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Usher-to-the-ETHERさんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 7201-7300

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Usher-to-the-ETHERさんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 7201-7300
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マキシマムザホルモン - ロッキンポ殺し - 霊霊霊霊霊霊霊霊魔魔魔魔魔魔魔魔 ★★★ (2007-04-03 16:16:32)

まずタイトルの字面のインパクトが凄い…これは聴きたくなります。
「ら行」とか「ま行」の絡む早口言葉って、試してみるとめっちゃ言いにくいんですが…それらの教がふんだんに使われた歌詞を、よくもここまで流暢に歌えるなぁ…と、妙な所で感心してしまうのでした(笑)。


マキシマムザホルモン - 糞盤 - 暴力-BOURIKI- ★★★ (2007-05-15 01:19:45)

曲も当然かっこいいんですけど、この曲は解説にもあるように真摯なメッセージが込められている所が良いですね。亮君って、ファンキーに見えて考え深いというか。ラスト、ふざけた感じに「いじめ、かっこ悪い」と入るのもある種の照れ隠しなんでしょうね。


マリア ★★★ (2011-03-29 22:35:28)

某動画サイト漁ってたら凄いの発見してしまいました。
試聴して即「買おう!」って思いましたもん(笑)。
そのインパクトからネタ扱いされがちな彼ですが、自分の実力を超えた表現方法にまで果敢に挑んでいく姿勢こそ、ロックなのではないでしょうか。ただ演奏や歌が上手いだけのアーティストよりも100倍かっこいいと思うし。


マリア - FOR YOU ★★★ (2011-03-29 22:36:24)

2008年発表の3曲入りシングル。
値段は1000円。V系にしては安い(笑)。

まず誰もが彼の音楽を聴いて驚くと思われるのが、その歌唱スタイル。
「なんでそんなに…」と思うほど、ホイッスルボイスやヘッドボイスなど、高音域の発声を多用する歌い方は凄まじいインパクト。明らかにいっぱいいっぱいな感じなんですが(笑)、全力を込めて歌ってる感じで個人的には物凄く好感。特に1曲目の「Love!」「Truth!」の掠れホイッスルなんて、DIRやマライアキャリーどころか初期FLEURETY並みの強烈さ。あの出切らない感じが素晴らしい。

また、意外にもメロディのセンスは恐ろしく高く、前述のヘナチョコ全力超高音歌唱とも相俟って、物好きなクサメタラーならば応援したくなる事請け合い(笑)。ただ、アレンジは…ディレクターが付いた事で、某動画サイトで公開してたMIDI音源よりは全然マシで、2曲目ではクサいツインリードまで見せてくれますが、やはりもう一ひねり欲しい所。

余りにもインパクトがあるため、出オチっぽく思われそうな作風ですが、私としては無難な作風のベテランバンドよりも全然ロックを感じます。是非再評価を。


マリア - FOR YOU - 神曲「FOR YOU」 ★★★ (2011-03-29 22:37:06)

まず第一声からして凄まじいインパクト(笑)
しかし、冷静にメロディを聴いてみると物凄いまでのクサメロだし、地声で歌ってる箇所は(V系の癖が強く、お世辞にも上手いとまでは言えないとはいえ)美声といっても過言ではないほど、良い声。地声からホップステップ玉砕でホイッスルへと繋げるパートも聴いててある意味気持ち良い。


マリア - FOR YOU - 神曲「性欲願望」 ★★★ (2011-03-29 22:37:43)

歌詞見たときは「ああ、奇声ホイッスルで暴れまわる曲なんだろうな」と思ってたんですが…意外にも正統派メタルからの影響が感じられるツインリードや、しっかりとした歌メロがあるクサ曲。正直、メロディのセンスはメジャーのバンド並にあると思う。C級臭さもクサメタラーにはご褒美だし、これはタイトル通り「神曲」認定してもいいかも。


マリア - FOR YOU - 神曲「星の砂」 ★★★ (2011-03-29 22:38:30)

この無理やりヘッドボイスを捩じ込んでくる感じが良いなぁ(笑)
だって一オクターブ下で歌ってるパートは普通に良い声なんだもん。まあ、高音出すのに必死で微妙にメロディや発声が適当になってる気もしなくもないけど、その辺りのヘナチョコ具合も含めて好きだったりします。


マリア - 神曲「刺薬歌」 - 神曲「S・E・X」 ★★★ (2011-03-30 18:37:29)

これは本当に神曲です!
中学生でさえどん引きしそうなストレートな下ネタを、シャズナの「Melty Love」を思わせるキャッチーなメロに乗せただけでも十分強烈ですが、更にメロスピ系ピロピロソロに猿に憑依されたかのようなホイッスルを乗せたり、ファンタジー系のメタルバンドがやりそうなクッサいキーボードメロを挿入したり、何か神懸かったバランスで凄まじい物が完成してしまった感じ。「♪君を犯したい 犯したい 赤玉が出るまで」これを真面目にV系的なナル声で歌い上げてるのだから凄い。ネタで終わらせるには余りにも惜しい1曲。クサければ何でも良い方は是非!


マリア - 神曲「刺薬歌」 - 神曲「刺薬歌」 ★★★ (2011-03-30 18:31:08)

「ガラスのメモリーズ」「さよならイエスタデイ」期のTUBEのキャッチネスに、中島みゆきの哀愁と多くの耽美系ヴィジュアル系バンドに共通する美意識を加えたかのような美メロが、メロスピ的な疾走に乗る曲は普通に超名曲なレベルなんですが…ヴォーカルは何をそんなに頑張ってるんでしょう(笑)。でも、このヴォーカルで「ネタに見えて、実は曲が良い」というフックが付いてる気もする。


ミューズ ★★★ (2015-04-10 00:08:16)

全身ピンク色で、丸っこい体型の、比較的新しい品種の金魚。私は混じり抜きで手に入れたので、純粋な品種じゃないかもしれません。つぶらな瞳で体をふりふりしながら餌をねだる様は、可愛らしい体色とも相俟って凄まじい愛らしさがありますね(笑)。見た目虚弱そうにも見えますが、他の品種と同様にとても丈夫な印象。和金やコメットと比べると大人しい性質のように見えますが、うちでは掃除の時に一番「どいてくれない」魚です(笑)。プロホースで小突いたら和金でもどいてくれるのに…。まあ人懐っこくて可愛いですけどね。


ミルキィホームズ - Colourful Garden - 恋の調査報告書 ★★★ (2013-06-16 23:09:50)

Aメロ、Bメロ、サビの全てが弩級のキャッチネスを放ち、しかもAメロは1コーラス目と2コーラス目で全く違うメロディ、その上煽りパートまで兼ね備えたやたら豪華な作りの楽曲。この分かりやすい盛り上がり、やはりアニソンはこうでないと!って感じです。最初「まだですー」「あーゆーれでぃ?」とかの台詞がクドく感じたんですが、聴きまくってたらなんか可愛く思えてきてしまった…。ちなみに、この曲を歌わせて、サビのフレーズ「ん?」「うん。」をCELTIC FROSTの「ウッ!」みたいな感じで言う人は間違いなくメタラー。


ミルキィホームズ - To-gather!!!! - グッデイ・エブリデイ ★★★ (2013-06-12 22:45:52)

メロディや歌詞は確かにガーリーで可愛らしい感じなのに、バンドサウンドが妙にハードな作りなのがユニークな楽曲。…なんですけど、決してミスマッチという訳ではなく、溢れんばかりの元気を楽曲に注いでいるのが面白いですよね。聴いていて爽快になれる、溌溂としたノリのいい楽曲。…でも最初歌詞見た時はかまぼこを枕元に置いて寝てるのかと思ってビックリしました(笑)。まさかネコの名前とは…。


ミルキィホームズ - To-gather!!!! - パーティーパーティー! ★★★ (2013-06-16 23:01:30)

凄くかわいい曲ですね、普段ブラックとかエグい曲聴いてる私が聴いたら浄化されて死んでしまいそうなくらい(笑)。可愛さのベクトルが、変に媚びてる感じではなくて、身近に感じられるような、気取らないガーリーさなのが良いですね。跳ねたリズムにどキャッチーなリズムが乗る構成は、単純に盛り上がれる。聴いてて楽しい気分になれる名曲です。


ミルキィホームズ - To-gather!!!! - ヒロイン探偵物語 ★★★ (2013-06-12 22:40:42)

昭和…までいかない、近過去っぽい歌謡クサメロと、ティンパニなどを利用したややスケールの大きい感じのオケが上手く噛み合い、青空を思わせる爽やかさを感じさせてくれる楽曲。楽曲も本当に素晴らしいんですが、この曲は佐々木さんの歌声が感動的なまでにフィットしてるからこその名曲だと思います。「可憐」なのに「前向き」「元気良く」って無茶苦茶難しいオーダーだと思うんですけど、それをこれ以上なく表現出来ていると思う。この曲の奇跡的なまでのマッチ感とか、技術ではどうにもならない部分に、私は感動を覚えるんですよね。


ミルキィホームズ - シングル曲 - プロローグは明日色 ★★★ (2013-06-01 17:26:49)

