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Usher-to-the-ETHERさんの発言一覧(評価・コメント) - 時系列順 4501-4600

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Usher-to-the-ETHERさんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順
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Usher-to-the-ETHERさんの発言一覧(評価・コメント) - 時系列順 4501-4600

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MYPOLLUX - Contraires - Ubiquité ★★★ (2007-09-29 11:25:27)

イントロからプログレちっくな妖しさ全開で、聴いているといつの間にかこのバンドの描き出す不条理で不穏な空気感の虜になってしまいます。ゴシック好きにはたまらない雰囲気。やっぱりゴシックって根本的にダークな音楽だと、改めて実感。


MYPOLLUX - Contraires - Jeu ★★★ (2007-09-29 11:22:02)

オルゴールと歌によるイントロ部分が印象的な、メランコリックな曲。オルゴールの捻子を巻く演出が入っているのも心憎いですね。歌もメロウに歌い上げてますが、曲が進むに従って感情が入っていき、ラスト付近ではどこから声を出してるんだ、って感じのシャウトまで(笑)


MYPOLLUX - Contraires - Chrysalide ★★★ (2007-09-29 11:19:25)

サビ部分の力強い歌声に驚きました。一瞬ですが、NIGHTWISHのように一部を男ヴォーカルに歌わせてるのかと思ったくらい(笑)。後半のデスヴォイスの一歩手前の鬼女声もかっこいいですね。


MYPOLLUX - Contraires - Contrego ★★ (2007-09-29 11:17:11)

ピアノやチェロをバックに、呪術的な歌声が響く曲。
フランスの古城の廃墟から聞こえてくる亡霊の声のような雰囲気。
次の曲との繋がりも良い感じです。


MYPOLLUX - Contraires - PAR DEFAUT ★★★ (2007-09-29 11:15:33)

アルバム中、最もヴォーカルが表現力を発揮している曲。
歌という以上に、演奏陣の好サポートを得たLussi嬢の邪悪な一人芝居という感じ。名演であり怪演です。ジャケの雰囲気やメンバーのファッションからなにか可愛らしいものを期待した人は間違い無く引くでしょう(笑)。でもその媚びてなさが実にかっこいいです。


MARDUK - Rom 5:12 ★★ (2007-09-29 00:23:00)

国内盤も出てますが、私も輸入盤を購入しました。
それまで輸入盤どこも約2500円くらいだったのに、国内盤が出てから見たら2000円になってたので(笑)。それに国内盤も曲数が増えているという訳ではないみたいなので…。ちなみに、タイトルは聖書のローマ人への手紙の罪と死に関連した部分を指してます。

作風的には、前作同様反宗教よりも、ブラックメタルを通じて「死」を色々な側面から描写したような作風で、GODさんの言う通り勢いから雰囲気重視にシフトしてますね。スローでムードのある曲を効果的に配した構成は7thとも共通しているように思います。
前作よりもヴォーカルやベースが良く聴こえるようになっていて、音質はアップしてます。

ただ、個人的な思い入れでは前作の方が上かもしれません…。
ロック的なリズムを取り入れたり、ゲストを呼んで普通声で歌わせたりしてますが、そうした実験性が功を奏しているかといわれると微妙な気も。前者はSATYRICONやENSLAVED、CODE辺りと比べると中途半端な印象だし、後者は不気味な朗唱タイプではなくメタリックな声で、「死」を描写する風景を壊してしまっているように思えてなりません。全体的にフックが足りない気もするし…2曲目のツインVoなんかはかなり良い感じですが。

そういう訳で、悪くは無いけど「MARDUKならもっと凄い作品を作れる」と思ったアルバム。Mortuusのヴォーカルの表現力はシーンでも抜きん出ていると思うし、最近の「死」を意識した雰囲気作りも彼等の作風には合っていると思うし。速い曲ならWORLD FUNERAL、遅い曲ならSUMMERS ENDくらいのキラーチューンがあればもっと良かったのではないかと思います。

ちなみに、Mortuusの素顔をネット上で見たんですが、かなり美形で驚きました(笑)。


THE BIRTHDAY MASSACRE - Walking With Strangers - Movie ★★★ (2007-09-28 22:02:48)

このタイトルの付け方上手いですね。本当に映画が終わって皆が席を立っていくような一抹の寂しさが感じられます。


THE BIRTHDAY MASSACRE - Walking With Strangers - Red Stars ★★ (2007-09-28 22:00:15)

