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Usher-to-the-ETHERさんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 2001-2100

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Usher-to-the-ETHERさんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 2001-2100
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DIMMU BORGIR - Puritanical Euphoric Misanthropia - Kings of the Carnival Creation ★★★ (2007-03-16 11:06:36)

ブラストとトレモロリフで攻め立てる箇所が物凄くかっこいい曲。
アンダーグラウンドの暴虐性と、メジャーのプロダクションが見事に融合した名曲。暴虐の渦の中に叩き込まれます。途中ARCTURUSの2ndにも通じるメロディが顔を出すのはご愛嬌。


DIMMU BORGIR - Puritanical Euphoric Misanthropia - Sympozium ★★★ (2007-02-19 22:58:26)

このイントロ…最早シンフォニックという言葉では片付けられないほどに華美。っていうかアルバム全編こんな感じの音でも良い位。Simenの普通声の美しさもアルバム中最も際立っていると思います。


DIMMU BORGIR - Stormblåst ★★★ (2008-10-24 19:26:00)

96年発表の2nd。
同じシンフォブラックでも、今の彼らが取りこぼしてしまった物が詰まった作品だと思います。

まず曲の方ですが、この頃はスピードやブルータリティに頼ることなく、ミディアムテンポで丁寧に情景を描写していくタイプのシンフォブラックを演ってますね。メロディはフックはありつつも、目立ちすぎて、「曲全体を通じて情景を描くことで聴き手を没頭させていく展開」を損なう事のない控え目さもあって、かなりセンスが良い。時々展開や音の処理に不可解な所も見受けられますが、洗練されすぎてて醒めてしまうことのない程度の生々しさを加味していて良いと思います。

音の方も、近作ほど重金属的な音質ではなく、どこかアナログな質感のある音質で、メタルとしての攻撃性や耳への圧力が情景を壊してしまう事のない自然な音になっていると思います。この手にありがちな、メタリックさと情景描写のバランスを取ろうとして却って聴きづらい音になることがなく、耳に優しめの聴きやすい音なのも良いですね。

上の方も言われてますが、音質面でも「風景である事が揺るがない」感じです。この頃の彼らの作風って、どこかMORTIISやWONGRAVEN、後期THOU SHALT SUFFERなどのブラック系アンビエント作品をメタル化したような、独特の雰囲気があるんですよね。はっきり言って、比較したら情景描写能力では今の彼らでは話にならないと言えるかも。尤も、エクストリームメタルとしてのレベルの高さを比べたら評価は逆になるんですが…。

どっちが良いかは聴き手次第ですね。
私もその時のテンションでどっちが好みかは変わってくるし。それでも敢えて言うなら、この頃の彼らの作品の方が、音楽を聴いている事を忘れさせるまでにリスナーを没頭させる可能性があると言えるのではないでしょうか。個人的に、このアルバムの4曲目のインストがゲーム音楽のカヴァー(というか勝手に使ってるらしい)で、しかもメロディの一部がRPG「空の軌跡」の「星の在り処」みたいでお気に入りな分、ちょっと下駄履かせた評価になってるかもしれません(笑)。どうせならハーモニカでやって欲しかったかも(笑)。


DIN BRAD ★★ (2012-08-30 23:37:08)

ルーマニア産ペイガン/ネオフォーク。
NEGURA BUNGETのメンバーによるサイドプロジェクト。


DIN BRAD - DOR (2012-08-30 23:34:15)

2012年発表の1st。

ブラック好きの間でカルトな支持を集める、NEGURA BUNGETのサイドプロジェクトという事ですが…こちらは本家とは異なり、メタル色のない、純粋な暗黒フォークサウンドという感じですね。パーカッシブなリズムやマンドリン、笛などによる薄暗い民族メロディにより演出した幻想的ムードを、更にドラッギーに広がるシンセが包み込み、そこに妖艶な女性声メインのヴォーカルが乗るスタイル。

このヴォーカルがかなり表現力豊かで、森の深部で魔女の説法を聴いているような感覚に陥るんですが…個人的にはこの作品、ヴォーカルがメイン過ぎる感じなんですよね…。アカペラ曲も多く、基本的にヴォーカルの表現力ありきで作られている感じで、私としてはもっと音響・音像重視の作風の方が好みだったり。と言っても純粋な好みの問題で、女性ヴォーカルは十二分に巧いし、男性ヴォーカルも笑いながら歌ってるような妙な節回しを付けたり、変な味があっていいとは思う。

という訳で個人的な好みに照らすともう一歩だったんですが、波長が合えばルーマニアの薄暗い森の奥まで一瞬でトリップさせるくらいの雰囲気はあるアルバムだと思う。ヴォーカルがかなり重視されてる事も踏まえて、そういうムードの作品が好みの方なら間違いなく楽しめるでしょう。


DINNER AUF URANOS - 50 Sommer - 50 Winter ★★ (2016-02-07 14:27:50)

2010年発表の1st。
Cold Dimensionsが関与していたので買ってみましたが、実はNOCTE OBDUCTAのメンバーによるプロジェクトと知ってちょっと驚きました。

路線としては、ブラックを経由してダークなポストロックに辿り着いた感じの音でしょうか。打ち込みも交えたミッドテンポに、陰鬱なフレーズを乗せてメランコリックな世界観を演出していく作風で、一部ブラック由来のノイジーなリフこそあるものの、メタル要素はかなり薄め。ただし、キーボードなど音色の幻惑的・非日常的な感触はやはりCold Dimensions勢といった感じですね。
ちなみにヴォーカルはクリーンですが…中音~低音をメインとしたマイルドでダンディ(?)な歌唱や、物憂げな呟きを多用するスタイルで、変に喉声の情けない声でカリスマブレイクしたりしないので聴きやすいです(笑)。

似たバンドを挙げるなら、NETRA辺りが近いでしょうか。およそブラック本来のサタニズムからはかけ離れた、アーバンでメランコリックな世界観ですが、何らかの情景を描く音楽である…というのは変わっていないのかもしれませんね。


DIOCLETIAN - Gesundrian ★★★ (2015-04-14 22:05:59)

2014年発表の3rd。

ブラックメタル関連としては大手のレーベルであるOsmoseからリリースしていたり、ウォーブラックの中でも高い知名度や評価を受けているバンドですが…これは凄まじいです。低音にドスを効かせた、猥雑で冒涜的なムードを醸し出すプロダクションは如何にもウォーブラック的ではありますが、よく聴くと音の分離自体は良くて、ウォー系のやけっぱちさと質の高さを両立させた、レベルの高い音作りである事が分かります。

その音で奏でられる、演奏の破壊衝動撒き散らし振りも凄まじい。ドス黒い澱のような音の中から、暴風雨のように荒れ狂うドラミングが聴こえてくる。あたかも大地を焦土に変えつつ進む兵器のような迫力があります。時折不吉なメロディをリフに練り込み、より暗黒度を高めている演出も上手い。ヴォーカルも歪みきっていながら、ハードコアに通じるヤケクソ感ある絶叫で、楽曲自体の壮絶さを更にパワーアップさせてますね。

もう、正に「こういうのが聴きたかった」という感じの音。野蛮さを感じさせつつ、エクストリームメタルとしてしっかりレベルの高い音を聴かせてくれます。


DIR EN GREY ★★ (2003-11-06 06:17:00)

え~、今回は物凄い勢いで、それこそ京さん並の毒舌でいかせて頂きます(笑)。

私はディルの歌詞が判らない人って、大きく分けて「感受性が違う人」か、「頭の悪い奴」だと思うんですよ。前者が大多数だとは思いますが、ホントに厄介なのは後者ですね。
例えば、「ザクロ」なんてつまるところ「リストカット」を題材にした詞ですよね。
それを「リストカットなんて馬鹿のすることだ」という偏見を持った人が聴いたとします。
その人が普通の人であった場合、その歌詞から「あぁ、手首を切るような人って凄く、辛く悲しい思いをしているんだな」と思い、ただリストカットを否定するだけでなく、そういう行為に走る人たちの心情まで思いやる機会すら生まれる訳です。
しかし、これが頭の悪い人であった場合、「この曲はリストカットについて歌っている」と認識しただけで思考が停止してしまい、あまつさえ「これはリストカットを推奨している歌だ」と非難する事さえ起こり得る訳ですね。勿論この曲に同調し過ぎて「京さんはリストカットを認めてくれているんだ」と勘違いして行為に走ってしまう人も同罪だと思いますけれど…
まぁ確かに「惨劇の夜」や「蜜と唾」みたいな犯罪的な匂いのする詞もありますが、これも普通の人なら「こんな過激な詞を書くなんて面白いな」で済むと思うんですよ。それに影響されて犯罪を犯す奴なんて、曲を聴こうが聴くまいがいつか犯罪を犯してしまうと思うんですよ。
なんか京さんの詞を全面肯定してるような文ですけど、個人的にはちょっと頂けない部分もありますね。それは「Child prey」や「秒「」針(six Ugly)」の様な明らかに文法的におかしい英詩です。自分の道を貫くのはいいけれど、英語が判らないならスタッフにチェック入れて貰うなり、そもそも英語を使わなければいいと思うんですよ。はっきり言って変な意地を張って中学生レベルでの文法ミスをするのは痛々しいです。ホント音は格好良いのにこのへんで「洋楽かぶれだ」とかナメられちゃうのは勿体無いと思います。なのでここだけは次回作から直して欲しいな、と感じました。(カタカタつまんねぇ事打ち込んでねぇで黙って音聴いてりゃいいんだこの独善的な偏執狂がァ、とか怒られそうですが・笑)
なんか不愉快かつ長ったらしい文章ですね(笑)。あ、私が言う「頭の悪い奴」は「自分の頭で考える事をしない奴」であって勿論「勉強が出来ない奴」のことじゃないですよ。つーか社会の定義する「頭の良い奴=勉強の出来る奴」なんて図式は絶対に間違ってるんだぁ~(なんか私が言うと負け惜しみにしか聴こえませんね・笑)。
…この文章を読んで不愉快になられた方は本当にごめんなさい。なにせ今日は学校に教科書忘れて苛ついてたもんで(←どーでもいい)。
P.S. 最近メロデスやブラックメタルも少し聴き始めたのですが、京さんのシャウトは洋楽に全然劣ってないように思えますね。特に「OBSCURE」なんて人生で聴いた格好良いシャウトランキング作ったら5本の指に入りますよ。あんなシャウト初めて聴いた…そうかと思えば「砂上の唄」みたいなポップな曲も歌いこなすし…。
最近の京さんはホント「表現者」としての貫禄が出てきて格好良くなって来てると思います。


