ドイツを代表するメタルバンドと言えばHELLOWEENを挙げるものが多いが、このACCEPTもかつてドイツを代表するメタルバンドの一つでもあった。そしてACCEPTの最高傑作といえば通算4作目の「RESTLESS AND WILD」(83)もしくは通算6作目に当たる前作の「METAL HEART」を挙げるのが一般的だろうが、本作の「RUSSIAN ROULETTE」もそれに次ぐ傑作アルバムでもある。 まずはじめに本作の曲調を簡単に説明すると、前作の「METAL HEART」の流れを受け継ぐような曲調であり、純ジャーマンメタルサウンドとメロディックなサウンドが融合したかのようなサウンドスタイルと言えよう、本作のオープニングを飾る①はACCEPTの名曲のひつとしても名高いエネルギッシュなメタルナンバーをはじめ優れた曲も多く収録されているので聴き応えは申し分ない。だた前作と比較するとインパクトがやや薄い印象があり、サウンドスタイルも前作と酷似したような印象も強いが、作品自体は傑作アルバムというにはふさわしい内容と言ってもいいだろう。中には本作を最高傑作としてあげるファンもいるらしいいが、個人的には最高傑作というより「RESTLESS AND WILD」と「METAL HEART」に次ぐ傑作と言う評価として挙げる。ただACCEPTの入門者には本作よりもまず「RESTLESS AND WILD」もしくは「METAL HEART」をまず聴くといいがそれらの次に聴くとしたら是非本作を聞いてみては以下香だろうか? 今回の評価95P
ヘヴィメタル界のトップクラスバンドを挙げるとしたら、まずJUDAS PRIESTやIRON MAIDENを挙げるのが普通だが。では今後最も期待できるメタルバンドはと聞かれたらCHILDREN OF BODOMを挙げることに異議はないだろう。そうCHILDREN OF BODOMはトップクラスのメタルバンドにのし上がってきているのだ。そのCHILDREN OF BODOMの世界的ブレイクのきっかけとなったアルバムが本作の「HATE CREW DEATHROLL」(03)である。本作は欧州や日本ではもちろん話題になり、日本の音楽系雑誌のヤングギターの2003年度の投稿でバンドとアルバムがNO1に輝くなど日本での彼らの評価を高める結果をもたらし、アメリカではIN FLAMESに次ぐ人気デスメタルバンドにのし上がるなどメタル界では大きな話題となった。 CHILDREN OF BODOMのサウンドスタイルと言えばメロディックデスメタルサウンドと言った感じだが、どちらかと言うとデスメタルバンドの中では正統派メタルサウンドに近い曲調を作り出しいるので、デスメタルを聴いたことがないメタルファンやデスメタルの入門者には受け入れやすいと言っても良いだろう。特に本作はそう言った者達には是非聴いてもらいたいアルバムだ。中にはデスメタルを敬遠しているメタルファンもいるが、少し乱暴な言い方だが、そういった者には絶対に本作を聴いてもらいたい!とにかくCHILDREN OF BODOMはデスメタルバンドとしては最も人気があるバンドの一つだし、メタル系アーティストの中でもトップクラスの実力あるのだから本作をCHILDREN OF BODOMの作品を聴かずにメタルを語ることは出来ないだろう。本作のオープニングナンバーの①を聴いて時点でCHILDREN OF BODOMの素晴らしさや本作の凄さが嫌というほど伝わってくる超傑作ナンバーであり、また③④も本作のベストナンバーの一つだ。本作のタイトルトラックの⑨は①に匹敵するほどインパクトがありパワーがもあるナンバーであり、無論本作のベストトラックの一つだということは確かだ。全体的に聴き応えがあり統一感も良く、CHILDREN OF BODOM最高傑作というにふさわしい内容だ。まさに本作はHM史に残る名盤の一枚といえるだろう。 今回の評価90P(満点まで行かないが素晴らしい内容だ!)
