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今週のアルバム10選
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今週のアルバム10選
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827. 失恋船長 (2024-07-23 13:52:50)

『ヘヴィメタルが聴きたい㉘』後編



①Killers - Murder One
ポール・ディアノの歴史の中でも実に正攻法で迫るメタルをやっている
T-REXのカバーにメイデンを解禁と
ファンに期待に応えたポールのカミソリシャウトは破壊力抜群
シーンへとカムバックするも次のアルバムではモダン化
一気に求心力を失いバンドは解散へと向かう




②Breeze Least - Breeze Least
様式美系の叙情派ハードサウンドの大傑作
オフィシャルな形でCD化がないので世に知られていないが
独創的なギタープレイの数々に心奪われるでしょう
ネオクラとは違うフーガロックサウンド
今聴いても色あせません
古典中の古典です









③人間椅子 - 色即是空
勢いの落ちないヘヴィネスサウンド
古典ロックを今なお脇見もせずにやり切っている
何をやっても人間椅子と思わせるだけの腕と音をもっている
数少ないバンドだ






④Saxon - Carpe Diem
レミー・キルスター亡き後は俺達が英国のハードシーンを守る
そうでもいいたげな80年代型メタルの復権
日本でしか通用しないNWOBHM四天王とかサクソンアメリカンナイズド
そんな妄言を信じる雑誌パクりの複アカ自称サクソンファン軍団の迷惑行為によって
このバンドは80~90年代に掛けて随分とワリを喰った
日本で受けた受難の時代をワタクシはイチミリも忘れません
ワシはコロコロとメディアの評価に左右されて意見を変えるヤツを絶対に許しません
人の人生をなんだと思っている
簡単に意見を覆すなである
前作の影響もあったのだろう
現代的なエキストリームパワーメタルと手を切ったのは大正解だが
若い人には逆の評価を受ける可能性はあるだろう
難しい問題だがキャリアの終焉を迎える前にカムバックした印象を与えたのは大きい
やはりビフが大病を患ったというのも影響を与えたのかも知れない





⑤LOUDNESS - THE BIRTHDAY EVE
個人的に最も聴いたアルバムの一つだろう
何百回聴いたかわからなん
歴史に残る金字塔アルバム
日本のメタル史の幕開けを飾った
ダークな英国テイストがたまらん
OPEN YOUR EYESみたいな曲を20歳そこそこの若もんが作るとはね
勢いだけじゃないセンスと構成力を見せつけた
皆が天才的な才能と個性を持っていた
奇跡の産物である




828. 失恋船長 (2024-08-07 01:07:45)

『哀メロハードポップで納涼祭』



①STRATUS - THROWING SHAPES
今は亡き私の彼は左利きなサウスポードラマー
元メイデンのクライブ・バーがドラムと担当
いい仕事をしていますが
このバンドはキーボードが肝
ソフトケイスされた叙情派サウンドですが
クライブは叩いています
バーニー・ショウそしてトロイ兄弟
今となっては超豪華なメンツだ


②TOUCH - The Complete Works I & II Disc 1\TOUCH - The Complete Works I & II
幻のセカンドアルバムもパッケージした名盤の復活作
何度聴いてもファーストのオープニングナンバー
Don't You Know What Love Isが最高にカッコいい
タイプの異なるツインヴォール
胸を締め付ける哀愁のメロディと切り込むギターソロ
コンパクトだが見せ場は十分
そしてキーボードのフレーズが飛び込んできて昇天
この一曲だけでもキラーなのだが
アルバム単位で楽しめる名盤だ
哀メロ派ならばグッとくること間違いなし






③STATETROOPER - STATETROOPER
英国的湿り気のあるサウンドに爽やかな風を運んでくるキーボード
その感触は聴きやすさを誘発するがブルース・ビスランドがパンチ力を添付
そしてジェフ・サマーズがイイ曲を書きバンドサウンドをギタリストとしてもリード
オッサン声のゲイリー・バーテンには似合わないが
彼のメロセンスが活かされているという痛し痒しな状況を打破できていないのが肝
そこが好きになれば名盤だが
あと一歩感は拭い去れないが力強さのあるメロディアスハードサウンドは今でも十分通用する





④DA VINCI - AMBITION ROCKS
2017年に復活作をリリースした北欧のバンド
本当に嬉しかったのですが続報がありません
残念ですねぇ
初期の2枚も素晴らしいので
この北欧ライクなメロディックメタルに興味を持ちましたら
是非との初期作に手を出してください





⑤Bow Wow - Guarantee
四畳半フォークみたいな昭和歌謡テイストが増量された
でも恭司の泣きのギターはオープニングから炸裂
作詞阿久悠だもんなぁ
桑名正博が作曲したりともうねぇ
昔は全く受け入れられませんでしたが
オジサンになると受け止められる器量が出ました
メインヴォーカル斉藤光浩というのもポイントなアルバム




829. 失恋船長 (2024-08-13 06:30:57)

『哀メロハードポップで納涼祭』後半



①ROBIN BECK - Do You Miss Me
紆余曲折を経て辿り着いたメロディック路線
全作がアコースティカルなスタイルに軸足を置いてたので
今作の方向性に往年のファンは歓喜したでしょうね
哀愁のハードサウンドと円熟味を増した歌声
デスモンド・チャイルドが作曲人にいるのも興味をそそるポイントでしょう



②JOE LAMONT - Secrets You Keep
シャレコキサウンドですよね
キーボードも全開
そこにハード目のギターが絡む
程よい哀愁とロックテイスト
寝苦しい夜のフラストレーションを払拭してくれる好盤
この時期は思い出したように聴きたくなりますね






③Lyin Rampant - Up And Cumin
ビフ・バイフォード似のシンガーが唄う英国式叙情派ハードサウンド
ハードポップという括りは違うのかも知れないが
NWOBHM残党組が80年代中期から後期に掛けて変遷した
ポップ化サウンドの中では上位に食い込む成功例だ
日本では絶望的に無名だが
イタリアでブレイクした実績がある
だからイタリアのレーベルから再発もされたのだろう
内容は高レベル
哀愁のメロディと適度なハードさ
湿り気のある英国的様式美スタイルはマニアならずとも惹きつけるものがある
このあたりで少々つっこまいとねつっこまいとね
まぁ典型的なお色気ジャケが損している





④Torben Schmidt - A Bit on the Side
キー・マルセロのギターもいいですよね
甘いだけじゃない90年代初頭の70年代的なスタイルの曲もクール
流石は北欧メタルマイスターのソロアルバムです
メロディ派のマニアから愛される彼ですが
世間一般の認知度は低い
やはり雑誌が取り上げないとダメなんだろう
癖のないエモーショナルな歌声は万人受けするでしょうね
そしてメロセンスに唸りますよ




⑤斉藤さおり - Love' Less
アイドルコンテストみたいなもんで優勝してデビューをした彼女
アイドルにうつつを抜かした事が無いので詳しくないのだが
可愛らしいルックスながら歌も上手くデビュー時からアメリカンなロックを歌っていた
後に麻倉晶そしてロマンティックモードとして活躍する彼女ですが
斉藤さおり名義のラストアルバムとなる今作も
叙情派ハードポップマニアにはピンとくるものがあるでしょう
彼女のような存在を受け止める芸能界はないのよね
アイドルならキャピキャピしないといけないし
本人は嫌だろうしね
難しい問題だよ




