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Usher-to-the-ETHERさんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 5101-5200

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Usher-to-the-ETHERさんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 5101-5200
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ROSE & ROSARY - Devilsh Alice - 架音 ★★★ (2010-05-09 20:13:47)

これは…何だか圧倒的な感じがしますね…。
人類をアセンションするための啓示を受けた人たちが作った、と言っても信憑性がありそうなくらい、神々しい雰囲気の演出が徹底してる。聴き手の魂をそれこそ別次元に連れて行くような、宗教じみたカルトな雰囲気。関係ないですが、Liv Moonにはこういう曲をこそ演って欲しかったんですけどね…。


RUDRA ★★ (2010-03-18 23:02:00)

ヒンズー教をテーマとしたデスメタルバンド。
まだ5thしか持ってないですが、NILEに匹敵する逸材ですよ、このバンド…。
92年から活動するベテランらしいですが、今までノーチェックだった自分の浅学を恥じるばかりです…。


RUDRA - Brahmavidyaan: Transcendental I ★★ (2010-03-18 22:58:00)

2009年発表の5th。
…何でも「ヒンズー教」をテーマとしたデスメタルを演っているそうで。
…と言っても、何の宗教的知識も無い日本人から見ると、NILEやMELECHESH同様に、中近東の
メロディや雰囲気を取り入れたデスメタルに聴こえてしまいますが(笑)。音質こそNILEの
最新作辺りと比べると柔らかめで聴きやすいし、ヴォーカルのデスヴォイスもGOD DETHRONEDの
それのようなストレートなかっこよさがあるんですが、リフやソロに違和感無く中近東風の
メロディを練りこむことについては、NILE以上に徹底しているように思います。
ただ、このバンドもNILE同様、呪文やエスニックなパーカッションの使い方に、SE的なものが
多いのが惜しいんですよね…。もっと大胆に、呪文詠唱をブラストビートに絡めたみたり、
パーカッシブなリズムにデス由来の暴虐リフを乗せたりとかして欲しい。…とは言っても、
中近東メロディの練り込まれた動きのあるリフはそれだけで聴き応え抜群だし、それが
緩急付いた展開の中で矢継ぎ早に繰り出される様は、なにか圧倒的なものが感じられると思う。
確かに、「中近東のメロディの強いデスメタル」という時点で、ある程度聴き手は絞られて
しまうかと思いますが…それにしてもNILE辺りと比較して、余りにも作品のクオリティと
知名度に差がありすぎると思う。ぶっちゃけ私も最近まで知らなかったし(苦笑)。
これは日本盤をだして、是非RUDRAの世界を広めて欲しいですね!


RUDRA - Brahmavidyaan: Transcendental I - Immortality Roars (2010-03-18 23:00:58)

パーカッシブなリズムに、いつもの中近東リフの代わりに、妖しげな民族楽器による持続音を乗せた、実験的な曲。こういう試みを、もっと大胆に取り入れてくれれば、更に素晴らしいものが出来そう…まだまだ眠ったポテンシャルがあると思う。


RUDRA - Brahmavidyaan: Transcendental I - Not the Seen but the Seer ★★★ (2010-03-18 23:02:11)

デスメタルサウンドに絡む、パーカッションが更に曲の威風を引き立ててますね。欲を言えば、他の曲でもメロディだけでなく、こういうリズム面からの中近東へのアプローチを、もっとして欲しかった所。


RUDRA - Brahmavidyaan: Transcendental I - Ravens of Paradise ★★★ (2010-03-18 23:00:11)

オープニング明けの、実質1曲目といえる曲ですが…このリフといいソロといい、展開といい異境メタルとしてもエクストリームメタルとしても、非常にレベルが高いですよね…。どちらかとして、レベルの高いバンドは多くいますが、これくらい両立出来てるバンドも珍しいと思う。


RUINS (AUSTRALIA) - Cauldron ★★★ (2011-05-05 23:28:19)

2008年発表の2nd。

正直、最初の印象では「地味な作品だな…」と思って、暫く封印入ってたアルバムなんですけど…聴き返してみたら、意外と良い作品だと思いました。最初地味に感じた理由としては、トレモロリフによる叙情性の高いメロディではなく、平坦気味な圧力のあるリフを中心に展開することが挙げられますが、改めて聴くとこのリフが山の様な魔人が傲然と見下ろしているような、黒いエネルギーを生んでいるように聴こえるんですよね。

そのリフに塗り潰された視界の中で、暴虐なリズムが炸裂すると、まるで魔人が嘲笑いながら岩を落としているような、立ち向かうことすら困難な圧倒的な暴力性が生まれてるように感じますね。時々、薄いメロディを伴ったリフも弾いてますが、これが凄く良いアクセントになって耳を惹きます。音像はエクストリームメタル然としているのに、ここまでオブスキュアで不気味なメロを取り入れてるのも珍しいと思う。

一般的なメロブラのような即効性は低いかもしれませんが、これはこれでかなり良いアルバム。ほんと、落ち着いて聴き返してみるとなんで封印入ったのか不思議に思えるほど良い作品なんですよね。


RUNES OF DIANCEHT ★★ (2011-05-20 19:44:51)

ウクライナのペイガン/シンフォブラック。
NOKTURNAL MORTUMのメンバーが在籍。


RUNES OF DIANCEHT - Eternal Call Of Darkness (2011-05-20 19:46:06)

97年発表のデモを04年にCD化再発したもの。

LUCIFUGUMやASTROFAESを始め、関連バンドの多いNOKTURNAL MORTUMですが、このバンドがずば抜けてマニアックで人を選ぶ音楽性ですね…基本的には、オーロラ系のキーボードのベールがバンドサウンドを神秘的に覆い隠すような、アトモスフェリックなブラックメタルなんですが…プリブラと比較しても音質は結構酷い(笑)。

まずヴォーカルは弱々し過ぎてウィスパーにも聞こえるがなりだし、ドラムは金属質な響きが妙に耳に付く、良くも悪くもRAWな音作りだし、ギターリフは録音方法がマズいのか、歪みの掛かり方がところどころカクカクしてる…しかし、このカクカク感が、キーのオーロラにモザイクの文様を与え、睡眠薬に溶ける意識を思わせる抽象性も生まれてるため、一概に欠点とは言えないのが面白い。

意図的にやってるにしても、個人的にはマニアック過ぎて付いていきづらい音源。真性のマニアの方は楽しめるのではないでしょうか。


RURUTIA ★★ (2005-10-10 21:13:00)

名前がかっこいい(笑)女性ヴォーカリスト、ルルティア。
殆ど「名前買い」でアルバム購入しましたが、かなり良かったです。
まだ「WATER FOREST」しか持っていませんが、天野月子やCoccoなどの
アーティスト同様、ゴシックメタルとJ-POPが両方好きな人にお勧めです。
まぁ、そういう人は既に聴いてそうですが…


RURUTIA ★★ (2005-10-10 23:04:00)

>粗茶ですがさん
こんばんわ。
作品を聴いてみて、「これはメタラー(特にゴシック)が好きそう」と思い、登録しました。
この人の知名度ってどれ位か全く知らないので、書き込んでくれる人がいるか
不安でしたが、早速反応があって安心しました。
確かに、言われてみれば可愛い声質かもしれませんね…私は最初怖いと思いましたが(笑)
でも独特で好きです。取り敢えず、「Water Forest」を堪能し尽くしてから
「Promised Land」の方も聴いてみようかと思います。


RURUTIA ★★ (2005-10-21 20:15:00)

「Promised Land」聴きました。
一曲目の「ハレルヤ」、めっちゃドラマティックで素晴らしいですね。
これはほんとにゴシックメタルみたい…(笑)一聴き惚れしました。
それにしても、ルルティアって楳図かずおとコラボレーションしてるんですね…
天野月子もあの最恐ホラーと名高い「零」シリーズに2回も主題歌を提供してるし
どうして私が好きになる女性アーティストはホラーと縁があるのだろう(笑)


RURUTIA ★★ (2005-10-21 20:18:00)

(多重投稿修正)


RURUTIA - Promised Land - GOLA ★★★ (2006-02-25 12:04:32)

この曲はサウンドそのものは「ハレルヤ」程の激しさはありませんが、内に秘めた情念は同じくらいに強いです。むしろだからこそ「来る」のかも。聴いていると、何度か寒気すらする覚えるほどの楽曲です。


RURUTIA - Promised Land - ハレルヤ ★★★ (2005-10-16 12:01:13)

メロディ・歌詞・アレンジのどれを取っても破滅的なほどに凄絶。
イントロだけで名曲確定、歌が入って超名曲を確信しました。前作も一曲目の「パヴァーヌ」が特に素晴らしかったですが、これはその上を行くかも…しかしこれだけの曲が作れるのだから、Coccoと同じかそれ以上に評価されていいアーティストだと思います。こんな曲がもう一曲くらいアルバムにあれば良かったな。


RURUTIA - Promised Land - メリー ★★ (2005-10-16 11:57:09)

ルルティアってこういう世界観も出来るんだ、と驚きました。
ファンシーというか、乙女ちっくというか、恋する二人には憂鬱な雨だれの音さえスキップしたくなるような楽しげなリズムに聴こえる…的な曲です。雨だれを思わせるピアノと、キーボードの音色がとても良いですね。


RURUTIA - Promised Land - 月千一夜 ★★★ (2005-10-16 12:05:35)

