私、素人ギターを弾くんですけど、ヤングギター別冊の100%マイケルシェンカーというギタースコア+αがこのアルバムの選曲に近かったんで、結果自分が弾ける曲が多くて、 カセットを掛けっぱなしにしてシェンカリーなアドリブをぶち込んで楽しんだりすることが多っかたです。何年経っても上手くはならなかったけど、30回に1回くらいに名ソロを弾いてしまったりします(笑) そんなこんなで「よく聴いたアルバム」というより「よく掛けながら弾いた」アルバム。Rainbowの「Difficult」やEuropeの「Final Countdown」とかGary Mooreの「Corridors of Power」もそれに当たる。いわゆるMyレパートリーかつギター的良盤のランクに位置しているのです。自分よりもずっと若いマイケルシェンカーファンとは一線を画す「好き」の度合いがあるので、HRの歴史においてどれほどの価値がこのアルバムにあるかは分からないけど、とにかく超愛聴盤。マイケルのきっちり歌ってる鬼神の如きアドリブソロも十分堪能出来るし、他の方が書いておられるようなオープニングのメドレーも秀逸。Doctor Doctorのイントロのブルーズフレーズもここでは完成形ですしね。 このアルバムでさらに出番が増えたデレク・セント・ホルムズのグレン・ヒューズを直球的にしたようなボーカルは好きじゃないし、今回のリミックスで入ったRock You to the Groundのゲイリーのパートはかなりの踏み絵。こんな感じで危なっかしいなんてもんじゃない我らがゲイリー・バーデンの歌も「慣れてますー」なので全然OKだもんね。
UFOという素のブリティッシュROCKバンドの哀愁要素をぶっこ抜きして作ったというのが前提。それじゃ泣き過ぎちゃってクドくなるところを器楽的にというかフュージョンっぽいというかそういうテクニカルなカラーを全体にまぶしてやや異色な音楽性に昇華させた素晴らしいHRアルバム。曲自体については色んな方が語ってくれてるし、そりゃもう20年以上何百回と完走聴きしてるんでさすがに飽きたかも。 このアルバムでとにかく耳につくのがサイモン・フィリップスのドラムス。ジャジーで70年代的な生っぽいテクニックが熱い。In to the Arenaを聴く限り武道館ライブにおけるコージーの解釈はイマイチだったりする。
この曲の場合、マイケルのソロでロックサイドのテクニックが網羅されているという点で楽しめば良いでしょう。失礼だがSmoke on the Waterのような初心者練習曲扱いというか・・・ 意外とバックコーラスも厚いのだけど、全体的にメロディは後退気味なので、数ある名曲の中では光っていない。御本人も同じようなコメントをしておりました。
合言葉はヤングOHOH!! へぇー、HRファンでオリビア・ニュートン・ジョンも好きって人もいるもんですね。Xanaduはイケすぎ。全編を支配する極上POPメロディ、鳥肌が立ちそうになるファルセットのパートとかエンディングの大団円で今だに感動してしまったりと。21世紀の現在でもちっとも色褪せていない。黒っぽいダンスソングでアメリカンヒットを飛ばす女性アーチストとは根本に違うんだよね。 他にもMagicとかLet's Get Physicalとか懐かしいなー。80年代のMTV時代にスマッシュヒットしたTwist of FateなんかHR疾走曲に通じる曲だよーとか言ってみる。 しかし彼女。今も美人なのだろうか。なんつーか結構なお年になってるはずなんだけど。映画の外のヘップバーンを見た時はそりゃ衝撃だったもんで。
