全世界で驚異的な大ヒットを記録した名盤「METALLICA」のオープニングナンバー。メタリカ史に刻まれた名曲中の名曲。へヴィ&グルーヴィ、歌唱、演奏、展開、構成、どれも非の討ちようがなく、もはやモンスターバンドの風格が漂う。余談、歴代ギター・リフ部門では1位のDEEP PURPLE「Smoke On The Water」に及ばずもこの「Enter Sandman」は2位を記録するなど絶大な支持を誇る。
清春2ndソロアルバム。前作のメランコリーで暗の世界を持つ楽曲群に比べて、今作ではポップでメロディアスな要素に重点を置き、モダンな作風も漂わせる仕上がり。スロー~ミドル、ハイテンポまでどの楽曲もさすが、と思わせる清春の緻密性たっぷりなオリジナリティ&ベテランぶりを思う存分に発揮されてるような気がする。最も、「LAST SONG -最後の詞-」、「HORIZON」の2大ハイライトとも言うべきナンバーの存在が大きく今作に貢献してるようにも思える。他にも、個人的には「BUNNY SMILE」、「蝶」、「影絵」、「FAIDIA」、「ALSTROEMERIA」等々、ソロならではの新しい試みが窺えた好調なナンバー。特に「FAIDIA」、「ALSTROEMERIA」のような鮮やかさは今後のソロ活動にどう反映されるかが非常に興味深い。とにかく、全くと言っていいほど捨て曲と言える曲が存在しないのがすごい。何年後も聴きたいと思える、まさに名盤。ファンならこの作品の素晴らしさがわかるはず。
今更ながら、キスク時代最後にして衝撃の名盤。ただ、よく名盤名盤と騒がれる作品に対して、この作品はその中の稀な本当の名盤だと思った。'格'が違う。#Invitation~#Eagle Fly Free,#March Of Time,#I Want Out,#Keeper Of The Seven Keysを著頭に、どれをとっても「守護神伝」。今尚数多くの尊敬を受け、孤高の域を誇る完璧なる画期的作品。妥協のない歌唱、演奏、展開、構成、全てが輝かしくドラマティックで神秘的な歴史的名盤。
1890円(たしか)とお手頃なグレイテスト・ヒッツ。今から聴き始めようかなと言う人にはこれ一枚に大体の定番曲は収録されているのでお得だと思います。それにリマスターされたことでサウンド・プロダクションも納得いくものになっているし心地よく聴ける。ただ、fu-miさん同様、曲順がリリースされた順というのが面白くなかった…あまり気にならないとは思っていても、じっくり聴いてみるとやっぱりつまらない印象だったりもする。展開を重視した配列に凝ってみたらもっと充実されたんじゃないかな。さらに、せめてボーナス・トラックくらい入れろよ、と。それかもっと豪華な仕様(スリーブなりステッカー付けるなり…/笑)を施して欲しかったとも思う。何故かAnything For Youが入ってない、そこが個人的には残念。まぁ、なんだかんだ言ってても結局は毎回聴くたび感動してる好盤です。