この曲、なんかラルクのTetsuya作曲のポップサイドの楽曲っぽい雰囲気があるんですよね…。特にLINKとかGOOD LUCK MY WAYとかの、2000年代半ば以降のシングル曲っぽい感じ。サビのピースフルな高揚感とかっこよさを両立させているメロディなんかもそうだし、爽やかなストリングスの使い方なんかもそれっぽい。当然、個人的にはツボを突かれました。カラオケで男性にキーをちょっと下げてhydeの物真似をしながら歌ってもらったら面白いかも(笑)。


ムック ★★ (2003-11-09 07:46:00)

元「重音楽狂愛者Xeneborn」です。流石に「狂愛」は格好悪いと思ったので名前クリアしちゃいました。
>>白狐さん
お褒めに預りとても光栄です!!でも「ママ」の詞は実は私じゃなくて友達の解釈なんですよね(笑)。「仔」とジャケットが猫なのと、達瑯の猫好き(笑)がポイントだと思います。
「絶望」や「茫然自失」などの激しさはミクスチャーっぽい要素があれど、もう「HM/HR」の枠組みに括っちゃっていいのではないでしょうか。
私もムックの歌詞は自分が人生で聴いてきた中で最も共感できますね。スイミンの「いくら訴えても気付いてくれない事分かっていて~」の部分を聴いて何も感じねぇ奴ぁいないですよ(言い過ぎ??笑)
ただ、詞が技巧的になったりするのは「是空」だけにして欲しいです。特に達瑯さんの詞で「アインシュタイン…」の一節が出てきたときはちょっと引きました…言っちゃ悪いけど「片腹痛い」っていうか。
まぁ「是空」の詞は「気持ちが外に向かうようになった」感をまだ(昔のような世界観を表現する程度には)表現しきれていないというか、いわば過渡期だと思うんですよね。これからきっともっと色々なタイプの詞でグッと来るものがどんどん出てきますよ~。今の所一番好きなバンドなので(でもクレイドルと1位タイだけど・笑)、勿論これからもどんどん応援していきます!!


ムック ★★ (2005-12-17 17:35:00)

>カラオケ好きムッカーの皆様
DAMに新アルバム全曲入りましたぜ(笑)
個人的に「赤線」の歌詞カードに無い部分を載せてくれたのが嬉しい。
でも「あかせん」ってルビが振ってあるんですが、あれで読み方確定なのかな。
「せきせん」だと思ってましたが…


ムック ★★ (2006-09-03 21:36:00)

>カズチンさん
テンポも展開もそこまで変わっているわけではないので、そのまま歌えると思います。
「家路」なんて青盤バージョンはラストの拍子が違くて歌いにくいですけど、
それに比べれば全然歌いやすいかと。
…ここに書いちゃいけないのかもしれませんが、正直謡声微妙かも…
前を向いた事や、「汚れを知らぬ純粋無垢が尊いだなんて嘘だろ」という
フレーズは素晴らしいんですが、「五月雨」で見られるような寓話的なのに
すっと心に染み込んでくるような、独特の感性が失われてしまっているような
感じを受けたんですよね…。前向きな歌って、「五月雨」の様な悲しい歌よりも
更にパワーが必要とされるはずなのに、音楽用語を象徴的に使ったりして
変にこねくり回してあるせいでその直情的なパワーが弱まっている印象。
「夕紅」「ココロノナイマチ」なんかは凄く心に刺さったんだけどなぁ…。
単に好みの問題でしょうか?それだと良いんですけど…。
こういう事を書くと反感を買うんでしょうけど、インタビューでは同じテーマで
作詞したという「五月雨」と「どしゃぶりの勝者」では、明らかに前者の方が
昔の曲なのに詞の表現が上手いように思えるから、ちょっと不安なんですよね…。


ムック ★★ (2006-09-05 00:38:00)

>カズチンさん
ええ、是非歌っちゃって下さい!!
「五月雨」や「スイミン」は歌詞に入り込めるのでカラオケでも気合入りますね。
…そりゃあもう、マイクにかじり付くほどの勢いです(笑)
なるほど…カズチンさんも不安を覚えてたんですか…。
私も「流星」は透明感のある音作りには惹かれたんですが、歌詞はそれほど…。
なんだか歌詞中の比喩や寓意にしてもちょっと無理してる感がある気がするんですよね。
歌詞が評価されてるからか、もっと良い歌詞を書こうと頑張って表現に
ひねりを加えて、結果的に今までのものより伝わりにくくなっている感じが…。
…でも、以前も「路地裏」の詞を読んだ時は本気で離れかけたんですが、その後の
「モノクロ」の音作りとメロディ、「朽木」の構築性の高い世界観でまた
引き戻されたので、今回もやっぱり信じて待っているんですけどね。


ムック ★★ (2006-11-21 00:54:00)

めっちゃ辛辣な意見になりますが…
さっきオフィでアルバム情報を見てきたんですが、アルバム初回盤2種類と
通常盤の計3枚の購入者に対して特典があるとか、もうギャグとしか思えないんですが(苦笑)
是空をお持ちの方は、お手持ちの歌詞カードで「商業思想狂~」の歌詞を見て下さい。
なんと言うか…歌詞の一部が現在のムックを批判してるとしか思えなくて泣けてきます。
…下らない思想などもう二度と受け入れることはないって歌ってたのに…。
初期の名曲の再録に関しては私は肯定派です。なんだかんだ言って楽しみだし、
「五月雨」「家路」みたいな超名曲が原曲が廃盤で世に出ないと言うのは惜しすぎます。
でもそんな事よりも本当に不安なのは、そうした売れようとしている姿勢とは裏腹に
ここ最近のシングルに「ママ」「最終列車」「家路」辺りに匹敵する程のキャッチーさを
持ったメロディの曲が無い事なんですよね。売れようとするなら、ヘヴィさは
排除してもキャッチーさを排除する必要は無いし、むしろ必要だと思うんですが。
本当に失礼だけど、メンバーの作曲能力に陰りが見えていないか本気で心配。
願わくば、この如何ともし難いもやもや感を吹き飛ばすような傑作アルバムを望みます。


ムック ★★ (2006-11-23 03:14:00)

>カズチンさん
あの曲の歌詞は「ミヤの大予言」状態ですよね(笑)。…一応ムック信者のつもり
だったのに、こんな皮肉が即座に思い浮かんでしまう自分って…。
私は再録自体は良いんですけど、それをDVD付き盤と分けて売るのが嫌ですね。
無理矢理両方買わせようとしているのが…こういう濃い音楽をやっているバンドは
昔から付いてきてくれてるファンを大切にする傾向があると思うんですが、
今のムックの目にはどうも昔からのファンは搾取対象として映っているようで悲しい。
…私の方がファン失格かもしれません。
っていうか、ムックは今みたいに熱心なファンに特典目的で同じCDを複数枚
買わせる…みたいな手法じゃなくて、別の方法で購買意欲を煽れないんでしょうか。
例えばあるアーティストは、アルバムにある仕掛けをいくつか施しておいて
それを解くとちょっとしたおまけがある…みたいな事をやってましたが、
そういうリスナーが楽しめるような売り方は出来ないんでしょうか。
他にも、ライブ会場でアルバムのジャケ違いを販売するとかなら、ジャケが違う
だけならわざわざ買いなおす必要も無いし、それを持っている事で自分が
熱心なファンである事を確認できるし良いと思うんですけどね。
現状では、ムックは商売に対する才能は無いんじゃないかと思います。
大衆受けするには「謡声」ですら濃すぎると思うし、そういう音楽をやっている
バンドが熱心なファンの神経を逆撫でするような売り方をするのはどうかと思います。


ムック ★★ (2006-11-25 21:16:00)

>寝坊メタルさん
歌詞、読まれましたか(笑)
私はぶっちゃけ皮肉になりすぎてて笑っちゃいました。
私も「謡声」は?でしたね…上でも言った「純粋無垢が~」の部分以外には
あまりメッセージが感じられなかったので…。当り障りが無さ過ぎというか。
一般リスナーにそっぽを向かれるのを覚悟してまで伝えたい事は、もう無いのかなぁ…
私がムックの変化に付いていけていないだけならばいいんですが。
>カズチンさん
売り方はメジャー第一弾の「我、在ルベキ場所」の3タイプ同時発売辺りから
おかしくなり始めた気がします。それでも、曲が良いうちはそれほど鼻に付く
事はなかったんですが、最近のシングルのせいで目に付いてしまった感じですね。
それでも、売り上げ的に全然ガゼット辺りに追いついてないのが悲しすぎる…。
「葬ラ謳」までは、アルバムにシングル曲を収録するにも必ずバージョン違いを
入れるくらいに商売っ気のないバンドだったんですけどね。
そういう事も含めて、原点回帰して欲しいですね。


ムック ★★ (2006-11-27 23:29:00)

