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Usher-to-the-ETHERさんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 6901-7000
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Usher-to-the-ETHERさんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 6901-7000
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ZABADAK - Pieces of the Moon - 満ち潮の夜 ★★★ (2006-10-16 23:21:41)

荒野の夜を思わせるような、乾いた、でも叙情美溢れる曲想が印象的。
歌メロも全体的にキャッチーかつ愁いの篭もったものですし、情熱的なアコギの伴奏とも相まって取っ付きやすい世界観を持った曲だと思います。これは個人的には「一聴き惚れ」でした。切なくもかっこいいです。


ZABADAK - 宇宙のラジヲ - Deir Paidir ★★★ (2007-10-11 21:48:45)

ここでこの曲をリメイクしてくれたのが凄く嬉しい…
アコースティックなアレンジになっても、特に静かな曲調になっているわけでもなく、原曲と同様の民族的なメロディのキャッチーさを存分に楽しめる仕上がりになってます。こっちの方が民族的なフィーリングがアップしてるかも。


ZABADAK - 宇宙のラジヲ - Psi-trailing ★★★ (2007-10-11 22:01:41)

個人的にZABADAKでもトップクラスに好きな曲が、吉良さんの囁くようなヴォーカルと生楽器によるアコースティックアレンジでリメイク…これだけでももう大満足。基本的にアコースティックながら、敢えてコーラスにエフェクトを用いている箇所もあって、それが曲の世界への耽溺をより強めてくれます。


ZABADAK - 宇宙のラジヲ - カシオピイア (2007-10-11 21:52:25)

ZABADAK版「たなばたさま」でしょうか。
メロディの感じがそっくり。見上げる星がベガとアルタイルじゃなくてカシオペアになった感じ。歌詞の「きつきとまはせ」という表現が好き。


ZABADAK - 宇宙のラジヲ - 宇宙のラジヲ ★★★ (2007-10-11 21:45:31)

木漏れ日の降り注ぐ森のベンチで、父が子供に歌い聴かせているかのようなやさしい雰囲気の曲。なんだか、凄く作り手の人柄が偲ばれるような曲なんですけど(笑)。


ZABADAK - 宇宙のラジヲ - 双子の星 ★★★ (2007-10-11 21:57:32)

小峰さんの夜空の赤い星に向かって祈祷を捧げているかのような、シャーマニックなコブシの入った歌唱が非常にかっこいい曲。この人も本当に良いヴォーカリストだなぁ…吉良さんのハモリも懸命に付いていこうと頑張ってます(笑)。


ZABADAK - 桜 ★★ (2007-02-20 15:52:00)

93年発表の、上野洋子さん在籍時としては最後のアルバム。
ジャンルとしては、ケルトを主に民族音楽の要素を取り入れた幻想的なポップスといった
感じでしょうか。最近になって、KIRCHEを始めとしてASHADAやMAPLE LEAFなど、この路線の
良質なフォロワーが出てきていますが、10年以上前の作品ながらクオリティにおいて
それらフォロワーに道を譲るものではありません。水の波紋が広がるようなイメージを喚起する
幻想的なアレンジ、その情感を倍加して増幅する上野洋子さんのヴォーカル、心に直接
染み入ってくるような叙情的なメロディから構築される世界観が素晴らしく、日本の
ポップス史に燦然と輝く名盤と言ってさしつかえないアルバムではないかと思います。
ちなみに吉良さんがメインで歌う曲も数曲ありますが、割とナルシスティックな声で
悪くないです。でもこういう構成のユニットって大体男も歌いますよね。何故だろ。
安易なコマーシャリズムに流されない良質なポップスとして万人にお勧めしたい音楽性ですが、
J-POPの全てがコマーシャリズムの奴隷だという妄想に取り憑かれている音楽ファンや
自分から良い音楽を模索しない受動的なリスナーには届きにくいでしょうね…惜しい事です。
しかし、この作品はもう廃盤だとか…日本の音楽業界は腐ってますね。
他に廃盤にするべき作品は他にもあるでしょうに。でも上野さんがヴォーカルの曲の大体は
「20th」や「PIECES OF THE MOON」のベスト盤に収録されてますし、無理してプレミア価格で
買う必要はないかも。吉良さんのファンなら元値以上出す価値はあるかもしれません。


ZABADAK - 桜 - Psi-trailing ★★★ (2007-02-20 18:58:38)

完璧……。
意識の底に直接作用するようなヴォーカルとアレンジの溶け込み具合、新居昭乃さんの手がけた詞の「Tra ra Psi-Trailing」という美しい響き…これを聴いていると、自分だけの聖域を手に入れたような気持ちになります。
これはもっと知れ渡って良い超名曲だと思います。…この際だから言ってしまうと、「日本人なら全員聴け!!(命令)」


ZABADAK - 桜 - Tin Waltz ★★★ (2007-02-20 19:01:36)

子供の頃の、暗くなるまで遊んで帰る時の風景が目に浮かぶような、聴いていると段々優しい気持ちになっていく曲。しかし、険悪状態で生み出されたのがこんな優しい曲だとは…(笑)。それだけ二人の創造性が高いとも言えるんでしょうけど。


ZABADAK - 桜 - 休まない翼 ★★ (2007-02-20 19:03:55)

吉良さんの味のある歌唱が、爽やかなメロディに更なる飛翔感を与えているなかなかの曲。吉良さんの歌い方ってちょっとキザっぽい気がする(失礼?)けど、この曲は彼のヴォーカルじゃないと駄目という感じがします。


ZABADAK - 桜 - 五つの橋 ★★★ (2007-02-20 15:56:30)

アート性とポップ性のバランス感覚に極めて優れているという点では、路線は違えどALI PROJECT辺りに通じる物があるかも…と評論ぶった事を書いてみましたが、実はもうイントロの時点でうるっと来てます(笑)。私的にポップスはこうあるべきという見本のような曲。


ZABADAK - 桜 - 百年の満月 ★★★ (2007-02-20 19:06:00)

イントロの印象的なスキャットからして吉良さんの魅力全開。
なんかヴォーカルを通して彼の持っているロマンティックさが伝わってくる気がするんですよね。ちょっと濃い気もしますが、名曲といえるのではないかと。


ZARATHUSTRA - Perpetual Black Force ★★★ (2012-08-30 23:32:27)

2003年発表の2nd。

触りだけ聴くと、イカレ系のリードギターやスラッシーなリフなど、オールドスクールな要素の強い、背徳的でダーティなブラックメタル…という印象ですが、このバンドはそれに加えてメロディック・ブラック的な冷たく叙情的なメロディもかなり取り入れているのが特徴ですね。オールドスクールな熱気と、ジャーマンメロブラの冷気を上手く両立させたような路線。

基本冒涜的でテンションの高い音なんですが、そこに不意に入ってくるメロウでエピックなメロディにハッとなるんですよね。ただ冷気を伴うだけじゃなくて、ドイツ産らしい厳かというか格調高い感じもあるのがミソでしょうか。メタリックなリフ捌きで、ミドルパートもしっかり聴き応えをもって聴かせる音作りとも相俟って、かなりドラマティックな作風。

多少アングラ臭も感じはするんですが、オーバープロダクションでもRAW過ぎでもない、丁度良くダーティな音質、鋭い声で時にタメも聴かせつつ喚きまくるヴォーカル等、どの要素もこの手のブラックとしてしっかり魅力的に作られてる感じで、総じて質の高い音と言えると思う。オールドスクール派もメロディ派も是非聴いていただきたい作品です。


ZAVOD (ЗАВОДЬ) - Through the Circle and Five Angles (Крізь коло і п'ять кутів) ★★★ (2016-05-19 23:48:35)

2013発表の2nd。

土着的メロディで人気を博するバンドの多いウクライナですが、このバンドも非常に魅力的なメロディをトレモロリフに織り込んだメロディック・ブラックを演っていますね。土着的で湿り気を帯びつつも、どこかエモーショナルでむせび泣くようなメロディ使いが非常に魅力的。ただこのバンドの場合、パンク/ハードコアの要素を取り入れているようで、他のメロブラよりも衝動性が高い音なのが特徴。

