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Usher-to-the-ETHERさんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 7701-7800

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Usher-to-the-ETHERさんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 7701-7800
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犬神サーカス団 - ビバ!アメリカ - 幼女人形 (2010-12-08 19:22:12)

テーマは重いんですが…意外にさらっと聴けて「しまう」ような。
曲調もストレートなハードロックですし。
もっと広げてくれた方が、心に刺さるような曲になったと思う。


犬神サーカス団 - 暗黒残酷劇場 - 皆殺しのララバイ ★★★ (2005-02-21 18:39:19)

リズミカルでノリのいいパートから、軽やかに疾走する二段変則的なリズムが面白い曲。ラストはスキャットと疾走がマッチしてて非常にカッコ良く仕上がっています。この哀愁なんだか暗黒なんだか分からないメロディラインはこの頃の犬神の個性ですよね。
でも、こんなカッコイイリフがあったら全然ララバイ(子守唄)じゃないですよね(笑)むしろ聴くと燃えます。


犬神サーカス団 - 暗黒残酷劇場 - 血まみれ内臓ロックンロール ★★★ (2005-02-21 18:39:33)

おもむろに「ロックンロール」と語りを入れて始まる、タイトル通りのダークかつルーズな雰囲気のロックンロール。
歌いだしから「堕胎 間男 心臓病 凶悪殺人 夜尿症」とダークな単語を並べる歌詞がイヌガミズム炸裂って感じですね(笑)その部分では演奏にブレイクを入れてヴォーカルを強調するのもグッドです。


犬神サーカス団 - 暗黒残酷劇場 - 女囚のブルース ★★ (2005-02-21 18:40:09)

曲中の語り、なんか妙なリアリティを感じるんですが、こういう話って実際にあったんでしょうか?そう思わせてしまう凶子さんの演技力も見事です。サビのこぶしも決まってますね。


犬神サーカス団 - 暗黒残酷劇場 - 進化による退廃のススメ ★★★ (2005-02-21 18:39:05)

犬神の語り系の曲ではトップクラスにかっこいいと思います。
特にサビ部分で軽くブラストしながらの「殺せ!殺せ!殺せ!!」は凶悪。


犬神サーカス団 - 暗黒残酷劇場 - 赤い蛇 ★★ (2004-05-27 18:21:57)

イントロの台詞がまず面白い曲(笑)
でもドロドロしてるのはボーカルのみで、結構あっさりしたロックです。でもこの不整合感が「らしい」と言えるかも。


犬神サーカス団 - 暗黒残酷劇場 - 大地に死す ★★ (2004-05-27 18:21:38)

シャーマンを題材にした曲で、歌詞中のベゲタリスタは南米インディオの呪術師の事。
「首を狩れ、首を狩れ」のコーラスが耳に残ります。
ただ、曲はもう少し短くまとめて欲しかった。


犬神サーカス団 - 暗黒残酷劇場 - 瓶づめの胎児 ★★ (2005-02-21 18:39:49)

イントロのリフといい全体的な雰囲気といい、「地獄の子守歌」収録の「黒髪」によく似ている感じのする曲。哀愁では「黒髪」、不気味さではこっちの方が上だと思います。
♪高く反響(こだま)する 魔訶般若波羅蜜多心経~


犬神サーカス団 - 暗黒残酷劇場 - 陽炎 ★★★ (2005-03-29 21:24:53)

美しいメロディを持つバラードはこれまでの犬神の曲にも「青蛾の群」「路上」などがありましたが、今回は一味違います。この曲は歌詞までが美しくまとまっていて、罷り間違っても「膣の様に温かく」とか「路上に散らばる内臓を」なんて表現は出て来ません(笑)。V系やHR/HMに耐性が無い人に是非聴かせてみたい楽曲。


犬神サーカス団 - 怪談!首つりの森 - お金を払って! ★★★ (2004-06-21 21:56:09)

曲的には強制的に脳裡に刷り込まれていくような印象的なベースフレーズが印象的な曲なんですが、この曲は歌詞が最高です!
理不尽な別れをつきつける恋人に、私の時間を返せないならその分のお金を払って、と詰め寄る内容なんですけど、叙情性のある歌メロに「札束が今すぐ欲しいのよ」と乗せてしまうあたり凄まじいセンスを感じます(笑)語りも入っていて犬神らしい曲です。


犬神サーカス団 - 怪談!首つりの森 - お人形 ★★ (2004-06-21 21:56:36)

アコギ一本で歌われる、わらべ歌調のメロディが胸に染みる一曲。なんか幼稚園でかごめかごめをして遊んでた頃を思い出すような感じです。
でも歌われる内容は「私はお前の神である」って…。


犬神サーカス団 - 怪談!首つりの森 - くだらない話 ★★★ (2004-05-27 18:21:09)

こういうシャッフルのリズムを持った曲は洒落たメロディを持つものが多いですが、この曲も多聞に漏れず良いメロディを持ってます。
凶子さんはリズムに乗せるのに苦労したと語ってますが、全然危なげを感じさせません。むしろかなり表現力があって良いです。ベースもメロディアスでかっこいいです。


犬神サーカス団 - 怪談!首つりの森 - 花嫁 ★★★ (2004-05-27 18:21:25)

疾走感のある演奏に載せてダークな恋愛を歌った曲。
「あなたが死んだなら私も死ぬわ」とか、「白い小さな骨壷に二人で入りましょう」とか、素敵なフレーズが満載です。やっぱり恋を歌うならこれくらいはやってもらわないと(笑)


犬神サーカス団 - 怪談!首つりの森 - 涅槃に咲く白い花 ★★ (2004-06-21 21:55:43)

「凶子のダンチョネ節」として挿入される民謡調のメロディがなかなかに叙情的で良い曲。犬神はシアトリカルな部分以外にもこうして純粋にメロディだけでも勝負できる所が素晴らしいです。メンバー全員が語りに参加していますが、個人的に気に入ったのは明さんの語り部分です。深みのある太い声が良い感じ。


犬神サーカス団 - 恐山 - 恐山 ★★★ (2014-12-19 11:52:24)

これは…「犬神サアカス團」を代表する曲になるのでは…。
「地獄の子守唄」や「カナリア」などに通じる、情念に満ちておどろおどろしくも、美しいメロディで聴かせる、彼らが綿々と描き続けてきた世界観が吹き込まれた一曲。扱っているテーマ自体はカルトなんですけど、それを描く力、聴き手に伝える力が余りにも高いのでマニアックに聴こえないんですよね。というか、単純に楽曲自体が素晴らしく良いです。ホントお勧め。