そういえば、Dirは「Agitated~」もトップ10に入れたんでしたっけ。
勢いもあるんでしょうけど、あんな激しい曲を売ったというのは快挙ですよね。
無理な売り方をして枚数を稼ごうとしたり、一般層に迎合するようなポップな
曲を作らなくても、やる事をやってれば売れる事はDirが証明しているし、
ムックも、音楽性は本人達がやりたいならポップなのも良いと思いますが
せめて売り方くらいは見直して欲しいですね。
少なくとも、Dirは前身バンドまで遡って集めようとでもしない限り大抵の音源は
手に入りますし、初回盤複数枚、しかも別音源収録とかやらないですし。
…今の音楽性って、正直言って「葬ラ謳」「朽木」辺りの路線が好きな人には
少しポップすぎるように感じると思うんですよね。それに加えての売り方の汚さの
ダブルパンチで濃いファンを手放すような事だけはして欲しくないです。
…頑張れ、ムック。


ムック ★★ (2006-11-29 23:42:00)

最近のシングルを聴き返してみました。
「謡声」は、へヴィではないけどアンサンブルはそれなりに聴き応えがあるし、
「ホリゾント」も音作りに拘っているのが伝わってくるし、確かに濃さは確実に
減退しているけど、手を抜いているわけではないというのは分かります。
ただ、それだけに湧き上がる疑念を、どうしても振り払えません。
売り方への批判は何度か書いてきましたが、どうしてももう1つ言いたいので…
例えば、ホリゾントをDVD付きとボーナス付きを両方買ったとしたら、DVD付きの
方のCDはボーナス付きよりも曲数が少ないだけで入っているのは同じ曲ですし、
買った人のCDラックの中でホコリ集めになってしまう可能性が高いですよね。
ムックは感情を込めた曲作りが特徴ですが、そんな感情を込めて作った曲の入ったCDが、
それも複数枚買ってくれるようなファンに、そういう扱いされて平気なんでしょうか。
複数枚購入への特典から考えても、どう見ても「選ぶ楽しみをリスナーに与える」
よりも「同じ曲が入ったCDを買わせて売り上げを伸ばす」ことを優先してるようですし…。
もしかすると、そういう葛藤は本人たちの中にもあって、その苦悩から「商業~」
みたいな曲が生まれてくるとか…笑えない冗談ですね。
私はそれこそ人殺しの作ったCDでも音楽が良ければ全然構わないですし、
アーティストに人格的な部分まで求めるのはお門違いかとも思います。
…でも、ムックの場合、音楽の特性上どうしても気になってしまうんですよね。
どうか新しいアルバムが、こういうもやもやを吹き飛ばす傑作でありますように…。
っていうか文句ばっかり書き込んでてすみません。


ムック ★★ (2006-12-05 23:04:00)

私はさらっと聴いた印象では、好きな曲もあり、そうでない曲もありって感じです。
でも、「極彩」と「25時の憂鬱」が、ツボにはまりまくりで反則です(笑)
この2曲を聴いて、まだムックからは離れられそうもないな…と思いました。
…なんか、飴と鞭で調教されてるみたい(苦笑)
売り方も、まあ特典を求めなければ許せるかなぁ、と思えるくらいその2曲は
良かったですね。アルバム、2枚組で3000円ならまあいいかな、と。
>寝坊メタルさん
今回、そういう感じの曲は少ないです。
激しい曲は激しく(リスキードライブやディーオージー)、そうでない曲は
そうでなく(パノラマや優しい歌)、良くも悪くも振り切れてる感じですね。
ただ、カズチンさんも仰ってますが、「極彩」はほんと痺れる名曲です!!


ムック ★★ (2006-12-07 22:11:00)

>カズチンさん
シングル曲のポップさに辟易してた人でも、「極彩」を聴けば溜飲を下げそうですよね(笑)
私的には「嘆きの鐘」「月光」「ディーオージー」辺りも好きです。
何気に「レイブサーカス」「ガーベラsurf ver.」とかも凄い好み。
しかし、シングル曲の印象から、「鵬翼」から「サル」「赤線」「モンスター」辺りの
ヘヴィな曲を取り除いたようなアルバムになってしまうのではと思ってましたが…
ムック舐めてました(笑)
「ガーベラ」「流星」もしっかりアルバムバージョンでの収録ですしね。


ムック ★★ (2007-04-13 20:55:00)

ネット上の色々なレビューを読むと、達瑯さんのヴォーカルは「いかにも
V系っぽい」と評される事が多いようですが、どうなんでしょう?
個人的に、最初聴いた時サンプラザ中野さんに似てると思ったんですが(笑)
初めて聴いたのが「葬ラ謳」だったので、「ママ」後半の熱唱振りが特に(笑)


ムック ★★ (2007-04-27 00:47:00)

3人ともコメントありがとうございます。
やっぱり達瑯さんのヴォーカルって、黒夢やDirよりもマキシマムザホルモンとか
爆風スランプの方が適当という感じがするように、個人的には思います。
「リブラ」は聴いたんですが、正直あまり印象に残ってない…。
最近のムックはアルバムで勝負するタイプになってる気がする…。


ムック ★★ (2007-05-03 21:13:00)

ドイツ語で地平線・水平線の意味ですよ(ちなみに、綴りはhorizont)。


ムック - 6 ★★ (2006-04-30 10:18:00)

2006年発表の9曲入りミニ(?)アルバム。
このアルバムは初めて日本とヨーロッパで同時に発売された作品らしいです。
作風の方は、「『鵬翼』の方をシングルだとすると、『6』はカップリングに当たる作品」
「食べ物に喩えると、鶏肉と豚肉と牛肉の炒め物」などの主旨の発言からも分かるように、
ムックの持つ攻撃性にフォーカスしたような感じになってます。
「鵬翼」で不満だった音質が改善され、低音が効いているおかげで気持ち良く聴けますね。
攻撃的な曲を集めつつも、ラスト2曲で切ない気分にさせてくれるのはやはりムック。
欲を言うなら、「絶望」「スイミン」「五月雨」並の怨念の篭もったとしか言い様の無い
激しさの曲が欲しい所です。激しいは激しいけど、ちょっとあの頃のような剥き出しの
感情は薄れてしまっている感も受けるんですよね…。
それにしても…アルバムが出るたびに毎回褒めてる気がするんですが(苦笑)、
やっぱり達瑯さんのヴォーカルは凄い。ただ怒りに取り憑かれて叫ぶだけではなく
倦怠や焦燥などといった感情も表現出来ているのが素晴らしいです。感情表現も
初期の頃と比べると物凄く自然になってることからも上達がよく分かります。
2曲目などではデスヴォイスも聴けますが、あの怨みの篭もった表現力…
デス声を普段から使っているヴォーカルじゃないのに、下手なメロデスバンドを凌ぐのでは…
今でも充分凄いのに、これからまだまだ伸びそうな所が恐ろしい…(笑)
一点集中型の作風のため、もしかしたら入門には向かないかもしれませんが
ムックの音を聴いて好みだと感じた方ならば買って損はないと思いますよ。


ムック - 6 - はりぼてのおとな ★★ (2006-04-30 09:59:29)

やはり歌はメロディアスでも、音は重いですね…
「朝と夜と鼓動~」の部分が特にかっこいいです。歌詞はニート問題を歌っているのかな?でも20歳だと大学生が多いと思うなぁ…。30にするとリアル過ぎて嫌だから配慮したんだったりして。


ムック - 6 - フォーティーシックス ★★ (2006-04-30 09:46:36)

是空のボーナスCDの「青き春」にも通じる荒々しさを封じ込めた曲。
確か一発録りだったのかな?裏返りそうになるほど気持ちの入ったリアルなヴォーカルとスリリングなギターリフで、聴いているとテンションが高まる一曲です。


ムック - 6 - 空虚な部屋 ★★★ (2006-04-30 09:43:19)

まず、Aメロの耽美とも幻想的とも取れるメロディに驚きました。他のV系ならともかく、ムックがこういうメロディをやるとは…でも合ってますね。
デスヴォイスで歌うパートもありますが、これが低音で恨みを込めたような声で非常にかっこいい。ただ声を歪ませているだけのヴォーカリストとは明らかに一線を画す、気持ちの篭もった歌だと思います。


ムック - 6 - 春、風のふいた日 ★★ (2006-04-29 21:41:53)

これは非常に身につまされる歌詞なんですが…そう、昔の友人が宗教にハマってしまい、久しぶりの電話の話題もそのことばかり…というストーリーを下敷きにした曲です。
私もそういう経験があるんですが、こんどその友人を含めたみんなでカラオケでも行ったらこの曲を入れて反応を楽しんでやろうかな(笑)。あれはまじムカツク。そういう意味で、「実用性のある曲」だったりするのかも(笑)


ムック - 6 - 神の星 ★★ (2006-04-30 09:50:46)

戦争について、「神々がそれを見て 腹を抱えて笑う」と歌う歌詞が印象的な曲。確かに、もし神がいたら絶対人間とは価値観が違うはずですよね…でもこの部分はなんとも言えない薄ら寒い気持ちになります。
それにしても、コーラスはやはりミヤさんでしょうか?2回目のサビの後のコーラスで彼の声がはっきり聴こえますが…良い声してますね(笑)


ムック - 6 - 赤い空 ★★★ (2006-04-29 21:49:21)

