』や『The Mind's I』発表当時、Mikael Stanneの歌声は「世界一美しいデスヴォイス」と賞賛されていたが、喉を痛めて思うように歌えなくなってしまった。『Projector』ではデスヴォイスを封印し、音楽性も耽美的な方向へと変化させたが、『Haven』でMikaelは初期とは発声を変えることでデスヴォイスを復活させることに成功。続く『Damage Done』では、『Haven』より更に市場を意識したかのようで、アップテンポかつストレートなGが目立ち、また1曲1曲の長さが3-4分の短い曲が多くなり、全曲通してパワフルさとスピード感ある編成となった。『Charactor』は、『Damage Done』の色を継ぎつつもKeyの耽美的旋律を組み入れ、4分超の曲も増え、初期のメランコリックな曲調と突き刺さるデスヴォイスという"Dark Tranquillity的"手法をより一層昇華させ、「完全復活」を強く印象付けた。以後も、意欲的に音楽的進化を続けており、10thアルバム『Construct』では全米171位を記録した。
また、In Flamesとは親交があり、初期のIn Flamesのアルバムに、Dark Tranquillityのメンバーがサポートメンバーとしてレコーディングに参加していることからも、彼らの親交の深さが伺える。ちなみに、HammerFallというバンドも元々は、親交のある彼らによって、コンテスト等に出演する際の「お遊びバンド」として結成されたものである。
2012年までに単独公演として6度の来日公演を果たしている。
また、ギタリストのNiklas SundinはCGデザインアーティストという側面も持っており、4thアルバム「Projector」より、バンドのアルバムジャケット及びアートワークを手がけている。他にも、In FlamesやArch Enemyなどのバンドから若手バンドのアルバムジャケットまで幅広く手がけており、現在ではオファーが殺到しているようである。
Current members
Niklas Sundin – guitar (1989–present)
Anders Jivarp – drums (1989–present)
Mikael Stanne – vocals (1993–present), guitar (1989–1993)
Martin Henriksson – guitar (1999–present), bass (1989–1999, 2013)
Martin Brändström – keyboards, programming (1999–present)