DIR EN GREY ★★ (2004-04-29 20:11:00)

>>いちごだいふくさん
遅レス失礼します(汗)
スペルミスは具体例を挙げると、「秒「」深(six Ugly版)」での「GENOCIDE」を「JENOCIDE」と間違えている上、歌詞として全く意味を成していません。
「蝕紅」では「Categorize」を「Kategorize」とスペルミスの上、「極彩色」を「ごくさいしょく」とか読んじゃってます…
京さんは中途半端な事が嫌いそうなので、次からはこういった半端な事はして欲しくないです…


DIR EN GREY ★★ (2004-07-01 22:04:00)

>いちごだいふくさん
おそらく初期の清春さんから多大な影響を受けているからだと思います。
清春さんの作詞にも、例えば「deep under next no」だとか、「I won't JESUS funeral」だとかちんぷんかんぷんな英文法が使われているものがありますが、いずれも初期の曲の詞です。
…でもそこまで真似しなくてもいいのに(苦笑)
清春さんの英語は最近では結構マシになってるので、京さんも見習ってほしいです。
私も「朔」楽しみです。
でも某所で歌詞に「Can you wrist cut show」とあるとか聞いたんですが…
不安です…


DIR EN GREY ★★ (2004-07-14 21:21:00)

そういえば、重箱の隅をつつくような話で申し訳無いですが、VULGARの2曲目「THE ⅢD EMPIRE」って「Ⅲrd」じゃなく「ⅢD」なんですね。
今まで歌詞の内容から「第三帝国」だと思ってたんですが、「3demension」の略かもしれないですね。…でも3次元帝国って何だろう。
他にもBerryのパンのスペルが「pain」でなく「pan」になっているのも「頭蓋」という意味を持たせる為にわざとpanと綴ったという話も聞いた事がありますし、京さんの詞はやっぱり結構深いのかもしれませんね。


DIR EN GREY ★★ (2005-03-24 20:44:00)

>フールさん
その方がDir en greyは過激なバンドだ、と分かっているなら、敢えて「蜜と唾」
「ZOMBOID」「C」「朔-saku-」などの激しい曲がいいと思います。
激しいの期待しているのに、割と聴き易かったりしたら却ってがっかりしてしまうかも…
逆に何の予備知識も無いのであれば、皆さんの仰る通り、「-I'll-」「Cage」等ポップな曲が良いと思います。
個人的には「理由」がイチオシなんですが…やっぱりあの鬱な感じはちょっと厳しいでしょうか?


DIR EN GREY ★★ (2005-05-15 22:10:00)

Shinyaさんって、確かジャニーズに憧れていた時期があったらしいですね。


DIR EN GREY ★★ (2005-10-21 20:03:00)

BURRN!のレビューについての私観ですが…
あのレビューは、「Dir en greyというアーティスト」に対する格付けではなく、
「CLEVER SLEAZOIDというシングル(ライブ音源含む)」に対する批評なので
いくらいつものライブが凄くても、CDに入っている音源で評価されてしまうのは
仕方の無い事だと思います。ただ、耽美といえる歌い方はほんの一行くらいなのに
V系という先入観からか、そこを抜き出してレビューしてしまうのは、
自分で考えることを放棄してるというか、私には怠慢だと感じられてしまいますが。
今回はシングルだし、そういう部分も少しとは言え確かにあったと思うので
いいんですが、もしWithering to Death.での千変万化なヴォーカルを「耽美」の
一言で片付けてしまうのなら、レビュアー、それもプロとしてのレビュアーとしては
あまりにも才能がなさすぎると思いますね。それはプロとは言えないでしょう。
まぁ今回のレビューの点数は妥当だと思います。


DIR EN GREY ★★ (2005-11-13 21:22:00)

>ケッチングさん
貴方は捨てHNではないようなので、少し反論させて頂きます。
>>HNが変わっても品位を貶め続けています。どうか勘弁を(苦笑)
そう自覚しているのなら、CLEVER SLEAZOIDのところの、
>>どっかのパクリだらけのセンス無しの不細工バンドと、
>>比べてみよう!
>>…ピ○ロやジャンヌ○ルクとかのこと(笑)?
この発言はなんなんでしょう?勿論、そう思う事について別に文句はありません。
ただそれをここに書いて、PIERROTやJANNE DA ARCのファンがどう思うか
考えたことはないんですか?彼らのファンが貴方だけではなく、Dirのファンや
ひいてはDirの音楽にまで疑問の目を向ける事になりかねない事が分かってますか?
貴方のしている事は、Dirの音楽を好きな振りをして遠まわしに貶めているようにしか見えません。
修正をおすすめします。


DIR EN GREY ★★ (2005-11-25 07:00:00)

>しゅんぺ~さん
確かuvのライブレポートに出てましたよね。
その発言で、改めて京さんって尊敬できるアーティストだなぁって思いました。
しかもライブ自体はかなり壮絶だったみたいですね。惚れ直したかも(笑)


DIR EN GREY ★★ (2005-11-29 17:50:00)

>しゅんぺ~さん
>>ライブは口の中に指を突っ込んで、血を出しながら歌ったりとか
VULGARのDVDでも腕を掻き毟ったり、頬肉を噛んだまま顔を殴って吐血したりとか
壮絶なパフォーマンスはやってましたが、なんかパワーアップしてますね…(笑)
傑作VULGARをリリースした時も、その後WITHERING TO DEATHという更に凄い
怪物アルバムを出すなんて思いもしなかったですし、ほんとこのバンドに対しては
「どこまで行くんだろう…」という気持ちで一杯です。


DIR EN GREY ★★ (2005-12-10 22:59:00)

個人的には、オリジナリティよりも「聴いていて気持ちの良い音かどうか」
「心に響く音であるかどうか」「かっこいいと思える音かどうか」の方が
遥かに重要なので、別にDirはオリジナリティに欠けると言われてもなんとも
思いませんが(でも、「脈」のカニバリスティックな陰惨さ、「惨劇の夜」や
「蜜と唾」の日常とグロを合わせたナンセンスさ、「ZOMBOID」の変な巻き舌、
「OBSCURE」の無茶苦茶なシャウト等、充分オリジナリティあると思いますが)、
Dirが黒夢の真似に聴こえてしまうというのは…
Dirと黒夢が似て聴こえるなら、きっとブルデスやプリブラなんてどれも
一緒に聴こえちゃうんだろうなぁ…勿体無い。
「視野を広げろ」なんて偉そうな事は言いませんが、もっと広い視野を持った方が
より深く音楽を楽しめるかと思いますよ。
あとここで書いていいか迷いましたが、そこまでオリジナリティを求めるなら
「VED BUENS ENDE/WRITTEN IN WATER」なんてどうでしょう?(半分宣伝)
VED BUENS ENDE、追加したのに過疎状態で淋しい(苦笑)


DIR EN GREY ★★ (2005-12-11 17:00:00)

釣り針が見えているのにレスするのもなんですが…
>>まりぃ★さん
批判はタブーではないと思います。現に私が以前英詩の未熟さや日本語の
間違いを批判した時は別に叩かれませんでしたし。
でも、的外れなものや公正な視点を欠いたものは叩かれても仕方がないのでは。
細分化された各ジャンル毎のバンドの音楽性の相似には目を瞑り、
Dirだけを批判するのは果たしてフェアと言えるでしょうか?
それに、盲目になるのは悪い事ではないと思いますよ。
むしろ、入れ込まずに醒めた耳で聴くよりもより深く音楽を楽しめるのでは?
まぁその盲目が元で他バンドを叩いたり、他のバンドの音楽性を聴きもせず
否定したりするようになったら、それは流石に良くないと思いますが。


DIR EN GREY ★★ (2005-12-12 22:18:00)

>ケッチングさん
上の書き込みは別にケッチングさんをまた批判する意図はないですよ(笑)念の為。
むしろ批判をちゃんと受け入れる所は見習わなくてはと思ったり。
私が批判したいのは、実際に某メタルバンドのファンにいたんですが、
わざわざ他のバンドのファンが集まるコミュニティにまで出張し布教を試み、
それだけなら問題は無いんですが、剰えそのバンドを貶す発言をするような人。
しかもその人に対して「良くやった」的なレスまでつける人までいるし…(呆)
ああいう人たちは音楽を馬鹿にしてると思います。
っていうかトピックずれてますね。申し訳無いです。半分以上は愚痴なので、どうかスルーで。


DIR EN GREY ★★ (2006-11-19 22:38:00)

ライブ音源は正直音だけで聴いてもあまり面白くないですね…。
「The Final」のカップリング辺りまでは普通に良かったんですが。
いっそのことCD1曲だけで500円か、CD+DVDにしてライブ映像つけて売ればいいのに。


DIR EN GREY ★★ (2010-07-22 23:36:00)

個人的には、リミックスアルバムをまた出して欲しいです。
「改-KAI-」みたいなやつじゃなくて、NINやULVERのリミックス作品みたいな感じで。
最近の作風なら、アヴァンギャルドやミニマルなアレンジも結構合いそうですし。
でも、メンバーはあまりリミックスは好きじゃなさそうだからなぁ…。


DIR EN GREY - Ain't Afraid to Die ★★ (2004-05-18 20:45:00)

アルバム未収録曲を収録したシングル。
この叙情性と壮大さはバンドのパブリックイメージには無い物ではないでしょうか。
とりあえず、ファン以外にこそ聴いて欲しいシングルと言えるかもしれないです。


DIR EN GREY - DUM SPIRO SPERO ★★★ (2011-08-05 22:36:33)