重厚なコーラスとストリングスが大仰な世界観を確立しているというのに、何故かリズムは途中からバスドラ4つ打ちを中心にしたものに。っていうかトランス??こういう曲はあまり聴いた事が無いので、新鮮でした。
確か初出は「トロイメライ」のC/Wだったと思いますが、個人的にはタイトル曲より好き。


RURUTIA - R° - 愛し子よ ★★★ (2006-03-12 18:50:12)

個人的にはJanne Da Arcの「7-seven-」、Coccoの「カウントダウン」などと並ぶ浮気撲滅キャンペーン推奨曲(笑)。この2曲と比べても、これが一番怖い気がするんですが…とりあえず恋人が浮気したら歌ってあげましょう。…この歌の主人公って、絶対敵に回しちゃいけないタイプだと思う。


RURUTIA - Water Forest ★★ (2005-10-10 21:07:00)

2003年発表の2ndアルバム。
アルバムタイトルからして、とても神秘的な雰囲気が漂ってます。
主役となるルルティアのヴォーカルですが、かなり独特な歌い方です。
まるで吐息のような声で囁くように歌う箇所が多いんですが、ジャケなどから連想する
妖艶さよりも、どこかイノセントさを感じさせる不思議な声です。
それに時々喉から搾り出すような倍音で情念を更に加えていて、例えて言うならまどろみの中で
荊を振り払いながら歌っている感じ。
失礼かもしれませんが、最初こういう声で歌うとは思ってもいなかった事もあって、
その表現力と存在感に少し怖さを感じてしまいました。
まぁ、2曲くらい聴くうちに「この人の声、いいなぁ…」に変わっていきましたが(笑)
曲の方は基本的にミディアム・スローテンポな曲に、Coccoや鬼束ちひろなどを思わせる
観念的、抽象的でありながら情念を感じさせる詞を美しいメロディで乗せるというもの。
アップテンポでポップな曲なんてありませんが、媚びず好きな音楽をやっている感じで良いです。
ただ、生粋のJ-POPファンは少し受け入れ難いかも…
むしろゴシックメタラーに受ける音なんじゃないかと思います。
時々ギターの音圧が結構ある箇所があるとはいえ、メタルな感じはしませんが、
「ゴシック・メタル」ならぬ「ゴシック・ポップス」みたいなジャンルがあったとしたら
(ほんとにあったりして…)、そこにカテゴライズされそうな感じ。
案外V系ファンにも受けるかもしれません。


RURUTIA - Water Forest - オール ★★★ (2006-02-21 21:33:24)

「手と手を繋いだまま 重いオールは漕げない」
この曲を聴きながら歩いてたら、不意に涙が出そうになりました。流石に泣くまでは行きませんでしたが、普通にためいきが出てしまった…歩きながら聴いても「来る」んですから、部屋で歌詞を味わいながら聴いているともっとやばいです。歌詞がまた悲しいんですよね…


RURUTIA - Water Forest - シャイン ★★ (2005-10-10 21:10:26)

笛やリズムが民族音楽っぽい雰囲気で良いです。
欲を言えば、笛とヴォーカルの絡みが欲しかったかな。


RURUTIA - Water Forest - パヴァーヌ ★★★ (2005-10-10 21:08:43)

頭の中に豪奢な饗宴が開かれている様子が、モノクロのスローモーションの映像で再生され、何か虚飾の虚しさを訴えかけてくるような感覚を覚える曲。
「香しい~」からのサビと思しき部分のメロは絶品中の絶品ですが、普通ならもう一度くらい繰り返しそうな所を2回で済ませているのも、より曲全体のバランスが取れたアレンジで良いと思います。


RURUTIA - Water Forest - 幻惑の風 ★★★ (2006-02-21 21:29:55)

この曲も「朱雀の空」並に取っ付きやすいメロディ。
メロディだけとればポップといってもいいかもしれませんが、やっぱりルルティアの曲なので、聴いているうちに感情が「哀」方向にどんどん傾いていくのを感じます。


RURUTIA - Water Forest - 朱雀の空 ★★★ (2005-10-10 21:09:37)

シングル曲ゆえか、サビはかなり覚えやすく良いメロディです。
でもやっぱり何処か孤高の雰囲気と言うか、触れてはならないような空気感がある曲ですね。ルルティアの声やノイジーなギターが所々で入ってくるアレンジがそう思わせるのかも。


RURUTIA - Water Forest - 満ちる森 ★★★ (2006-02-21 21:37:18)

サビのヴォーカル、まるで叶わないと分かっていながら、それでも望まずにはいられないといった感じの情念が凄いですね…しゃくりやファルセットも、技巧と言うより感情から生じてるみたい。


RURUTIA - トロイメライ - トロイメライ ★★ (2006-02-25 12:06:27)

シングルだからか、暖かく取っ付きやすい感じはしますが、相変わらずヴォーカルが感情揺さぶりまくりで苦しい…


RURUTIA - 微笑みのマリア - 星に花、灰色の雨~硝子の露玉ver.~ ★★★ (2006-02-21 21:41:50)

この擦れることも厭わないような、感情のこもったヴォーカルを聴いたら、もう全身を耳にして集中して曲に向かわざるをえません。曲にはメロトロンが使われていますが、こういう曲でのメロトロンの音色って寂しい気分になる…


RURUTIA - 微笑みのマリア - 微笑みのマリア ★★★ (2006-02-21 21:46:01)

「満ちる森」を聴いた時もその情念に圧倒されたんですが、この曲ではさらに凄くなっているような…。そのヴォーカルとストリングスが絡むサビは絶品です。カタルシスを音楽で得たい方は是非聴いてみてください。
また、アンビエントが好きなだけあって、電子音の使いかたもまた上品で良いんですよね。名曲です。


RUSTING SUN ★★ (2013-09-28 09:28:43)

ドイツ産アヴァンギャルドブラック。
ODAL、ERHABENHEITのTaaken氏が在籍。


RUSTING SUN - Behind the Shadows ★★ (2013-09-28 09:30:29)

2011年発表の1st。

ショップやレビューサイトの紹介ではアヴァンギャルドブラックとして紹介されていましたが、実際にはブラックメタルを逸脱するような部分は余りなく、刻みリフや疾走パートを用いて展開しつつも、聴き手を不安にするようなメロディで聴かせる、鬱テイストの強い作風。呟くような、唱えるようなクリーンと、ネガティブな感情を爆発させるような叫びを使い分けるヴォーカルもディプレッシブブラック的。

ただ、時々妙に居心地の悪くなるような不穏さを醸し出すフレーズを挟んでくる辺りは、前衛的な感性を持っていると言えるかも。個人的な印象としては、鬱ブラックをベースにDEATHSPELL OMEGAの不穏な部分のみを抜き出して加える事で、更なる不安感を演出している…という感じなんですが、宗教色は余りなく、あくまでマイナスの感情を伝えるための音楽…という雰囲気。

全体を通じて重苦しいまでのネガティビティが支配する作品ではありますが、鬱系としてはミニマル過ぎない展開、意外に泣きメロもあったりでそこまでマニアックな作品ではないと思います。ただ、ある程度ブラックが好きな人向けだとは思いますが。


Resolution (2010-10-13 22:58:15)

アニメ「ガンダムX」のOP曲のカヴァーだそうです。
打ち込みのリズムにドラマティックな歌メロが乗る曲で、アイマス曲なら
「目が逢う瞬間(とき)」などと似たタイプ。ただ、歌メロや歌唱は好きなんですが、
「目が~」と比べるとアレンジのドラマ性が少し足りない印象も。
カヴァー曲だから少し遠慮気味なのかも?


Robotics;notes (2015-05-10 03:01:52)

2012年に5pbが発表したADV。
PS3、XBOX360で発表後、VITAにも移植されました。

最近どうも刺激が足りず、ゲームでもやろうかな…と思い、以前プレイして滅茶苦茶面白かった「シュタインズゲート」の関連作品という事で、手にとってみましたが…。すみません、このゲーム、微妙じゃないですか…?

何といっても、システムとストーリーに整合性が無いのが駄目です。
メニュー画面を開き、キャラクターのツイッターに返信する事でフラグを形成し、フラグの立ったキャラに応じて5章以降のチャプターが開放されるというシステムですが…フラグ形成が攻略サイト無しでは困難なほど難しい上に、一度のプレイで一つのチャプターしか開放されず(そのチャプターをプレイすると一旦エンディングになる)、もう一度やり直すか、フラグ成立前のデータをリロードしないと新しいチャプターが開放されないという、超めんどくさい仕様。

…百歩譲って、仕様自体はまあいいと思います。超めんどくさいけど。問題は、フラグを立てて得たチャプターが終わるごとに一度エンディングを迎えるのにも関わらず、それらが一本のストーリーで繋がっている…という事ですね。大筋の結末が一つで、バッドエンド以外のストーリー分岐はないのに、1~5章を周回プレイする必要がどこにあるんでしょう…。全部のストーリーを一気に見せたらただの紙芝居になるので、どこかにゲーム性を…と考えたのかもしれませんが、これなら紙芝居システムの方が100倍マシというものです。

ストーリーも伏線丸投げな部分が目立ったり、いとも簡単にラスボスへの対策が手に入ったり、シュタインズゲートと比べると粗が目立つ感じ。サイドストーリー集的な続編を見込んでのことなのかもしれませんが、その作品での伏線はその作品の中で回収して欲しいものです。日常に少しずつ影が忍び寄ってるような描写はスリリングではありましたが…それが姿を現してからの展開にもっとパンチが欲しかったです。

