HOUSE OF LORDSのVoジェイムス・クリスチャンの奥様でも知られる女性シンガー、ロビン・ベックが1989年にリリースした2nd。クレジットにデスモンド・チャイルド、ダイアン・ウォーレンと来ればハードポップマニアなら食指が動くでしょう、その期待に答えてくれる女性ならではの艶と色気を伴うハスキーヴォイスがフックに富んだ哀愁のメロディを優美に力強くなぞるハードなAOR調の名盤です。ゲストにスティーブン・ルカサーの名前もあり豪華な雰囲気が滲み出ているのも今作の聴きどころ、ロック然とした豪快さと繊細なメロディを生かしたアレンジ、流石はデスモンドチャイルドといいたくなります。いわゆる唄モノです、ジャーニーのようなソフトケイスされたアメリカンロックですが、彼女の情感豊かな歌声と壮麗なメロディが極上の癒しを運んでくれますね