トレモロのメロディを強調しながらも、耳に突き刺さるような刺々しさのあるリフのRawな音色、疾走パートに於ける炸裂感、そして殺意や憎悪をぶつけてくるかのごとき、歪み切りつつも感情の感じられる絶叫ヴォーカル…これらの要素が、より音を感情に満ちたものにしていて、前述のむせび泣くようなメロディの魅力を更に浮き上がらせているんですよね。

流石Hidden Marlyだけあって、どこでこんなバンドを見つけてくるんだろう…と感心してしまうような一枚。聴かせどころがはっきりしていて、魅力が伝わりやすい良質な作品です。


ZENITHRASH - RESTORATION OF THE SAMURAI WORLD ★★★ (2011-04-26 19:26:32)

2011年発表の1st。

銭スラッシュって必殺技っぽくてかっこいいですよね!
…え、ZENITH+THRASH?知ってます(笑)。
一言で言えば和楽器メロブラなんですが、めっちゃ個性的で面白いですよ。

まず、イントロの尺八と三味線、亡霊クワイアに語りが乗る、サムスピのオープニングみたいな音からして期待通りで、思わず笑みが漏れてしまいますが…続いて曲に入ると、いきなりトレモロを妙な響かせ方で聴かせる凝りっぷり。どことなく、音の響きは尺八や能管などの、深みのある響きを模している感じもします。この導入で、「ああ、アルバム買って良かったな…」と早くも感銘(笑)。

続いて出てきたメロデスっぽい刻みリフも、どこか殺陣を思わせるスリルが伴っていると思うし、亡霊クワイアもフィーチャーしたアンビエント風のパートは、襖で仕切られた真っ黒な和室に、悪霊が充満しているような不気味さを感じさせたり、聴いてて嫌でも「和」に関連した光景が瞼に浮かんでしまう。多少バタバタしたドラムも、討ち入りを思わせて却って味になってると思う。

しかしこれ、和旋律や和楽器、侍的な世界観が強烈な個性を放ってますが、例えそれを取り去ったとしても尚、個性の強さとクオリティの高さが残るであろう完成度があるのが、心底凄いと思う。頭のトレモロの聴かせ方1つからもう凝ってるし、展開は非常にドラマティック。グロウルとスクリームに、Garm風のオペラティックで、少しトリッキーなクリーンを使い分けるヴォーカルもかなりの実力。

年の頭に出た作品ですが、早くも年間ベスト候補の出現です。
…どうでもいいですが、このレビュー買いてたら、「クワイア」が「慈姑亜」と変換されて笑いました(笑)。でも「慈姑亜」の方が字面的にはフィットしてる感じがします(笑)。


ZILCH - 3・2・1 ★★ (2004-05-18 20:43:00)

最近はこのアルバム、ブック・オフなんかで250円で売られてるんですね…
とにかくこのアルバムは音が重い!!なのにポップで聞き易いという、絶妙な匙加減がzilchがzilchたる所以でしょうか…もう殆ど洋楽を聴いている感覚に近いですね。
また、私は正直HIDEの歌い方は今まではあまり好きではなかったんですが、このアルバムに来てかなりの上達振りが見られるのが嬉しいです。特にがなり声がかなり様になっているというか、迫力があるのでかっこいいです。ソロ作品もこんな風に歌ってくれればもっと好きになれたのにな。


ZILCH - 3・2・1 - WHAT'S UP MR. JONES? ★★★ (2004-05-18 20:43:07)

Xの「DRAIN」をカヴァーした曲。
正直言うとボーカリストとしてHIDEは自分の中ではTOSHIに遠く及ばないと思ってたんですが、この曲はHIDEが歌ったほうが全然かっこよくなってると思います。歌詞はデビッド・ボウイへの皮肉と聴いたんですがホントでしょうか?


ZORN ★★ (2013-07-18 13:44:50)

Terror Black Metalを自称する、ドイツのブラックメタルバンド。
元ISEGRIMのメンバーが絡んでます。


ZORN - Menschenfeind II - A.N. ★★ (2013-07-18 13:45:27)

2009年発表のおそらく4thか5th。

前半が2003年に制作した音源で、後半が2007年制作の音源という、多少変わった構成になっているようですが…作風の方は殆ど変わりませんね。氷の礫が吹き付けるようなディストーションに、時折ギラついたメロディが絡む攻撃的な作風で、如何にもジャーマンブラックな冷たさに満ちた音。薄っぺらい音ではなく、しっかり音圧もあるのが暴虐な作風を引き立ててますね。

何気に注目したいのはヴォーカルの表現力。人間性を失くした様な、完全にノイズと化した声ではなく、地声成分も混じった人間的な感情の混じった絶叫なんですが、これがなかなかに壮絶。氷の礫の吹き荒れる音像の中で声を枯らさんばかりに叫び続ける、おそろしく必死さが伝わってくるような叫び声。白目剥いて歌ってそうっていうか、絶対直立不動では出せない声だと思う(笑)。

ジャーマンブラックでも作風を重ねてキャリアのあるバンドなので、目新しさはない変わりに安定して暴虐な音を提供してくれている感じですね。ドイツ産のブラックをある程度聴きこんでて、他の国のブラックよりも波長が合うと感じた人なら確実に楽しめる作品だと思います。


ZYKLON - Disintegrate ★★★ (2008-05-26 19:10:00)

2006年発表の3rd。
仏像ジャケが印象的ですが、これSUNN O)))のSOMAが手掛けてたんですね…。

2ndは聴いてないんですが、サイバー/インダストリアルな要素を取り入れたブラックメタルのスタイルで、プロダクションもEMPERORの3rdのものをトレースしたようだった1stと比べるとほとんどデスメタルと化してますね。音質も分離やバランスが良くなり、より直接的に暴虐さを伝えるようになって、その中でSecthdamonの低音咆哮デス、Samothのリフ、Destructhorのリードフレーズ、Trymの豪腕ドラムの4者全てが上手く噛みあい、激烈さを表現してます。

1stよりもブラックらしさは減退しましたが、より狙いが明確になった感じで好きです。
私はこの手の音源は聴いていて激しさが気持ち良さに繋がるかどうかや、演奏、特にリフがかっこいいかどうかを重要視してるんですが、この作品はどちらもかなりのレベルで流石というほかないですね。欲を言えば、ヴォーカルは低音デスと絶叫に専念して欲しかったかな…基本かっこいい声ですが、濁声でほんの少しメロ付けて歌うような所はちょっと微妙かも。
デス化に伴って、サイバー要素もほぼ駆逐されてますが、メロディから感じられる無慈悲さは1stのサイバー要素が醸し出す無機質な世界観と通じる物があるのかもしれません。

ただ…私は日本盤を買ったんですが、帯や解説がちょっとチープな感じなのはご愛嬌としても、対訳が余りにも直訳でバンドへの愛情が全然感じられないのが残念。「Ferocious circle of fiends」を「恐ろしい友達の輪」と訳してたり全く意味不明な所もあるし…。この人、COFのNymphetamineの対訳もやってましたが、全然ヴァンピリックでゴシックな世界観を表現できてなかったし、ブラックの対訳は向いてないんじゃないでしょうか。Faustの思想に影響された歌詞を、分かりやすく、かつそれらしく訳せる人材を使って欲しかったです。

とはいえ、音は一級品なのでエクストリームメタル好きなら買いのアルバムだと思います。


ZYKLON - World ov Worms ★★ (2004-09-02 20:38:00)

EMPEROR3rdが好きでサイバーな物がいける方に是非お勧めしたい、ZYKLONの1st。

音的にはEMPEROR3rd位の音質で、ブラック特有の邪悪さや荘厳さの代わりにサイバーな要素を追加して更にブルータルにした様な音…というのが近いでしょうか。バンドが変わってもやっぱりTrymのブラストは凄いの一言。殆ど音の壁と化してます…「荘厳さが無いんじゃなぁ…」と敬遠されている人は⑦のWORM WORLDという曲を聴いてみて下さい。「流石Zamoth様!!」と崇めたくなる位に(笑)荘厳で邪悪なリフが出てきます。

