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SENTENCED - The Cold White Light ★★ (2005-11-13 00:14:00)

結局、昔の歌謡曲でも'80年代のポップスでもメタルでもハードロックでもどことなく感じる「哀愁」というものに俺は弱いわけなんですよ。好きなバンドは大抵その手。やや早歩きのドライブ感程度のテンポでいいから、器楽的なカッコ良さも持ち合わせていればもう十分。逆にその哀愁が希薄な音楽には全くというほど入れ込めない。
このバンドの場合、その凝縮度から言って、このアルバムがベスト。
心から愛せるタイプの音楽です。


HELLOWEEN - Keeper of the Seven Keys: The Legacy ★★ (2005-11-06 04:27:00)

ということで、Disc2聴き終わりました。気持ち良く流れた、Immigrant SongっぽいDo You Know What You Are Fighting Forのドラミングのパワフルさに惚れた。他にも何故にキャンディスとデュエット??なんて感じで、気持ち良く楽しめて聴けたよー。
断然Disc2の方がパワーもユニークさもバンドの生命力も強く感じる。7曲目My Life for One More Dayの空気はかなり良い感じだ。
うん。分かった。彼らきっとDisc2枚のコンセプトを明確に分けたんだね。要するに6曲で終わっているDisc1に7つ目の鍵は見つからず、Disc2にしっかりあると。
って壮大な釣りをするほどこのバンドに余裕があるのだろうか?と、思ってしまった。


THE RASMUS - Dead Letters ★★ (2005-10-07 03:01:00)

みなさん絶賛ですね。はいはい、俺もね。ホントにこれはイイ。
ものすごーくはまってます。
自分には北欧っつーとEuropeの1st、2nd辺りだから、独特のというのはピンと来ないけど、スカンジナビア周辺って良い音楽市場があって昔からHRも流行ってたし、今もワールドワイドにいいバンドを輸出してますよね。日本のファンに分かるバンドだとHarem Scarem、Dizzy Mizz Lizzyなんかが持ってるヘヴィネス+メロディのツボをさらに推し進めた感じで、メロディアスな要素を最重点においてテクニカル要素をごっそり抜いて際立たせている。ギターソロなんてあったけかな?みたいな。なるほど、Stratovariusが変なサウンドになっちゃた訳が分かってきた。
新譜よりこっちのアルバムの方がサウンドが洗練されてるんで、Pop好きにはこっちの方がウケがいいかも。視聴して購入を決めるなら・・・っつーか、鉄板だから買っちゃえって感じなんだけど。このバンドのイメージ通りのFirst Day of My Lifeを推しておきます。1コーラス目の半分、30秒で購入決定じゃないの?
唯一ケチを付けるならHR/HMの精神性からすると嫌悪感必至のボートラの何ちゃらMIXとかは聴かないでスルーね。これ国内盤にも入ってるのかな??


THE RASMUS - Hide From the Sun - Last Generation ★★★ (2005-10-07 02:18:34)

何故にこの曲でこのヘヴィなリフ??という感じなんですが、これが典型的なRasmusアレンジメント。文句なしの哀愁メロディ曲です。


THE RASMUS - Hide From the Sun - No Fear ★★★ (2005-10-07 02:14:05)

即効性が非常に高い。極端にシンプルでヒットを狙いすぎの感もあるけど、メロディが無茶苦茶いい曲ですねー。2ndコーラスのClose your eyes for the one last time~とメロディラインを変えて歌う部分が特にキましたね。ちゃんとあるんだけどないようなギターソロも少しは注目しておきます。


THE RASMUS - Dead Letters - In the Shadows (radio edit) (2005-10-07 02:00:00)

最初聴いたときは、昔ホンダのシティのCMソングをやってたThe Madnessというバンドを想起させました。俺にはなんかそんな感じがしたのよ。即効性はあると思うけど、彼らの場合もっといい曲もあるかな。


THE RASMUS - Dead Letters - First Day of My Life (scream mix master) ★★★ (2005-10-07 01:55:11)

一風変わったイントロから想像出来ない展開をする哀愁メロディで歌われる典型的なRasmusナンバー。切ない歌声が胸を打ちます。なんて素敵な曲なんでしょう。


THE RASMUS - Dead Letters - In My Life ★★★ (2005-10-07 01:49:31)

Dead Lettersの中での好きな曲です。哀しいAメロでキュンとして、サビでPOPに弾けますね。彼らは珠玉のメロディメーカーなだけに良曲がバラードに偏ってしまいそうなので、この曲のようにアップテンポでノレる曲は貴重な存在でしょうね。


THE RASMUS - Hide From the Sun ★★ (2005-10-06 04:04:00)

上記の方々の絶賛の通りで、自信をもって紹介したくなるバンドです。かくいう私もアンテナに引っ掛かって以来ヘヴィローテーションになってます。やっぱり音楽はメロディがいいのが一番。基本的に聴き込み不要!!そんなこと思う間もなく何度もリピート掛けしちゃうってば。HRな人以外にも十分アピール可能で、ドラマの主題歌にでも使えば日本でも人気出るんじゃないの??ハネ気味のリフ+ダークなPOP感覚等、以前スマッシュヒットしたDizzy Mizz Lizzyなんか思い出させますね。あれが好きだった人は100%気に入るはず。彼らの'70要素やテクニカル性を省いて、哀愁メロディを過激にアップした感じ。
①Shotで既に哀愁爆発。このレベルの楽曲でアルバムの中位ぐらいだもんな。アップテンポな②Night After Night (Out of the Shadows)もいいし、かなりBon Jovi(日本人ならサザンも)を思わせる③No Fearも最初は「狙ってるなー」という印象だったけど、2回目から既にAメロの美しさに引きずり込まれた。2コーラス目後半のメロディを変えるとこなんかグッと来すぎて逝っちゃいそうですよ、マジで。歌詞まで覚えてしまった。⑤Last Generationはややベタだけど、Aメロもサビもすごくいい。個人的にはこれをベストチューンに推す。⑥Dead Promisesはサビの力強さがHarem Scaremっぽいかな。これも良曲です。⑨Keep Your Heart Brokenは美しいイントロもさることながら、じわりじわり盛り上がってくるBメロからサビの展開なんてホントに感動するよー。
とにかく'2005年のベストアルバム間違いなし。どうせ自分たちの大好きなメタル勢の連中はいいアルバム出してくれやしねーだろーし、ヘビメタさんも終わっちゃったし。


JUDAS PRIEST - Sin After Sin ★★ (2005-04-06 02:36:00)

リマスターのボーナストラックのJawbreakerがアグレッシブ爆発でカッコいい!!!!
でもなんでこのアルバムに入れるかなあ・・・


ROLAND GRAPOW - Kaleidoscope ★★ (2005-02-26 01:00:00)

このアルバムをお勧めしちゃおうかなー。
とりあえず前作と比べると格段に音が良い。このアルバムのエンジニアは要チェックですね。1曲目のWalk on Fireが好きなんだけどコーラス部分のバランスが美しい。
マイクは力強さという武器を持っている上に時々ロングトーンで美しい伸ばし方をする部分とか結構実力の高いメタルボーカリストですよね。相変わらずいい仕事してんじゃん?ローランドって意外と「あ、奴のプレイだなー」と耳に引っ掛かるとこを持っているそこそこ個性的なギタリストだと思うのですよ。弾き切れていないクラシカルパッセージがなんとなくツボ。メロディ感は強いから粗悪なものじゃないよね。
でもプロのくせにイングヴェイのシグネーチャーモデル、しかもキャンディアップルレッドを買うなんて情けなかったなー。


JUDAS PRIEST - Screaming for Vengeance ★★ (2005-01-06 23:36:00)

Judasのリマスター盤ってなかなか出来が良いですねー。このアルバムは元々佳曲の宝庫で入門用にぴったりなんだけど、サウンド的にあっさりした部分もあって今となっては古臭くなってたんだけど、リマスターで迫力が増しているので買い直し推奨いたします。
と、困ったことにこの時期辺りのを全部買う羽目になりそう・・・


PRAYING MANTIS - To the Power of Ten - Don't Be Afraid of the Dark ★★ (2004-12-09 03:46:14)

イントロの美しいキーボードのバッキングからツインリードの入りというこれもまた典型的マンティスソングなんですが、時に苦しそうに黄昏きっているゲイリーの歌が、胸キュンなナンバーです。いやー、やっぱりこの人好きだわ。
是非、胸を締め付けられすぎて窒息しそうになるライブバージョンも聴いてみてくれー。


ALCATRAZZ - No Parole From Rock'n'Roll ★★ (2004-09-23 02:50:00)