スウェーデン出身の正統派ヘヴィメタルバンドのHAMMERFALLは現在のヨーロッパを代表するヘヴィメタルバンドの一つでもある。デビューアルバムの「GLORY TO THE BRAVE」(97)で欧州を中心に話題になり、2ndの[LEGACY OF KINGS」(98)ではさらに人気を高め初の日本公演を行うなど本作は彼らの代表作になった。3rdの[RENEGADE]ではスウェーデンのアルバムチャート1位を記録したが、賛否両論作にもなってしまった。4thの「CRIMSON THUNDER」はHAMMERFALLのアルバムの中では最も正統派メタル色が強いアルバムとなりさらに5thの「CHAPTERⅤ~」では正統派ジャーマンメタル色よりもメロディックパワーメタル色を重視したアルバムとなり、このレビューを書いてる時点では最新作になる6thの「THRESHOLD」では正統派ジャーマンメタルサウンドを意識しつつもメロディックメタルサウンドを打ち出した傑作アルバムになった。そこで改めてHAMMERFALLのサウンドスタイルを簡単に説明すると、ACCEPTを彷彿させるようなジャーマンメタルサウンドにHELLOWEENなどと言った正統派メタルとメロディックサウンドを融合させたようなサウンドスタイルであり、またJUDAS PRIESTやIRON MAIDENなどといったブリティッシュメタル要素なども見られる。とにかく正統派メタル好きにはたまらないバンドと言えよう。欧州では絶対的人気を誇っており特に母国スウェーデンではJUDAS PRIESTやIRON MAIDENに次ぐほどの人気がるのにかかわらず、日本では過小評価され人気メタルバンドとは言いがたい状況なのは腹立たしい程皮肉なことだ。HAMMERFALLをこのような評価の仕方では日本人のメタル魂は本物とは思えないし、大半の日本のメタルファンはかなり見る目がないとしか言えない。そうとにかくメタル好きだったらHAMMERFALLを受け入れろ、特に正統派メタルファンだら必聴せよと言いたいのが本心だ。そうHAMMERFALLのメタルサウンドは本物といっても過言ではない!そんなHAMMERFALLを過小評価するようじゃ真のメタルファンとは絶対に言わせない!そうHAMMERFALLは正統派メタルバンドとしてはJUDAS PRIEST、IRON MAIDEN、HELLOWEENなどに次ぐほどの実力があるんだ!HAMMERFALLを認めてこそ真のメタルファンといえよう。さてHAMMERFALLの入門者にはまず「GLORY OF THE BRAVE」か「LEGACY OF KINGS」がお勧めだ。その次に聴くとしたら「CRIMSON THUNDER」か最新作の「THRESHOLD」を聴くといいだろう。これらを聴いてHAMMERFALLの素晴らしさを味わおうではないか。
HELLOWEENの大作でもあり名盤などでもあるでも知られている「守護神伝シリーズ」の続編となるのがDISK2枚組みアルバムという形でリリースされた本作の「KEEP OF THE SEVEN KEYS-THE LEGACY」である。HELOWEENの名盤の「守護神伝シリーズ」の発表から18年後にリリースとなり、タイトル的に見ると「伝説がよみがえった!」と言う印象があるが、タイトルがあれだからねそう言う風にに想像してしまうも無理ないなぁ。 本作の曲調はというと「まさにHELLOWEEN」というにふさわしい内容で・・・簡単に言えば正統派ジャーマンメタルサウンドにメロディックなサウンドを追加させたようなサウンドスタイルと言うにふさわしく、どちらかというと本作は純ジャーマンメタルサウンドよりメロディックサウンドの方を強調したようなサウンドだ。DISK1のオープニングを飾る①は神秘的なイントロではじまり疾走感があるジャーマンメタルサウンドに移るというオープニングにふさわしいアンバーであり、イントロを聴いていると「伝説がよみがえった」といったような印象もある。大作風ナンバーの②はメロディと正統派メタルのバランスが取れた傑作曲であり、シングルカットされた本作の収録曲の中では最もシンプかもしれない。DISK2の方はオープニングの①以外は目立った曲はないが・・・あっ、いや別に駄作曲とは言わないが、目立つほどのインパクトがないだけで曲的には良いのだが全体的見ると目立つ曲と目立たない曲が完全に分かれてしまってるよな感じがするが収録された全ての曲曲自体は申し分はない出来栄えといっても良い。しかし目立つ曲と、目立たない曲の差が大きいは残念なことだが、作品自体は大作というにふさわしい出来栄えだ。本作はHELLOWEENの入門者にはお勧めしづらいが、メタルファンだったら聴くべきかもしれない。 今回の評価94P(目立つ曲と、目立たない曲の差がなければ満点をやってたけど・・素晴らしい)