ヴォーカルはLimbonic Artというバンドからのゲスト参加らしいのですが、かなり上手いです。①のイントロのハイトーンなどを聴くと普通に歌っても上手そうな声をしています。ただ個人的にはもっとエグい声のほうが良かったですね。またUlverのTrickster G(Garm)が③の語りと⑧の普通声で参加しています(何故か日本盤の解説にはTrickster GはEMPERORの元メンバーのAlverだという事になっているんですが…誤植でしょうか?)。

それともう一つ、歌詞はなんとEMPEROR1st制作時のメンバーであるFaustの担当です。歌詞の下の所に解説まで付けているので、彼等の思想がより理解しやすくなっています。近未来的な世界観の詞を以って宗教という伝統ある物を批判しているのが興味深かったです。


ZYKLON - World ov Worms - Chaos Deathcult ★★★ (2005-05-03 22:14:16)

キリスト教の「審判の日」や死後に輝かしい世界が待っているという思想を、「命を否定するカルト宗教」と定義し非難する曲。
ブラックメタルの世界観に耽溺していたらいつのまにか近未来の人体実験場に連れて行かれたかのような曲で、Akkerhaugenも加わり3人がかりで作曲しているだけあってリフが良いです。


ZYKLON - World ov Worms - Storm Detonation ★★ (2005-05-03 22:14:34)

この歌詞はカルトリーダーの頭の中を具現化したものらしいですね。
タイトル通り、手数の多すぎなドラムと暴虐なリフが暴風雨を巻き起こすかのような楽曲です。


ZYKLON - World ov Worms - Terrordrome ★★ (2005-05-03 22:14:54)

人類の自分達を絶滅させることの出来る能力についてや、広島への原爆投下について考え、もし同じ事が行われたらどうなるかについて言及した歌詞が印象的な曲。歌詞を担当しているのはあのFaustですが、彼は日本の今の平均的な若者よりずっとこういう事を真剣に考えているんじゃないかと思います。


ZYKLON - World ov Worms - Transcendental War: Battle Between Gods ★★★ (2005-05-03 22:15:08)

Trickster GことGarmが普通声で参加している曲。
やっぱり彼の声って気品があって良いです。Daemonもそれに応戦するかのようにメロディを加えたデスヴォイスで対抗し、正に「神々の黄昏」に相応しい破滅的な合唱(?)を奏でています。


ZYKLON - World ov Worms - Worm World ★★★ (2004-09-02 20:37:55)

ブラック特有の荘厳リフがかっこいい曲。
寒気で体が攀じれそうになる程の優良リフですね(笑)
ZYKLONを敬遠しているEMPERORファンにも是非聴いて欲しい楽曲です。


ZYKLON-B ★★ (2006-04-20 22:18:00)

Vo : Aldrahn(DODHAIMSGARD等)
Gt&Ba : Samoth(EMPEROR等)
Ds : Frost(SATYRICON等)
Key : Ihsahn(EMPEROR等)
…という豪華メンバーが結集したプロジェクト。
これだけバンド掛け持ちしてる人が多いと、関連付けも大変(笑)
SamothはZYKLONのインタビューで、「ZYKLONは毒ガスのチクロンBから
取った訳ではなく、嵐という意味だ」と言ってましたが、このバンド名は…


ZYKLON-B - BLOOD MUST BE SHED ★★ (2006-04-20 22:26:00)

ブラック界の豪華メンバーによる共演作。
再発盤は4曲入りですが、原盤は3曲入りだったらしいですね。

Trym以外のEMPERORのメンバーが二人とも参加しているという事で、シンフォニックなブラックを想像するかもしれませんが、意外にもロウでファストなブラックです。キーボードはほんの飾り程度にしか入っていませんが、やはりそこはIhsahn。最小限の音で最大限の効果を上げているように思います。例えて言うなら、真っ黒なブラックメタルサウンドをキーが照らし出した結果、妖しく蠢く人影が更に濃く見え、より強い恐怖を感じるといった雰囲気です。3曲目なんかはほんのちょっとですが、初期のEMPERORにも通じるものを感じたり。
ただ、正直言うとAldrahnの苦しそうながなりヴォーカルは少し苦手かも。なんか詰まってる感じがするんですよね…。

それにしても、歌詞カードにこのバンドは政治や人種に関する思想に関係がないみたいにありますが…このバンド名でそれを言いますか(笑)


cali≠gari ★★ (2004-10-06 10:54:00)

昭和歌謡に始まりフォークやテクノ、ジャズなど様々な音楽性に手を出すごった煮音楽集団・cali≠gari。
村井研次郎さんのスラップ・ベースや桜井青さんの時に人間の感情を上手く描写し、時にグロさとポップさを両立させる作詞能力は一度聴いた者を虜にしてしまう力を持っています。
更に「嘔吐」「マグロ」「君が咲く山」などの一聴するとポップで能天気に思えるのに、実は良く歌詞を読むとグロい…という新しいジャンル「奇形メルヘン」を発明し、既存の音楽の模倣に留まらない深い才能を感じさせます。
それにしても、青さんはともかく、秀仁さんの詞って難しすぎると思いません?
「近代的コスメ唱歌」なんて分かり易い皮肉で面白いですが、曲によっては何の事を歌ってるのかさっぱり分からないものもあったり。


cali≠gari ★★ (2005-04-16 14:26:00)

>szさん
別に無理に好きになる必要はないと思いますよ。
私は「マグロ」「君が咲く山」等のグロさとポップさの両立や
「デジタブルニウニウ」「東京病」を同じアルバムに入れるセンスには感銘を受けますし、
「冷たい雨」「ただいま。」等の歌詞にはほろりとさせられてしまいますが、
そういうのって他人に強制できるものではないと思います。
むしろ良い所を探そうと思って無理に聴くと、より嫌いになってしまう恐れもあるかもしれないですしね。
ただ、「この曲を聴け」という主旨のページでそういう発言をわざわざ書き込む心理というのは、どうも理解しかねますが…
>中曽根栄作さん
ホモ=桜井青さん、天然=武井誠さんですね(笑)
このバンドって変なキャラ付けも面白いですよね。戦隊モノみたいな(?)。


cali≠gari ★★ (2005-05-18 20:47:00)

>ポナイポさん
登録どうもです。でも大丈夫ですよ。
「青春狂騒曲」はアルバム「8」にちゃんと入ってます。


cali≠gari - 8 ★★ (2005-05-14 22:27:00)

2003年発表の、メジャーでは2枚目となるオリジナルアルバム。
このアルバムを出した後、暫くの後にバンドは活動停止になってしまいます。
「実験室」の名こそ付いていませんが、実験的な要素は以前よりも強くなったアルバムで、
「虜ローラー」「読心」などの空間全体を利用した、メロディよりも音響を重視した作品が
特に耳を引きます。これらの楽曲と「新宿ヱレキテル」「破れた電報」などの情念を込めた曲の
乖離を見るに、活動停止も仕方ないのかなぁ…と思います。その後出された秀仁さんの
プロジェクト「goatbed」の1stも買いましたが、殆どテクノになってましたし。
そんな中で、音響と情念を折衷させた名曲が「パイロットフィッシュ」。
ドワ~とした響きの低音と破滅的かつ日常的な歌詞が不気味なほどにマッチしています。
また、音響重視以外の、バンドサウンドで聴かせる楽曲もキャッチーでない、一筋縄ではいかない
展開を持った曲が多く、全体としては今までよりも難解になった印象のアルバムです。
個人的には展開は良いんですが、このバンドの持つブラックユーモア的な部分が薄いことが少し残念。
やっぱりこういうサウンドにはあまり合わないのかな?


cali≠gari - 8 - その行方 徒に想う・・・ ★★ (2005-05-17 23:06:53)

いきなりな打ち込み音で始まる曲。タイトルは「そのゆくえ、いたずらにおもう・・・」と読みますが、私は普通に「あだにおもう・・・」と読んでました…
曲のテーマは「いかにグルーヴ感を出さないか」らしいです…ひねくれ過ぎ(笑)歌メロがぶつ切りで、全くキャッチーじゃないのは、歌メロがこうであってもポップに仕上げられると証明したかったのでしょうか。


cali≠gari - 8 - ダ・ダン・ディ・ダン・ダン ★★ (2005-05-17 23:20:01)