まあ一番の問題点は「周回プレイの必然性がないのに、周回プレイが必要なシステム」これに尽きます。プレイ後に色々レビューサイトなども見てみましたが、ここだけでも何とかできれば、ここまで酷評されることはなかったのではないでしょうか。


RÊX MÜNDI ★★ (2013-06-24 18:50:31)

天使の名前を冠したメンバーによる、アメリカ産ブラック。
Debemur Mortiより一枚のアルバムをリリースしています。
ちなみにバンド名はラテン語で「世界の王」の意。


RÊX MÜNDI - Ihvh ★★★ (2013-06-24 18:51:18)

2011年発表の1st。
ジャケにバンド名もアルバムタイトルも書いてなくてちょっと不親切…
と思ったら、アルバムタイトルはうす~い字で書いてありました(笑)。

魔方陣のようなジャケットに惹かれて購入してしまったんですが、予想(期待)を裏切らない神秘主義的な真性ブラックという感じで、これは良いですね。多くのレビュアーがDEATHSPELL OMEGAやBLUT AUS NORDとの共通点を挙げる通り、アメリカ産ながらフレンチブラックの毒々しく美しい宗教的なトレモロを取り入れた路線で、前述のバンドの作品と比較するならDSOの「Si Monumentum~」アルバムに近い音でしょうか。

但し、腐食部分が広がるような不気味なメロディ使い、全体を覆う宗教的なムード、根幹はストレートなブラックメタルであることなどは(当時の)DSOとも似てるんですが、この作品の方がごく分かりやすく作られているという印象。乾いた音作りは耳に痛くない感じで、ある程度聴きやすくしてくれてますし、宗教的トレモロリフで責めるパートではしっかりそれを強調した音像で聴かせてくれます。ヴォーカルはMikko Aspaよりはピッチ高めのがなりですが、威厳と凄みを感じさせる声でなかなかにかっこいい。

DSOの「Si~」アルバムを始めとした、フランス産のどこか毒々しさや不穏さの中に耽美さがある作風のブラックが好きであれば買いの一手。何気に乾いた音でのブラスト疾走が凄く気持ちよかったりします。CD側面やジャケにはバンド名の記載がなく、「R」とだけ書かれているので、探す際の参考にどうぞ。


S.V.E.S.T. - Veritas Diaboli Manet in Aeternum : Le Diable Est Ma Raison ★★ (2009-03-31 18:09:00)

2008年発表のEP。
DEATHSPELL OMEGAとのスプリットとして発表された音源のCD版。

…レーベルが(DSOのメンバーが運営する)End All Lifeだし、DSOとスプリットだしで「このバンドもかなり独自の手法で邪悪を追及してるブラックなんだろうな…と期待して買ってみたんですが…予想の斜め上を行く出来、というのは、このような事を言うのかもしれません(笑)。

全編にメロディアスなリードギターが入っている作風はMALICIOUS SECRETSを思わせますが、あっちみたいに寒々しさや狂気が感じられるようなメロディじゃなくて、ハードロックにも通じるスリリングさのある、かっこいいメロディなんですよね。疾走とも相まって、地獄のマグマ川の土手で悪魔達がマラソン大会を開いているようなイメージが思い浮かんでしまったんですが(笑)。

音そのものは、ざらついたギターの歪みの中でベースが黒くうねり、RAWなドラムが炸裂するもので邪悪といえると思いますが…曲は一概にそうは言えない感じですね。ヴォーカルは典型的なブラックのがなりですが…正直曲にインパクトがありすぎてあまり印象に残らないかも。…でも、そのインパクトもレーベルやDSOとのスプリットという前知識とのギャップが大きいと思うんですよね…。

ブラックメタラーの間では相当に評価の高いバンドらしいですが、スプリットという特殊な形態だから作風も変則的なもかもしれないし、この作品だけ聴いてバンド自体を評価するのは危ないかな…と思いました。個人的には、もし邪悪さを追求してこういう作風になってるのなら、少し奇を衒いすぎという気も。


SABBAT (日本) - Karisma ★★ (2007-01-22 14:42:02)

彼女の出自が良く分かる曲。
歌詞・メロ・歌い方どれをとってもファンタジー特有の怖さがありますね。おそらくこうした曲に傾倒した事から「フシギノモリ」辺りの曲が生まれたんじゃないかと思います。


SACRILEGIUM - Embrace the Darkness (2013-08-20 00:24:05)

2006年発表の音源集。
99年のプロモ音源(1~3曲目)、96年のスプリット音源(4曲目)、94年のデモ音源(5~10曲目)を収録した編集盤。バンド自体は2000年に解散してますが、それから6年の時を経てのリリース。

…なんんですが、バンド自体は高いセンスを持っているのが明らかながら、コンピレーションという体裁の弊害が現れてしまった音源という感じが。まずインスト明けの2曲目は、キーボードによる神秘性の演出、ギターメロの灼け付くような哀愁、刻みリフを多用し厚みを持たせつつ神秘性を損なわない、適度にRAWなプロダクション…と、ペイガンブラックとしてかなりセンスの高い作品で、続く音源にも期待したんですが…。

正直、トラックの半分を占めるデモ音源は微妙な出来なんですよね。キーボードやメロディアスなギターフレーズの使用頻度がかなり減退し、地味なプリミティブブラックのような感じに…。良く言えば硬派と言えなくもないですし、時折出てくるキーやメロいフレーズはやはり良かったりするんですが…冒頭の99年の音源を聴いて期待したほどではなかったかも。まあ仕方ないですけど。

ただ、99年のプロモの音源はかなり素晴らしいんですよね…。既に解散してしまっているようですが、このクオリティの楽曲で1枚フルを作って欲しかったです。


SAD LEGEND ★★ (2010-03-01 22:02:00)

韓国産シンフォニックブラック。
全ての楽器やプロデュースをex-HOLYMARSHのNaamah氏が担当する独りプロジェクトです。


SAD LEGEND - The Revenge of Soul ★★★ (2010-03-01 21:56:00)

09年発表の2nd。

メロデス風味も感じられる、刻み重視のリフに、アトモスフェリックなキーボードが絡むシンフォニック・ブラック。…なんですが、ヴォーカルのマイルドな普通声が普通のシンフォブラックとは比較にならない程多用されているのが大きな特徴ですね。Vintersorg氏や、(EMPERORの2ndの頃の)Ihsahn氏を思わせる見事なオペラティックな、威風堂々とした歌唱で、個人的にはこれだけで名盤指定したいくらいにドつぼ。ハイトーンも使用しますが、小節こそ回さないものの、変に力まない、ダサくならない上品なスタイルはDIMMUやARCTURUSのSimen(ISC Vortex)氏に通じるものがあると思う。

それにも増して特徴的なのは、その余りにもベタベタな哀愁の篭もった、メロディセンス。日本人(特にファンタジー音楽・ゲーム音楽系ミュージシャン)がトラッド風味の曲を作ると、元の文化のそれよりもベタなメロディが出来る事が多いですが、アジア圏のバンドが欧風シンフォブラックを演った時も同じ事が言えるのかもしれません。特に後半は素晴らしく、4曲目のキーボードメロなんてテレビドラマで人が死んだシーンで流したら、余りにもベタ過ぎて逆に笑えるシーンになりそうですもん(笑)。ミッドテンポで美メロを聴かせる展開中心の作風だけに、このメロディセンスは大きな美点となっているように思います。

個人的には、リフはもっとブラックっぽい方が好みだし、音質もメジャーバンドと比べると少し柔らかすぎる(私は聞き疲れしなくて好きですが)きらいがあると思う。でも、魅力的な普通声のヴォーカル、哀愁のメロディセンスは多くのブラック好き、特にSimen在籍時のBORKNAGARなどが好きな方にお勧めしたいです。


SAD LEGEND - The Revenge of Soul - Elegy of Slaughter Echoing in the East ★★★ (2010-03-01 21:57:55)

このメロディ、ドラマの人死にシーンに使うには余りにもベタ過ぎると思うけど、ファンタジー系ゲームでヒロインが死ぬシーンだったら凄く良く合うと思う。「かくして、○○(主人公or敵役)は××(ヒロイン)を殺した世界を、敵に回す道を選んだ…」みたいな(笑)。ラストゆっくりフェイドアウトするのもベタベタでいいですね(笑)。


SAD LEGEND - The Revenge of Soul - Executioner (2010-03-01 22:01:20)

この曲では、濁声で歌ったりハイトーンに変なフックを付けたり、自身のヴォーカルスキルを色々試そうとしてますが…濁声が微妙なパワーメタルっぽく聴こえたり、今一つという気も…シンフォブラックとしては良いんですが、せっかくの彼のヴォーカルが、逆に活きてない感じ。


SAD LEGEND - The Revenge of Soul - Imjin War ★★★ (2010-03-01 21:58:54)

前曲がファンタジー系RPGの泣かせシーンで流れるメロディだとしたら、こっちはド演歌のバックにでも流れていそうなメロディ。これでハイトーンにSimen風の小節が効かせられるようになったら完璧なんじゃないでしょうか(何が?)。


SAD LEGEND - The Revenge of Soul - Night of the Hunt ★★ (2010-03-01 22:00:33)

ピアノとヴォーカルメロディの醸す雰囲気が、何か壮大な物語が幕を閉じようとしているような感覚を覚えさせる1曲。まあ、実際ラストの曲なんですけどね。ただ、中間のアルペジオが少し長い気も。


