タイトル通りのブラジルでのライヴ。と言っても3曲しか収録されておらず"ミニ"と言うよりもはや"ライヴ・シングル"。 ブラジルと言えばこのバンドの出身国。そしてブラジルのHR/HMバンドと言えばANGRAだが、このバンドは全く違う音楽性だ。それにSEPULTURA(スペルは勘なので間違ってるかも)とも違う。まぁ、正直言ってこのバンドのCDはこれしか持ってないし、このCDに収録されてる3曲はどれも違うタイプのものなので「こういう音楽だ!」と言い切ることは全くできないが…。恐縮です。 1,Isolatedはポップなハードロックといった趣。 2,Down In The Trenches~Down In The Trenches (PartⅡ)はプログレッシヴな雰囲気が入った感じ。 3,No Rulesは聴きやすいメロディを持ったアップテンポで疾走感ある曲。 個人的にはやはり3曲目が一番好きかな。 このバンドのギタリストはなかなかの腕前。ライヴでこれだけ弾けてれば「テクニシャン」と言って十分でしょう。バンド全体の演奏も安定感があって良し。
発売のニュースを聴いた時点では「待ってましたぁぁ!!」なんてことは思わず、「そうなの?意外と早いわね」位にしか思ってなかった本作。 しかし、ラジオで『Through the Fire and Flames』を聴いた瞬間「買わなきゃダメじゃん!!」とかなり大きな期待を寄せていました。 まぁ、そんなこんなで発売日に購入した本作。 正直、個人的には彼らの今まで発表した3作品の中では一番存在感が薄いです。やはりインパクトの強かった1st、哀愁度を増した2nd。 そして本作は爽快感が1stレベル、もしくはそれ以上で、哀愁好きとしてはちょっと残念。それでもメロディさえ良ければ問題ないんですが、すいません、やっぱり似過ぎっていう印象です。"陽"なメロディが登場する度に「なんか以前に聴いたことがある気が…」っていう気が…。 そんな中で③『Storming The Burning Fiels』の哀愁度が極端に高いサビなんかは素晴らしい!!…んですが、それ以降にズバ抜けて目立つメロディがないんですね。まぁ、あくまで俺が感じる限りの話ですが。あ、そういや⑤『Body Breakdown』のサビメロもいいですね! 確かに新味となるようなパートもあります。『Storming The Burning Fields』の間奏の頭のヘヴィなところなんかは非常にカッコいいし、『Body Breakdown』Aメロの浮遊感もこのバンドには新しい。 それ以外は良くも悪くも"いつもの"音。勿論、その"いつもの"感がこのバンドのファンを魅了するのであり、いきなりドゥーム・メタルをやられるよりは間違いなく歓迎されるべきことなんですが(笑)、ま、単純に今回はアルバム後半に印象的なメロディがあんまなかったかな、と。個人的には。 あ、今までに以上にヘヴィでアグレッシヴになっていたギター・サウンドは非常にカッコいいです!
