初めてこのバンドに触れたのがライヴ盤。そこには本作の曲が殆ど入っていたので手を出してなかったんだけど、良い機会があったので買ってみました。 うん、なかなか良いですね! 疾走チューンが多いことも単純にこの手の音のファンには堪らないだろうし、メロディは良質。バラードは「まずまず」っていう印象だったのが非常に残念で、やはりバラードも要所に盛り込むバンドなのでそこを楽しめないとなると致命傷とまでは行かないまでも個人的にちょっとイタい。 あと、個人的につまらんと感じたのはインスト⑩Revontulet。テクニックで圧倒するでもなく、特にメロディがあるわけでもなくという感じで取っ付きにくかったです。 最後の大作⑭The Power Of Oneは展開が荒削りな部分がありながらもやはり核となるメロディは悪くない。 このアルバムで一番悪い印象だったのが日本盤ボーナスの⑬Respect The Wilderness。いやいや、曲としては良い曲だと思います。けど、位置悪くないですか?⑫Wolf&Ravenでスピーディに!!アグレッシヴに!!で、大作で大仰に!!って流れを遮ってる感がある気がするんですよ…。曲は良いのに…。 つまらんインスト曲と日本盤ボーナスの配置、この2つ以外に特に文句はないですね。(ドラムの単調さは一応許すとして…)「最近メタル聴き始めて、メロスピが大好きです!」っていう人には特にお薦め。 「傑作!!」「名盤!!」とまでは言わないけど、なかなかの好盤。 個人的には若々しさを少しばかり抑えた3rdの方が好き…かな。
イントロからスゲェ好き!!サビもこういう勇ましいの大好きです!! テンポ・ダウンした瞬間がメイデンの「Fear Of The Dark」を軽~く思い出させる。別に似てるわけじゃなんだけど、なんとなくそうなる。 ただ上の人が言うように最後にもう1回くらい疾走でサビを聴かせて欲しかったなぁ。 あとドラム、サビでもっとシンバル叩けよ!!BLIND GURDIANのトーメン程でなくてもいいから回数増やしてくれてたらもっと良くなってたと思う。 その2点がなければ確実に☆3つでした。
前作で言えば『DESPAIR AND PAIN』に近い感じでしょうかね、これ。ミドル~アップ・テンポの心地良い疾走感に泣きメロ満載のサビがあるっていう。 ただ、泣きっぷりはさすがに『DESPAIR AND PAIN』の方が上かなぁ。あの泣きメロに勝るのは難しい。(笑)でもまぁ、素晴らしいメロディですよ。 間奏は当然ギターとキーボードのバトル形式。そのギターとキーボードが入れ替わるときになかなか派手なドラミングを聴かせてくれるけど、どうせならそうでないときも「俺(ドラマー)も交ぜろ!!」と言わんばかりにもっと暴れて欲しかったけど……現時点ではそんなことさせて貰えないだろうなぁ。(笑)
AT THE GATESの影響が垣間見れるギター・リフでスタート。そのリフはなかなか格好良い。 ただ、アルバム中で唯一キーボード奏者が作曲に参加してない曲がこれで、キーボードが次作のように『バックに徹してる感』があるのが残念。他の曲のようにキーボードで曲を引っ張って欲しかった。ギター・リフが他の曲と若干異質なのが面白かったのにちょっともったいない。
北欧メロディック・スピード・メタルの開祖STRATOVARIUSの5th。 俺が初めて聴いた彼らのアルバムです。 これを聴いたのはメタルに興味を持ち始めた頃で、『FATHER TIME』というスピード・チューンには随分と興奮させてもらった覚えがあります。 しかし、その頃の俺ってば、速い曲を聴きたいだけだったのかも知れません。ここで勘違いして欲しくないのが「『FATHER TIME』は速いだけ」と言っているわけではないってことです。当時の俺が速い曲だけを求めていたってことですので。 で、話を戻しますが、結局当時の俺って、『FATHER TIME』ばっか聴いてたんですよね。その流れで『WILL THE SUN RISE?』も聴いたし『SPEED OF LIGHT』も聴いてた。結局疾走曲しか聴いてなかったんです。 しかしここ2,3年はアルバム単位で聴くことを覚え、ちょこちょここのアルバムを聴きますが…、正直「あれれ?」という感じです。 『FATHER TIME』、勢いはあるしメロディも悪くない。幕開けとしては最適。『WILL THE SUN RISE?』はコティペルトの調子っぱずれな歌が残念だけど歌メロは泣きが入っていて悪くない。 3曲目『ETERNITY』から一気につまらなくなるんですよねぇ。スロー~ミドル・テンポなんですが、とにかくメロディがつまらない。4曲目のタイトル曲もあまり面白味のないインストですが、その次の『SPEED OF LIGHT』(疾走曲だけど、これもメロディがイマイチ)への繋ぎなんで"流れ"としては良い役割を果たしてると思います。 ここから先は10曲目『TOMORROW』までノン・ストップでつまらない曲が並んでしまいます。で、この『TOMORROW』が個人的にはかなりツボ。なのに曲レビューが少な~い。(笑) 11曲目の『NIGHT TIME ECLIPSE』は基本は退屈な大作だけど5分半辺りからの叙情的なパートは結構好き。そしてラストを飾る名バラード『FOREVER』でしっとりとエンディング。良い曲です。 『NIGHT TIME ECLIPSE』の大半はつまらないけど、こうして見るとみなさんから評判の悪い後半(というか終盤)が結構好きだったりします。(笑)まぁ最初の疾走2曲も悪くないですしね。 ただ、とにかく圧倒的に中盤がつまらない!メロディに魅力がない。今までこのアルバムを褒めてる人であっても「疾走曲が良い」という意見しかない。前作には『GALAXIES』っていうミドル・テンポでもメロディが良い曲があった(でもミドル・テンポで良かったのはその曲だけだったりもする…)が、今回はそれが1つもなくアルバム通して聴くと……つまらん。 個人的に、ティモ・トルキの作るリフが好きじゃないんで(アルバム4枚聴いたけど、カッコいいと思えるリフは1つもない)このアルバムのように歌メロがつまらないとヤバいんです、俺にとっては。 ソリストとしてもこの頃は好きになれません。ただ速く弾いてるだけに聴こえてしまいます。 ヨルグ・マイケルのドラムは好きな方です。フレーズに関してはあまり芸はないかも知れませんが、力強いフィルやバスドラは聴いていてカッコいいです。スピード曲では前のめりに、ミドル・テンポの曲ではドシンドシンとヘヴィに。良いじゃないですか!(笑) とにかく、アルバムのトータルで言うとメロディにイマイチ魅力の足りない作品だと思ってます。そしてそれを補って余りあるモノ、それがない。ただし、個人的には『TOMORROW』という名曲があるのでそう簡単には「駄作!」なんて言いたくないんですよねぇ。(笑)B!誌風に点数を付けるならば、う~ん…、80~81点くらいかな?プラスになってる部分はドラム、ベースの達者っぷりでしょうか。あんまり目立たないけど。無論、コティペルトの調子っぱずれっぷりは個人的にマイナス!この頃でもなかなか上手い人なんだけどなぁ。 ファンなら買って損はないでしょう。アルバム前半の疾走曲は人気ありますし。