「蘭鋳」「幻燈讃歌」などと同様、サビがメロディアスでその他がヘヴィという構成の曲。サビでメロディアスなアコギが入ってきたり、サビとそこ以外のギャップは他の曲よりも強いかも。
途中パワーコーラスみたいなものも入ってますが…むしろダークな印象を強めてますね。夕焼け空に雨雲がかかると、その雨雲がドス黒く見えるような、そんな雰囲気。


ムック - 6 - 夕紅 ★★★ (2006-04-29 21:44:58)

まるで青春映画のエンディングのような爽やかな曲。
歌にも驚きましたが、それよりもギターの爽やかさの方が驚いたかも。途中の早口の部分を除けば、歌詞もメロディも普通に卒業式の合唱でやっても違和感の無さそうな曲です。
しかし、「手を繋ぎ寄り添って歩いてく老夫婦」って、やっぱりムックは歌詞の景色の切り取り方が上手いですよね。


ムック - 6 - 遥か ★★★ (2006-04-30 09:54:26)

アルバムのラストを飾るのは、まるで初恋の思い出をくすぐるかのようなセンチメンタルなこの曲。個人的にこの曲って、ノスタルジックなメロディのせいか聴きすぎると辛くなってくるんですよね…
アルバムが出たのは四月後半ですが、こんな時期にこんな曲を発表したら五月病に罹る人が続出してしまったのでは(笑)


ムック - アンティーク ★★ (2003-11-22 22:42:00)

ムックの初CD音源で、6曲入りミニアルバムです。
この頃はまだ独自の抽象的な世界観を表す、
いわゆるヴィジュアル系的な雰囲気が拭いきれていないような印象を受けます。
ですが、達瑯の鬼気迫る語りが聴ける④、ゲストにあの「犬神凶子」が参加している⑤、
映画的な世界観を見せ付ける⑥など、楽曲の充実度は目を見張るものがあります。
このころって確かメンバーは十代だったような…
それでこの音を出しているのは凄いと思いました。
因みにメロディアスかつドラマティックに疾走する②は2ndプレスからの収録になりますが、
こういう売り方は正直どうかと思います。1stプレスで買ったら損じゃないですか!!


ムック - カルマ ★★ (2010-11-04 18:20:11)

2010年発表の9th。
インタビューによると、賛否両論を覚悟して作ったアルバムとの事ですが…
個人的には、少なくとも「志恩」「球体」よりは楽しめた一枚。

雑誌などでもかなり宣伝されている通り、今作ではダンサブルなビートを大胆に
導入していますが、今作の目的がムック特有の「へヴィでフレーズセンスのいい
ギターサウンド」や、「どこか郷愁を感じさせるメロディ」「達瑯氏の粘りのある
ヴォーカル」と合わせる事にあるなら、それは大成功と言えるのではないでしょうか。

実質2曲目の「フォーリングダウン」から、へヴィなリフとダンサブルなリズムの
絡み合いで心地よくさせてくれます。また、ピアノ主導の本格的にジャジーな曲、
ホーンを多用したアッパーな曲、ジブリ的な光景が浮かぶメロウな曲、歌詞を見ずに
聴いたら卒業ソングに聞こえそうなバラードなど、特に後半は多彩な曲調で
聴かせてくれ、物足りなさを感じることはないかと思う。間違いなく力作かと。

ただし、初期のようなドラマティックなメロディに欠けるのと、どうでもいいような
歌詞が多いのは擁護できないかも。別に絶望系でなくても、「夕紅」とか機微に
富んだ歌詞も、本来ならムックは書ける筈なんですが…。インタビューなどでは
メロディが大仰でないからこそ、肩の力を抜ける的なことも言ってましたが、大仰なメロディを
手玉にとって遊べるくらい、ミュージシャンとして成長してくれればいいのに…と思います。

どうも最近のムックは、インタビューで「今楽しい、過去辛かった」アピールをしたり、
特典が抱き枕や握手会参加券など女性ファンに媚びたものだったり、シングルで
カップリング違いの別バージョンを複数枚出したり、なんだか「シャバい」んですよね。
インタビューでも賛否分かれるとか言ってないで、「今回は新機軸を取り入れたけど、
文句言う奴等全員ねじ伏せるぐらい素晴らしい作品が出来た」くらいのことは言って欲しい。
せっかく良いものを創る力はあるのだから、もっとビシッとしてもらいたいです。


ムック - カルマ - ケミカルパレードブルーデイ (2010-11-05 20:38:14)

エモーショナルな歌唱には定評のある達瑯さんですが、
その声にエフェクトを掛けると、意外にもトボけた味が。
新たな魅力を開拓してるかも。


ムック - カルマ - フォーリングダウン Organic Edition ★★★ (2010-11-05 20:36:25)

これは、アルバム全体像が出来てから、シングルカットを
決めたんじゃないでしょうか。「約束」「フリージア」よりも
アルバムを端的に表す一曲になってると思う。
新機軸を取り入れても、センスの良さは変わりませんね。
このリズムとリフの絡みを聴いてるだけで幸せ。


ムック - カルマ - ポラリス ★★★ (2010-11-05 20:42:16)

これも意外かつ好みな一曲。
なんか、世界観がジブリ映画っぽいんですけど…(笑)。
森があって、車道があって、その脇にはバス停があって…
で、情景は絶対夕暮れ。
キーボードやストリングスが一部ファンタジックだから、そう感じるのかも。


ムック - カルマ - 堕落 ★★★ (2010-11-05 20:40:30)

これはビックリしました。ピアノ主導の本格的にジャジーな曲。
cali≠gariならともかく、ムックがこういう曲を演るとは…。
しかし、意外性での驚き以上に、曲そのものが良いのが素晴らしい。
英語も良いとは言えないけど、V系バンドの中では良い方だと思うし。


ムック - ガーベラ - ガーベラ ★★★ (2006-02-16 10:04:26)

へヴィさと哀愁の融合、こういう曲をやらせたらムックの右に出る者はいないのではないでしょうか。スパニッシュな感じも、日本の歌謡曲っぽさもあるメロディラインが琴線に触れます。
ファンクっぽいところは「鳶」とも通じますが、こちらの方が親しみの持てる曲調で好きですね。タイトルは「蟋蟀」もしくは「閻魔蟋蟀」も候補であったけれど、ごつすぎるということで「ガーベラ」に落ち着いたとか。


ムック - ガーベラ - メディアの銃声 ★★★ (2006-02-16 10:08:14)

初期プログレの「笑いながら狂ってる怖さ」を目指したらしい曲。
ムックがプログレ的なアプローチをするのって別に全然意外ではないんですが、SATOちさんの曲っていうのは意外でした。日常に覆われた狂気を暴くような1曲。ラストは激情ヴォーカル、炸裂してます。


ムック - ガーベラ - 白日 ★★ (2006-02-16 10:11:23)

「メディアの銃声」が終わると同時に、一気に疾走。
メロディ自体は素朴な感じですが、アレンジや歌で激情が表現されていますね。「朽木の灯」の時に作った曲らしく、あのアルバムに入っていても違和感なさそうです。最近ミヤさんの曲に動物が登場する事が多いですが、やっぱり達瑯さんからの影響?


ムック - ココロノナイマチ - ココロノナイマチ ★★★ (2005-04-02 10:40:03)

「朽木の灯」リリース後、新たな一歩を踏み出すシングル。
なんとなくバラードを予想していたんですが、意外にもキャッチーな、疾走感ある曲でした。…それにしても、この曲を聴くと「朽木の灯」で何かが吹っ切れたように思います。今までではありえないほど取っ付きやすい音ながら、相変わらず心に沁みるメロディと歌詞…。バンドもあのアルバムで得たものは大きかったのかもしれませんね。


ムック - ココロノナイマチ - 月の砂丘 (2005-04-05 14:31:48)

西部の乾いた荒野を連想させる、寂しげなメロディのバラード。
それに対してギターソロのメロディは暖かみがあって、一筋の光が差し込んできた感じを曲に与えていると思います。
個人的にこの曲の間奏を聴くと、何故かOPETHが聴きたくなります。


ムック - モノクロの景色 - ぬけがら ★★ (2005-05-29 21:46:05)

歌よりも演奏のダイナミズムを前面に出した、ヘヴィな曲。
この曲でもサビで達瑯さんの心の軋みのような悲痛ヴォーカルが聴けます。この曲は他の曲と比べ、誰にでもある心情を歌ったもの(おそらく失恋)だそうですが、やっぱりとことん重い詞です…でも、失恋した時って誰でもこんな感じになりますよね(苦笑)


ムック - 哀愁 ★★ (2003-11-22 22:41:00)

ムックのデモテ音源、配布音源のリテイク集からなるミニアルバム。
デモテープは現在ではほぼ入手不可能、売っていても値段が万単位になってしまうので、
このアルバムの存在は結構嬉しかったりします。
楽曲の方も全曲にキャッチーなメロディが配されていて、特にムック随一の
キャッチーさを持った②、エモーショナルなボーカルをフィーチャーしたバラードの④、
歌詞に才能の萌芽の兆しを感じさせる⑤などが素晴らしいです。
⑤が終わった後、約50分(!)の空白時間の後にボーナストラックで
「ロバートのテーマ」が収録されていますが、こういう趣向を凝らすなら正直「鏡」
「ワルツ」「クランケ」など入手困難音源をいれて欲しかった気もします。
ところで、このCD⑥曲入りパズルつきで2500円は高いのでしょうか??
私はCD以外にあまり付加価値を感じない人なので、正直ちょっと高く感じてしまいました(笑)。