シングル曲を除けば、アルバム中で最もポップな曲。
…とはいっても、途中いきなりコーラスをバックに語りをやったり、テクノっぽくなったりするので練り込み度は他の曲以上。キメが多いので、バンドで合わせたら楽しそうです。


cali≠gari - 8 - パイロットフィッシュ ★★★ (2004-10-01 14:22:27)

ドワ~ンと歪んだ低音が閉鎖的な空間を演出する曲。
こういう空間を利用した曲というのは得てして歌メロが弱くなりがちですが、この曲では「およげ!たいやきくん」を思わせる哀愁あるメロディを聴く事が出来ます。タイトルの「パイロットフィッシュ」とは水槽の水質調整のために先に水槽に入れられる魚の事。


cali≠gari - 8 - 新宿ヱレキテル ★★ (2005-05-17 22:57:50)

桜井青さんの歌う、新宿2丁目系(?)情熱歌謡。
巻き舌入ってたり、くどすぎるほどくどい(誉めてますよ、念のため)ヴォーカルが非常にいい味出してます。青さんのヴォーカルではこれが一番好きですが、「パイロットフィッシュ」「破れた電報」という、物凄い暗い曲に挟まれる曲順は合ってないと思う。


cali≠gari - 8 - 青春狂騒曲~青雲立志編~ ★★★ (2005-05-17 22:52:42)

アルバム中、一曲だけ明らかに浮いてる爽やか疾走系の曲。もともとcali≠gariに取ってはメロディの良さも武器の一つだと思うんですが、その楽曲の中でも最上級に良いメロディです。個人的には、シングルもしくはベストに入ってる台詞無しのテイクの方が好き。


cali≠gari - 8 - 白い黒 (2005-05-17 23:16:05)

一言で表すと、なにがなんだか分からない曲。
攻撃的にも聴こえるし、シンセの音色はムーディーだし、そうかと思えば鈴木慶一さんの演説とか入ってるし…未だにこの曲、よく分からないです。「知にまみれた正常。気は平気か?」=「血にまみれた星条旗は兵器か?」の掛け言葉の上手さには唸らされます。


cali≠gari - 8 - 虜ローラー ★★ (2004-10-02 09:35:00)

テクノ好きの石井秀仁さんらしい、凝りに凝ったリズムを持つ曲。
cali≠gariの曲の中でも空間的要素の強い曲で、コーラスの使い方やリズムに耳を傾けると段々気分が良くなっていきそうです。


cali≠gari - グッド・バイ ★★ (2004-10-06 10:55:00)

活動休止に合わせて出されたベスト盤。新曲2曲入りで既存曲も一部録り直されていたりします。
奇形メルヘンな「君が咲く山」、泣けるバラード「冷たい雨」、アンビエントな感触の強い「空想カニバル」、テクノ色の強い「フラフラスキップ」など、その多彩な音楽性を一通り網羅しているので、cali≠gariの楽曲を初めて聴く人にはもってこいのアルバムだと思います。
…ですが、あまり同路線の曲は入れない方針が貫かれているためか、「ただいま。」や「『依存』という名の病気を治療する病院」などのスタンダード性を持った曲がイマイチ少ないのが少しネックです。


cali≠gari - グッド・バイ - まほらばぶる~ず ★★ (2004-10-06 10:56:37)

「第7実験室」収録曲のリメイク。
第7~の時は著作権により歌詞を改訂せざるを得なかったんですが、こっちでは元の歌詞のまま歌っています。歌われる内容は全て太宰治が川端康成に対して送った芥川賞の受賞を哀願する書簡からの引用で、「経済的にすくはれたなら」とか「私を見殺しにしないで」とか歌われるのを聴くと、あの大作家も必死だったんだなぁという事が分かって面白いです。
ただ、ヴォーカルが第7~の時より細くなっているのがネックでしょうか。


cali≠gari - ブルーフィルム - ブルーフィルム ★★ (2004-10-01 14:23:28)

まるで青春映画のエンディング・テーマかのような、爽やかなメロディで疾走していく曲。ハイハットの刻みがフィルムリールの音の様に聴こえるのは狙っているのでしょうか。ベスト盤には1stプレスのテイクが使用されていますが、個人的には2ndプレスで取り直したヴァージョンのほうがヴォーカルが前に出たミックスで気に入っています。


cali≠gari - ブルーフィルム - 真空回廊 ★★ (2004-09-29 21:42:26)

たおやかなピアノをメインとした、3拍子の楽曲。
音響面での「美しさ」はcali≠gariの曲の中でも上位に食い込む曲だと思います。サビでたおやかさを打ち消さずに視界が広がる展開も見事。


cali≠gari - 再教育・右 - せんちめんたる ★★ (2005-05-17 23:03:23)

確か放火について歌った曲、だったかな…?
一見して気味の悪い歌詞に、「楽しく笑ってお茶飲んで暮らすから」といきなり日常的な表現を挿入し、さらに不条理な感じを演出する手法には「さすが!!」と、もう喝采を送りたい気分です(笑)「目には目を、歯には歯を」の掛け合いもかっこいい。


cali≠gari - 再教育・右 - リンチ ★★★ (2004-09-29 21:10:54)

「追伸・僕は死にました」の一言からメロディアスに疾走する楽曲。
作曲者の桜井青さんが「日本語特有の陰惨さを表現したかった」と語る通り、テーマはかなりヘヴィ。周りに流されて相手をいじめてしまい、その相手が自殺、自分もその後を追おうとするが死ねずに日が暮れる…という内容で、最後のがなり気味で歌っている所等は聴いていて泣きそうになります。いじめていた同級生が悲しいふりをして葬列に加わる事を皮肉った「用意された葬列 ミナゴロシニシヨウ」という一行も強烈。


cali≠gari - 再教育・右 - 禁色 ★★ (2004-09-29 21:42:46)

cali≠gari流のタンゴ。
オルガン風のレトロな音色と石井秀仁さんの無駄にセクシーな(笑)ヴォーカルが聴き所。ムックの「イタイ手紙」という曲はこの曲とそっくりなイントロを持っていますが、オマージュでしょうか。


cali≠gari - 再教育・右 - 僕は子宮 ★★★ (2004-09-29 21:43:58)

ジャジーなピアノが活躍する、お洒落な感じの曲。
この曲だけかなりこもった音質(特にヴォーカルは音が割れ気味)ですが、それが逆に何かに包まれるかのような雰囲気を曲に与えているのが面白い。


cali≠gari - 再教育・左 ★★ (2005-05-15 21:53:00)

2001年発表のベスト盤。
メンバーチェンジにあたり、過去の曲を録り直したアルバムで、どちらかといえば
マニアックな曲を集めた「再教育・右」と対になっています。
今では手に入りにくくなってしまいましたが、桜井青さんのブラックユーモアやシニカルな
視点の中に隠された暖かさを感じさせる詞と、昭和歌謡にインスパイアされたと思われる
キャッチーかつ泣き度の高いメロディが頭から尻尾まで万遍なく詰まったアルバムで、
もし店などで見かけたら四の五の言わずにゲットを推奨する名盤です。
なんでこんな良いアルバムを廃盤にしてしまうんでしょうね…もはや文化の損失です。
これこそcali≠gariを知らない人に聴かせるには絶好のアルバムだと思うのに。
ファンならばレア物を取り扱う店に出向いてでも買うべし、です。


cali≠gari - 再教育・左 - 「依存」という名の病気を治療する病院 ★★★ (2004-10-02 09:33:42)

この曲はタイトルからして私のツボを突いています(笑)
昭和風のメロディに内省的な歌詞を載せて疾走、という音楽性は他のV系でも見受けられるパターンかと思いますが、cali≠gariの曲はシリアスさや描写の上手さでは他の有象無象を全く寄せ付けないレベルの高さです。それが最も良く分かるのがこの曲でしょう。是非「♪君は『依存』という名の病気を治療する病院で~」からのパートを聴き、そして泣いてください!!


cali≠gari - 再教育・左 - 君が咲く山 ★★★ (2004-09-29 21:05:07)

鼓笛隊を大胆に取り入れた音が新鮮な曲。
歌詞はピクニックに来た子供の目から見た風景の様にも思えますが、実は死体愛好についての曲です…!!歌詞の「野良犬くんと小鳥さんと仲良し小良し」という部分は殺した相手の死体に野犬やカラスが群がるということなのでしょう。


cali≠gari - 再教育・左 - 冬の日 ★★★ (2005-05-18 20:59:25)