個人的な印象では、「前作を超えた作品」ではなく、前作とは異なる方向を向き、かつ前作よりも深い位置に行ってくれた作品という感じですね。

前作は、「どす黒い靄に包まれるような音で、聴き込むうちにその靄が聴き手の中で形を成していくような作品」というイメージだったんですが、今作を初めて聴いたときは「神や魔のような、自分の感覚を超えた超常的ななにかが、遠くに存在する気配がする」というイメージでした。つまり、前作では最初から音に対して「当事者」として接する事が出来た感じでしたが、今回は行き過ぎてて最初は(物凄い作品である事は分かるけど)何がなんだか…というでしたね(笑)。

前作では演奏にしろヴォーカルワークにしろ、直接的に攻撃性や叙情性を描く場面も多かった感じですが、今作は全ての音が1つの情景を描いているような感じで、パッと聴きでのキャッチーさは減退している印象。特に顕著なのが冒頭の「狂骨の鳴り」~「The Blossoming Beelzebub」の流れで、初聴時こそ戸惑ったものの、気付けば繊細かつヘヴィなギターワークを含むアンサンブルと、それに呼応するヴォーカルワークと歌詞世界の紡ぎ出す、悪夢のような情景の虜になっていました。

今まで、特に初期のDIRはヴォーカルを立てるような曲作りをしてきていて、前作すらその傾向は残っていたように思うんですが、今作は全ての音が対等に鳴っていて、またそれでなければ表現できない世界観を描いていると思うんですよね。Dani Filth以上のキレを見せるホイッスル交じりの喚きや、ライブで曲の合間に演っていた「声を使った表現」を、更に進めたような、想像力に満ちた表現方法など、明らかにヴォーカルが進歩しているのに、こういった印象を覚えるほど、曲作りのほうも進化しているのではないでしょうか。

…こう書くと、分かりにくい作品に思えるのかもしれませんが…確かに、一度聴いただけでは全貌を把握できない深遠さはあると思います。しかし、シングル曲のサビにおける、V系出身ならではの歌謡的なキャッチネスに富んだメロ、「欲巣~」の曲芸じみた絶叫、「暁」の舟唄のような妙に耳に残る歌い回し、「Vanitas」のエモーショナルという言葉では片付けられない歌声など、音楽は歌しか聴いてないような非音楽ファンが聴いてすら、引っかかるであろうフックもあり、決して聴き手を突き放していないところが素晴らしい。

前作はよくOPETHが引き合いに出されたようですが、今作は安易に「OPETHを超えた」とはいいませんが、まっさらな状態でお互いの最新作を聴いて、より衝撃を与えられるのはDIRの今作であると思う。
例えば、昔のプログレだとか、ブルースベースのロックだとか、音楽誌などのオピニオンリーダー(うるさがたとも言う)にも受けが良さそうな要素を安易に、あからさまに導入することなく、自分達の音楽性を発展させている姿勢は、本当に尊敬できる。こうした想像力を持ったバンドが、国内外にもどれだけいるのだろうか…。
ちなみに、DIRはメタルかどうかについて論争があるようですが、私はメタルでいいと思う。だって、これだけ想像力に満ちた音も内包している、メタルというジャンルに対して誇りを持ちたいですもん。

…なんかめっちゃ褒めてるようですけど、実は私も通常盤を買ってます(笑)。いや、12600円って高すぎでしょう…。某所で中古品やアウトレットも合わせたら、ブラックメタルのCDが20枚くらい買えそうですもん。流石に、一枚にそこまでは出せませんね…羅刹国はめっちゃ聴きたかったですけど。ヌルいファンですみません(笑)。


DIR EN GREY - DUM SPIRO SPERO - DIFFERENT SENSE ★★★ (2011-06-21 21:53:57)

新アルバムの発表を2ヵ月後に控えたDIRのシングル。
路線としては「朔」「凱歌」「激しさと~」辺りをビルドアップしたような、クリーンで歌い上げるパートとカオティックに攻めるパートを対比させた曲ですが、前のアルバムと比べると格段にデス系の声の乗りが良くなってますね。特に低音グロウル。
このバンドとしては珍しくギターソロが長めに入ってますが、これが変に速弾きに走ったりウザく音を揺らしたりに行かず、フレーズの良さで聴かせるタイプでかなり素晴らしい。ヴォーカルの成長が取り沙汰されますが、楽器の聞かせ方の部分もかなり上手くなってると思う。


DIR EN GREY - Different Sense - 罪と規制 (2011-06-21 21:57:35)

蜜と唾のリアレンジらしいです…ほぼ形を留めてませんが。
個人的にこれは今ひとつでした。下世話なグロテスクが強烈な個性になっていた原曲に対して、こっちのアレンジはふつうにスラッジを演ってるだけって感じ。確かに音の重さは海外のバンドに比肩できるけど、もうそういうレベルはこのバンドにとって「当たり前」なので。これなら絶対海外のメタルバンドじゃできない世界観の原曲の方が断然良かったと思う。


DIR EN GREY - MACABRE - Hydra (2003-11-04 20:18:17)

打ち込みを利用したやや単調な曲かもしれませんが、この曲のサビ部分のシャウトは下手なブラックメタルバンドを遥かに凌ぐシャウトを聴かせてくれます。
ライブで聴きたい一曲ですね。


DIR EN GREY - MACABRE - egnirys cimredopyh +) an injection ★★ (2005-09-07 16:59:13)

「肆・陸・壱・誤・漆・お腹出したい」=「白い粉を(血管の)中に出したい」明らかにドラッグについての歌ですね。最初、ポップなものしか音楽を知らなかった頃はこのアングラ感にかなりの衝撃を受けました。それでも冷静に聴くと「く・く・く・くくく漆い猫」とかラップ、最後の明るいメロディなどフックが至る所にあって、リスナーフレンドリーな曲でもあります。


DIR EN GREY - MACABRE - 脈 ★★★ (2004-07-16 18:24:48)

「Dir en greyってどんな曲やってるの?」と訊く人には是非ともこれを聴かせるべき!!って感じの曲。変なリズム デス声、普通声とデス声の掛け合いのBメロ、そしていきなり綺麗なメロディで聴かせるサビ…Dirの個性が詰まった一曲です。


DIR EN GREY - Missa ★★ (2004-06-26 04:11:00)

正直言って音がスカスカ、ボーカルは滑舌が悪く「た」と「ちゃ」が区別できてなく
甘えっ子みたいに聴こえたり声が上ずっていたり、歌詞は前身バンドや黒夢からの影響が
抜けきれていなかったり首を傾げる所も多々ありますが、
それを補って彼等の才覚が噴出したアルバムだと思います。
①のギターリフとリズムの絡みや②のベースライン、③の叙事的な歌詞とメロディアスなギターソロ、
⑤のポップ性など耳を惹かれる要素がたっぷりと詰まったアルバムで、
特に①のリフなんかは今の音が重くなったDirを知ってしまった今でさえもかっこいいと思えます。
またこのアルバムを通してのアングラ的な雰囲気はメジャー流通の
どのアルバムよりも勝っているように感じます。
ただ、全曲ともメロディアスなので、⑥の後辺りに最高にカルトで
偏執的な楽曲が入っていたらもっと良い作品になっていたようにも思いました。


DIR EN GREY - Missa - Erode ★★ (2004-07-16 18:27:09)

歌詞に少し弱さが感じられると思う「MISSA」ですが、この曲での京さんの作詞はストーリー性があって凄く良いです。現実離れした単語の羅列や聴き手のイメージに依存する抽象的な言葉選びに頼る事無く、切ない歌詞を作る手法が使えることに才覚を感じました。ベースが何気にかっこいいのもポイントです。歌詞中の「極度の苛立ち」は黒夢の「SOS」へのリスペクトでしょうか。


DIR EN GREY - Missa - Garden ★★ (2004-07-16 18:27:30)

初期の代表曲。
アルバムの中では最もポップですがそんなに浮いた印象はないです。ギターのみになるパートの音の薄さ、どうにかならないのかな?と思ってましたが「楓」ではちゃんと改善されてました。もうこういうV系ポップの王道的な曲はやらなそうかも(笑)


DIR EN GREY - Six Ugly - Mr.newsman ★★ (2004-06-26 04:12:01)

six Uglyはメロディアスさよりも攻撃性に特化したアルバムらしいですが、この曲の広がりのあるサビのメロディの様にところどころはっとなるようなメロディを入れる事で単調にならない所など、このバンドのポップとヘヴィの絶妙なバランス感覚への才覚が見え隠れしていると思います。でも、やっぱり英詩に背伸びをしているのが見えてしまうのが欠点といえば欠点でしょうか…。


DIR EN GREY - THE MARROW OF A BONE ★★ (2007-02-09 17:04:00)