正直に言うと私はそれほどオジーのファンではありません。引退するとかしないとか口に出した以降の彼には全く興味ありません。勿論過去を振り返ればギターキッズ的にランディ・ローズのプレーもアバンギャルドで面白いと思うし、ジェイクのCentre of EternityやBark at the Moonなんか普通に燃えます。ザック・ワイルドは登場当初から好きになれなかった。 んで、そのなかでも良く聴くアルバムは?と言われると、どういうわけかこれだったりします。現代的なサウンド(と言っても既に20年前だけど)で奏でられるBlack Sabbathの曲が、正しくヘヴィメタルの音だから耳馴染みが良いのですよ。初っ端のSyptom of the Universeに代表されるようなブラッド・ギルスのステレオアウトプットしたザクザクのディストーションサウンドが良い。全体的な選曲も正しい。ブラッドってSabbathの隠れファンだったのかね。良くもまあ上手いこと一仕事こなしてる。というわけで本家Sabbathも含めてOzzyのライブ盤ってあんまし良いのがないような気がするし、出来の良いこれを愛聴しちゃうんだよねー。
ハロガワザギドギヨー。今日も1杯引っ掛けて登場?? ははは。いい声してます。ところどころ歌ってません。Victoryなんてあんたの持ち歌じゃねーかっつー。 生ゲイリーがヤバイことは百も承知だが上手いコーラス隊がいなきゃ歌が成り立たないとこがなんとも言えず、ツインギターのハモリも何度も危なくなり、スリリングの連続でCD2枚分無茶苦茶楽しめます。なんせ大好きなアーチストの名作に参加しちゃってるもんだから、20年もこの人に付き合ってる。ヤバイ部分のフェィクっぷりが私の耳にまとわりついて離れないゲイリー節にここでもキッチリ収束してるのだ。 それにしてもBring on the Nightは良い曲だなー。 当然ベスト構成のショーなんでこれでもかと繰り出す数々の名曲の聴き応えは十分。ラストの方のArmed and Readyはあんまし面白くないけどねー。
バンド自体の大ファンなのですが、このアルバムは辛いです。音質も変だし、1stトラックのTONIGHTからして大して好きになれない。なんだか懐かしい名前の英国人ボーカルが歌ってたりするけど、この人の声はバンドに合っていない。 A Cry for the New WorldやForever in Timeが奇跡の出来栄えなのに対し、Demorabiliaとして後に発表されるような頃の音楽性に先祖帰りしてる感じ。中途半端な売れ線試行錯誤時代の空気。全体的にエッジが感じられなくてふにゃふにゃなのがなんとも歯がゆい。 本当にラストアルバムなのだろうか・・・何度も這い上がって来た彼らだからして, やはり期待している。Rise up Again , Mantis !
我らがゲイリー・バーデン参加アルバム。 彼らのアルバムの中では、捨て曲の多さとその捨て曲のどうしようも無さからクォリティの低いアルバムとされていますが、 やはり手が伸びてしまうのは、多分俺が無意識的なゲイリー・バーデンの大ファンだからであろう。 別に透明感のあるボーカルが絶対条件であるわけでもなく、 音楽的なマッチングとしては、MSG同様悪くないと思っている。 Don't Be Afraid of the Dark Bring on the Night Welcome to My Hollywood Victory Only the Children Cry この辺りは彼らの代表曲の中に並べても見劣りしないでしょう。 Bring on the NightのPOPさを抑えて哀愁に振ったようなメロディラインはMSG時代から通じるゲイリー節と言え聴き所。
この曲を一聴してイメージしたのが、かつて大好きで聴きまくったROCK MY NIGHT AWAY。キーボードのリフからかな。ああいうPOPだかなんだかカッコいいかどうかすら分からんけど微妙なHRってずーーーーーっと求めてやまなかったんですよね。明るいんだけど、なんだか悲しい感じもして、マンティスだけにソフトに仕上がってます。
典型的な早歩きテンポのマンティスソング。ちょっとキーが高いかなー??(笑)という感じで後半で転調までしちゃう暴挙に出るのですが、Systems Failingに比べりゃ全然大丈夫でしょ。 この曲はAメロがすごくいいです。2番の歌詞のHow I made my dreams come trueのとことか耳に残りますよね?