830. 失恋船長 (2024-08-21 07:54:52)

『残暑を吹っ飛ばせチョイハードなヤツで編』


①Russ Ballard - Barnet Dogs
もはやソングライターとして有名なラス・バラード
何故彼は日本で人気が出なかったのでしょうね?
ルックスが良くないからかねぇ
ラスのソロ作の中では指折りのハードな作風
だが相変わらずバラエティ豊かな曲調と
耳を捉えて離さないフック満載のメロディに魅了される
もっと認知されるべき一枚だ
勿論他のアーティストがここからも取り上げられていますよ




②Mislead Gentle - Persuasion
バンドとしてはこれからという矢先に結婚しますといってTindrumをさったTOVE嬢
90年代の終わりにシンガーとして復帰します
本当の理由は何だったんだろう?
なんて考えたりますが
彼女の超音波ハイトーンは健在
少々一本気な歌い方なんだけどハマると魅力が倍増
軽やかでチョイハードなサウンドにはフィットしている
サブスクにないようなで頼むよ
ワシはあのCDを高額で転売したいんじゃ







③Aphasia - Wings Of Fire
インディーズ時代にリリースされたフルアルバム
待望のフルアルバムだった
全作よりもバンド感が強まり強化されたアンサンブル
等身大の魅力は微笑ましい
この身の丈にあったドラマ性を有する叙情派ハードサウンド
今なお色あせることはない
上手い下手で語るのがメタルではない
普段メタルを聴かない初心者にも勧めたい親しみやすさ
やはり分かりやすいメロディとストレートに解放されるロック魂
その放出された輝きに濁りはなかった





④Gregg Rolie – Gringo
元々はHands Of Timeというタイトルでリリースされたアルバム
再発の際にタイトルが差し替えられた
彼のキャリアから想像される大衆性を完備したAORサウンド
同じくキャリアからくる豪華ゲストを迎え
実にオシャレで親しみやすいサウンドを作り上げた
なぜドイツのレーベルからリリースだったのだろう?
当然日本でもマニアにしか伝わらなかった
酷暑を乗りきる哀愁のサウンド
でも全然ハードじゃなかった…





⑤Jukebox Heroes - Jukebox Heroes
Juke Box Heroと言えばフォリナーだろうと
思い浮かんだ方にはピンとくる音楽性
全曲名曲とはいかないが方向性は支持できる
日本人好みのメロディとロックサウンド
メジャーになりきれなかった男達に興味をそそられる
マニア筋にはたまらん一品だ
勿論メロディックなロックが好きな人にも訴求する魅力が満載




831. 失恋船長 (2024-08-27 08:26:30)

『残暑を吹っ飛ばせチョイハードなヤツで編』後半


①TYGERS OF PAN TANG - BURNING IN THE SHADE
もはやジョン・デヴァリルのソロとなったアルバム
NWOBHMファイターとしての面影はありませんが
これが80年代中期からの流れなんですよね
ここまで路線変更したら逆に清々しいです
上手い唄を堪能出来る一枚
納涼です
そしてここまで変わらされたのはホラー映画並の恐怖である



②Jeff Paris - Wired Up
のちにVIXENに提供したONE NIGHT ALONEとCRYINの
オリジナルヴァージョンが収録されている事でも有名
ドラムはマット・ソーラム
ギターにマイケル・トンプソン
ベースはゲイリー・ムーンという豪華さ
プロデューサーにトニー・プラッタ
ミキシングはボブ・ロックときています
これでハズレなわけがないでしょう
唄モノロックを愛するマニアならば迷わず手を出してください
上手い唄とフックのある哀愁たっぷりの情熱的なメロディ
Van ZantのHeart to the flameをカバーしているセンスに共感したならば是非








③Wildlife - Wildlife
FMで活躍するオーバーランド兄弟とサイモン・カークが立ち上げたバンド
アルバム一枚で消えたのは残念だが
歌の上手さが際立つアメリカンサウンド
その土着的な味わいと洗練された歌声
なんとも奇妙な味わいだが
そこが最大の魅力
ポール・ロジャース風ということなのだろう
こういう飾り気のないシンプルなロックは今となっては貴重
温故知新を訪ねて楽しんで欲しい




④Strangewaysl – Strangeways
テリー・ブロック時代の方が有名ですが
この時代の彼らも極上の英国産メロディックメタルを披露
トニー・リデルの切ない歌声も十分に機能しています
英国ハードシーンの良心的なサウンドですね
売れ線ですが迎合しすぎていないのが素敵
ギターもバリバリだしね




⑤Mikael Erlandsson - The 1
It's Alright と一曲で多くのマニアを泣かせた名曲が収録された一枚
ゼロコーポレーションに偉業の一つ
そしてこれを受け止めたメディアにも感謝したい
メタルではないが哀メロハードサウンドに焦がれるマニアには一生もんだろう
今となっては過去の作品であり
世代によっては知名度はゼロだ
こういう音はジャンル不問で楽しめるはず
もう洋楽邦楽だと区別する時代は終わったと思っている




832. 失恋船長 (2024-09-03 20:17:14)

『ヘヴィメタルが聴きたい㉙』



①Mark Edwards - Code of Honor
LIONなどで活躍したマーク・エドワーズのソロアルバム
ギターはビリー・リースギャングという玄人好みの実力者
それだけにテンションの高いインスト作品になっています
コージーも取り上げたDNACE WITH THE DEVILも取り上げ
賑やかにやってくれます



②Quartz- Stand Up And Fight
NWOBHMですねぇ
それ以外のなにものでもありません
NWOBHMは1980年から81年に起きた事象だから
音楽性とは関係ないと永遠の眠りについた寝言をいう輩に出会った
時の衝撃は忘れませんが
でもNWOBHM四天王を2000年以降に信じているヤツに出会った時は記憶喪失になりかけました
恐ろしいヤツが多すぎるよ
この圧倒するアングラなパワー
今聴いても色あせませんね








③Midnight Sun-Metal Machine
SFタッチの世界観を音楽性に落とし込む事に成功
ピート・サウンドベリ脱退の危機を音楽性の
リニューアルで乗りきったのは見事
メタリックだが北欧らしい甘さが全体を包み込み
聴きやすさを誘発している
離れ技をやったヨナス・レインゴールドに脱帽です









④VOLCANO - GODSPEED
オールドスクールなメタルとスラッシュメタルの融合
そこに泣きのメロディを盛り込むストロングなスタイルは
彼らのオリジナルティを一層強化
メロデスではない泣きに感情が揺さぶられる
日本語詩も違和感なし
NOVさんの歌声あってのVOLCANOだろう
この音の受け止められるシンガーはそうはいない