SAD LEGEND - The Revenge of Soul - The Reaper's Song ★★★ (2010-03-01 21:59:45)

イントロから全力で泣かせに掛かってる感じですね。しかも、その「泣かせ」が独特のクサいメロディセンスでちゃんと功を奏しているのが素晴らしい。この曲の歌いまわしは、少しSimen(DIMMU BORGIR、BORKNAGAR、ARCTURUS)を意識してる気もします。


SADHAKA - Terma ★★★ (2014-05-27 10:17:35)

2013年発表の1st。

自然崇拝的な、神秘性に満ちたムード、ブラック特有の歪みに叙情性を加味したリフを伴う、暴虐性よりも情景描写を重視したような疾走を含む長尺の展開など、ポスト/シューゲイザー/カスカディアン・ブラックの流れを汲む作風ですが…この手のバンドとしては「黒さ」がかなり際立つ音になってますね。魔術・秘術の類を利用して、自然主義にアプローチするような、叙情性だけでなく暗黒性も強く感じる音作り。

他のこの手のバンドと比べるとトレモロの叙情性を押し出したパートは少なめですが、アンビエントパートに於ける、質量感のあるドローンめいた音色、時折出てくるドゥーミーに引き摺るリフなど、前衛・暗黒系のドゥームにも通じる音が取り入れられており、それがダイレクトに楽曲の暗黒な雰囲気に繋がっている印象。また、リフの土煙を上げるような、どこか有機的な感じのする歪ませ方も、そんな雰囲気によく合ってますよね。

と言ってもメロディ面も決して疎かにはなっておらず、疾走パートではしっかりとこの手に特有の叙情メロディが聴けたり、リードギターがかなりメロウなフレーズを聴かせるパートがあったり、このジャンルの醍醐味である叙情性も、甘くなりすぎない程度に感じられるのが良いですね。ポスト方向に行き過ぎて脱ブラックしてるバンドよりも、「Mammal」までのALTAR OF PLAGUESや、FARSOTなどの邪悪さ強めのバンドが好みな方にお勧め。


SADIST - Season in Silence ★★ (2011-06-12 19:21:46)

2010年発表の6th。

SADISTは初聴きな俄かメタラーですが(笑)、これは面白い作風ですね。
変拍子やジャジーなベースラインも交え、カオティックでテクニカルな演奏と、その上を華麗さ、寒々しさ、薄気味悪さなど様々な情景をメロディで描くような、シンフォなキーボードが乗る音楽性は他では聴けない音だと思う。特にキー、時々クラシックのような上品なメロディも奏でてて、それが混沌としたリズム、野卑なヴォーカルと相俟ってなんか不条理極まりない事になってます(笑)。

ただ、面白いっちゃ面白いんですが、個人的には楽しめない部分も。
確かにテクニカルなアンサンブルはかっこいいんですが、リフがリズムに従属しすぎて、単体のフレーズとしてみた時に少し弱い箇所があるのと、ヴォーカルも突き抜けた野蛮さが無いのとで、いまいちスキッとしない感も受けるんですよね…。リフはかっこいい部分も多いですが、リズムに寄りすぎてしまってる部分は、個人的にはちょっと退屈。アンサンブルとメロディの(ミス)マッチは面白いんですが。

ただ、一聴で優れたミュージシャンが作ってるということは分かるような作品ですし、他で代替出来ない作風でもあるので、興味がある方は取り合えず試聴をお勧めします。波長が合えばとんでもない名盤に感じるかも。


SADS - BABYLON - 忘却の空 ★★★ (2004-01-17 19:57:08)

ちょっと黒夢時代の「少年」をイメージさせるような、ハングリーな中にもちょっと繊細さが垣間見える名曲。
「忘却の空に辿り着けるまで」の「空」の部分の勢いのいい巻き舌唱法がお気に入りです。


SADS - The Rose God Gave Me ★★ (2004-01-18 06:25:00)

とにかく音質が向上し、格段に聴きやすくなった3rdアルバム。
2ndまではなんとなくボーカルとドラムが前に出すぎていたり、ギターの高音がちょっと耳に痛かったりしたんですが今作はそんな不満は全くありません!!とにかく重低音が効いていてかっこいいリフがいくつも繰り出されるのでメタル者にもお勧めです。
出た当時は「マンソンに影響された」と言われてましたが、全然似ていないと思います。本人も否定していましたし、清春さん独特の世界が広がっています。
ただ、一曲朗読が挿入される曲があるんですが、あれはちょっと…いかにも「読んでます」って感じで聴いているとちょっとハズいです(笑)


SADS - The Rose God Gave Me - Cry Out ★★★ (2004-01-18 06:25:47)

アルバム内で最もかっこいいと思った曲。適度にメロディアスでリフが凄く良い感じです。
この曲は「SAD BLOOD~」の頃からあったらしいですが、このアルバムに収録して正解ですね。重い音と良く合っていると思います。


SADS - “ ”(untitled) - THANK YOU ★★★ (2005-04-27 21:27:37)

疾走が滅茶苦茶かっこいいですが、この曲の真髄はやはり歌詞にあるかも。「I'm a only one superster,all right」って…(笑)最初歌詞カード見た時は「ここまで言うか!!」とずっこけました。でも、そういう歌詞を載せるのが許されるくらいかっこいい曲です。


SADS - シングル及びカップリング - For You ★★ (2004-01-18 06:25:17)

この曲は割と昔からライブで演奏されていたそうですが、このシングルに至ってやっと音源化されたみたいです。
音に厚みがある上に疾走感もあってかっこいいです。


SADS - シングル及びカップリング - Want ★★★ (2004-01-18 06:25:30)

ややテンポはゆっくりだけど、ベースの音がかなりかっこいい曲。
シングル「ポルノ・スター」のカップリングなんですが、このCDはカップリングも良いので購入を勧めます。もう一曲の「FOR YOU」もいいですね。


SADS - シングル及びカップリング - ハイエナ ★★★ (2004-01-17 19:57:26)

シンプルなかっこよさで言ったらこの曲が一番でしょう!!
「ロッケンロール!!!」って感じで駆け抜けるサビは必聴です。
ちなみにインターネットでの中傷を批判した歌詞だとか。


SAILLE ★★ (2013-03-21 20:07:25)

ベルギー産シンフォニックブラック。
2009年結成と若手ながらかなり上質な作品をリリースしてる期待株。


SAILLE - Ritu ★★★ (2013-03-21 20:30:43)

2013年発表の2nd。
これは試聴して即買い余裕でした(笑)。

タイプとしては、緩急を付けつつもギターリフに込められた叙情的トレモロとブラストビートを軸に攻め、キーボードがそれをサポートしドラマティックに聴かせる、リフ重視のシンフォニック・ブラック。ギターソロにもある程度力を入れる辺り、メロブラにも近い聴き心地。近年クオリティの高い作品が立て続けにリリースされ、豊饒極まりないシーンとなっているシンフォブラック界ですが、この作品もそこに確かな爪痕を残せる高品質なアルバムですね。

まず素晴らしいのは、主にトレモロリフに込められたメロディのセンスでしょう。私が即買いを決意したのもこのバンドのトレモロを聴いてですし。単にメロディックでメロウというだけでなく、ゴシックに通じる妖艶さだとか上品さだとかがあって、聴いてると思わずうっとりしてしまう感じ。要所でリフにフックを持たせるフレーズ構成の上手さも光っていて、同系統のバンドの中でも取っ付きやすく聴こえます。

あくまで主役はセンス溢れるリフという感じなんですが、キーボードもかなり良い仕事してますね。アトモスフェリックな妖気であったり、シアトリカルな耽美さであったり、エスニックで異境的な神秘性であったり、そのパートが要求する空気感をしっかり醸し出している感じ。ブラスト+トレモロで攻める王道パートだけでなく、儀式的だったり美しかったりするスローパートもそれ以上に魅力的に仕上げてくる辺り、単純に作曲能力・作曲センスが高いといえるのかも。

初心者からジャンルの熱狂的なファンまで幅広く楽しめるであろう、高品質なシンフォニック・ブラック。変にメタリックに熱くなったりせずあくまで妖艶な空気感を重視している辺りがほんと素晴らしいです。しかしこれだけ良いバンドがいると、このジャンルを聴き始めた人は目移りして逆に大変そうかも。


SALE FREUX ★★ (2013-09-07 10:03:32)

フランス産ブラックメタルバンド。
DEAKONHAILのDunkel氏らによるバンド。
SAATKRAHEというバンドが前身になっているらしいです。


SALE FREUX - L'Exil ★★★ (2013-09-07 10:04:25)

2012年発表の3rd。
クレジット見て分かったんですけど、何気にPESTE NOIREのFamine氏が一部の楽曲でゲストヴォーカルとして参加してるんですね。

そして音楽性の方も、PSETE NOIREの影響を受けたような、不条理要素も強い、耽美系の鬱志向強めなブラックメタル。フレンチ勢独特の耽美さと、枯れ落ちるような仄暗い哀愁の篭もった良質のメロディを、アコースティックギターやトレモロリフに乗せ、ミディアム中心で「聴かせる」展開をする作風で、PESTE NOIREをもう少し一般的な鬱ブラックに近付けた感じ…というと近いでしょうか。

