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なPさんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 201-229
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なPさんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 201-229
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WHITESNAKE - Slide It In ★★ (2003-02-08 23:05:00)

ちょっとMIXが悪い(からリミックスされたんだけど)ボリュームを大きくすりゃ同じようなもんだ。
んで、断然こいつは名盤です。全時代を通じて一番曲の質が良い。
サーペンスはレコードとしてはサウンド的に良い仕上がりで、実績は完璧にあっちが上になったわけだけど、曲自体には魅力が薄かったりしてジョン・サイクスの独善的要素がクドい。
1,2曲弱いのも入ってるけど、このアルバムの曲の良さは聴きゃ分かるよね?
古臭いものと新しいものの合わせ方、伝統的なブリティッシュROCKとアメリカニズム商業路線との合わせ方。非常にバランスが取れていると思う。
Slow&EasyのPVの斜に構えたコージーもカッコ良かったなー。
デヴィッド本人は詳しく語っていないので勝手に想像するが、当時アメリカンドリームに酔いっぱなしのQuiet Riotとのブッキングツアー(なんと前座ですぞ)をしていたのだが、クソ生意気なケヴィン・ダブロウに色々とからかわれていたらしく、その悔しさがバネになりサーペンスアルバスのようなゴージャスな音を作る決意へとつながったらしい。結果は見えていた。
勿論このアルバムの楽曲を抱えてツアーしたわけだからその後の成功は、
このアルバムがもたらしたと言えるわけです。
というわけで、ケヴィンにピザ投げつけてやれよー。


WHITESNAKE - Slide It In - Give Me More Time ★★ (2003-06-15 02:55:44)

こいつもPVがありましたね。イントロのドラムが入るとこがカッコ良いよねー。こんな感じで楽器の使い方は典型的な渋いブリティッシュHRだけど、時期的にかなり売れ線を狙ってるのでサビがポップでとっつき易い良い曲。
なんとも不器用なポップ化がたまらん。自分的にはスイートスポット。


WHITESNAKE - Slide It In - Love Ain't No Stranger ★★★ (2003-02-08 22:45:01)

だから、なんでこんな下なんだよー。
少なくともこのような掲示板に集まる人たちはマニアなのだろうから、実はSlide It inはサーペンスアルバスより優れていたことに気付いて欲しいですね。
この曲に関しては、ドラマッチクなキーボードのイントロからして最高だし、コージーのプレイも冴えてる。メロディにおける古臭さと売れ筋の融合も狙い通り。
このアルバムですら評価されなかったアメリカという国の
「マーケット」の壁には当時の日本人HRファンも本人も驚いたことであろう。


WHITESNAKE - Slide It In - Standing in the Shadow ★★ (2003-02-08 22:35:35)

なんでこの曲がこんな下なんだよー。
初期からボチボチ存在していた哀愁路線。
さらにアメリカ市場を意識しまくりで、
ブルーズ臭の抜き方の微妙なラインを心得た時期の最高レベルの曲。とはいえ音像のスカスカな感じが、
ブリテッィシュを感じさせるとこがすごくいいのだ。
ThunderのRiver of Painなんかもこのムードですよね。


YNGWIE MALMSTEEN - Attack!! ★★ (2003-11-19 01:42:00)

音質はだいぶ改善された。CDっぽい乾いた音ですけどね。少なくとも前のアルバムの自主制作レベルではないだろう。
相変わらずドゥギーは地味。なんつーか奥行きが浅いというか平面的なんですよね。けっして下手ではないし、ここでもRainbow同様ソツなく仕事をしている。でも無理やり前任者のマーク・ボールズ風のラインに近づけちゃってるのが悲しいし、結局は自分のスタイルを持たないモノマネシンガーと感じさせる局面がいっぱい。Rainbowのボーカルっつったらそりゃもう本来なら大抜擢なんだけど、選んだのはリッチーじゃなくてキャンディスだったというオチ。結局売れない歌手ってイメージが(笑)Mad Dogなんてアルペジオのソロ(こんなのを軽く弾けたら気持ちいいだろうなー)やエンディングのキーボードも含めとてもカッコ良い曲なんだけど、今のイアン・ギランか仙人ウリ・ロートの歌唱みたいなヘナチョコリンな歌い方してるぞと。
ドゥギーが入る前にAssHoleをキックされて追い出されたヨルン・ランデ(←こいつもモノマネシンガー)の方が個人的に好きなので、ブルージー風味のアルバムを作ってもらいたかったかも。ってな想いもあるんで、いつもは邪魔くさいジミヘンっぽい曲のイングヴェィVoナンバーが意外とカッコ良くて、地味に貫くこのアルバムの良いアクセントになっている。
前はPrisoner of LoveになっちゃてたG線上のアリアは改めてインストで聴くとほんとに美しい。これが何百年も前に書かれたってことに人類の歴史の壮大さを感じる。ここは一つドゥギーホワイトにも「雇」のイメージを払拭して壮大な存在になって欲しいものである。


