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Usher-to-the-ETHERさんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 8601-8637

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Usher-to-the-ETHERさんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 8601-8637
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蜉蝣 - 愚弄色 - 妄想喰らう屍 ★★★ (2005-08-15 04:08:37)

今回一番意外だった曲。いきなりブラスも入ったジャジーでお洒落なサウンドだったので、「蜉蝣がこんな曲を作るはずがない!!これはSEで本編はヘヴィになるんでしょ」と思ってたらそのまま進行していったのでかなり驚きました。
歌詞もセレブな生活を妄想する引き篭もりを歌ったものでとてもユニーク。取り敢えず文句の付け所がございません。この意外性溢れる一曲に、すっかり魅了されてしまいました。


蜉蝣 - 愚弄色 - 裸眼 ★★★ (2005-08-15 04:00:18)

「迷走本能」が絶望感に苛まれて感情剥き出しで叫んでいる曲だとしたら、こっちは叫び尽くした後虚脱状態になっているような感じ。こんな曲がオープニングにあったら、喪失感で後の曲が聴けなくなります(聴くけど)。サビのリフもいいけど、「注いだ…」のところのギターフレーズが素晴らしく繊細で気に入りました。


蜉蝣 - 愚弄色 - 淋しさと眠れ ★★ (2005-08-15 04:12:19)

前半と後半で音の高低差が激しいバラード。
高音部分の歌い上げが良いのは当然の事として、今回は低音も今までの臭みみたいなものが無くなって、とても色気のある声になっていると思います。この声で渦とか歌って欲しいなぁ…


蜉蝣 - 愚弄色 - 朦朧エピローグ ★★★ (2005-08-15 03:55:28)

シャッフルのリズムに明るいメロディが乗り、ヘヴィでノリの良い曲ですがそこに乗る歌詞は死への憧憬を妙に前向きに綴ったもの。感情の針が狂気で振り切れて「笑い」の感情で止まってしまったかのような狂性を持つ曲。
ラストに「絶望にサヨナラ」でも「淋しさと眠れ」でもなくこの曲を持ってくるかって感じです。「絶望にサヨナラ」では「死への欲望にサヨナラ」って言ってたのに…好きだけどね。


蜉蝣 - 黒髪のアイツ - 黒髪のアイツ (2005-02-03 17:27:52)

個人的に「白い鴉」は微妙だったので購入を渋っていたんですが、この曲は良かったです。昔の恋人の姿を偶然見かけた所からスタートするユーモアのある歌詞も面白いですし、Bメロのコーラスとシャウトもかっこいいです。ただサビのリフがあまり面白くなかったり、いまいち名曲になりきれない印象。


蜉蝣 - 自家製フルコース ★★ (2005-05-14 14:23:00)

これも「発狂逆立ち~」同様、3曲入り(プラス前口上)のEP。
蜉蝣に限らず、この手の音源は曲数の割に値段が高いのがイタイです(笑)
「自家製フルコース」のタイトル通り、「前菜」「メインディッシュ」「デザート」の3部から
なるCDで、ご丁寧にも「前菜」は「静脈サラダ」、「デザート」は「覚醒ゼリー」と
コンセプトに沿った曲名になっているのがニクいですね(笑)
作風はというと、前作の「発狂~」が現実と妄想や狂気の入り混じった作品だとすると、
今作品はその境界線を突破し、大幅に「狂気」方向に傾いた作品です。
特に「覚醒ゼリー」なんて、もう狂気を超えて馬鹿らしさすら感じさせます(笑)
まぁ、「縄」「ゆびきり」系のポップな曲が全く無いため、蜉蝣を聴いた事が無い人に
お勧めしにくいCDではありますが、激しいV系が好みの方には自信を持ってお勧めします。


蜉蝣 - 自家製フルコース - 覚醒ゼリー ★★ (2005-05-14 14:27:20)

某バンドは「刺激がほしけりゃ馬鹿になれ」と歌っていましたが、この曲の馬鹿馬鹿しさの前ではまだまだだと思います(笑)。


蜉蝣 - 自家製フルコース - 静脈サラダ (2005-08-15 04:22:05)