このアルバムを聴いて最初に浮かんだのが、タカ&トシの「欧米か!?」でした(苦笑)。
前作よりも音がやや太くなり、楽器隊の主張もより激しくなったと同時に、曲の方も
更に激しい曲の割合を増し、更に海外のメタルに近付いた感じのするアルバム。
ただ、個人的にはやっぱりちょっと物足りない…。
Dir en greyは、海外のメタルコア等が持たない、歌謡曲が栄えている日本という国ならではの
歌メロのキャッチーさや叙情性、V系特有の猟奇性や耽美性を持っていて、それが個性に
なっていたと思うんですが、それらの個性とメタリックさのバランスに優れた前作と比べて
今回はメタル方向に舵を切りすぎた印象。それらの要素はもちろん無くなった訳ではなく、
「Conceived Sorrow」「凌辱の雨」「The Predge」辺りにはそういうバランスの良さが
窺えますが、「Lie~」「Agitated~」といった曲はいまいち個性に欠ける感じがします。
こういう方が洋楽ファンや海外のファンには受けるんだろうけど…
Dir en greyがこれから洋楽の代替品のようなバンドにならないかちょっと心配。
ヴォーカルは今回は良い所ももちろんありましたが、ちょっと不満も…
相変わらず血管が浮き出そうな太く、擦れるまで無理して出してるようなハイトーンや
ヒステリー起こして喉を掻き毟りながら叫んでそうなシャウトなどは相変わらず素晴らしいし
今回は女性の悲鳴や嬌声を思わせるスクリームまで飛び出してやっぱり凄い。
でも、シャウトの時ヴォーカルに膜がかかったようなミックスになるの何とかならないんでしょうか。
前作は歌とシャウトのバランスが程よかったのでそう気になりませんでしたが、今回の様に
シャウト多めならもっと耳元で叫ばれるような迫力あるミックスにして欲しい。
詞はかなり不満。
確かに日本語部分は「おっ」と思うような表現もあるんですが、英詩はいまいち。
卑猥な英単語を覚えたての中学生の如きファック連発とか正直萎えます。「ファック・ファック
ファック・ユー・アー・マザーファッカー」とかデトロイト・メタル・シティの出来の悪い
パロディにしか思えない…もちろん四文字単語も使いようでは良い詞になるだろうし、
単語レベルでしか英詩を使えてなかった初期と比べれば進歩しているんだろうけど…
「言葉の奥にあるものを感じる」のを阻害する要素にしかなっていない気がします。
そのせいで、歌詞カードの文字を読みにくくする意匠も「言葉の奥にあるものを感じる」事を
助けるものというより、稚拙な英詩を隠すものに思えてしまい余計だと感じられてしまいます。
思いっきり辛口に書きましたが、アルバムの質自体には満足。
っていうかだからこそ、言いたくなってしまうというのもありますね。
買うならば2枚組の方がお勧めです。そこまで高い訳じゃないし、アンプラグド版の曲は
単なるアコースティックじゃなくて実験的要素もあってなかなかです。


DIR EN GREY - THE MARROW OF A BONE - Agitated Screams of Maggots (2006-11-15 10:25:40)

京さんの怒りのこもった絶叫がかっこいい、全編飛ばしまくりな曲。
でもこの曲と歌えてないライブ音源で1260円は少し高い。カップリングなしの一曲で500円とかでもいいんですけど。歌詞は…CLEVER SLEAZOIDの「I will fuck your parents」といい、この曲の「I'll rape your daughter on your grave」といい、ちょっとネタに走りすぎの感が…。個人的にはDirにデトロイト・メタル・シティ的な面白さは求めてないので、はっきり言ってあまり良いとは思えませんでした。どうせやるなら「惨劇の夜」「蜜と唾」以上に過激にして欲しい。
う~ん、なんか批判的な意見になってしまいますね…決して悪い曲ではないんですが、どうもモヤモヤしたものが…。


DIR EN GREY - THE MARROW OF A BONE - CLEVER SLEAZOID ★★ (2005-09-28 16:43:26)

しかし京さんのハイトーンはマジでかっこいいですね。
ミックスヴォイスなど小手先の技術に頼らず、力ずくで出しているような発声が素晴らしい。メタルのハイトーンもこんなんだったらいいのにな。音もWTDより重くなってて良い感じです。
歌詞は…ぶっちゃけ微妙かな。「I will fuck your parents」には思わず失笑…日本語の部分を際立たせる為に全英語詞にしたようですが…そういう事や、ライブ音源に「等身大の自分達を見せる」とわざと歌えてないテイクを入れたりといった妙なこだわりは捨てて、もう一段上のバンドになって欲しいです。今も充分良いバンドと思うけど、もっと上行けると思うので。


DIR EN GREY - THE MARROW OF A BONE - CONCEIVED SORROW ★★★ (2007-02-09 17:17:50)

CDをセットしてこの曲が流れてきた時はイントロで胸が躍りました。
沈痛とも言える暗めのサウンドでありながら、美しさも感じられる曲。ゴシック並に耽美なのに、サビメロは歌謡曲並にキャッチー。Dirの個性が見事に結実した曲といえるでしょう。擦れたハイトーンの声色も素晴らしい…


DIR EN GREY - THE MARROW OF A BONE - DISABLED COMPLEXES (2007-02-13 10:22:29)

この曲と「ROTTING ROOT」で一つのセクションを成してる感じ。
途中のガラガラした、喉を潰しそうなヒズミ声が私的に聴き所。ラストのキャッチーな「サイコ・キラー」連呼が耳に残りますが、雰囲気的には「サイコキラー・ワナビー」って感じ…微妙…。


DIR EN GREY - THE MARROW OF A BONE - GRIEF ★★ (2007-02-13 10:27:11)

絶叫がメインの曲ですが、リフのメロディにちょっとだけ「和」を感じさせたり、妖しげな展開を挟んだりして一本調子にはなっていない感じ。ウィスパーからスクリームに繋げるヴォーカルの上手さも際立ってます。


DIR EN GREY - THE MARROW OF A BONE - LIE BURIED WITH A VENGEANCE (2007-02-13 22:29:54)

ラストのSLIPKNOTに憧れた中学生が書いたみたいな詞がキツい…
「痛み」に目を向けるのは素晴らしいことだと思うけど、「イタさ」をこのバンドが自ら実践する必要は無いと思う。曲はまあまあかっこいいけど、名曲レベルではない感じ。


DIR EN GREY - THE MARROW OF A BONE - REPETITION OF HATRED (2007-02-13 22:27:00)

野郎どもが拳を突き出す姿が浮かんできそうなノリの曲。
「力でねじ伏せろ」のところの歌い方が良いですね。
歌いながら思い出しムカつきしてそうなシャウトです(笑)。


DIR EN GREY - THE MARROW OF A BONE - ROTTING ROOT (2007-02-13 10:24:28)

こういうルーズで、ちょっと危険な感じのするノリは今までのDirにはなかったんじゃないでしょうか。ズブズブとダークな世界に沈むようなリフと、叙情的な歌メロを上手く共存させてるサビが好き。


DIR EN GREY - THE MARROW OF A BONE - THE DEEPER VILENESS (2007-02-10 17:33:00)

洗練された凶悪さ。
でも洗練されすぎてて「残-ZAN」「朔-saku-」辺りを聴いた時のようなインパクトが得られないのが残念。ちょっと物足りない。


DIR EN GREY - THE MARROW OF A BONE - THE FATAL BELIEVER ★★ (2007-02-13 22:31:48)

メロも絶叫も両立させたヘヴィな曲。
そのバランス感覚が良いです。ヘヴィさに貫禄が出てきた印象。


DIR EN GREY - THE MARROW OF A BONE - THE PLEDGE ★★★ (2007-02-10 17:31:04)

「砂上の唄」を更にパワーアップさせたような歌もの。
ラストの高音が凄いですね…ほんとファルセットもミックスヴォイスもなしにここまで高音で太く歌いつづけられるヴォーカリストって限られてるのでは。少なくともスタジオ盤では向かう所敵無しでしょう。あと2、3曲これくらい歌重視の曲があれば個人的には傑作だったなぁ…


DIR EN GREY - THE MARROW OF A BONE - 艶かしき安息、躊躇いに微笑み ★★★ (2007-02-09 17:13:54)

歌メロの良さもかなりのものですが、ラスト近くの激情とでも称すべき京さんの慟哭ヴォーカルが凄い…。本当に感情をそのままぶつけているみたいな感じですね。っていうかここまで日本語詞で感情を伝えられるんだから、他の曲もわざわざ英詩(しかも微妙な)に頼らなくてもいいのに…。


DIR EN GREY - The Final - Red...[em] ★★★ (2004-05-05 09:11:56)

ライブバージョンですが…
この曲では原曲で「信じる者だけが救われるの」と歌っていた所を「救われるんですか」とシャウトしてて凄い迫力です。
他の所の歌い方もがなりっぽく歌ってたり、原曲を超えるかっこよさがあるのでファンならば是非シングル盤を買って欲しいです。


DIR EN GREY - Tour 00>>01 Macabre(dvd) ★★ (2005-05-16 22:17:00)

2001年発表の、ライブドキュメンタリーDVD。
「MACABRE」ツアー時の様子が収録されています。
このDVDはドキュメンタリーという事で、楽曲単位でライブの映像を収録しているのは
僅か(殆どがブツ切り)なので、やはり彼等の普段の様子が見たいファン向けでしょうか…
メイク、移動の様子や、メンバー同士が雑談する様子なんかも収録されてますし。
私的には、こういうアーティストの素顔が見れる作品は好きなので、かなり楽しめました。
このDVDには何曲かライブの映像も入っていますが、その中でも壮絶なのは「ザクロ」です。
ギターソロ部分からラストまでが収録されているんですが、この曲での京さんの表現力、
もう異常としか思えません…ほんとに泣き叫びながら歌ってるように見えますからね…
ラストの繰り返し部分が少しカットされているのは、ちょっと惜しい気がしますが、
この映像を見て、「ザクロ」という曲に対する思い入れは更に深くなりました。
ライブ終了後一段落して、メンバーから「和田アキ子みたいだった」とか言われてますが(笑)
おまけとしてライブ中のNG集が入ってますが、これがかなり笑えます。
特に「太陽の碧」で間奏に行くべき所を、間違ってサビを歌って苦笑する所は最高(笑)
本人は結構恥ずかしいんでしょうけど、悪いけど笑いが込み上げてきてしまいます。


DIR EN GREY - Tour04 the Code of Vulgar[ism] ★★ (2005-05-16 21:56:00)

2004年発表のライブDVD。
タイトル通り、アルバム「VULGAR」の世界観を引っさげてのライブを収録しています。
このDVDで凄いと思うのは、やっぱり「表現者」を名乗るヴォーカリスト、京さんですね。
歌詞の端折りが多めなのは少し惜しい所ですが、ライブでも歌唱力が衰えていません。
「Hydra」の激烈なシャウト、「砂上の唄」での歌い上げ、そして「朔-saku-」の地声の超高音…
特に「朔-saku-」はライブの終盤で、普通なら声に疲れが見えてもおかしくない筈なのに、
シャウトの後であのハイトーンを出したのには驚きました。よっぽど喉が強いんでしょうね…
そしてパフォーマンスもそれに輪を掛けて強烈です。
特に「Hydra」で自分の顔を何度も殴り、口内を出血させ、口に溜まった血を吐き出す
パフォーマンスは「ここまでやれるのか…」と、改めて「表現者」としての京さんを
見直しました。とはいえ、余りにも痛そうで目を背けたくなるのも事実ですが(苦笑)。
他に見所を一つ挙げるとするなら、ライブ佳境での「腐海」ですね。
メロディも歌詞も音源とは異なる物になっており、より張りのある声質を生かせるような
楽曲へと生まれ変わっています。自分としては、この曲を皮切りに、「蝕紅」「Hydra」「Ugly」と
暴力的かつ狂的な楽曲が並ぶ部分が、このDVDのハイライトであるように思います。
値段は日本のアーティストのDVDらしくかなり高いんですが、
このライブの模様は是非見ておくことをお勧めします。