⑤SUBWAY - SUBWAY
地下鉄&お好みのカスタマイズが出来るお店しか
イメージがわかないバンド名が損している
ドイツ産のメロディックメタル
国内盤はベアナックルからリリース
絶対AVEXの商品にあの雑誌は厳しかったよなぁ
結構な名盤が出ているんですけどね
惜しいレーベルだったよベアナックルはさ
このアルバムはお気にいり
攻撃性を緩めないハードなサウンド
ギターオリエンテッドな作風だった
フック満載哀愁のメロディと質実剛健とした力強さに魅了される
ロマンティックなヤツもあるのよねぇ
ノリがいいのもあるのよ




833. 失恋船長 (2024-09-09 23:07:50)

『ヘヴィメタルが聴きたい㉙』後編



①ANTHEM - HUNTING TIME
頭からケツまで無駄のない構成のアルバム
今聴いてもこの時代のANTHEMは頂点に達していた
メタル黄金期に世界中のコアなマニアから熱視線を送られた傑作
90年代に入り正統派メタルが壊滅した時代には
逆輸入で海外盤が国内で売られるという珍現象も起こした
時代を超越したスタンダードなサウンド
最高にカッコいい




②VOWWOW - Ⅲ
上り詰めた感のある傑作
このバンドのメタリックさと華麗なテクニック
それらをバランス良くまとめた名盤中の名盤です
山本恭司のギターソロも必殺技を織り交ぜ聴かせる聴かせる
人見の歌もワールドクラス
凄いよ
今聴いても全然古くさくない





③44 MAGNUM - STREET ROCK'N ROLLER
これぞジャパメタですね
クサイサウンドです
いい意味でのハッタリが大好きです
黄金の80年代ジャパニーズメタル
懐かしいわぁ
懐メロはいいねぇ








④RUSH -  Moving Pictures
カナダが産んだ伝説のグループ
ライブでも完全再現を目指す超絶技巧集団
その上手さと楽曲構成の多彩さに唸る
ジャンルを超越して多くのバンドに影響を与えた名盤
ベタだが全力で聴いて欲しい



⑤DREAM THEATER - THE ASTONISHING
偏差値の高いアルバム
アホには絶対に理解できないという罪深さが最大のポイント
これを中高生の鑑賞音楽と批評したアホウには驚かされる
サクソンアメリカンナイズドと同じ手口なんだよなぁ
耳で音楽を聴いていない証拠なんだよ
体制になびきメディア偏重の盗人の相手は出来ないねぇ
投資詐欺爺さんと同類なんだよなぁ




834. 失恋船長 (2024-09-16 01:24:50)

『ヘヴィメタルが聴きたい㉚』



①BLIZARD - DANGER LIFE
シンガーを無名の新人水野松也に交代
プロデューサーに樋口宗孝を迎え音楽性を刷新
ドライなカナディアンスタイルの硬派なハードサウンドに生まれ変わった
今まで以上に弾きまくる松川のリードギター
リズム隊のグッと男前になり持ち前のカッコ良さを音に乗せてきた
しかしコレがラストアルバムになる
せっかく本文を取り戻したのに残念だ
あと3年早かったら今日の評価も違ったろう
国産ハードシーンを代表する一枚であろう




②OMEN - Huszonöt év
ハンガリーを代表する王道ヘヴィメタルバンド
今なお現役で活動する彼ら
現代的なテクノロジーの恩恵を受けつつ
モダンに傾倒しすぎない頃合いが丁度良い
独特の語感も癖になる
普遍的メタルを愛するマニアならば
必ずやピンとくるものがあるだろう
メディア偏重者は厳禁でお願いします





③Accept - Russian Roulette
若い人にこそ聴いて欲しい古典中の古典
小細工無用のエネルギッシュなサウンド
男性による地響きコーラスもクール









④人間椅子 -  退廃芸術展
中期の傑作と呼べる一枚であろう
後藤マスヒロのドラムは変幻自在
いい意味でバンドをコントロール
裏回しをしてくれる
だから鈴木は地を這いずり回り唸りをあげ
古くさいサウンドに拘るギターは時代を超越した姿を見せつけた
アッパーな曲が増えた今の姿もいいが
この嘘くささとパクリ具合も捨てがたい
あと絶妙なメジャー感がいい



⑤ROSE ROSE ‎– Mosh Of Ass
日本を代表するクロスオーバーサウンドの代表格
海外でも認知されておりメディアでは軽視されているのが口惜しい
今作を引き金に欧州ツアーに出られたのも実力があるから
SNSの力を借りないでだから意義が大きい
今聴いても古くささを感じさせないのは揺るぎない信念と時代に左右されない
音楽性に尽きるのだが認知度が低いんだよなぁ
こういうのフォローして欲しいよねメディアにはさ
爺さん相手に若い子の押し売りは見てられん




835. 失恋船長 (2024-09-20 16:50:27)

韓流ドラマ

①餌
久しぶりに聴いた名前、チャン・グンソク主演の刑事ドラマ。全12話の投資詐欺事件を扱うお話。
ちんけな金貸しが、金を貸している裏ゲーム屋の社長に紹介されマルチ商法の説明会に出かける。すぐにカラクリが分かり、ちんけな金貸しは借金相手の社長にキレる、しかし社長の提案は騙されたふりをして、マルチ商法の大元を騙そうと詐欺話を持ちかける。
そして、逆に騙され財産を失う事件が物語の発端。ちんけな金貸しは警察に訴えるも、90年代の韓国では詐欺を扱う部署がないらしく、刑事にとっては殺人事件の解決は査定に+されるが、詐欺は逮捕しても意味がないという、本当なら恐ろしい話だが、警察はちんけな金貸しに、こう言い放つ。騙される方が悪い。違法な投資話に乗せられる人間が悪い。これが刑事の感情であり、多くの人々の感想だ。

復讐に燃える金貸し、騙される方が悪いなら騙してやる。そして数年後、自分を騙したマルチを見つけとうとうリベンジ。そして彼はマルチの大元も味方につけ、大物政治家をも手なずけ一代詐欺組織を作り上げる。というお話。

この物語は過去と現在が交差しながら話が進み。ちょっと目を離したり、登場人物の顔を覚えていないと話に付いていけなくなる。チャングンソクもヒゲ面で、かつてのカワイイ路線では勝負していない。甘さを捨て過去に陰りのある刑事を熱演しているが、この物語は詐欺をテーマに扱っている。そして殺人よりも軽視される詐欺だが、それに巻き込まれた人物は、殺人に等しい苦しみを味わい。生きている。

詐欺も殺人事件と同様だという理解と見解。そして物語は大きな展開を見せクライマックスへと向かう。
最終回はイマイチ盛り上がりに欠けた面はあるが、全12話まずまず見ることが出来た。普段は意識してみない韓流ドラマ。
今回はたまたま見てしまったのだが、投資詐欺のカラクリ。日本でも幾度となく報道されるも一向に減らない。

子供の頃ワイドショーでみた荒っぽい詐欺。ワタクシが大人になり、流石にそういう手口は影を潜めたと思っていたが、今は逆に昭和的な手法が復活している。良く行くビルの中にあるフードコートでは、連日、詐欺を働いている若者を見る。あれは完全な投資詐欺だ。
そんなウマイ儲け話はないが、あの若者達は美男美女のコンビに言いくるめられるのだろう。

