メロハー・ファンなら知らない人はいない、“ビッグ・イン・ジャパン"な彼らの6枚目のスタジオ・アルバム。 一聴しただけでFWとわかるサウンドは、更なる高みへ到達した印象を受けます。 過去の焼き増しか?と一瞬思わせる曲もあるのは事実だが、芸術家Uleの無限の創造性がその不安を一気に吹き飛ばしてくれ心地よく、やさしく温かく聴き手を包んでくれます。 Burning Heart的な①、同様の②を今回はUleが書いたことが何よりも嬉しい。③はタイトルの印象とは違い、後半の小粋なアレンジにニンマリ。3rdのMan On The Moonのような浮遊感がたまらない⑤、ブルージーに始まるアダルトなバラード⑥はHelgeのソロが短いながらも好プレイ。サビが爽やかな空気を運んでくれる⑦⑧、ヴォーカルのメロディー・ラインがHelgeのそれと分かる⑩。回帰・輪廻を想わせる⑫が、あくまでもポジティヴな余韻を残して締めくくっています。今回は、アップ・ミディアムテンポ、バラードのバランスがとても素晴らしく聴いていてダレることは無いです。前作の印象が正直それ程良くない自分にとっては、これがFWの復活作になりそうです。Uleのベース・ラインによるものなのか、時折ZENOってるようなところもありますね。今回は彼がとても前向きに、創造性に満ち満ちて曲作りに打ち込んだと勝手に想像しています。 まだまだ、彼のメロディーの泉は全然枯れていなかった!!\(^o^)/