YNGWIE MALMSTEEN - Eclipse ★★ (2003-06-29 02:13:00)

うーん。捨て曲なしって皆さん簡単に褒めすぎなような・・・
今も昔もあまり好きになれません。このボーカル、ジョン・ノーラムのアルバムではなかなかに才能を発揮していたんだけど、メタルやるには致命的に線が細い。何を狙ってシングルにしたか分からんけど、その2曲Making LoveとJudasがこれまたつまんない曲なんだよね。さらにハイトーンのキツい疾走曲になるといっぱいいっぱいな印象で熱いムードを壊してくれちゃう。
とはいえBedroom Eyesなんかは彼ならではの上手さを表現出来ていますし、バラードSave Our Loveも感動的です。ギターソロは素晴らしいものが多くDemon Driverのソロは彼のクラシカル決めの中でも1,2を争う出来でしょう。イングヴェイという人って(北欧独特のイモっぽさも含めて)実はそれほど北欧っぽいのが出て来ない人なんで無理して全体的にその色を出しすぎたような印象を受けます。その後誰も彼もメロスピ化してしまう北欧勢とは距離感のある原始的な北欧サウンドを保った末期のアルバムという微妙な名盤でしょう。


YNGWIE MALMSTEEN - Facing the Animal ★★ (2003-06-29 03:15:00)

マッツ・レヴィン程度だったら、ヴェセーラでもいいじゃないの?とも思えるが、このアルバムはお気に入りです。音楽性の拡散がいい感じに拡がって飽きの来ない作りになってますし、プロダクション良好。当たり前だがタンガリィデスに任せればこれぐらいのクォリティには出来るよなー。
このアルバムがどれだけ楽しめるかと言うと、いきなりゲイリー・ムーアのアイリッシュ路線の曲で始まってくれます。ってパクリかい(笑)。んでDドロップチューンのヘヴィ曲の連発。うーん楽曲が苦しい。けどマッツもムキになって熱唱してるし、コージーのシンバルも派手に鳴ってるし、なんか心地よい。音が良いって素晴らしいことだ。
美しいのがキました。Like an Angel - For Aprilあまりにも美しい泣きメロ。しかしついこないだまでAmberdawnにPrisoner of Loveでステージに呼んでチューまでしてた非常識デブが言う所の短パン歌手マイクに妻を寝取られた、いやほんとはローディと出来てたうんぬんの件が・・・萎えさせるんだけど、やっぱり音楽で感動してしまう自分がなんとも情けなくてなー。先へ進め。My Resurrectionのドラムはコージーらしいプレイだよね。メロディもいいし、ここからAnother TimeやEnd of My Ropeみたいなヒット性を持った曲に畳み掛ける辺りがこのアルバムのハイライト。この後も聴きやすい曲が続く。
イングヴェイの直接的過ぎるところを周りで抑えに掛かってバランスを取ったHRとして出来の良いアルバムらしいです。


YNGWIE MALMSTEEN - Fire and Ice ★★ (2003-06-29 02:36:00)