このアルバムについてはだいぶ語り尽くされた感がありますけど・・・最初に動くイングヴェイを見たのはIsland in the SunのPV。シングルコイルを無理矢理付けたアリアのXXフライングVだったけど。TVKの番組でランディ木崎が興奮して紹介してました。当時の私は貸しレコードを借りてダビングする金にすら困っていてFMでエアチェックした2曲欠けていたニセアルバムを何度も何度も聴いたよー。
まさに水晶の如き煌きを感じさせる透明感のある粒の揃った音色(当時はディマジオFS-1使用)がまったくもって素晴らしかった。ここまでのスピードで弾く人はHR畑には確かにいませんでしたね。リッチー・ブラックモアがやるようなコキンコキンとした器用なオルタネイトピッキングを平然と2倍近いスピードで弾きこなすテクニックと、レガートなプレイでの何とも言えない色気の発散。ビブラートは音が震えてるんでなくきっちり音階を奏でているのにも。Jet to Jetの速弾きのキメ後から、トーンが太くなってキュィーンという入りでのメロディアスなフレーズの先の流麗なスィープなんか「もう勘弁して下さい」ってぐらいいい。まだ彼のプレイをどう表現していいか誰も分からずただ「速すぎるー」とか「クラシカル」としか言えなかったぐらいですから。それこそマイケル・シェンカーだってリッチー・ブラックモアだってクラシカル系と言われていてとても特別な存在だった時代なのです。
全体的にはイングヴェイの創作したアルバムの中でもとりわけPOPで聴きやすいタイプの音楽をやっています。RainbowだってMSGだってPOPなアルバムで市場を取りに行ってましたから必然です。このバンドの本来のリーダーはグラハムなわけでRainbowでは売れ線を狙った楽曲でひときわ実力を発揮した履歴があるということもあり、素養を良く考えられて選曲されております。あの力強い声は美しいメロディにこそ映えてしまうのね。イングヴェイはこのバンドのドラマーと仲が良かったと言っていたけど、この人、プレイは堅実だけど平凡な8ビートな人ですよね。シモンズ風の音色もちっとなー。
ま、世界的にはあんましパっとしなかったかも知れなかったけど、昭和30年代後半~40年代前半生まれの日本のHRファンに取っては大事な大事な心のアルバムでしょう。


GOLDBRICK - Goldbrick ★★ (2004-09-18 03:32:00)

Joeにはやや産業的な方向でもう一花咲かせてやりたい所なんで、梶山とのコラボは来日時だけでいいかなーなんて思い始めちゃってるのですが、やはり梶山のギターは私みたいなギター好きにはたまらんのですな。やはり全曲に渡って期待通りのソロのラインが詰まってます。佳曲がこれでもかと連発される上に、Never ForgetやSweet Painみたいなバラード曲はAnythingみたいな感じでなかなか感動的です。この人は自分のサウンドを持っていますね。前の職場に森川姓がいたのですが、ご親戚でした。実家はあんまし詳しく書くとまずいんだけどお金持ちだそうです。ちっとも売れない歌手との認識。さすがに売れてないのは事実だけどかなり上手いんだよーとフォローしといた。


ANTHEM - Tightrope - Night After Night ★★★ (2004-09-18 03:09:35)

この曲は哀愁疾走といった趣でとてもクるものがありますね。やはり熱烈なファンに対してはVandenbergのToo Lateからとかは言っちゃいけないことになってるのでしょうか?んなこと言ったら山口百恵や泳げタイ焼き君とかも入ってくるから、柴田氏はそれなりの野望があったんじゃないの??


LOUDNESS - THUNDER IN THE EAST ★★ (2004-09-18 02:46:00)

Thunder in the Eastの話題を挙げるのって恥ずかしいなー。白状すると、当時かなり夢中になりました。デビューから着実にステップアップを重ねついに究極のヨーロピアン風ジャパメタを極めた撃剣霊化にはまっていた私です。ついに全米進出を果たしたこいつもなかなかの完成度を誇ってます。二井原もデビュー当時に比べれば声質が太くなってきてたしね。
ただハイファイの極みっつーか、ドンシャリすぎるだろー。90年代以降のデジタル録音に比べるといかにもなEQフィルターが胡散臭いのなんのって。さらに得意のプログレ風味はRun for Your Lifeぐらいで基本的に作曲禁止みたいなー。そりゃそうだよなー。Cum on Feel the Noiseをメタルで演奏したらほんとにピカピカ黒キャデラックに乗れるようになっちゃう国ですから。着飾ってでも売れなきゃしゃーねーと。どう考えても彼らの能力だったらCrazy Nightsなんて寝転っびながらでも書ける曲でしょ。ま、Deep Purpleのヒット曲だってそんなのばっかだし、そういうのを狙って作る方が逆に難しかったりもするんだけど。
アップテンポの優秀曲Like HellやGet Away辺りに顕著ですが、ESPの緩巻低電圧の名PU「LH-200」の拾うトーンが美しい構築美たっぷりのギターソロに強烈な聴き所があります。特に後者のピッキングの軽快さなどはイングヴェイに刺激された時期とは言え名手高崎晃の本領発揮です。ラストのNever Change Your MindはM.S,Gのこれまた名曲Never Trust Strangerみたいな感動的なメロディラインで個人的にはちょっぴり恥ずかしさを感じさせられてしまうアレスより数段好きだなー。ま、とにかく良く出来てるHMアルバムですよ。


STRATOVARIUS - Episode - Forever ★★★ (2004-09-18 01:22:30)

正直産業ロック系やメタルバンドのバラードなど山ほど聴いてそれなりに良い曲を沢山知ってるけど、その中でもハッとさせられるクォリティを持っていてかなり良いメロディを紡いでいます。とても感動的ですね。


ANGRA - Temple of Shadows ★★ (2004-09-18 00:59:00)

うーーーーーーん。こちらでは絶賛絶賛の嵐。目立とうとか茶々を入れて物議を醸し出すために書くわけじゃないんで、勘弁してください。ANGRA新作は正直微妙な感想を持ちました。はははは。俺、オヤジにしては勇気があるなー。
これだけ類似のバンドが溢れる中、よりキャリアを重ねたバンドがここまで素晴らしい作品を出して来てるわけだから素直に喜べばいいんでしょうけど、今回のAngraは疾走タイプではRhapsodyとか原始のジャーマンパワーメタルの色が濃く、演奏自体はDream Theaterみたいなクド目のテクニカルの要素が強いんですよね。どうもそれが自分の求めているものと違うかなー。「お、ここでジャズ来るかー」とか「原住民が踊りの儀式をやってらー、ガハハ」みたいな無茶苦茶な展開をかます割に超しっくり曲調に溶け込んでて「一体こいつらはどこまで天才なんだー」ってのがそれほど出てこない。普通にプログレメタルっつーか、彼らにしてみりゃ楽勝な演奏だろうし・・・どうも入れ込みにくいなー。Heloweenの「Tune」とか「All Over the Nations」みたいな新し目の疾走曲とかも大抵このパターンでうんざりしてたんだけど、ウケがいいからって正直取ってつけたようなメロスピじゃ、HMファンの20年選手は見抜く。Angraのように誰も真似できないオリジナリティを持っているバンドにやらせるには勿体ない気がするんですよ。
結論:最高傑作ではない。
誰がなんと言おうと私の中ではこのバンドの最高傑作は2枚目のHoly Landなんですよ。実験的でも奇をてらってるわけでもなくとにかく美しさとユニークさと芸術美の詰まったアルバムで、そりゃもう墓場に持って行きたいぐらいの愛しさを未だに持ち続けてますが、メタル系ミュージシャンの常識的な能力的素養の観点での買手の期待を超えているかっつー点で比較すると、やはりあれには叶わないんだよねー。多分あのレベルの神掛ったものはもう出ないでしょう。マトスがいないせいもあるけど・・・やはり音楽的に何かを失っている。Painkillerは重く激しく凄いけど、The Sentinelには全てにおいて迫力がより薄いはずだが強烈な愛があるみたいな。
これ読んで???な感想を持った方は2枚目をもう数回聴いみてよー。
↓もまいはブラジル房!!とか書かれちゃったりして(笑)


EUROPE - Out of This World ★★ (2004-07-22 13:06:00)

皆様のご意見はもっともです。新加入キー・マルセロのギターは非常に上手いし、ジョーイのボーカルも確実に技術を増しているし、音質も素晴らしい。完成度は高い。
ただ自分が心より愛せるかというとやっぱり違う。RainbowしかりMSGしかりベテランのHRバンドが大人の事情でPOP化していった様とか、逆にツボに刺さるのですが、彼らの場合長年染み付いた独特のエッジも忘れていないわけで、そんな理由で別にPOP化するのはいいし、むしろ好きなんだけど。私は客としてEuropeにその余地を与えることは出来ませんでしたね。デビュー当時の輸入版に始まる非常に同時性の強いアーチストでしたから、単なるマイケル・シェンカーっぽい音楽性がThe Final Countdownにまでなった時にどれだけ感動したことか。んで、今作はやっぱ良いところがほとんど失われていた気がしました。やりすぎ感が強すぎてやたら嘘っぽく洗練しすぎ。少なくとも当時はまだチープなLAメタルの連中も生き残ってわけで、耳はまだハードサウンドに特化されてる中でこれ出されたらねー。
古いOpen Your Heartは息吹を与えられたけど、本質を捉えているはずのReady or Notは死んでる。これじゃカッコ良くねーよ。On the LooseとReady or Notを聴き比べてみれば分かる。豪華なアレンジメントの元になる曲の質はFinal Countdownよりだいぶ落ちていると思う。ジョーイの才能の開花がピークとなる時期がちょっとずれたのかな。じゃなきゃEuropeは失速しなかったと思うけど。
と、リンゴほっぺのジョンに変わって辛口意見しておきました。


TEN - Far Beyond the World - Black Shadows ★★ (2004-07-20 02:48:22)

これはタイトルのイメージ通り素直にカッコイイでしょ。ヴィニーの泣きメロだらけで微笑ましい。アレンジがシンプル過ぎるかな。


TEN - Far Beyond the World - Far Beyond the World (2004-07-20 02:42:55)

Def Leppardのバラードの雰囲気ですね。綺麗にコーラスエフェクトが掛かってるサビとか。その裏の低音ボイスとか。


DEEP PURPLE - Burn ★★ (2004-07-17 01:09:00)

