METALLICAの"Thing That Should Not Be"のようなテンポで、超へヴィなナンバー。それまでのスピード一辺倒というYANKEESのイメージからは考えられないほど、スローな曲で、発表当時、ライヴでは「速い曲で盛り上がりたい」層からかなり不満が出ていた。 けれど、俺は、こういう楽曲が大好きなので、最高に燃えた。 リフがともかく、カッコイイ。
このイントロのヴゥ~~~ンがたまりません。 昔、バンドでコピッたことがありますが、素晴らしい曲です。セルフ・カヴァーはこれは、ちょっとやりすぎました。 とはいえ、"Crying In The Rain"も、"Here I Go Again"も元のヴァージョンが好きな人もいるかもしれないし、好みでしょうが、ともかく、この曲に関しては、オリジナルのバーで聴きたいような気だるい雰囲気が好きです。
この曲は、YoshikiさんがCINDERELLAの"Don't Know What You Got(Till It's Gone)"を聴いて、「これは凄いバラードだ!」と思い、対抗して書いたという発言がありましたが、僕はどちらかというとCINDERELLAの曲の方が好きです。 初めにこの曲を聴いた時は、へヴィ・メタル(いや、スラッシュ・メタル)バンドがこんな曲をやっていいのか?とか思ってました。(合唱祭でやるようなバラードだな、と)しかし、ライヴで何度も聴き、また社会に出て、営業マンを1年やった時に、いろいろな社会の構造を見たときに、何故、この曲が説得性をもっているのかが分かった気がしました。 今でも"Unfinished"、"Longing~跡切れたメロディ~"とかの方が好きではありますが、この曲がバンドの手を離れてもずっとファン、そして、日本人の心にずっと宿り続けることは間違いないでしょう。 ライヴでの延々と続くあのサビの合唱は、本当に凄かった…。もう思い出ですが…。