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ベースの無い音楽
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ベースの無い音楽

解説 - ベースの無い音楽

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コメント



1. JENESIS (2003-03-05 02:11:00)

曲を聴いているときに、ベースの音はほとんど聞こえませんが、もしベース抜きでプレイするとどんな曲になってしまうのですか?ベースの低い音の意義がわかりません。誰かお願いします。



2. YOSI (2003-03-05 02:31:00)

僕はドラムをやってます。そしてロックもやりますがジャズがメインです。ベーシストではないですが、ドラムはベースと密接な関係があります。その経験からいうと、ベースの意義は、
1.「耳に聞こえる音」というよりも「体で感じる音」という感じで、メタルの場合は特に低音で響く振動として、メタルの重低音と音圧を支えている感じです。無くなると、一気にスカスカな印象になります。
2.リズムの中核はドラムと思われがちですが、実はベースです。バンドのメンバー間ではベースの音をかなり頼りにして、自分のリズムを確認しているところがあります。ドラムはリズムを増幅して聴き手に届ける役目であって、リズムの芯はむしろベースだと思います。
3.知り合いのベーシストの言ですが、「ベースはリズム楽器でもありメロディ楽器でもあるんだ」と言っていました。ドラムといっしょにリズムも刻めば、ギターのようにメロディアスにも弾ける。リズムとメロディの接着剤も果たしているともいえるかも。まとめると、僕はベースは「楽曲の骨格」みたいな感じで、表面的に見えにくいけど、それが無くなれば音がばらばらになってしまう感じです。他のバンドメンバーこそベースの存在を最も有難く感じます。
特にジャズなんかは、音圧が低く隙間を活かす演奏のため、ベースの役目がわかりやすいです。ベースとVoだけの曲も結構あります。
これは部外者の意見なので、本職のベースの方にもっと的確な意見をお願いします。ただ、僕はへたっぴなドラマ-として、上手いベースの人に引っ張ってもらってる経験から、べ-スの有難さを書きました。



3. まゆきん (2003-03-05 11:57:00)

まがりなりにもべーシストとして十年近くプレイしてきた者です。
基本的にはYOSIさんの仰るとおりでございます。
「バンドとしての音」を出すための縁の下の力持ち的存在です。
ただ、それはやはり一部のジャンルに限った話なのです。
YOSIさんも仰られていましたが、ジャズやフュージョン、スカなんかでは
リズムをキープしつつ、メロディをリードしたりします。
もう、一気に主役級の扱いになります(笑)
メタルに限った話で言えば、はっきりいってベースは裏方に徹しないといけません。
逆に言えば、ベースとドラムが正確にリズムキープしているからこそ、
あのように奔放なギターソロができるわけで…。
まあ、ものすごーく簡単に言ってしまえば…
オーディオで音楽を聴く時に、音の設定で「Bass」を0にしてみましょう。
なんだか迫力がなくなった気が…?
そう、それがベースの存在意義です(笑)
乱文&長文失礼。
スラップ大好きまゆきんでした。



4. S.a (2003-03-05 13:30:00)

一べーシストのはしくれとしての意見ですが、
ほぼYOSIさんの仰られるとおりです。ベースはリズム楽器でありメロディ楽器でもあります。
そしてこんなことも聞いたことがあります。
「曲のジャンル、リズムなどはすべてベースで決まると言っても過言ではない。」しかしこれはベースのない(使わない)音楽には通用しませんが・・・
それと、ドラムとベースの関係についていいますが、
例えるなら、野球のピッチャーとキャッチャーのような関係です。
この関係は音楽の中では最強とも言われています。
それだけベースという楽器は大切な部分を受け持っているわけです。
とくにメタルではこれが一番大事な部分だと思います。
それがなければだるま落とし状態になりかねません。それが一番音楽をやる上での危険なことです。
地味地味とか、別になくてもいいじゃん、あんなの。とか
よく言われますが、
確かに地味です。でも音楽的にはとても重要な部分を受け持っている。
ということがわかって頂けたら幸いです。
ベースでも人によってはすごく目立ってる人もいますが・・・(ビリー・シーンとか)
長くなってすいません。JENESISさん、これが本職としての意見です。僕の意見が今後の音楽生活の参考になれば幸いです。



5. JENESIS (2003-03-06 01:43:00)

非常にご親切な回答をいただき、感謝しています。
ベースに関する様々な勉強をさせて頂いたと思います。
実際に、オーディオで低音を0にして、高音を上げて試してみました。すると、本当に何か抜けたような感じの音楽になってしまいました。
逆に、低音を上げて、高音を下げてみると、「ブーン、ブーン…」というズ太い低音が聴こえてきました。これが実際のベースの音ではないかと思うのですが、よく聴いてみるとやはりドラムの音とリズムが合っていることに気付きました。これがドラム音とベース音の密接な関係ということでしょうか。
正直な話、僕は今まで「どうせあまり聴こえないのだから、別に無くてもいいじゃないか」と思っていたのですが、皆さんのご説明を読ませてもらっているうちに、「ああ、やはり地味ではあるけども、本当に重要な、曲の"核"ともいうべき部分なんだ」と実感することが出来ました。
僕もこれからバンド活動などを通じてやっていけば、改めてその重要な意義を発見することだろうと思います。
どんな楽器でも、やはり人の心、内面まで「ズーン」と振動が伝わってくる楽器はやはりベースですよね。そんな重要なパートを軽視してはならないことを学ぶことが出来て、本当によかったと思います。ご親切有難うございました。




6. 名無し (2012-02-23 19:12:18)

なんでもいいんじゃね?


7. 名無し (2012-02-24 15:33:20)

MESHUGGAHの『NOTHING(青)』はベースレス・8弦ギター。
A.C.はギターのみでベースなし。
・・・なんていう変則的な編成もあるので,不可欠かというと
そうでもないかもしれません。
(ベースの音域が不要かどうかどは別問題になりそうですが)

逆に,ベースのいないCYNICとかOBSCURAとかANEKDOTENとか
HTT(これはちょっと違う?)なんてものを考えると,
曲の骨格が崩壊しそうです。

低音域で一本メロディラインを作ったり,瞬間瞬間のコードを
規程したり,仕事は多いのではないでしょうか?


8. 乃坂繭士 (2012-03-11 21:13:29)

古いバンドですが、
「ドアーズ」がベースレスのバンドです。
代わりにオルガンがベースの役目をしています。

ベースの必要性は、私もあまり良く判りませんが、
ベースレスのバンドは、逆に新鮮でした。



9. イーガン・ホーガン (2012-04-16 11:47:08)

エレクトロニカみたいな音楽的な素養が全くない人たちが作っている音楽でも、音域をまんべんなく使うためか、もしくは腹にひびく迫力のためかわかりませんが、なんとなくベース音は入っているものです。

ドラムが大活躍している曲を聞くと自然と肩が揺れますが、さらにベースが大活躍している曲を聞くと、体全体が猛然と揺れます(笑)。ライブ会場なんかでは、もうほんと地鳴りみたいな感じで、物理的に揺すぶられます。

加部正義さんのベースがいいですね。グループサウンズのバックで演奏しているときでも、めちゃくちゃグルーヴィに弾きまくってて、空気が読めな・・・いや死ぬほどかっこいい(笑)



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