Deep Purpleの秘密というか、ここがイイ!ってのの一つにギターソロのバックに流れるコード進行をあげられる。例えばHighway StarのDm→Gm→C→A。そこに例のタータタラタってのが乗っかる。Burnの場合はそれをさらに発展。Gm→D#→F→Dm→D#→Cm→Dと劇的になって、リッチーは分散アルペジオ、ジョンは教会音楽風のシークエンスを決める。ちなみにナイトレンジャーの名曲「炎の彼方」のサビ部分はF#m→D→E→C#m→D→Bm→C#。っつーかBurnを半音ずつ下げただけじゃん。道理であの曲はカッコイイわけだ。
というような部分に見られるような既存メンバーの音楽的能力のアップにブルージー+ファンキーっつー二人のボーカルまで入ったから、そりゃもうお腹いっぱいの贅沢なラインナップで録音された究極の1枚です。今でこそおじいちゃんの領域に達してる面々なのですが、30年近く前にこんなのを表現していたってだけですごい人達なわけですよ。
Lay Down, Stay Downの細かいピッキングニュアンスなんて普通のギタリストじゃまともにコピー出来ないでしょうね。Mr.BIGに入ったリッチー・コッツェンだっけか?あの人とかこの曲好きなんじゃないの??彼が上手いのはこの辺をきっちり消化したからだと思いますね。ちなみに高崎晃は「俺でもあのアルバムのいくつかの曲は難しいよー」なんてそれなりに日本人らしいことを言ってくれてました。あんなに上手いのにねー。


DEEP PURPLE - Deep Purple in Rock ★★ (2004-07-17 00:28:00)

各メンバーの演奏のテンションが爆発している。動機は米ツアーで人気が爆発した「LED ZEPPELINに負けてたまるかー」っつーやや不純なモノだろうが、とにかくエネルギーがすごい。ディストーションでもオーバードライブでも無くファズ。はっきりいって下品極まりない音色です。それが無茶苦茶カッコイイんだよね。とにかく馬鹿デカいギターサウンドで掻き毟りまくるジミ・ヘンドリックスに強い影響を受けたリッチーのハジけ具合が最高です。ピックスクラッチがギュィーンとそりゃもうカッコいいっすよー。是非極限の大音量で再生してみて下さい。飛べます。
>「IN ROCKのB面」といえば、当時の僕らには回教徒のコーランのような存在でした。
>これは人間でなく、神々が怒り狂っている音に違いないと。
平八様。感銘を受けました。このアルバムってジョン・ロードがやや取り残されてる感じがあってリッチーの狂乱を目を点にしながら必死に追いかけてる感じがする。第一期の名残もそれなりにあるから特別なんだけど。
私はジョーのいたRainbowがタイムリーであなたより若い世代なんですけど、確かにコーランだ。名言サンクス。


DEEP PURPLE - Machine Head ★★ (2004-07-17 00:05:00)

誰も文句の言えない最盛期の「名盤」でしょう。
最近になって意識したことだけど、当時の最新のレコーディング技術を駆使しただけあってステレオ感が強く良い音で各楽器のディテールが繊細に聞こえる。ほんとに目の前で演奏しているような錯覚に陥る。リッチーのギターはサウンド的には他のアルバムに負けているような気がするけど、演奏自体はベストテイクをきっちり収録って感じ。Smoke on the Waterって良くギター入門曲みたいに言われてるけど、オルタネイトの速いとことか意外と難しい。キッチリ歌ってるフレーズだからゴマかしがきかないんですよ。ストラトに慣れたせいか効果的にアーミングを使うなど面白い演奏が随所に聴ける。またイアン・ペイスのスネアの音色はタマらんです。ロールの一箇所一箇所に聴き所満載なのでドラム小僧は必聴です。
イアン・ギランも昔はこんなに良い声をしてたのねん。


YNGWIE MALMSTEEN - Odyssey - Rising Force ★★★ (2004-06-21 03:40:04)

この曲はややバタついた感じで人間味たっぷりのドラムスが70年代から継承されたハードロックらしさ満点で良いですね。絶妙なタイミングで入る細かいシンバルワークなんかたまらん。
ジョーのハスキーな声でメランコリックに歌い上げる歌唱は言うまでもないし、ギタープレイはソロのキメもさることながら大仰なエンディングもかなりキます。文句なしにカッコイイ。大好きなDeep PurpleやRainbowの影響もバリバリで童心に帰ったイングヴェイがHRキッズの気持いっぱいで作ってくれたのでしょう。


HALFORD - Resurrection ★★ (2004-06-16 17:54:00)

冬のメタル界に久々の大型新人バンド登場。その名もHALFORD!!!
結局の所、購入前の期待値から200%の大型旧人バンドでしたね。本家Judas Priestのギターのアバンギャルド性を抑えて若い世代にしっくり来るようなHelloween風フレーズを奏でたりもするギターアレンジは格下へのすり寄りを感じますが、その分現代的なヘヴィネスもしっかり取り入れ、80年代のややオシャレ化したJudasの雰囲気も醸し出している等、バラエティ性も高い。サウンド面はとにかく良いし、テンポの速い曲を中心に単純に出来が良いです。ま、はっきりいって俺なんかはこういうメタルでいいんです。


DEEP PURPLE - The Book of Taliesyn ★★ (2004-06-06 01:37:00)

本質は後のIn Rockの音楽性に繋がるHard Roadなんだろうけど、いきなりListen, Learn, Read Onがカッチョ良い。ロッドの歌なんてほとんど語り。Pink Floydの夜明けの口笛吹きに近い音像で奏でられるヘンテコリンな曲で、リッチーのプレイがまたヘンテコリン、ウルトラセブン的でアポロ11号的的な旧式の未来像が不思議な感覚に誘ってくれます。Kentucky Womanのギターソロとかもグッドブルースギタリストを超えた天才を感じるけどねー。第一期だったらこれを推しますね。


DEEP PURPLE - The House of Blue Light ★★ (2004-06-06 01:19:00)

世間の評価はセールスが物語ってるでしょ。だが、リッチー色バリバリのこのアルバムは個人的な趣味に合いますんで愛聴してますねー。Bad AttitudeとThe Unwritten Lawなんか正に再結成DPだけが持つ特有の渋みが良く出ててStormbringer的な大人っぽささえ感じる。メタルじゃなくてハードロックなわけだからこういう抑え目の曲は当時の彼らには良い感じなのよ。疾走ナンバーではMad Dogがギランがロックンロールシンガーの本領発揮で上手く歌えていて気持良い。やっぱりこのバックだとかなり演奏が上手いからサマになるねー。
一応問題提起もしておくけど、Dead or Aliveはアレンジを失敗してない??Rainbowを通り過ぎてRiotになっちゃったー、みたいに俺にはかなりチープに感じます。このアルバムのダメなとことって疑問符バリバリのCall of Wildもそうだけど、Battle Rages onまで引き継がれるこういう不完全消化っぽさだと思うけど?


DEEP PURPLE - Nobody's Perfect ★★ (2004-06-06 00:54:00)

再結成DPの円熟味って美味だと思うのですよ。スタジオ版ではその渋さが支配的だったわけだが、このライブ版は割と派手派手。リッチーがライブ時の耳をつんざくようなトーンでかなり遊んでくれてます。Highway Starのフィードバックの所とかキてますね。Strange Kind of Womanのカケ合いも上手く決まってる。Jesus Christ Super Star~Everydayの歌詞あやふやーんとか、新曲のHard Lovin' WomanをやってるとUnder the Gunになって威風堂々とか。キメをモロに失敗してギラン爆笑!とかのおいしいネタが盛りだくさん。ジョンのソロがハイライトですね。美しいクラシカルフレーズからリトル・リチャード風のロックンロールピアノに展開する様がカッコ良すぎ。数々の名演はこんなのが弾ける能力ゆえだってことが分かった。
自分も彼らがこの頃の来日時こういうのを聴いたような気がするけど実は良く覚えてない。ジョンはケンシロウみたいにシャツをはだけるアクションを何度もしていて、リッチーの足がやたら細かった。ペイスは本気で上手かった。あとはアンコールのSpace Truckin'でデカイ風船が飛んできたんで、秘孔を突いて割ってやったこととか・・・
実際のDPのライブって会場にいると鼓膜が破れそうなくらい音量でやられちゃって、実はこんなことばっか覚えているんだよね。3日は耳鳴りしてましたよー。ということでこういうレコードで落ち着いて各人のプレイを聴けるのは非常にありがたかったのを覚えている。


VANDENBERG - Heading for a Storm ★★ (2004-06-03 03:53:00)

はっきり言って今聴くと音質が辛い。CD化された時に悪化したのかなー。それを除くと言うまでもなくエイドリアンの独特な技が満載の素晴らしいアルバムです。1stアルバムよりも上手くなってる。ミュートしての駆け上がりとかの古臭ぁい早弾きがなんともツボにハマリますね。ホケキョー奏法とか・・・そうそう。この時期のようなVan Halen以降のギタリストの間でアホな奏法を発明するのが流行ってました。いずれにしろそういうギミックにしても下地に正確なオルタネイトでメロディアスに弾き切る力量があってこそ映えたということですね。自分もこういう風に綺麗にギターが弾けたらなーと思わせます。
Different Worldsの1stソロ後半のペダル奏法とかThis Is Warのメロディアスな展開からミュート掛かった無茶苦茶早いところとかの劇的なソロイングだけでご飯何倍も食べられる感じ。いまだにCDを引っ張り出してきては早送りしてこの辺のソロだけ聴いて気色悪い笑みを浮かべちゃうくらいだもんな。


IRON MAIDEN - The Number of the Beast - Invaders ★★ (2004-06-03 03:10:28)

この曲大好きです。ブルースがとても上手い。初期のアグレッシッブ性が残ってるし、演奏も凝ってて面白い。変てこなイントロの高揚感も堪らない。正しくMaidenだけに作れる曲ですね。
Invaderesと言ってもゲームで使われる宇宙からの侵略者と違うんだけど、中学生の頃はモロにそれだと思ってたから未だにそのイメージが抜けない。


DIZZY MIZZ LIZZY - Dizzy Mizz Lizzy ★★ (2004-06-03 02:54:00)

非常に面白い音楽性を持ったバンドです。2枚目で既にネタ切れ気味→解散だったから密度の濃いこちらをお勧め。恐らく多くの人がこのバンドを知ったのはGroryという曲だと思うけど、あの憂いを帯びたPOP感に本気で惚れた。そう、POPなのである。POPなのに一音下げのヘヴィなチューニングで軽くファズをかましたようなギターでジミヘンみたいにリズミカルなカッティングを弾きながら平気な顔で歌う。こいつガムで噛みながら歌ってんじゃねーか?って感じの吐き捨てる感じで歌うカッコ良さに突き刺さった。3ピースバンドなんで音の隙間を変則リズムで埋め込む手法が面白い。
後期のThe RoostersとかMr.Childrenなんかが好きだと好みに合うんじゃない?


