賛否両論になってるかと思いきや、意外と皆さん好意的なんですね。(マイナスの意見だから書かないっていう人もいるんだろうけど) そういう俺は、まぁ悪くはないけど、そんなに好きでもないっていう感じです。 ライナーにもあるようにヘヴィ且つソリッドで、プリーストにモダン(発売当時の"モダン")なヘヴィネスを導入した雰囲気というのはまさに想像通りで、HALFORDよりも正統派メタル色が薄く、モダンなヘヴィさが濃いめのサウンドですね。それでも、なかなかメタルしてます。 でも、出来としては数曲を除いて個人的にはつまらなくて退屈でした。たまに出てくるメロディアスなギター・フレーズなんかには「オッ」と思わされたけど。①INTO THE PITなんかは凄く格好良いと思うな。 その①INTO THE PITや②NAILED TO THE GUN路線の曲が多ければもっと好きになれたと思う。勿論全曲そういうのだと途中で飽きちゃうでしょうけど、メインはそういう路線で…。 でもまぁ、もしまだこのアルバムを聴いていなくてこのアルバムに対してネガティヴなイメージを抱いている人は一度聴いてみた方が良いですね。多分、聴いた後には大きくネガティヴな意見は生まれる人は少ないと思う。 俺は手放しで絶賛するというわけじゃないけど、悪くはないと思う。まぁ、アルバムを通して聴くと好きになれない曲の方が多いのでダレてしまいますが、良い曲もしっかりありますからね。 ただ、このサイトでの絶賛の嵐はちょっと意外でした。最初に言ったように、賛否両論になってるかと思ってたから…。
と言うことは、新Voは前任Voと同タイプってことですね?それはありがたい!!(?) それを知ってるってことは逆十字さんはライヴに行ってきたんですね?羨ましいなぁ。でも、俺も今年からライヴいっぱい行こうと思ってます!! 今までライヴはSEX MACHINEGUNSとHALFORD with CHILDREN OF BODOMの2回しか行ったことがないのでこれから色々なアーティストを観に行きたいと思います!! 逆十字さん、情報ありがとうございました!!
アルバムの流れはいいし(「TIME TO BREAK FREE」は明るすぎてちょっと浮いてるかも)、「MAN ON A MISSION」はパワー・メタル・ファンは必聴の曲だしタイトル曲も素晴らしい。キスクが丸々1曲歌っている「TIME TO BREAK FREE」もキスク・ファンには堪らない曲だ。他にもメロディック・メタルが好きな人は聴いて損は無い曲が多数収録されている。 しかし、"なかなかの好盤"だとは思うが名盤とは思わない。簡単に言って曲があんま好きじゃないんだな、俺は。さっきは「メロディック・メタル・ファンは聴いて損は無い」とか言っときながら無責任かも知れないけど。いや、実際なかなかの曲なんだろうけどどうも「好き」という感じではない。でも、有名どころの曲は好きなものが多い。MAN ON A MISSIONとかタイトル曲は素晴らしい曲だ。 よく議論(?)されるカイ・ハンセンのヴォーカルだけど、とりあえず初期のHELLOWEENでの歌唱は酷かった。「HELLOWEEEN」収録時は風邪をこじらしていたらしいが。 自分はカイ・ハンセンの声があまり好きではない。上手い下手を別にして、だ。 本作を聴く限り「下手だ」との印象は受けなかった。HELLOWEEN時代より確実に良くはなっている。かと言って上手いかと聴かれるとキッパリと「上手くはない」と言おう。これはあくまで「本作を聴く限りの感想」である。自分はまだこれ以降のアルバムを持っていない。いずれ買おうとは思っている。「上手くはない」とか「声が好きではない」とか言っおきながら…。でも、やはりいい曲はあるから気になる。 とにかくこの作品はいい作品である。
いまや格闘技番組には欠かせない(笑)壮大でクワイアたっぷりのイントロダクション1,InductonからGAMMA RAYの刻印をしっかり押された2,Dethrone Tyrannyの流れにファンは狂喜するでしょう。 しかし、それ以降は『不変の魅力』を求めるファンには多少「あれ?」という感もなくはないだろう楽曲・流れが待っている。 歌メロこそ"ジャーマン"なのだが、リフがいかにも英国からの影響が大きく見て取れる。故に疾走感という点では物足りなさを感じる人もいるかも知れない。ちなみにパクリパクリと言われているけど、俺はあんまプリーストのCDを持ってないのでパクッてるのかどうかわかりません(笑)。ただ、プリーストっぽいリフが沢山出てくるのは確か。それに、過去のGAMMA RAYにあったような歌メロも発見。「EAGLE」と「SOMEWHERE OUT IN SPACE」のそれぞれのサビの頭が音程違うだけで全く同じメロディだ。これは人によっては逆に"良い点"かも(笑)。 まぁ、楽曲の良さという点では個人的には過去のものよりちょっと劣るなぁ、とも思うけどそれでも十分良いし、サウンド・プロダクションは過去最高でなかなかの硬質感。カイのヴォーカルも上手いです。声は相変わらず"好き"にはなれないんだけど、ここまで歌えてりゃ全く問題ありません。 悪くないアルバムではあるけど、ちょっと"影響"の見せ方が直接的過ぎるかも知れない。でも、それが音楽としての質そのものに影響してるとは思わないから、ファンなら手を出しても楽しめるんじゃなかろうか?と思う。 個人的にはもっとヘニユの曲に頑張って欲しかったけど、AVANTASIAとかで忙しかったのかな?もっとヘニユの曲を聴きたいです! オマケ:5,NEW WORLD ORDEDのイントロの70年代っぽいリフはカボチャの『桃色の泡~』収録の「ヘヴィメタ・ハム太郎」に似てる。(さぁて、なんでしょう/笑)ま、まさかカイはここに来て"彼"のをパクりを……。(笑)