未だにヘヴィメタル界のトップに君臨するIRON MAIDENの最新作(本レビューを書いている時点では)が通算14枚目にあたる本作の「A MATTER OF LIFE AND DEATH」である。本作は母国イギリスでアルバムチャート4位にチャートインし、アメリカでは9位、日本では11位、そしてドイツ、スウェーデン、イタリアなどでは1位を記録するなど早くも商業的成功を収めることとなった。 まず個人的に言うと、本作の出来は期待はずれだが、ある意味、期待以上の出来栄えだと思う。どう意味かと言うと期待はサウンドはずれだったものの、内容的には期待以上だったことだ。何が期待はずれだったかというとIRON MAIDENといえばHM系バンドだからハードでエネルギッシュなメタルナンバーなどを期待していたのだから、そういった曲が見当たらないと言うところが期待はずれだった。では何が期待以上だったかというとこれまでのIRON MAIDENのアルバムは大作思考と言う方針でアルバムが作られていたので純メタル的なナンバーはなったものの大作と言うにふさわしい曲ばかり収録されていたのでその面では期待以上だった。そう本作には大作曲と言うにふさわしい曲ばかり収録されたような内容と言えよう。オープニングを飾る①はややシンプルなものの、オープニングを飾る曲には十分な出来栄えだ。またシングルカットされた大作曲と言えるような素晴らしいナンバーの⑦は今までリリースしたMAIDENのシングルの中では一番の大作曲でシングルの中では最高の出来栄えとと言えよう。そしてラストを飾る⑩はまさにMAIDENのお約束的な大作的ナンバーだ! 個人的には③や④なども気に入っている。本作を全体的に聴いてみると大げさな言い方だが、大作曲しか収録してないようなアルバムに思えてくるが、良くここまでこだわったなと思えてくる。しかし本作に伴う日本公演では本作に収録されていた曲を全部披露したが、これまでのMAIDENの名曲の披露を期待してた自分には不満なことだった。いくら大作曲だけを収録したようなアルバムとは言えどもそのアルバムの曲を全て披露するのは初期からのファンなどには「ちょっとね・・・」とは思う。ただヘヴィメタルの入門者には本作をお勧め出来ないが本作は大作アルバムだと言うことは確かなので興味があったら聴くべきだろう。 今回の評価93P(期待はずれと期待以上の面があるので満点は無理だが・・・素晴らしい)
ところでIRON MAIDENの最高傑作をあげるとしたら2ndアルバムの「KILLERS」や3rdの「THE NUMBER OF THE BEAST」をあげるのが一般的だろうが、個人的には本作の「POWERSLAVE」をIRON MAIDENの最高傑作として挙げる。そう本作もIRON MAIDENの傑作アルバムの一つでもあり名盤の一枚でもあるのだ! 本作を一通り聴いてみると以前にリリースされたアルバムに収録されてた曲などと比較すると音楽性が大幅に良くなっており、本作あたりから現在までに貫き通されている大作思考の要素が色濃く見え始めている。本作のオープニングを飾る①はエネルギッシュで鳥肌が立つほどインパクトがあるメタルナンバーでもありMAIDENの名曲の一つでもある。ちなみに①は個人的にはMAIDENの曲の中では最も気に入っている曲でもある。超名曲の②はややスローな曲ではあるがへヴィで音楽性も良く名曲と言うに相応しいナンバーだ!本作の田とるトラックの⑦は大作曲と言われているが、その大作曲の中ではどちらかと言うとシンプルな出来だと思いがちだが、サウンドも良くMAIDENらしい要素が色濃く出ており大作といわれて当然だと言うべきだろう。ラストを飾る⑧は収録時間が13分以上もありMAIDENの中心人物のスティーヴ ハリスのこだわりでもある大作思考が色濃く出ており、まさに本作の中では最も大作的なメタルナンバーと言うに相応しい。只①②⑦⑧以外は目立った曲はないがMAIDENが今後出すアルバムの大作要素と、初期のMAIDENの要素がバランス良く出ており、個人的には本作をMAIDENの最高傑作アルバムとして挙げたくなるほど素晴らしい!本作はMAIDENファンだったら絶対に聴くべきだろうが、最高傑作に相応しいか相応しくないなどの意見は聴いてから言え!最低でも本作はIRON MAIDENの名盤だと言うことは確かだからだ! 今回の評価100P(満点)
