二年くらい前になりますかね。なかなか旧作が見つからないので、思い切って新品でベストを買いました。 新品で買っても損しないくらい濃い内容でした!実は長尺曲が多いんだなということを知りました。凝った構成に、哀愁あるメロディ、曲のどこかしらに顔を見せる爆走パート…。立派に個性がありますよこの方たち。初期のものは音質が非常に悪いですが、曲自体はいいですよ。 単純に疾走を求める方にもオススメできます。ああ~、ラビリンスが好きな方でこのバンドはまだ聴いていないって方にはぜひ聴いていただきたいですね。結構近い部分あると思いますよ。 Little Girlが妙に気に入ってしまいました。
日本の若きギタリスト、大村 孝佳さんの初めての作品です。インペリテリが「Pedal to the metal」発表した時、インペリテリが弾いている様子を見たいなあと、オマケDVD目的でヤングギターを買って、その時に大村さんも知りました。 そして、1stアルバムがヴィタリ・クープリのプロデュースということで、ひょっとしたら彼のプレイも聴けるかも?と半分ヴィタリ目的で入手した今作。 全5曲ながらとにかく素晴らしい!正統派でクラシカルなまさにインペリテリが聴かせたような曲が満載です!アップテンポな曲はもうリフが正統派寄りのガツガツな感じで、まさにインペリテリなのが好印象でした。スローな曲もメロが良好でいいですよ。 ゲストもゴージャスです。マーク・ボールズやらが参加しています。ヴィタリのキーボードもやりすぎない程度に曲を盛り上げていて素晴らしい!彼のことだから、大村さんシカトして弾きまくったりしないか不安でしたが、あくまで控えめなオルガン系の音で速弾きし、速いのですが目立たないし、弾く量も控えめで実にいい仕事してます。曲を盛り上げるのも実は上手いのねと再評価しました。スローな曲のバックでさりげなく聴こえるピアノがかなりいいんです。 さて、肝心の大村さんのプレイですが、とにかく速い速い!インペリテリが好きな人なら一聴の価値ありです。メロディアスな部分はメロディアスだし、これからが楽しみなこと間違いなしです! ここで一つ、この作品を聴いて思うことは、大村さんがインペリテリから影響を受けたと語っていた通り、そのリフの作り方やギタープレイから確かにインペリテリからの影響を受けているなあというのがハッキリ分かるということです(ビデオクリップのインストは特に)。ということは、やはりインペリテリは一ギタリストとしてそのスタイルをきちんと確立しているんだということの証になるのではないでしょうか。
RING OF FIREでトニーが気に入ったので、ソロ作を買いました。もっとも店でも見かけやすいのがこの作品であり、また、私が初めて聴いたのもこの作品ですね。この作品は、確かに、他のトニーの作品よりも爽やかですが、しかしやはりトニーのプレイは心地よい。 個人的には③が超名曲です。他にも純粋にカッコいいメタルインストの④、その題名の通り流れるような⑥などなど、いい曲いっぱいです。爽やかインストをお求めの方はぜひ!
Freedom to flyに続くインストアルバムです。前作よりもさらにフュージョンぽくて、ブラスが入った曲などもあり、一聴したときはなんとなく違和感ありましたが、やっぱりメロディがいいものがあります。 このアルバムを聴いて驚いたことは、ドラムですね。私はインペリテリの作品くらいでしか聴いたことが無いのですが、「クランチ」から参加しているグレン・ソーベルです。この人こんなに上手かったんですね。とにかく聴いてて気持ちのいいこといいこと。インペリテリで聴ける、バリバリ正統派メタルなドラミングとは別なドラミングが聴けます。それにしても、かつてトニーの作品に参加していたとは意外でした。
個人的に、「完璧だ」と思えるアルバムの一つです。正直最初は、めまぐるしい曲展開や、ややつかみづらいメロディのために「1stの方がいいな」と思ったものです。しかし3回目についに③にハマり、気がついたら全曲ハマってました。RING OF FIREのライブ盤なんかでも思ったことですが、ヴィタリとトニーの音ってやたらと相性いい気がします。③や⑤のギターソロの速いのに泣きまくる感じなどは、いっそうヴィタリの曲を盛り上げています。④なんかは二人とも容赦なく弾きまくりですし。そしてもう1人、ドラムのジョン・ドーマン!この人もまた二人に負けないくらいの凄まじい叩きぶり。 とにかく、いつにも増して複雑な曲が並んでいますが、その分飽きません。テクニックも凄まじければ、そこに散りばめられたメロディもまた美しい。ミステリアスな①から始まり、様々に展開していく⑦が終わった頃には、「終わったなあ」って充実感が残ります。また、ヴィタリのキーボードってどんなもんだろう?と思ったら、これをどうぞ。ヴィタリフレーズが大量に散りばめられています。