実はこのアルバムの頃がイングヴェイの日本におけるセールスの全盛期です。オリコン一位なんてとんでもない状態。あれだけ人気のあったLAメタル勢が滅亡して、ほんとにヘヴィでPOP性のカケラも無い骨太メタルが売れ出して、Angraを始めとする出来の良いスピードメタルがまだ出てきていない時期でRainbowやMSG等古くからのHRファンを満足させるバンドの活動が滞って来た時期です。そんなこんなで他に代替品が薄かっただけなような。正直言うと私も少しメタルから離れてました。頭のDragon Flyがまた酷い。このタイプの曲が多く、かなり冗長に流れます。TeaserだってVan Halenを安っぽくしたみたいで彼が作ったいくつかのPOP曲の中ではランクは落ちるでしょう。ま、ギターソロが出てくるとやっぱり熱いんだけどね。さすがに俺もファンなんでこんなもんでコロっと騙されちゃう。
秀曲Forever Is a Long Timeは次作以降の音楽性に繋がったかも。このタイプの曲を作ってみるとヨランじゃ頼りなく感じてマイク・ヴェセーラぐらいの太い声が欲しくなったんだろうね。
ちっとも「このアルバムを聴け」のレビューになってないんだけど・・・いいでしょ??イングヴェイなんか知った時点でどうせ一生追いかけてしまうんだから(笑)


YNGWIE MALMSTEEN - Inspiration ★★ (2003-06-29 02:49:00)

Carry on My WayやIn the Dead of Nightはなかなかカッコ良いけど、ほとんど原曲と変わんないんだよね。んで、原型を留めていないDPやRainbowは概ねイマイチです。Child in Timeはああいう風に終わらせてはいけません。第一いくら好きだからと言って一体何曲リッチーやるのよ。そういうとこがGoing イングWayで笑える。ラフに演奏されるPictures of Homeのジョーはなかなか。ギランの曲はジョー本人の聴きこみ具合も手伝ってさすがに上手。一番面白いのはThe Sails of Charonかな。このダークなムードを聴いて熱くなった人はウリ時代のScorpionsを買いに走ったでしょ?


YNGWIE MALMSTEEN - Live!! ★★ (2003-06-29 03:39:00)

初回限定だったか忘れたけど、前代未聞の前座ディスク付き。なんだか友人がそのDr.Sinを気に入ってしまったようでした。
このLiveはええぞー。とにもかくにもメッタメタに弾きまくり。1曲目がMy Resurrectionってのがまたいい。トラック5にFar Beyond the Sunとクレジットされてる部分なんか熱いなんてもんじゃない。なんせ原曲の半分は不一致なのに色気たっぷりでインプロヴァイズしまくっちゃってます。こんなのを目の前でやられたら興奮するの忘れて呆れかえっちゃうよなー。ということで、イングヴェイはライブだとさらにキレるギタリストであることをご自身の耳で確かめて下さい。選曲もまずまず。ファンなら大満足間違いないし、強くお勧めしておきます。


YNGWIE MALMSTEEN - Magnum Opus ★★ (2003-02-13 01:47:00)

一般的にはSeventh Signの線を単純に狙っただけの駄盤とされてるみたいです。
俺もそう思う。ヤケにインストの小曲が多いし・・・っつったら終わっちゃうか。
だがしかし。VengeanceとFire in the Skyはこのコンビならではのキラーチューン。マイク・ヴェセーラの起用はこういうのを上手くやるための人選なわけなのだから当然。バックの演奏も堅実だ。
Vengence
例のプログレっぽい展開かましてからクラシカルなソロに入るとことかキますねー。しかもリズムON状態でのクラシカルアンコールを初めて聴いた時にはビックリした。エンディングはFar Beyond the Sun以来の劇的なもの。とにかく全体のアレンジ構成がカッコ良すぎで涙出ちゃう。Never Dieより全然いいじゃん。
Fire in the Sky
イントロで既に涙。ボーカルのラインがとにかく素晴らしい。
Aメロからして美しいし、ブリッジのギターとの絡み、サビの音の飛び方の意外性、どれをとっても良い。ギターソロ後半はインプロヴァイズの割に劇的に収束している。
イングヴェイが良く豪語する「5分で書ける」というような曲では全く無いことは確かだ。


YNGWIE MALMSTEEN - Marching Out ★★ (2003-06-29 01:17:00)

