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「曲のスピード」って何だろう?
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「曲のスピード」って何だろう?
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解説 - 「曲のスピード」って何だろう?
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コメント


Recent 20 Comments



1. Metropolis (2003-03-18 18:14:00)

ナパーム・デスの「SCUM」を昨日聞きましたが、聞いてみて「速い」って何だろう?って感じました。物理的には彼らは最速の部類に入るでしょうし、他デスメタルの連中はものすごく速い曲を書きます。でも、僕の中で最速メタルは、未だにMETALLICA、SLAYERやNWOBHMですし、普通のHR/HMバンドの疾走曲のほうが疾走感を感じてしまうんですね。
デス連中の激速ナンバーは物理的速度はありますよ。しかし、「奇をてらっている」感もなきにしもあらずです。やはりこう考えると初めにメロディ、楽曲ありきで物理的速度は後からくるものだと思います。HELLOWEENの誰かが「B!」のインタビューで「MAIDEN聞いてもっと速いのが聞きたくなってVENOMまで行ったらそれからはまともな音楽が聞きたいって思うようになった」と語っていましたが、スラッシュブームの中学、高校時代の頃、「これは速いぞ、へヴィだぞ」といわれていろいろなスラッシュに手を出しましたが、結局今、心に残っているのってANTHRAX、METALLICA、SLAYERくらいです。彼らはスピード云々もありましたが、強烈に心に残る曲を書いてました。これはギターにもいえると思います。音速ギターが80年代後半雨後のタケノコのように出てましたが、やはり当時の連中の指標となったインギーが最強ですし、インギーより遅くても、リッチーのソロの方が速さを感じてしまうんですね。
「速さ」に関する皆さんのご意見をお聞かせいただけませんか?




2. Metropolis (2003-03-18 18:19:00)

ちなみに80年代以降のフェイバリット疾走ナンバーベスト10は以下の通りです。やはり物理的速さよりも疾走感、高揚間を覚えるナンバーが主体になってます。
1FEAR THE FORCE/TEN
2THE NAME OF THE ROSE/TEN
3ACES HIGH/IRON MAIDEN
4SILENT JEALOUSY/X
5FREEWHEEL BURNING/JUDAS PRIEST
6PAINKILLER/JUDAS PRIEST
7THE GLASS PRISON/DREAM THEATER
8BATTERY/METALLICA
9DAMAGE INC/METALLICA
10RIDE THE SKY/HELLOWEEN




3. YOSI (2003-03-18 19:24:00)

僕の場合・・・。
曲のスピードというと普通「バッキングのリズムの速さ」と思われがちですが、僕はむしろ「Voの乗せ方の速さ」が疾走感のカギだと思います。曲の良し悪しは別として、いくらバッキングのDr等が速く叩いていても、その上にのるVoラインがゆったりしていては、「疾走」というより「優雅」という印象になります。例えばMetropolisさんの挙げられている曲ではTENなんかは特に、素晴らしい曲だとは思いますが、「疾走曲」という感じではないです。しかし究極の超絶早口Voラインを持つJPのFREEWHEEL BURNINGなんかは、僕にとってもまさに絵に描いたような理想の疾走曲です。
あと僕は、曲の「速度」だけじゃなく「加速度」にも注目したいです。いくら速くとも1曲丸ごと同じテンポ・テンションが続いては、「速さ」に慣れてしまい。「体感速度」が落ちてきます。例えスローな曲でも、瞬間的にテンポアップしたり、曲の中にスローパートとスピードパートを巧みに配してあるような場合、ためてから加速していく一瞬に凄い高揚感を感じます。JPの「THE SETINEL」とか「SINNER」なんかがその典型かなと。
さらにテンポそのものは全然速くなくとも、緊張感が極限まで高まってそれが解放されたときなんかに凄い疾走感を感じます。たとえばMAIDENの「HALLOWED BE THY NAME」の不穏なイントロから歌が入る一瞬とか、DREAM THEATERの「PULL ME UNDER」のスローで妖しげな序盤から、一気にテンションを上げる展開部などにも「強烈なスピード感」を感じます。



4. Metropolis (2003-03-18 21:09:00)

YOSIさんどうもです。
>曲のスピードというと普通「バッキングのリズムの速さ」と思われがちですが、僕はむしろ「Voの乗せ方の速さ」が疾走感のカギだと思います
>しかし究極の超絶早口Voラインを持つJPのFREEWHEEL BURNINGなんかは、僕にとってもまさに絵に描いたような理想の疾走曲です。
なるほどφ(.. )
>あと僕は、曲の「速度」だけじゃなく「加速度」にも注目したいです。
>JPの「THE SETINEL」とか「SINNER」なんかがその典型かなと。
「SINNER」にはあまり感じませんでしたが、「THE SETINEL」は、やはり、あの加速が「THE SETINEL」最強!とうなる一因かもしれませんね。
同じような感じの曲にDIOの「DON'T TALK TO STRANGER」やSCORPIONSの「COMING HOME」などがあるのに気付きました。あれは非常にしっとりとした立ち上がりからガーンと加速して高揚感を生み出してますね。




5. JENESIS (2003-03-18 21:30:00)

Metropolisさん、お久しぶりです。
「速さ」についての話題は「X JAPANについて語れ!」で、激しい議論が繰り広げられていましたよね。
そう、NAPALM DEATHの「SCUM」は'80年代当時、世界最速の曲と言われていたほどでした。ただ速いだけでなく、見事な技法で速さを演出しています。スローな前半部分から一気に速くなる展開が、余計に速さを際立たせているわけです。また、「ブラスト・ビート」という激速ドラムの起源もここにあるのではないかと思われます。
Xのところでも書きましたが、僕は昔から、病的にも恐ろしく速い曲が好きでした。ロックを知ってからこれはずっと変わっていません。その挙句辿り着いたのが、SLAYERを経てNAPALM DEATHといった感じです。
「曲のスピード」ってなんだろう?という疑問についてですが、例えば「SCUM」の場合だと、ドラムだけでいえば確かに600を超えていますが、ギターとヴォーカルなどに関しては決してそうではないはずです。逆に、SLAYERの場合だと、ドラムの速さは前者の3分の1であるのに対し、ギターとヴォーカルは前者と比べ3倍以上も速いと思います。リフの刻みは超高速オルタネイト、歌い方は非常に早口なので全然聴き取りにくいような気がします。曲の速さの基準はドラムの速さで主に決まると思うのですが、必ずしもそうだとは言い切れませんね。
あまり参考にならない文章だったと思いますが、僕も「曲の速さ」という事柄に関しては非常に興味を持っています。ただ、曲自体にせよ、ギター・ソロにせよ、速さを求めれば求める程、メロディー感やエモーションが乏しくなってくるのは、「速さ」という原理の宿命ですよね(まあ中には例外的なテクニシャンもいるとは思いますが)。



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