聴いていると、歌詞の主人公が回想する、幼少の頃の優しい思い出に自分も触れているようで暖かな気持ちになれます。でも同時に、現在の自分と照らし合わせるとちょっとほろりとなってしまうんですよね…う~ん、複雑(笑)青さんは人の心を歌う詞を書かせたら天才的だと思います。


cali≠gari - 再教育・左 - 誘蛾灯 ★★★ (2004-09-29 21:44:14)

「もしも愛する人が非合法なクスリに手を出さないと生きていけない程の状態になってしまっても、変わらず愛していけるのか…」という重い問いかけが胸を打つ曲。
前半(というかAメロ)はアングラな感じですが、サビのメロディは美しく、アコギによるソロは泣きそうになります。しかしこのサビは一度鼻歌やりだすと止まらなくなってしまう(笑)


cali≠gari - 再教育・左 - 冷たい雨 ★★★ (2004-09-29 21:44:33)

桜井青さん曰く「最高傑作」のバラード。
救いを求めている主人公が最終的に前向きになるという内容の曲は、結局の所他人に縋っているだけの無内容なものが多いですが、この曲はそういう所に陥ってない所がすごいです。「僕が僕をやめる事、それが一番いけないことだよ」なんてシンプルで胸に刺さるフレーズなのでしょうか。正に作詞家としての青さんの面目躍如って感じですね。


cali≠gari - 第2実験室 改訂予告版 - 腐った魚 (2004-10-02 09:04:50)

雑誌の付録としてついて来たCDに収録された曲で、「第2実験室 改訂版」収録曲の別ヴァージョン。
フォークからの影響が感じられるバラードで、アルバム版ではわざとこもった音質にすることで水槽の中にいるような空間を演出していましたが、こっちは素直なアレンジになっています。


cali≠gari - 第2実験室改訂版 - オヤスミナサイ ★★★ (2004-10-06 10:55:52)

歌メロとアコースティックギターが爽やかな曲。ライナーを読むとこういう楽曲は「ネオ・アコースティック」というジャンルに分類されるらしいです。私は普段は結構ダークなものが好きなんですが、ここまで徹底して爽やかだといっそ心地良いです。


cali≠gari - 第2実験室改訂版 - 夏の日 ★★★ (2004-10-06 10:55:28)

デモテープ「第2実験室」を新メンバーで再録するにあたり、新しく追加された曲。
曲調的には綺麗なメロディが堪能出来るポップな楽曲…と言いたい所ですが、流石桜井青氏、それだけでは終わりません。やはり歌詞が素晴らしいです。後半の主人公が蝉の抜け殻を握り潰し(今までの自分との訣別の比喩と思われる)、旅立ちを決意するくだりなどはホント勇気付けられます。


cali≠gari - 第2実験室改訂版 - 嘔吐 ★★ (2004-10-02 09:32:28)

村井研次郎さんのベースは音楽好きの間では高く評価されているようですが、それが最も良く分かる曲。イントロからかっこいいスラップを使ったベースリフで聴かせてくれます。
カニバリスティックな歌詞も過激で良い感じ。


cali≠gari - 第6実験室 ★★ (2005-05-14 09:47:00)

石井秀仁、桜井青、村井研次郎、武井誠の布陣になってから、初のオリジナルアルバム。
2001年に発表された作品。
このアルバムはcali≠gariの中でも最も整合性のある作品だと思います。
「フラフラスキップ」「近代的コスメ唱歌」といった秀仁さん主導の楽曲と、
「ママが僕をすててパパが僕をおかした日」「ただいま。」などの青さん主導の曲では
明らかに路線が違うのに、このアルバムでは上手く共存できています。
この作品から秀仁さんが作詞・作曲にも参加していますが、彼の書く詞はブラックユーモアや
情景や心情の描写を得意とした青さんのそれとは違い、小生意気な(褒め言葉)風刺に満ちています。
例えば、しょぼいV系バンドがファンに呆れられ、離れられていく様子を歌った「近代的コスメ唱歌」
好きなバンドがリスナーのニーズに合わせられて音楽性を曲げられていく事を嘆き、
終いには「死んでください」と言い切る「マス現象」など、よくこのフィールドにいながら
こんな詞を書くなぁ…と、彼の度胸やセンスには感嘆します。
極めつけは「ドラマ『近代的コスメ唱歌』」として挿入されるショート・コント。
雑誌のインタビュアーと勘違い系V系バンドのインタビューシーンを描いたものですが、
約10分間失笑・苦笑の嵐です。これで笑えなかったらV系ファン失格!!と言いたくなる位
黒い笑いに満ちていて、下手な芸人のネタよりよっぽど笑えます。是非聴いてみてください。


cali≠gari - 第6実験室 - ただいま。 ★★★ (2004-10-02 09:36:00)

cali≠gariのバラードは聴いていると泣きそうになる程胸に来るものが多いですが、この曲はその中でも最も「泣ける」曲だと思います。
歌詞は端的に言うと失恋を歌っていますが、無理矢理前向きになろうとする主人公が痛々しくて共感してしまいます。特に家に帰っても「おかえり」を言ってくれる人がいないから自分で自分に言ってあげる所とか、苛立ちの余り壊してしまった目覚し時計を飾っておく所とか、これで泣かなきゃ何で泣く!!ってくらい心を震わすものがあります。


cali≠gari - 第6実験室 - ママが僕をすててパパが僕をおかした日 ★★★ (2004-10-01 14:25:14)

タイトルだけを見るとどうも色物っぽい感じがしますが、実はかなりシリアスな内容の歌詞の曲。特に冒頭の主人公が公園で平穏に暮らす家族を見かけ羨んでいる描写や、どんなに辛い事が起きても青空を見上げて耐えていこうとする心情の描写は、胸を打つ物があります。
曲のほうも薄くディストーションを掛けたカッティングを使用したギターリフとハモンド系のオルガンの音が程よく混ざり合っていて、かっこいいけど聴きやすい仕上がりになっていると思います。


cali≠gari - 第6実験室 - 近代的コスメ唱歌 ★★ (2004-09-29 21:20:59)

「付け焼き刃のゴシック」「中二の単語でつまずいたならシャウト」と上っ面だけのヴィジュアル系を痛烈に風刺した歌詞が小気味良い楽曲。
自らもヴィジュアル系のフィールドに居ながらにしてこんな詞を書いてしまうセンスに脱帽。


cali≠gari - 第7実験室 - きりきりまいむ (2005-06-16 18:24:31)

知る人ぞ知る、某バンドの「キリキリ×イ」の元となったと思われる曲。
まぁ、是非はともかくとしてこの割と地味めな曲に目をつけたのは何気に慧眼だと思った。


cali≠gari - 第7実験室 - デジタブルニウニウ ★★ (2004-10-06 10:56:59)

よく分からないタイトルのテクノ・ポップ。デジタブルという単語を採用したのは「ベジタブル」はあるのに、「デジタブル」はありそうで無いような響きが気に入ったのだとか。
リズムやエフェクトボーカルのアレンジによって、ポップで可愛らしい曲になっています。


cali≠gari - 第7実験室 - ハイカラ・殺伐・ハイソ・絶賛 ★★★ (2004-10-06 10:56:16)

ギターを前面に押し出したロックで、異彩を放つものが多いcali≠gariの曲の中では普通のロック好きやV系好きが取っ付きやすいであろう曲。特にイントロのカッティングリフのかっこよさは特筆ものです。
歌詞は…よく意味が分からない(笑)インタビューを読む限りではこの意味不明さは意図的な物らしいですが…


cali≠gari - 第7実験室 - マグロ ★★ (2004-09-29 21:17:07)

祭囃子のようなリズム メロディと「♪ぐーるぐるーぐる」というポップな語感の歌詞が印象深い曲。
曲の表層だけをなぞると明るい曲に思えますが、本当は電車による自殺を歌った曲で、「マグロ」は飛散する肉片を赤身魚の刺身に例えたもの。このセンスがいかにも彼等らしくて好きです。ギターソロの能天気なメロディも良いですね。


cali≠gari - 第7実験室 - 体内騒音あやなしアンチ苦笑 ★★ (2005-05-18 21:04:22)