かなりヘヴィなギターをフィーチャーしたパートを含む曲。
ですが歌が始まるとやはりポップでメロウな雰囲気も。このヘヴィ方向に行き過ぎない感じがいいですね。


THE BIRTHDAY MASSACRE - Walking With Strangers - Falling Down ★★ (2007-09-28 21:58:25)

シンセの音色といい、トランシーなリズムといい、小可愛らしい印象の曲。その中にほんの一滴だけ毒が入っている感じでしょうか。ミッ○ーの中の人をドラーグクイーンがやってるディ○ニーランドに連れてこられたみたいなキッチュ感(?)。


THE BIRTHDAY MASSACRE - Walking With Strangers - Goodnight ★★ (2007-09-28 21:55:50)

アルバム中、この曲のメロディが一番好きかも。
「♪You're just a lover~」辺りがぐっと来ます。


MYPOLLUX - Contraires ★★ (2007-09-27 23:18:00)

2006年発表の2ndアルバム。
DISK UNIONによると本国(フランス)ではEVANESCENCEを超える人気だとか。
引き合いに出されている通り、ジャンルはヘヴィロック要素の強い女声ゴシックでしょうか。
こっちの方が変拍子の多用などプログレの要素を含んだ演奏、アルバム全体を通じて感じられる
不穏で頽廃的、不条理な雰囲気、ヴォーカルの歌い方のシアトリカルさなど、よりメタラーに
受けるサウンドになっていると思います。一曲ですがゲストによるデス声もあり。
Voの歌唱は見た目に似合わず(見た目通り?)意外と過激。
確かに普通に歌う分には可憐な声なのかもしれませんが…2曲目のサビの雄々しさすら
感じる力強い歌声や、10曲目の囁きや裏声、嘲笑、デス声寸前の絶叫を駆使してリスナーを
恫喝するような歌唱など、かなり多彩な表現力で曲に緊張感を与えてます。
この人、ファッションはどこか日本のゴスロリを思わせる綺麗なドレスに身を包んでますが…
そうした文化の、華美さだけでなくその裏にある猟奇性もしっかり表現できてると思います。
また、母国語で歌っているのも大きなポイント。フランス語独特の舌の奥で破裂音を
出すような発音が独特の情感を醸し出していて、曲の表情がより鮮やかになってますね。
ヴォーカルの表現力やプログレ的な演奏もあって、13曲聴いてもダレないアルバム。
本国での人気も頷ける出来だと思います。
しかし、解説にもありますが、このバンドのメンバーは美形ですよね。
ゴス少女のカリスマになれそうなLussi嬢を始め、演奏陣もイケメン揃いで実に華やか。
でもYann氏のうずまきモミアゲメイクが謎過ぎるんですが(笑)。甘いマスクなのに(笑)


!T.O.O.H.! - Order and Punishment (rad a Trest) - Kali ★★★ (2007-09-25 22:28:30)

アルバムのラストを飾る名曲。
非常に聴き応えのある、複雑でテクニカルなアンサンブルで魅了してくれるのはいつもの事ですが、曲中盤から終わりにかけて聴けるギター&ベースのソロは変態性だとか暴虐性だとか以前に叙情的メロディとしてとても魅力的。このバンド、根本からしてセンスがあるんだろうなぁ…。


!T.O.O.H.! - Order and Punishment (rad a Trest) - Analyza Zahnedy ★★★ (2007-09-25 22:27:14)

♪Homeleso~と歌っているので、おそらくこっちが3曲目かと…
ギターのカッティングのメロディがスパニッシュ入ってて、それを実に上手くデスサウンドと融合させててセンスの良さが光ってます。冒頭の♪Homeleso~のおっさんチックな低音デス声、良い味出してますね。こんな声出しながら公園の砂場でラジオ体操してたら、多分警察に通報されるでしょう(笑)


!T.O.O.H.! - Order and Punishment (rad a Trest) - Al - Amin (aneb Jak Vycakat Jelito) ★★★ (2007-09-25 22:25:55)

短いSEの後に繰り出される、期待通り…いや期待をはるかに超えるテクニカル・デスメタルサウンドに悶絶。…したのも束の間、真面目なサラリーマンが自分をニワトリだと思い込むクスリを打たれてヒステリー起こしたかのようなヴォーカルが全て持っていってしまいました(笑)。
しかしベースのメロディのかっこよさが際立ってますね。ヒロイックと言ってもいいくらいかも。


!T.O.O.H.! ★★ (2007-09-25 22:23:00)

チェコ産、ビザール・テクニカル・デス/グラインド。
バンド名は「The Obliteration Of Humanity(人間性の抹消)」の略だとか。


!T.O.O.H.! - Order and Punishment (rad a Trest) ★★★ (2007-09-25 22:17:00)