犬神サーカス団 - 恐山 - 絶望讃歌 ★★★ (2014-12-19 11:50:19)

聴いているだけで胸の隙間に通り風が吹いてくるような、無常感溢れるサビメロが印象深い曲。これ、多分「犬神サーカス団」名義だったら、サビの「あるじゃなし」の後に輪唱風のコーラスが入ってそうですよね(笑)。


犬神サーカス団 - 恐山 - 虫酸 ★★★ (2014-12-19 11:51:50)

大正ロマン風の哀愁溢れるメロディが、マーチ風のリズムに乗るとてもキャッチーな楽曲。男性コーラスのメロディなんて如何にも街宣車のスピーカーから流れてそうな愛国メロディでたまらないです。


犬神サーカス団 - 玉椿姫 - アタシは国家 ★★ (2014-12-19 11:46:26)

これは…天国を擬人化した曲でしょうか。演説するように呼びかけるようだったり、救世主コンプレックスに陥った人間が手を差し伸べるような、確信と慈しみを持って歌ったり、ヴォーカルの表現力の高さもあって不謹慎な歌詞に妙な説得力が生まれてしまっています(笑)。サビ後のドラムのフレーズが妙に耳に残ります。


犬神サーカス団 - 玉椿姫 - 海を知る少女 ★★★ (2014-12-19 11:47:00)

情次2号さんの書くメロディって、ロマンティックなものが多い印象ですが、この曲のBメロはその最たるものだと思います。悲愴な気持ちで海の上の崖に立つ少女の絵が浮かぶというか…。Aメロやサビは対照的に譜割細かめで、歌メロに非常にメリハリが効いた楽曲。素晴らしい歌謡ハードロックです。


犬神サーカス団 - 玉椿姫 - 虚像の誓い ★★★ (2014-12-19 11:44:10)

これ、実は犬神の全楽曲の中でも、不謹慎さでは群を抜いているんじゃないでしょうか。こういう人って実際にいますからね…これも、「サアカス團」名義に変えてからの路線ならではという感じでしょうか。楽曲が普通にロックというか、作為的なおどろおどろしさがないのも逆に不謹慎さに拍車を掛けてますね。


犬神サーカス団 - 玉椿姫 - 玉椿姫 ★★ (2014-12-19 11:41:30)

この曲は…世界観には強烈に惹かれるものがあるし、良い曲だと思いますが…正直犬神が持つポテンシャルを発揮しきれてない感じがあるんですよね…。特にヴァイオリンでせっかく黒色すみれのさちさんを呼んどいて、エピローグにしか起用してないのは勿体ない…。楽曲自体は、前半の美しいバラードも、後半のロック色強いパートも、メジャー進出時の楽曲以上に取っ付きやすく、大作ながらポピュラリティの高いもので悪くは無いんですが…。


犬神サーカス団 - 玉椿姫 - 血の下僕 ★★ (2014-12-19 11:44:57)

ドゥーミーなリフに、粘っこい歌メロが乗る楽曲で、ぶっちゃけ最初は地味めの曲かな…とも思ったんですが、聴くうちにこのテンポ感が、変化の無い日々が延々と続いていくような、無常な感じを出しているように思えてきて、味のある曲と思うように。


犬神サーカス団 - 玉椿姫 - 信じるな! ★★★ (2014-12-19 11:42:07)

これは初めて聴いたときから大興奮でした。子どもがイジメのときに使う囃し言葉なみに超絶キャッチーなサビメロが、勢いのあるバンドサウンドに乗って疾走!サビに至るまでも譜割の細かいメロディで、ハイテンションを維持したままどキャッチーなサビに入るのだからひとたまりもないです。名曲というのも生温いです。ほんと素晴らしい。


犬神サーカス団 - 玉椿姫 - 逃げろ! ★★★ (2014-12-19 11:47:30)

凶子さんの啖呵を切るような口上から、勢いのあるバンドサウンドで聴かせる曲。もうこの時点で良いアルバムになるのは確定ですよね。「サーカス団」名義だったときよりもギターの歪みが強くなっている印象ですが、こういう曲ではそれがダイナミックさに直接繋がっていて、聴いていてスカッとするんですよね。


犬神サーカス団 - 玉椿姫 - 突発性行動障害 ★★★ (2014-12-19 11:43:29)

「人面疔」「幽霊奇譚」なんかもそうですが、犬神のこの手の楽曲はホントにハズレがないですね…このノリたまらないですよ。前述の曲と比べると、メロディやリズムにどこかあっけらかんとした感じがあるのが、また怖いんですよね。「ホルマリン」「親の介護」「会社勤めの背広」「宇宙の果て」など、歌詞の単語の選び方のセンスが凄く良いせいで、聴いてると頭の中で気味の悪い世界観がどんどん広がり続けてしまいます(笑)。一見脈絡の無いフレーズが有機的に結び付くさまが良い意味で気持ち悪いです。


犬神サーカス団 - 形而上のエロス - ハイエナ ★★ (2006-02-25 19:24:11)

イントロのプリミティブなリズムに、怨念と怒りをたっぷり込めた語りが乗るオープニングはとにかくヴォルテージが上がります。本編がそこで溜めた怨念を一気に吐き出すというよりは、じわじわと嬲るような曲調になっているのもまたイヤらしく、良いんですよね。


犬神サーカス団 - 形而上のエロス - 悪魔のように囁い (2006-03-10 18:10:42)

現実逃避には様々な方法がありますが、これは中でも最悪な方法を選んでしまった人の物語。つまり「クスリ」についての曲です。ただ、個人的には「禁断の扉」を開いてしまった主人公のこれからを描写して欲しかった…悪趣味かもしれないけど、これだとちょっとヌルくてクスリの怖さがあまり伝わってこないのが不満…


犬神サーカス団 - 形而上のエロス - 影ひとつ ★★★ (2006-02-25 19:38:40)

今までもフォークっぽい曲はありましたが、ここまで徹した曲は無かったのでは…本当に、昔の名曲アルバムみたいなコンピレーションに入ってそうです。なんかよくテレビとかで見る、白黒で学生運動とかを映してる映像が浮かんできます。歌詞とは関係無いですけど…


犬神サーカス団 - 形而上のエロス - 今夜も呪いの幕が開く ★★★ (2006-02-25 19:27:23)

短いし、いかにもオープニングって感じの曲なんですが、個人的にこの曲大好きです。この曲で描かれているようないかにもアングラなサーカスって実際には見たことないけど、イメージとぴったり。頽廃的で、奇妙な倦怠の支配する空間。