中学生の時に新譜でした。POPなんで微妙に叩かれてましたよー。 ジョー・リン・ターナーの歌唱においての最高傑作。Can't Let You Goを聴いてあげてください。ハスキーな声なのに伸びやかで涙が出るほど上手いよねー。 ま、正直言うとリッチーのプレイにコレっつーのが少ないような気もするけど、それならAnybody There1曲あるだけでもいいじゃん?そういうアルバムなのです。 全体的にドライブ感を持続したままPOPに仕上げられていて、前2作で見られた古さと新しさの融合という方法論から1歩進められたアダルトでムーディな要素も散りばめられた究極の1枚ですね。
ヒット性の高いシングルが含まれてることとグラハムの喉から血が出そうなボイスが魅力。作曲にロジャー・グローバーが大きく関与していることにより、以前のロニー時代に見られた美しき偏狭趣味はだいぶ薄められている。ただしコージーもまだ叩いているのでHRとしては十分に迫力あるという賛否両論になってしかるべしの1枚。 当時の世界観で語るべきものだから難しいんだけど、Eyes of the WorldがGates of Babylonの線で書かれたとしたらこの2曲の印象の違いがそのままロニー時代と新Rainbowの作ろうとしたものの違いである。 Lost in Hollywoodの無茶弾き部分は狂気のギタリストぶりが発揮されていて面白い。Acceptのギターの奴なんかここパクリまくってたよねー(笑)
Lady of the Lakeのロニーがいいですねー。緩急完璧なロニーワールド。 Kill the Kingはコージーですね。ズチャッチャッチャってね。この人のバスドラって、ギタリストが本来16分で刻むところを楽して8分でやったりすると、自分もすかさずそこは1蹴り。始めからそういう曲だったってことになる。ドラマーなのに曲を知ってますよね。 大作Gates of Babyronは何もかも良いでしょう。サビでフワンフワンと鳴るシンセの音もいいし、ソロの展開はリッチーの書いた曲の中でも群を抜いてドラマチック。ちょこっとスィープのとことかキますねー。時間を掛けただけあります。
ギター奏法の話を・・・こいつは3本弦使用のオルタネイトだとかなり難しいです。自分はハナっから1弦の5F、9Fと2弦の7Fのエコノミーで妥協。帰りの1弦5Fのみアップ。これでいくと途中でキツいストレッチになるけど、ピッキングは遥かに楽です。Child in Timeもこの手でイケましたね。これで邪道というならイングヴェイのRising Forceも邪道になる。 Rainbow疾走曲の代表でコンパクトな中にドラマ性もたっぷりの名曲です。
1stとの違いはより「HR」を強調した点。ドラムスのパターンまで含めた構築美みたいなものが表れた点。いいですねー、ギターみたいにリフを刻んでしまうドラムスが。A Light in the Blackのインストパートのキーボードとのユニゾンや不良によってたかって足蹴連打されてるような無茶なツーバスなど利き所満載。当時はこんな感じで激しい音楽の筆頭だったのです。コンサートで死んじゃう人まで出る始末。そして何より虹を掴んでしまっているインパクトたっぷりなジャケットは今でも色褪せませんね。 個人的にはTarot Womanが一番好きかな。
なんつーか超無難なボーカリスト選択が悲しい。来日ライブをブートで聴いたけど、ドゥギーがSpotlight Kidの歌い始めをジョーそっくりに歌った時の歓声に笑った。 Rainbow聴くときのボリューム設定で聴くと音がデカイ。時代の流れが感じられますね。このアルバムが出た頃って音源発表が数年サイクルだからWolf to the Moonのソロなんか聴いたときには奏法の変化にビックリしましたね。珠玉はBlack MasqueradeとHall of the Mountain King。力が入ってます。 自分もRainbowっぽさの具現化したCold Hearted WomanとかStand and FightとかToo Late for Tears辺りも十分楽しめてしまうわけでギタリスト向けというか、アドリブのぶち込む隙も多いし、「掛けながら弾く用」アルバムの一つだったりします。 ん?意外と名盤なんではないか!?