2005年発表の4thアルバム。
Encyclopaedia Metallumでも90点以上のレビュー連発と、世間での評価も非常に高い作品。

音の方は、その評価の高さに恥じない、高品質かつ独特なテクニカルデス/グラインド。
プログレッシブな展開で、複雑かつブルータルな曲にも関わらず、リフ捌き一つ取っても魅力的で、むしろどこかキャッチーな印象。ギター・ベース・ドラムの音のせめぎあいが非常にかっこよく、間違い無く第一級のバンドと言っていいクオリティがあると思います。

各パートがこれだけ主張しているのにも関わらず、やりすぎて曲としてつまらなくなる事もなければ、こんなに個性的な音なのに似たような曲が並んだり捨て曲があったりする事もない作曲能力・編曲能力は本当に凄い。音質もクリアで特にベースが良く聴こえ、音量も適正で迫力のある物で素晴らしいアンサンブルをより際立たせています。
また、AKERCOCKEにも通じる、独特の変態性を感じられるのも特徴でしょうか。

それだけでも十分魅力的、かつ個性的なデスメタルですが、彼等の音楽を更に個性的たらしめているのが、母国語の妙な響きを最大限に活かしたヴォーカルでしょう。哀願するような妙に裏返った声で早口に捲し立てたり、呪術的なムードを醸し出したり、野蛮に吠え立てたりしてかなり耳を惹きます。ぶっちゃけ、最初は「キモい…」とか思ってましたが(笑)、聴くうちに彼等の音楽性になくてはならないと思うように。

彼等の音楽を語るのに「ビザール」とか「ファニー」とかの形容詞が使われる事が多いのは曲の独特さ以上に、この変態的なヴォーカルによるものも大きいのかもしれませんね。
解説を読むとホームレス殺しや水の精に殺された少女、娘を誘拐した男からの脅迫など割とグロテスクなテーマを扱っているようですが…このヴォーカルからは想像できないかも(笑)。

もし私がこの作品に点数をつけるなら、前述のレビューサイトのレビュアーの方同様、90点台は付けますね。デスメタルが好きなら一家に一枚持っていて損は無い作品かと。しかしバンドはこの作品を最後に、残念ながら解散してしまった模様…凄く良いバンドなのに。
ちなみに、後のトラックリスト、歌ってる歌詞からして2曲目と3曲目が逆っぽいです。


THE BIRTHDAY MASSACRE - Walking With Strangers ★★ (2007-09-22 18:12:00)

2007年発表の3rd。
それにしても、バンドロゴやアートワークのポップでゴシックなセンスが素晴らしいですね。
半分はジャケ買いです(ジャケ見る→ネットで試聴→購入のパターン)。
クレジットを見るとアートワークにもメンバーが関わっている模様。
肝心の音楽性の方ですが、EVANESSENECEのファンの掲示板で話題になったというだけあり、
その手のファンにもアピールするような、かなり聴きやすい部類に入るゴシックメタル。
ヴォーカルの声質(個人的には天野月子さんに似てる気も)といい、キーボードをふんだんに
使ったファンシーで明るめな曲調といい、EVANESSENCEよりも更に聴きやすいと思います。
メタラーよりも一般洋楽ファン、BURRN!の読者よりもINROCKとかの読者に受けそう。
ただ、折角魅力的なヴォーカルがいるのに、歌メロがやや淡白に感じるのは惜しいかも。
曲によってはトランス的リズムやヘヴィなリフを取り入れていたり、曲調には幅を
持たせてますが、アルバム一枚通して聴くと少しダレを感じるかも。
決して地味なサウンドではないですが、もう少しフックがあると更に良かったと思います。
とはいっても、アートワークを含め、欧米のカトゥーンにも通じる、キッチュ&キュートで
ちょっとダークな世界観はなかなかに魅力的。
しかし、メンバーのChibiやO-enというバンドネームが日本語由来なのか気になる…(笑)


THE 3RD AND THE MORTAL - Project Bluebook - Drone ★★ (2007-09-22 18:07:32)

「MEMOIRS」の路線をもっとドライにしたような印象の新曲。
男女ヴォーカルの掛け合いも雰囲気たっぷりですし、Bメロ部分(?)辺りまではかなり好きですが、サビの粘着的な伸びやかさのヴォーカルのインパクトが少しムードを壊し気味な気も。


VELES - Night on the Bare Mountain - Majesty of War ★★★ (2007-09-16 18:07:26)