何気に音作りは良質で、前述のトレモロリフの儚さが際立つような、オーバープロダクションにならないアナログ感のある音、そして心地良く抜けるドラムの音色など、プロダクションはかなり楽曲に合っていると思う。時折聴ける、マンドリンやバンジョー等の細かく音程変化する楽器を思わせる、ちょっと変わったギターの音色が使われているのも面白く印象深いです。この音色が、メロディの良さを更に引き立ててます。

ヴォーカルの異常さも、どこかFamine氏に共通するものがありますね。喉にめっちゃ力を入れて、エッジだけで発声したような超絶喉に負担が掛かりそうな非人間的ノイズ絶叫から、裏返り気味で何かを懇願するような、発狂気味の地声交じりの叫び声など、精神に異常を来たしているかのようなヤバさがあって、ずっと聴いているとこっちにまで狂気が伝染してしまいそう。

PESTE NOIREほどあからさまではないものの、やはり所々で不条理な展開はあって、妙なSEを盛り込んだ「Sante nom de Freux!」でそれは顕著。「カア、カア(カラスの鳴き声)……ポン!…ぽこぽこぽこぽこ……」とか、ラストの雄叫びと悲鳴とか、何をどう突っ込めば…。しかも楽曲自体は恐ろしくかっこいいですからね…これは歌詞の内容が知りたいです(笑)。

変態成分も確かに高めではありますが、フレンチ勢らしい枯れた美しさのあるメロディが、主にトレモロリフによって全編横行するという分かりやすさもある作品で、メロディックなものが好きなブラック愛好家には大推薦。というか、単純に私がこういうメロディ大好きなんですよね。陰湿で美しいメロディが好きであれば是非。


SALIGIA - Lvx Aeternae ★★★ (2014-10-20 22:11:01)

2013年発表の4曲入りEP。

いきなり地獄へ落とされたような男の叫び声で始まる本作は、歪みとトレモロを巧みに組み合わせたリフ捌きと、プリブラらしい2ビート疾走をメインにしたブラックで、「Terror Propaganda」期のCRAFT辺りを思わせる作風。…が基本なんですが、このバンドはプリミティブブラックの様式を若干はみ出すような形で、オカルト、スピリチュアルな方向に足を踏み入れているのが特徴ですね。

抑圧された空間性を演出するような、アコギや歪んだアルペジオの使い方、それらをバックに取り憑かれたようなクリーンを聴かせるヴォーカルなど、プリブラのスタイルを踏まえつつも、それに囚われない前衛的な展開も見せるのが特徴で、それによって更に楽曲の不気味な儀式性は高まってますね。よく聴くと、プリブラ的なパートでもドラムや歪みの音色などが、聴き手を精神世界にトリップさせるよう、かなり練られているような印象も受けます。Rawなだけではない密教的な音。

トレモロリフの使い方、メロディの良さを始めとした、プリブラとしての基本部分がしっかりしてるので、前衛的なパートが良く映えますね。ヘタウマ不気味系のクリーンに抵抗が無く、プリブラが好きであればお勧めできるかと。関連バンドのDODENGELなどの雰囲気が好きな方は是非。


SALTUS - Słowiańska Duma (2014-09-13 22:35:49)

99年発表のデモのCD化再発盤。
2001年と2004年、今までに二回再発しているそうです。

SALTUSと言えば、EMPERORのトリビュートアルバム「In Honor of Icon E」に「Curse you all men!」で参加したことで有名なバンドですね。今年出たEMPERORの1st再発盤の限定仕様にそのトリビュートが付属していたこともあって、結構このバンドの音自体を聴いた事のある人は多いんじゃないでしょうか。その音源や、近年の作品ではデス的なヘヴィネスやソリッドさを手に入れているようですが、この時点ではまだデモという事もあって、かなり荒削りな感じの音。

作風は、ペイガン方面に大分寄った感じのメロディックなブラック。ブラック特有の土着性が、サタニックな禍々しさではなく、ペイガン/ヴァイキング的な勇壮さに繋がっているタイプですね。…ぶっちゃけこの段階では、粗さやもっさり感が拭いきれていないし、SEやインスト曲の挿入の仕方も微妙(いきなりオープニングSEに3分使うとか…)ですが、粗いが故にトレモロが妙に味のある音色になってたり、なんかニッチな良さもあるんですよね。

正直、この段階では微妙の域を出るものではない気はしますけど…人によっては妙なツボに嵌まってしまうかもしれない、そんな魅力のある作品。個人的には、あの「味のある音色のトレモロ」の頻度をもっと上げて欲しかったです。


SAMAEL - Above ★★ (2009-06-28 10:00:00)

2009年発表の9th。

最近のSAMAELの音楽性の特徴といえば、やはりダンサブルなリズムとリズミックなヴォーカルラインのもたらす高揚だと思うんですが、今作は違う方向に舵を切ってきましたね。リズムはブラスト・ツーバスを利用したエクストリームメタル然としたものになり、ヴォーカルもある程度リズミックな要素は残しつつも、ブラック的な絶叫を多用してます。総じて、普遍的なメロディック・ブラックに近付いたかという印象。

とは言っても、「Reign of Light」「Solar Soul」で見せたようなどす黒いポジティビティ、ふてぶてしい程に確信に満ちた力強さなどはやはりSAMAEL。ヴォーカル、トレモロリフ、キーボードが引っ込み気味でドラム、グルーヴィなリフが前に出た音質は正直好みではないし、やはり個人的には「ROL」「Solar Soul」の作風の方が断然好きなんですが、それらの作品同様日本盤レベルのクオリティ、ポピュラリティはあると思うし、お勧めではあります。

メロブラやメロデスが好きならこの作品から入るのもいいかと思います。逆にインダストリアル的な部分が好きなら「ROD」「Solar Soul」を先に聴くのを推奨。


SAMAEL - Above - Polygames ★★ (2009-06-28 10:04:20)

やっぱりこういう掛け声があってこそSAMAELですね。
某ゲームキャラみたいに「慢心せずして何が王か!」とか言い出しそうなほどふてぶてしい雰囲気も素敵。


SAMAEL - Above - Under One Flag ★★★ (2009-06-28 10:12:44)

メロブラ化しても、やっぱりSAMAELはSAMAEL。
特にメロディ面でそれが顕著で、邪悪さ寒々しさメロウさ不条理さなどの多くのブラックメタルバンドが目指す雰囲気ではなく、人間を啓発するようなパワーに満ちた物になっているように思います。


SAMAEL - Above - Virtual War ★★★ (2009-06-28 10:08:55)

The, vir, tu, al...war!!
for, a, con, crete...peace!!
この部分の一音節ごとに区切って叫ぶパートが、兵士にシュプレヒコールを促す指揮官のようで非常にかっこいい。思わず付いていきたくなりますもん(笑)。Vorph氏、ミュージシャンじゃなくて教祖とか目指してても大成したんじゃないでしょうか。


SAMAEL - Era One ★★ (2007-10-18 22:24:00)

2006年発表の7th。2枚組です。
…というか、このアルバムはオリジナルにカウントしちゃっていいんでしょうか。名義もVorph&Xyの兄弟だけですし、特別なアルバムと考えた方がいいのかも。

「Era One」

SAMAELってある時期以降、メタルとエレクトロニカを上手く融合させたような音楽をやっていたと思うんですが、ここで聴けるのはギターやデスヴォイスなどメタル要素を排除し、更にエレクトロニカ要素を強めた作品。ULVERの4thやMANESの2nd辺りに近いと言えそうですがメタリックなギターが入ってない分、こちらの方がよりメタルから遠ざかってます。

メタルではなくなっても、曲から見えてくる宇宙的な風景はいつものSAMAELと共通してるのでファンならば楽しめるアルバムだと思います。また、このアルバムではVorphが普通声で歌ってますが、これがセクシーで実に素晴らしい。「Diamond Drops」なんて、もう声だけで悶絶もの(笑)。普段のアルバムでもこの声使って欲しいなぁ…。多分、この声だったら音楽性がメロスピだろうがドゥームだろうが絶賛してたと思います。それくらい素晴らしい声。

「Lesson in Magic #1」

こちらは「Era One」を更にエレクトロニカ方向に押し進めた、打ち込みによるオールインストの音楽で、実質的にはXy氏のソロと言えそう。殊にリズムが強調されていて、聴いていてトリップ出来そうな作品。メロディがほぼ無く、音響や効果音とリズムで聴かせる曲でもスペイシーさを感じられるのは、流石Xyという所でしょうか。


最初にこのアルバムから聴くのはお勧めしませんが、SAMAELのスペイシーな世界観に惹かれる方は是非。「Diamond Drops」の色気のある声で悶絶してください(笑)


SAMAEL - Era One - Diamond Drops ★★★ (2007-10-18 22:31:45)

このヴォーカル、いくら褒めても褒めたりないくらい素晴らしいですね…マフィアのボスがスイートルームで女を抱きながらワインを片手に夜景を眺めているような、官能的で「悪」を感じられる深みのある低音。歌詞も官能的で。…正直、このエロヴォーカルを聴けただけでもこの作品を購入した価値はあったと言えると思うくらいです。


SAMAEL - Era One - Era One ★★ (2007-10-18 22:28:32)

Xyによるピアノが美しいインスト曲。
「Universal Soul」「Sound of Galaxsies」で宇宙に飛び出す前の、夜空の星を見上げているようなロマンティックな雰囲気。


SAMAEL - Lux Mundi ★★★ (2011-05-03 17:36:09)