詐欺に遭う方が悪い。という感覚、騙す方が悪いのだが、このドラマでもそこがフィーチャーされているのがポイント。詐欺被害者の苦しみ。マルチは、紹介方法だから、紹介した人物が責められる。ネズミ講は今でも姿形を変え健在だ。豊田商事の残党は今でも生きている。

最後に、このドラマで語られるのは詐欺の種類だ。今やSNSを通じて人々は簡単に嘘をつく。写真の修正加工もあるいみ詐欺だ。年齢詐称に経歴詐称も同様に詐欺だと語られる。細分化すれば100種類以上の詐欺があると、物語は締めくくる。

確かに我々の身近にも詐欺はいる。複数アカウントがそうであろう。他人になりすまし投稿を繰り返す詐欺的志向。その詐欺師が投資詐欺にあうのだから世も末だ。バカを治す薬はない。詐欺に遭っても複数アカウントは止められない。この世で一番恐ろしい話である。
そしてこんなに虚しい人間は哀れであろう、しかし、同情は出来ない。詐欺は詐欺。どこまで言っても詐欺。その思考が直らない限り何度でも詐欺に遭うだろう。

ワタクシの愛すべき同僚に、底抜けなバカがいた。ガラケー時代、良くパチンコ必勝法みたいのが届いていた。彼はこういった、20万円で教えますは嘘だが、60万円の方は本当だ。そして金を払ったらしい、ホンモノのバカである。愛すべきバカである。
笑い話にもならない伝説だが、ワタクシは必ず、この話を新人達に話す。詐欺にあった事が本質では無い。なぜ、自分にそんなうまい話が飛び込んできたのか?それをおかしいと思える人間になれと。それにしてもフードコートで連日の投資詐欺。警察は何をやっているのだろう?

このドラマを見てふと、世の中の哀れみを垣間見た。




836. 失恋船長 (2024-09-23 01:09:54)

『ヘヴィメタルが聴きたい㉚』後編



①HELLEN - Talon Of King
今なお伝説のグループとしてマニアから愛されている国産様式美バンド
レーベルが倒産したのでもはや再発は不可能だろう
本当に残念でならない
配信もないだろうしね
元々マスターテープがダメで再発された時はアナログ盤の板起こしだった
それでもマニアを歓喜させた強烈な一枚
愛すべき叙情派ハードサウンド
ジャンルを超越したドラマとクサメロがある




②Alcatrazz - No Parole From Rock'n'roll
彗星の如く現れたニュースター
イングヴェイ・マルムスティーンだが
その不遜な態度が一部のインタビュアーから嫌われ
テクニックのひけらかし無感情ととんでもない批評をされることになる
あのギターサウンドとテクニックを前になにを言っているんだと
全否定の全却下ですが一部の信者は乗っかりましたよね
このアルバムリリースの思い出ですが引き下がれない大人を見て笑いました
グラハムのパワーヴォイスとジミー・ウォルドーのキーボードはエレガントで
聴きやすさを演出してくれた
あのキーボードなくして初期アルカトラスサウンドは成し得なかったろう
イングヴェイも我が出過ぎでないので良かったのよ





③Onslaught - Killing Peace
極悪なスラッシュメタルが返ってきた
サイ・キーラーの復活もアグレッシブさに拍車を掛けている
単なる過去の焼き回しではない現代的なアグレッションを意識したサウンドメイク
プロデューサーの手腕も見逃せないが
元来あったスタイルを研磨して発展させた事に尽きる
強烈な声が戻ったのが大きいのだろう





④Angel Witch - Frontal Assault
世間一般的には評価の低いアルバム
個人的には専任シンガーのデイブ・タットムの湿り気のある歌声
なにより暗黒英国様式美スタイルが貫かれており
NWOBHMファイターとしての意地を猛烈に感じる
レコード会社の要望があろうと出自は変えられない
今聴いても個性的なサウンドであろう
エコーの掛ったサウンドメイクが逆に嘘くささを倍増させている
根明にはなれないバンドだよ





⑤Uriah Heep ‎– Innocent Victim
遂にここまでポップでライトな作風に変貌するとは
驚きでしたが英国バンドとしての音作りを上手く落とし込んでいる
このアルバムが爽快でありながらもパワフルな印象を強く与えるのは
ジョン・ロートンの歌声に尽きる
前任者のオヤジ声ではここまで洗練されたイメージを与えられない
なにより圧倒的な声の持つパワー
そのクリアーでありながらも他者を寄せ付けない力技にただただ唸る
ジョン・ロートンの歌声あっての名盤
現役を退く決意をしたバンドだが
若い人にも知って欲しい過去の名作だ
地味な曲もジョンが歌えばワンランク上に聞こえる
これが凄い
ちなみにこのジョン・ロートンも加入時にチョイと叩かれましたけどね
でもすぐに撤回されました
そりゃそうだろうよ
比較対象にならんのよ




837. シン・聖なる守護神 (2024-09-27 22:39:42)

『個人的偏向による"我が魁メタル塾"HM/HRアルバム』10作選 ※ワシがこの作品によってその後のHM/HR的影響を受けた作品っていうでしょうか編(本格的HM/HR道に入ったのは...'88年頃だったかなぁ...苦笑) ~第一章~

①Headless Cross[1989] / BLACK SABBATH
>当時はまだコージーが何者なのか況してやアイオミなど殆ど知らんかったと思うのだが...とある専門テレビでタイトル曲PVを見てそのカッコ良さにシビれた事を思い出す(特にコージーがカッコ良かった)
そしてコレが"様式美"ってモノなのかと言うことを知ったんだったかなぁ...と

②Transcendence[1988] / CRIMSON GLORY
>本作と巡り会ったのは...確か某FMラジオから"Lonely"が流れてきた時だっただろうか
何処かキラキラした感触とそのドラマティックな展開が堪らんかったと思う
本作に巡り会えた事がその後の我がメタル道に大きく影響を与えたと言っても過言ではない

③S.t.[1986] / FIFTH ANGEL
>本作は...学生時代まで遡るかな!?
メタ友だった同級生のI君と都内某まで中古メタルCDを漁りに行った時にそのI君が"きっとコレ、○○君が好きだと思うよ"...と薦めてくれたんじゃなかったかな
その通りで流石I君だな...と感心したと共に、薦めてくれてありがとうと今でも感謝するよ

④Over The Edge[1988] / HURRICANE
>収録曲"Shout"が某FMラジオのオープニング曲だった事もあって知ったんだと思います
その後、収録曲"We Are Strong"や"I'm On To You"も流されたんじゃなかったっけな
ハリのあるケリー・ハンセンの歌唱と硬派な正統派ハードなんだけれどもメロディアスで...
もっともっと評価されて然るべき名盤だと思うんだけど...なぁ(とワシは思う)
 
⑤Intense Defense[1988] / JOSHUA
>国内盤の対訳をされていた女史(今はイ○ラム教に改宗されHM/HR界からは去られてしまいましたナ)がDJをされていたFMラジオから収録曲"Only Yesterday"と"Tearing At My Heart"が流れてきたモノを当時テープで録音した音源をよく聴いた事を思い出す
その後、運良くすぐに国内盤(帯付)を購入出来て(今と違い結構安かったと思う)...未だ愛聴盤の一枚で、ロブが唄っている作品の中で今でも一番好きな一作