ムック - 哀愁 - ジレンマ ★★★ (2005-01-29 09:09:56)

自分的にはメタファーとはいえ、「奇形児」という言葉が使用されているのがいかにもヴィジュヴィジュしててなんかイヤなんですが、それでもこの歌詞の世界観は素晴らしいです。特に「昔書いた自分宛ての手紙は理想の時を刻みつづける」という部分は、過去を懐かしむ内容の詞の中では一番胸が痛くなりました。ポップながら明るくなりきれないような曲調も歌詞と合っていると思います。


ムック - 哀愁 - 翼を下さい ★★★ (2005-06-08 19:26:22)

一応空への憧憬という比喩に包まれてはいますが、もうこの頃から純粋さが失われていく事に疑問を投げかける世界観が出来ていますね。
っていうか、こんな普通のV系ファンにもお勧め出来そうなキャッチーでかっこいい曲が廃盤(2005年6月現在)なんて勿体無さ過ぎです。カラオケにも配信された事だし、是非とも「哀愁」の再発を望みます。


ムック - 雨のオーケストラ - 雨のオーケストラ ★★ (2005-06-08 19:20:50)

ムックとしては初となる、オーケストラを導入したバラード。
達瑯さんは確か「YUKKEの曲はメロディが難しい」と言ってましたが、確かに一回では覚えられないメロディですね…よくこのメロにちゃんと完結したストーリーを持つ詞を載せられたなぁ…。「濡れてしぼんだネコ」がらしいですね(笑)。でも、正直に言うと達瑯さんはまだこういう「中庸」な世界観を「極端」な世界観以上には表現できていず、戸惑っている印象も受けてしまうんですよね…こういう曲でも「遺書」「スイミン」以上のリアリティで聴き手の心に迫れる表現力が身についたら、凄い強味になると思うので頑張って欲しいです(←偉そうですみません)。


ムック - 雨のオーケストラ - 語り部の詩 (2005-06-08 19:13:32)

自虐的な歌詞の世界観とは裏腹に、颯爽と駆け抜けていくかのような曲。
この軽やかさは何なんだ、と思ったら、他の曲よりもギターの歪みがかなり弱めになってるみたいですね。結構新鮮な感じの曲です。


ムック - 雨のオーケストラ - 死生、命あり ★★★ (2005-06-08 19:09:48)

本人達も言うように、ムックの王道とも言えるヘヴィで暗く、メロディアスなリフとナツメロ以上に哀愁漂うメロディを持った曲。
相変わらずミヤさんのシリアスな詞に共感し、芳醇なメロディに酔い痴れ、達瑯さんの絶唱に強制的に感情移入させられるクオリティの高さが保たれています。特にこの曲は今まで以上にフックのあるメロディを持っています。色々な表現に挑戦してもこういう世界観の曲は止めないで欲しいなぁ。


ムック - 我、在ルベキ場所(タイプb) ★★ (2005-05-14 22:09:00)

2003年発表、「是空」の前菜的にリリースされたシングル。
同シングルには3つの異なるタイプがあり、会場限定盤であるAタイプには「大嫌い」の
ライブ版の映像を収録したDVDがつき、Bタイプにはインディーズ時代の超名曲「家路」の再録、
Cタイプには「商業思想狂時代考偲曲」のフォークヴァージョンを収録したものとなっています。
私が中でもお勧めしたいのは、この「家路」収録の音源。
SATOちさんらしい爽やかなメロディに郷愁を感じさせる歌詞を付け、更にそれを
心地良い疾走に乗せた名曲です。インディーズ時代の「青盤」にも収録されていましたが、
演奏、音質、アレンジの全てが良くなっており、「青盤」を持っている方もそうでない方も
チェックする価値大有りなシングルになっています。
売り上げ的にはCタイプの方が上の様ですが、私的にはこの「家路」の収録されたBタイプがお勧めです。


ムック - 朽木の灯 ★★ (2004-09-03 18:40:00)

2004年発売の4thアルバムで、メジャーでは2枚目となるフルレンス。
…いきなりですが、これは凄い作品だと思います。前作に当たる「是空」が迷いを抱えながら
戦っている感じだとすると、今作の「朽木の灯」は全力で殺しにきている雰囲気、
とでも言えば良いでしょうか、全てにおいてパワーアップしています。
まずムックの世界観を支える歌詞ですが、前作では技巧に走った詞だったり、
音楽活動を続けるに当たっての決意や迷いについての個人的な詞が多かった感じがしますが、
今回はメディアに対する思いや幼少の頃の思い出など、テーマが広がった感じがします。
また偽りの「前向きさ」に対する嫌悪など、攻撃的なテーマの歌詞も扱っているのが
ロックっぽくて気に入りました。やっぱりロックには反骨精神が無いと(笑)。
特に思うのは達瑯さんの作詞能力の向上ですね。
前作はかっこいい言葉を使おうとし過ぎて滑っていた感がありますが、
今回は「誰も居ない家」「溺れる魚」のようにストーリーを紡ぎながらも叙情性を
出した曲が多く、リスナーを曲の世界に取り込むのに一役買っていると思います。
また、前作の延長線上にある造語などを使った「暁闇」も滑っている感は全くなく、
幻想的な世界観と心情描写を両立させた素晴らしいものに仕上がっています。
サウンド面での進化も見逃せません。
「是空」のレビューでは「この作品のノリのよさと葬ラ謳の作り込み具合が融合したら
素晴らしいものが出来そう」のような事を書きましたが、この作品はそれを地で行っていると思います。
是空の演奏のダイナミズムはそのままに、更にアレンジにドラマティックさが加わったように感じました。
ギターリフもいつも通り殺傷力抜群ですが、今回は高揚感や寂寥感を醸し出すメロディアスで
繊細なタイプのリフも弾いていたり、聴かせるタイプのギターソロが増えた所も嬉しいです。
ヴォーカルの表現力も凄まじく、特に「朽木の塔」のラストの慟哭パートでは
ノルウェーのブラックメタルの連中にも引けを取らない程の殺気を感じました。
あんなヴォーカリゼーションを使えるアーティストは他に知りません(笑)
…色々ぐだぐたと書きましたが要は素晴らしいアルバムって事です(笑)
まだV系好き、ヘヴィロック好きにしかアピール出来ていない印象がありますが、
興味があるならば是非を問わず購入を勧めます!!絶対損はしないと思います。
それにしても、コンスタントにクオリティの高い作品を発表するムックは
凄いアーティストだなぁ、と改めて思い知らされました。これからも期待です。


ムック - 朽木の灯 - 2.07 ★★ (2005-06-05 21:38:15)

インストですが、ドラムを生で録って、それを倍の速さで再生したものをリズムトラックとして使うというアイデアが、こだわってて面白いです。アルバム全部を聴く体力が無い時はこの曲を境とした前半または後半だけ聴くのもいい感じ。


ムック - 朽木の灯 - ガロ ★★ (2005-01-29 09:11:10)

タイトルの「ガロ」は、詞の内容がハングリーな犬をイメージさせることから付けられたらしいです(要するに、そのイメージ上の犬の名前が「ガロ」)。
いかにもロックな反骨精神剥き出しの詞と、喉元を食いちぎらんばかりの攻撃的なヴォーカルが印象深い一曲です。


ムック - 朽木の灯 - モノクロの景色 ★★★ (2004-09-03 09:18:32)

今までと比較するとやや明るい感じのするメロディを持ったバラード。
ファンの間では賛否両論だったようですが、私的には「賛」です。どこか寂しげな感じのするメロディのリフやソロが耳を惹く、良い楽曲だと思います。


ムック - 朽木の灯 - 遺書 ★★★ (2004-09-03 09:17:55)

マスメディアが人の苦しみを容易く「情報」へと置き換えてしまう事への疑問を激情と共に綴った、いかにもムックらしい歌詞の楽曲。後半の雷を思わせるような迫力あるギターの音がかなり威圧感があります。
今までならこういう詞の曲は割と叫ぶタイプの曲が多かった感じがしますが、これはかなりメロディアス。メロディといい歌詞といい、すんなりと曲の世界の中に入っていける楽曲です。


ムック - 朽木の灯 - 朽木の塔 ★★ (2004-09-05 21:19:05)

アルバムの最後を飾るのは今までで一番へヴィといっても過言ではない楽曲。
この曲はヴォーカルが凄すぎます。がなり声でメロディを歌ったり叫んだりするパートがありますが、只ならぬ殺気すら放つ歌唱です。ここまで表現力のあるヴォーカリストを日本ではこの人以外に知りません。とにかくこのヴォーカルは超必聴です!!