犬神サーカス団 - 形而上のエロス - 自殺の唄 ★★ (2006-02-25 19:34:22)

過激な言葉をメロディアスな歌に乗せたロックンロール、と言う事で「血まみれ内臓ロックンロール」と似てますが、コール&レスポンスやサビでの合いの手があったり、よりエンターテイメント性のある曲です。やっぱり芯は残しつつも、良くも悪くも段々変わっていってる気がする…


犬神サーカス団 - 形而上のエロス - 親愛なるあなたへ ★★ (2006-02-25 19:30:19)

メジャーに行ってからはあまり無かった、ダークな演奏におどろおどろしい語りを乗せた楽曲。歌詞が妙にリアルで好きです。これ、作詞したというより、ウザいダイレクトメールを歌詞の形にして晒したんじゃないでしょうか、とすら思ってしまいます(笑)とにかく歌詞は必読です。


犬神サーカス団 - 形而上のエロス - 千里眼 (2006-03-10 18:13:20)

人と少し違うが故に、迫害される少女がテーマの曲。
…なんだけど、歌詞はもう少し展開が欲しかったなぁ…繰り返しが多いせいでちょっと飽きるかも。「悪魔のように囁いて」もそうだけど、目の付け所はかなり良いだけに惜しいです。


犬神サーカス団 - 形而上のエロス - 道行き ★★★ (2006-03-10 18:07:16)

心中がテーマの、メロディアスな疾走曲。
こういう曲をさらっと聞かせるのは凄いです。歌詞も結構グロいですが、血飛沫と粉雪の色の対比なんかは歌メロに負けず綺麗…なのかも?


犬神サーカス団 - 形而上のエロス - 恋唄 ★★ (2006-02-25 19:41:46)

ドメスティックバイオレンスを受けながらも慕いつづける、倒錯した愛情を歌い上げるラブソング。私はS属性なので(笑)、共感こそ出来ないけどこういう恋唄もありなんだな~と、目の付け所の良さに感心しました。
しかし、その愛情も男の先走った行動によって…


犬神サーカス団 - 最後のアイドル - 最後のアイドル ★★★ (2004-05-27 18:24:18)

この疾走曲にこの歌詞を乗せてしまうとは…(笑)
「I.N.U.G.A.M.I」って、明さん実は天才なんじゃ…ギターソロもかっこいいし、奇をてらってるんだかないんだか良く分からない、だけど良いと思える曲。


犬神サーカス団 - 最初の扉 ★★ (2004-04-22 20:48:00)

4曲入り約25分というミニアルバムなみのボリュームで、値段はシングル並という超お買い得作品(最後のアイドルといい)このバンドは良心的な価格設定を心がけていると思います)。
今回のシングルは全曲が凄いです!!
メインとなる「3つの扉」、その曲から派生した「最初の扉」は戯曲仕立てで犬神のある意味王道とも言えそうな楽曲ですし、「恋の炎」も「退化」もどれもメロディラインがしっかりしていて聴きやすく、流石にメジャーに行っただけの実力の垣間見えるシングルだと思います。


犬神サーカス団 - 最初の扉 - 3つの扉 ★★ (2004-04-22 20:48:10)

3つの全く別々の曲を無理矢理繋げ、そこにメインテーマとなるメロディと凶子さんの語りを入れることで整合性を出したような大作曲。
借金の保証人になって苦しんでいる主人公の「IF」をテーマにした曲で、「もし保証人を断っていたら」「もし就職をしないでミュージシャンを目指してたら」「もし大学へ行かないで板前さんを目指してたら」という3つのパートから成る曲です。
個人的には第一パートのさだまさし直系?フォークサウンドが歌詞・メロディ・歌い方共にツボでした。ちなみにメインテーマの一部と語り以外は凶子さん以外のメンバーが担当しています。


犬神サーカス団 - 最初の扉 - 最初の扉 ★★ (2004-04-22 20:47:55)

「3つの扉」から派生した曲…ですが、「3つの扉」には無いメロディも入っていて、しかもかなり流れの良いメロディなので聴き応えがあります。
個人的には語りと歌が半々のこの曲でゴールデンタイムの歌番組に出たのが凄いと思う(笑)


犬神サーカス団 - 最初の扉 - 退化 ★★★ (2004-04-22 20:25:34)

キャッチーなメロディを持った、いかにもシングルになりそうな疾走感のある楽曲(でもカップリング)。
絶望的な歌詞と凶子さんの裏声が凄く合っている感じで、何度も聴きたくなるような曲です。曲調としては「命みぢかし~」路線で途中でコーラスも入ります。


犬神サーカス団 - 最初の扉 - 恋の炎 ★★ (2004-04-22 20:47:34)

コーラスが入っていたりしてかなりメロディアスでポップな曲。
犬神もメジャーに来て色気が出てきた?(笑)


犬神サーカス団 - 蛇神姫 ★★ (2006-11-16 22:38:00)

2000年発表の3rd。
「スケ番ロック」が犬神のエンターテイメント的な部分の集大成の傑作だとしたなら、
このアルバムは彼らの作品の中で最も「おどろおどろしさ」に特化した傑作だと思います。
前作の「地獄の子守唄」でさえ、タイトルトラックなんかはエンターテイメントとしての
「グロ」を表現している印象を受けますが、このアルバムではそういった聴き手を
楽しませようとする姿勢はあまり感じられず、直球で人間の暗黒面を表現している感じです。
聴いていると昭和初期の日本の村のような風景が思い浮かびますが、明らかに風光明媚だったり
古きよき日本とかそういう感じじゃなくて、瘴気の濃さに圧倒されて参ってしまう感じ。
ヴォーカル面でもそれは顕著で、凶子さんは元々表現力の高いヴォーカリストだと思いますが
このアルバムの歌は語尾を擦れさせたり、ぶつぶつ呟いたり、声を震わせながらメロディを
追ったりととにかく怨念が感じられて、本当に背筋が寒くなるようです。
今のところフルアルバムとしては「形而上のエロス」が最新作ですが、原点回帰を
標榜するならこのアルバムくらいの瘴気の濃さが欲しかったなぁ…。


犬神サーカス団 - 蛇神姫 - カナリヤ ★★★ (2004-06-01 21:04:39)

「地獄の子守唄」と少し似ているメロディを持つバラード。
ですが「地獄の子守唄」よりも曲相を哀愁方向に傾けてよりバラードらしいバラードになった印象です。


犬神サーカス団 - 蛇神姫 - ガム ★★★ (2006-11-16 22:52:30)