⑥Street Ready[1989] / LEATHERWOLF
>コレは何処で出会ったのか思い出せないが...その某FMラジオだったのかな?
例えば③で挙げたFIFTH ANGELに通じる部分もあるかも...ですが、②のCRIMSOM GLORY的なメロディックさもあったり...しかしこのセンチメンタルなメロディはこのバンドにしかないのかも...!?
まぁ、とにかく好きなんですワ(笑)

⑦The Human Factor[1991] / METAL CHURCH
>'91年とその他作品からすると少しばかり後の作品ではあるのが...
最初聴いたのは前作でその前作も気に入ったのだが、本作を最初聴いた時はその更なる完成度に衝撃を受けたな
確かに正統派HMでヘヴィなんだけれども全然古くさくないしキャッチーさもあってカッコ良かった
前作はやや音造りに難もあったが、本作はクリアだけどヘヴィで分離も良くハリのある音作りも良かった
また、川崎チッタで行ったライヴに最前列やや左側で参加した事を今でも良く憶えている(ハウ(Vo.)はもちろんだがデューク(B.)も凄くカッコ良かった)

⑧Steel And Starlight[1987] / SHOK PARIS
>本作は中古アナログ盤が最初だったな
頭3曲のカッコ良さにシビれた事を懐かしく思い出されるな
大柄なV.ヒックスのやや暑苦しい歌唱に批判的意見もあろうが要はツインギターなのである
とにかくそのメロディアスなツインギターのカッコ良さがハンパない

⑨To Hell With The Devil[1986] / STRYPER
>コレも最初は対訳女史の某FMラジオだっただろう
まだ、全米トップ40とかも見てたし、また好きではあったがどちらかというとボン・ジョヴィやデフレパなどはその中の一つという認識が強かったと思う
そんな中、ラジオから流れてきた分厚いコーラスの利いたポップでキャッチーな"Calling On You"は衝撃だった
そして最初聴いた時は女性が唄っているとばかり思っていたよ(笑)

⑩Marching Out[1985] / YNGWIE J. MALMSTEEN's Riging Force
>ソレなりにHM/HRにも慣れ近所のレンタルCDのHM/HR系を片っ端から借りまくった中の一枚がコレだったのだろうと記憶する
その時、イングヴェイへの認識があったのかは記憶外だが、DIOなどと共に気に入ったんじゃなかったかな...と
その時は水着ジャケの国内盤だったのだが"なんだコレ!?、音が悪りぃな"...と感じたが、この初期のダークなヨーロピアンサウンドがとても気に入ったんだと...
そのせいもあってかワシは次作より本作の方が好きなのである

※アルファベット順
取敢えずは今回はこの10作とさせていただいたが、その他作品も思い入れと影響を受けた作品は色々とあることを合せて追記させていただく



838. シン・聖なる守護神 (2024-09-29 12:10:27)

『個人的偏向による"我が魁メタル塾"HM/HRアルバム』10作選 ※ワシがこの作品によってその後のHM/HR的影響を受けた作品っていうでしょうか編(本格的HM/HR道に入ったのは...'88年頃だったかなぁ...苦笑) ~第二章~

①Holy Diver[1983] / DIO
>勿論、本格的参戦が"'88年頃"だったわけだから"完全後追い!?"である
最初に触れたのがなんだったかは記憶外なのだが、うろ覚えだと近所のレンタルCDだったかも...ナ
まぁ、ロニー自身もドラゴンや魔法/魔術など真面には思ってはいなかったと思うが...説得力と情念をもって全身で熱唱してみせた世界観は唯一無二だったから皆もメロイックサインしたのだろう
正しくもって"情念の炎"と言えるのではないか(なのでワシは次作ではなく本作を推す)

②Back For The Attack[1987] / DOKKEN
>コレもレンタルCDだったのだろうか
前作を推す向きも強いようだが、ワシは断然コレである
ドンとジョージとの緊張感がそのまま作品に投影されており、ジョージに負けまいとするドンの決死の歌唱はもっと評価されて然るべきだろう
そして何と言っても楽曲の素晴らしさこそがこのバンドの生命線だったと思う
プレイでは激しくせめぎ合いつつも、特にピルソンを加えた作曲作業におけるケミストリーは唯一無二のものだったのだろうし、ワシは本作が頂点だったと思っている

③白夜伝説[1982] / HEAVY LOAD
>最初は中古アナログ盤だ
唄われる英詩は非英語圏の訛り丸出しだし歯ぐきむき出しのヒゲ面よろしくこの小汚い姿はコレで婦女子達にウケようなどとは本人達も思っていないだろうし、恐らく売れないことも百も承知だったはず
しかしそのどうしようもなく心を揺さぶるメロと不器用ながら初期北欧メタルを体現する音楽性は未だマニアの心を話さない...ワシもそんな一人である

④A Distant Thunder[1988] / HELSTAR
>中古屋でそれらしい作品を漁っていた時の一枚だっただろうか
まぁ正直、捨て曲もあるし半数は大した曲ではないかも知れん!?...いや、もっと言ってしまうと収録曲"Winds Of War"以外は大した事ないのかも知れん(苦笑)
しかしワシ、その一曲がどうしようなく好きなのである
B級メタル上等で美しさの詰まった名曲中の名曲
この一曲のために買うのである...マニアとはそう言うモノだろう

⑤Operation Mindcrime[1988] / QUEENSRYCHE
>最早、本作に説明は要らないだろう
最初はキャプテン和田氏とゴッド伊藤氏らが出演されていた深夜帯の専門TV(『Pure Rock』)で流されたラスト曲のPVだっただろうと記憶する
大半がモノクロで展開されるPVは何やらアホなロッケンロー達とは違っていてそのシリアスに展開される様は"コイツら全然違うな"...と感じた事を思い出す
また、その超人的高音域を操ったテイト氏を聴き、"人間とはここまで高い声が出せるのか!?"と驚愕した事も同様であった
"~Ⅱ"は全くもって不要だったが、本作は未だ色あせないどころかその輝きは更に増しているのではないだろうか

⑥Rock Until You Drop[1981] / RAVEN
>ワシ...コッド伊藤がNWOBHMの事を熱く語れば語るほど心は離れていったように思う
そんな中、テイチクから発売された金帯の初CD化盤を購入したのが初RAVENだから"完全後追い!?"のワシが強気な事など言えはしないが未だ一番好きな作品である
よりメタリックになった"Life's A ~"や"Nothing Exceeds~"も大好きだし、評判宜しくない"Architect Of Fear"も好きだが(但し"Glow"は好きではない)、本作は別だ
トレードマークである元気印丸出しのそのハッチャケ具合とキャッチーさは本作が一番ではないだろうか

⑦After The Fall From Grace[1986] / SAVAGE GRACE
>いつだったか思い出せないが最初は中古アナログ盤で、'88年~'90年頃の色々とHM/HR系を漁っていた時だったと思う
所謂"疾走メロディアスHM"は少なくともかのハロウィンと同等の評価はされて然るべきだろうと思う(...が、そのハロウィンとは反対に本作を境に下降線へと向かってしまった事が大きかった)
また、タイトル曲のようなミッドテンポ曲でも聴かせるコンポーズ力の高さもポイントが高い
確かにクリス・ログーの歌唱がやり玉に挙げられるし、ガッツィーな前任マイク・スミスに唄ってほしかったとワシも思うが悲しいかなソコはB級...一つぐらいの傷はあるものである