ムック - 朽木の灯 - 暁闇 ★★ (2004-09-05 21:18:44)

歌詞、メロディ、アレンジともに幻想的な感じのする楽曲。
歌詞中では「朧森」などの造語や、比喩的な表現が多用されていますが、浮いた感じは無く達瑯さんの作詞能力の向上が伺える曲です。最後の起伏に富むメロディラインもかっこいいです。


ムック - 朽木の灯 - 幻燈讃歌 ★★ (2005-01-29 09:12:13)

「是空」収録の「蘭鋳」を思わせる、ヘヴィに疾走する曲。
サビで一旦立ち止まって考えるように、テンポを落として聴かせるところもこの曲をよりドラマティックにしていますね。
多分こんなことを思うのは私だけでしょうが、「前向きな振りをした偽善者共が今に溢れ出し 人はいつか悲しむ事さえ出来なくなって目を閉じた」という部分はなんか五木寛之さんがパンクに目覚めたような印象を受けました(笑)。


ムック - 朽木の灯 - 濁空 (2004-09-03 09:19:09)

黒煙第2章!?と思いたくなるような、超早口の楽曲。
かといって「黒煙」のようなメロディアスさはこの曲には無く、ヴォーカルは低音、迫力のある囁き声、勢いのあるシャウトとアグレッシヴに攻め立てる印象です。メタルやヘヴィロックから入ったリスナーにはすんなりと受け入れられるでしょうが、「モノクロの景色」のようなメロディアスな方向からファンになった人はやや戸惑うかもしれません。


ムック - 朽木の灯 - 誰も居ない家 ★★★ (2004-09-03 09:17:31)

今までアルバム一曲目(インストを入れると2曲目)はへヴィで勢いのあるものが多かったですが、今回はかなり雰囲気のある曲で始まります。
イントロの引きつけるようなノイジーなリフがムックの中では新しい感じがします。歌詞は達瑯さんの小学生時代、親が共働きで独りで暗い家に帰る時の孤独感、寂寥感を著したものだとか。


ムック - 朽木の灯 - 溺れる魚 ★★ (2004-09-03 09:19:25)

ムック流のフォーク。といっても、今までの様にヘヴィネスが同居している訳ではなく(後半のバンドパートはややヘヴィですが)、前半は本当にさだまさしかと思わせるようなフォークです。
良い曲ですが、達瑯さんはもう少し高音のほうが映えると思うので★2つ。


ムック - 朽木の灯 - 悲シミノ果テ ★★★ (2004-09-02 20:39:45)

本人達が「ムックロック」と称していた通り、メロディが泣きでありながらヘヴィな演奏を聴かせる、彼らの王道的な楽曲。
最初聴いた時は余りに王道過ぎてイマイチか…?とも思ったんですが、聴き込んでいくとどんどん良さが分かってきます。特にVoが「この悲しみの果てに」と一言歌ってギターソロに入る展開、後半でのバスドラと歪んだギターが一丸となって曲を盛り上げる所などは痺れる程にかっこいいです。


ムック - 朽木の灯 - 未完の絵画 ★★★ (2004-09-03 09:18:12)

イントロから哀メロリフが耳を惹きつける、3拍子のバラード。
このリズムというとアンティークの「アカ」を思い浮かべますが、世界観の構築振りは比ではありません。アレンジがドラマティックで、特に最後のサビに入る時音圧が一旦引いて、一気に襲い掛かる所は本当に鳥肌が立つかっこ良さです。個人的にはこの「誰も居ない家」→「遺書」→「未完の絵画」の流れがたまらなく好きです。MDに入れるとタイトルが「蜜柑の絵画」にみえてしょうがない(笑)


ムック - 朽木の灯 - 名も無き夢 ★★ (2004-09-05 21:18:23)

本人達曰く「ムック流メロコア」。
ただノリに任せて疾走するだけでなく、間奏で8分の3連(ポリリズムっていうらしいです)の大らかなノリを見せた後、僅かに溜めてからギターソロと共に疾走したり、ドラマティックな曲展開が彼ららしいと言えます。
最近流行のメロコアもどきのアイドルバンドには是非聴かせてやりたい一曲。


ムック - 朽木の灯 - 路地裏 僕と君へ (2004-09-03 09:18:51)

「是空」リリース後、一枚目のシングル曲。
まだ歌詞の方向性が迷走しているような印象を受けます(歌詞中の「狂い出したマエストロ」というフレーズが超浮いてる…)。曲的には澱んだ大気を思わせるようなサビのギターノイズと攻撃的かつメロディアスなヴォーカルがかっこいいと思いました。


ムック - 朽木の灯ライヴアット六本木 ★★ (2005-05-14 21:55:00)

2005年発表のライブ盤。
「朽木の灯」発表直後に六本木で行われた、アルバムを曲順通りに演奏するというコンセプトの
ライブの模様を収録。ボーナストラックとして「ママ」「蘭鋳」「スイミン」の3曲を収録
…の予定でしたが、収録可能時間が足りず、「スイミン」はカットされてしまいました。
一番聴きたかった曲なのに…(涙)
音源ですが、流石にオリジナルよりも篭もった音質ですが、低音の効き具合はこちらの方が
上の様に思います。このミックスでベースが良く聞き取れるようになった為、「路地裏~」の
終盤のベースが暴れるパートなどを筆頭に、スタジオ版よりもかっこよくなった部分もあります。
ヴォーカルもアルバムよりもより自嘲的な響きを持って迫ります。
流石に「朽木の塔」の慟哭パートなどでは疲れが見えるものの、「暁闇」「ガロ」「悲シミノ果テ」
「溺れる魚」「名も無き夢」「モノクロの景色」などはオリジナルに勝るとも劣らぬ激情を発揮。
特に「モノクロの景色」はスタジオ音源ではシングル向けに遠慮してたんじゃないか?と
訝りたくなる程の素晴らしいパフォーマンスで、スタジオ版よりも良い出来だと思います。
MCは一回だけしていますが、随分ぼそぼそと喋ってますね…いつもこんな感じなんでしょうか?
値段も約80分目一杯に収録されている割には2300円と安く、「朽木の灯」を楽しめた方なら
納得できるライブ盤だと思います。ただ、流石にスタジオ盤を買っていない人には、先に
そちらを購入する事をお勧めしますが…


ムック - 球体 ★★ (2009-03-30 17:06:00)

09年発表、8枚目のフルアルバム…ムックもそろそろベテランですね。
メタリックな演奏をこれまで以上に濃くすることでAVENGED SEVENFOLD辺りを好んで
聴いてるようなメタラー、洋楽ファン層を射程に入れつつ、歌謡的な歌メロも重視し、
ヘヴィ過ぎない歌詞世界を打ち出すことで一般のロックファンにもアピールすることが
狙いなら、これはかなり成功しているといえるんじゃないでしょうか。ちょっとした
打ち込みとか、ヴォイスエフェクトとか今風の要素も結構取り入れてますし。
反骨精神や頼もしさがありつつも、巧みに繊細で弱い部分も見せる歌詞はどこか少女漫画の
不良(当然イケメンで、根は優しい)を思わせますね(笑)。これならV系ファンのちょっと
屈折した女の子もグッと来てしまうのではないでしょうか。アルバムの購入特典の懸賞の
プレゼントにはメンバーの抱き枕、なんてものもありますし(爆笑)。世界観も暗すぎないので
アンチから「根暗」と後ろ指を差されることもないだろうし、一般のロックファンからも
敬遠されにくいんじゃないかと思います。良かったね。
…たかが1ファンがここまで大きくなったバンドに「解散して欲しい」と言うなんて
おこがましいと思う。まして私みたいな、ツアーで全国追っかけてくような熱心さなんて
欠片も持ち合わせてないようなファンなら尚更。だから私は言いません…言いませんが、
「解散して欲しい」っていう人の気持ちは凄く分かる。ある意味「葬ラ謳」や「朽木の灯」
よりも涙腺を刺激されました。
…ここまでかなり皮肉なこと言ってますが、駄作かと問われればそうではないと思う。
演奏、メロディ、アレンジ、歌唱ともに高水準で、特にラスト2曲や「レミング」は
憎たらしい程メロディが良い。…だから自分の中で、期待するのを止められないんですよね。
まあV系という文化を代表して、かつ音楽通にも侮られない質の高い音楽を作っているという
ポップアイコン的な存在としては、第3、第4の「葬ラ謳」「朽木の灯」みたいな作風の
アルバムを作るよりも、これくらいのライトさがあった方が良いのかもしれませんが…。
バンドが音楽性を変えていくのはいいし、絶望感がなくなることもまあ良いんですけど、
「葬ラ謳」で感じられた、「どうよこの世界観、すげえだろ?」みたいな圧倒的なあの感じは
保っていて欲しいなぁ…どうも最近のムックの作品って、自分たちの作っている作品の世界観に
自分たち自身が以前ほど酔えていないような煮え切らなさがあるんですよね…。


ムック - 極彩 ★★ (2006-12-11 22:09:00)