犬神らしい語り(っていうか叫び)とハードロックの合体サウンドですが、最も狂気的な要素の強い曲ですね。声がひっくり返ってもお構いなしのヴォーカルがとにかく凶悪。「お前なんかニワトリだ、死ね鬼畜!」の言い方がキレがあって好き。


犬神サーカス団 - 蛇神姫 - 苦界浄土 ★★★ (2006-11-16 22:49:43)

病に冒された少女と、誰にも看取られることなく朽ちる花…
ドラマや小説だったら結構耽美的な表現がなされそうなテーマですが、この曲は耽美さよりも絶望感が漂ってますね。曲を通じて歌詞の少女の、自分の境遇への怨念や死語の世界への恐怖とかマイナスの感情が流れ込んでくるような曲。


犬神サーカス団 - 蛇神姫 - 蛇神姫 ★★★ (2006-11-16 22:45:40)

サビはメロディ自体は結構キャッチーなのに、その裏でぶつぶつと語ってるヴォーカルが怖すぎるんですけど…。これなら叫んでくれた方がまだ怖くないでしょうね。「怨念」「呪詛」といった言葉に惹かれる方には無条件でお勧めの一曲。


犬神サーカス団 - 蛇神姫 - 父親憎悪 ★★★ (2006-11-16 22:43:23)

当時の犬神の美点を全て集約したような超名曲。
演奏はしっかりとハードロックしてるし、歌メロも絶品で語りも凄みが効いているし、歌詞のテーマもシリアスでふざけた所は無く直接人間の暗部を表現してると思います。これがベストに入ってないのはおかしいでしょう…。


犬神サーカス団 - 呪恋 - 人面疔 ★★★ (2009-09-27 12:41:21)

この一曲だけでアルバムを買う価値があると思う。
「地獄の子守唄」のタイトル曲と並び、犬神サーカス団を象徴する曲。少なくとも私はこういう曲を求めて聴いてます。昭和的な超キャッチーな歌謡メロ、いかがわしくてレトロな雰囲気、グロテスクな中に潜むユーモアなど全てが揃っていて、ほんと完全無欠だと思う。こんな曲がもっと欲しいです。


犬神サーカス団 - 神の犬 ★★ (2003-11-21 16:06:00)

「ロック・スターを甦らせ、荒廃した世界を救う」ことを教義に掲げる暗黒宗教集団
「神の犬」というコンセプトで展開されるアルバム。
ストレートでメロディアスなハードロックの②、おどろおどろしくコミカルな世界観の⑥、
一昔前のグループサウンズのような⑧、叙事的な哀愁バラード⑪、ゲストに三柴理がピアノ、
キーボードで参加した美しい曲の⑮など、かなり秀逸な曲が揃っていますが、
ちょっと寸劇や笑いの要素が強すぎ、今までのドロドロとした人間関係を歌う世界観が損なわれている気もします。
しかし、⑦は漫才風の語りですが、②の鼓笛隊バージョンがバックで流れていたり、
なかなか聴かせる作りになっていると思います。
ただ、これを最初に聴くと犬神をコミックバンドであると思ってしまうかもしれません。
寸劇を聴いてみたい人はこのアルバムから入ると良いでしょう。


犬神サーカス団 - 神の犬 - ロックンロール・ファイヤー ★★ (2003-11-08 13:31:23)

バンドのおどろおどろしいんだかコミックバンドなんだか分からない風貌とは裏腹に、カラッとしたメロディアス・ハードロックに仕上がった一曲。曲のやや早弾きのギターソロはやはり犬神がハードロックバンドであることを再認識させてくれます。


犬神サーカス団 - 神の犬 - 黄泉の国 ★★ (2003-11-19 16:32:49)

犬神サーカス団に対し、大衆が抱くイメージそのままであろう曲。
百鬼夜行を導くようなリズムと火の玉の飛び交うようなイメージのギターフレーズに、おどろおどろしいんだかコミカルなんだか判らない歌詞世界が広がります。
「死んだロックスターを生き返し世界を救う」という妙なコンセプトのアルバム「神の犬」のストーリーにおいて重要なパートをになう一曲。


犬神サーカス団 - 神の犬 - 決死隊 (2003-11-26 18:44:08)

犬神凶子以外のメンバーがボーカルとして挑戦した曲。メロディは「黄泉の国」の中間部からの引用です。聴いているとやるせなくなる様な力の抜けるボーカルに思わず笑ってしまう曲です。
ちなみに「其の一」と「其のニ」がありますが、「其の一」には結構カッコ良いギターソロも入っています。


犬神サーカス団 - 赤猫 ★★ (2003-11-20 22:34:00)

5曲入りのミニアルバム。
このアルバムは犬神サーカス団の曲でも聴きやすく、メロディや歌詞にもとっかかりが
あるものばかりなので最初にコレから聴くのもいいと思います。
歌のメロディで押すタイプの曲が多いので、歌謡曲ファンも抵抗無く聴けると思います。
タイトルトラックで裏切った男への復讐を謳うちょっと歪んだ勧善懲悪もの(?)の①、
バンドのイメージに合わなそうなカラッとしたロックの②、美しいメロディと鐘の音が響き渡る③、
メロディを排しノリと疾走感を追及した④、凶子さんの語りと哀愁を帯びたワウギターが特徴の⑤と、
正に全曲が素晴らしいです。とくに①は何回もリピートしてしまうほどの出来です。
ただ、ミニアルバムって収録曲数の割に値段が高いんですよね(苦笑)。
それでもコレは購入する価値は十二分にあるかと思われます。


犬神サーカス団 - 赤猫 - けもの道 ★★★ (2003-11-08 13:38:30)

ミディアム・ナンバーの秀逸な「赤猫」の幕引きを飾る、歌謡曲的叙情性を持った曲。
ワウのかかったギターフレーズがメロディが元々持つ哀愁をさらに引き出しています。
歌詞は上で仰られている通り、近親相姦系のかなり気味が悪い詞ですが、「孤独な二人の行く先は…」等と何気に切ない詞も入れてきて、ただ単に気味の悪い曲に終始しないところが、インディーズのバンドの蜉蝣と少しテーマが似ているように感じました。


犬神サーカス団 - 赤猫 - 血の贖い ★★ (2003-11-08 13:44:33)

3拍子が生み出すある種の壮大さを持ったバラード曲。
アコギメインのAメロから凶子さんの高音と共にドラマティックに展開するサビ部分が素晴らしいです。メロディといい歌詞といい、ちょっとヒズんだ雰囲気のクリスマスソング、といった風情の曲です。