ACCEPT - Metal Heart ★★ (2004-05-30 03:15:00)

当時はそりゃもう狂喜乱舞の出来でした。誰もが認める輸入盤Bクラスのバンドがが160%ぐらいの力で作った奇跡の名アルバムです。まず冒頭のMetal Heartからして大胆なクラシカルの導入。これがあまりにもDeep PurpleやRainbow的な方法論なのだが、しっくりまとまっていて非常にカッコいい。
80年代メタル風味のソリッドなリズム。これを指してAccept周辺のバンドはドイツの重戦車と表現されるが、このアルバムの時期はやや足取りを軽くした感じでBf190に代表される戦闘機のイメージに重なります。こいつは連合軍の戦闘機に打ち落とされまくるんだよなー。そもそも地続きの土地で少しずつ領土を広げる為に使われた程度の能力なもんで、遠くへ飛べない。Midnight Moverだと良い感じのハード面との合わせ攻撃だけど、Screaming For A Love-Biteまで行くとタイトルはあれがそれで、曲調が強烈にポップでウドの麗しき歌声が乗ります。むむむむ。Living for ToniteのリフはScorpoinsっぽいですね。このようにやや他人の借り物の多さに苦笑する。
ははは、俺も大人になっちゃたなー。
ウドがクビになった時は「ウドの声こそがAcceptなのにー」と怒りに震えたのにねー。


PRAYING MANTIS - A Cry for the New World ★★ (2004-04-21 23:13:00)

あえて批判的な意見を書きますが、ボーカルが上手すぎてつまんねーです。曲の出来は満点に近いけど元々POPなバンドだからこの組み合わせじゃ軽すぎる。
人に勧めるなら文句なしにこれだが、こと自分の愛した長きに渡るHRの流れで行くと、ゲイリーが歌ってる次作の方が胸を締め付けられそうになる場面が多いような気がする。胸ぐらを掴みたくなる場面も多いんだけど・・・しかし大人の愛とはそういうものなのだ。


HEAVENLY - Dust to Dust ★★ (2004-03-30 00:40:00)

前作で何曲か微笑ましいフックがあり、とても自分を喜ばせてくれたんで、応援宣言してたんだけど・・・
これは、良いんじゃないの?得意のケイト・ブッシュヴォイスも随所に出てくるし、シンフォニックだし、やけにツーバスのキックが鋭いし、このバンドの隠れた武器であるテクニカルなギターも冴えてる。ま、典型的なジャーマン風味がやっぱり出て来て笑ってしまう部分はある。なんせそれが彼らのウリなんですから。
話題の日本語詩ですが、来日を視野に入れてるのがミエミエ。
これが意外とScorpionsの荒城の月みたいな感じの不思議な感動を与えてくれます。こういうバラードだと唐突に出てくる英詩部分を除いてジャパメタっぽく聞こえますね。ジャパメタっつーのと違うんだけど、今日北斗絵柄を2回揃えて万枚達成しました。実はクリスタルキングのYouはShock~って頭の中でグルグル流れてるんだけどね。久々CD4枚も買っちゃいました。近くに置いてあったHeaven's Gateとかまで買っちゃたよ。


BOZ SCAGGS - Boz Scaggs - We Are All Alone ★★★ (2004-01-15 01:51:54)

名曲ですね。Aメロはやや難解なコード進行でフックを作って、
サビで一気に盛り上げるタイプですね。バラードのツボを押さえまくってます。俺みたいなメタルっ子だって元はといえばジャンルを問わず洋楽ファンの世界の住人なわけで素直に素晴らしいと思う。さすがにHRではないのでギターソロがキターッ!!という途端にフェードアウトしてしまうんだな。


PRAYING MANTIS - The Journey Goes On ★★ (2004-01-09 00:46:00)

バンド自体の大ファンなのですが、このアルバムは辛いです。音質も変だし、1stトラックのTONIGHTからして大して好きになれない。なんだか懐かしい名前の英国人ボーカルが歌ってたりするけど、この人の声はバンドに合っていない。
A Cry for the New WorldやForever in Timeが奇跡の出来栄えなのに対し、Demorabiliaとして後に発表されるような頃の音楽性に先祖帰りしてる感じ。中途半端な売れ線試行錯誤時代の空気。全体的にエッジが感じられなくてふにゃふにゃなのがなんとも歯がゆい。
本当にラストアルバムなのだろうか・・・何度も這い上がって来た彼らだからして,
やはり期待している。Rise up Again , Mantis !


PRAYING MANTIS - To the Power of Ten - Only the Children Cry ★★ (2004-01-09 00:30:37)

べらぼうめー。この曲はゲイリーバージョンもいいんだよ!!キーも高くて難しい曲なのに上手く歌えたからレコーディングしたんだ。・・・と思う。
感情を込めたビブラートを随所に掛けてて、ソロ前の長い伸ばしなんか感動すら覚える。


PRAYING MANTIS - To the Power of Ten - Victory ★★ (2004-01-09 00:22:02)

この曲を一聴してイメージしたのが、かつて大好きで聴きまくったROCK MY NIGHT AWAY。キーボードのリフからかな。ああいうPOPだかなんだかカッコいいかどうかすら分からんけど微妙なHRってずーーーーーっと求めてやまなかったんですよね。明るいんだけど、なんだか悲しい感じもして、マンティスだけにソフトに仕上がってます。


PRAYING MANTIS - To the Power of Ten - Welcome to My Hollywood ★★★ (2004-01-09 00:12:53)

典型的な早歩きテンポのマンティスソング。ちょっとキーが高いかなー??(笑)という感じで後半で転調までしちゃう暴挙に出るのですが、Systems Failingに比べりゃ全然大丈夫でしょ。
この曲はAメロがすごくいいです。2番の歌詞のHow I made my dreams come trueのとことか耳に残りますよね?


PRAYING MANTIS - To the Power of Ten - Bring on the Night ★★★ (2004-01-09 00:02:47)

この曲はとても自分の琴線に触れる。世にメロディアスなのは沢山あるし耳に優しいPOP風味もある。だがこういう哀愁味を出せるアーチストは限られている。シンセの優しい音に美しいツインギターのメロディが乗って来る上にMSGの2枚目のような隙間の多いバッキングが心地良い。
なにがいいってゲイリーが一生懸命丁寧に歌い上げてるからね。自身でコーラスを被せた部分とかすごくいいじゃん?
はっきりいってベース弾いてる弟が歌っても十分上手いし、前任ボーカルの方が透明感があってテクニックが上なのは間違いないけど、この黄昏気味の声が哀愁をかもし出して俺にはクるのよ。


PRAYING MANTIS - Captured Alive in Tokyo City ★★ (2003-12-31 01:55:00)

ハロガワザギドギヨー。今日も1杯引っ掛けて登場??
ははは。いい声してます。ところどころ歌ってません。Victoryなんてあんたの持ち歌じゃねーかっつー。
生ゲイリーがヤバイことは百も承知だが上手いコーラス隊がいなきゃ歌が成り立たないとこがなんとも言えず、ツインギターのハモリも何度も危なくなり、スリリングの連続でCD2枚分無茶苦茶楽しめます。なんせ大好きなアーチストの名作に参加しちゃってるもんだから、20年もこの人に付き合ってる。ヤバイ部分のフェィクっぷりが私の耳にまとわりついて離れないゲイリー節にここでもキッチリ収束してるのだ。
それにしてもBring on the Nightは良い曲だなー。
当然ベスト構成のショーなんでこれでもかと繰り出す数々の名曲の聴き応えは十分。ラストの方のArmed and Readyはあんまし面白くないけどねー。


PRAYING MANTIS - Forever in Time ★★ (2003-12-31 01:28:00)

Wasted Yearsはイントロがキますねー。
2曲目もカッコいい。が、これはまだ良くできたマンティス節。
とにもかくにもBest Years
このクサメロ具合はある意味衝撃的。ノスタルジックな青春ソング。
本気で愛し直しましたよ。
なんとなくゲイリー・バーデンに歌わせてみて破壊気味になりそうなバージョンも
聴いてみたい気もしたりして・・・


LOVERBOY - Keep It Up - Queen Of The Broken Hearts ★★ (2003-12-09 01:47:18)

1stシングルのHot Girls in Loveはイマイチメロディ感に欠けていて好きになれなかったが、この曲のドライブ感とキーボードのパート別の使い分けは文句なしにカッコいい。こういう軽めのドライブ感は日本のアーチストも結構取り入れてたなー。
ただしLoverboyってアルバムアーチストとしては落第点。楽曲の捨てレベルが高く退屈なバンドでしたね。


OLIVIA NEWTON JOHN - Twist of Fate - Twist of Fate ★★★ (2003-12-09 01:35:32)