DIR EN GREY - UROBOROS ★★★ (2008-11-12 21:06:00)

前作は「メタル方向に舵を切りすぎた」と思ったんですが、今作はメタルの方向を向いている事自体は変えず、より正しい方向へ舵を切ったアルバムだと思います。前作と比べると、メタリックな演奏とV系的美意識の関係性が、「相克」から「止揚」にレベルアップした感じといえばいいでしょうか。

V系の中でも生え抜きのグロテスクさに儚さを忍ばせたムードを大事にした作風は「Macabre」にも通じる物があると思うんですが、あの頃は歌や詩、メロディの比重が高かったのに対し、今作ではメタリックなアンサンブル全体でそうしたムードを醸し出しているように思います。OPETHや近年のENSLAVED辺りに影響を受けたようなダイナミックかつプログレッシブなリフ捌きが聴けるパートや、V系出身のバンドよりもデス/ブラック由来のプログレメタル聴いてるのに近い感覚を覚えるパートなどもあり、表面的なアグレッションこそ減退したものの、メタルとしては前作より上だと思います。

V系王道の歌謡的メロやアグレッション一本で押し切る曲、A→B→サビのポップス的展開等がほぼ排されたせいで、多少難解になった感はありますが、その代わり抽象的なムードは今までにない程高まってますね。一回目聴いた後は、具体的なイメージではなく、何かどす黒い靄のような物が残る感じ。その後聴くたびに、靄が晴れるというよりも、聴き手の中でその靄が少しずつ形を成していくような印象のアルバムになっているように感じました。

私は「理由」や「ザクロ」の具体的な物語があるからこその切なさ、「ZOMBOID」「惨劇の夜」の下世話なまでのグロさが好きだったので、今作の抽象的な表現に終始する詩は最初はあまり好きではなかったんですが、聴くうちにアルバムのムードの濃さを更に高めているように感じられ、これはこれで良いと思うように。まあ、正直感動したりはしないんですけど…。「Red Soil(赤土=神は赤土からアダムを作ったとされる)」のような宗教的なモチーフも違和感なく作風にはまってます。こういうモチーフ、前作のクラウザーさん節全開の作風の中でやったら、見事に上滑りしてただろうなぁ…(苦笑)。

シャウトの迫力に欠けるミックスや稚拙な英詩、歌詞カードを読みにくくする小細工など、前作で気になった箇所は直しながらも、叙情的なメロディや多彩な表現のヴォーカルなど美点はしっかり伸ばしてあるし、本当に良いアルバムだと思います。まあ、多用されるハイトーンは、凄くはあるけど彼の声の一番美味しい部分ではないように思えたり、低音のゲロデスが少し声量に欠け、少し無理してるように感じられたりといったアラも探せばある事はあるんですが、間違いなく傑作と断言出来るクオリティの作品に仕上がってると思います。

メタラーが聴いたらV系への偏見が多少なりとも薄れるだろうし、V系ファンが聴いたらここからOPETHやENSLAVED辺りのバンドを辿ってメタルの大海に漕ぎ出せると思う。両者にとって有益なアルバムが完成したと言えるのではないでしょうか。
しかし、V系って割と若年層に支持されてるサブジャンルだと思いますが…多感な時期にこういう抽象的なムードや、暗示に富んだアルバムを味わえる人は幸せだと思います。


DIR EN GREY - UROBOROS - VINUSHKA ★★★ (2008-12-09 18:30:33)

蝋燭の明かりのみを頼りに冥府の川を小舟で渡るかのような暗黒かつ深遠なムードのあるオープニングにも驚きましたが、その後のヘヴィパート聴いて更に驚きました。Dirってこんな説得力に満ちたリフ書けたっけ…間違い無くこのアルバムを象徴する曲だと思います。
ムードの濃さでは海外の一流の暗黒系のバンドを凌ぐ物があると思う。いわゆる「ジャパメタ」として認知されてるシーンからは出てこなそうな音だし、Dirが海外に行ったりせずV系ファンのみを相手に内輪受けな音楽を演ってても、こういう曲は出来なかったんじゃないかと思います。


DIR EN GREY - UROBOROS - 蜷局 ★★★ (2008-12-09 18:21:56)

歌詞のイメージよりも、メロディの感覚が「蜷局」という感じがしますね。タイトル的にウロボロスを象徴している気もするし、「VINUSHKA」が「Uroboros」の縮図的な曲だとしたら、こっちは「Uroboros」を紐解くための楔となる一曲だと思います。


DIR EN GREY - VULGAR ★★ (2004-01-08 22:32:00)

個人的にDir en greyのアルバムでは最高傑作「MACABRE」を超えたかも…
と思ったほどの完成度の高いアルバム。
とにかく歌のメロディがしっかりしていて、しかもシャウトが進化しているというか、
「OBSCURE」の狂ったような叫び、「蝕紅」の高音の洋楽っぽいシャウトなど、
どんどん表現力を増しているボーカルが素晴らしいです。
シャウト以外でも「RED...(em)」では艶のある低音、「砂上の唄」ではかなり高音で歌ってますし、
どうもこのボーカルは世間から過小評価されすぎな気がするんですよね。
「ZOMBOID」の不気味な歌いまわしなんて圧倒的なオリジナリティを感じますが…
曲の方も充実振りは凄まじく、Dir流ミクスチャー「THE ⅢRD EMPIRE」、
メッセージ性が胸を打つシャッフルの曲「明日無き幸福、呼笑亡き明日」、
キレている部分とメロディアスな部分の対比が面白い「OBSCURE」など、完成度は高いです。


DIR EN GREY - VULGAR - 砂上の唄 ★★★ (2004-07-16 18:26:48)

メロディが凄く綺麗な、「聴かせる」タイプの曲。
この曲は京さんのキーがかなり高いですね…ライブでシャウトしまくった後とか演ってて辛くないんでしょうか(笑)。何気なくキーボードが入ってたり、切ない空気感が感じられる楽曲です。


DIR EN GREY - VULGAR - 蝕紅 ★★ (2003-11-04 20:31:11)

日本的なメロディを持つ、ミディアムテンポの楽曲です。
サビ前ではビブラートを改良したような独特の歌唱と、それに続いて高音スクリームに「表現者・京」としての才覚と成長を感じさせます。
…さて、ここからはちょっと毒を吐かせてもらいます(笑)。この曲では「極彩色」という詞が出てくるのですが、あろうことか「ごくさいしょく(正しくはごくさいしき)」とか歌っちゃってます。互いに鎬を削っているはずのPierrotが、しかもシングル曲で同じ間違いを犯しているのだから、そのへんから学ぶなりスタッフにチェックしてもらうなりはして欲しい所だと思います。こんな所で躓いてるようじゃ折角カッコイイ音を出してるのにナメられちゃうので勿体無いと思いました。
…以上毒舌を終わります(笑)。気に触った方申し訳ございません。


DIR EN GREY - Withering to death. ★★ (2005-03-25 09:28:00)

2005年発表の5thアルバム。
自分の周りでは、このアルバムを大きく分けて「今までの集大成」と見る人と、
「VULGAR」にて確立した音楽性を更に押し進めて出来た作品と見る人の2通りに分かれる様です。
個人的には「VULGAR」と比較すると、キャッチーさは少し薄れ、その代わり混沌とした感じや
曲に漂う空気感はより濃いものになったのではないかと思います。
特に「愛しさは腐敗につき」「鼓動」などで感じられるレトロな雰囲気は今までのDirには
あまり見られなかったもので、その音楽性がより深くなっている事を伺わせます。
そしてこの傑作アルバムの功労者はなんといっても京さんでしょう…
凄い事になってます、詞も、歌の表現力も。
まず詞ですが、前作で正直気に入らなかった「蝕紅」「OBSCURE」などのB級っぽいグロ路線は
今回は殆ど見られず、抽象的な中に作詞者の吐き出したいものが見え隠れする、味わいのある
詞になっていると思います。特に亡くなったファンへの鎮魂歌として書かれた「悲劇は目蓋を
下ろした優しき鬱」は、京さんの辛い物事へも渾身でぶつかっていく様子が良く分かります。
そして歌ですが…今回、ホントに凄いです…
頭がイカれたかのような絶叫、人を小馬鹿にしたハイトーン、ミックスヴォイスに頼らず、
絶唱とも呼べるような堂々たる高音、ゾンビのような嗄れた声…etc
メタルのフィールドでもここまで表現できる人ってなかなかいないと思います。
この人、マジで後世にヴォーカリストとして名を残す事になるかもしれません。
色々と書きましたが、ずばり名盤です。
是非このアルバムを買い、千変万化のヴォーカルとカオスの世界に身を委ねましょう。


DIR EN GREY - Withering to death. - Beautiful Dirt ★★ (2005-03-08 21:49:03)

京さんが明らかに自分達から影響を受けているくせに「清春さんから影響を受けました」「X JAPANから影響を受けました」としたり顔で口にする後輩バンドに対して嫌悪感を持っているのは知っていましたが、まさかここまで直接的な詞を書くとは…
曲調も詞も、痛快そのものですね。「活きり起つコレもぶち込んで」の後のハイトーン、今までのDirに無い歌い方で良かったです。京さんの向上心の高さが窺えます。


DIR EN GREY - Withering to death. - C ★★★ (2005-03-08 21:52:42)