MTV公募でめっけたジェフ・スコット・ソートを前作とは違い全編に渡ってフィーチャーしたアルバム。ま、こやつ。ルックスも含めかなり暑苦しい奴なんだけど、ハイトーンの伸びや上限の高さのテクニックは抜群なんで許そう。ボーカルアルバムなのでクラシカルな部分を若干抑えて、当時流行っていたチープだけどギターの音がハードなLAメタルやDio等のベテラン勢に対抗してヘヴィに攻めてみましたという感じ。
シングルになったI am a Vikingは大した曲じゃないような気もするけど、Disciples of HellやAnguish and Fear等のリフは熱い。
音質うんぬんに関しては、もしかしたらレコード時代はこんなに酷くなかったかも知れない。CD化時にどっかミスったんじゃないかな?このアルバムを楽しむにはメディアプレイヤーのDFXプラグインなどハイ上がりなイコライザーセッティングが必須なんだけど、イングヴェイのバッキングのマーシャルサウンドは風圧を感じさせる図太い音でビックリします。音を決めたらOn the Run Againの頭とか聴いてみてよ。


YNGWIE MALMSTEEN - Odyssey ★★ (2003-02-13 01:00:00)

Rainbowのラストアルバム同様、このアルバムの主役はジョー・リン・ターナー。
この男はプロである。Heaven Tonightのプロモなんて無茶苦茶Bon Jovi風アリーナ演出をかましてしまうぐらいでしたたかな商魂がミエミエ。アメリカンドリームのまっただなかにいた人だけにこのクセの強いギタリストとの競演で自分がどのように振舞えば良いのかが分かっていた。当時の我々の認識だとなんせリッチー・ブラックモアは雲のまた上みたいな存在なわけで、「今回は格下との競演」というイメージだったのだが、ジョーは妥協しませんでしたね。これはジョー自身が上手なギタリストの大ファンで、ある種の尊敬の念を抱くことを忘れない姿勢にあることが大きい。
時代が時代だけに少しエコー感が強すぎる感もあるが、ここで聴ける歌唱は彼のベストパフォーマンスの一つと言える。最近のソロ作ではクリーンとハスキーのどっちかに振れてしまい、微妙なコントロールを失ってしまった感があるのだが、その中間部のツボを押さえたメランコリックな歌唱は絶品である。
肝心のイングヴェイなのだが、事故後でスピードをMAXで出せないということが大いに吉ど出た。っつーか、これでも十分速いっちゅーの。彼がこのようにやや抑えて弾くとAlcatrazz時代のような水晶の如きメロディのきらめきが倍加されるので、こりゃもう一番良いアルバムになることは当然のことだったのだ。友人の言葉の引用なのだが、「ブルージーな歌唱と超速ストラトが意外と合う」噛み合わせが良いということなのである。例えばマーク・ボールズのような歌唱だとツインギターのインストみたいに感じちゃうのは俺だけではないと思う。


YNGWIE MALMSTEEN - Odyssey - Rising Force ★★★ (2004-06-21 03:40:04)

この曲はややバタついた感じで人間味たっぷりのドラムスが70年代から継承されたハードロックらしさ満点で良いですね。絶妙なタイミングで入る細かいシンバルワークなんかたまらん。
ジョーのハスキーな声でメランコリックに歌い上げる歌唱は言うまでもないし、ギタープレイはソロのキメもさることながら大仰なエンディングもかなりキます。文句なしにカッコイイ。大好きなDeep PurpleやRainbowの影響もバリバリで童心に帰ったイングヴェイがHRキッズの気持いっぱいで作ってくれたのでしょう。


YNGWIE MALMSTEEN - Rising Force ★★ (2003-06-29 00:57:00)