⑧The Great Radio Controversy[1989] / TESLA
>テレビ番組『Pure Rock』内の米国Knackラジオのオンエア数か何かをランキングにしたトップ10に毎週ランクインしてて...PVを見たのが最初
例えば...前述⑤"Operation~"同様に本作も全然色あせていないし、聴く度に捨て曲無しの楽曲群の素晴らしさが増してきます
またハードさと綺麗すぎないロックらしいある種のラフさも残しつつ迫力のある音作りも素晴らしい

⑨Arabia[1989] / VENGEANCE
>学生時代、最寄り駅近くの中古屋へ通っていた時に巡り会った作品
一般には蘭産というとヴァンデンバーグの方だろうが、ワシは違った(笑)
解散表明後に発表されたイアン・パリーを迎えたオクラ音源を収録した"Fallen Heroes"も良いが、アルバム単位では圧倒的に本作で、中心だったルッカセンの作曲能力的にも本作が頂点だったのではないだろうか

⑩S.t.[1990] / VICIOUS RUMORS
>⑨同様、学生時代にジャケが気になり何気に手に取ったのが最初だったと思う
そして帰宅後に聴いて一発で気に入った...して、次作後の川崎でのライヴでは("第一章"でのMETAL CHURCH同様に)最前列の中央付近での参加だった
終版、ジェフがギターを破壊しその大きいネック部分を手にしたが、持って帰るのが大変そうだったんで隣にいた若い女性が"ほしい!?"と言うのでヤってしまったのだが、ソレを見ていたラリー・ハウが(変わりと言ってはなんだが)ドラムスティックをワシにくれた事を思い出す(笑)
ホンで、本作が青...そして次作が赤...というジャケのイメージカラーも気に入っているよ

※アルファベット順
こーして見ると英国よりも米国産の作品が多い事に気が付く...案外、ワシは米国好きなのかも知れん(苦笑)



839. 失恋船長 (2024-09-30 08:22:16)

『ヘヴィメタルが聴きたい㉛』



①SABER TIGER - ELIMINATED
古豪の復活作
あえて古豪という言葉を引用した
長かったがコレで良かったと思っている
モダンさを無視する必要は無いが
やはり単純に回帰するのは時代に反する事もある
それだけに時間は掛ったが
昔気質のファンは嬉しいだろう
でも賛否があるのは良いことだ





②Moggs Motel - Moggs Motel
渋い
しかし古さに埋没しない現役感がある
古典中の古典を全力でやるカッコ良さと開き直り
この道を究めた男達による珠玉のロックサウンドである
でもフィル・モグは出来すぎだけどね




③VOLCANO - TENKA-MUSOU
3300円は高いぞ
でも元は取れたぞと思わせる名盤だ
Amazonでも割引ないじゃん
でも他のアルバム一部配信解禁したからね
これを機に多くの人に知って欲しいね
攻撃的で泣かせのメロディ満載だが
安直なメロデスではない
その純度の高いメタルスピリットと日本人的感性の融合
この折衷は最強である







④JESUS -  LE DERNIER SLOW
マイケル・シェンカーよりもマイケルしていた足立祐二
彼の訃報は国産ハードシーンにとっては大きな損失である
今作は彼のインディーズ時代にカセットテープで販売されたEP
そこに新曲や未発表曲を追加して復刻された奇跡に一枚
歴史的にも資料的にも価値がある
国産様式美メタルマニアならば要チェックである
ネオクラではない国産フーガロック
酔いしれますねぇ



⑤Leather Fury - Red, Hot, Dangerus
YouTubeで試聴できるバンドのアルバム
実はこのバンド実在しない
もっと言えば人間ではない
AIに学習させて往年の硬派なL.A風メタルをやっている
だから随所にデジャブ感がある
随所に違和感がある
それは音のバランスだ
奇妙に感じるのだが現時点でコレなのだから
10年後にはどうなっているのだろう?
既に○○の声で○○を歌うみたいな加工作品が世に出されている
あの場合の利権はどうなるのだろうか?




840. 失恋船長 (2024-10-12 13:02:50)

『旅行中のおとも』



①Journey - Escape
全米1位に輝いたゴールデンヒットアルバム
歌の上手さは圧巻だが
リズム隊が実の心地が良いグウーブを生み出す
だから聴いていられる
単なる売れ線サウンドではない
職人技が冴え渡る
鍵盤プレイも味わいがある
ギターも見せ場がある
そして歌の上手さに酔いしれる





②Krokus - Headhunter
サウンドは攻撃的なイケイケノリノリのサウンド
そこにバラードも挟みバランスが良い
ランニングタイムも短いのであっという間に完走
聴きやすいが売れ線ではないのがポイント
メタル初心者に向いているメタルアルバム
これぞメタルな基本形が収まっている
個性的だが癖が強くない歌とロックな演奏が絶妙




③A Tribute to Deep Purple From Japan - Who Do They Think We Are?
90年代と言えば一代トリビュートアルバムブーム
アメリカのCDショップからメタルアルバムが消えた
もう商品棚に並ばないんだよね
そんな事も知らんバーン大好き軍団は雑誌片手にCD選び
聖飢魔Ⅱが歌ったCD選びもカタログだからという歌詞が耳に刺さるが
あの岩盤層には馬の耳にBURNだろう
日本人による拘りの演奏
ある意味完コピ大会だがそれでいい
唯一の不満は二井原実先輩が無理にドスを聴かせた歌ったこと
あれだけはマイナス
他は流石








④Bon Jovi - Greatest Hits
まぁベストアルバムでお茶を濁しますよ
個人的には1stが一番好きなので
それだけでいいのだが一人旅じゃないのでね
忖度して多様性のあるベストでいきますよ
やはりヒット曲の多いバンドは強いね
身体が覚えています



⑤ZENO - Zenolozy II
所謂未発表曲集の第二弾
良好中はこういう忘れた名作に向き合うのも必要
イイバンドであり素晴らしいミュージシャンだが
成功はしなかった
メロディックメタルマニアならば押えて欲しい一枚だ



⑥Houston - Relaunch
バンド名のせいでグーグル検索が曖昧だとまず引っかからない
やはりバンド名は重要だなぁ
選曲がいい
余計な事をしないので集中して聴ける
唄モノロックが好きな人ならば唸るでしょうね
メロハーって言葉は大嫌いだがメロハーにオススメです



⑦ANTHEM - DOMESTIC BOOTY
清水明男初参加のフルアルバム
一旦ANTHEMの歴史に幕を閉じることになるオリジナルアルバムでもある
湾岸戦争がなければ中間英明でレコーディングする予定だった
収録曲も作風も違ったろう
それだけに中間でのアルバムを聴きたいといつも思い出させてくれる一枚
柴田の考えたギターリフがなんとも魅力的
清水のアイデアもあるのだろうが柴田ANTHEMだ
森川もワイルドでカッコイイ
歴代アルバムの中でも果敢にチャレンジしたバンドサウンド
今聴いても新鮮である



