70年代ブリティッシュHR三大バンドのZEP、PURPLE、SABBATHの影に隠れて知名度ともに商業的に地味なバンドだけど、「Look At Yourself」、「July Morning」というバンドの代表曲が並んでいる'71年発表の作品。 邦題「対自核」(いかにもプログレっぽいタイトルと昔のBURRNでも言ってた)。 「Look At Yourself」、「July Morning」を筆頭に、デイヴィッド・バイロンのファルセットのヴォーカル・ハーモニーと、ケン・ヘンズレーのハモンド・オルガンを全面的にフィーチュアした、ZEPやPURPLEとは異色の、HRにハモンド・オルガンの神秘的でどこかミステリアスな雰囲気と、プログレ・ハードな空間を感じさせる、典型的なURIAH HEEPのオルガン・サウンドを提示した70年代ロックの名盤。
パワフルなヴォーカル、サミー・ヘイガーを迎え、前作で試みたシンセの導入による モダンな王道アメリカン・ハード・ロック路線を一挙に完璧なものに仕上げた作品。 全米で1位を獲得している。何より名曲「Dreams」が与える感動は凄い。 それ以外にもキャッチーな中に切なさを漂わせる「Why Can't This Be Love」や「Love Walks In」など感動的な曲があるが、彼ららしいスケールの大きな硬質ハード・ロックも 素晴らしい。 VAN HALENを国民的英雄の座に押し上げた、ロック史上に燦然と輝く名盤、でしょう。
1979年発表の2ndアルバム。フラッシーなギタープレイが聴き手に与えるカタルシスとデイヴの奔放な歌唱が発散するソウルフルなテイストが融合した個性的なサウンド、、まさにその通りだと感じられる。それも僅か6日間で録音したというんだから驚き。 シングル・ヒットした「Dance The Night Away」なども収められている。 全米最高位6位。