これは個人的には★4つ付けたいくらいの曲。
ペイガン系叙情メロも良いんですが、何と言ってもキーボードが最高。宇宙を感じさせる音色…ペイガン戦士に、宇宙パワーが降臨してパワーアップしたんでしょうか(笑)


VELES - Night on the Bare Mountain - My Bloodthirst (The Horrorstorm) ★★★ (2007-09-16 18:06:11)

「我が血の乾き(恐怖の嵐)」…なんともおどろおどろしいタイトルが付けられてますが、アルバム中でも際立った涙腺を刺激するメロディがリフに込められてます。鳴り響く太鼓に乗せて、戦士の嘆きと呪詛が聴こえてくる…。


VELES - Night on the Bare Mountain - The Winter Morning ★★★ (2007-09-16 18:04:42)

氷の礫が吹き付けてくるかのようなトレモロリフに、曲全体を靄の様に包み込む雰囲気たっぷりのキーボード…実質的な1曲目から、ペイガン系を求めて聴いた人の期待にしっかり応える名曲が聴けます。


VELES - Black Hateful Metal - Millennium of Disgrace ★★★ (2007-09-16 18:03:18)

音は普通のメタラーでは耐えられないんじゃと思うくらい軽いですが、メロディや雰囲気は素晴らしいものがあります。メロウなんだけど、呪わしさをも感じさせるメロディのリフが聴ける曲。


VELES - Black Hateful Metal - Black Hateful Metal ★★★ (2007-09-16 18:01:58)

これ、ある意味NARGAROTHの長尺曲よりもミニマルかも…。
中間部に展開を設けているものの、リフが単純な分シンプルな響き。
タイトル通りの感情を執拗に反復。なかなかここまで徹底するのは難しいのでは…。


MORTIIS ★★ (2007-09-15 21:31:00)

ex-EMPERORのベーシストのソロ。
VONDやFATA MORGANAなどの別プロジェクトもいくつか手がけているアーティスト。
最近の音源は未聴ですが、ゴシック/インダストリアルに転向したらしいですね。
それにしても、IldjarnといいTchortといい、EMPERORのベースは濃い人が多い…(笑)


MORTIIS - Crypt of the Wizard ★★ (2007-09-15 21:28:00)

1996年発表の4thアルバム。
実際にはDark Dungeonからリリースされた五枚のシングル「Felden Og Kallet」「En Sirkel As Kosmisk」「Vandreren's Sang」「Stjernefodt」「I Morkret Drommende」を一枚に纏めたものみたいです。2006年、リマスター、スリップケース仕様、ライナーノーツ付きで再発されました。

ライナーでもTANGERINE DREAMなどから影響を受けている事を認めている通り、音楽性はシンセによるアンビエント。Fenrizが「NEPTUNE TOWERS」でやったようなジャーマンプログレそのものの音というよりは、後期BURZUMやSatyrのWONGRAVEN等にも通じる、メロディで情景を描く志向が強い音。映画のサントラ的とも言えるかも。中世北欧を題材にしたドキュメンタリーのBGMにしたら凄く合いそう。

やはり北欧の人だけあって、メロディがかなり良いですね。
5曲目なんかバックで妖しげな持続音が鳴ってるとは言え、日本の秋を思わせるような叙情的なメロディが聴けるし、9曲目に至っては一瞬ですが演歌を連想してしまったくらいだし…(笑)。日本人の好みにも結構合うメロディなんじゃないかと思います。
まあ、所々シンセの音色にチープさを感じる部分もありますが、レコーディングの状況を考えると仕方ないのかも。

ちなみに、ライナーは本人のインタビューをもとに構成されており、別プロジェクトのVONDについてやライブの状況などにもコメントしているので、興味のある方は必読です。彼はポーランドでのライブ中、演出の炎が髪に燃え移った事があるらしい…(笑)。


EPHEL DUATH ★★ (2007-09-14 01:31:00)

凄いバンドを発見しました…
イタリアのエクスペリメンタル・ブラック。
某エクストリームメタルのガイド本でも紹介されてたし、知名度は結構あるのかな?
このバンドの4th、もしかするとATROX辺りよりも変態的かもしれません…
是非、まずはMY SPACE辺りで試聴してみる事をお勧めします。凄まじいです。


EPHEL DUATH - RePhormula ★★★ (2007-09-14 01:30:00)

2002年発表の2nd。
…ですが、実際は基本的に1stにボーナス音源を付けたものみたいです。曲のタイトルを見比べると微妙に違ってる曲もあるみたいですが…。全然違うのも有るし。リメイクとか曲変更とかされてるのかな?1stは未聴ですが…。

