HALFORDで復活し、その"復活"アルバム自体が良いアルバムなのにも関わらず、プリーストの曲までセット・リストに盛り込まれてはグゥの音も出ねぇってなもんでしょう。「CYBERWORLD」から「THE HELLION~ELECRIC EYE」の流れもニクい演出。「BREAKING THE LAW」でのオーディエンスとの掛け合いは最高に格好良い!!俺も去年の2月15日、公会堂で大声で歌った思い出が甦る…。 それに「SAD WINGS」はオリジナルと違い、"ヒステリック・ヴォイス"でサビを歌っていることにも驚愕!!「おいおい、ライヴなのにスタジオ版より喉に負担かけるのかよ?」ですよ、ホント。 あと、スタジオ・トラック3曲も良い曲で、その中の1曲「HEART OF A LION」は80年代半ばにRACER X に提供された曲らしい。それはRACER Xの2nd「SECOND HEAT」に収録されている。グレン・ティプトンとK.K.もクレジットされている。もう1曲、プリーストの他のメンバーのクレジットがある「PRISONER OF YOUR EYES」というものもある。こちらはバラードで良い曲だ。ロブだけのクレジットの「SCREAMING IN THE DARK」はロブの超絶ハイトーン炸裂の曲でとにかく凄まじいの一言。この3曲はファンなら聴くべし。 なんか最後はライヴ置いてけぼりのコメントだったけど、ライヴ本編もスタジオ・トラックも最高に格好良い出来なのでメタラァはみんな聴きましょう!!と言いたい一枚。
ロブ、グレン・ティプトン、K・K・ダウニングが過去に作った曲にさらにパトリックも作曲に加わっているバラード。 タイトルはイングヴェイの名バラードを連想させる(タイトルが全く同じというわけではない)が、あちらの曲よりこちらの方が哀しい。 この曲と同じくこのアルバムに入っているスタジオ・トラック「SCREAMING IN THE DARK」とこの曲は是非聴いてもらいたい。 追加:B!誌の「PERFECT GUIDE 失敗しないHR/HM CD選び」を見たらこれと同じタイトルの曲が「SCREAMING FOR VENGEANCE」のボーナス曲として載っていたが、やはり同じ曲のヴァージョン違い……でしょうね、多分。
ゴッドの「PAINKILLER」を彷彿とさせるヒステリックなハイトーンが全編に響き渡り、思わず身震い!!(告白すると、あまりプリーストのCDは持ってない。「PAINKILLER」「LIVE IN LONDON」のDVDだけ。つまりはロブ時代は1枚だけ。そんな俺が「ゴッド」とか言うのもなんだけど…) 曲としてもカッコいいでしょ、これは! ギターだって上手いし。唯一の注文は、やはりシンガロングできるツイン・ハーモニーのギターが欲しかった、ということ。それがあればもっと素晴らしい曲になってたでしょう。
名盤とされる「LIVIN' IN HYSTERIA」の前に発表されたミニ・アルバム。 コンセプト・アルバムのオープニングっぽい(本作はコンセプト作じゃないはず)"語り"の1曲目はどうでもいいが(失礼!)、2曲目『TOUCH THE LIGHT』はHEAVENS GATEのファンなら聴いておいて欲しい名曲!!きっと「これだ!」と思ってもらえると思います! 簡単に曲解説(らしきもの)をさせてもらうと、3曲目『DANCIN' ON A ROPE』は程好い疾走感のある曲、4曲目『ROCK ON』はロックンロール的なヴァイブがある。ライナーによると「70年代のグラム・ロッカー、デイヴィッド・エセックスが飛ばしたスマッシュ・ヒット曲のカヴァー」だそう。5曲目『PICTURE IN THE MIRROR』はミドル・テンポで力強く、且つメロディを大事にした曲。ライナーを書いているキャプテン・和田がこの曲を褒めている。6曲目『CRY IT OUT』はリミックスと書いてあるが元のヴァージョンがどこにあるのかは知らない。1stには収録されてないし…。とにかく、これまた程好い疾走感のあるスリリングな曲。 『DANCIN' ON A ROPE』でトーマス・リトケの歌が若干シャープ気味なところがあったりするけど、基本的にはやはり上手い。ほ~んの若干、歌声のパワーでは『LIVIN' IN HYSTERIA』よりも劣るか…? アルバムの出来としてはなかなか。 ちなみに日本盤は1st『IN CONTROL』とカップリングで1枚になっているのでお買い得!