タイトルの意味は不明(笑)「あんちくしょう」??
後のgoatbedにも繋がっていくようなアンビエントな曲調。子供の声なども入っていて、夕暮れの公園の幼心には幻想的に見える光景が目に浮かびます。


cali≠gari - 第7実験室 - 東京ロゼヲモンド倶楽部 ★★★ (2005-05-18 20:54:19)

「さくら さくら」のメロディをテルミンが弾くオープニングから、cali≠gariお得意のジャジー・ポップに。ヴォーカルはサビを除いて語り調ですが、それでもポップな曲に仕上げるアレンジは流石です。
でも、「♪万引きをした老人を撃ち殺して誇らしげな警察官」というセンテンスを決して肯定的でない文脈で用いただけで削除を要求する音楽業界には超失望。もともと歌詞の聞こえ辛い曲なのでもっと配慮してくれても…


℃-UTE - 第七章「美しくってごめんね」 (2012-02-09 22:22:44)

2012年発表の、(2ndミニをカウントすれば)7th。

一応、つんく氏プロデュースのグループの直近の作品(モーニング娘「12,スマート」、Berryz工房「7Berryzタイムス」、スマイレージ「悪ガキッ1」)は3枚とも聴いていて、どの作品を聴いても彼の才能の豊かさに感心するばかりだったんですが…このアルバムではなんか煮え切らなさを感じてしまいました。曲は丁寧に、真摯に作ってあると思うし、ソロ曲ではメンバーが個性的な声を持ってることも良く分かるんですけど、なにか足りない印象があるんですよね…。

その原因は、つんく氏のプロデュースの方向性と彼の上手く作れる曲の方向性が食い違ってるからだと思う。上記のアルバムと比べると、衒いのない正統派アイドルソングっぽい曲多めなんですが…つんく氏って、例えばAKBの「Everyday,カチューシャ」やSUPER☆GIRLSの「がんばって青春」みたいな「普通のアイドルポップ」って、意外と苦手にしてますよね。この作品では「桃色スパークリング」が顕著にそういう路線を狙った曲だと思うんですが、悪くないけどどこか「らしくなさ」「無理してる感」がある気がします。

その代わり、歌謡曲的哀愁メロディのダンサブルな曲、ファンクやトラッドなど、様々なジャンルを分かりやすく消化して提示した曲、コミカルで楽しいアッパーな曲、クラシックなロックにルーツを持つ曲などでは、常に結果を出してる感じ。前作はつんく氏の18番の哀愁ダンサブル路線に、グループの持つ洗練されたイメージが見事に嵌まった「Kiss me 愛してる」「会いたいロンリークリスマス」などの佳曲があり、アルバムの山場になっていた感じですが、その手の曲の少ない今作は少々平坦に感じてしまう。

まあ、彼らしいドラマティックなクサメロの聴ける2曲目、コミカルな感じが聴いていて楽しい3、5曲目、ロックテイストの強いリズムと陽性のメロディの調和が心地良い4曲目など、個々の曲の出来は決して悪くはないと思う。ただつんく氏の才能も十分に発揮されてないし、メンバーのポテンシャルも完全には引き出せてないような印象は受けるかも。まだやれる感があるというか。…この路線を貫くなら、もうある程度曲は外注しちゃっていいんじゃないかなぁ…と思います。


℃-UTE - 第七章「美しくってごめんね」 - ひとり占めしたかっただけなのに ★★★ (2012-02-10 21:03:04)

クサ音楽好きには今作のメインでしょう。
サビメロはRPGのラスボス戦のような悲壮感とキャッチネスを両立させたものだし、あからさまにプログレを意識したような間奏もかっこいい。ポップス好きだけでなく、クサメロを求めてゲーム音楽辺りにまで手を出し始めた、末期のクサメタラーにもきっと気に入って頂けるであろう名曲。


℃-UTE - 第七章「美しくってごめんね」 - ズンタカマーチ〜人らしく生きよう〜 ★★★ (2012-02-10 21:00:19)

♪あ゛あ゛~、世界が追いついてきたぁあぁあぁあぁ~~(←ビブラート)
…いきなりヴィジュアルからは想像出来ないような野太い歌声で吹きました(笑)。曲の方も、民謡…というか盆踊りの曲みたいなメロディを、鼓笛隊のマーチ調のアレンジに乗せたトリッキーなもので、ある意味即効性は抜群。やっぱりこういうハイカロリーな曲は良いですね、それでこそつんくイズムですよ。


℃-UTE - 第七章「美しくってごめんね」 - 甘酸っぱい春にサクラサク ★★★ (2012-02-10 20:57:01)

シャッフルの軽快なリズムに、タイトル通りのちょっと切ない、けど明るいメロディが乗る曲で、聴いてるとノスタルジックな気分になれますね。グリッサンドを多用し、うねりのあるベースライン、上手く曲を盛り上げるリズム等、アレンジも非常に丁寧に作られてて、素直に良い曲と思えます。「曲は」ですけどね…。

しかし、この売り方は何なんでしょうね。
まずシングルで出して、年末のオムニバスにも入れて、しかも℃-uteとBerryz工房のオリジナルアルバム両方に収録されるとか…各グループそれぞれのバージョンを収録なら分かりますが、シングルのテイクそのままですからね…。どうせ全員分録ってあるんだろうし、歌割弄ってそれぞれのバージョンにしてくれればいいのに。ちょっとサービス精神が足りないんじゃ。


℃-UTE - 第七章「美しくってごめんね」 - 輝け!放課後 (2012-02-10 20:58:41)

ピコピコしたアレンジが歌声の溌溂さを際立てるような曲調は好きなんですけど…どうもキャッチネスが中途半端なような。楽曲的にAKBとかに負けてる気がしなくもない。哀愁ダンサブル系やファンク系、飛び道具系、ロック系はともかく、こういう曲は外注にしちゃった方がアルバムの纏まりは良くなる気がする。まあつんく氏にも拘りがあるんだろうけど。


℃-UTE - 第七章「美しくってごめんね」 - 幸せの途中 (2012-02-10 20:58:02)

普通のバラードって感じだ…それなりに切ないメロディや歌詞があって、それなりに盛り上がって…どうもアベレージ以上に行かない感じ。やっぱりつんく氏って、普遍的な曲を書くのが苦手な気がする。こういう曲調なら織田哲郎さんとかの方が良いメロディ付けられそうな気がするし。


℃-UTE - 第七章「美しくってごめんね」 - 行け!元気君 ★★ (2012-02-10 21:02:20)

歌詞や歌いまわしはコミカルで、盛り上がる感じの曲ですが、アレンジが昔の洋物ポップスっぽくて良いですね。タイトル通りの元気のいい歌声や、ピアノとギターのゴキゲン(死語?)なノリとか、聴いてて明るい気分になれます。明るいだけでなく、ちょっと哀愁要素があるメロが出てくるのもグッド。ただ、「FUNKY FUNKYしたい」みたいな昔の曲の独特のフレーズを、意識的なセルフパロディでなく使いまわすのはどうかと…。


℃-UTE - 第七章「美しくってごめんね」 - 世界一HAPPYな女の子 ★★★ (2012-02-10 21:01:04)

これも「桃色スパークリング」同様、サビだけ聴いたときは微妙だったんですが…全体を聴くと感動的なくらいメロディの流れが良い上、サビ後のメロディが物凄くキャッチー。ドラムは打ち込みですが、ロックっぽいノリがかっこよく、特にBメロ前半→後半、サビ→大サビのドライブ感溢れるフレーズがめっちゃ爽快。アイドルらしい可愛らしさは勿論ありますが、カラオケで男性がシャウト気味に歌っても意外に様になる曲じゃないかと。


℃-UTE - 第七章「美しくってごめんね」 - 青春劇場 (℃-ute Ver.) (2012-02-10 20:55:09)

彼女達とBerryz工房が出演した舞台のエンディングに使われた曲らしいです。こっちはちゃんと℃-uteのバージョンになってるのはいいんですが、男性ヴォーカルががっつり入ってるせいもあって、彼女達のアルバムの締めって感じがしないんですよね。何か感動的な物語があって、そのエンディングテーマを無理矢理アルバムのエンディングにも持ってきたような手抜き感。全くつまらない曲という訳ではないけど、アルバムの締めとして最も適切なチョイスだとは思わない。


