前曲"Voices In The Wind"によって、"Dark Refrection"と組曲になっているあたり、CANDLEMASSの大作主義志向が凄く顕れていますね。 しかし、メロディアスだ。このメロディによって、ビルボードでも健闘したのかもしれない。 '80年代の終わりを告げるための最も当時成功したドゥーム・メタルバンドの傑作。途中のメロウなところも最高です。
スロー・ヘッド・バンギングには最適なナンバー。 リフの血液が逆流しそうな雰囲気とそれに拍車をかけるシュミーヤのヴォーカル。ソロもメロディアスで凄く良い。(「LIVE WITHOUT SENSE」の方はいただけなかったが。) そして、これの歌詞がいい。というか、考えさせられる。「どうして俺じゃなく、君に起こってしまったんだ。俺だったら自殺を決め込んでいただろうに。」というのは、METALLICAの"One"以上に心に響いた。内容がどういうことを歌っているのかは、翻訳してみるか、訳詩をみてください。
LAメタルの中で、最も正統的なへヴィ・メタルであり、メタルの歴史の中でも最高峰の曲の一つだと思います。 リフ的には、オジーの"Bark At The Moon"を彷彿させるところもあるが、ともかく、リフの途中の異常なピッキング・ハーモニクスの音がヤバイくらいに音が外れているのに、それが、ギリギリのところでノイズにならないですんでいる。 ギター・ソロは、火を吹くように物凄い。歌メロも非常に綺麗である。 ただ、ライヴでやると、いつもあのイントロのリフがグシャグシャにきこえるので、今ひとつだ。 歌詞は、当時はまだ問題が深刻になっていないAIDSに関して歌っている。 現在('04年3月)、小学生が援助交際でHIV感染してしまうほど深刻になっている。 "She promise paradise with the kiss of death" ただし、キスではうつりません。(ちょっと蛇足が多すぎましたね。)
この曲は、実はサビの歌詞というか、タイトルそのまま、"So Many Tears"の同じメロディ部から持ってきているんですな。イントロは"Kiss Of Death"のようだし…だけど、それでもカッコイイ、というところが、ミソ。 それに、だからといって、全編、同じじゃなくて、別の楽曲として成立しているから…ドンも、意識して流用したのかもしれない。
迷盤の誉れ(?)高いこのアルバムですが、'80年代から聴いている私ですが、はっきりいってやりすぎではありますが、好きです。 多分、嫌いだと言っている作った本人たちよりも、結構気に入っている人たちがいるのではないかと思うのです。"Bitter Regret"のような往年のナンバーを彷彿させる曲も入っていますが、他に"Puppet On A String"、"Convenience Store Messiah"、"Hard To Believe"のような佳曲がかなり入っています。 もう少し煮詰めたら、もっとよくなったのと、曲を減らした方がよかったかもしれませんが。 DOKKENファンとしては、かなり異端だと思われるでしょうが、私は、好きです。 どういうスタイルでもDOKKENはイケてます。 METALLICAとの比較になってしまうけど、「LOAD」、「RELOAD」で実験に走った事がMETALLICAにプラスになったと思うけど、あの作品群は、あまり好きではなかった。 それなら、このDOKKENのアルバムの方がずっといいと思ってます。個人的には、ですが。
ハード・ロック、へヴィ・メタルの範疇の中で最も好きなバラード。VANDENBERGの"Bunrning Heart"とかWHITESNAKEの"Lookin' For Love"、HEARTの"Alone"など色々な名曲があるけれど、俺は、この曲です。ピアノ・ヴァージョンもいいし、自分でやったアコギ弾き語りでも、この曲をやりました。 DOKKENでは、これに対抗出きるのは"In Your Honor"だけれど、やっぱり、なかなか、この曲を越えるのはむずかしいなあ。 題名がギルバート・オサリバンの名曲と被るけど、こっちの方が名曲です。私の中では!!
BON JOVIの"You Give Love A Bad Name"より前にあのイントロを三声コーラスで入れるパターンの楽曲をやっている。昔からあったのだろうけど。 リフがシンプルで、メロディがポップで、へヴィ・メタルであるけれど、ポップスかもしれない。 ギター・ソロは最高。PVもかっこよかった。 最高傑作の一つ。
やっぱり、名曲中の名曲。'83年ということを考えると、当時、ここまでメロディアスでへヴィなへヴィ・メタルはなかったのではないだろうか? 途中のギター・ソロのところで三連になるが、ここがなんとなくMSGの"Into The Arena"的という感じもするが、それは別に問題ナッシング! 強烈な名曲なので、若い人は、是非聴いて下さい。