Far Beyond the Sunでは1曲目もいいけどこの曲がイチオシかな。久々グッと来ました。聴いたことのある感はLivin' without You♪のコーラス付近。MR.BigがカバーしてたWild Worldにも出てくるね。 才能の枯渇も何もボブ・カトレイやらなんやらに曲を提供しすぎて、元々モチーフを既存のヒット曲に求めて作曲する人だけに、 そりゃネタ切れるよとは思っていた。
同じ人が書いてもいいのかなー。書き足りない。 組織票みたいになっちゃうので、★1個だけにしときます。 本当は上の★★★ね。 とりあえず、その「Livin' without You♪」に拘ります。 例えばWild Worldの場合は、この音階のままBaby I'm dreaming♪と歌われます。 ここを「オーウオウオ」と歌うとEven the Nights Are Better というAir Supplyの曲になります。 その曲のサビのEven the Nights Are Better♪と歌っているといつのまにかクリストファークロスのCaught Between the Moon and New York Cityの歌い始めになってしまう。 聞いてもらえば分かりますが全て名曲なのですわ。 このような例においてはパクリというよりヒットメイクの常套手段と表現した方が良いですね。
実はこのアルバムもあまり自分の中での評価は高くない。後述。 印象に残るアルバムイントロの洋太鼓のリズム、それに続くFear the Forceは代表曲になり得るクォリティを持った曲でサビのコーラスなんかカッコ良いですね。相変わらずバラードは良くてパワーバラードのWe Rule the Night、ピアノバラードのTill the End of Time。元ネタはゲイリー・ムーアだろうけどアイリッシュ風のRedも面白いですね。 ただしSpellboundはネガティブに反応しました。古いネタなら愛情を込めてパクってもいいけど出来が悪けりゃ苦情を言わせてもらうぞ。 さすがにゲイリー・ヒューズの年齢だと(俺もだけど)Led Zeppelinの世代ではなく、Whitesnakeを直接的に取り入れたみたいで何故かヴィニーはStargazerまんまのアラブ音階使ってみたりと、なんだか上手に消化出来ていないような。Still of the Nightのジョン・サイクスが秀逸だったのはDazed and ConfuzedとかWhole Lotta Loveの中間部の幻想的な雰囲気を自分なりの表現方法で昇華させて演じきれたとこでしょ? この曲をボツにしてアルバムタイトルをFear The Forceにしときゃ3rdまでの流れと均整も取れてたんじゃ?
アコースティックギターの美しいイントロから始まるドライブナンバー。 サビ直前のダダダ、ダというブレイクも印象に残るし、「Give Us Together」「Go On Forever」っていう韻を踏んだ歌詞や、BABYSのジョン・ウェイト風の歌いまわしをする「So Wake Up Baby」のとこがグッと来ますね。モチーフはBAD ENGLISHかな。 かなりの良い曲。
衝撃の1stから半年も経たぬうちに早くもリリースされた2nd。当然即買い。 マテリアル的には1stに収め切れなかった13曲(ボーナス含む)の発表となるが、まだこんなに良い曲が残っていたとは・・・ 1stとの違いはメタリックな要素の増加。のっけから美しいアコースティックギターに始まりドラマチックに展開する疾走曲。だが声を張り上げて歌うこともなく、あくまでもソフトに渋く責め立てる。愛撫が優しいのである。 他にも聴き所は沢山。 今度のアルバムはちょっとハード過ぎないかな?と思わせた所に、Wildest Dreamsの美しいコーラスで安心させてくれたりとしっかりTEN印。Turn Aroundの低音ボイスやThrough the Fireの尋常じゃない愛情表現。女の子はたまらんだろうな。Stay with Meを継承したようなWait for You。Youが目的語かつ主語になる詩的な表現なんかも素晴らしいですね。例えが変だがほとんど内山田洋とクールファイブまで行ってしまいそうな「アー」とか「ウー」といった男声コーラスの作り込みに感心しきり。 The Name of the RoseのEPに入ってるWhen Only Love Can Ease the Painもお勧めバラードです。