1,MY SPIRIT WILL GO ONを試聴して「今回も良さそう!」と思った新作。やはり良い出来だ!! まず楽曲、個人的には前作よりだいぶ良いと思う。前作も良かったが内の何曲かは(特にバラード)今聴くと面白くない曲があるが、今回は始めから「大好きな曲」「好きな曲」「まあまあな曲」という壁がしっかりと出来たので、今現在と今後の印象の差はあまりなさそうだ。 ちなみに俺にとって前作のキラー・チューンは日本盤ボーナス曲で、今現在一番人気の"BLACK WINTER NIGHT"はそんなに好きではないので、もしかしたら多くの人と好みが違うかもしれないので参考にはならない恐れも…。ちなみにタイトル曲「Valley~」が前作での2番手。 そして、今回良かったのはなんと言ってもキーボディストのヴァディム!!彼の作曲した2曲はアルバムでトップ・クラスに好きな曲だ。5,ABOVE THE WINTER MOONLIGHTは特に良かった。そしてそのヴァディム作ではないが、前作では全く楽しめなかったバラードが、今作ではかなり良い曲だったのは凄く嬉しかったことだ。嬉しかったといえば、今回は前作よりも哀愁度が増しているように思えたのも良かった。 相変わらずどこかで何度も聴いたことのあるようなリフも未だに沢山あるが、そんな文句を受け付けない歌メロの素晴らしさの方が目立つ。 インスト・パートをもっと短くしてもらいたいというのが本音だが、この「とにかく詰め込む」のが彼らのスタイルであり、そのスタイルがあるからこそ、この楽曲群があると思えばそんなことに目を瞑るのは簡単だ。 それに何人もが触れているがヴォーカリスト・ZPの成長ぶりが著しい。声に力強さがある。それによる自信の表れか、前作にみられたヴォーカルのリヴァーブ感もなくなっているのも嬉しい。 アルバムの流れとしても、1曲1曲に展開があるので一応起伏と呼べるものはあったと思う。ただ、今のままでも決して途中で飽きる・ダレることはなかったが、やはり1曲くらいはバラード以外のミドル・テンポの曲などを入れるとさらに良くなる気がするのだが…。 とは言え、そんなことは考えずに、この速さとメロディに浸っていたいと思わせることの出来るアルバムだ。ちなみに今作の私的キラー・チューン候補は1,MY SPIRIT WILL GO ONか5,ABOVE THE WINTER MOONLIGHTか日本盤ボーナス曲。どれも良い曲なので迷う。 個人的に気になるのは、ハーマンの与謝野晶子越えは果たしていつやってくるのか、ということだ。(笑)どうせならこのまま「キモい」と言われ続けて欲しい。(笑) ブックレットを見る限り、このバンドのヴィジュアル担当はヴァッディムか?やったら男前!!前作のブックレットでは「おばちゃん、あめ玉ちょうだい!」みたいな顔してたのにね。
この曲のイントロのキーボード・メロディもまた「卒業ソング」っぽい気がする。 Aメロから良いメロディ全開で、特にBメロ(Lost in a dream~の部分)が素晴らしい出来!!テンポが落ちてメロディを際立たせていて、こういうBメロはこのバンド初なんじゃないか?サビの味わいも素晴らしい出来!! 爽やかなんだけど、どこかグッと来るものがある。まさに「卒業ソング」!!俺の勝手なイメージですけど。 間奏も素晴らしい!!ギターソロが始まる前も、そしてピロピロギター・ファンには申し訳ないけどギターソロがピロピロしてなくてこれまた良い!! エンディングも良い!!これは素晴らしい曲ですよ!!在り来たりな言い方ですが、7分30秒が嘘のようにあっという間に過ぎていきます。
イントロの一部とコーラスの出だしが「BLACK WINTER NIGHT」に似てる気もするけど、ブリッジ(Lost in this world a total stranger~)が凄く良いのでまぁ良し。 しかし!!ギターソロの始まり方がどう聴いてもソックリだ!!前作のタイトル曲に!! でも、俺は間奏の最後に来る「オ~オオ~」っていうシンガロング・パート(って言うんですかね?)に弱いんだ、どの曲でも。