犬神サーカス団 - 地獄の子守唄 ★★ (2004-04-15 22:55:00)

このバンドはなんだかブラックメタルでもやっていそうな外見ですが(白塗りだし・笑)、
実際に聴いてみると語りの入った戯曲的な曲と綺麗なメロディのバラードの2種類が
このバンドの主となっていることが分かるかと思います。
最近はメジャーに進出したりゴールデンタイムの音楽番組に出たりしたせいか
更にエンターテイメント性を増し、歌詞もそれにつれてグロさが減り
「エンターテイメントの中に潜む重いテーマ」という感じになってきてますが
このアルバムの歌詞はかなりグロです。
特に語り部分の「壁に頭を打ち付けろ…壁に頭を打ち付けろ…壁に頭を打ち付けろ…
(←段々声が大きくなる)」とか「貴方が放尿した電柱が恋しくて、一滴残らず舐め干しました」とか、
メジャーでは絶対出来無そうなヤバヤバな表現がたっぷり詰まっています。
でも、その一方でタイトル曲や「黒髪」などの綺麗なバラードもある所が彼等の魅力になっていると思います。


犬神サーカス団 - 地獄の子守唄 - 黒髪 ★★★ (2004-04-10 21:16:43)

なんだかダークなのか綺麗なのかよく分からない不可思議なメロディを持ったバラード。
でもこの不可思議さが良いです。ギターの音がなんとなく昭和って感じがします。


犬神サーカス団 - 地獄の子守唄 - 常世の蟲 ★★ (2004-06-04 22:37:51)

「和」テイストのホラー要素が多分に含まれたどろどろした曲。
なんとなく犬神ってファン以外からはこういう曲のイメージが強そうな気がします。メロディが覚えやすくもおどろおどろしく、途中の語り「壁に頭を打ち付けろ」の部分では思わず音量を下げたくなるほどの迫力があります。


犬神サーカス団 - 地獄の子守唄 - 青蛾の群 ★★ (2005-03-15 17:20:02)

濃い曲が続いた後に登場する、3拍子のバラード。
曲順的にちょっと目立たなくなってしまっているのが惜しいですね…ですが最後のサビメロは絶品なので、遠慮なく頂いておきましょう。


犬神サーカス団 - 地獄の子守唄 - 地獄の子守唄 ★★★ (2004-04-10 21:16:09)

アルバムの中で最もフックのあるメロディを持ったバラードで、この曲の歌メロはオープニングの口上にも使われてます。
語りの「貴方が放尿した電柱が恋しくて、一滴残らず舐め干しました」って…グロいですねぇ(笑)流石犬神って感じです。


犬神サーカス団 - 地獄の子守唄 - 灯蛾 (2004-06-04 22:36:36)

アコースティックギターの音色が印象的な、語り中心の曲。
微妙に節を付けてるような所もありますが、ほぼ全てのボーカルパートが語りで、かなり悲惨で救いの無い内容になっています。繰り返されるアコギのリフが同じところをぐるぐる回り続ける蛾の運命を暗示しているようで、美しくも怖いです。


犬神サーカス団 - 地獄の子守唄 - 廃墟の街 ★★ (2004-04-10 21:16:29)

犬神はホントに3拍子のバラードが好きなんだなぁ…と思わせる曲。
Aメロなんて海岸の砂浜を独りで彷徨ってるような雰囲気があってなかなか風情のある曲だと思います。でもサビがちょっと怖いかも。


犬神サーカス団 - 地獄の子守唄 - 白痴 ★★★ (2004-06-04 22:36:53)

犬神の本領発揮って感じの、トーキングスタイルのボーカルとハードロックが合体した曲。
この曲はとにかく歌詞が爽快です。「時間の無駄だ、日が暮れちまう、いい加減にしろ!!」と怒鳴り散らした後、やけにクールに「でも本当は馬鹿なんだろ?」と言い放つのがかっこ良過ぎ(笑)個人的にはこの曲が受け入れられるか否かで犬神にハマれるかどうかが変わってくると思う。


犬神サーカス団 - 地獄の子守唄 - 夜が終わっちまう前に… ★★ (2004-04-10 21:18:59)

メロディと語りが合体した、まるで尾崎豊みたいな曲(笑)
ギターのメロディがキャッチーでかっこいいです。
冒頭の語りはフランスの詩人、シャルル・ボードレールの作品「悪の華」からの引用によるもの。


犬神サーカス団 - 地獄の子守唄 - 路上 ★★ (2005-03-15 17:19:48)

曲調的には「青蛾の群」と少し被ってしまいますが、良いバラードです。
でも歌いだしが「♪路上に散らばる内臓を~」って…何も知らない人に歌詞を読ませたら絶対バラードとは思わないでしょう(笑)


犬神サーカス団 - 都合のいい女・ほんとにほんとにご苦労さん - ほんとにほんとにご苦労さん ★★★ (2004-12-17 05:19:39)

ザ・ドリフターズのカヴァー。
ドリフのカヴァーをする事を提案したのはレコード会社側らしいですが、これが申し合わせたかのように上手くはまっています。どうやらこの曲のメロディは日本の軍歌と深い関連があるらしく、明さんによって改変された詞とも相まって浮いた雰囲気は全く感じさせません。個人的にツボなところは「♪ほんとにほんとに~」のメロディとユニゾンのギターフレーズ。ああいう軍歌チックなメロディをギターで弾くのって、何故か好きなんですよね。


犬神サーカス団 - 都合のいい女・ほんとにほんとにご苦労さん - 愛の亡霊 (2004-12-17 05:20:46)

ディスコ的なリズムが特徴な曲。
この西洋ホラー的な詞は「この曲にディスコ的な詞を付けたら洒落にならないから」という理由で付けられたものらしいですが、犬神が書くディスコ的な詞がすっごく見てみたいのは私だけではないはず(笑)


犬神サーカス団 - 都合のいい女・ほんとにほんとにご苦労さん - 需要供給の法則 ★★★ (2004-12-17 05:22:07)

「最後のアイドル」「命短し~」のタイトルトラック、「最初の扉」収録の「退化」など、最近のシングルはこういうキャッチーに疾走する楽曲を1曲は入れてくれるのが心憎いですね。
無論メロディの綺麗さは言うまでも無いんですが、今回は歌詞が行き着く所まで行った感じです。「演奏いけてるバンドでも 売れなかったらただのゴミ」って…(笑)。でもこのバンドの場合、どう見ても「売れたがっている」というより、「売れたがっているように見せかけている」としか思えませんが(笑)。