℃-UTE - 第七章「美しくってごめんね」 - 都会のネオンが驚くくらいの美しさがほしい ★★ (2012-02-10 20:59:28)

この曲は岡井さんの歌声が良いですね。パワーがあるのは(Berryz工房の)菅谷さんも同じなんですが、女王然とした菅谷さんの声と比べると、ちょっとボーイッシュなパワフルさがあると思う…けど、どこか妖艶さや可愛さもあるのが凄くいいと思う。でも曲は普通かなぁ…つんく流R&Bの中では、中の中って感じ。まあそれなりにメロディは良いですけど。


℃-UTE - 第七章「美しくってごめんね」 - 桃色スパークリング ★★ (2012-02-10 21:03:50)

最初CMでサビだけ聴いたときはポップ過ぎて微妙だと思ったんですが、全体を聴くと意外に良い曲だと思った。青い海が浮かぶような爽やかなA~Bメロが、上手くポップなサビを引き立てている感じ。でも個人的なツボとはちょっと違うので、☆は2つで。


℃-ute - 第七章「美しくってごめんね」 (2012-02-09 22:22:44)

2012年発表の、(2ndミニをカウントすれば)7th。

一応、つんく氏プロデュースのグループの直近の作品(モーニング娘「12,スマート」、Berryz工房「7Berryzタイムス」、スマイレージ「悪ガキッ1」)は3枚とも聴いていて、どの作品を聴いても彼の才能の豊かさに感心するばかりだったんですが…このアルバムではなんか煮え切らなさを感じてしまいました。曲は丁寧に、真摯に作ってあると思うし、ソロ曲ではメンバーが個性的な声を持ってることも良く分かるんですけど、なにか足りない印象があるんですよね…。

その原因は、つんく氏のプロデュースの方向性と彼の上手く作れる曲の方向性が食い違ってるからだと思う。上記のアルバムと比べると、衒いのない正統派アイドルソングっぽい曲多めなんですが…つんく氏って、例えばAKBの「Everyday,カチューシャ」やSUPER☆GIRLSの「がんばって青春」みたいな「普通のアイドルポップ」って、意外と苦手にしてますよね。この作品では「桃色スパークリング」が顕著にそういう路線を狙った曲だと思うんですが、悪くないけどどこか「らしくなさ」「無理してる感」がある気がします。

その代わり、歌謡曲的哀愁メロディのダンサブルな曲、ファンクやトラッドなど、様々なジャンルを分かりやすく消化して提示した曲、コミカルで楽しいアッパーな曲、クラシックなロックにルーツを持つ曲などでは、常に結果を出してる感じ。前作はつんく氏の18番の哀愁ダンサブル路線に、グループの持つ洗練されたイメージが見事に嵌まった「Kiss me 愛してる」「会いたいロンリークリスマス」などの佳曲があり、アルバムの山場になっていた感じですが、その手の曲の少ない今作は少々平坦に感じてしまう。

まあ、彼らしいドラマティックなクサメロの聴ける2曲目、コミカルな感じが聴いていて楽しい3、5曲目、ロックテイストの強いリズムと陽性のメロディの調和が心地良い4曲目など、個々の曲の出来は決して悪くはないと思う。ただつんく氏の才能も十分に発揮されてないし、メンバーのポテンシャルも完全には引き出せてないような印象は受けるかも。まだやれる感があるというか。…この路線を貫くなら、もうある程度曲は外注しちゃっていいんじゃないかなぁ…と思います。


℃-ute - 第七章「美しくってごめんね」 - ひとり占めしたかっただけなのに ★★★ (2012-02-10 21:03:04)

クサ音楽好きには今作のメインでしょう。
サビメロはRPGのラスボス戦のような悲壮感とキャッチネスを両立させたものだし、あからさまにプログレを意識したような間奏もかっこいい。ポップス好きだけでなく、クサメロを求めてゲーム音楽辺りにまで手を出し始めた、末期のクサメタラーにもきっと気に入って頂けるであろう名曲。


℃-ute - 第七章「美しくってごめんね」 - ズンタカマーチ〜人らしく生きよう〜 ★★★ (2012-02-10 21:00:19)

♪あ゛あ゛~、世界が追いついてきたぁあぁあぁあぁ~~(←ビブラート)
…いきなりヴィジュアルからは想像出来ないような野太い歌声で吹きました(笑)。曲の方も、民謡…というか盆踊りの曲みたいなメロディを、鼓笛隊のマーチ調のアレンジに乗せたトリッキーなもので、ある意味即効性は抜群。やっぱりこういうハイカロリーな曲は良いですね、それでこそつんくイズムですよ。


℃-ute - 第七章「美しくってごめんね」 - 甘酸っぱい春にサクラサク ★★★ (2012-02-10 20:57:01)

シャッフルの軽快なリズムに、タイトル通りのちょっと切ない、けど明るいメロディが乗る曲で、聴いてるとノスタルジックな気分になれますね。グリッサンドを多用し、うねりのあるベースライン、上手く曲を盛り上げるリズム等、アレンジも非常に丁寧に作られてて、素直に良い曲と思えます。「曲は」ですけどね…。

しかし、この売り方は何なんでしょうね。
まずシングルで出して、年末のオムニバスにも入れて、しかも℃-uteとBerryz工房のオリジナルアルバム両方に収録されるとか…各グループそれぞれのバージョンを収録なら分かりますが、シングルのテイクそのままですからね…。どうせ全員分録ってあるんだろうし、歌割弄ってそれぞれのバージョンにしてくれればいいのに。ちょっとサービス精神が足りないんじゃ。


℃-ute - 第七章「美しくってごめんね」 - 輝け!放課後 (2012-02-10 20:58:41)

ピコピコしたアレンジが歌声の溌溂さを際立てるような曲調は好きなんですけど…どうもキャッチネスが中途半端なような。楽曲的にAKBとかに負けてる気がしなくもない。哀愁ダンサブル系やファンク系、飛び道具系、ロック系はともかく、こういう曲は外注にしちゃった方がアルバムの纏まりは良くなる気がする。まあつんく氏にも拘りがあるんだろうけど。


℃-ute - 第七章「美しくってごめんね」 - 幸せの途中 (2012-02-10 20:58:02)

普通のバラードって感じだ…それなりに切ないメロディや歌詞があって、それなりに盛り上がって…どうもアベレージ以上に行かない感じ。やっぱりつんく氏って、普遍的な曲を書くのが苦手な気がする。こういう曲調なら織田哲郎さんとかの方が良いメロディ付けられそうな気がするし。


℃-ute - 第七章「美しくってごめんね」 - 行け!元気君 ★★ (2012-02-10 21:02:20)

歌詞や歌いまわしはコミカルで、盛り上がる感じの曲ですが、アレンジが昔の洋物ポップスっぽくて良いですね。タイトル通りの元気のいい歌声や、ピアノとギターのゴキゲン(死語?)なノリとか、聴いてて明るい気分になれます。明るいだけでなく、ちょっと哀愁要素があるメロが出てくるのもグッド。ただ、「FUNKY FUNKYしたい」みたいな昔の曲の独特のフレーズを、意識的なセルフパロディでなく使いまわすのはどうかと…。


℃-ute - 第七章「美しくってごめんね」 - 世界一HAPPYな女の子 ★★★ (2012-02-10 21:01:04)

これも「桃色スパークリング」同様、サビだけ聴いたときは微妙だったんですが…全体を聴くと感動的なくらいメロディの流れが良い上、サビ後のメロディが物凄くキャッチー。ドラムは打ち込みですが、ロックっぽいノリがかっこよく、特にBメロ前半→後半、サビ→大サビのドライブ感溢れるフレーズがめっちゃ爽快。アイドルらしい可愛らしさは勿論ありますが、カラオケで男性がシャウト気味に歌っても意外に様になる曲じゃないかと。


℃-ute - 第七章「美しくってごめんね」 - 青春劇場 (℃-ute Ver.) (2012-02-10 20:55:09)

