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Recent 20 Comments



1. 素人ギタリスト (2003-01-24 21:02:00)

いわゆるhelloweenの血を引く北欧のメタル・バンドって、アメリカではあまり人気ではないって本当ですか?やっぱり、哀愁を帯びたマイナー・スケールは、アメリカンの好みではないのですか?



2. MP-4 (2003-01-26 01:15:00)

素人ギタリストさん、こんにちは。確かにアメリカではあまりマイナースケールの曲は人気がないと言えるでしょうかね。というかむしろ、日本人のように哀愁のギター系にこだわりがないというべきなのかも…。HR/HM全盛期の頃(今から10年以上も前になりますが)には、SKID ROWの「18 AND LIFE」がTOP10入りするなどの快挙を見せたものですが、(ビルボードのTOP10にHR/HMの曲が4曲くらい入っているような時代もあったんですよ)それも所謂ブームの一部でしかなかったのだと思います。RIOTなんかいい例ですね。本国アメリカじゃ、誰も知らない。けれど日本ではアルバムを出す度に来日している。(初来日の時、当時高校生だった私は泣きながらヘッドバンギングしたものでした)
HELLOWEENなんかはいい方じゃないでしょうか。一応キスク時代にアルバムがTOP100に入ってますから。北欧メタル(「THE FINAL COUNT DOWN」のEUROPEを除く。でもEUROPEもそれだけです)やその他日本で人気のあるジャーマン(例えばBLIND GUARDIANとか)はアメリカでは全く無名も同然です。その後にグランジ/オルタナティブ・ムーヴがきて、NIRVANAやPEARL JAMの時代がやってきて、その後はもう壊滅状態です。多分、泣きのギターという言葉すらアメリカでは通じないでしょう。(因みに様式美というのも日本独自の言葉です)多分こだわりの差、文化の差だと思います。日本人は毎年年末に「忠臣蔵」をTVで見るのと同じように、誰しも心の何処かにマイナースケール嗜好があるんですよね。アメリカンも決して皆が嫌いというわけではないとは思うのですが、やはり少数派なのか、こだわりの差なのか…うーん、淋しい限りです。長々とスミマセン。



3. 素人ギタリスト (2003-01-26 15:43:00)

MP-4さん、ありがとうございます。
やっぱ、アメリカではそうでしたか…



4. YOSI (2003-01-26 17:32:00)

いやいや、僕はまたちょっと違う意見を持ってます。たしかに北欧の哀愁のメタルはアメリカでうけていないようにも思います。でも、ABBAなんてどうですか?メタルではないですけど北欧出身の哀愁のポップスバンドで全世界でブレイクしましたよ。それにアメリカ出身の叙情的なメロディを持つHM・HRバンドだってやまほどいます。80年代にはそんなバンドがアメリカでも結構人気が出てました。アメリカ人が一般的に泣きのメロディを嫌うわけではないでしょう。ただ、なぜ北欧とかヨーロッパ出身のバンドがアメリカで人気がないのかは明確な理由があります。それは、そんな田舎から出てきたバンドなんてだれも知らないからです。人気がないのではなく知らないだけ。これは日本だって、普通の人は英米の有名なバンドを除いてはあまりそんなマイナーなバンドを聴き漁ったりしないでしょう。邦楽のヒット曲を追うのが精一杯で。アメリカは音楽のるつぼというかあらゆる音楽が流れ込み、自国のバンドだけでもいくらでもある。なにも欧州の片隅のマイナーバンドを聴き漁らなくてもよいでしょう。それに大事な問題は「歌詞」とか「発音」とか「ルックス」とか「アテチュ-ド」じゃないかと思います。いくら曲が格好良いからといっても、メタルは今も昔も世界中で「色物」のムードがつきまといます。メロディのクサさだけならまだしも、歌詞もヒロイックで大仰、ルックスも剣とか持ってたり、英語の発音もおぼつかなかったりでは、「いまどきの若者」の心を捉えられるはずがないです。日本人は幸運なことに歌詞がダイレクトに響かず、細かな発音の違いなど分かりませんから、音楽のみを評価できますが、アニメソングのようなヒロイックで臭い歌詞をいい大人が日本語で合唱してるのはそれなりに気持ちが悪いです。英語圏の人だって同じなのでは。今の若者と同じ視点での歌詞を歌い、同じルックスをしたバンド達を支持する人が多いのは日本でもアメリカでも変わらないでしょう。DIOの歌詞に「ドラゴンや魔女」とかが登場するのが幼稚か否かという議論がB!誌でありましたが、僕は別に幼稚ではなくそこには哲学的だったり比喩的な意味があると思いますが、それでも日本語に直訳して歌えば恥ずかしいのは間違いないです。
MP-4さんはNIRVANAやPEARL JAMの音楽には泣きや様式美が皆無のように考えておられますが、僕的には特にNIRVANAは強力な泣きがあると思います。曲構造にもBEATLESからの影響を受けたしっかりした流れがあり(HM的様式美ではなくとも)、ZEPやSTONESからの正統派ロックの流れもあります。アメリカ人も日本人もNIRVANAを好む人は多いでしょうし、そう日米の間隔のズレがあるわけではないです。全ては「ダサいかダサくない」かの問題なわけです。言葉がわからないおかげで、日本人は歌詞のダサさに無頓着でいられますが、英語圏の人にはそれが結構重要な問題だというわけです。