音程こそ違えど、サビの頭のメロディは俺が大好きな『SPROUTS OF TIME』(by ANGRA)のサビの頭のメロディと同じ音の流れ(あの「Sprouts of time~」とか「Hands on heart~」の部分のこと)、まぁつまり音程こそ違えど同じメロディってことなんだけど(笑)、あおの曲を聴いたときほど感動できないのは曲に流れる独特の空気の違いか。 まぁ、この曲も悪くない。むしろこのメロディをこの声で聴くことは嬉しいことでもある。 アコギやピアノ、ストリングスなどがメインでラウドなギター、ドラムなどは一切なし。 哀愁の空間が心地良い。
2ndのレヴューで散々なことを言っておきながら「1stの方が良い」という評判を知っていたのと値段が安かったのでなんだかんだで購入。 いざ聴いてみると2ndよりだいぶ聴き易いじゃありませんか! 曲は無理矢理気味に展開していて「ちょっと背伸びしちゃったか?」と思えてならない2ndよりもある程度整理されてる。曲調も次作と違い、パワー・メタリックなものもあるけど、ロックンロール風味を含んだメタルというか軽快な印象。(日本盤ボーナスの10,FIGHT FOR YOUR FAMEは思いっきりパワー・メタリック) ヴォーカルの声自体はさすがに細いまま("まま"と言うのは変か。俺が聴いた2ndよりこっちの方が先だもんな)だけど2ndよりもだいぶ聴き易い。(あくまで"比べると"だけど)それにスラッシーとさえ形容できそうな次作の楽曲よりも本作の曲調の方がこのヴォーカルに合ってるんだろうね。 2ndよりも先にこっちを聴いていればこのバンドに対する俺の中での評価は結構変わってたんじゃないかと思う。勿論良い方に。曲調・曲の出来に関しては個々の判断に任せるとして、このヴォーカルだけは絶対に次作よりも本作の方が聴き易いと断言しよう。(何度も言うがあくまで"比べると"だけど) ライヴで酷評されたんですか。だってスタジオでこの怪しさ、ライヴじゃどうなってたことやら…。
なぁんか見たことあるジャケ、けど全く心当たりのないバンドだった。あとで古いB!誌を見たらレヴューされていてそれで見覚えがあったらしい。ちなみに点数は71点だった、というドイツの奇妙奇天烈パワーメタル・バンド。 なにが奇妙って、元はドラマーだったというそのシンガーが、だ。音程は不安定で声も細く、しかもそんな声でハーモニー(らしきもの)を付けられた日にゃ奇天烈な雰囲気いっぱいよ。ライナーには「この"味"が良い」みたいなことが書いてあったが自分にはその"味"が分からなかったので単に「下手じゃん」という印象。と言うか、そのライナーにもしっかりと「音程の"怪しさ"にもさらに磨きがかかり…」なんて書いちゃってくれてる親切さだ! 曲はというと、スラッシュっぽさもあるパワーメタル(本来はこういう荒々しいのを"パワーメタル"と呼んでいたんだろうけど)で、時折ロックンロールのようなヴァイブが出てくるような出てこないような…。 そんな中でドラマティックでちょっと浮いた印象の9,FLY IN THE SKYでは、依然声は細いものの(当たり前)、アルバムで大多数を占める疾走曲に比べてVoが気にならないのが謎。言葉数が少ないからか? 曲の展開がちょっと多めなので1曲が結構長め。日本盤ボーナス2曲を含めトータル74分。内6分半のインスト1曲。……結構長いぞ、これ。 たまに「オッ」と思わせるのがツイン・リードでジャーマン・メタルのそれっぽくてまあまあ良かった。曲(リフ)自体もなかな格好良いと思わせるものもあるけど、やはりこのVoは個人的にはちょっと……。Voが違えば結構良いかも知んない。ただ問題は、このバンドのブレインはこのVoだということ…。う~ん…。
雑誌で記者がヴァイキーに「サビの部分がHow Many Tearsを思い起こさせますね」と言って、またヴァイキーも「そうかもね」みたいに言ってた。確かに一瞬似てる。アンディのための「How Many Tears」っていう感じかな? とにかくこれは凄い名曲です!!これを聴くためにアルバムを買いましょう!!と言いたくなる曲。 ギターソロは確かに長めだけど、俺はこのソロの展開が好きです。
first timeは名曲。メタルではないけどwhen the sinnerも良い曲だし、windmillもなかなか好きなバラード。i don't wanna cry no moreも好きな方です。 みなさんの言うとおり、メタル・アルバムではない。、それを意識して聴いても、やっぱ名盤ではないと思います。「それなりの出来」の曲が多い。いや、正直いらない曲もある。 ただ、それでも、中には上に挙げたような良い曲も収録されていて、特にfirst timeは聴いた方がいいです。これはホント良い曲。 マイケル・キスクのソロ・アルバムにHELLOWEENのメンバーが参加したものだと思えれば結構楽しめる作品ではないか、と。
HELLOWEEN初期のシングル。全4曲。 タイトル曲は当然『KEEPER OF THE SEVEN KEYS PARTⅡ』に収められているもので特にヴァージョン違いでもなんでもない。 カップリングである『SAVAGE』『LIVIN' AIN'T NO CRIME』『VICTIM OF FATE』が聴きどころでしょう!『VICTIM OF FATE』はカイ・ハンセンが歌っていた時代の曲をマイケル・キスクのヴォーカルで録り直したヴァージョン。バックも違う。 どの曲も人気曲なので各曲については曲レビューで皆さんのものを参考に。 ただ、これらの曲は『守護神伝 完全版』やベスト盤(初期の『THE BEST THE REST THE RARE』や『TREASURE CHEST』の3枚組み盤)に収録されてることもあるので今となっては「このCDでしか聴けない!」と言えないのが残念なところ。 とにかく、例の3曲はファンなら必聴なので、もしまだ聴いたことのない人はこのシングルを見つけたら買った方が身のためです。(笑)
イントロのリフがあんまり好きじゃなかったりするけど、歌メロは格好良いところが多いし、ダレることもないし良い曲ですね。 個人的には「Keeper Of~」の方が断然好きです。 DARK MOORがカヴァーしたヴァージョンは、ヴォーカルはキスクがエリカ嬢に負けるわけはないけど、アレンジが豪華になっていてなかなか楽しめるヴァージョンだった。