彼女達とBerryz工房が出演した舞台のエンディングに使われた曲らしいです。こっちはちゃんと℃-uteのバージョンになってるのはいいんですが、男性ヴォーカルががっつり入ってるせいもあって、彼女達のアルバムの締めって感じがしないんですよね。何か感動的な物語があって、そのエンディングテーマを無理矢理アルバムのエンディングにも持ってきたような手抜き感。全くつまらない曲という訳ではないけど、アルバムの締めとして最も適切なチョイスだとは思わない。


℃-ute - 第七章「美しくってごめんね」 - 都会のネオンが驚くくらいの美しさがほしい ★★ (2012-02-10 20:59:28)

この曲は岡井さんの歌声が良いですね。パワーがあるのは(Berryz工房の)菅谷さんも同じなんですが、女王然とした菅谷さんの声と比べると、ちょっとボーイッシュなパワフルさがあると思う…けど、どこか妖艶さや可愛さもあるのが凄くいいと思う。でも曲は普通かなぁ…つんく流R&Bの中では、中の中って感じ。まあそれなりにメロディは良いですけど。


℃-ute - 第七章「美しくってごめんね」 - 桃色スパークリング ★★ (2012-02-10 21:03:50)

最初CMでサビだけ聴いたときはポップ過ぎて微妙だと思ったんですが、全体を聴くと意外に良い曲だと思った。青い海が浮かぶような爽やかなA~Bメロが、上手くポップなサビを引き立てている感じ。でも個人的なツボとはちょっと違うので、☆は2つで。


あめのむらくも - ANGELICAL EXECUTION ★★ (2010-01-13 23:01:00)

2009年発表の4th。
同人(アマチュア)ながら、Disk Unionに置かれるなどメタラーにも注目されている模様。
路線的には、線細めのハイトーンの男性ヴォーカルをメイン、女性ヴォーカルをサブに据えた、
歌謡的な歌メロを持つメロスピで、X JAPANやSKYWINGSなどを思わせる作風。
X JAPANと比べると、スピードの速さが攻撃性ではなく、メロを際立てるための疾走感に
向けられている事、歌メロがクラシックよりも、歌謡ロックとメロスピを足したような
雰囲気である事が大きな違いでしょうか。
ギターのリフなどには、テンプレ通りだけではない魅力がしっかりとあるんですが、
ヴォーカルは結構人を選ぶかもしれません。特にメインの男性ヴォーカルは、V系の
ナルシー振り+ミスチルの熱唱+B級メロスピの選の細さ…なスタイルで、メタラーには
三重苦に聴こえてしまうかも(苦笑)。女性ヴォーカルも凛としているのか気怠いのか
よく分からない歌唱で、やっぱり妙な味のあるスタイルですし。
個人的には、ヴォーカルは味はあって好きだし、無難な歌唱よりも百倍良いと思います。
せっかく結構いいフレーズを弾いているのに、音質がいまひとつなのは惜しいですが、
歌謡メタル好きなら目を付けておいて損はないと思います。クサくするべきところでは
しっかり期待に応える、歌メロのセンスなんかはなかなかのものですよ。


あめのむらくも - ANGELICAL EXECUTION - ANGELICAL EXECUTION ★★★ (2010-01-13 23:03:03)

最初のヴォーカルのなよ熱唱に軽く引きそうになるも、すぐに味として捉えられるように(笑)。鮮烈な印象を残すメロディがありながら、手堅く纏まっていて、続く曲に期待を抱かせるのに十分すぎる1曲目。


あめのむらくも - ANGELICAL EXECUTION - 異形の祭り ★★★ (2010-01-13 23:04:52)

歌詞が描くのは異形との邂逅…な筈ですが、日本語知らない人が聴いたら呑んだくれフォークメタルに聞こえること間違いなしな1曲。ちょっと早口になる所とか、「♪ただ、ただ~」の所とか、ほんと楽しそうに歌ってますよね(笑)


あめのむらくも - ANGELICAL EXECUTION - 黒頭巾 ★★★ (2010-01-13 23:04:01)

V系から「分かりやすいゴス風味」を抽出し、自らのメタル感と掛け合わせたような曲…ですが、ヴォーカルが微妙にミスチルっぽいのがなんか面白いです(笑)。


いえろ~ぜぶら - Seaseasons - Autumn Stream~恋し秋~ ★★ (2010-10-13 21:32:21)

夏っぽいコンセプトやアルバムタイトルを掲げておきながら、1曲目からこのタイトル(笑)
「秋への憧憬=夏」という事でしょうか。ちょっと強引な気はしますが…。
曲的には彼ら流の衒いのないポップなアレンジで、カラオケで「90年代のヒット曲」とか
言って歌っても違和感なく信じられそうな感じ。


いえろ~ぜぶら - Seaseasons - Dreamin' Wonder, Flowering Tonight ★★★ (2010-10-13 21:33:43)

電開製作所とのコラボアルバム「東方ASSOSIATION」収録曲のリメイク。
元のバージョンでは、幼な声が安直な可愛らしさや媚びではなく、浮遊感や幻想的な
雰囲気を出すために使われていて、その使い方の上手さに感心したんですが、こっちの
バージョンでも歌い方は元のものをかなり参考にしてる感じですね。ノスタルジックで
夢見心地な雰囲気に浸るには、これ以上はないのではないかと思わせる名曲。


いえろ~ぜぶら - Seaseasons - I Know ★★ (2010-10-13 21:34:35)

4thアルバム「東方染紅歌」収録曲のヴォーカルを替えたリメイク。
こうした高音が続くサビメロは、藤宮さんの声だと少し可愛っぽく聴こえましたが、
うっち~さんの歌声だと切迫した雰囲気が伝わってきますね。個人的にはこっちのが好き。


いえろ~ぜぶら - Seaseasons - Scarlett Lover (2010-10-13 21:35:31)

ジャジーでヴァンピリックな雰囲気の、今までの彼らのイメージを覆すホラーちっくな曲。
…なんですが、雰囲気を出すために柩が開くSEや悲鳴、笑い声などが用いられているんですが、
その悲鳴がアニメキャラが痴漢にあったような微妙な演技力でかなりイラっと来る。
表現したいものは何となく伝わるけど、それなら世界観を徹底して欲しいです…。


いえろ~ぜぶら - Seaseasons - Shooting Star ★★ (2010-10-13 21:36:19)

2ndアルバム「東方蓬千歌」収録曲のリメイク。これもVoが差し替えられてます。
こういう勢いのある爽快なメロディは藤宮さんの通りのいい声の方がマッチしてる
感じがしますね。こっちの方がクサく聴こえるし(笑)。


いえろ~ぜぶら - Seaseasons - 桜のひと ★★★ (2010-10-13 21:37:09)

フュージョン寄りの幻想的なアレンジで、彼らとしては新機軸かも。
この曲はうっちーさんのヴォーカルが素晴らしいです。上手いだけじゃなくて、タイトル通りの
桜のような儚い美しさが感じられる綺麗な歌声。でも「春の終わり=夏」なんでしょうか。
春の終わりは、やっぱり春だと思うけど(笑)。雰囲気も春っぽいですし。
捨て曲は無いですが、これとDWFTの2曲で同じ値段でも満足すると思うくらい良い曲。


いえろ~ぜぶら - 東方染紅歌 -Fate of Blood- ★★ (2010-10-13 21:23:25)

2008年発表の4th。
東方/上海アリス幻樂団のポップスアレンジ。

3曲目を店頭で聴いて、すぐにレジに持っていってしまいました。
アレンジのスタイルはポップスで、メタル要素はほぼ無いですが、奇を衒った所も無く
心地良く聴ける辺り質は高いと思います。また、ポップスではかなり重要なヴォーカルが
魅力的なのも良いですね。藤宮ゆきさんはやや鼻に掛かり気味の甘めの声質なんですが、
声を張って歌ったときの伸びが絶品な上、ノンビブラートで勢い良く歌う唱法は、メロの
クサさを遺憾なく際立ててます。うっち~さんは、中島みゆきさんに似た落ち着いた声質で
オリコンとかで高順位取ってもおかしくないくらい歌唱力が安定して高いです。
全く違う声質や唱法ですが、両人ともグループの看板背負えるくらい素晴らしい歌い手だと思います。