犬神サーカス団 - 都合のいい女・ほんとにほんとにご苦労さん - 都合のいい女 ★★★ (2004-12-17 05:18:11)

メンバー曰く「津軽からカリフォルニアに旅立ったような」ギターソロ、ヘヴィでありながらどこかコミカルなノリを持ったリフ、そして凶子さんのお色気ムード歌謡を参考にしたというやたらとセクシーなヴォーカル、と約3分の中に耳を引く要素をこれでもかと詰め込んだ曲。
本人達曰く「シングル向け」だそうですが…これを聴く限りきっとこのバンドは大衆に迎合してまで売れようなんて気はさらさら無いように思えます(笑)。


犬神サーカス団 - 不確定性原理の悪夢 - 機能不全家族 ★★★ (2014-12-19 11:59:41)

粘つくように、頭にこびりつく印象深いメロディが特徴な曲。そうですよ、このメロディが聴きたいがために犬神を聴いてるんです…!歌メロのネットネト具合を強調した次の瞬間、ハードロックのダイナミズムで聴かせるバンドサウンドのアレンジも非常にかっこいい。これこそが犬神サアカス團、という曲ではないでしょうか。一回聴いただけで、「興亡盛衰 浮き沈み」とか口ずさんでしまうから怖いです(笑)。


犬神サーカス団 - 不確定性原理の悪夢 - 泥 ★★★ (2014-12-19 11:56:31)

これは超名曲じゃないですか!
メロディや歌詞には、犬神印が深く刻印されたような、如何にもといったおどろおどろしさがありますが、演奏は聴いててスカッとするようなハードロック。特にBメロ、情念が溶け出すようなドロドロしたメロディで禍々しさを演出しつつ、その雰囲気を纏ったまま疾走するのがたまらなくかっこいい…!メジャー時の疾走曲よりもメロディが「らしく」なってるのが良いですね。


犬神サーカス団 - 命みぢかし恋せよ人類! - 命みぢかし恋せよ人類! ★★ (2003-12-22 23:23:08)

犬神サーカス団のメジャーデビュー曲。
パワーコーラスやキャッチーなメロディ、そして10代の少年少女(と、少年少女の心を忘れない素敵な大人たち★)ならば誰しもが共感出来そうな歌詞がとても良いですが、犬神特有の日本独特の「村意識」を思わせるどろどろ感が全く見られないのが少し残念といえば残念でしょうか。


犬神サーカス団 - 夜行列車極楽行 - ねじれた線路 ★★ (2008-11-04 20:14:08)

こんな後味悪いコンセプトアルバムの締め曲なかなかないですよ…
こういう結末って、時間は一定に流れているのみではないことと、人間は(当然だけど)生きている時にのみ時間を知覚できることを合わせて考えれば、現実でも十分考えられそうですし。私は別に人生に悲観してるわけではないので(笑)いいですけど、この主人公にとっては本当に地獄だろうなぁ…。全部灰になって終わった方がまだ救いがあると思う。


犬神サーカス団 - 夜行列車極楽行 - 虚言村 ★★★ (2008-11-04 20:18:04)

歌謡HR通り越して演歌HRですね、これ(笑)。
こういうハードロックバンドに凶子さんみたいなヴォーカルがいてくれて本当に良かったなぁ…。歌を聴いてるだけで楽しい。凶子さんがコブシを回す所ではこっちも握った手に力が入ってしまいます。


犬神サーカス団 - 夜行列車極楽行 - 殺戮峠 ★★ (2008-11-04 19:59:08)

津山で実際に起こった大量殺人事件をモチーフにしたバラード。
この曲はおそらく猟奇的な歌詞と美しいメロディのギャップを狙ったんだと思いますが…視点を事件を見つめていた黒百合からのものにしているせいで、犯人の感情が詳細に描かれずちょっと中途半端になってる気が。
犬神のファンは、彼らがこういう題材を取り上げるといったら、この事件の犯人が沸々と怨念を滾らせていく様をねちっこく具体的に描いてくのを期待してると思うんですけどね…少なくとも私はそういう物を期待してたので、良い曲だけど少々肩透かしでした。


犬神サーカス団 - 夜行列車極楽行 - 念仏谷 ★★★ (2008-11-04 20:04:38)

これは大傑作だと思います。
拷問をショーとして楽しんでいる風習のある谷という陰惨な世界設定と、軽快に飛ばしながら「うぉい!!」「イッツショータイム!!」「ッシャァ!!」と楽しげなコーラスを入れるエンタメ性に満ちた曲調が見事に合ってる。ほんとにこの世界では拷問を楽しんでやってるんだな…って感じ。グロ、エンタメ、ユーモアが一つになって実を結んだ名曲です。


犬神サーカス団 - 夜行列車極楽行 - 夜行列車 ★★★ (2008-11-04 20:08:50)

いきなり「アルバム買って良かったなぁ…」と思わせるであろう、歌謡ハードロックのキラーチューン。演奏は硬派にハードロックしてるのに、ギターソロや歌に込められたメロディは「夜行列車」という言葉から想像するようなロマンに満ちたもので、聴きやすくて良いですね。警笛を思わせるギターフレーズや、サビの「ガタンゴトン」感のあるリズムなど列車に関連させているアレンジも面白いです。


犬神サーカス団 / 犬神サアカス團 ★★ (2005-02-10 03:34:00)

ファンの方はもう知ってるでしょうけど、3/9に新アルバム発売です!!
タイトル:スケ番ロック
収録曲:あいつ、スケ番ロック、堕ちた英雄、口裂け女伝説、太陽を待ってる、
サーカスの人魚、14、平成デモクラシー、都合のいい女(Album mix)、
最新型アンドロイド、殺したい女、欲望の牙-吸血少女・魔子-、箱舟
インタヴューによると、「全曲シングルになりそうなアルバム」との事なので、
今から期待してしまいますね。「殺したい女」って…(笑)
それにしても、「蛇神姫」「暗黒残酷劇場」は廃盤なんでしょうか?
最近めっきり店で見かけなくなってしまったのですが…


犬神サーカス団 / 犬神サアカス團 ★★ (2005-03-11 17:49:00)

アルバム延期になってしまいましたね…
めっちゃ楽しみにしていただけに、かなり残念。
でも、とりあえずは4月を楽しみに待っています。


犬神サーカス団 / 犬神サアカス團 ★★ (2005-06-12 20:12:00)

今日カラオケに行ってきたんですが、UGAって機種、凄いです…
なんと「グレイテストヒッツ」「スケ番ロック」が全曲配信されてます!!
「最新型アンドロイド」「口裂け女伝説」はやっぱり難しいなぁ…


