1983年に結成された、アメリカ合衆国フロリダ州オーランド出身のデスメタルバンドである。
ギタリスト/ボーカリストのChuck Schuldinerが中心となって結成され、 当初はバンド形式だったが、アルバムを出す毎に彼を中心としたプロジェクト形式での活動に変わって行った。1995年には来日公演を行っている。
特に初期の活動は、デスメタルというジャンルの成立に大きな影響を残している。デスメタルという名前は、このバンドにちなんで付けられたとする説もある。元はスラッシュメタルからデスメタルへの過渡期に当たる曲作りを行なっていたが、後のCynicのメンバーを加えて録音された、1991年リリースの4thアルバム『Human』以降はテクニカル路線を強める。同時に、デスメタルとしてはメロディアスさが強調されたギターソロなど、他のデスメタルバンドとは異なる要素を含んだ音楽を展開していった。
1998年には7thアルバム『The Sound of Perseverance』を発表し、Deathとしての活動に終止符を打った。
翌1999年、Chuck Schuldinerは脳腫瘍に倒れた。Chuck Schuldinerとその家族は闘病生活の中で多大な手術費用が必要となり、経済的に困窮した。私物をオークションにかけ、多くの基金や慈善コンサート、ヘヴィメタル・コミュミニティからの助けなどを得るものの、支払い能力の欠如から医療機関より必要な手術を拒まれるなどした。2001年12月13日、彼は帰らぬ人となった。Chuck Schuldinerの死は、癌に侵されたTestamentのChuck Billy後に快気)と共に、多くのミュージシャンや彼の家族、そしてファンの間から、保険などの生活保障のないミュージシャン生活についての問題提起も投げかけられた。公式サイトでは、今も彼を悼む声の投稿が続いている。
2013年までにアメリカだけで100万枚、世界で300万枚以上のアルバムを売り上げており、世界レヴェルで最も売れたデスメタルバンドと考えられている。
Final lineup (リーダーはChuck Schuldiner)
Chuck Schuldiner – guitar (1983–2001), lead vocals (1984–2001), bass (1987–1988) (deceased)
Shannon Hamm – guitar (1996–2001)
Scott Clendenin – bass (1996–2001) (deceased)
Richard Christy – drums (1996–2001)