HANOI ROCKS再結成の第1弾アルバム。実質は再結成ですが再結成という感じがしないですね。彼等に相応しい先行シングル「PEOPLE LIKE ME」を筆頭に、「OBSCURED」などのマイケルのソロを思わせる痛快なR&R、「IN MY DARKEST MOMENT」といったメロディアスなバラードも素晴らしい。バンドの17年以上の空白を思わせない程の作品で、進化しつつもバンドの根本を崩さないところに「再結成ではなく再生」と語ったバンドの意気込みが伝わってくる。むしろマイケルとアンディの強烈な2人の個性あって成立する不思議なマジックが自然とそうさせているのだろう、という気もする。痛快無比のHANOI ROCKSのR&Rスピリットと特徴的な哀切のメロディが健在している。
1st「RITCHIE BLACKMORE'S RAINBOW」から7th「BENT OUT OF SHAPE」までの各タイトルから2,3曲ずつ選曲されていて、ロニー・ジェイムズ・ディオ、グラハム・ボネット、ジョー・リン・ターナー時代の3部構成になっています。(グラハム時代は2曲だけ)時列順ですが最後までバランスも良く、音質もかなり良いので難なく聴けるアルバムだと思います。「30:~」の散漫なDPより圧倒的に聴けるアルバムですね。(笑)「A LIGHT~」くらいは必須でしょうが‥。ただほとんど質が高い楽曲なので多少の漏れは気にならないですね。
'97年発表のトリビュート盤。「Highway To Hell」から「T.N.T.」まで有名な曲を全12曲収録。ジョー・リン・ターナーが歌う「Back In Black」がなかなかカッコいい。 他にもセバスチャン・バックとか色々なアーティストが参加していて楽しい内容です。オリジナルと比較しながら聴くと面白いかも。