セカンドチャンスというタイトルで封切られた映画の方は見ちゃいないが、アップテンポなこの曲はまさしく80年代のサントラ系ロックの音でかなりカッコいい。Beat Itみたいにテクニカルなギターソロでも差し込んでくれたら言うことなしなんだけどな・・・
Xanaduでもやってたパターンだけど終わりの方でメロディ変えて歌われる部分のスリリング感がいいですね。初めてキャンディス・ナイトの声を聴いたときに真っ先にこの曲を思い出した。


ANGRA - Angels Cry ★★ (2003-12-06 22:44:00)

90年代前半のメタル界という時間軸で考えると、とてつもなく優れたアルバム。これ以前の例えばドイツ産のバンドはまだ70年代から80年代の既存のHRの空気を残していて、独特の明るさやスピード感を味付けたものだったと思うのだが、ビートのはっきりした硬質なリズム隊の上にテクニカルで美しいメロディが乗っていて絶妙に彼らの出身地域の民族音楽のエッセンスすらまぶしてある音楽性は実は新鮮なものだった。高度な音楽理論にのっとった形でシンフォニックなスピードメタルを纏め上げている。クラシカルというキーワードすら引き出しの一つにすぎないという所がすごい。んで、その引き出しの1個1個の質がどれも高い。
アンドレ・マトスの個性的なボーカルも面白いし、ふんにゃりとした声のコーラスとかも独特。Evil WarningやAngels Cryなんかにみられるリズムチェンジまで含めたドラマを演出する中間パートがさらにいい。Viperの時もやってたけど、ただのジャーマンフォロワー、イングェイ風クラシカルを手本にというんじゃこの発想は出て来ないよな。個人的にはその引き出しの一つのビートが強調されいっそう音楽レベルが飛躍する次作の方が愛おしかったりもするのだけど。


ALCATRAZZ - No Parole From Rock'n'Roll - General Hospital ★★ (2003-12-01 22:41:10)

クランチなバッキングの音がたまらん。これぐらいの音色だとアルペジオの響きがいいんですわ。Alcatrazzってイングヴェイがサウンドの主導権を握っていたらしいが、Aメロはグラハム特有の音符の並びですよね。この辺の曲では意外とメンバーのインプットもあったのでは?
ま、なんといっても構築美抜群のソロ。色気抜群のペンタトニックを交えつつメロディアスに泣かせ、終わりの方でジェットコースターのようにダイナミックに下降&上昇するスピーディな連符が美しいですね。ギターでピーコするなら飽きの来ないこの曲を推します。


YNGWIE MALMSTEEN - War to End All Wars ★★ (2003-11-19 00:27:00)

インストで曲数を稼ぐのは駄作、凡作の証。当然の如くサウンド的に「なんじゃこれ?」という感想を持った。彼のライブ時の音のデカさに通ずる各楽器のバランスの悪さ、スネアの中途半端なイコライジングもカッコ悪い。しいて言えばソロの噛み付くような音が生々しくて迫力があるといったところか。何はともあれマーク・ボールズって上手なんだけど、なーんか飽きちゃう。ちょうど彼が一緒にやったトニー・マカパインのギターと同じで魂を感じないんだ。この点では同じくモーホーで有名なロブやフレディにはとても敵わないよね。
Masqueradeはインペリテリがやるようなストレートな疾走曲なんだけど、なかなかPOPな味付けしてあって良い曲です。Miracle of Lifeも近年稀に見る美しい曲。こういうのだとイングヴェイのギターもマークの絶唱も素晴らしいんだからもっとこの手のをやればよかったっつの。


GARY MOORE - Wild Frontier ★★ (2003-10-12 03:41:00)

メロディ、世界観、ギタープレー全て完璧なアルバムです。バグパイプを真似たギターを交えたアイリッシュサウンドから景色が見える。ここに名曲The Lonerの現代的アレンジを持ち込んで、きっちり溶け込ませている所がすごい。
ただカルチャークラブやカジャグーグーじゃないんだから、単なる音の遊びと化す12インチシングル盤を連発なんて安っぽいことはガンコ親父にはして欲しくなかったね


GARY MOORE - Run for Cover ★★ (2003-10-12 03:30:00)

前作、前々作が非常に愛聴盤だったため、発表当時は「あれれ?」という感じでした。Run for Coverにしても、Out in the Fieldsにしてもハードロックのフォームの中では未完成でチープな表現なような気がして。当時はガキでしたからフィルもグレンもムーディすぎたのね。今聴くと当時注目しなかった楽曲を中心に味わい深い作品だったりする。


GARY MOORE - Victims of the Future ★★ (2003-10-12 03:23:00)

長年慣れ親しんだアナログ版の曲順の方が確かに良かった。2曲目にTeenage Idolってのはなー・・・全体的にはHold on to Loveが入ってるせいか前作よりもPOPな印象がある。Journeyを感じさせるようなキーボードの音が良い曲なので自分などはサウンドシステムを新しく導入する時の視聴に使いますね。カバー曲Shapes of ThingsでのテンションたっぷりのソロやMurder in the Skiesのリフのメタリック加減など、彼の履歴を考えると異常な程にハードな方向性も併せ持ったいた時期であったと考えられる。名曲Empty Roomsはこのアルバムのオリジナルバージョンがギター三昧で一番好き。ま、イアン・ペイスはゲイリー側からの制限もあったんだろうけど明らかにやっつけ仕事。逆にこの時期のゲイリーの片腕となったニール・カーターというキーボード奏者はハーモニーも取れる名プレイヤーである。後に出るエメラルドアイルズというビデオ作品でのコーラスのリハーサルが印象深い。


GARY MOORE - Corridors of Power ★★ (2003-10-12 03:01:00)

サウンドのエッジが鋭い文字通りのハードロックアルバム。80年代サウンドってほどメカニカルでなく70年代の臭みのある空気を残しているのが面白いところ。イアン・ペイスがもっと彼らしいプレーを披露してくれていたら・・・とか、ハードな曲でのゲイリーのボーカルがややヒステリック過ぎるのでは?ってとこが弱点なんだろうけど、とにもかくにもギターキッズは買って損なし。弦をぶち切ってしまいそうな2音チョーキングとかこれ以上ないような大胆なアーミングなど迫力満点。例のサーモンピンクのストラトでの録音パートが多いようで、ジャキーンと鳴り響くシングルコイルのドライブサウンドとアナログディレイの組み合わせがカッコ良いです。


COZY POWELL - Over the Top ★★ (2003-10-09 01:21:00)

そりゃフィル・コリンズみたいに歌手としての方が有名であるなら別だけど、ドラマーのソロアルバムなんて普通つまらないに決まってるが、あえて3部作と呼ばせてもらってるOver the Top、Octopass、Tiltは全て突出した出来であると思う。人気HRドラマーだったコージーの輝かしい履歴に恥じない、いやむしろそれと肩を並べるような作品である。
このアルバムに関しては、バラエティに富んでいるが実験的ってほど実験的でもなく聴きやすい作りになってて、HRファンの耳に大いに馴染む。
EL&Pっぽいキーボードインストあり、ゲイリー・ムーアとジャック・ブルースのスリリングなジャム曲Killersありーの、まんまジェフ・ベックのEl Sidありーの、後にゲイリー・ムーアがカバーで名演をするThe Lonerの渋いバージョンありーの、最後はドラムソロを楽曲化したのまで入ってる贅沢な作り。ドラムサウンドも柔軟織り交ぜて生々しいものが聴ける。


ZENO - Listen to the Light ★★ (2003-10-09 00:48:00)

完膚なきまでにZENOのサウンド。大昔に聴いた、幻の名作のあの東洋的なエッセンスをまぶした美しいメロディと、すこぶる色気のあるギターソロが聴ける名作アルバム。
ワウ・ペダルなんて古臭い器具を使ってここまで美しく官能的なサウンドを表現出来るのが凄いです。ギター自体はフロイドローズ+ハンバッカーだったと思うけど、素のストラト至上主義の人を唸らすこと間違いないでしょう。
Meet Me at the Rainbowのギターはとにかく凄い。Wチョーキングでディストーション成分が強くなる辺りでは、心を掻き毟られるどころか玉の裏筋をねこじゃらしでなでられるような快感すらある。それにしても素晴らしいギターだ。


ZENO - Zenology ★★ (2003-10-09 00:35:00)

なんせこの人。自分が中学生の時にデビューしたはずなのですが、いまだに3枚しかアルバムが出ていない(笑)しかもこのZenologyは正式アルバムとちょっと違うみたいで、レコーディング時期もバラバラだし、ボーカルも3人起用。御馴染みのマイケル・フレクシグがメインだけど、トミー・ハートやヘルゲ・エンゲルケまで歌っている。
Heat of Emotionは一応これがオリジナルなのだろうか。このアルバムはZenoのギターならではってのが薄くて、前半はFair Warningっぽい分かりやすいメロディアス佳曲が続く。Is It LoveやTogetherなんかも泣けますね。Zenoっぽい曲と言えばLet There Be HeavenやIn Love With an Angel。やはりマイケルの歌がしっくりきますね。
ただしZeno自身の官能的なソロワークに浸りたいなら次作を推します。あれはマジで凄いから覚悟してね。


UFO - Misdemeanor ★★ (2003-10-09 00:18:00)

音も曲調も非常に80年代的なアルバムである。
はっきり言ってB級の出来なのは否めないしセールスもその通りになったのだが、POPというかソフトと言うか売れ線というか、産業ROCKっぽいシンセワークが心地良い。数々の名演を生んだUFOがこれをやるから面白いのだ。アトミック・トミー・Mのギターにも不思議な魅力が詰まっていて、強引なエフェクトで強引な早弾きをぐしゃっとアーミングして強引なメロディアスフレーズでまとめる。
ともかく買って損しないアルバムです。廃盤になってそうだが。


MCAULEY SCHENKER GROUP - "Unplugged" Live ★★ (2003-10-08 23:47:00)

このアルバムには騙されましたよ。レコード会社の陰謀か。邦題は「MSGライブ~神々の饗宴」
MSGのライブといったらハマースミスのライブ盤以来。あれがなかなかヘヴィローテーションであった自分は、そりゃもう期待感に溢れ股間がモッコリーしてあえて曲順も見ずにライブ体験しようと持ち帰ったものです。
ロビンが「Cry for the Nations」とか「On and On」とか歌っちゃうのかなー。やっぱり「Captain Nemo」もやってるんだろうな。みたいな感じで。
「って、これだったのかーーーー」と、それそれはがっかりしました。

けど、素晴らしいアルバムでした。東芝EMIへの恨みも一瞬で消えた。
なにしろ普通のロックアルバムよりギターに聴き所が多いぐらい。マイケルってアコースティックも上手いのね。さらにバッキングのアルペジオ弾いてる人って無茶苦茶ギター上手くない??