「6」を入れなければ6thになるアルバムですね。
感情過多なヴォーカルや、骨のあるアレンジなど今までのムックらしさも残しつつ、
かなり音楽性を変化させたアルバム。大きな変化は以下の3つ。
まず第一に、前作よりも音質が良くなりました。
「是空」「朽木」にも通じるドラムが大きく、ギターがヘヴィなミックスで迫力あり。
音量も丁度良く、気持ち良く聴ける音…っていうか前作が悪すぎな気がします(苦笑)。
第二に、音楽性の幅が広がった事。
今までもジャジーだったり、懐メロっぽい歌メロがあったりと単なるKORNなどへヴィな
バンドの模倣に留まらない個性がありましたが、今回は沖縄(?)っぽいメロあり、
トーキングスタイルのヴォーカルあり、童歌にも通じる程「和」なメロあり、ループを
用いた曲もありでかなり多彩。通常盤ボーナストラックなんて一曲は「ど」メタル、もう一曲は
「ガーベラ」のサーフ版ですからね(笑)個人的には苦手な曲もあって、音楽性が拡散しすぎな
印象もなきにしもあらずですが、バンドの更なる可能性を見せてくれたのではないでしょうか。
第三に、絶望感が希薄になり、全体的に詩が前向きになった事。
前向きと言われる「是空」や「鵬翼」でも「我、在ルベキ場所」「9月3日の刻印」「赤線」
など悲痛な訴えが聴かれる曲が少なからずありましたが、今回はほとんどありません。
また、「是空」の時のような「前向きになる為の前向きさ」もあまり感じられず、「鵬翼」の
延長線上にある前向きさだと思います。シングルの「ホリゾント」などで顕著ですが、
日常の感情の機微を歌おうとしている印象。ただこれに関しては、手放しで歓迎は出来ないですね…
「葬ラ謳」「朽木」の様に、絶望感・悲壮感の漂う作品を作らせたら彼らの右に出る者は
いないと思いますが、日常の機微や前向きな感情をムック以上に表現できるアーティストは
V系のフィールドを離れれば他にも沢山いると思います。正直、この路線で行くには、
もう一段階のステップアップが必要ではないかと…。
取り入れた要素をもっと上手く昇華させれば、更に進化出来ると思うので今後も期待してます。


ムック - 極彩 - 25時の憂鬱 ★★★ (2006-12-07 04:22:39)

確か「双心の声」の発展系って言ってた曲だったかな?
私は「双心」は正直嫌いだったんですが、この曲への踏み台としてだったら全く無駄ではなかったのではないかと思います。最初はループを使って妖しく攻める曲だと思いきや、いきなりヘヴィになり、ジャジーになり、変幻自在な展開を見せます。しかもサビメロは歌謡曲的な鮮烈さが…これは反則です(笑)。ラストは妖しい雰囲気で締め。


ムック - 極彩 - ガーベラ SURF VER. ★★★ (2006-12-07 22:05:39)

遊び心たっぷりながら、しっかり聴かせるガーベラ別バージョン。
まさかあの「ガーベラ」が、サーフロックになってしまうなんて…。
ラストのサビメロを少し変えて繰り返しに持っていく辺り、かなりこだわってますね。


ムック - 極彩 - ディーオージー ★★ (2006-12-07 21:59:35)

ワイルドな魅力…その一言。
歌詞は結構面白くて、笑っちゃいます。
♪前世 歴史の偉人かな~


ムック - 極彩 - レイブサーカス-instrumental- ★★★ (2006-12-07 22:03:30)

ムック会心のインスト・オープニング!!
インパクトのある印象を残していくインストで、メロは個人的に最近のシングルのサビメロよりも良かったと思うくらい。それにしても、ミヤさんはちょっとした音作りやフレーズが上手いですね。職人的ともいえるかも。


ムック - 極彩 - 極彩 ★★★ (2006-12-07 04:21:01)

まず、レイブサーカスからの繋がりが非常にかっこいいですよね。
リフも高揚感を伴うメロディアスなもの、歌メロの妖しさを際立たせるもの、へヴィに叩きつけるようなものなどを使い分けていて多彩。歌メロも、こぶしを用いて童歌並に「和」を感じられるものや乱暴にがなり散らす部分などがありこちらも負けじと多彩。インタビューによると、タイトル自体は他の曲から流用したらしいですが、ほんとタイトル通りの極彩の世界です。
「朽木」「葬ラ謳」で見られたような絶望感こそ希薄ですが、絶望感なしでもムックは凄いという事を示した一曲ではないでしょうか。


ムック - 極彩 - 月光 ★★★ (2006-12-07 21:57:36)

ムックの曲名を上手く取り入れた歌詞にニヤりとしますね。
曲的には、サビはバラード並に哀愁に重きを置いてますが、アルバムの中では「極彩」辺りと並んで最もムックらしい曲といえるでしょう。重く歪みながら切ないギターメロなんかはモロにムック印(笑)。達瑯さんのヴォーカルスタイルが好きな者としては、サビのファルセットから表声への戻す時の哀愁篭もりっぷりがもう…ね(笑)。


ムック - 極彩 - 嘆きの鐘 ★★ (2006-12-07 21:53:40)

「極彩」に続く、結局は前向きになりながらもヘヴィな曲。
半ばヤケクソ気味ながなりがかっこいいです。でもサビメロはもう少しパンチが欲しい所。正直、譜割りの難しそうなAメロの方が印象に残ります。…今年はちょっと曲を作りすぎだったんじゃないかなぁ。


ムック - 最終列車 - 茜空 ★★★ (2005-10-20 14:15:36)

作曲者のSATOちさん曰く、ラテンにインスパイアされて作った曲だとか。…全くラテンじゃないんですけど(笑)。
ミヤさんの前向きな歌詞、達瑯さんのファルセットなど今までのムックにはあまり無かった要素が盛り込まれてます。「前向きな振り」にならないのは、そこに作詞者の確かな意志が感じられるからかも。歌メロも、最初は「最終列車」のそれが良すぎた為、地味な印象を受けましたが2回、3回と聴くうちに段々と心に染み渡ってきました。


ムック - 最終列車 - 最終列車 ★★★ (2005-10-20 14:08:44)

これは超名曲だと思います。
かぐや姫やさだまさしなどの曲で、「名曲」として世に残っているものと比較しても遜色無い叙情メロディが、バンドサウンドで疾走してます。ギターソロの音色も良く、高田延彦じゃないけど「鳥肌立った」。達瑯さんの歌もしゃくりや慟哭は控えめながら、強い決意や意志を感じさせる情感をたっぷり込めた歌唱で聴き手を惹きつけます。私は一聴でもう虜になってました。


ムック - 志恩 - ファズ (2008-05-02 18:16:26)

「東京 コイントス ダイブ」…ムックがこんな微っ妙~な歌詞を書いてしまうとは…ファズ掛かってるのは達瑯さんの作詞センスじゃないのかなぁ…ああ、「ママ」「幸せの執着」を書いた頃の反骨心は何処へ…。でも、曲がかっこいいので駄作と切り捨てられないのが悔しい。


ムック - 志恩 - フライト -Album ver.- (2008-05-01 02:38:19)

う~ん…どうしてもこの曲にはポジティブな感情を作れないかも…
感情豊かなヴォーカルやアレンジ力の高さを除いたら、「青き春」で批判してるようなバンドと何が違うのか…。「七五三みたいになっちゃって」という歌詞も、最近の技巧に走りすぎな歌詞を思うと皮肉に聞こえて、笑えるやら哀しいやら…。


ムック - 是空 ★★ (2003-11-22 18:49:00)

遂にメジャー進出を果たしたムックの3rdフルアルバム。
やはり楽曲の充実度は凄まじく、絶望感を吐き出すような②、X JAPANの疾走感と
フォークの叙情性を合わせたような④、キャッチーなリフとタメの効いたボーカルが格好良い⑥、
ムック特有の叙事的な歌詞の⑪など、ツボをついた曲が揃っています。
ただ、⑦だけは何がやりたいんだかさっぱり分かりませんでした。
悪いけどこれは飛ばしちゃいます…
ただ、ちょっと不満を言わせてもらうと、歌詞に技巧を使用している分、
伝わるものが少なくなっている感は否めないのと、今回の収録曲はサビへのブリッジを
殆どドラムのフィルインだけで済ましてしまっている点はかなり残念でした。
ただ、前作の重々しい空気はやや薄れた感じがしますが、
その分「躍動感」が吹き込まれていると思います(特にドラムの音に顕著ですね)。
このアルバムは当初はもっと曲数の少ない「ミニアルバム」として出す予定だったらしく、
曲を煮詰める時間が正直足りていないようにも感じました。
多分歌詞の技巧は一過性の物だと思うので、このアルバムの躍動感と「葬ラ謳」の作りこみと
叙情性を合体させれば、もっと凄いアルバムが出来るように思えます。
次のアルバムにも期待が掛かる一枚です。


ムック - 是空 - 嘆き鳥と道化人 ★★ (2005-01-29 14:41:45)

珍しくワウを多用したリフがなかなかに殺傷力の高い一曲。
歌詞を読んだとき、「未来永劫 泉は涸れ果てた」とか、自虐的なフレーズが多く、達瑯さんは音楽に対して煮詰まってるのかと思いました。まあ、全くの杞憂でしたが…


ムック - 葬ラ謳 ★★ (2003-11-22 18:49:00)