それを通じて主人公が狂気に陥ったり、生や死について考えたり、蜉蝣のテーマの一つとして「人との不和」っていうのはやっぱりあるように思います。まぁこの曲はちょっとコミカルかつオーバーに描きすぎですけどね。


蜉蝣 - 色メガネとスキャンダル - エキゾチックな感染症 (2005-09-04 18:45:24)

これは…海外で買春、性病に罹り親友に打ち明けるも蔑んだ目で見られてしまう…っていうストーリーなのかなぁ?いまいち聴き所の分からない曲なんですが、JOYSOUNDではリストカッターなどを押えて真っ先にカラオケに配信されたり、意外に人気があるのかな?


蜉蝣 - 色メガネとスキャンダル - 葬失 ★★★ (2005-09-05 10:11:15)

「死別」がテーマのバラード。
歌詞の描写が上手くて、聴いているこちらまで孤独感、喪失感に苛まれてしまいます。あるライブでは、バラードながらこの曲で始まることもあったとか…話を聴いているだけで世界観に引き込むようなライブの様子が浮かんできます。


蜉蝣 - 色メガネとスキャンダル - 夕暮れの謝罪 ★★★ (2005-02-04 22:47:57)

パンク調の曲で疾走する、爽快な楽曲。
この曲で特筆すべきはドラムパート。今までに無い切れ味の良さと躍動感が感じられます。歌詞カードの可愛い(?)イラストにも注目。


蜉蝣 - 水浸しの数え唄 - R指定 ★★★ (2005-08-26 04:00:11)

こういう一曲の中に変態的なパートとメロディアスなパートが混在する曲って大好きです。Biological Slicerのテイクと水浸しのテイクを聞き比べると、バンド、特にヴォーカルの成長が良く分かります。自分の声の特性を上手く活かしてる感じ。ただBio~の方でも、リフやシャウト自体はかなり良い感じですけどね。


蜉蝣 - 水浸しの数え唄 - ゆびきり ★★★ (2004-12-10 12:57:52)

蜉蝣にあるまじき(笑)正統派V系ポップ。本人達曰く、「ポカリスエットのCMに使って欲しい」とか(笑)
でもこういう曲があるから他の発狂系も際立つのかもしれませんね。サビの無理矢理っぽい言葉の詰め方も味があって好き。


蜉蝣 - 水浸しの数え唄 - 企画モノ (2005-06-02 20:33:58)

短い中にも、台詞やシャウト、ファルセットなどを盛り込んだ「らしい」曲。「自殺を見てみたい…」が怖いです。


蜉蝣 - 絶望にサヨナラ - 絶望にサヨナラ ★★★ (2005-08-14 21:07:51)

ほんとに、大佑さんは上手くなってますよね。
ファルセットやがなりなどを駆使したヴォーカルですが、それらが感情の流れの中で使われるため全く無理を感じさせないのが凄いです。曲調もキャッチーな哀メロと疾走というパターンですが今までの「縄」「恋唄」等と比べて、へヴィになってて爽快です。


蜉蝣 - 白い鴉 - 白い鴉 (2005-09-05 10:04:41)

確かに蜉蝣のシングルとしては普通すぎるかも…
だからこれをシングルで切った事に対しては、少しもやもや感がありましたが、ベースラインなどは結構かっこいいです。


蜉蝣 - 発狂逆立ちオナニスト ★★ (2005-05-14 10:25:00)

タイトルを書くのが恥ずかしい(笑)、3曲入りEP。
私的にはこの作品が今の所蜉蝣の最高傑作ではないかと思います。
3曲ともキャッチーだし、1、3では独自の黒いユーモアを発揮し、2ではしっかり
泣かせてくれるという押し・引きの按配に優れているシングルで、通して聴いた時に
「妄想」「回想」「行動」と、別れから始まる一連のストーリーが繋がっているように
思わせる構成も良いです。(ほんとは全く繋がっていないのかもしれませんが)
蜉蝣の音源に手を出すのならば、入門編としてアルバムよりもこのCDをお勧めします。


蜉蝣 - 発狂逆立ちオナニスト - 執行猶予3年 ★★★ (2004-12-10 12:58:37)