1996年にリリースされた、KISSのベストアルバムでもある本作の「GREATEST KISS」は初期メンバーの復活などの話題中にリリースされたことから本作は復活記念作と言うにふさわしいベストアルバムと言えよう。 収録曲の殆どが74年から79年に発表された初期のKISSの名曲ばかりだと言うことから本作は飢KISSの入門盤と言えるような内容だが、個人的に贅沢な話だが曲順を古い順から並べていった方がもっと良かったんではないかと思うしそうした方が入門者などには分かりやすかったんではないかと思うが、長年のファンには大きな支障はないと思う。名曲「DETOROIT ROCK CITY」はもちろん「LOVE GUN「ROCK AND ALL NITE」などといったKISSの定番曲ばかり収録されている。自分的には聴き応えがあるべストアルバムだと思うが、KISSファンによっては不満を抱くものもいるだろうがそこは好みの問題となる。ただ入門者には本作よりも後にリリースされた別のベストアルバムの「地獄の宝石~THE VERY BEST OF KISS」の方がお勧めだが、ただ本作もベストと言える内容なので入門者などは「地獄の宝石~」の次に聴くとしたら本作がお勧めだ。誤解を恐れずに言えば本作はKISSの最高のベストアルバムの一枚だと言うことは確かだ! 100p
KISSの名曲と言えば「DETROIT ROCK CITY」を挙げるのが一般的だが、この「LOVE GUN」もKISSの名曲中の名曲の一つなのだ!KISSらしいロックンロール系ナンバーとは異なるサウンドスタイルではあるものの、このノリの曲調は紛れもなくKISSそのものだ!ヘヴィなサウンドにKISS独特のロック要素が見事融合したかのようなサウンドが言葉で表現できぬほど素晴らしく、何度聴いても飽きないほどエネルギッシュなナンバーだ!ちなみにこの曲は「DETROIT ROCK CITY」などと同様、LIVEでも欠かせない存在でもあり、ベストアルバムでも欠かせない名曲でもあるのだ!この曲を聴いてKISSの素晴らしさを身にしみるがいい!
KISSのベストアルバムと言えば96年にリリースされた「GREATEST KISS」を挙げるものもいれば78年にリリースされた「DOUBLE PLATINUM」などを挙げるものがいるが、本作の「地獄の宝石~THE VERY BEST OF KISS」も最高のベストアルバムと言っても過言でもないほどのないようだ。 本作に収録されている曲はKISSのベストアルバムの一つでもある「GREATEST KISS」の収録曲とダブったりもしているが、入門者だったら「GREATEST KISS」より本作のほうがお勧めだ。曲順も古い順から並んでいるので初心者にはまず本作から聴いた方が良いと言えるだろう。「DETROIT ROCK CITY」はもちろんのこと「LOVE GUN」、「ROCK AND ROLL ALL NITE(ALIVE!の収録曲)」などと言った名曲が数多く収録されており入門者だけではなくKISSのファンにも納得できる内容と言っても良いし、自分的にも十分聴き応えがあるベストアルバムと言ってもいいと思う。でもどうせベストアルバムにするんだったら2枚組みにした方がもっとよかたんじゃないかと思ったりもするが、内容的には申し分がないので特に不満ではない。個人的に言うと本作はKISSどころか多くのベストアルバム中でも最高のないようだと思うことからまさに本作はタイトルにふさわしい内容と言えるだろう 100P
MEGADETHの最高傑作の一枚でもあり最大ヒット作でもあるのが5THアルバムの本作である。本作は世界的に成功収め作作品であり、今なお多くのメタルファンなどに語り継がれる名盤と言えるような傑作アルバムと言える。そこで本作のサウンドスタイルを簡単に言うと、MEGADETHらしいスラッシュメタルサウンに、ヘヴィネスサウンドを融合させたサウンドと言った感じであるが、スラッシュメタル要素よりもヘヴィネス要素の方が強く感じる面はあるものの、MEGADETHらしいサウンドに仕上げているので聴き応えがある。でも全体的に見るとスピーディーなナンバーがあんまり見当たらないのが個人的に残念だが、彼ら独特の容赦ないアグレッシヴさを押し出しているようなサウンドに関しては見事と言えるし、MEGADETHの最高傑作といって恥じない内容である。個人的にはオープニングを飾る①をはじめて聴いたときのインパクトが今でも鮮明に覚えている。でも個人的にはMEGADETHの最高傑作といえば前作の「RUST IN PEACE」を挙げるが、本作もそれなりに素晴らしい作品だと思うし、最高傑作として否定するつもりはないがそれは聴く者の好みの問題と言えよう。本作はメタルファンだったら絶対に聴くべきだろう。 今回の評価78P