⑧EARTHSHAKER - BACK TO NEXUS
リ・レコーディング作の多いバンド
ベストアルバムも日本一多いのではと思うほど出ているが
これが決定盤だろう
MOREって何ヴァージョンあるの?ではあるのだが
そういうの全て込みでテンションの高い円熟味も冴え渡るベストだ



⑨SABER TIGER - PARAGRAPH3
選曲も含め一番通して聴いたリメイク作
とにかく下山が新たな息吹を吹き込んだ
過去の名作が本来の魅力を見せつけた傑作
日本が世界に誇れるバンドだ
バルト三国のライブを俺達は忘れないぞ
あと札幌で月1やっていたライブもいったぞ
あのときはドラマーは鈴木政行で叫さんが歌っていた
エンジェルさんも見たぞ
あのときはドラムが若い弓田で他のバンドに移るといっていた
メンバーチェンジの多いバンドだよ



⑩LOUDNESS - Early Singles
初期コロンビア時代のシングルカットされた曲を集めた企画モノ
アルバム未収録のテイクが多い
リリース当時は裏ベストとして重宝した
今でも無性に聴きたくなる曲が多い




841. 失恋船長 (2024-10-21 02:42:53)

『ヘヴィメタルが聴きたい㉛』後編



①SABER TIGER - ELIMINATED
古豪の復活作を聴き続けます
コロナ渦以降ライブに行かなくなりました
せっかくサーベルタイガーが新作出したのだからねぇ
とは思うが腰が上がらん
このままライブに行くのは引退しそうですね





②凱旋マーチ - 闘魂行進曲
このEPは本当に聞いた
荒い部分もあるのだが
熱量が全てをねじ伏せる
ACCEPT風の弾丸メタルサウンドに胸熱です



③Uriah Heep - Abominog
このアルバムをリリースしていなければ
ユーライアヒープは終わっていたろう
路線変更も成功
時代に合わせたハードサウンドにはロマンがあった
今聴いてもモダンさを感じ取れる
ピーター・ゴールビーが喉を痛めて引退したのだが
彼の力強い歌声とキャッチーなハードサウンドに相性は抜群だった
後期RAINBOWを思わせる作風も時代にフィットした
That's the Way That It Isがアメリカでそこそこ売れて良かったよ







④FATE -  Reconnect 'N' Ignite
ヴォーカルってこんな歌い方でしたか?
チョット彼の歌唱スタイルの変貌に驚いていますが
音楽性は新旧の魅力を上手く詰め込んでいる
元々甘さもあったがギターは攻撃的だったし
攻めの姿勢は失われていなかった




⑤SADUS - The Shadow Inside
常に先鋭的な感性を持ち合わせているバンドだった
変態的な音楽性
そのタフネスさと複雑怪奇なメロディとリズムワーク
今作も多角的な方面から刺激を与えてくる
どうしても過去の名盤が強烈すぎて
それを越えてきてはいないが
アジるヴォーカルも含め
今の時代を生きるスタイルを研磨している
刺激的だがどこか余所行きに感じてしまうのは
ワタクシの耳が老人だからだろう




842. 失恋船長 (2024-10-28 05:57:59)

『ヘヴィメタルが聴きたい㉜』



①IRON MAIDEN - IRON MAIDEN
古典中の古典
ヘヴィメタルの幕開けを記念するような一枚
チープな音質は如何ともしがたいのだが
そんな事はお構いなしのパワーが漲っている
性急なビートはハードコアパンクスから
そしてハリスが敬愛するプログレバンドからの影響も取り込み
ドラマティックな展開で魅了する
初めて聴いた時の衝撃は忘れられない
一発で気に入った
1stの面白さはデニス・ストラットンが持ち込んだハーモニーを多用した
Phantom of the Operaがあることだろう




②Joshua – Surrender
ジョシュア・ペラヒアの魅力をギュッと詰め込んだ1st
メロディの質が向上されバンドサウンドも強化
リードギターのみならず楽曲重視の姿勢を打ち出すことで
バランスが良くなりアンサンブルの向上も音楽性の質をあげている
安定感のある歌声と多彩なメロディックメタルを揃えることで
名盤へと仕上げてくれた
ジョシュア・ペラヒアとしてシーンへの攻勢を整えたが
シンガーが脱退
次のアルバムは時流に合わせ軟弱になり一気に人気が失速する



③ANTHEM - IMMORTAL
不死身のメタルサウンド
大人げないをテーマにしたドがつくメタルを
洗練された技術で作り上げた名盤
流石はANTHEMと言わしめる傑作であろう
老夫婦と言えば良いのかキスする男女のジャケットが不評だと言われるが
個人的にはアルバムタイトルに即した実にスタイリッシュなものであり
その芸術性に共感しかない
でも関係者は反対したろうなぁ
メタルバンドらしくないってか?
だから時代遅れの音楽と揶揄される








④SAMSON - Before The Storm
巨漢のシンガーニッキー・ムーアによる一発目のアルバム
ブルースはメイデンに強奪されたが
新シンガーのブルージーな味わいはバンドサウンドにフィット
英国謹製の湿り気のあるサウンドとホワイトブルースはよく似合う
堅実な歌声は地味さに拍車を掛けているが
サムソンはNWOBHMムーブメントの中では地味音楽性のバンドだったよ
覆面ドラマーという突拍子もないキャラがいたけどね
Test Of Timeのメロディックメタルも悪くない



⑤GRAND SLAM - RHYTHMIC NOISE
44Magnum時代から作曲能力が高かった吉川らが中心となり結成されたスーパーロックグループ
ドラマーはメイクアップの豊川
ギターはプレゼンスの白田
そしてシンガーはリアクションの加藤ときている
夭折した天才ギタリスト白田一秀のリードギター然とした華やかなプレイ
いいオカズと叩くドラマーとベースの組み合わせも上々
勢いとアメリカンな壮快感を織り交ぜた楽曲は
ヴィジュアル系世代にも刺さる音楽性を披露してくれた




843. 失恋船長 (2024-11-04 02:51:22)


『ヘヴィメタルが聴きたい㉜』後半



①Abstrakt Algebra - Abstrakt Algebra II
幻と化したセカンドアルバム
これが復活したときは驚きましたね
本当に嬉しい発掘ですよ
荘厳なる暗黒メタルです




②Helloise - Cosmogony
掛け値無しにカッコイイ
欧州風味の叙情的メロディは普遍的であり癖がない
そのワールドワイドな感性は抜きん出たセンスを感じる
ベタだが一枚上
今こそ再評価した80年代中期の名盤ですね



③Warlock - True As Steel
日本で爆発的な人気を掴んだハロウィーン
個人的にはどうしてもアニメ主題歌メタル風と
拘った古くさい音色が好きではなく聴いていて恥ずかしくなると言う現象が起こる
初期のダークだった頃はイイのだが
シュラガーサウンドを取り込んだ彼らは苦手
それだけにジャーマンメタルと言えばWARLOCKである
このバンドはもっと硬派でガチムチだった
キーボードも使うし中世ヨーロピアン調のメロディとメジャー感
なにより職人気質のジャーマン風味で仕上げたのがよかった