京さんのがびがびしたシャウトが魅力的な曲。
特に「♪俺の誕生日には~」からは極上の声を聴かせてくれます。
「朔-saku-」のインタビューでは「ハイトーンにはもう懲りた」のような事を言っていましたが、「dead freedom」の部分はかなり高いですね…Dirファンでカラオケマニアはレッツ挑戦(笑)


DIR EN GREY - Withering to death. - GARBAGE (2005-03-09 20:42:31)

こんなに聴き取り辛い「レディース・アンド・ジェントルメン」は初めてです(笑)最初聴いた時、普通に何処を歌っているのか分からなかったです…次曲「Machiavellism」との繋がりも良いですね。


DIR EN GREY - Withering to death. - Jesus Christ R'n R ★★ (2005-03-09 20:48:40)

こういうちょっとルーズな雰囲気のある曲も出来るようになるとは、Dirがノリだけのバンドとは程遠い存在である事がよく分かりますね。サビ部分の挑発的な高音はかっこいいし、途中に出てくる人を小馬鹿にしたようなシャウトは面白かったです。
ちなみに詩集「前略~」ではこの詞の原型らしきものが「Jesus christ」として掲載されていましたが、「バットを持って人間狩り」が「バットを持って街に出よう」になっていますね…やっぱり「人間狩り」は厳しかったんでしょうか(笑)私的にこういうブラックユーモア大好きなんですけどね…


DIR EN GREY - Withering to death. - Machiavellism (2004-07-16 18:25:40)

京さんのライブ中での行為や感情について歌ったであろう曲。
「HAHA!!SHOW TIME!」という合いの手や「SHOWTIMEなんざ俺には関係ねぇ…ハハ」という語り、知ってる単語を並べた感のある英詩など、これだけ聞くとダサそうな感じがするんですが…これがとてもかっこいいのです。やっぱり飾らない所に惹き付けられるのでしょうか。
Bメロ部分で挿入されるメロディアスな歌パートは歌詞の内容、メロディの良さ共に文句の付け所が無いです。でもこの曲のギターリフ、耳が痛くなりそう(笑)


DIR EN GREY - Withering to death. - Merciless Cult ★★★ (2005-03-08 13:12:31)

この曲の「比較と比例の中~」の部分を聴いた時、失礼ながら「京さん大丈夫かな…」と心配になってしまいました。それほどまでに激しくキレたような絶叫です。
一曲目だけに即効性のある楽曲。


DIR EN GREY - Withering to death. - Spilled Milk ★★★ (2005-03-09 20:39:22)

「Dirもメロディセンスが一皮剥けたなぁ」と思わされた曲。
トリッキーにもかかわらず、取っ付きやすいこのメロディは非常に中毒性が高くて良い感じです。タイトルは「It's no use crying over spilled milk」(日本の諺で言う所の「覆水盆に返らず」の様な意味の格言)から取っているのかな?


DIR EN GREY - Withering to death. - THE FINAL ★★★ (2004-05-05 09:12:12)

この曲を聴くと、いかに京さんが過小評価されてるか良く分かると思う…
歌詞の一行目から囁き声、普通声、甘い声、少し歪み成分を含ませた声…と使い分けが凄いです。サビでは声の掠れさせ方を操る事で哀愁感を出してますし、ほんと日本が誇れるボーカリストだと思います。
歌詞のテーマも死んだ後に来世ではもっと良い世界がある可能性を信じる…というある意味ポジティブで、他のアーティストならまず書かないであろう題材を描いている所が良いです。


DIR EN GREY - Withering to death. - dead tree ★★ (2005-03-08 21:56:39)

個人的にこの曲の雰囲気、アルバムタイトルと通じる物があると思います。なんか枯れたような感じが…
大人しい曲かと思いきや、感情のままに絶叫する所もあったりでやっぱりDirですね(笑)サビのファルセットの部分とそのメロディが実にお洒落で、気に入っています。


DIR EN GREY - Withering to death. - 愛しさは腐敗につき ★★ (2005-03-13 10:37:59)

今までのDirにありそうでなかった曲。
幻想的な抽象映画、というかインテリアフィルムを見てるような、暗くどこかお洒落な雰囲気のある楽曲ですね。タイトルもちょっとした映画のようで曲の世界観と合っていると思います。


DIR EN GREY - Withering to death. - 孤独に死す、故に孤独。 ★★ (2005-03-13 10:42:56)

タイトルからは孤独からの寂寥感を前面に押し出した曲だと思ったんですが…見事に裏切られました。サビのブチ切れ具合は圧巻です。声がゾンビのようになる部分もあって凄い…
これも詞が良いですね。個人的に「偽りの前向きさ」を歌った曲は嫌いなので、それを批判してくれる詞が痛快だったりします(笑)


DIR EN GREY - Withering to death. - 鼓動 ★★★ (2005-03-10 20:31:48)

どことなくアナログな手触りのあるシンセや、さりげない打ち込みの音色等にバンドサウンド以外のアレンジのセンスも強く感じさせる曲。もちろんサビではDirらしいキャッチーなメロディが顔を出しますし、この傑作アルバムの最後を飾るに相応しい楽曲でしょう!!


DIR EN GREY - Withering to death. - 朔 -saku- ★★★ (2004-07-14 18:11:22)

この曲、激しいパートだけなら洋楽へヴィロックの模倣になってしまいそうなところを、あの叙情的なサビを入れることでそれ以上の物にしている所が凄いと思います。特にサビのかなりの高音での熱唱は格別です。MISSAの頃と比べると随分歌が上手くなったと思いました。


DIR EN GREY - Withering to death. - 悲劇は目蓋を下ろした優しき鬱 ★★ (2005-03-08 13:19:42)

蟲-mushi-の様に落ち着いた雰囲気の曲。
この曲は、ファンの人から「死にたい」という内容の手紙が届いて、それから暫くするとその友人から手紙が来て「その子はDirのライブを最前列で見ることが出来て悔いは無いと死んでいった」という内容が書かれていた…という体験を通じて、自分が何か出来る事、伝えられる事は無かったのか、と考えながら書いた詞だそうです。
それを踏まえて聴くと、なんて悲しくて深い詞なんでしょうね…


DIR EN GREY - 「楓」〜if Trans…〜 ★★ (2005-05-15 22:09:00)

98年発表の、インディーズ時代のPV集。
今の所DVDは出てないようですが、出る予定は無いのかな?
画面の明滅が激しすぎるせいで(注意を促す紙まで同梱されてます)、あまり流通出来ないのかも。
とにかくこのビデオは選曲が良いです。
「Ash」も「Garden」もCDとは違う音源ですし(「Ash」なんてメロまで違う)、
「惨劇の夜」「業」はCDには入っていない音源なので、例えCDを全て持っていて
「別に映像には興味ネーヨ」って方でもチェックする価値はあります。
まぁ、画面の明滅は凄いのでずーーっと見ていると気分が悪くなるかもしれませんが…
時折挿入される手術の映像(かなりグロイ)も別の意味で気持ち悪くなるかも。
悪趣味な私はコマ送りにしてじっくり見てしまいましたが(笑)。ただ、少しですが
使いまわしの映像があるのは、ちょっと頂けないです。
それにしても、まだこのころは格好が「いかにも」なV系ですね(笑)
「Garden」の京さん、口紅塗りすぎですってば(笑)


DIR EN GREY - 「楓」〜if Trans…〜 - 業 (2004-06-26 04:11:38)

インディーズのビデオにのみ収録の、煽りに使えそうな曲。
映像の方は目がチカチカしそうなほど明滅しまくります。また、今となってはもう彼らもやらないであろうヴィジュアル系御用達の「ドイツ語カウント」がちょっとハズいです(笑)


DIR EN GREY - かすみ - 腐海 ★★★ (2004-07-16 18:26:28)

京さんの感情のこもった熱唱が印象的な、ミディアムテンポの楽曲。特に2回目のサビに入る前や最後の音程を上ずらせる感じのフェイクなどは、聴いてて心を奪われる事間違い無しです。「かすみ」と同系統と思いますが、こちらの方がややキャッチーな印象があります。


DIR EN GREY - 鬼葬 - 鴉 -karasu- ★★ (2004-01-08 22:32:27)

京さん曰く「サビだけで映画的なストーリーを紡いだ曲」。
そのサビ部分(♪僕には~の部分)なんですが、本人が言うには「矢井田瞳風」という歌い方らしいです(笑)そこの挑発的な歌もいいですが、やっぱりキレてるシャウトがかなりかっこいいです。


DIR EN GREY - 腐乱シネマ帝國楽団 - Mama (2005-02-03 12:25:52)

2冊目の詩集に付属の曲。今回はこの一曲のみです。
ジャジーなピアノがジャケットのような廃墟に置いてある錆びたピアノを想起させる曲で、荒涼とした感じとお洒落な感じを同時に醸し出しています。ただ、雰囲気重視のためか、ヴォーカルの録音レベルが小さいのが勿体無い。


DIR EN GREY - 凌辱の雨 - 凌辱の雨 ★★ (2006-12-17 00:14:25)

相変わらず無茶な高音は冴えまくりだし、歌メロも渋めだけど悪くないし、スクリームも感情がこもっていて、曲自体は凄くかっこいいです。が、しかし。
もし京さんがあの事件を題材にこの詩を書いたんだったら、正直少なからず失望を感じます。そこに篭められた感情などを表現する為に、あえて不謹慎に捉えられかねない題材に挑戦するのは構わないんですけど、それで出来上がったのがこんな毒にも薬にもならない詩っていうのはちょっと…。最近のシングルも合わせて考えると、「fuck」「rape」「凌辱」とか単語の過激なイメージに頼りすぎて楽してる感が拭えません。エログロなら「ZOMBOID」「蜜と唾」、感情が伝わって来る詩なら「悲劇は~」「理由」「ザクロ」とか良い詩も書けるんだし、もっと頑張って欲しいです。


DISEMBOWELMENT - Transcendence Into the Peripheral ★★ (2011-06-23 21:12:55)