2011年発表の10th。
タイトルの意味はラテン語で「世界の光」。

「Reign of Light」「Solar Soul」ではダンサブルなメタルというか、メタリックなダンス音楽になり、「Above」ではブラックメタルを回復したSAMAELでしたが…今回はその中間くらいの路線ですね。ダンス路線の、何千もの悪魔がマスゲームしてるような、邪悪ポジティブなエナジーを、ミディアムテンポで重厚なブラックに注ぎ込んだ感じで、雰囲気としては「Passage」「Eternal」に近いかも。

前作は少し音がごちゃごちゃしていた印象なんですが、今回はヴォーカルラインのキャッチーさも際立つ、かなりクリアな音。この作品の音って、多くのパートでバンドサウンドがグルーヴ、キーボードがメロディ/ムード作りを担うようなアンサンブルが多いんですが、この二つが完全に調和しているのが素晴らしい。妖しいキーボードが、バンドサウンドから放出されるどす黒いエナジーの流出に思えますもん。

ただ、トレモロリフを多用していた前作と比較すると、今作はリフはヘヴィネスを演出するような刻みが多め。キーボードとの調和は確かに素晴らしいんですが、個人的には少し物足りない。ヴォーカルラインとリズムのキャッチネスで躍らせる、前々作の路線なら問題ないんですが、ブラックを回復しリフ重視の作風となった今作においては、多少物足りなさがあるかも。

そういう訳で、個人的には未だにダンサブル路線の「Solar Soul」が最高傑作だったりするんですが、今作も悪くないです。多少不満はあったものの、他に代替が効かない音を出していると思うし、星は3つ。


SAMAEL - Passage ★★ (2008-09-30 19:28:00)

96年発表の4th。

Xyのソロverとのカップリング二枚組、ミニアルバム「Exodus」を加えたリマスター盤などいくつかのエディションがあるみたいです。私はリマスター盤を購入しましたが…出来れば二枚組みの方が欲しかったですね…ピアノインストverも聴いた方がより深く理解できそうだし。

リマスター盤のコメントにて、Vorph本人が「このアルバムは私にとって真珠のようなものだ。真円で完成されていて、付け加える物もなければ蛇足を感じる事もない」と語っている通り、完成された世界観の宇宙的シンフォニック・ブラックを演っています。ゴシックに近い硬質な音は、初期ARCTURUSともLIMBONIC ARTとも全く異なる宇宙観を描き出してますね。

ただ、「Angel's Decay」のようなキラーチューンはあるし、他のバンドに無い世界観を持っているしでクオリティは高いですが、シンセは(どちらかと言うと)旋律よりも情景を重視、後に聞かれるようなキャッチーなヴォーカルラインもまだそれ程でもないので、少しダレを覚える感が無きにしも非ず。ですが、SAMAELの近作は情景が具現化されすぎてしまっていて、想像の余地がなくなってしまってイマイチ…と言う方にはこちらの方がお勧め出来ると思います。


SAMAEL - Reign of Light ★★★ (2008-08-25 17:49:00)

2004年発表の6th。

SAMAELって96年に4thアルバム「Passage」を出して以降、一貫してブラック/ゴシックメタルにインダストリアルやエレクトロニカ要素を融合させた、他に無いタイプのメタルを演って来たと思いますが、ギターやリズムなどが最もメタリックな「Passage」、ダークでアトモスフェリックな「Eternal」と、どの作品もその中で特徴があるように思います。

この作品の特徴は、ダンサブルなリズムとキャッチーなヴォーカルラインでしょうか。特に後者、ブラックメタルの…というか、デスヴォイスで歌う音楽の中ではトップクラスのキャッチーさだと思う。デスヴォイスで歌ってるのに口ずさみたくなる音楽なんて他になかなか見当たらないです。こうした要素によって、単にポップになるのではなく、ノリの良さの中にどこか陶酔的なムードを感じられる音に仕上げてる辺りセンスは抜群ですね。

この美点は次々作「Solar Soul」で更に強まってますが、このアルバムを以ってSAMAELの音楽性は一つの完成形を見たと言っても過言ではないのではないでしょうか。また、再発盤にはPVやライブを収録したDVD(国内機=PS2で再生出来ました)が付いて来ますがこちらも必見。特に「On Earth」での観客に腕を大きく振らせるパフォーマンス…なんか普通のロックバンドのライブの大団円シーンを見ているような、ピースフルなノリでつくづくブラックメタルっぽくないです(笑)。ほんと変わったバンドだわ…。

ブラックメタルが好きなら初期作、シンフォニックブラックが好きなら「Eternal」がお勧めですが、それ以外の方にはこのアルバムか「Solar Soul」がお勧め。…っていうか、SAMAELはもっと聴かれて然るべきバンドだと思う。現時点では、私の知る限り日本では最も過小評価されているバンドの一つだとすら思うんですが…。完成度も高いし、フックもあるし、取りあえず騙されたと思って買ってみて欲しいです。


SAMAEL - Reign of Light - As the Sun ★★★ (2008-08-25 17:29:53)

この曲、触りだけだとメタルに聞こえませんね(笑)。長年メタルに相当深く関わっていないと作りえないダンスミュージックという印象。サビのフレーズに合いの手的に挿入されるカンフーヴォイスでノリノリになれます。


SAMAEL - Reign of Light - Moongate ★★★ (2008-08-25 17:19:47)

SAMAELの軍勢が世界を統治した暁に、彼らを支持する人々が真っ黒い太陽をバックに一糸乱れぬ統制で踊っている、そんなイメージが浮かぶ曲。邪悪さはそれほど感じないんですが、自信と確信に満ちていて、含んでいる熱量の大きな楽曲だと思います。…なんとなく、須藤元気選手の入場パフォーマンスに使ったら合いそう(笑)。


SAMAEL - Reign of Light - On Earth ★★★ (2008-08-25 17:23:04)

ギターのメロもキャッチーですが、歌詞にはそれ以上のインパクトがありますね(笑)。世界の都市をリズミカルに羅列していく歌詞は、他のメタルではありえないでしょう。ちなみにシングルのカップリング「Auf Der Erde」は、この曲のドイツ語バージョン。そっちでもちゃんと都市名羅列部分は残ってます。


SAMAEL - Reign of Light - Telepath ★★★ (2008-08-25 17:27:10)

フューチャリスティックでスピリチュアルな感じのキーボードメロ、近未来の意思伝達手段を音にするとこんな雰囲気なのでは…という感じがしますね。ヴォーカルラインもキレ良くかっこいい。カンフーシャウトと共に歌われる「Nothing is impossible / Nothing is unreachable」というフレーズ、受験とか就職試験とか壁を前にしたときに聞いたら、パワーが沸いてきそうかも。


SAMAEL - Solar Soul ★★★ (2007-10-22 16:16:00)

2007年発表の8th。
これ、何気に大傑作なんじゃないでしょうか…。

作風は、一言で言うならブラック的感性によって描かれた、スペイシーなインダストリアルメタルという感じの音楽性ですが、掛け声や押韻などを巧みに用いたヴォーカルラインや基本ミディアムでかっちりとしたダンサブルで力強いリズム、殆どの曲に明確なサビがある構成、硬質で非常にクリアな音質など、総じてキャッチーかつハイクオリティ。

これくらいキャッチーであれば、ブラックファンではない洋楽ファン…例えばMARILYN MANSON辺りを聴いているリスナーにも受け入れられるんじゃないでしょうか。それ位知名度の高いバンドと比較しても、キャッチーさやクオリティは劣らないと思います。そうした取っ付きやすさがありながらも、キーボードの妖しい音色だったり、全体的に「悪」の雰囲気が漂っている空気感だったり、ヴォーカルの威厳と色気のあるデスヴォイスだったり、底に流れているのはやはりブラック的な感性というのが素晴らしいです。

ぱっと聴きのキャッチーさに騙されて聴き込んでいると、いつの間にか洗脳されそうな感じ。曲レビューの方でも似たようなことを書きましたが、私は1曲目を聴いた時、悪魔の大群が全体主義国家を作り上げてマスゲームをしてるような映像が脳裡に浮かびましたし(笑)。こうしたブラック的感性でメジャー志向な音楽性というのは、SATYRICONの最新アルバム「Now, Diabolical」とも共通するのではないでしょうか。ダンサブルなリズムやヴォーカルの威厳もよく似てると思います。

ちなみに、この後ベストも聴いたんですが、以前の同路線の曲と比べるとこのアルバムの曲は大分洗練されている印象。なのでSAMAELはまずこのアルバムを聴く事をお勧めします。


SAMAEL - Solar Soul - Architect ★★★ (2008-09-06 23:03:52)

US盤ボーナストラックらしいですが…
なんでこれをボーナストラックに回さなきゃいけないのか、理解に苦しむくらい良い曲だと思う。レベルの高い曲の揃ったこのアルバムの中でも、平均点は軽くクリアしてるかと…特にサビの悪の魅力溢れる、深みのある低音での普通声の歌唱が素晴らしい。


SAMAEL - Solar Soul - Promised Land ★★★ (2008-08-25 17:12:37)

「The quest is never-ending / But you keep on growing / Paradise is at hand」「You're born in, you're born with / But still searching for it / In your head is the Promised Land」
…なんてポジティブで、確信に満ちてて、エネルギーに満ちた歌詞なんでしょうか。しかもこのフレーズがいっしょに歌いたくなるほどキャッチーに発せられるという。基本ブラックメタルなのに、聴くと体の奥からパワーが湧き上がってくるような曲。