まんまストーカー男を描いた詞が面白い曲。特に「君の部屋に男が来ました。(略)とりあえずそいつを吊るしました」って部分のブラック過ぎるユーモアセンスにはホント脱帽(笑)
カラオケでもライブでも盛り上がる曲で、みんなで「SUCK SUCK SUCK MY DRUG」とやるのが楽しすぎる(笑)でも、曲を知らない人の前でやると十中八九引くので要注意。


蜉蝣 - 発狂逆立ちオナニスト - 性的緊張インプラント ★★★ (2004-12-10 13:26:21)

すっっごい強引な曲展開がウリの曲。
Bメロは凄いメロディアスなのに、サビ部分では掌を返すかのようにがなり散らしてます。しかも「君の頭脳アヴアヴアヴアー」って…相手の頭にチップを埋め込んででも自分のものにしたい異常な愛情というシリアスなテーマに、程よい馬鹿馬鹿しさが加わって絶妙な味のある曲になってます。っていうか、こんな曲一回聴いたら忘れられないって(笑)


蜉蝣 - 発狂逆立ちオナニスト - 縄 ★★★ (2004-12-10 22:03:52)

「性的~」と「執行猶予3年」の2つの狂気の間を取り持つような、一種の清涼剤的な役割を果たす爽やかな疾走曲。
「束縛したいけど君はきっと嫌がるから せめて心だけそっと縄で縛りたい」…蜉蝣は普通の恋愛を歌わせてもぐっと来る表現をする、なかなか侮れないバンドだと思います。


蜉蝣 - 落首 ★★ (2004-12-10 09:00:00)

2004年発売の2nd。
メンバー曰く「以前よりも音の絡みを重視した作品」。
少し辛口かもしれませんが、一言で言うと「プチ名盤」だと思います。
重々しく始まる①からシングルの②、蜉蝣らしい猥雑さと独特な歌唱がマッチした③に繋ぐ
つかみの部分ではリスナーを世界に引き込むことに成功していますし、爆発力のある⑥や
過去最高に哀愁を感じさせる⑦、彼らなりにV系の王道を表現したような⑩なんかは
いいと思うんですが、少し贅肉が多いようにも思います。
④や⑨はただへヴィなだけであまり展開に面白みを感じられません…
特に⑨は雑誌で名曲「執行猶予3年」の続編である事を
におわすような発言をしていたので、なおさら残念でした。
某雑誌のレヴューにもありましたが、もう少し整理が必要だと思います。
そういえば歌詞中に「評論家って人たち クズにしか見えないけど/見れば見るほどに
本当にクズ野郎さ」というセンテンスがありましたが、こんな風に批判したら怒られちゃうかな(笑)


蜉蝣 - 落首 - 傘 ★★★ (2004-12-10 09:35:45)

蜉蝣の楽曲の中で最も「哀愁」を感じる曲。
物悲しいサビを声高らかに歌い上げるヴォーカルが何とも言えません…特に最後は泣き叫ぶような感情の込め具合…アルバムの中ではこの曲が一番好き。


蜉蝣 - 落首 - 呪縛音 (2005-02-03 17:43:23)

ストレートな憎しみを書き連ねたヘヴィな楽曲。
「死んでください…死んでください」と終始攻撃的な雰囲気で、前作の「ピチ崇拝」にも通ずる楽曲。何故か最後はテクノ調になって終わり。


蜉蝣 - 落首 - 憎しみの独り芝居 ★★ (2004-12-10 09:35:28)

曲展開が同アルバムの「摩擦信仰」とちょっと似てるのがネックですが、サビ部分のリフがカッコ良く、聴いているとテンションが上がりそうです。メタル好きなユアナさんの良さが顕れた曲だと思います。


蜉蝣 - 落首 - 摩擦信仰 ★★ (2004-12-10 22:03:20)