タイムリーに聴いた世代です。Alctrazzでの登場は勿論相当にショックだったです。音符の詰め込みも凄いと思ったが、その並び方による響きの美しさと一音一音のアタック感、繊細なストラトサウンドを自分といくつも違わない若者が完璧に使いこなしていたのですから。伊藤政則の「水晶の如き煌めき」という表現を思い出します。
確かバンド脱退するや否やと言う頃に大したプロモーションも無くこのアルバムが世に出てきました。2曲目は早いシャッフルでやけにカッコいいなーという印象は受けました。(後にアルバムの中でもずば抜けたテクニックやエンディングに代表されるドラマチックなアレンジメントに気付くことになる)ボーカル入りのAs Above, So Belowなんかも分かりやすいカッコ良さがありましたし、世に上手いギタリスト多かれど、Icarus' Dream Suiteの微妙な音程のコントロール具合なんてかなり色気があります。しばらくの間は自分の大好きなマイケル・シェンカーやゲイリー・ムーアを聴くのをお休みしてしまったぐらいです。


YNGWIE MALMSTEEN - Rising Force - Icarus’ Dream Suite, Op. 4 ★★★ (2003-02-13 02:32:04)

その昔、M.S.G.の武道館ライブに入っていた飛翔コンチェルトなるギターソロの咽び泣くような音を聴いて、「あー、このムードでちゃんとした曲になってんのがあればなー」なんて思ってました。
で、実際に出してくれる人が現れたわけです。
短いっちゃ短いがそれこそ第何楽章みたいな感じで4曲ぐらい入ってる感じで、そういう待ち方をしていた俺のような人間にとってみりゃとても贅沢な曲となるのです。
発表当時はAlcatrazzで演っていたEvil Eyeのコピーにトライ中の人間が多く、そん次はFar Beyond the Sunかなって言う流れが主流でそれほど話題にならなかったはずです。


YNGWIE MALMSTEEN - The Seventh Sign ★★ (2003-02-13 02:08:00)

恐らくマイク・ヴェセーラの人生の中でのベストワークとなるであろうアルバム。
本人はLoudnessの方がBIGだったと言ってるが、イングヴェイに対する強がりのようなもので、実際はんなこたない。彼らとのパフォーマンスで本当に良かったのはSodier of Fortuneぐらいとしか思えん。
ヨラン・エドマンのような致命的に線の細いボーカルをクビにして、
ヘヴィな表現の出来る人材を入れて、なおかつ粒の揃った曲が上手いこと出来た時期の傑作。捨て曲も少ないしかなりのお買い得。


YNGWIE MALMSTEEN - The Seventh Sign - Crash and Burn ★★★ (2003-02-13 02:10:38)

足踏み行進スピードに落ちるリズムアレンジとか緩急の使い分けが良すぎ。マイク、そこまでキバって歌わなくても・・・と思わせつつBurn♪のとこで良く伸びる。そしてここ。この曲の最大のツボ。ソロ後のサビ1発後の声がクリアーになるとこがあまりに美しくてもう。


YNGWIE MALMSTEEN - Trial by Fire: Live in Leningrad ★★ (2003-06-29 01:47:00)

ビデオのジョーがサングラスを取らないってのが腹立つ。このライブアルバムはあまり出来が良くありません。当然持ち歌はいいんだけど、マーク・ボールズの曲をジョーが歌ってもあまり良く聴こえないんですよね。そういやRainbow時代のディオの曲も酷かったし・・・ジョーはPOPなアメリカンロックやポール・ロジャースやカヴァーデイルのブルージータイプの人のカバーだと上手いのにね。それとRising Forceもやれよな!!
それなりに聞き所はあります。You Don't Remember, I'll Never Forgetの中に含まれるGreensleevesやStrange Kind of Womanで萌えましょう。


YNGWIE MALMSTEEN - Trilogy ★★ (2003-06-29 01:34:00)

前任ジェフ・スコットソートよりも実はロニー・ジェイムス・ディオに近いテクニックを持つマーク・ボールズを擁して登場した3作目。この人の場合、基本キーが高いので楽器的に聴こえてしまい苦手な人は苦手かも。前作がかなりへヴィだったので、1曲目のYou Don't Remember, I'll Never Forgetの一聴でキーボードの音が大きくてAlcatrazzの音像に戻った印象を受けました。MTVでも結構流れていたなー。ベーシストが古時計の振り子みたいな妙なアクションをしてました(笑)
インギー本人は気に入っているらしいが、いくつかの疾走曲に見られるように曲自体の練りこみが浅く飽き易い部分もあるかも知れない。確か昔作った曲と言っていたけど、その積み重ねた時間のせいかMagic Mirrorは格別にカッコいいですね。ソロ中盤のメジャーキーのアドリブとかキません?