SAMAEL - Solar Soul - Quasar Waves ★★★ (2007-10-12 16:59:51)

電子音楽とメタルを融合させただけでなく、この曲ではミステリアスな音色やパーカッションによる民族的要素まで取り入れられてます。それでいてサビ部分はあくまでもキャッチー。Xyのセンスには脱帽せざるを得ません。


SAMAEL - Solar Soul - Solar Soul ★★★ (2007-10-12 16:57:58)

大量の悪魔が、一糸乱れぬ統制でマスゲームをしてる光景が浮かぶような、悪魔的でかつダンサブルな名曲。もしサタニズムを下敷きにした全体国家を作るならば、この曲に合わせてマスゲームをやらせれば人民を洗脳できそうな感じです。


SAMAEL - Solar Soul - Suspended Time ★★★ (2008-09-06 23:07:29)

ただでさえ韻律的にキャッチーに仕立て上げられているヴォーカルラインに、ハーモニクスを合いの手的に挿入したり女性ヴォーカルを重ねたりして、更にキャッチーなものにしている…。デスヴォイスなのに、こんな取っ付きやすいブラック/ゴシックなんてなかなか無いですよ。ほんと、一人でも多くの人に聴かれて欲しいバンドです。


SAMAEL - Solar Soul - Valkyries' New Ride ★★★ (2007-10-12 16:59:04)

これは聞いた瞬間刀牙の烈海王が浮かんできた…(笑)
「フン!ハ!フン!ハ!」の掛け声が、僧兵が正拳付きの練習をしているように聴こえて、インパクトありすぎ。そのせいで音だけ聴くとヴァルキリーとかはとても出てきそうにないように聴こえます。


SAMAEL - Solar Soul - Western Ground ★★★ (2008-08-25 17:15:30)

トレモロとキーボードを上手く混じり合わせた広がりのある音色が、精神世界に無限に広がるフロンティアを想起させるような曲。…冗談じゃなく、SAMAELの曲って自己啓発に使えそうなものが少なくないと思う。


SAMMATH - Godless Arrogance ★★★ (2014-09-20 21:19:37)

2014年発表の5th。

バンド名の字面から何となくイカツイ印象を受けてたんですが、中身もばっちりイカツかった(笑)。大量の岩が山の斜面を転がり落ちるかの如き、聴き手を圧倒するようなブルータル極まりないドラミングに、多用される刻みリフが音に厚みと血腥さを加え、更なる暴虐に発展していく凶暴性の強いブラックメタル。イントロ無しでいきなり始まるので、訳も分からず問答無用で戦場に放り出されたような感覚に。

有無を言わさずぶっ殺す系の、ブルータルな音ではあるんですが、それが綺麗に整いすぎた音ではなく、リフのブラック特有の生々しいノイジーさも込みでなのが、また良いんですよね。決して甘くならない程度に、神秘性を感じるメロディをトレモロリフに込める辺りも上手いと思う。個人的には、何気にヴォーカルのギャーギャー喚くような声も好きなんですよね。悪魔が世界を呪う産声を上げているような印象で。

単にブルータルなだけでなく、ブラックとしての旨みもたっぷり乗った、良質なブラックメタル。まだジャンル初心者にはお勧めできませんが、このジャンルのノイジーさに慣れた人は是非。


SAMMATH NAUR ★★ (2011-11-06 20:32:44)

VESANIAのメンバーも在籍するポーランドのシンフォデス/ブラック。
シンフォサウンドとポーランド産らしいブルータリティの融合が凄まじいバンド。


SAMMATH NAUR - Self-Proclaimed Existence ★★★ (2011-11-06 20:34:45)

2005年発表の1st。

縋りつく者どもを傲然と見下すメタル男ジャケがインパクトありますが、中身も凄まじいですね。デスメタル名産地のポーランド産らしい超暴虐なブルデスに、シンフォブラックの荘厳でスペイシーなキーボード加えたような路線。まずブルデスとしての暴虐さが凄まじく、特にドラムとリフの絡みはまるでガトリングガンの掃射と、それが着弾した時の破壊音さながらの凄まじさ。暴虐で速いだけでなく、リフにフックも設けてあり、単純に聴いていて爽快なんですよね。

で、そこに宇宙的な感覚も想起させる、シンフォブラック風のキーボードが入る訳ですが…これがバンドのブルータリティを見事に後押ししているんですよね。上空から降り注ぐ邪悪な宇宙線を浴びて、ガトリングガンを装備した殺人マシーンが更に凶悪化して暴れまわっているような感じ。基本低音グロウル中心ながら、声が野太過ぎて時折入れる高音絶叫が詰まって聴こえる漢らしいヴォーカルも、この暴虐極まりない音にこれ以上ないくらいハマってますね。

人脈的につながりのあるVESANIAもブルータルなシンフォデスでしたが、向こうはシアトリカルで知的な部分も多いのに対し、こちらはもっとストレートに暴虐性を叩きつけてくる感じですね。何か圧倒的なものを聴いてみたいという方になら、メタラー以外にも勧めてみたいところ。当然エクストリームメタル好きには大推薦です。


SAN LA MUERTE - Lipreading of the Dead ★★ (2014-08-13 22:34:51)

2013年発表の6曲入りEP。

「聖なる死」を意味するバンド名、赤黒いアートワークからは何となくフレンチブラックのような、病んだ音を想像していましたが、全然違いました(笑)。オーストラリア産のバンドですが、出音は南米産のウォー・ブラックのようなダーティさの込められたオールドスクールなブラック。ズンズンと刻まれるリフはなかなかに圧迫感がありますね。

バンド名は南米のカルト宗教の名前でもあるらしいですが、由来通りのカルト性に満ちた音だと思います。低音で呻くようなヴォーカルを重ね、どこか洗脳的な雰囲気を醸し出したり、真っ黒い靄の立ちこめるようなドスの効いたRawさのあるプロダクションだったり、出音の全てが「おぞましさ」に直結しているような音。メロディも赤黒く、生贄の儀式に立ち会うようなグロテスクさ。

ダーティでおぞましい音ながら、メロディアスな部分でアクセントが付けられており、カルトなだけではない展開も見せてくれる作品。ややマニアックな印象を受けますが、オールドスクールなブラックが好きであれば。


SANGRE ETERNA ★★ (2011-08-03 23:09:38)

セルビア産シンフォニックブラック/メロディックデス。
ゴシック要素の強い耽美なメロディが非常に美味なバンドです。


SANGRE ETERNA - AMOR VINCIT OMNIA ★★★ (2011-08-03 23:10:37)

2008年発表の1st。
タイトルはミケランジェロの絵画「愛の勝利」から取ったものと思われます。
(直訳すると、ラテン語で「愛は全てを征服する(Love Conquers All)」の意)

この作品、メロデスのメロディックな部分や、ゴシックの暗い美しさに耽溺するような感覚が好きで、その文脈でシンフォニックブラックも好んでいる方にはたまらない作品ではないでしょうか。刻みを多用したメロデス的なリフワークは正直ありふれている感じがしますし、COFのDaniを思わせるホイッスル的な絶叫も出来るものの、出し方を覚えたばかりのような弱いグロウルを多用するヴォーカルもあって、正直B級っぽさはあると思う。

しかし、そんな事は全くマイナスに感じさせないくらい、キーボードやリードギターが奏でるメロディが素晴らしいです。例えて言うなら、「Dusk and Her Embrace」「Cruelty and the Beast」の頃のCOF並の美しさに、更に第一級のメロデス並の分かりやすいキャッチーさを加えたような、ロマンティック極まりないメロディが全編に渡って繰り広げられてます。収録時間は30分弱と短いので、クサメロ好きならメロディ追ってるうちに、あっという間に終わってしまう感じでしょう。

そういう訳で、シンフォブラックにしろメロデスにしろゴシックにしろ、暗くて美しい、更に華やかさも備えたメロディを愛好してこれらジャンルに手を出している人なら、聴いておいて損はない作品かと。マイナーバンドにありがちな音の悪さも無いですし、非常に聴きやすい作品ですよ。


SANGUIS ★★ (2012-01-03 23:21:32)

オーストリアのブラックメタルバンド。
超絶ファストブラックで有名なASMODEUSのメンバーも絡んでます。


SANGUIS - Infernum infinitum ★★★ (2012-01-03 23:22:05)

2004年発表の2nd。
某所のセールで格安で買えたんですが、これ、素晴らしいですね。

1stの頃のDISSECTIONのドラマティックでメロディックな路線をベースに、DARK FUNERAL辺りのトレモロリフ中心のファストブラックの要素を加味したような、非常に完成度の高いメロディック・ブラック。この作品で個人的に特筆したいのは、メロディック・ブラックとして非常に均整の取れた作風ということですね。

まずメロディはかなりメロウで、時にはダーク・ファンタジーの主人公でも登場しそうな、エピックでかっこいいメロもあったりもしますが、同時に邪悪さや寒々しさも発散していて、決して甘くなり過ぎないのが良い感じ。ヴォーカルもキレが良すぎて狂気が感じられない事もなく、と言って狂い過ぎて本来の役目を見失う事もなくで、この手の作風に非常に良く合う声だと思う。

起伏の付いた、ドラマ性の強い展開ながら1曲をコンパクトに纏めた曲構成、ムードを殺すほどヘヴィでなければ、チープに感じるほど薄くもない音作りも良い按配だと思う。個人的な好みとしては、バスドラムの音がちょっと気に入らなかったりはしますが、まあ全然許容範囲内。「これぞメロディック・ブラックだ!」と言いたくなるような、この手が好きな人のツボを突いた作品。