1st、2ndが良かっただけに心配された3rd。TENの音楽とさほど距離感があるわけでもないゲイリーのソロアルバムやこれまた同様にボブ・カトレイとの絡みが始まり、かなり精力的に活動していたため才能を絞りきってしまわれないかとヤキモキしてました。 確かに楽曲の粒の揃いがやや悪くなり始めました。不必要にハードな曲で曲数を稼いでいるような印象が強い。かといってCD帯に安売りされるメロディアスという文句に騙されて買わされる凡百のバンドよりはずっと良い曲が聴けるわけで、結局これも「買い」となる。Standing on the Edge of TimeやFly Like an Eagleなんかは以前の路線で素晴らしいです。松田聖子の「あなたに逢いたくて」にクリソツなYou're in My Heartも美しいバラードです。 ただしThe RobeのEPに入っていたGive Me a Piece of Your Heartには心底ガッカリしました。TENの場合、元ネタ探しみたいな作業もまた楽しみのうちなんだけど、1秒で見切られてどうする(笑)
こいつはいただけない。Runawayのキーボード リズムアレンジにLivin' on a Playerのレトロなギターワークを被せてYou Give Love a Bad Nameのまんまデスモンド節で歌われる曲なんだけど、そのまんますぎて笑えない。JourneyやAsiaならモロモロの事情でまだアリだけど、Bon Joviはやめてくれ。 ファンとして☆0個を食らわせてやりたいところ。
みなさん絶賛ですね。はいはい、俺もね。ホントにこれはイイ。 ものすごーくはまってます。 自分には北欧っつーとEuropeの1st、2nd辺りだから、独特のというのはピンと来ないけど、スカンジナビア周辺って良い音楽市場があって昔からHRも流行ってたし、今もワールドワイドにいいバンドを輸出してますよね。日本のファンに分かるバンドだとHarem Scarem、Dizzy Mizz Lizzyなんかが持ってるヘヴィネス+メロディのツボをさらに推し進めた感じで、メロディアスな要素を最重点においてテクニカル要素をごっそり抜いて際立たせている。ギターソロなんてあったけかな?みたいな。なるほど、Stratovariusが変なサウンドになっちゃた訳が分かってきた。 新譜よりこっちのアルバムの方がサウンドが洗練されてるんで、Pop好きにはこっちの方がウケがいいかも。視聴して購入を決めるなら・・・っつーか、鉄板だから買っちゃえって感じなんだけど。このバンドのイメージ通りのFirst Day of My Lifeを推しておきます。1コーラス目の半分、30秒で購入決定じゃないの? 唯一ケチを付けるならHR/HMの精神性からすると嫌悪感必至のボートラの何ちゃらMIXとかは聴かないでスルーね。これ国内盤にも入ってるのかな??
上記の方々の絶賛の通りで、自信をもって紹介したくなるバンドです。かくいう私もアンテナに引っ掛かって以来ヘヴィローテーションになってます。やっぱり音楽はメロディがいいのが一番。基本的に聴き込み不要!!そんなこと思う間もなく何度もリピート掛けしちゃうってば。HRな人以外にも十分アピール可能で、ドラマの主題歌にでも使えば日本でも人気出るんじゃないの??ハネ気味のリフ+ダークなPOP感覚等、以前スマッシュヒットしたDizzy Mizz Lizzyなんか思い出させますね。あれが好きだった人は100%気に入るはず。彼らの'70要素やテクニカル性を省いて、哀愁メロディを過激にアップした感じ。 ①Shotで既に哀愁爆発。このレベルの楽曲でアルバムの中位ぐらいだもんな。アップテンポな②Night After Night (Out of the Shadows)もいいし、かなりBon Jovi(日本人ならサザンも)を思わせる③No Fearも最初は「狙ってるなー」という印象だったけど、2回目から既にAメロの美しさに引きずり込まれた。2コーラス目後半のメロディを変えるとこなんかグッと来すぎて逝っちゃいそうですよ、マジで。歌詞まで覚えてしまった。⑤Last Generationはややベタだけど、Aメロもサビもすごくいい。個人的にはこれをベストチューンに推す。⑥Dead Promisesはサビの力強さがHarem Scaremっぽいかな。これも良曲です。⑨Keep Your Heart Brokenは美しいイントロもさることながら、じわりじわり盛り上がってくるBメロからサビの展開なんてホントに感動するよー。 とにかく'2005年のベストアルバム間違いなし。どうせ自分たちの大好きなメタル勢の連中はいいアルバム出してくれやしねーだろーし、ヘビメタさんも終わっちゃったし。