93年発表の1st。

これは凄いですよね。
93年といえば、まだTHERGOTHONの1stすらリリースされてない時期なのに、現在フューネラルドゥームのバンドが演ってるスタイルをこの時点でほとんど完成させちゃってます。引き摺るようなスローテンポに、耳を聾するRAWなノイズリフが纏わり付いて出来た真っ黒い情景の中で、洞窟に木霊する獣の方向が如きヴォーカルが響く音は、ほぼNORTTが演ってるようなスタイルに近いと思う。

ただ、このバンドはデスメタル的な要素もまだ強いのが特徴で、デスメタル特有のドロドロしたリフをブラストに乗せて爆走したりもしてますが、そういう時でさえメロディはあくまで葬式的な陰鬱さを保っているのが素晴らしい。音質のRAWさも相俟って疾走パートもかなりかっこいい。また、4曲目では女性ヴォーカルを導入し、更に聴き手を非日常の世界へ埋没させる試みも見られますが、これも後のゴシックドゥームに繋がるような雰囲気があって興味深く聴けました。

THERGOTHONと比べると何故か語られる機会が少ない(疾走するから?)ですが、フューネラルドゥームのルーツのバンドとしてチェックする価値ありな作品です。リリース時期は昔ですが、現代のバンドと比べても劣らない陰鬱さのあるアルバム。


DISHARMONIC ORCHESTRA - Ahead ★★★ (2011-06-23 21:27:49)

2002年発表の4th。
94年の3rd「PleasureDome」を以ち一旦解散、これは再結成アルバムだそうです。

まず一言言わせてください。
「3曲しかないショートカットチューンがかっこよすぎて困る!!!」
ほんの一瞬だけ超豪速のブラストとトレモロリフで攻め立てる、一般的なエクストリームメタルの様式を踏襲した曲が入るんですが、この一瞬の曲が本当にかっこいいんです。これだけ変態的なバンドとなると、一瞬だけ演るからこそ意義があるのかもしれませんが、出来ればこの路線で一枚作って欲しかった…。

で、本編の方ですが…まあ変態ですね(笑)。
普通、有機的とかオーガニックとかいう言葉はバンドのアンサンブルを表す言葉としては褒め言葉のはずですが、それも行き過ぎると気色悪くなるという(笑)。しかもCYNICあたりと比べると妙に調子っ外れで元気だし。パーカッションを媒介に儀式的なムードを醸しだしたり、ノイズや打ち込みを導入してみせたりやりたい放題。手と足と頭と胴体が全部別の意志を持ってる怪物のような作風。

そして極めつけはラストのヨーデルでしょう(笑)。ドラマーの父親が歌っているらしいですが、なんか聴いていて妙に心地よくなってしまいました…新しい扉が開いてしまったかも(笑)。ただ、アンサンブルは個人的には凄く楽しく聴けるんですが、この手の常かヴォーカルが弱いのがネックですね…。声が弱いし、なにより迫真な感じがないのが残念。正直Voでクオリティ落としてると思う…。

90年代前半の時点ではやっていることがアヴァンギャルドすぎて正当な評価が得られなかったバンドらしいですが、CYNICやATHEISTの新譜がこれだけ話題になる今なら再評価される土壌はあるのかもしれませんね。ヘンな音楽好きは是非。


DISIPLIN - Disiplin ★★ (2011-05-11 22:25:29)

2003年発表の1st。

インダストリアル・ブラックとして知られる彼らですが、この頃はまだまだ全然人間味があるというか、インダストリアル要素はおまけ程度で、ノイジーでノリのいいリフと、モロにブラックのスタイルながら熱さも感じられるヴォーカルによる、パンク/ハードコア色の強めなブラックメタルですね。

ただ、トレモロによる神経を侵すようなものや、がっつり刻み込むフレーズを編み込んだリフ捌き、ほとんどファストブラックのようなブラスト、聴き手の首を刎ねんとするようなスローパート、独特の酩酊感を持つミドルなど、ハードコア要素に染まり過ぎない、ブラックメタルの特性を色濃く残しているスタイルなので、割と聴きやすい路線ですね。

最近のDARKTHRONEは、パンク/ハードコアとブラックメタルの融合というスタイルを見つけた感じですが、そこに至るまでのDARKTHRONEが好きな方にお勧め。DARKTHRONEの真の名盤は路線を完全に変えた後や、プリブラの基礎を作った三部作ではなく、「Sardnic Wrath」「The Cult is Alive」だという方にはツボでしょう。


DISIPLIN - Radikale Randgruppe ★★ (2011-06-01 18:16:16)

2011年発表の4th。

初期はインダストリアルよりハードコアの要素の強いブラックメタルを演ってましたが、今作はノイズとバンドサウンドの境界が分からないレベルまでインダストリアル化した作風になってますね。ブックレットには、NSBMバンドとしてのおっかない声明がいくつも書かれてますが、このバンドもマジなんでしょうか…少なくとも音の方はマジです。ノイズの隙間から、「俺たちの音楽をエンタメに堕するわけにはいかない」って思想が漏れ聞こえてきそうな凄まじさ。

基本的にはブラックメタルをインダストリアル・ノイズ方向に解体した感じですが、解体の仕方が曲によって様々で面白い。バンドの音を切り刻んでコラージュしたノイズが吹き荒れたり、ロックなリズムと毒々しいメロディの上をノイズが吹き荒れたり、鉄を打つようなサンプリングに合わせて多量のノイズが吹き荒れたり、紙を破るような洗脳的な音色のノイズが吹き荒れたり…

と、アルバムの収録時間の殆どはノイズが吹き荒れてます(笑)。5曲目はシンセアンビエントっぽいですが、音色は圧迫感あるし、ノイズが掛かってるしでやはり耳に優しくない。4曲目の金属質なノイズはちょっとやりすぎで耳が痛くなりそうですが、解体しすぎてメタルの面影がほぼ無い6曲目、ぶっ壊れてもロック/メタルの衝動性が僅かに残る7曲目辺りは個人的にかなり好みですね。

ただ、この作品、曲目には10曲あるのに、何故か8トラックしか入ってないんですよね…。調べたらCD版はそういう仕様だとか。自然崇拝的な思想から、「CDなんて軟弱なメディアで聴いてんじゃねぇ!」って事でこんな仕様になってるんでしょうか(笑)。レコードやテープの方が自然に近いみたいな。


DISMAL EUPHONY - All Little Devils ★★ (2009-01-09 18:13:00)

99年発表の3rd。
先日、4thと二枚組み、ゴールドディスク仕様で再発されました(2000枚限定)。

甘美なメロディのキーボードと女性ヴォーカルを前面に据えたゴシック寄りのブラックという根幹こそ変わってませんが、音質や曲の展開が整ったせいか、かなり垢抜けてしまった感じがしますね。

ブラック的疾走がなくなり、取っ付きやすくノリの良いリズムやキャッチーなコーラスパートを配した曲もあり、ブラック的な絶叫以外はほとんどゴシックメタルになったと言っても過言ではないサウンドに。新ヴォーカルのNatashaの歌い方も、儚く浮遊感を演出していた前任者と比べると、挑発的な歌いまわしが目立ち、今作の作風に良くフィットしてると思います。

作風は変わったものの、ノリの良いパートでも決して明るくならず、一貫してダークなムードが保たれているのは好感が持てるし、ヴォーカルも裏返る一歩手前の壮絶さがあってかっこいいし、似通った曲が多くなりがちなジャンルの中でちゃんと差別化出来てるし相変わらずメロディセンスは抜群だしでクオリティは非常に高いです。ブラックからは離れてますが、ゴシックとしては一級品だと思うし、個人的には前作よりもこっちの方が聴きやすくて好きだったり。

ちなみにこの次の作品「Python Zero」ではスタイルはある程度維持しつつ、メロブラ的なギターリフや疾走が戻ったり、実験的な要素を盛り込んだりで更に進化し、洗練されたDISMAL EUPHONYサウンドを聴かせてくれますが…何故か男ヴォーカルが普通声やハードコア的がなりなど、余計な方向に表現を広げていて今一つに感じてしまった…。

とはいえ質は相変わらずの高さなので、今買うならば二枚組みがお勧め。


DISMAL EUPHONY - All Little Devils - Lunatic ★★ (2009-01-09 18:16:55)

イントロだけ聴くと、メジャー化しすぎたのかと思って身構えてしまいましたが、本編ではちゃんと彼ら流儀の頽廃を振りまいていて一安心。特にコーラスパートのメロブラを病ませたようなメロディからの展開は聴き応えあり。i'm not a boyscout, i'm a lunatic.


DISMAL EUPHONY - All Little Devils - Shine for Me, Misery ★★ (2009-01-09 18:16:08)

最初こそ地味めな曲かな…と思いましたが、ギターソロが出てきた辺りからのエピックな展開が良いですね。元々メロディのセンスの良いバンドだけに、ギターソロもなかなかに素晴らしい。そこに行くまでがちょっと長いですけど…。


DISMAL EUPHONY - All Little Devils - Victory ★★★ (2009-01-09 18:15:09)

歌メロ、キーボード、リズム共にフックのある曲。
特に歌メロはモロに好み。もし彼らの描く世界観が現実の物となったならば、子供達はみんなこんな歌を歌わされそう…。そんなキャッチーさと頽廃性を両立させた良質のメロディが聴けます。何気にドラムも良い感じ。


DISMAL EUPHONY - Autumn Leaves: The Rebellion of Tides ★★ (2009-01-09 18:07:00)

97年発表の2nd。

このバンド、ゴシックとブラック、両方のファンから評価が高いらしく、特にブラックメタルを愛好するリスナーからはデビューEPを「ブラックメタルの基本的名盤」と讃える声が上がるほどで、私も気になっていたんですが…何故かこの2ndが中古で投げ売りされていたので購入。

スタイルとしては、美しく明確なメロディラインを描きつつ、バンドサウンドを包み込むキーボードと、儚く漂うような女性ヴォーカルをフィーチャーした、ゴシックにかなり近いタイプのメロディック/シンフォニックブラック。バンドの音はブラック的な薄めで、アンサンブルのかっこよさよりもアンビエンスを重視した、ブラックのアトモスフェリックメタルとしての側面が強調された作風は、確かに初期DIMMU BORGIRや初期SATYRICON等が残した黎明期のブラックの名盤群にも通じる物があると思います。