ヴァースのリフがどう聴いても「DISCIPLES OF BABYLON」っぽい。 でも、イントロなどで使われているブルータルなリフはなかなか格好良い!! あと細かいことを言うけど、ギターソロで4:54辺りのアヒルの鳴き声みたいな一瞬が結構好きなんですねぇ、私。 さらにブリッジのもコーラスのメロディも素晴らしい!!音が上がるラストも好き!!さりげない使われ方のブラスト・ビート良い! ただ、エンディングが呆気無いな。 イントロの出だしも「FIELDS OF DESPAIR」とソックリだ。出だしだけ、ね。
この何処かで聴いたことのあるようなサビメロ(勿論悪い意味じゃない)がいいですね!!それにブリッジも格好良いです!! てか、Aメロからサビまでの間にメロディが4パターンあるから3つ目の「On the wings of death~」の部分はCメロということでいいんか?上のブリッジとはその「Cメロ」にあたる部分のことです。 まぁ、そんなことどうでもいいか。
ボーナスなのにアルバムの中で最高の曲ですわ!てか、むしろこの曲で終わりだった方が作品として良かったんじゃないか? まぁ、リフは過去にあまりにも使われたものだけど、ここまで歌メロがいいとそんなことはどうでもよくなる。ギターソロもきちんとメロディを奏でていて最高!! この曲の作曲に携わった人間(元ベーシストだと思う)が1人既にいないのはなんとも残念だ。 KAMELOTの「CENTER OF THE UNIVERSE」に次ぐ昨年のベスト・チューン候補。 すいません。↑修正しようとしたんですけど間違って新規にしちゃいました。
5月に3rdが出ますね!!初回限定のDVD付きで3500円税込みくらいのと通常盤と2種類で。DVDはライヴ、オフ・ステージ、レコーディング風景などが約60分収録されるそうです!!ファンなら絶対初回限定を買わねば!! しかも嬉しいことにタイトルは前作のときに断念した「BOOK OF HEAVY METAL」らしいじゃないですか!! 待ち遠しいことこの上ないですね!!
インパクト絶大のメタル・シャウトで始まるDREAM EVILの3rd。 アルバム冒頭はメタルらしいハイテンションで聴く側を圧倒し、5曲目以降はこれまたメタルらしい重厚感で圧倒してくる。 2音下げというチューニングも登場しヘヴィさは増し、疾走感は減退した(日本盤ボーナスが疾走曲だけに外盤は余計にないだろう)が、哀愁漂うメロディはかなりのレベルを誇った前作でさえ凌駕し本当に素晴らしい出来で、バラード「UNBREAKABLE CHAIN」の泣きメロは絶品!このメロディと重厚なメタル・サウンドが実に気持ち良い。個人的にはキラーチューンがなかったものの(「THE ENEMY」も"あとちょっと"な感じ)、先程から言っているように各楽曲の出来は素晴らしく、タイトル曲のヘヴィさには頭をブッ叩かれたようなインパクトだ。 スノーウィは相変わらず躍動感に溢れ魂を鼓舞するかのようなドラミングを披露し、ニクラスは声域を一気に広げ凄まじいシャウトを吐き出し、ガス・Gはテクニックも凄いがそれよりも楽曲重視のより曲の魅力を引き出すようなソロを弾き、ピーターはうなるような重低音を響かせ、フレドリックはその見事なプロデュースの手腕を遺憾なく発揮し、まさにバンドが一丸となって作り上げた"THE BOOK OF HEAVY METAL"だ。 限定盤に付いていたDVDは、ライヴシーンはちょっとイマイチな印象だったが本作のレコーディング風景は興味深かったし、ツアー中のドキュメンタリー(?)もなかなか面白い。(時に下ネタもあったり…)特にラストのスノーウィには笑わせてもらいました。スノーウィは面白いおっちゃんです。(笑)
彼らの持つメロディ・センスとヘヴィさとアメリカン・ロック的な雰囲気を融合させた曲。ま、サビなんかは完璧に"彼ららしい"けど。(アメリカン・ロックっぽいのはイントロ辺りのみかな。ヴォイス・モジュレイターを使ってるから『LIVIN' ON A PRAYER』っぽいのを想起させる) サビメロ自体が良いってのもあるけど、それに加えてヤルッコ・アホーラの激唱が胸を熱くさせる!
日本盤ボーナス。 NIGHTWISHの『I Wish I Had An Angel』から影響を受けたのか、サウンドにダンサンブルなアレンジが施された曲です。巧い具合にヘヴィ・メタルとそのアレンジが合ってます! しかし、メロディはまさしく彼らのものだし、こういうアレンジは結構好きなので個人的には楽しめました!サビの哀愁はなかなか! 哀愁+ダンス系……、良いよ。