MCAULEY SCHENKER GROUP - M.S.G. ★★ (2003-10-08 23:30:00)

EVEがいいですね。Aメロから絶品のBメロさらにCメロまであってサビもポップでなかなかおいしいメロディ盛り沢山。でもこのAメロみたいなダーティな歌い方をロビンがすると、ヴィンス・ニールみたいでモッコリしちゃう(意味不明)
When I'm Gone、What Happens to Me、Never Ending Nightmareなどのバラード曲も以前のTimeやAnytimeに続く名作となっている。ちょっとバラードが多すぎるけど、こういうのやるとロビンはさすがに上手いですね。


MCAULEY SCHENKER GROUP - Save Yourself ★★ (2003-10-08 23:18:00)

実はSave Yourselfのイントロにはがっかりしたクチです。そりゃ今聴けばなんてことないだろうけど、その頃ってシャープネル系の早弾きギタリストが流行ってたのよ。なにもマイケルがこの方向性をアピールしなくても・・・なんてことを思っちゃったのね。こいつはコンチェルトが飛翔してねーじゃん、みたいな。
アルバム全体としてはなかなか良い感じで、Bad Boysなんかも結構語れる曲。単純なロックンロールにシークェンスフレーズで味付けていたりしてマイケルのメロディアスなソロもあって面白い。Anytimeはこのラインナップ筆頭のバラードですね。Destinyも良い曲だけど、本来のマイケルの音楽性からだいぶ離れていきましたね。


MCAULEY SCHENKER GROUP - Perfect Timing ★★ (2003-10-08 23:05:00)

発表当時は大いに聴きこんだ前作Built to Destroyよりさらにアメリカ進行を意識した空気が強くて違和感があったが、今現在聴くとメロディの強いブリティッシュロックで持ちこたえていたのが分かる。所詮(というかうれしいことに)マイケル・シェンカーの音楽の範囲を超えていないのだ。ドラムの音とかが80年代的ですけどね。つまるところボーカリストも含めメンバー交代で違うバンドにはなったが、マイケルの泣きは健在でHere Today, Gone Tomorrowのリードのラインなんてたまらないですね。このラインナップを象徴するようなスローナンバーTimeの出来も素晴らしい。
んー、でもBuilt to Destroyの方がどうしても好き。ゲイリー・バーデン愛でしょか。


RAINBOW - Long Live Rock 'n' Roll - Kill the King ★★★ (2003-07-26 10:08:09)

ギター奏法の話を・・・こいつは3本弦使用のオルタネイトだとかなり難しいです。自分はハナっから1弦の5F、9Fと2弦の7Fのエコノミーで妥協。帰りの1弦5Fのみアップ。これでいくと途中でキツいストレッチになるけど、ピッキングは遥かに楽です。Child in Timeもこの手でイケましたね。これで邪道というならイングヴェイのRising Forceも邪道になる。
Rainbow疾走曲の代表でコンパクトな中にドラマ性もたっぷりの名曲です。


GARY MOORE - Victims of the Future - Empty Rooms ★★★ (2003-07-15 22:58:45)

例により銭ゲバの御本人は単純にバラード曲での大ヒットを狙っただけではあろうが、そこは天才の作品。とてつもなく出来の良いバラードに仕上がっている。色々なバージョンが存在しているが、私はオリジナルのこれが中間部の展開が一番ドラマチックで好きですね。


SCORPIONS - Love at First Sting - Rock You Like a Hurricane ★★ (2003-07-15 22:50:59)

Scorpionsが全世界の市場においてピーク時期のシングル曲。なんといってもメタル然としたカッコいいリフに乗っかるリードギターという役割分担なんかを見て「バンドやろうぜ」状態の私の琴線に触れた。数々の名演を生んだクラウ・マイネのシンガーとしての魅力は何十分の1も伝えられていないのが残念だけどリズムもタイトでノリは最高。曲の一部として十分機能しているギターソロのフレージングも鋭い。


DIO - Holy Diver - Stand Up and Shout ★★★ (2003-07-14 23:26:03)

身体中の関節がきしむこと必至の超ヘドバンナンバー。イントロにおけるアル中ベーシストのジミー・ベインの硬いトーンでの音符4つ。いくらなんでもオカズ入れすぎだー!!のヴィニー・アピスのやりすぎフィル連打。ゲイリー・ムーアの一番イケない部分の無茶弾きを平然とコピーするヴィヴィアンのソロ。何を取っても究極のメタルファンタジーの具現化。
はっきり言って非メタラーの失笑の対象になっても文句を言えないぐらい馬鹿げたメタルアンセム。なんでけど、好きなもんはしょうがないじゃんかー!!第一今でもこの曲を当時と同じ声で還暦の爺さんが歌ってるんだぜー。信じられない。
おおお。ロニー愛してるぜー。(俺もだいぶオヤジになったのでメロイックサインはポケットの中で勘弁してね)


LANA LANE - Ballad Collection Ii - Goodbye Yellow Brick Road ★★★ (2003-07-14 22:27:13)

素晴らしいカバーです。なんか無茶苦茶感動する。
元曲も素晴らしいんですけど、これはLana Laneが未来にカバーする為にあったような曲としか言いようがないですね。インストパートも面白いし、マジでお勧め。


LANA LANE - Ballad Collection - Avalon ★★★ (2003-07-14 22:22:13)

このバラードコレクションは良いですね。というより、この人達わざわざメタルやらなくとも・・・と思わせるほどバラード曲の質の高さが光ります。既に300年間ぐらい名曲だったような気がしてしまうような曲を現在において書けてしまうのが不思議。


LANA LANE - Love is an Illusion - LIAA Prelude ★★ (2003-07-14 22:15:45)

ははははは。ただのイントロなんだけど、30秒過ぎ辺りのキーボードの白玉だけで逝ってしまいました。ピンク・フロイドみたい。
多分アルバムをなんとなく買ってしまった人もこの音聴いただけで、元取ったような気がしたでしょうね(笑)


LANA LANE - Curious Goods - Escher's Staircase ★★★ (2003-07-14 22:08:24)

地味な2ndアルバムの中では光ってる1曲。
エッシャーの階段って美術の教科書に載ってたダマシ絵のことでしょ?情景の浮かぶオシャレなテーマがプログレ系ROCKらしい。淡々と進むメロディ展開も無理なく身体に入ってくる。


LANA LANE - Covers Collection - Still Loving You ★★★ (2003-07-14 22:01:12)

これは美しい。絶品です。
Scorpionsの原曲においては全米でスマッシュヒットしたアルバム「Love at First Sting」に収められていました。あれはあれで珍しくリードを弾くルドルフのギターのメロディが良かったんだけど。ここで聞けるラナの歌唱はとても素晴らしく裏声スレスレの部分がなんとも悲しげに響きとても感動的である。ちなみにルドルフの弾いたメロディ部分はチェロで奏でられており、文字通りシンフォニックなバラードに仕上がっている。
Scorpionsも聴き直したら、クラウスの歌に久しぶりに感動しちゃったよ。ま、曲自体が100点満点なんだろね。


ANGRA - Holy Land ★★ (2003-07-04 02:24:00)

これ一般的評価低いの??
メロスピと言われる軽めの音楽とは一線を画した、HMの硬質なサウンドの中にクラシックや民俗音楽を用いてすこぶる高度なテクニックで味付けて、なおかつ優しいメロディが散りばめられた素晴らしいアルバムです。1st同様キーボードのシンフォニックな使い方が上手い。やはりAngraのパブリックイメージはこのアルバムでしょう。
ロックの世界でのこのような音楽性の融合ってあんまし好きなのが無いんだけど、これはすんなり自分の中に入った。自分が若い頃日本のHMバンドが流行ったんだけど、こういう大胆な方法論を取れたバンドがいなかったからあくまで一時のブームで終わったんだろうねー。日本人もこれぐらい自分の国に対して誇りを持てたらいいですね。


RAINBOW - Stranger in Us All ★★ (2003-07-02 00:26:00)

なんつーか超無難なボーカリスト選択が悲しい。来日ライブをブートで聴いたけど、ドゥギーがSpotlight Kidの歌い始めをジョーそっくりに歌った時の歓声に笑った。
Rainbow聴くときのボリューム設定で聴くと音がデカイ。時代の流れが感じられますね。このアルバムが出た頃って音源発表が数年サイクルだからWolf to the Moonのソロなんか聴いたときには奏法の変化にビックリしましたね。珠玉はBlack MasqueradeとHall of the Mountain King。力が入ってます。
自分もRainbowっぽさの具現化したCold Hearted WomanとかStand and FightとかToo Late for Tears辺りも十分楽しめてしまうわけでギタリスト向けというか、アドリブのぶち込む隙も多いし、「掛けながら弾く用」アルバムの一つだったりします。
ん?意外と名盤なんではないか!?


