この曲が1曲目ということに疑問がある方が多いようですが、僕はこういった少しムーディーな曲で始まったことが凄く良かったです。ほとんどこういう意見の方はいませんが。 楽曲的にも好きですし、リフは大元はIRON MADENの「THE NUMBER OF THE BEAST」のボーナス・トラックにある"Total Eclipse"という曲だと思います(笑)。 ともかく、この雰囲気が好きです。もし、"Motherless Child"とかで始まっていると、このアルバム特有の浮遊感みたいなものがなくなるような気がします。 ホントに天邪鬼の意見ですが、僕は自然にそう思いました。
このアルバムは、クリス・タンガリーディスとコージーの意見が凄く反映した部分があると思いますし、マッツ・レヴィンがインタビューで答えている通り、彼のヴォーカル・メロディが彩りを新たにしているところがあると思います。 しかし、②、③にみられるようなモダンなリフなど、イングヴェイのあらたな局面も見られるし、ともかく、へヴィ・メタルと普通の歌モノのロックの部分がうまく調和していて、僕にとっては、イングヴェイ史上、このアルバムを越えるものはできていません。 クリス、コージー、マッツの才能のおかげという風に書きましたが、やっぱり、80%以上はイングヴェイの才能だと思うので、やはり凄いコンポーザーだと思っております。 また、いわゆるツーバスドコドコ系が"Poisin In Your Veins"だけなので、そこも好きです。 名盤!!
U.K.を意識したという変拍子がカッコイイ。リフは"Facing The Animal"と同様、かなりラウド・ロック的なアプローチであるが、故意であるとは思えない。 物凄く異端だが、このアルバムが、この曲で始まってもよかったとさえ思っている。こう、へヴィに来て、次に速い曲でも良かったのでは? サビのメロディは、マッツ・レヴィンの色だと思うが…。あまりイングヴェイらしい感じはしない。
やっぱり、本当に北欧の冷たさを感じるイントロが凄まじくカッコイイ。このパートだけでもオーケストラ公演でやって欲しかった。 "I Am A Viking"系のヴァイキング・リフを持つ曲だが、(ヴァイキング・メタルではない!!)かなりのお気に入り。 従兄妹のバイオリニストとバンド仲間でコピー・バンドやれないか?と考えたけれど、従兄妹の方がクラシックしか興味ないから、やってくれないだろうな。 だって。ライヴではイングヴェイ、絶対やらないんだもん!自分でやってやるとか思ってしまう。