私の人生の中で、「このアルバムほど素晴らしいCDは後にも先にも存在し得ない!!」
と言って憚らない程の完成度を誇るアルバム。
とにかく歌詞が良く、将来への漠然とした不安を歌った③、周囲に合わせて作った自分と
本当の自分との乖離のリアルな苦しみが伝わる⑤、他人の痛みを理解出来ない奴等への
憎しみをぶちまけた⑫、父親の死を歌ったものであろう⑬などが、若さゆえの瑞々しい感性と
類稀な情景描写によって描かれています。
こう断言するのはやや乱暴な気がしますが、このアルバムを最後まで聴いて何も感じない人は
よっぽど能天気で平和ボケしているか、感性が欠落しているといっても過言では無いと
言い切れる程の心を突き刺す歌詞になっています。
肝心の楽曲の方ですが、これもホントにクオリティが高く、分かりやすく喩えるなら
ミクスチャーロックの激しさとフォークの叙情的メロディを混ぜたような音楽で、
倍音を駆使して歌うボーカルの力量にも目を見張るものがあります。
また、このアルバムはサビへのブリッジ部分にかなりこだわりが感じられ、
そこにも耳を傾けて欲しいところです。
静から動へのドラマティックな移り変わりが格好良い④、アルバム随一のキャッチーさを誇る⑥、
彼らの卓越したアレンジセンスが光る「およげ!たいやきくん」のカバーである⑨、
まくしたてる様なラップの要素も感じられる⑪、重々しい演奏と呪詛のような
ボーカルが恐ろしい⑭と、「捨て曲」とは全く無縁のアルバムです(ただ、メロコアが
嫌いな私にとって⑩はちょっと好きになれないです…)。
月並みな表現になってしまいますが、「死んだら棺桶に入れて欲しい」アルバムです。
ミクスチャー然とした七弦ギターと五弦ベースのへヴィな音には耐えられないと言う人以外には、
自信を持ってお勧め出来る作品だと思います。
ちなみに、初回盤はメロコア風の新曲「世界の終わり」、歌詞がダークなフォーク「夢の街」、
メンバーによるコメントを収録したボーナスCD、2ndプレスには「絶望」のプロモーションビデオが収録されています。


ムック - 痛絶 - イタイ手紙 ★★★ (2005-01-29 14:53:22)

ミヤさんが、自分がストーカーだったらどう思うかをテーマに歌詞を書いたらしい曲。Bメロのヴォーカルに手を加えている部分は古びた感じが良く顕れていると思います。
「ヤクソクシタノニヤクソクシタノニ…」と何度も呟くパートがあったり、全体的にダークな雰囲気ですがサビはメロディアスで綺麗です。


ムック - 痛絶 - 鎮痛剤 ★★ (2005-01-29 14:49:16)

大人になる事で失うものへの痛みを、シャッフルのリズムに乗せて歌った曲。ベースが生き生きしていて良い感じです。
でも、ヴォーカルは1st pressのヴァージョンの方が丁寧で良いと思います。この曲はあまりがならない方が良い気が…


ムック - 痛絶 - 夜 ★★ (2005-01-29 14:46:03)

「痛絶」の後半戦の始まりを告げるバラード
…とは言っても、リフが重々しく、かなりヘヴィな音作りがなされています。間奏のスキャット部分がさらに演奏の重厚さを際立たせていてかっこいいです。


ムック - 鵬翼 ★★ (2005-12-02 16:50:00)

今年発売された、通算5枚目となるフルアルバム。
雑誌のインタビューなどで「常温の音楽」への傾倒を口にしていた事や、パイロットシングルの
作風からも分かるように、今までのような絶望感や寂寥感に満ちたディプレッシブさが減り、
その代わりにちょっとした切なさや感情の機微などを歌う、メランコリックさが際立つ作風の
アルバムに仕上がっています。しかしそれでいて達瑯さんの感情過多なヴォーカリゼーションや
音作りにこだわったドラマティックで妥協の無いアレンジなどムックの長所や特性は
しっかりと引き継がれていて、なかなかの名盤といえる作品だと思います。
「是空」の時は前を向こうとし過ぎで視野狭窄に陥っていた印象を受けましたが、
今作の「つばさ」などは本当の意味で前を向いた曲と言えるのではないでしょうか。
ヴォーカル面では作風の変化のせいか達瑯さんが珍しくファルセットを多用してます。
あまり上手いとは言えない(ファルセットになると声量がいきなり下がる)けれど、
使い所がとても上手く、これが作品の情感を更に強める要素の一つになっていますね。
特に「赤線」のラスト手前での僅かに擦れたそれは、歌詞とも相まって泣きそうになってしまうんですよね…
また、抑鬱された世界の中にあってもそれを否定せずに受け入れ、前に進んで行こうとする
力強さが感じられる「輝く世界」や、リストカットにより自殺した人たちへの鎮魂歌とも
とれる「赤線」など、今までのようなディープな主題を取り扱った楽曲もしっかり存在するのが
やはり嬉しい所。特に「赤線」はテーマ的に説教臭くなりがちな所をそうはならず、
ただ絶望を振り撒くだけではなく、温かさも感じさせるという離れ業を簡単にやってのけ
やはり優れたバンドであることを再び証明したように思います。もう信者です(笑)
ただ唯一の欠点は今までの作品と比べて音質が悪い所。
シングル曲のミックスでさえマスターボリュームが低くなってるように感じるんですが…。
ちなみに初回盤はDVD付きとボーナスCD付きの2種類が発売されています。
私は流石に両方は買えませんでしたが(信者失格?)、「遮断」はムックでも有数のカッコイイ
リフを持ったかなりの名曲ですし、「最終列車」のフォークアレンジも原曲のメロディが
素晴らしいだけに物凄くハマってます。個人的には両方買えないならボーナスCD付きがお勧めです。


ムック - 鵬翼 - 1R ★★ (2005-11-25 14:37:12)

読み方は「ワンルーム」かな?
「九日」以来となる女言葉の歌詞がポイントでしょうか。とても懐かしい感じのするメロディの曲です。この曲の、がならずに感情を込めた歌い方がとても沁みる。特にサビのラスト直前(「私を」のところ)の伸ばし方が最高に良いです。


ムック - 鵬翼 - こもれび ★★ (2005-11-28 12:40:56)

ムックにしては、何の衒いもないロックチューン。
でも感情表現に長けたヴォーカルや、相変わらずかっこいいアレンジセンスなど彼ららしさはしっかり残っていて、それが耳に心地良く仕上がっています。
「雨のオーケストラ」の後にこの曲が続く構成だからなのか、作詞者は違うのにもかかわらず何故かこの曲が「雨~」のアンサーソングに思えてしまいます。この2曲の流れはとても綺麗。


ムック - 鵬翼 - つばさ ★★★ (2005-11-26 22:49:46)

卒業式に歌えそうな感じの優しいメロディと希望の見える歌詞を持った、今までは絶対にアルバムの締めにはしなかったであろうタイプの曲。でも、ラストのコーラスで盛り上げてからギターを重ねたエンディングパートへと移行していく展開でアルバムの世界を閉じる部分は、どこか切なくそれでいて暖かな気分になります。やっぱり締めに相応しい曲。
こういう曲を作るようになったって事は、「翼を下さい」と歌ってたムックが自分の「つばさ」に気付いた、って事なのかな。


ムック - 鵬翼 - サル ★★★ (2005-11-26 23:01:51)

今作のテーマは「常温の音楽」らしいですが、やっぱりこういうムック印(笑)の悲壮感漂う、シニカルな曲には惹き付けられてしまいます。
サビのヴォーカルに対して合いの手的に入るギターのフレーズがとてもかっこいい。歌詞の切れ味は流石ミヤ氏といった具合で、「順応するしか脳がねえ 悲しいサルの群れ」等という皮肉な表現は相変わらず上手いです。


ムック - 鵬翼 - モンスター ★★ (2005-11-26 22:52:20)

音も詞も、まるで厭世の権化であるかのようなへヴィーな曲。
でも個人的には、「死して塊」なんかもそうなんですが、ここまで厭世的だとどうも作為性を感じてしまう部分がなきにしもあらず。曲自体はかなりかっこいいんですけどね。特に音色からしてぶっ壊れた感じのするギターソロは必聴です。


ムック - 鵬翼 - 輝く世界 ★★ (2005-11-25 14:33:57)

今まで一曲目はインストでしたが、今回は歌入り。
でもいきなり激しくならず、ゆっくり離陸していく感じが良いですね。これがあるお蔭で「サル」「赤線」「最終列車」の流れが際立ってる。
タイトルとは真逆の歌詞の世界観も好き。「仕方がない」という単語を全く異なる文脈で使っていて、深いです…。


ムック - 鵬翼 - 最終列車 -70's Ver.- ★★★ (2005-11-23 06:13:18)

限定盤ボーナスディスクに収録。タイトル通り最終列車フォーク版です。初めて聴いた時はあまりの哀愁漂いっぷりに笑いそうになってしまいました。やはりメロディ的にこういうアレンジはハマります。
この曲のヴォーカルをもっともらしく(笑)評すると、子音の装飾的な使い方が非常に上手い…って感じかな。発音のしかたすらかっこいいです。達瑯さんは個人的に神と崇めるヴォーカリストのうちの一人ですね。