聴くまでは「なんでイントロがこんなに高い位置にあんねん!カボチャのBETTER THAN RAWのイントロ並か!?」なんて思ってたけど、これは確かに格好良い!(笑) 「BETTER~」のイントロにはさすがに勝てなかったけど、特に「なんたらエヴィワ~ン」のことが良いね。 今、最も一般に知られているメタルの可能性アリ。(笑)
今までGAMMA RAYは「Heading For Tommorow」「Land Of The Free」の2枚を聴いてきたけど、その中ではこれが一番曲が詰まってるかな。 単純に疾走曲が多いことも嬉しい。特に9,WING OF DESTINYは素晴らしい曲だと思う! そんな中で⑥~⑧の流れは若干ダレるので(出来としては⑦⑧は悪くない)、⑥をカットしてくれればアルバムがもっと引き締まったんじゃないか、と思う。 ヘニユは良いギターを聴かせてはくれるが、個人的にはAVANTASIAでの仕事の方が良いなと思えるかな。繰り返すが、このアルバムでも良い仕事はしてる。 カイのヴォーカルは、ライヴじゃどうだか知らんが、アルバムじゃ下手だとは思わない。けど声が好きじゃないのはやはり変わらず、というのが本音。B!誌では「ここまで曲が凄いと最早カイのヴォーカルの弱さも気にならない」と書いてあったが、俺は気になった。(苦笑) でも、曲自体は本当に良いし、これは買って損はない。「メロディさえ良ければヴォーカルはどうでも」という人や「カイ・ハンセンの声、好き(大丈夫)です」という人には間違いなくお薦め!
頭の0:30過ぎ辺りのギターのメロディに若干BLIND GUARDIANっぽさがある(早い話がケルト風味だってこと)のが良いね! サビメロはなんかいまいちピンと来ないけど、悪くはない。多くの人にとっては「これぞジャーマン!これぞカイ・ハンセン!」って感じなんだろうなぁとは思うけど。 終わりの方で一瞬ブレイクが入った後の「アア~」ってのが「カイさん、あなたのバンドの曲でど~っかで聴いたことあるよ~。」っていう感じなのがちょっと…。「MAN ON A MISSION」ですよ、これ。音程が違うだけ。 …いやいや、良い曲だと思ってますよ、これ。
サビで「Send me a sign!」っていうタイトルが聴こえたときは「やべぇ、タイトル連呼系か!?」と思ったけど、しっかりとメロディのあるサビで良かった。(少々の例外を除いて、タイトル連呼系が嫌なので) イントロから「結構良さそう」と予想していただけにホントに良かった。 歌メロがサビだけでなく全体的に格好良いの○!
ラルフがヴォーカルの時代は1枚(「Heading For Tomorrow」)しか持ってないが、残りのオリジナル・アルバムを聴いた限りではコレが一番好印象だったなぁ。 やっぱり楽曲が全体的に一番良い出来。一番好きな曲の第一候補は「Man On A Mission」だけど、アルバム全体では本作。非常にドラマティックで壮大な雰囲気を持った曲が多いのが良いね。キーボードを弾くことができる新ギタリスト、ヘニユ・リヒターの加入もあってかキーボードなどによる装飾が豪華になった感じも。単純に疾走曲が多いのも良い。しかし、一本調子にはならずバラードを挟み込んだりミドル・テンポを挟み込んだり、疾走曲自体にも"動き"があって疾走しっぱなしじゃないから単調には聴こえない。 ヘニユ・リヒター、次作「POWERPLAMT」収録の「WINGS OF DESTINY」を聴いたときから良いソングライターだと思ってたけど、どうやら「POWERPLANT」では本領発揮出来ていなかったようで(笑)、本作ではカイ・ハンセンを飛び越えて素晴らしい楽曲を提供している。特に「The Winged Horse」は素晴らしい!マシンガンズの「食べたい 舐めたい 危険地帯」みたいなリフはいらないけど(苦笑/でも、クセになるっちゃクセになるとも言える)、ドラマティックな展開にクッサクサのメロディが堪らない!! 勿論、アルバム1曲目の「Beyond The Black Hole」や超ドラマティック・メロディック・スピード・メタルであるタイトル曲なんかも素晴らしい名曲だ! 「The Landing」が出てきたときは「うわぁ、スローでメロディも大して良くねぇし…」と印象悪かったけど、長さは1分ちょっと。これを曲単位で聴くことはないだろうけど"アルバムの中の1曲"としてはかなり良い役割を果たしてると思う。 「Cosmic Chaos」は単なるドラム・ソロで「そんなことはライヴだけでいいのよ!」と言いたくなるけど、ダンのファンにはありがたい、…のかなぁ?俺はいらなかったけど。それと「Lost In The Future」の中間の楽しげなパート、あれも絶対コンセプトに合ってないと思うからいらない。…けど、曲として悪いわけじゃないからそんなに大きな不満でもない。でも、「あなた方にとってコンセプトってなに?」と聞きたくはなってしまう。 不満といえば、今までは「声が苦手」なだけだったカイの歌が、本作ではビミョ~に音程がズレてるんじゃないか?と思える箇所があってどうも歯痒い。しかし、タイトル曲ではあまり声質自体も気にならず、むしろ格好良いと思える部分も!!これは初めての体験だ!まぁ、他の部分では「いつものカイ」なんだけどね。(苦笑) うん、これは良いアルバムでしょう!持ってるGAMMA RAYのアルバムでは一番好きですね、これ。カイ作曲のものも凄いけど、ヘニユのものも凄い!!参りました!名作です!