YNGWIE MALMSTEEN - War to End All Wars ★★ (2003-11-19 00:27:00)

インストで曲数を稼ぐのは駄作、凡作の証。当然の如くサウンド的に「なんじゃこれ?」という感想を持った。彼のライブ時の音のデカさに通ずる各楽器のバランスの悪さ、スネアの中途半端なイコライジングもカッコ悪い。しいて言えばソロの噛み付くような音が生々しくて迫力があるといったところか。何はともあれマーク・ボールズって上手なんだけど、なーんか飽きちゃう。ちょうど彼が一緒にやったトニー・マカパインのギターと同じで魂を感じないんだ。この点では同じくモーホーで有名なロブやフレディにはとても敵わないよね。
Masqueradeはインペリテリがやるようなストレートな疾走曲なんだけど、なかなかPOPな味付けしてあって良い曲です。Miracle of Lifeも近年稀に見る美しい曲。こういうのだとイングヴェイのギターもマークの絶唱も素晴らしいんだからもっとこの手のをやればよかったっつの。


ZENO - Listen to the Light ★★ (2003-10-09 00:48:00)

完膚なきまでにZENOのサウンド。大昔に聴いた、幻の名作のあの東洋的なエッセンスをまぶした美しいメロディと、すこぶる色気のあるギターソロが聴ける名作アルバム。
ワウ・ペダルなんて古臭い器具を使ってここまで美しく官能的なサウンドを表現出来るのが凄いです。ギター自体はフロイドローズ+ハンバッカーだったと思うけど、素のストラト至上主義の人を唸らすこと間違いないでしょう。
Meet Me at the Rainbowのギターはとにかく凄い。Wチョーキングでディストーション成分が強くなる辺りでは、心を掻き毟られるどころか玉の裏筋をねこじゃらしでなでられるような快感すらある。それにしても素晴らしいギターだ。


ZENO - Listen to the Light - Meet Me at the Rainbow ★★★ (2003-06-19 03:49:17)

これは初聴でキたねー。カッコイイ。
曲自体は掴み所がないような感じで展開していくのにそのドラマが渦になって押し寄せるようなアップテンポナンバー。ギターのワウ引っ掛かり気味のトーンに下腹部が噛み付かれる錯覚に陥る。気が狂ったと言われるかも知れないが、音を聴くことでオナニー出来てしまうような気がする。って、ホントにやりはしねーけど、それぐらい色気のあるギターなのです。クラシカルでもゴージャスでもヘヴィでもPOPでもない純正哀メロ派必聴です。
悲しいことにZENOなんて世界中でほんの一部の人しか知らないはずですが、この曲を聴いて感じることが出来た方は一生の宝ですよ。


ZENO - Zenology ★★ (2003-10-09 00:35:00)

なんせこの人。自分が中学生の時にデビューしたはずなのですが、いまだに3枚しかアルバムが出ていない(笑)しかもこのZenologyは正式アルバムとちょっと違うみたいで、レコーディング時期もバラバラだし、ボーカルも3人起用。御馴染みのマイケル・フレクシグがメインだけど、トミー・ハートやヘルゲ・エンゲルケまで歌っている。
Heat of Emotionは一応これがオリジナルなのだろうか。このアルバムはZenoのギターならではってのが薄くて、前半はFair Warningっぽい分かりやすいメロディアス佳曲が続く。Is It LoveやTogetherなんかも泣けますね。Zenoっぽい曲と言えばLet There Be HeavenやIn Love With an Angel。やはりマイケルの歌がしっくりきますね。
ただしZeno自身の官能的なソロワークに浸りたいなら次作を推します。あれはマジで凄いから覚悟してね。


まんが道 - ボヨヨンロック - ボヨヨンロック (2003-02-09 00:38:07)

まさか★は沢山は付けられないが、
日本印度化計画の前アイデアみたいな作品で、
歌詞にカレー好きのヒデキが既に登場してた。


浜田麻里 ★★ (2003-02-25 01:27:00)