5. MP-4 (2003-01-26 21:53:00)

YOSIさんこんにちは。私は別にNIRVANAやPEARL JAM に泣きや様式美が皆無という考えではないです。グランジ・オルタナに否定的という訳でもなく、私自身、NIRVANAも結構好きなんですよ。そこのところは誤解を招いたようで失礼致しました。
ただ、全ての問題が歌詞のダサさにあるかどうかといえば、私の見解ですがNOですね。確かにDIOの歌詞の問題はB!誌でも取り上げられていましたね。しかし、全ての泣きや様式美がそうだというわけでもないでしょう。JOE LYNN TURNERが、「僕はRONNIEのようなドラゴンや魔女について歌いたいわけじゃないんだ」と言っていましたが、勿論彼のRAINBOWやYNGWIEの「ODESSEY」での成功の鍵はその辺にあったとも言えます。(一番はルックスかもしれませんがね)
でも、売れた曲でも歌詞のダサイ曲っていっぱいありますよね。
自分は英語は得意ですが、海外の友人(外国人)に所謂泣きの北欧メタル系のテープを持っていって聞かせても、あまり音的にぴんと来ない様子なんですよね。所謂お涙頂戴的なフレーズが車の中で聴くのに合わない音楽なんでしょう。HR/HM全盛期であれば、それも「COOL!」なんでしょうけれど、もうそういう時代が終焉を迎えてしまったのでは。(と、私は考えますけれど)



6. YOSI (2003-01-26 22:42:00)

うーむ。確かに歌詞やルックスが良くてもアメリカで受けにくいバンドや音楽もあるでしょうね。もちろん僕もそれだけが北欧哀愁系がアメリカで売れない理由だとは考えてません。
ただ、どうなんでしょうね。哀愁のメロディが売れる時代が終焉を迎えたのは日本も同じなのでは?北欧叙情系ロックなんかは僕も知り合いに聴かせることがありますが、人によっては洋楽で歌詞が英語ってだけで敬遠されることもありますし、洋楽がOKな人でも、へヴィロック系、ハードコア系は好きだけど、クサメロ系はダサいから聴かない人も多いでしょう。日本で北欧や欧州の叙情HMが人気があるっていっても、それらがオリコン上位にはいるとかモー娘。とかとヒットチャートを争うとかそういうことは日本でもありえないわけで、売れても数万枚単位でしょう。それくらいならアメリカでも売れそうじゃないですか。きちんとプロモートすれば。例えば同じ北欧でもメロデス系のIN FRAMESとかSOILWORKなんかは結構アメリカでも人気が上がっているらしいです。ただこれがもっとメロディアスな正統派メタル系では確かに難しいでしょうが。
ただ、時代は再びメロディアスで哀愁の音楽が求められるようになっていくと思いますよ。最近のアメリカ出身のバンドにもそういうの増えている気がします。THE CALLINGなんかかなり良いですよ。これぞ「泣き」って感じの透明感なサウンドと叙情的な歌メロをもったHRですし。全体的にも英米のロックは再びメロディを取り戻しつつあるようにも思えます。メロディ派の人も悲観的になることはないと思いますよ。



7. MP-4 (2003-01-27 21:58:00)

確かに。メロディアス系が欧米でも徐々に受け容れられていっているのは事実だと思います。その流れから行って、再びメタルの時代がやってくるのでは…という希望的観測も無きにしも非ずですね。まあ、何はともあれ、時流に阿るつもりはないので、いい音楽はいい音楽として流行ろうが流行るまいが聴いていこうと思う次第ですね。多分、このサイトにカキコされている皆さんがそういうお考えなのだと思いますけれど。
不思議なことに、メタルが流行ったら流行ったで、また何か悔しかったりするんですよね。「今までは見向きもしなかったくせにぃ!」とか思っちゃったりして。そういう風に感じられたことありませんか? 少数派ゆえの快感みたいな。



8. 素人ギタリスト (2003-01-28 22:26:00)

歌詞、ルックス、発音etc…
メタルが嫌われる原因が、そういったところにもあるとは…。
>MPー4さん
そうですよね、結構自分だけのものにしたいですよね、こういうの。



9. MP-4 (2003-01-30 00:57:00)

はい。やっぱり誰もがGUNS'N'ROSESのシャツを着て、いっぱしのメタラーを気取りってた時代っていうのはちょっとなあ…って思ってしまいますね。確かにファッションではあるけれども、それなりのポリシーを持って着て欲しいですよね。


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