以前から、実力派バンドとしてマニアから注目されていた バンドの3rd(?)。1曲目の「THE POWER TO LOVE」から始まる多彩なメロディアス・ハードロックに圧倒されます。3曲目のミドルテンポの初期DIOを彷彿させるような「HOURGLASS」、4曲目の心にしみるバラード「NO MORE MIRACLES」、ヨルンの魅力全開なブルージーな「I WILL FOLLOW」などなど、捨て曲ナシと言えるぐらいの充実作ではないでしょうか? それにしても、このヨルンランデという人は歌が上手いです。驚きました。ときには、ロニーのように、ときには、ジョーリンターナーのように、器用に歌いこなします。今ではマスタープランでジャーマンメタル(?)まで歌いこなしてますからね…。マスタープランの聴いてみたく なってきた今日この頃です。
私が彼らを知ったのは、昔ビクターのコンピレーションアルバムを買って、その中に入っていた「THE PRIVATEER」という曲を聴いたのが最初ですが、これが凄くカッコイイ曲で(ま、良くも悪くも彼ららしい王道メタル)、何度も聴いたものです。(ds)の現STRATOVARIUSのヨルグ・マイケルのドラミングも心地よかったなぁ…。 その後、「DEATH OR GLORY」を、たしか中古屋で発見し、あまりのジャケのチープさ(失礼)に少し戸惑いましたが、勇気を出して購入しました。しかし、これは正解でしたね。なんだかわかんないけど、妙に惹きつけられました。①から彼らお得意のジャーマン節炸裂!個人的にはMANOWARと並ぶ満メタルの最高峰ではと思っております。しかし、この流れの早い音楽業界の中で、最近ではめっきり存在が薄くなっているのには残念です。
前作、前々作は、購入はしたものの、ほとんどCDラックに眠っている状態で、今回は正直、購入するか迷いました。内容は↑のオカケンさんのご意見のとおり、「FACING THE ANIMAL」part2というような感じですね。キャッチー&メロディアスな曲も増え、以前までの「ダレ」は少なくなっています。ただ定番の「どこかで聴いたフレーズ」は、やはりあります(苦笑)。ドゥギーに関してはネガティヴなイメージばかりでしたが、聴いてみると普通に堂々と歌い上げていたので、一安心…。 あとは初期の頃のような、良い曲をコンパクトにまとめた(たしかに曲数はちょっと多い)アルバムを創ってくれれば、また少しは御大人気が復活するかも!?