スラッシュメタルのトップクラスバンドでもあるSLAYERの最高傑作といえば本作でもある3rdの「REIGN IN BLOOD」か5thの「SEASONS IN THE ABYSS」を挙げるのが一般的だ。そう本作はSLAYER史どころかHM史に輝く名盤なのだ。ちなみに本作はメジャー作としては初のアルバムでもあるのだ。本作のサウンドスタイルを簡単に言うと、テクニカルでとてつもなくスピーディなスラッシュメタルサウンドに、ブラックメタル的な要素を加えたようなサウンドスタイルと言ってもいいだろう。また本作はメタルバンドややスラッシュメタルバンドに大きな影響を与えたことは確かだが、それよりもデスメタル系バンドやブラックメタル系バンドの方が大きな影響を与えたことでも名高い。そう考えると本作はデスメタル系ファンには必聴と言いたくなるほどダークな仕上がりと言えよう。しかし音質が今ひとつであり、完成度も今ひとつイと言った印象もあるが当時の状況から行くとそれは仕方ないことだとは思う。またドラマーのデイヴ ロンバードのスピーディなドラミングも見事だ!仮にヴォーカルのトム アラヤがデスヴォイスで熱唱したら、スラッシュメタルと言うより完全なデスメタルと言ったような感じになるだろう。全体的に統一感がるので聴き応えは抜群と言えるだろう。本作はHMファンやスラシュメタルファンなどはもちろんのことデスメタルファンには是非聴いてもらいたい作品だ! 今回の評価83P
今やメロディック系メタルの聖地でもあるフィンランド出身のメロディックパワーメタルバンドのVIRTUOCITYのデビューアルバムが本作であるが、どちらかと言うとこのバンドはヤーロン セバスチャン レイヴンと言う名のギターリストのソロプロジェクトバンドと言ったような感じだ。メタルファンの注目点はキーボードにはTAROT出身の名キーボーダーのヤンネ トルサが、ドラマーには現在最も勢いがあるメロディックデスメタルバンドCHILDREN OF BODOMのヤスカ ラーティカイネンが参加していることである。サウンドの方は正統派メタル化したCHILDREN OF BODOMといった印象を受ける。とにかく良質メロディックパワーメタルが炸裂し、聴き応えも抜群だ!まぁ個人的に大満足までには至らないがそれなりに良いとは思う。本作は名盤とまではいかないが興味があったり、メロディックパワーメタル好きだったら迷わず・・・聴け! 今回の評価87P
日本を代表するメタルバンドと言えばラウドネスやX-JAPANなどを挙げる者が多いが、日本のメタルシーンを語るにデーモン小暮閣下をはじめ聖飢魔Ⅱの存在を忘れてはならない。そう聖飢魔Ⅱこそ日本では最も人気があるメタル系バンドの一つと言えるのだから。そんな聖飢魔Ⅱの初期の名盤の一つが4THアルバムでもある本作の「BIG TIME CHANGES」である。ちなみに本作のリリース当時の聖飢魔Ⅱは社会現象に近いほどの知れ渡るようになった。それに何よりも本作の大きなポイントはギターリストをジェイル大橋からルーク篁へと交代したことであり、またサウンド面でも今までのアルバムとは打って異なるようなサウンドに仕上がっている。そこでまず本作のサウンドに触れてみると、前3作のようなダークなヘヴィメタル要素とは異なり、GUNS N ROSESなどと言ったヘヴィアメリカンロックサウンドと言ったようなサウンドに仕上がっており、また聖飢魔Ⅱ独特の悪魔的要素も強い。それに本作には聖飢魔Ⅱの名曲中の名曲と言える③や⑥などが収録されており、オープニングを飾るヘヴィメタル風ロックンロールナンバーの①は名曲とはいいがたいがかなり聴き応えがあるナンバーだ。また⑩はエース清水がヴォーカルで歌うバラードナンバーである。目立ったナンバーが少ないものの全体的に聴き応えがリ個人的には聖飢魔Ⅱのスタジオ盤の中ではベスト3に挙げるほど気に入っている。本作は聖飢魔Ⅱファンだったら・・・絶対に聴け! 今回の評価95P
あのデーモン小暮が率いるヘヴィメタルバンド聖飢魔Ⅱのデビューアルバムが本作の「悪魔が来たりてヘヴィメタル」である。メタルファンの間ではヘヴィメタル系音楽雑誌の「BURRN」でもアルバムレビューで前代未聞の0点を取ってしまったが、それは音楽表現と歌詞に問題があるらしいし。ただ当時の聖飢魔Ⅱは演奏力はいまいちだったが、本作の出来が悪いというイメージは全く感じられない。そして本作には聖飢魔Ⅱの名曲中の名曲でもある「地獄の皇太子」や「悪魔組曲~」などが収録されており、「ROCK IN THE KINGDOM」は名曲中の名曲ではないが初期の名曲の一つだ。多少不満があるが聖飢魔Ⅱファンだったら絶対に聴け! 今回の評価85点(まぁこんなもんだろう・・)