どんな基準のふるいにかけられても、それが「ロック」というカテゴリーのものである限り、必ず「名盤」という位置付けがなされるであろう歴史的芸術作品。四人のアンサンブルはときに美しく、ときに過激に展開し、至高のロック作品に相応しいプレイを見せてくれている。個人的には、このアルバムの最大のハイライトとして、「ROCK AND ROLL」のイントロにおけるボンゾの"あの"ドラムフレーズを挙げたい。永遠のマスターピース。
個人的にはスレイヤーの作品の中でベスト。多分「REIGN IN BLOOD」あたりが一番人気なんだろうけど(もちろん「REIGN~」も大好きだけど)俺にはこれ。流行のヘヴィミクスチャータイプの曲も彼らがやるとそこらへんのバンドとは格が違う。もちろん激速スラッシュナンバーもあり、そこでは王者の貫禄を見せつけている 。彼らの懐の深さを見せつけた傑作だ。