犬神サーカス団 / 犬神サアカス團 - Dead End Kids - Dead End Kids ★★ (2010-08-31 23:55:18)

DEAD END=行き止まり、袋小路。
カップリングの「天変地異」は超名曲でしたが、こっちはもう一歩。「命みぢかし~」系の、パンキッシュで爽快なポップな曲なんですが、歌詞もメロも犬神にしてはウス味。歌詞はシングルだし良いんですけど、もっと「命~」クラスの突き抜けたメロが欲しい所。とはいっても、シングルらしい即効性は十二分にありますけど。


犬神サーカス団 / 犬神サアカス團 - Dead End Kids - 天変地異 ★★★ (2010-08-31 23:51:11)

♪てってってー、てってっててー
♪てってってー、てってっててー
…何なんだこれは(笑)
歌メロ部分よりも、ついギターパートを一緒になって口ずさみたくなるほど、フレーズにインパクトがありますね。一回聴いたら頭の中をグルグル回る事請け合い。「自分以外どうなってもいい」という主人公の投げ遣りな心情をそのまま投影したようなサビメロも良いです。


犬神サーカス団 / 犬神サアカス團 - グレイテスト・ヒッツ ★★ (2004-05-27 18:27:00)

犬神サーカス団の活動十周年を記念して作られたベスト盤。
ゴールデンの歌番組にも出演し、知名度が上がって興味を持つ人も多いでしょうし、
この時期にベスト盤を出すのは正解だと思います。
興味を持ってもどれから買っていいか迷う人もいると思うので…
収録曲ですが、疾走感のあるロックである①や⑦、美しいメロディを持った④、
ドロドロした雰囲気の⑩、犬神の醍醐味であるロックサウンドと語りを融合させた⑥、
グループサウンズを意識したと思われる③など、バラエティに富んだ選曲で
初心者にも犬神の魅力が伝わりやすい好盤だと思います。
曲数も18曲とかなりボリュームがあり、お買い得なアルバムです。
しかも、新曲が3曲も収録され、「洗脳」のシングルバージョンの音源は今まではDVDでしか
聴けなかったものがようやくCD化されたので、ファンの方でも安心して購入できる、
完成度の高いベスト盤と言えると思います。
ただ、「御霊前」「地獄の子守唄」からの選曲が無いため、
「黒髪」「地獄の子守唄」といった名曲が聴けないのは少し残念でもあります。
余談ですが、期間限定とは思いますが自主盤倶楽部やライカなどのV系専門店や
タワーレコードや特定の新星堂などの限られた店でこのアルバムを購入すると小冊子がもらえます。
この小冊子がまた読み応えがあり、犬神のバックグラウンドストーリーやプロフィール、
今までの活動の詳細などがかなり詳しく載っていて、ファンにはたまらない内容と思われます。
特に「用語解説」でボードレール等の詞からの引用が結構あることを知ってびっくり…
明治大学出てる人もいるし、実はインテリなバンドだったんですね(笑)


犬神サーカス団 / 犬神サアカス團 - グレイテスト・ヒッツ - ウロコの女 ★★ (2004-05-27 18:20:49)

ベスト盤編集に当たって追加された新曲のうちの一つ。
メロディが覚えやすく、テンポも割と速くて聴きやすいです。
このメロディってジッタリン・ジンの「夏祭り」に似てないんだけど、似てる(笑)


犬神サーカス団 / 犬神サアカス團 - グレイテスト・ヒッツ - 洗脳(single Ver) ★★★ (2004-05-27 18:27:19)

アルバムではカットされてた後半部分が追加されてます。
この後半のいかれ系のギターソロやその後に続く変化に富んだ演奏など、かなりかっこいいのにどうしてアルバムでは削っちゃったんでしょうか。アルバムの流れに収めるためとはいえ勿体無いのでベストで聴けるようになって嬉しいです。


犬神サーカス団 / 犬神サアカス團 - グレイテスト・ヒッツ - 堕落と絶望の少女 ★★ (2004-06-01 21:05:01)

ベスト盤の最後を飾る、新曲バラード。
犬神のバラードはいつも綺麗で覚えやすいメロディなので親しみやすくて良いですね。
ただ、3拍子のバラードという事でどうしても「廃墟の街」「血の贖い」「鎮魂歌」あたりを連想してしまいます。ベストの最後だからもう少し独特な曲を入れても良かったのでは…と思いました。


犬神サーカス団 / 犬神サアカス團 - スケ番ロック ★★ (2005-04-10 18:34:00)

2005年発表の7thフル。メジャーでは初となるアルバム・リリースです(ベスト盤は除く)
まずこのタイトルを見たときは「冗談でしょ?」と思ったほど驚いたんですが、
内容のほうも今までの犬神とは一線を画す物になったと思います。
今までのアルバムはおどろおどろしい語りの曲があったり、明さんを筆頭に他のメンバーが
ヴォーカルをとる曲があったりしたんですが、今回はそのような曲はなりを潜め、
その代わりに13曲の全てに印象に残るメロディが散りばめられています。
インパクトのある詞を持った2曲で始まり、中盤から後半にかけて実験的な曲が続いた後、
ヘヴィーな曲、疾走系の曲と来てバラードで締めくくる展開も、堅実で良いですね。
音質もヴォーカルが小さ目になった一方、ギターがかなり前面に押し出されたため
おどろおどろしさの代わりに、へヴィさはかなり増したように思います。
それから歌詞も今回はかなり変化してますね…
今までのオカルトやグロ、人間の醜い部分をエンターテイメントとして昇華するという
歌詞も無くなった訳ではないんですが、今回は尾崎豊さんや星新一さんの英霊が
降りてきたんじゃないかと思わせるような(笑)曲もあって、詞のバラエティは更に広がってます。
特に「衝撃デビュウ!!」で始まる「最新型アンドロイド」のSF的ストーリーは面白いので必聴。
まとめると、メジャー第一のアルバムとしては申し分の無い出来だと思います。
一見さんを引き込むパワーを持ちながらも、今までのファンも満足させるであろう超名盤です。


犬神サーカス団 / 犬神サアカス團 - スケ番ロック - 14 (2005-05-18 22:33:36)

「サーカスの人魚」とは対照的に、この曲では凶子さんが実にエモーショナルに歌い上げています。特に最後の「恋も知らぬ乙女は…」の部分は語尾を叫ぶかのように歌っていて、感情がこちらにも伝わってきます。メロディの割に演奏にダークな部分があるのは、主人公の心情を表しているのでしょうか。