④Metal Church - The Dark
これぞUS産ヘヴィメタル
メロディックかつパワフルなサウンドはバリエーション豊か
力技で押し切るのではなく
聴かせるアルバムである
彼らの最高傑作として推す人も多い名盤であろう
浮かれるL.Aシーンとは一線を画す世界観がある




⑤Metalucifer - Heavy Metal Chainsaw
日本を代表するシケシケの四畳半NWOBHM
そのピュアなメタルスピリットはSNSの力などを借りることなく
口コミで世界中に広がり
彼らの熱狂的なファンが欧州圏のみならずアジア圏にもいるのだから驚きだ
ワタクシは情けないと思うよ
商業誌でしか紹介されないバンドを追いかけ
音楽性ではなく点数で音楽を聴いている連中をね
それは思春期までだよ
大人になったら耳も育ちます
サクソンアメリカンナイズドやNWOBHM四天王なんて
他国でいったらバカにされますからね
いい加減に自国のメタルシーンを見て欲しいねぇ
期待はできないけどね
日本人ほど他人の目を気にする人種は珍しい
上手い下手では語れない音楽性
オジサンにはたまりません




845. 失恋船長 (2024-11-11 08:21:45)

『ヘヴィメタルが聴きたい㉝』



①MINDLESS SINNER - TURN ON THE POWER
NWOBHM仕込みの叙情派メタル
北欧はスウェーデンでいう事で涼やかな風を吹かせています
攻撃性と叙情味溢れるメロディと適度な疾走感
そして力強さ
80年代というメタル隆盛を極める時代だからこそ
現れたバンドでしょう
珍品ジャケットじゃなければもう少し売れたぞ




②CRYSTAL BALL - IN THE BEGINING
甘めのメロディがしなやかな北欧風味でまとめ上げている
シリアスさを前に出し媚びを売らない姿勢は買いだ
ネオクラスタイルとは一線を画すサウンドメイクも嬉しい
キーボードの軽やかな旋律と華のあるギターサウンドは
リッチー・ブラックモアからの影響も大
北欧はEUROPEなどに通ずる魅力もあり日本人好みの叙情派メタルを聴かせてくれる
しかし彼らもご多分に漏れず次作ではモダン化に走り大失速
それ以降は国内盤見送りの罰をうける
そりゃ蕎麦屋にいったのにタコライスだしたらダメよ
この繊細さが一切ないのだから
イングヴェイスタイルのギタリストはもう飽きた
でも叙情的なメタルが聴きたいが
80年代の古くさいのは苦手だという人にこそ聴いて欲しい
そしてメディアからのバイアスの掛らない若い人に知って欲しいねぇ
このバンドは様式美なんて古くさいフォーマットに括られるバンドでもないから安心出来るでしょう




③IMPELLITTERI - WAR MACHINE
日本のレコード会社にはインペリテリを売る能力はなかった
同じような作風を連発して求心力を失ったインペリテリ
90年代という暗黒時代を救う救世主になり損ねたが
レーベルが変わればこうも違うのかである
本当にこういう音を愛していないと向き合えませんよね
インペリテリの集大成と言える強力なメタルアルバム
ギターソロもコンパクトにまとめ
バンドサウンドで大勝負
無駄なく必然性が切り出されピースがガチッとハマっている
後方支援には強力すぎる破壊力のドラムがエグい









④Damian Hamada's Creatures - 魔界美術館
純粋な新作ではないのだが入手困難なダミアン浜田殿下の
過去作を正式な音源に残すアイデアは大正解
彼のコンポーザーとしての手腕には唸りますね
暗黒様式美の権化ですよ
永久凍土の中で眠りにつくデーモンたち
デビルマンの原作を思い出しますよ
ダミアン浜田殿下には是非ともあの世界観を活かしたコンセプトアルバムを作って欲しい
アニメ版じゃなく残酷な原作本の方でお願いしたい
嵐が丘や失楽園はふたたびとか顕著に良くなったわ
まぁ全部なんですけどね




⑤DIO - Break The Circle
90年にアトランタで行われたライブ
なのでギターはローワン・ロバートソンですね
音質があれんでオフィシャルブート盤なんでしょか?
配信しか出ていないので
あとタイトルが違うだけで同じ内容の作品があるから要注意です
サバスからRAINBOWまで美味しい選曲になっていますよ




846. 失恋船長 (2024-11-19 01:51:31)

『ヘヴィメタルが聴きたい㉝』後編



①Picture - DIAMOND DREAMER
荒々しいギターリフと重たいリズム
叙情的な欧州的メロディと大陸的なヘヴィグルーブ
歌い手のこのサウンドに負けていない
アルバム一枚でバンドを去ったが
スマウリック・エヴィゲルの熱の籠もったエモーショナルな歌声は実にロックしている
過小評価されたバンドだよなぁ





②THUNDERMOTHER - DEAD OR ALIVE
来年リリースされるアルバムから先行で既に4曲公開
メンバーチェンジも苦にすることなく
オーセンティックなサウンドを轟かせてくれる
ザラついたエモーショナルヴォイスがカッコイイ
シンプルな構成だから嘘がない
装飾過多な現代的なテクノロジーに頼りすぎのベテランよりも
何倍も純粋でクールだ
今からフルアルバムが楽しみである
ヴィジュアル重視な日本の音楽シーンを見ていると嘆かわしい気分を味わう
ワシは性別を超えたところで音楽を聴いている
カワイイとか関係ないよ
音のカッコ良さありきのヴィジュアルだ
ヴィジュアルがアドバンテージの世界ってどうなのよ
そういう差別的な職業は女子アナで十分
メタルの世界に持ち込まないで欲しいねぇ
ヒリつく哀愁がたまらん



③POUNDER - THUNDERFORGED
NWOBHM直系のパワフルかつスピーディーなサウンド
それでありながらも無頼になりすぎない
整合性が耳を惹く
こういう音がシーンを牽引するとは思えないが
若手がこういう音を出している事に胸が熱くなる
トリオとは思えない迫力のある生っぽいサウンドも好き










④ELIXIR - SOVEREIGN REMEDY
遅れ的なNWOBHM
彼らの幻のセカンドアルバムはデビューが遅かったが為に
世に出ることもなく埋もれてしまった
タイトルも変えられ勝手にリリースされたりと
踏んだり蹴ったりのバンドだったが
NWOBHM後期に現れたまさにNWOBHMを代表する音で勝負できるバンドだった
でもNWOBHMは事象なので後期も前期もないと言われたことがある
あれには参ったなぁ





⑤THE MAN - ULTIMATE FORMATION
ANTHEMの綴り遊びTHE MAN
こういう日本人アーティストの底力を見せつける音源は大好きだ
柴田直人さんは過去にも柴田直人グループなどやっているので
是非とも新曲でサイドプロジェクトをやって欲しい
島紀史と下山武徳の二人に磯田良雄だったと思うが
あれは本当にスーパーグループだったよ
このアルバムは選曲も良いからスカッと楽しめる
起伏があるからなぇ
でも必ず現れるんだよねぇ
発音が悪いとかぬかすヤツがね



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