前作の「根暗高速子守唄」で初めて扱った「生き苦しさ」と「死への恐怖」の間の葛藤を歌った曲。今回はその摩擦で火まで起きちゃってます(笑)それにしても葛藤する主人公の台詞で「いつか君も呆れるだろう」って…なんか蜉蝣の曲に出て来る女性像って冷たい人ばっかりだなあ(苦笑)
曲的には「憎しみの独り芝居」同様、サビで切なくなるタイプの曲で、歌メロの綺麗さはこちらの方が上だと思います。


蜉蝣 - 落首 - 螺旋首 ★★★ (2004-12-10 09:00:19)

独特の螺旋を描くような歌唱がネジ込むようなギターリフに絶妙にマッチした、いかにも蜉蝣らしいエロティックな歌詞の曲。
歌詞の大意は「性欲があるのは健康な証拠で、それを下心と呼ばれるのは心外である」みたいな感じだと思いますが…極論すぎ(笑)でもその極論さが好きだなぁ。


蜉蝣 - 落首 - 恋唄 ★★ (2004-12-10 09:36:05)

疾走・メロディアス・別れの歌詞とV系の王道サウンドを地で行く曲。
高音で歌い上げるサビがカッコいいです…でも、AメロとBメロがイマイチパッとしないメロディナなのが惜しいです。ここを改善すれば勿論★3なのになぁ…


蜉蝣 - 落首 - 痺れ心 ★★ (2004-12-10 09:35:11)

アヴァンギャルドなピアノのイントロとは対照的に、叫び続けるヴォーカルと轟音のリフで叩きつけるような本編が印象的な曲。
歌詞はかなりまともな事を言ってますが、この爆発力は一体…(笑)
でも「痺れる 極まる 超常現象」の一行はどう見ても蛇足な気が…


蜉蝣 - 蜉蝣 ★★ (2005-05-15 22:29:00)

今までに幾つものEPを発表してきた蜉蝣の、記念すべき1stアルバム。
私的には、このアルバムは蜉蝣にとってターニングポイントとなった作品だと思います。
今までは(「鬱」「説教38、5℃」などの内省的な曲はあったとはいえ)ブラックなユーモアを
歌詞に盛り込む余裕があったり、完全に妄想の世界に逃避していたりしていた感がありましたが
このアルバムではかなり粗悪な現実に向かい合った詞をもつ曲の占める割合が多くなった様に思います。
エログロ系の「所詮、自分は犬であります。」「ピチ崇拝」も、実際にありそうな性癖を歌ってますし、
「迷走本能」「渦」という涙も出ずに立ち尽くすしかないような、2大泣き曲でアルバム全体を
挟んである構成も手伝って、今までよりもシリアスな雰囲気になったと思います。
ただ、中ほどの曲にちょっと詰めの甘さを感じてしまうんですよね…
例えば「マーヴェラスな首飾り」で歌われている、人が宗教や物にアイデンティティを
求めてしまうという現象など、突き詰めていくと面白いものが出来上がりそうだと思うのに、
ああ纏めてしまうのは少し惜しいように思います。まぁ曲に合わせなくては…というのもあるんでしょうけど…


蜉蝣 - 蜉蝣 - ピチ崇拝 ★★ (2005-02-04 22:53:35)

蜉蝣の専売特許とでもいうべき、妙にリアリティのある変態性のある歌詞とともに暴走していく曲。でもこれって…大佑さんの好むフェティシズムじゃあないですよねぇ(笑)


蜉蝣 - 蜉蝣 - 渦 ★★★ (2004-12-10 12:59:36)

アルバムの締めに相応しい、ドラマティックなバラード。
もう二度と朝が来て欲しくないと願うのに、何をしようと関係なくそれはやってきて、気付けば涙を流している主人公…本当に蜉蝣って絶望感の描写が上手いと思います。そして最後に主人公が取った行動とは…
音的には間奏のシンセが凄く壮大な感じで良いです。これも「迷走本能」同様、聴いてて泣きそうになってしまった…


蜉蝣 - 蜉蝣 - 根暗高速子守唄 ★★★ (2004-12-10 09:34:30)

3・3・7拍子(?)で突進するようなイントロで始まる曲。
歌詞が素晴らしく、頭から「生きるなんて下らない・死ぬなんて凄く怖い・謎に満ちた僕の未来」と現代の若者が持つ虚無感を見事に描写しています。でもこんな風に未来に不安を持つ事ってごく普通の事で根暗でも何でもないと思うけどなあ…