即効性が非常に高い。極端にシンプルでヒットを狙いすぎの感もあるけど、メロディが無茶苦茶いい曲ですねー。2ndコーラスのClose your eyes for the one last time~とメロディラインを変えて歌う部分が特にキましたね。ちゃんとあるんだけどないようなギターソロも少しは注目しておきます。
「Here I Go Again」を「SLIP OF THE TONGUE」のバラードシングル的に現代的アレンジしてはみたが、肝心のサビは初期風の渋目になっちゃったという曲。やっぱり作曲者が古い人間なもんで、こうなると。I Been Wasting Too Much Time、I'm Making Up My Mindという歌詞にニヤリ。
「TELL NO TALES」「INTUITION」は、さすがにPOP方向を狙い過ぎだった。音も曲も素晴らしいのだが、いくらなんでも爽やかすぎてBGMになってしまい飽きが来やすい気がする。あの手の路線にありがちな歌詞のチープさがそれに拍車を掛ける。Tonight♪とかじゃなーさすがに。おま、あれも好きなんだけどさ。 だが、このアルバムのほんのりダークな要素を込めた楽曲群のバランス感覚は良い。どことなく深淵なイメージで大人びたカッコ良さというか・・・ Downhill Racer Mother Warned Me Hard to Say Goodbye Purple Mountain's Majesty ちゃんと既存のPOP感覚を残しながらもこのアルバムの空気に染まる素晴らしい曲たちである。たっぷりダークな感じになったら最悪でしたが・・・
問題作と言われ最終作になってしまった1枚。 巨大な米市場において結局頭一つ出るかどうかで争っていた英国を含む欧州のバンド郡 (MSG、Rainbow、Whitesnake等のベテランまで参戦という世にも豪華な激戦ね) の中で制覇したのは、アイドル顔でAC/DCのノリにPOPを前面に出したDef Leppardとなりました。今でこそオデコが後退してるフィル・コリンなんかIbanezeの黒デストロイヤーに白のコットンパンツって感じで無茶苦茶カッコ良かったもの。MTV映えが良かった。 それに引き換え名作引っ提げたエイドリアンは何故か、蝶ネクタイ・・・ ここに危機感を感じたか、我らがVandenbergはモロに取り入れたのね。AlibiなんてそりゃもうPhotograph。Once in a LifetimeはEric Carmenの雰囲気。All the Wayの伸びやかな歌唱なんかはスティーブ・ペリーを意識した節もありと。なんつーか悲しげなショックは受けた。 とは言え、曲を作ってるのはエイドリアンなわけで概ねVandenbergなわけです。 今に思えばちょっと音が洗練されて一足飛びの売れ技を使われただけの単純な3rdアルバムってことでもいい。曲の粒も揃ってるしハードな曲ではちゃんとハードです。
あんまり語れていないのが不思議だが、Yngwieが本格的にクラシカルなアプローチを始めてから、あのムードがハイテクギタリスト界を覆ってしまったせいか、MSGのInto the Arenaを直系とするリズム展開の機微に満ち、メロディアスな普通のHRインストは実は少ないような気がする。 Into the ArenaやCaptain Nemoを聴いた人に「あれみたいの聴きたいけどない?」と言われると、これってことになるのだ。 ただ個人的にはおなかいっぱい過ぎる。This is Warのようなボーカル曲にこのようなソロが入ってる方が、ドラマチックだと思う。
はっきり言って今聴くと音質が辛い。CD化された時に悪化したのかなー。それを除くと言うまでもなくエイドリアンの独特な技が満載の素晴らしいアルバムです。1stアルバムよりも上手くなってる。ミュートしての駆け上がりとかの古臭ぁい早弾きがなんともツボにハマリますね。ホケキョー奏法とか・・・そうそう。この時期のようなVan Halen以降のギタリストの間でアホな奏法を発明するのが流行ってました。いずれにしろそういうギミックにしても下地に正確なオルタネイトでメロディアスに弾き切る力量があってこそ映えたということですね。自分もこういう風に綺麗にギターが弾けたらなーと思わせます。 Different Worldsの1stソロ後半のペダル奏法とかThis Is Warのメロディアスな展開からミュート掛かった無茶苦茶早いところとかの劇的なソロイングだけでご飯何倍も食べられる感じ。いまだにCDを引っ張り出してきては早送りしてこの辺のソロだけ聴いて気色悪い笑みを浮かべちゃうくらいだもんな。