RAINBOW - Down to Earth ★★ (2003-07-02 00:13:00)

ヒット性の高いシングルが含まれてることとグラハムの喉から血が出そうなボイスが魅力。作曲にロジャー・グローバーが大きく関与していることにより、以前のロニー時代に見られた美しき偏狭趣味はだいぶ薄められている。ただしコージーもまだ叩いているのでHRとしては十分に迫力あるという賛否両論になってしかるべしの1枚。
当時の世界観で語るべきものだから難しいんだけど、Eyes of the WorldがGates of Babylonの線で書かれたとしたらこの2曲の印象の違いがそのままロニー時代と新Rainbowの作ろうとしたものの違いである。
Lost in Hollywoodの無茶弾き部分は狂気のギタリストぶりが発揮されていて面白い。Acceptのギターの奴なんかここパクリまくってたよねー(笑)


RAINBOW - Rising ★★ (2003-07-01 23:41:00)

1stとの違いはより「HR」を強調した点。ドラムスのパターンまで含めた構築美みたいなものが表れた点。いいですねー、ギターみたいにリフを刻んでしまうドラムスが。A Light in the Blackのインストパートのキーボードとのユニゾンや不良によってたかって足蹴連打されてるような無茶なツーバスなど利き所満載。当時はこんな感じで激しい音楽の筆頭だったのです。コンサートで死んじゃう人まで出る始末。そして何より虹を掴んでしまっているインパクトたっぷりなジャケットは今でも色褪せませんね。
個人的にはTarot Womanが一番好きかな。


ROBERT PLANT - The Principle of Moments ★★ (2003-07-01 23:00:00)

彼の場合ソロワークではあんまり成功しなかったみたいですが、このアルバムはPOPアルバムとして出来が良かったのでそこそこ売れた。私もタイムリーで愛聴しておりました。スマッシュヒットしたBig Logという曲があってアメリカの田舎町のガソリンスタンドを舞台にした渋いPVがTVKのミュートマでガンガン流れてましたね。Messin' With the MekonやWreckless Loveみたいな中期以降のLED ZEPPELIN的な曲もあるけど、全体的にThe Firmよりは曲調が馴染み易く良いと思った。この頃のバンドメンバーだったジョン・ボーナム的なものを踏襲するドラマーも面白いけど、ロビー・ブラントというギタリストが奏でるエレクトリックのクリーントーンのセンスが無茶苦茶良いのでギタリストはご参考に。メタル耳には新鮮この上ないでしょう。
で、是非聴いてみて欲しいのがアップテンポナンバーのHorizontal Departure。ロバートのボーカルもとてもイヤらしいし、サビに入るとこはなかなかカッコイイですよ。レゲーまで飛び出すセンス抜群のギターを味わってみてください。
長らくCD廃盤だったのだけど、再販時に15年ぶりにゲットして当時を懐かしんでおります。


YNGWIE MALMSTEEN - Live!! ★★ (2003-06-29 03:39:00)

初回限定だったか忘れたけど、前代未聞の前座ディスク付き。なんだか友人がそのDr.Sinを気に入ってしまったようでした。
このLiveはええぞー。とにもかくにもメッタメタに弾きまくり。1曲目がMy Resurrectionってのがまたいい。トラック5にFar Beyond the Sunとクレジットされてる部分なんか熱いなんてもんじゃない。なんせ原曲の半分は不一致なのに色気たっぷりでインプロヴァイズしまくっちゃってます。こんなのを目の前でやられたら興奮するの忘れて呆れかえっちゃうよなー。ということで、イングヴェイはライブだとさらにキレるギタリストであることをご自身の耳で確かめて下さい。選曲もまずまず。ファンなら大満足間違いないし、強くお勧めしておきます。


YNGWIE MALMSTEEN - Facing the Animal ★★ (2003-06-29 03:15:00)

マッツ・レヴィン程度だったら、ヴェセーラでもいいじゃないの?とも思えるが、このアルバムはお気に入りです。音楽性の拡散がいい感じに拡がって飽きの来ない作りになってますし、プロダクション良好。当たり前だがタンガリィデスに任せればこれぐらいのクォリティには出来るよなー。
このアルバムがどれだけ楽しめるかと言うと、いきなりゲイリー・ムーアのアイリッシュ路線の曲で始まってくれます。ってパクリかい(笑)。んでDドロップチューンのヘヴィ曲の連発。うーん楽曲が苦しい。けどマッツもムキになって熱唱してるし、コージーのシンバルも派手に鳴ってるし、なんか心地よい。音が良いって素晴らしいことだ。
美しいのがキました。Like an Angel - For Aprilあまりにも美しい泣きメロ。しかしついこないだまでAmberdawnにPrisoner of Loveでステージに呼んでチューまでしてた非常識デブが言う所の短パン歌手マイクに妻を寝取られた、いやほんとはローディと出来てたうんぬんの件が・・・萎えさせるんだけど、やっぱり音楽で感動してしまう自分がなんとも情けなくてなー。先へ進め。My Resurrectionのドラムはコージーらしいプレイだよね。メロディもいいし、ここからAnother TimeやEnd of My Ropeみたいなヒット性を持った曲に畳み掛ける辺りがこのアルバムのハイライト。この後も聴きやすい曲が続く。
イングヴェイの直接的過ぎるところを周りで抑えに掛かってバランスを取ったHRとして出来の良いアルバムらしいです。


YNGWIE MALMSTEEN - Fire and Ice ★★ (2003-06-29 02:36:00)

実はこのアルバムの頃がイングヴェイの日本におけるセールスの全盛期です。オリコン一位なんてとんでもない状態。あれだけ人気のあったLAメタル勢が滅亡して、ほんとにヘヴィでPOP性のカケラも無い骨太メタルが売れ出して、Angraを始めとする出来の良いスピードメタルがまだ出てきていない時期でRainbowやMSG等古くからのHRファンを満足させるバンドの活動が滞って来た時期です。そんなこんなで他に代替品が薄かっただけなような。正直言うと私も少しメタルから離れてました。頭のDragon Flyがまた酷い。このタイプの曲が多く、かなり冗長に流れます。TeaserだってVan Halenを安っぽくしたみたいで彼が作ったいくつかのPOP曲の中ではランクは落ちるでしょう。ま、ギターソロが出てくるとやっぱり熱いんだけどね。さすがに俺もファンなんでこんなもんでコロっと騙されちゃう。
秀曲Forever Is a Long Timeは次作以降の音楽性に繋がったかも。このタイプの曲を作ってみるとヨランじゃ頼りなく感じてマイク・ヴェセーラぐらいの太い声が欲しくなったんだろうね。
ちっとも「このアルバムを聴け」のレビューになってないんだけど・・・いいでしょ??イングヴェイなんか知った時点でどうせ一生追いかけてしまうんだから(笑)


YNGWIE MALMSTEEN - Trial by Fire: Live in Leningrad ★★ (2003-06-29 01:47:00)

ビデオのジョーがサングラスを取らないってのが腹立つ。このライブアルバムはあまり出来が良くありません。当然持ち歌はいいんだけど、マーク・ボールズの曲をジョーが歌ってもあまり良く聴こえないんですよね。そういやRainbow時代のディオの曲も酷かったし・・・ジョーはPOPなアメリカンロックやポール・ロジャースやカヴァーデイルのブルージータイプの人のカバーだと上手いのにね。それとRising Forceもやれよな!!
それなりに聞き所はあります。You Don't Remember, I'll Never Forgetの中に含まれるGreensleevesやStrange Kind of Womanで萌えましょう。


YNGWIE MALMSTEEN - Trilogy ★★ (2003-06-29 01:34:00)

前任ジェフ・スコットソートよりも実はロニー・ジェイムス・ディオに近いテクニックを持つマーク・ボールズを擁して登場した3作目。この人の場合、基本キーが高いので楽器的に聴こえてしまい苦手な人は苦手かも。前作がかなりへヴィだったので、1曲目のYou Don't Remember, I'll Never Forgetの一聴でキーボードの音が大きくてAlcatrazzの音像に戻った印象を受けました。MTVでも結構流れていたなー。ベーシストが古時計の振り子みたいな妙なアクションをしてました(笑)
インギー本人は気に入っているらしいが、いくつかの疾走曲に見られるように曲自体の練りこみが浅く飽き易い部分もあるかも知れない。確か昔作った曲と言っていたけど、その積み重ねた時間のせいかMagic Mirrorは格別にカッコいいですね。ソロ中盤のメジャーキーのアドリブとかキません?