蜉蝣 - 蜉蝣 - 所詮、自分は犬であります。 ★★ (2005-02-04 22:42:48)

ロック魂を剥き出しにしてがなり散らすようなヴォーカルが特徴的な、やけくそな明るさを感じさせる楽曲。「昨日も今日も明日もずっと」の部分は、蜉蝣の曲のサビ前ではトップクラスのかっこよさです。
後のシングル「12 dizzy」にも繋がっていく曲調。


蜉蝣 - 蜉蝣 - 迷走本能 ★★★ (2004-12-10 12:59:55)

いきなりBURZUM級の絶望シャウトで幕を開ける曲。
内容は恋人に捨てられた男の心情を吐露するといった歌謡曲にはよくあるパターンなんですが、これが凄すぎ。歌詞の中では自分を傷付けてるし、最後は「苦しいよ・・・」と囁いて終わりだし…自分は流石にここまで酷い恋愛はしたこと無いですが、それでも聴いていると主人公の心情が伝わってきて泣きそうになってしまいます。最近の歌謡曲って別れを美化しがちであまりリアリティがなく物足りなさを感じてしまいますが、これは逆にリアル過ぎて引く人もいるかもです(笑)


蜉蝣 - 蜉蝣事典大人の書店 - アイドル狂いの心裏学 ★★★ (2004-12-10 09:41:59)

ライブ会場限定で配布されたCDに収録された曲。
まず「アイドルへの一方的な恋愛」というテーマで一曲書き上げてしまうところが凄い(笑)ライブで盛り上がる曲で、会場一杯の少年少女たちが「オ×ニーしました」と叫ぶのはかなり理不尽。ていうかいいのかなぁ(笑)


黎明スターライン ★★★ (2010-10-13 22:57:27)

…神曲です。この1曲の為にCD買っても惜しくないと思う。
…だって、最初聴いた印象が「アイドルポップス化したARCTURUS」ですよ!?

歌モノのポップスなのに、聴いて浮かんでくる情景が、ARCTURUSの3rdや4thと似てる…
というのは、一体どういうことなんでしょう…。まあ、身も蓋もない事を言えば、
インストだけ聴くと完全にプログレで、そこにポップスの歌を乗せた…とも表現できそうですが。
ヴォーカルはどんな子音にも濁点を付けられる(笑)双海節で、灰汁の強さは相変わらずですが…
もしVoが受け付けない人でも、インスト版だけでも聴いて欲しい所。レベル高すぎです。


ÆVANGELIST - Omen Ex Simulacra ★★ (2014-09-16 10:00:08)

2013年発表の2nd。

これ、カルト臭という点では他のデス/ブラックの追随を許さないものがあるのではないでしょうか。基本的には、低音の効いた、ドス黒く禍々しい雰囲気を醸し出す、サタニックなデス/ブラックという感じなんですが、それを圧縮し押し潰したような音作りが最大の特徴。この音作りのせいで、バンドの音が何やら訳の分からない、邪悪さのみを放つ黒い塊になってしまったかのように聞こえます。

パッと聴いた感じ、ひたすらに黒く塗り潰すような音の塊という感じなんですが、良く聴くとリフにデスメタル的な、ドロドロした蠢きが感じられるのがまたおぞましさを煽るんですよね。そこにクワイア風のサンプリングや、洞窟の底から響いてくるかの如き低音咆哮が重なり、より邪悪なムードを濃密さを増していきます。最早終末的な光景しか見えてこないというか、今正に恐怖の大王でも降臨してるんじゃないかってくらいドス黒い雰囲気。

他のサタニックなデスメタルと比べると、押し潰されたような音質でリフの輪郭が聞き取りづらく、直接的な攻撃性を若干減退させてまで暗黒ムードを演出している辺りは好みが分かれそうですが、少なくとも雰囲気の演出力は超一流レベルかと。調べてみたら、BENIGHTED IN SODOMのメンバー絡みのバンドという事で、このアンビエンス重視志向も納得。