T.O氏とは若干意見が異となりますが、POPサイド中心の視点で書かせて下さい。
初期のメタルクィーン路線はやはり強引であった。いくら彼女がパット・ベネターが好きだったからといってそれはメタルとは違う。あの時代に他の女性シンガーと差別化しつつ手っ取り早くデビューさせるのには都合が良かったとは思うが、樋口宗孝自体が自分達のバンドの世界的成功をイメージ出来ていなかった頃、そのゴタゴタした渦中に放り込まれたようでなんとも痛々しい。バラードは一歩間違えたらフォークか演歌だし、ハードな曲はヒステリックすぎて彼女の能力を引き出せているとは思わない。なにはともあれ、男性視点における虚構的な女性人称で書かれた歌詞を歌うことに違和感を感じていたようだ。樋口の手を離れた後も、松澤浩明、松本孝之らとタッグを組み着実に足場を固めていった。
運命なんか分からないもので、メジャーに成り切れぬ苦い経験が彼女の意思を強靭にしていった。
「もっと自分らしい曲を歌いたい」
インタビューを受ける度にそう漏らしていたのが印象深い。
自分が思う転機は化粧品のCMに採用されたReturn to Myself。
一流海外ミュージシャンの起用など売れ行きに対するコストの高さとかもあったろうが、我慢に我慢を重ねたマネージメント側の勝利だ。この曲やHeaven Knowsなどはチャーリー・セックストンやリチャード・マークスが演っていた様なビートの効いたハードポップ。氷室京介のAngelって曲とかのあの感じ。この時期の歌詞に頻繁に登場する「自分らしく」といった表現はこういった過去からの決別といった意味があるのだ。その後の活躍はちと前の(と言っても・・・もう10年前なのね)J-POP界でのスマッシュヒット連発でご存知の通り。少なくともそれ以降しばらくの間ヒットのコツを掴んだ彼女の音はメロディアスなHR好きにはかなり聴き応えがあるであろう。哀愁味なんて表現できる日本人女性シンガーって他にいないし、Pardadox、Nostalgia、Cry for the Moonの愁いを帯びつつPOPなムードや、Antiqueの壮絶な上手さは感動的である。この雰囲気が出せるまで沢山の恋をしたのであろう。ま、下世話か。
元メタル姉ちゃんってことでアンテナに引っ掛かった方も聴いて欲しい。
感じるものがあるはずだ。


浜田麻里 - COLORS - Nostalgia ★★★ (2003-02-09 00:14:46)

これとParadoxは珠玉の2曲。
哀愁味なんて曖昧なニュアンスを出せる女性ボーカルが日本人で
そうそういるわけも無い。
ギターのカッティングと厚いキーボードで始まる演奏は文句のつけようが無く、メタル時代とは違い無理なく歌い上げつつ、随所にテクニカルな唄法をイヤミなく散りばめている。言葉にはし難いが、オシャレな映像も浮かぶ。
センスが高いっつーかカッコイイんですよね。


浜田麻里 - Persona - Antique ★★★ (2003-02-09 00:31:28)

極端なソフトサイドの哀愁曲。
いやー、無茶苦茶いい声出してますねー。
声を聴いてるだけで、女として好きにさせられちゃうような。
エンディングの喘ぎで抜ける奴は抜けるぞー。凄い力量だ。
なんか、「ダイナマーン!!」
みたいなメタル時代の曲もランクインしてますが、歌謡曲だろうとなんだろうと、これ聴いちゃったらあれで終わらせるには勿体ないと思うでしょ。


浜田麻里 - TOMORROW - Paradox ★★★ (2003-02-09 00:22:20)

この曲だけ取り上げてみれば自分達が普段聞くHMよりもずっと良い音楽な気がしてきてしまう。
第一演奏が上手すぎる。
メタルは勿論のことJ-POPで割とオシャレなのを聞いても、粗を見つけちゃったりするんだけど、ここで聴ける演奏は超一級品だ。
全篇を支配する哀愁味を帯びた歌詞もセンスあるし、
サビのドラマチックな展開なんて・・・もう。完全にプロの仕事。