正直、もうメロブラというサブジャンル自体完成されてるのもあって、このアルバムが歴史的名盤や初心者が第一に聴くべきアルバムとして推される事はないと思う。でも個人的にはDISSECTIONの1stにも肉薄するくらいの良いアルバムだと思うんですよね。1曲1曲の個性ではまだ及ばないかもしれませんが、聴いていて非常に快い作品。


SAPTHURAN ★★ (2012-01-01 16:25:37)

アメリカの独りブラック。
LEVIATHANともスプリットを出した経験のあるバンド。


SAPTHURAN - ... In Hatred ★★ (2012-01-01 16:26:19)

2005年発表の1st。

バンドロゴやアルバムタイトルがジャケのイラストに同化しかけてるみたいな、チープな印刷がまず目を引きますが(笑)…中身も当然の如くRAWでプリミティブなブラックメタル。ノイズ成分多めながらメロディを前に出すべき場所では前に出す音像、音が割れる寸前の絶叫ヴォーカル、ミニマルな展開とこの手に必須な要素は大体満たしてる感じ。ただ、このバンドはこの手の中でもミニマリズムの取り入れ方が上手いように思います。

例えばメロウなメロディやファストなリズム等が取り入れられたパートはかなり多めなんですが…聴き始めはそれらの「メロウさ」「ブルータルさ」を直接的に楽しめるんですが、執拗に繰り返されていく内に、なんとも言えない不安感を感じるんですよね…フレーズの繰り返しを通じて聴き手の気力を奪っていく感じ。トラッドっぽいメロで始まる2曲目やメロウさの中に妖気を感じる5曲目など、メロディのセンス自体は上質ですが、全体的にどこか人を寄せ付けないムードがあると思う。

個人的にはアンビエントやオールドスクールでないBURZUMの曲(「My Journey to the Stars」や「Ea, Lord of the Depths」など)に通じる雰囲気があると思う作品。裏ジャケで標榜してる「Misanthropic Black Metal」、その言葉のままの音を出してます。


SARAH JEZEBEL DEVA ★★ (2011-07-06 23:17:36)

COFやTHERIONを始め様々なメタルバンドに関わる女性シンガーのソロプロジェクト。来月には新譜が出るようですね。


SARAH JEZEBEL DEVA - A Sign of Sublime ★★★ (2011-07-06 23:19:02)

2010年発表の1st。

これ、何気にかなり良い作品だと思います。
実力派の女性シンガーがいるゴシックって、歌唱力は際立っていても曲が平板だったりすることが少なくないんですが、この人の持つ音の世界観は凄く分かりやすくて、取っ付きやすいですよね。もうCOFでのパフォーマンスで惚れた人の期待をそのまま音にしたような、彼女の美声をシンフォニックなゴシックメタルサウンドが引き立てる路線。

何と言っても雰囲気が最高です。
もうパッと聴いただけで、吸血鬼の棲む城の蝋燭に照らされた廊下だったり、ダークな悲劇が繰り広げられる舞台の観客席だったりに、精神が飛んでしまいそうな、それ自体に求心力と即効性のある、シアトリカルな音。COFの耽美部分を強調して抜き出した感じ。ラストのカヴァー曲がめっちゃ浮いてたり、メタル部分のプロダクションが少し弱いとは思いますが、ムードは最高クラス。妙に正統派っぽいCOFより、むしろ吸血鬼っぽい世界観は強いかも(笑)。

ゴシックメタルの看板女性シンガーのソロ作って、コンテンポラリーだったりポップだったり、その人のバンドでは見られなかった側面や、歌自体に焦点を当てた作風が多い印象なんですが、この人の作品はCOFなどでのパフォーマンスからのイメージの通り…というか、そのイメージをより強調した路線だと思う。個人的にはゴシックメタルとしてもWITHIN TEMPTATIONやNIGHTWISHなどのメジャー系より断然好きです。しっかり耽美で暗くて華やかですもん。


SARGEIST - Let the Devil In ★★★ (2011-01-27 22:48:16)

2010年発表の3rd。

このバンドは「Tyranny Returns」を聴いてましたが、その頃の地下プリブラ振りと比べると、進化しすぎてほぼ別物になってますね。疾走パートを重視し、北欧特有のメロウなトレモロリフで攻める作風は、プリブラよりもファスト/メロディック系に近い価値観の音だと思う。

へヴィネスを重視しない、シャーシャーした音質に、プリミティブ性を感じられますが、分離の良さ、メロディの聞こえさせ方、迫力共に十分だし、そもそも曲自体がミニマリズムよりドラマ性を重視しているような感じなので、「プリブラっぽくない」音ではあると思う。
なのにプリブラ特有の危険さ、陶酔感は残っているのが素晴らしい。

怒涛の疾走と、リフの振りまくノイズの粒子の中から聴こえてくるメロディは、うっとりするくらい美しいし、ヴォーカルの目一杯に叫んでいる絶叫もかっこいい。
ブラックに興味がある人が、プリミティブ系に入門するための作品としてもうってつけかも。


SARGEIST - Tyranny Returns ★★ (2010-04-29 00:58:00)

2001年発表のデモを、05年にMoribund RecordsがCD化して再発したもの。
同レーベルから1stが先にリリースされてますが、制作年はこちらの方が先。
まずイントロにあたる1曲目から、「クサメロ」と言っても過言ではないほどの印象的な
メロディのリフで攻める展開で、「これはメロウさを武器としたプリブラかな…?」と
思わせますが…本編は、アトモスフェリックなキーを導入した曲、名作「Transylvanian
Hunger」期のDARKTHRONEのような荒涼感を醸し出す曲もありますが、基本的にはRAWで、
スラッシュの影響が強い、ダーティなタイプ。本編は多くの曲でリフのメロディが
死にかけているレベルのRAWさですが、この生々しさがかっこいいですね。
ただ、イントロや間奏曲、キーボードなどのメロディを聴く限り、「メロウなプリブラ」でも
名盤クラスの作品を作る実力のあるバンドだと思う。独りブラックのMORTUALIAを始め、
数々のブラックメタルバンドに関わるShatraugは、活動の活発さでも、アングラな妖気を
表現する才能でも、MikkoやSatanic Tyrant Werewolfと並ぶ、フィニッシュ・ブラックの
重鎮と呼べる存在なのかもしれませんね。


SARKE ★★ (2009-11-11 22:25:00)

KHOLD、TULUS、OLD MAN'S CHILDのSarkeと、DARKTHRONEのNocturno Cultoによるプロジェクト。
クレジットを見る限り、バンドの主導権はSarke氏が握っているようですね。
まあ、バンド名からして「SARKE」な訳ですが。


SARKE - Vorunah ★★ (2009-11-11 22:21:00)

2009年発表の1st。

構成員の在籍したバンドである、DARKTHRONEやSATYRICON、KHOLDの最近の作品を聴くと、過度なモダン化を避け、黎明期以前の暗黒スラッシュと未分化だった頃のブラックメタルのアングラなエナジーを揺り戻そうという動きがあるように感じられるんですが…この作品も明らかにその流れの中にあると思います。意図的に「発狂ヴォーカル」「トレモロリフ」「ブラストビート」などの、最近のブラックメタルバンドに典型的な要素に頼り切らない曲作りに、特にそれを感じます。

後半で聴けるキーボードの導入の仕方や、一部でのゴシックメタルにも通じる繊細なメロディを聴くと、単に昔のアングライズムを取り戻そうというだけでなく、現代的な要素も取り入れて更に良い物にしようとしているのも感じられます。ライブハウスやスタジオで酒呑んでやさぐれてるて暴れてるだけではない、確かな現代性・理知性が曲の中にしっかりと息づいていると思う。

ただ、Nocturno Culto氏のヴォーカルはちょっと苦手かも…。
KHOLDのGard氏のスタイルに似た、野太い、デス声未満の歪みの濁声で、「俺こそがブラックメタル界の首領(ドン)だぜ」みたいな威厳は感じられるんですが…単純にこういうスタイル苦手なんですよ…私がスラッシュを余り聴かない理由がそれだったりしますし。

とはいえ、曲はバラエティに富み、かつ質も高いのでメンバーの在籍したバンドが好きならばチェックする価値は十二分にあるかと。特に最近のノルヴェジアンブラックの、原点回帰プラスαみたいな流れに注目している方なら必聴でしょう。


SARKE - Vorunah - 13 Candles ★★★ (2009-11-11 22:23:31)

Sarke氏、作ろうと思えばメジャー級のシンフォニック・ゴシックも作れるんじゃないでしょうか…少なくともこの曲の、キーボードの繊細なメロディセンスは、第一級のゴシック系のバンドと比べてもなんら遜色ないと思う。


SARKE - Vorunah - Dead Universe ★★★ (2009-11-11 22:24:59)

ラストで遂にブラスト解禁!!
やっぱベテランが「ここぞ」という時に演ると迫力が違う…。
でも、頑なにトレモロには頼らないんですね…。


SARKE - Vorunah - Old ★★ (2009-11-11 22:24:19)

オールドスクールなブラックメタルサウンドに乗せてガナられるテーマは…老い!?お迎えが来たようなキーボードまで使われてるし、サタニズムとは全く別の、ブラックジョーク的な黒さがありますね。