YNGWIE MALMSTEEN - Marching Out ★★ (2003-06-29 01:17:00)

MTV公募でめっけたジェフ・スコット・ソートを前作とは違い全編に渡ってフィーチャーしたアルバム。ま、こやつ。ルックスも含めかなり暑苦しい奴なんだけど、ハイトーンの伸びや上限の高さのテクニックは抜群なんで許そう。ボーカルアルバムなのでクラシカルな部分を若干抑えて、当時流行っていたチープだけどギターの音がハードなLAメタルやDio等のベテラン勢に対抗してヘヴィに攻めてみましたという感じ。
シングルになったI am a Vikingは大した曲じゃないような気もするけど、Disciples of HellやAnguish and Fear等のリフは熱い。
音質うんぬんに関しては、もしかしたらレコード時代はこんなに酷くなかったかも知れない。CD化時にどっかミスったんじゃないかな?このアルバムを楽しむにはメディアプレイヤーのDFXプラグインなどハイ上がりなイコライザーセッティングが必須なんだけど、イングヴェイのバッキングのマーシャルサウンドは風圧を感じさせる図太い音でビックリします。音を決めたらOn the Run Againの頭とか聴いてみてよ。


MEGADETH - Cryptic Writings - She-Wolf ★★★ (2003-06-22 02:40:04)

現代風ヘヴィネスとスラッシュを混ぜ合わせて21世紀の精神異常者を演奏するようなギターワークを見せつけてビビらせて、ノリのいいアップテンポで普通のHMファンまで納得させてしまう力技ありのPOP(???)ナンバー。天才を感じた。


MEGADETH - The World Needs a Hero - Dread and the Fugitive Mind ★★★ (2003-06-22 02:33:33)

言ってみればShe Wolfの焼き直しのような曲なんですけど、まず冒頭の語り。自己紹介させろってさ。カッコイイ。こんなのナルシストなデイヴにしか出来ないわな。リズムOn後の絶妙なコードワーク、相当にギター慣れしてないと書けません。サビらしいサビのないまま流れちゃう突き放しっぷり。そう思ってると強烈なツーバス連打のインストゥルメンタルパートに突入して、キター!!って感じのピトレリ泣きソロ登場。何故かそのまま歌が入らずのエンディングに唖然。
聴き所満載の名曲です。
なんつーかピトレリ加入後はコレだけなような・・・


TEN - The Robe - Give Me a Piece of Your Heart (2003-06-22 02:07:33)

こいつはいただけない。Runawayのキーボード リズムアレンジにLivin' on a Playerのレトロなギターワークを被せてYou Give Love a Bad Nameのまんまデスモンド節で歌われる曲なんだけど、そのまんますぎて笑えない。JourneyやAsiaならモロモロの事情でまだアリだけど、Bon Joviはやめてくれ。
ファンとして☆0個を食らわせてやりたいところ。


TEN - The Robe - Standing on the Edge of Time ★★ (2003-06-22 01:59:37)

この中途半端な明るさとエッジの効いたサウンドは彼らならでは。The Robeの中でも上位に位置しているはず。


TEN - The Name of the Rose - The Rainbow ★★ (2003-06-22 01:56:18)

彼らが演奏するバラードをヘヴィにアレンジしたような曲ですけど、非常に耳に残る秀逸なメロディを持っています。ギターソロも泣いている。


TEN - The Name of the Rose - Wait for You ★★ (2003-06-22 01:52:45)

ミドルアッパーなテンポが心地よいドライブナンバー。リフがカッコ良いのでギタリスト諸氏はレパートリーにしてみては?1stのStay with Me系統の曲なんだけど、こっちもなかなかドラマチックで良いです。I Will Wait for YouのYouが次のフレーズで主語として扱われてるのがオシャレ。


TEN - The Name of the Rose - Turn Around ★★ (2003-06-22 01:44:38)

低音を響かせるゲイリーの声がとても良い曲。Girlの発音がモノホンだ(当たり前)男の俺がカッコイイと思うんだからさすがに女はイチコロですね。後半のハモリも美しい。


ZENO - Listen to the Light - Meet Me at the Rainbow ★★★ (2003-06-19 03:49:17)

これは初聴でキたねー。カッコイイ。
曲自体は掴み所がないような感じで展開していくのにそのドラマが渦になって押し寄せるようなアップテンポナンバー。ギターのワウ引っ掛かり気味のトーンに下腹部が噛み付かれる錯覚に陥る。気が狂ったと言われるかも知れないが、音を聴くことでオナニー出来てしまうような気がする。って、ホントにやりはしねーけど、それぐらい色気のあるギターなのです。クラシカルでもゴージャスでもヘヴィでもPOPでもない純正哀メロ派必聴です。
悲しいことにZENOなんて世界中でほんの一部の人しか知らないはずですが、この曲を聴いて感じることが出来た方は一生の宝ですよ。


FAIR WARNING - Fair Warning - The Heat of Emotion ★★★ (2003-06-19 03:31:48)

例えば哀メロ付きイントロのある曲Out of the Run、Burning Heartと言った曲の雰囲気が好きならこれもその一つに入るであろう。いやむしろそのトップに食い込む楽曲だと思う。ソロもなかなか意外性があるラインで耳に残る。Zenoで歌ってるボーカルが苦手な人にはトミーの絶唱を聴いて下さい。


EUROPE - The Final Countdown - Heart of Stone ★★ (2003-06-19 03:11:52)

例によって曲がイマイチの場合、ジョンがめいいっぱいカバーするという図式が成り立つ。UFOのマイナー曲にあるようなマイケルの超神ソロを思わせます。ストラトのフロントPUでのウォームなトーンで奏でられるあまりにメロディアスなラインは相当キます。このアルバムでのジョンのベストプレイはこれですかね。


EUROPE - Europe - Seven Doors Hotel ★★★ (2003-06-19 03:03:02)

この曲は凄いです。なにせあのイモと呼ばれた1stアルバムの中の楽曲なのだ。美しく荘厳なピアノを改めて聴くと数年後のThe Final Countdownという名リフを書くことになったジョーイの作曲能力の根本を見ることが出来る。
かなり音程の怪しいクワイアとか迫力もクソもないドラムの音やらやり直したいことはたっぷりあるだろうが、モロにマイケル・シェンカー風でまとめきったハモリのギターソロも含め超名曲であろう。


EUROPE - Wings of Tomorrow - Stormwind ★★ (2003-06-19 02:55:18)

MSGのRed Skyに似てるなー。というのが最初の感想でした。Desert Songみたいなコードを使ったバッキングだし、ソロは相当にシェンカリー。
かなり元ネタが見えていたけどカッコイイと思いましたね。
新人バンドとしてアレンジの仕方もまとまって来たし、その後のブレイクを予感させるに十分な出来だった。


EUROPE - The Final Countdown - Rock the Night ★★ (2003-06-19 02:49:39)

よくよく考えれば超しょうもないテーマで超しょうもない曲。ちょうどLAメタルの時期と被ってるわけでこういうノリの良さで勝負するのが流行りだったわけです。しいていえばこの曲調の割りにメロディアスなんで救われてる。こんなんでもへヴィネスを感じていたのが懐かしい。
でもどうでしょう・・・ジョン・ノーラムのソロの入りのとこ聴いてみて下さい。まるでゲイリー・ムーアとマイケル・シェンカーの競演みたいな贅沢さがたまらんです。


EUROPE - The Final Countdown - Cherokee ★★ (2003-06-19 02:40:14)

私はこの曲が大好きです。中期以降のEuropeの音楽性ってこんな感じの聴きやすい中庸なモノでその後は好きにはなれなかったんだけど、これは良い。第3弾か第4弾のシングルになっただけあってアレンジが練りこまれている優秀な曲だと思う。
ギターの方はなげやりにコードを響かせるバッキングの退屈さを吹き飛ばすようなメロディアスに弾き切るソロがなんとも素晴らしい。ペンタトニックだけでも、これだけ上手いこと仕上げることが出来るのね。キーボードソロもあるでよ。


EUROPE - The Final Countdown - Carrie ★★ (2003-06-19 02:28:54)

ミュートマでヘヴィローテーションでしたね。普通に美しいバラードなんじゃないでしょうか。ソロはアメリカンロックにあるような曲にまるっきり溶け込んだ彼らしくないものでした。完全な売れ線狙い。


EUROPE - The Final Countdown - Ninja ★★★ (2003-06-19 02:22:05)

皆様ご指摘の通り、ここが変だよ北欧人的な最悪のテーマでございます。英語が簡単なのしか使ってないから日本人でも内容丸分かり。テルミーザレッジェンテルミザストーリーってのは勘弁。こうなったらジョーイに俺の知りうる限りの忍者の伝説を一から百まで教えてやろうって気になりましたよ。っつーかそんなもん知らなくてもいいんじゃん?みたいな。発表当時から「ダッセー」と笑われておりました。
しかし曲も演奏も素晴らしいので超名曲といたします。ありがちなパターンだとF#m→D→Bm→C#っていきたい所なんだけどF#m→D→G#m→C#なのが北欧。イングヴェイのEclipse、Fire&Iceの雰囲気のアレです。クラシカルっつーのとはちょっと違う北欧独特のメロディ感。圧巻は2弦17Fのチョークで始まるエコーばりばりのソロイング。違うパターンで2度楽しめます。2度目の下降フレーズがカッコいいねー。若いのに(当時)ゲイリー・ムーアのような入魂ぶりが素晴らしかった。


EUROPE - The Final Countdown - Danger on the Track (2003-06-19 01:52:53)

これもジョン・ノーラムがかなりイケてます。
ハードロックにおけるブルーズ"風"(←ここ重要)リードギターの教科書的なプレイが聴けるミドルテンポナンバー。ま、この曲みたいなのをコピーしまくると弾き手としてはかなり気持ち良いので自然にそういうアドリブが出来るタイプのギタリストになっちゃいます。


WHITESNAKE - Slide It In - Give Me More Time ★★ (2003-06-15 02:55:44)

こいつもPVがありましたね。イントロのドラムが入るとこがカッコ良いよねー。こんな感じで楽器の使い方は典型的な渋いブリティッシュHRだけど、時期的にかなり売れ線を狙ってるのでサビがポップでとっつき易い良い曲。
なんとも不器用なポップ化がたまらん。自分的にはスイートスポット。


HELLOWEEN - Keeper of the Seven Keys, Part I ★★ (2003-05-16 02:41:00)

しかしまあ、マイケル・キスクの巧いこと。I'm Aliveのヨーロッパ民謡的なメロディも良いけど、大作Halloweenの最初から最後まで休む間のない展開の妙はHM好きにはたまらないはずです。パート1は非常にカイ・ハンセン色が強いので古き良きジャーマンメタルの世界観に漬かれる。