犬神サーカス団 / 犬神サアカス團 - スケ番ロック - あいつ ★★★ (2005-04-10 18:36:11)

曲調こそ従来の犬神のそれ(非常にメロディアスな歌をフィーチャーしたハードロック)ですが、歌詞は明らかに今までとは一線を画しています。なんか尾崎豊っぽいような…(笑)
それでもやっぱりストーリーテリングは上手いんですよね。明さんは名作詞家の一人だと思います。


犬神サーカス団 / 犬神サアカス團 - スケ番ロック - サーカスの人魚 ★★ (2005-04-10 18:35:46)

今までこういうストーリー性のある曲は明さんのペンによる物が多かった気がしますが、今回は凶子さんが作詞を担当。バンド名に相応しい歌詞の内容です。
凶子さんの歌が、悲しみを必死に押し殺しながらストーリーを語っているように感じられ、非常に切ない楽曲です。


犬神サーカス団 / 犬神サアカス團 - スケ番ロック - スケ番ロック ★★ (2005-04-10 18:35:59)

曲名からしてインパクトのあるタイトルトラック。特に今まで犬神がどんな音楽をやってきたかを知ってる人にとっては計り知れない衝撃だったのでは(笑)凶子さんの喧嘩を売るようなビブラートがかっこいい。でも歌詞はスケ番じゃなくて義賊では…。


犬神サーカス団 / 犬神サアカス團 - スケ番ロック - 口裂け女伝説 ★★★ (2005-04-10 18:35:31)

こういうオカルトめいたテーマの曲は今までの犬神にもありましたが、この曲は「ポマード ポマード ポマード」「闇のドクター」とポップなフレーズが登場しやっぱり今までとは何かが違います(笑)
凶子さん曰く、情次2号さんの曲は歌うのが難しいそうですが、確かにうろ覚えでは絶対に口ずさめそうにないメロディですね。


犬神サーカス団 / 犬神サアカス團 - スケ番ロック - 最新型アンドロイド ★★★ (2005-04-05 14:26:26)

人間の慰みモノとして作られたアンドロイドが、実はアダムとイブの創造主だったという実にシュールな歌詞が面白い曲。歌詞は面白いですが、曲の方は真っ当なかっこよさがあって、声にエフェクトを掛けている箇所ではノンビブラートの歌唱を使用したり、詞に引っ掛けてドヴォルザークを引用したりといったアレンジのセンスも良いです。


犬神サーカス団 / 犬神サアカス團 - スケ番ロック - 太陽を待っている ★★★ (2005-04-10 18:35:16)

間奏のヴォーカルとギターの掛け合いが印象的な、シャッフルの曲。ちょっと「くだらない話」を連想させる曲調でもあります。
私は邦楽を聴く際、まず始めに歌詞を読む習慣があるんですが、この曲はもうその時点であまりの切なさに溜息が出てしまいました。この曲を聴くと、大人達がみんな明さんみたいによく考えている人ばかりなら、今の子供達も絶望せずに済むのに…とまで思ってしまいます。


犬神サーカス団 / 犬神サアカス團 - スケ番ロック - 平成デモクラシー ★★★ (2005-04-07 20:07:57)

「ええじゃないか」音頭を踊りたくなるような非常にポップな曲に、「♪昨日隣のおじさんが 首をくくって死にました」とダークなフレーズを妙に楽しげな調子で歌うヴォーカルが載った、犬神らしい社会風刺的な曲。
この曲では珍しく情次2号さんが歌詞を担当してますが、このブラックさは流石犬神一族です(笑)


犬神サーカス団 / 犬神サアカス團 - スケ番ロック - 欲望の牙~吸血少女・魔子~ ★★★ (2005-04-22 23:07:42)

バラードのような導入部で始まりますが、すぐさま「花嫁」「赤い蛇」を思わせるような疾走曲に!!今回のアルバムは今までの犬神になかったような感じの曲が多かったですが、やはりこういう曲があると何だか安心できます。


犬神サーカス団 / 犬神サアカス團 - セタカムイ - 骨 ★★★ (2010-09-01 00:01:52)

素晴らしい。
ロック・エンタメ中心になってもこういう曲を演ってくれるのが。
町内会の盆踊りを思わせる、日本情緒溢れる歌メロも、ミッドテンポで骨の太いハードロックな演奏も、それぞれ単品では決しておどろおどろしいものではないのに、それを組み合わせて陰湿な雰囲気を作り出しているのが凄い。普通の町内会じゃなくて、未だに人身御供とかやってる村が、霧が立ち込める中で陰鬱と演ってる盆踊りみたいな。


犬神サーカス団 / 犬神サアカス團 - セタカムイ - 残酷楽園 ★★★ (2010-09-01 00:06:27)

「花嫁」「ウロコの女」など、この手の曲を挙げれば枚挙に暇が無い程の、"いつもの犬神"な歌謡メロスピ。やりつくした曲調のはずなのに、何故か凄くフレッシュ。今までの曲を変にアンセム化して、それを縮小再生産するのを良しとせず、常に最大風速を更新しようとする気概が感じられますね。もっとも、その気概が無いバンドなんて駄目だと思いますけど(笑)。


犬神サーカス団 / 犬神サアカス團 - セタカムイ - 時は来たれり ★★★ (2010-09-01 00:17:38)

「バビロニア恋物語」で見せた中近東への傾倒が、より高いクオリティで実を結んだかのような名曲。ギターとヴォーカルを左右に振った音響がインパクトを与えるAメロも印象深いですが、やはりサビのメロディが素晴らしい。結構複雑な節回しですが、奇妙さ故に印象に残る、つまりキャッチーな仕上がりになっている感じ。こういうメロは個人的に物凄くツボに嵌まる。


犬神サーカス団 / 犬神サアカス團 - セタカムイ - 神の子 ★★ (2010-09-01 00:09:49)

シャム双生児を題材に、価値観の相対性を歌った歌詞も「らしい」と思うし、ギターソロがまるで一時の栄光を表しているような、歌詞と合ったアレンジも良いんですが…メロは「犬神のバラードにしては」少し地味かも。いや、普通に泣きメロとして超上質ではあるんですが…彼らはもっと良いメロ書けると思う。


犬神サーカス団 / 犬神サアカス團 - セタカムイ - 箱女 ★★★ (2010-09-01 00:13:21)

地味に超名曲。
決してバンドの代表曲になりえないタイプの曲だとは思うんですが、流れの良い、起承転結のはっきりした歌メロ、救いの無い、物語を背後に感じさせる歌詞、バンドの息が合っている様子の浮かぶアンサンブルなど全てのパーツが高水準。