しかし、それらのバンドと決定的に異なるのは、森の妖精のすすり泣きのような儚い女性ヴォーカルを全編に取り入れていることでしょう。このお陰で、音のイメージが初期DIMMU BORGIR+初期THE 3RD AND THE MORTALみたいな、雰囲気のあるメタルが好きな人にはたまらないものに。ただ、ラストがテクノビートやハーシュノイズ入りのインダストリアル寄りの曲で雰囲気を壊している上に、エンディング曲(シークレットトラック)まで数分の空白があるのとで何だか竜頭・竜体・蛇尾な印象に…。まあ、そこ以外は特に文句はないんですけど。

CDラックに、ブラックに混じってTHE 3RD AND THE MORTALやTHEATER OF TRAGEDY(共に1st)辺りが並んでる人なら買って損はないかと思います。何故か中古で安い事が多いですし。


DISMAL EUPHONY - Autumn Leaves: The Rebellion of Tides - An Autumn Leaf in the Circles of Time ★★★ (2009-01-09 18:08:48)

この曲のイントロ、素晴らしいですね。
それ自体も素晴らしいんですが、沈痛な雰囲気がアルバム全体の作風の暗示になってると思う。もちろん本編の方のメロディも良いです。


DISMAL EUPHONY - Autumn Leaves: The Rebellion of Tides - Carven ★★★ (2009-01-09 18:09:36)

シンフォニック・ブラック的な派手めな疾走がありつつ、アトモスフェリックな雰囲気もしっかり残したセンスの良さが光る曲。でもこういう曲は、個人的には以降の垢抜けた音質で演って欲しかったな…。


DISMAL EUPHONY - Autumn Leaves: The Rebellion of Tides - In Rememberance of a Shroud ★★★ (2009-01-09 18:10:55)

実質最後だからか、かなり大風呂敷を広げている感じ。
ゴシックホラーの耽美さや恐怖感に、ヴァイキングメタルのスケールの大きさや勇壮さを足して、ブラックのアトモスフェリックな空気感で纏め上げたような曲。これも、もっと良い音で録ったらかなり高い評価を、広く得られそうなんですけどね…。


DISMAL EUPHONY - Autumn Leaves: The Rebellion of Tides - Splendid Horror (2009-01-09 18:11:51)

…こういう曲もいいんですけど、この路線で一枚聴きたいと思わせるくらいのものを出して欲しいです。これは少し物足りない。


DISMAL EUPHONY - Python Zero - Critical Mass ★★★ (2009-01-09 18:17:56)

割と聴きやすい中に、メロブラ的なトレモロ疾走を取り入れた曲展開は純粋にかっこいい。もう初期と比べると、中世の絵画とSFアクション映画ほどの違いがあるような気がする…。


DISMAL EUPHONY - Python Zero - Plasma Pool ★★★ (2009-01-09 18:18:53)

彼らの曲の中ではかつてないほどの攻撃性を誇る曲。
長めの曲ですが、ミディアムパートも死者が踊るような、やはり頽廃に満ちたメロディを聴かせてくれ、メリハリの付いた展開で楽しませてくれます。これでヴォーカルスタイルが前作と同じだったら、尚良かったんですけどね。


DISSECTION - Live Legacy ★★★ (2004-10-22 20:24:00)

2003年発売のライブ盤。
97年のドイツでのライブの模様が収録されています。

全体的にテンションが非常に高く、特にヴォーカルは凄いです。
がなり系のヴォーカルスタイルはライブではかなりの肺活量が必要とされるはずですが、この人の場合アルバムよりも強力なデス声を聴かせてくれます。また、MC(といっても一曲ずつ区切られている為、タイトルコールや「THANK YOU VERY MUCH!!!」くらいしかないですが)のかっこよさは今まで私が聴いたライブ盤の中でもトップクラスです。あんな声でタイトルコールかまされた日にはもうテンションは上がりっぱなしですよ(笑)

ちなみに、私が持っているのは輸入盤なので日本盤についているかは分かりませんが、おそらく本人達が書いたであろう曲解説もついているので、資料的価値も高いといえますね。…ただ、全7(インスト含)曲ですぐ終わってしまうのと「BLACK HORIZONS」「NIGHT'S BLOOD」「HEAVEN'S DAMNATION」などの名曲群が入っていないのがちょっと痛いです。この3曲が入っていたら私的には名盤なんですが…う~ん、惜しいですね…


DISSECTION - Maha Kali - Maha Kali ★★ (2004-12-05 20:10:14)

「REBIRTH OF DISSECTION」としてシーンに帰ってきたDISSECTIONの復帰第一弾!!…なんですが、いきなり今までに無かった曲調です。ミディアムテンポだしキャッチーで異国情緒溢れる女声コーラスまで使用しているし、個人的にはこういうのも悪くないと思います。でもやっぱりファンとしては吹雪の如きテンションで疾走するDISSECTIONを待ち望んでる訳で、復帰一発目としてこういう問題作はどうなのかと思いました。アルバムの曲なら何も問題無いんですが…何年も待ったファンが離れないか、ちょっと心配。


DISSECTION - Maha Kali - Unhallowed(rebirth Version) ★★★ (2004-12-05 20:11:47)

2ndアルバム収録曲のリメイク。
終わり方がスッキリしたアレンジで、少し短くなってます。2ndのヴァージョンと比べると小綺麗になった代わりに、音圧が減ってしまったのが残念…でもヴォーカルは更に迫力を増してますし、後半に差し掛かる所のソロは相変わらず流麗なメロディで聞き惚れさせます。


DISSECTION - Reinkaos ★★★ (2007-11-08 22:14:00)

リアルタイムでの評価が賛否両論で、どちらかと言うと否定的意見が多めだったのでスルーしてしまっていたんですが、今になってようやく購入。最初に聴き通した時の感想は「案外変わってないなぁ…」でした(笑)

冷静に聴くとトレモロリフやブラストビートはほぼ駆逐されてしまっているし、寒々しい雰囲気はメタリックな力強さに取って代わられているし、曲がコンパクトになりサビ部分にインパクトのある呪文を用いていてキャッチーだし、殆ど別のバンドの作品みたい。

…なんですけど、あんまり変わってないという印象を受けたのは、メロディがどうにもこうにもDISSECTION節だからかもしれません。鳴らし方はトレモロリフではなく、メロデスっぽい泣きになってますが、やっぱり素晴らしいメロディセンスは健在です。

あと、ヴォーカルは以前にも増して凄みが効いてます。
Jonはこの作品の出来に満足してサタニストとしての死を選んだと言われていますが、制作の時点で「この作品が俺の声が入った最後のCDになる」ぐらいの気持ちがあったのではないでしょうか…それくらい気魄の篭もった歌唱で、Maha Kaliなんて殆ど別物。確かに作風はIN FLAMESに通じるかもしれませんが、ヴォーカル面では大きくDISSECTIONにアドバンテージがあるといっていいと思います。

確かに昔の寒々しく疾走する彼等を求めるとがっかりするのかもしれませんが、こういう物だと分かって聴けばかなり素晴らしい作品。もっと早く買っとけば良かった…。しかし、IN FLAMESやCRADLE OF FILTHがカラオケに入ってるんだから、DISSECTIONも入れて欲しいなぁ…個人的にはMaha Kaliがめっちゃ歌いたいです(笑)


DISSECTION - Reinkaos - Beyond the Horizon ★★★ (2007-11-08 22:18:27)

KOF MIやエコエコアザラクを知っている人にはおなじみの(笑)クロウリーの呪文から劇的にこの曲に雪崩れ込んでいく展開が非常にかっこいいです。前二作といい、DISSECTIONのオープニングにハズレなし。


DISSECTION - Reinkaos - Maha Kali ★★★ (2007-11-08 22:25:01)

上の方のレビューを見て、かなり期待しながら聴いたんですが…殆ど別物かと思うくらいにパワーアップしてますね。特にヴォーカルの迫力は恐ろしいほど。先にこっちのバージョンを出していれば批判も少なかったのでは…。先行シングルでもあるこの曲が、以前のDISSECTIONと最もかけ離れた音楽性の曲だと思います。


DISSECTION - Reinkaos - Starless Aeon ★★★ (2007-11-08 22:21:42)

The SomberlainといいUnhallowedといい、DISSECTIONって(実質的な)2曲目にアルバム全体を象徴するような曲を入れてましたが、三作目でもそれは変わらず。音楽性は変わっても、こういうところは変わってないんですね(笑)。


DISSECTION - Storm of the Light's Bane ★★★ (2004-10-22 20:24:00)

95年発売の2ndアルバムですが、1stとはかなり異なるサウンドを聴かせてくれますね。勿論ギターのメロディアスな疾走ブラックメタルという、根幹の部分は変わっていませんが、まずギターのディストーションが分厚くなったため、リフの寒々しさと禍々しさが更にアップして正にブリザード・スタイルといった感じの音を構築しています。

一方では歪みが厚くなったためにある意味でのキャッチーさは減り、1stよりも即効性は減退したように感じますが、その分収録曲の数が絞られ、もっと世界観が統一されたように思います。私的には最初は1stの方が好きだったけれど、聴きこむに従ってこっちがお気に入りになっていきました。

ちなみに輸入盤には通常盤のほか、「WHERE DEAD ANGELS LIE」のデモ音源、TORMENTORのカヴァー「ELIZABETH BATHORY」(←うめき気味に歌うJonが印象的)、SLAYERのカヴァー「ANTICHRIST」、「FEATHERS FELL」、「SON OF THE MOURNING」の5曲を追加しているデジパック盤(おそらく日本盤よりも安いです)が出ているので、そちらを探して購入する事をお勧めします。


DISSECTION - Storm of the Light's Bane - Night's Blood ★★★ (2004-10-22 20:22:53)

ギターによる暗黒ワルツとでもいうべきインスト「AT THE FATHOMLESS DEPTHS」から続けて超かっこいいイントロへ。このアルバムの収録曲全体に言える事ですが、テンションの高さが途切れる事無く最後まで聴ける所が素晴らしいです。