そうですね。RAM IT DOWNやPAIN KILLERの頃のPRIESTなら、僕はMETAL CHURCH、VICIOUS RUMORS、ARMORED SAINT、ICED EARTHあたりが非常に近いと思います。もっとメジャーどころなら、「RUST IN PEACE」の頃のMEGADETHとか当然METALLICA(初期4枚)もそうですが、当たり前すぎますか。あとはACCEPTとかIRON MAIDENなんかも当然ですね。日本のバンドだったらLOUDNESSもそうでしょうがUNITED、OUTRAGEも良いでしょう。 曲なら・・・。難しいですが「PAINKILLER」のようなクレイジーさを持った曲なら、 OUTRAGEの「MEGAROMANIA」 IRON MAIDENの「BE QUICK OR BE DEAD」 ACCEPTの「FAST AS A SHARK」 MEGADETHの「HOLY WARS」、「MY LAST WARDS」 METALLICAの「BATTERY」 UNITEDの「REVENGER」 SLAYERの「ANGEL OF DEATH」、「BETTER PIECE」 なんかが、似てるとはいいませんが、同じような雰囲気を持ってはいると思います。 ただし、PRIESTはその30年に及ぶ歴史全体を考えると、HM/HR全体の全てを網羅するほど幅広い音楽性を持っているので、実際のところ全てのHMバンドがどこかしら彼らに似ていますが。
「RAM IT DOWN」では断然1曲目です。アルバムで1番ノリがいいと思います。プリーストでは僕はこれが1番で、PAINKILLERやELECTRIC EYEよりも好きです(もちろん、この2つも気に入ってます)。 しかし、「COME AND GET IT」って、LOUDNESSの「CRAZY NIGHT」とメチャメチャ似てる!!(…と思いません?) そういった意味からも、僕はLOUDNESSが一番近い音を出しているのではと思ったわけです。 「RAM IT DOWN」は「S.D.I」や「SPEED」と、 「HEAVY METAL」は「1000 EYES」と、それぞれ曲のタイプに共通点があると思います。 「LOVE ZONE」では「STREAT WOMAN」なんかが少しあってるかも…? それもあって僕はJUDAS PRIESTもよく聴きます。 「HARD AS IRON」なら「YOU COULD BE TOGETHER」などが近いかも。 日本のバンドだからといって侮るべからず。もし未聴であれば是非聴いてください。
OK!NAOKIさん。では、ご紹介しましょう!! ご了解頂けて、本当に嬉しく思っております。 LOUDNESSの史上最高傑作は4th「DISILLUSION~撃剣霊化」('84年)です。これはもう絶対お勧めです。これはXの「BLUE BLOOD」と並ぶ、日本のメタルの歴史に大きな名を残す作品です。この当時には彼らは既にアメリカやヨーロッパにおいても絶大な人気を誇っており、アルバムの中でも特に「CRAZY DOCTOR」「ESPER」「DREAM FANTASY」「MILKY WAY」「ALES' LAMENT」という、世界においても名の高い名曲ばかりです。英語バージョンと日本語バージョンの両方がありますが、お好きなほうをどうぞ。 その他お勧めのアルバムは3rd「THE LAW OF DEVILS LAND~魔界典章~」('83年)、「HURRICANE EYES」('87年)、5th「THUNDER IN THE EAST」('85年)などです。アルバム代表曲はそれぞれ「IN THE MIRROR」「SPEED」、「S.D.I」「ROCK'N'ROLL GYPSY」「SO LONELY」、「CRAZY NIGHT」などです。どれも日本のみならず、世界においても有名な、涙モノの曲ばかりです。日本のバンドとはいえ、サウンドは決して洋楽HM/HRにひけをとらないと思います。 LOUDNESSの曲を聴いてもらう上で、最も注目して頂きたいのがギタリスト・高崎 晃のタッピング・プレイです。日本において彼は「ギターの神」と称されており(海外ではシェンカーなどでしょうが)、「ROCK'N'ROLL GYPSY」、「SOLDIER OF FORTUNE」('89年)などで披露する両手を使ったタッピングは、世界中のギタリストから注目を集めてきました。彼は僕にとって最大のギター・ヒーローです。 個人的には、デビューの'81年から、'88年ニ井原 実(Vo)脱退までのすべてのアルバムが好きです。後には元イングヴェイのヴォーカリスト、マイク・ヴェセーラもメンバーとして加入しています。 また、「1000 EYES」は「SHADOWS OF WAR」('86年)に、「STREET WOMAN」は1stに、「YOU COULD BE TOGETHER」は5thに収録されています。 彼らは雑誌「ロッキンf」にジャパニーズ・メタルの先駆者として毎回大きく取り上げられているので、こちらにも是非目を通してください。 海外HM/HRのみならず、日本のバンドだってここまで世界で通用するんだという事を、彼らは示してくれるはずです。