このバンドは4thが凄く良かったのでこちらも聴いてみましたが、異なる路線ながらこの作品もかなり良いですね。シンフォブラやメロデス好きをノックアウト出来るくらいメロディアスでありながら、プログレ好きも納得できるであろう奇怪で複雑な展開を持ったプログレッシブなシンフォニックブラック。

複雑な展開の中にはフルートやアコギによるトラッドにも通じる叙情メロや、テクノっぽいリズムにトレモロリフが乗るジャンルを超越したパートなどがあったり、キーボードもシンフォなだけではない不条理な音色を出していたりする辺り、かなり前衛的な音ですね。

ですが展開は複雑とは言っても、4th程ではなくまだ「ドラマティック」と言える範囲に何とか留まっている為、割と聴きやすい音だと感じました。ARCTURUSの1stの不条理性をより強めた感じでしょうか。音質はいかにもメタリックな硬質さはそれほど感じられない、ちょっと丸めな物で、この不条理性を楽しむのにうってつけだと思います。
ちなみにヴォーカル、EMPERORの2nd以降のIhsahnの声にそっくりの高音絶叫。音楽性のスタイルは変えても、ヴォーカルはこのままのスタイルでいて欲しかった…。

4thも素晴らしいですが、これもかなりの良盤ですよ。むしろ普通のブラック好き、メタル好きにはこっちの方がお勧め。変態的かもしれませんが、メロディアス度は高いです。


EPHEL DUATH - Pain Necessary to Know ★★★ (2007-09-14 01:27:00)

2005年発表の4th。
このバンドは今までノーマークで、この作品で初めて聴きましたが…これ、もしかしたら物凄い大名盤なのかもしれません…。

基本的には、アンサンブルにジャズの要素を取り入れたブラックメタルという感じなんですが、アダルトだったりお洒落だったりする雰囲気も取り込んでる上に、エレクトロニカ方面の素養もあるらしく、打ち込みやサンプリングも取り入れ、更なる混沌を生んでます。

それだけならばアヴァンギャルド/エクスペリメンタルなブラックで済みそうですが…このアルバムの凄い所は、その展開の激しさ。「10秒間音に変化が無かったら死ぬ」という妄想に取り付かれたミュージシャンが五人集まって音楽を作ったらこんな感じかもしれません。一口食べると次が来るわんこ蕎麦の如く(笑)、めまぐるしく展開するさまが凄すぎます。

こう書くと、展開が多くて聞いていて疲れるアルバムを想像されるかもしれませんが…そんな事はないと思います。第一、展開が多すぎて、予測する事が不可能なので身構えて聞くのが馬鹿らしくなってしまうレベルの作風なので、音に流されるしかありません。流されつづけてると疲れるどころか、段々心地良くなってしまいます(笑)。

誰が聴いてもインパクトを感じられる展開の激しさは、ある意味キャッチーと言えるかと。ただヴォーカルはメロデスっぽい絶叫になってるので前の方が良かったです。前のままだと音に付いていけないからこういうキレのいい声にしたのかもしれませんが。

このバンドも最早ブラック的・メタル的な魅力から離れ、異次元の領域に達しちゃってますね…後から2ndも聞きましたが、そっちでは前衛的とは言っても一応SOLEFALDやAKERCOCKEレベルでのメタル的魅力はまだ残っていたのに…とにかく変態好きならば素通りは許されない名盤だと思います。知性的に統御された狂気を味わってみたい方は是非。


MANIERISME ★★ (2007-09-12 13:21:00)

国産プリミティブブラック。
最近ではARKHA SVAやSSORCの高評価で日本のブラックシーンも何気に
盛り上がっているようですが、このバンドもかなりお勧めです。
でもせっかく良いバンドを見つけたのに、もう解散してるとは…惜しいです。


MANIERISME - Manierisme - Koware Kuruu Ningyo No Akumu ★★★ (2007-09-12 13:19:12)

呪いの篭もったメロディに、「頭が…おかしくなりました…」の語りが乗る展開、恐すぎなんですが…。言葉だけ聞くと可笑しそうだけど、実際この音でこの口調でやられると全く笑えません。疾走パートもメロディ不気味すぎ何かを訴えるようなヴォーカル気味悪すぎでやはり恐い。ホラーブラックとして超一流の出来です。
…これで最後の音でかすぎなノイズさえ無ければなぁ。一回目は確かに驚くけど、二回目移行は興を殺いでる気がする。でも名曲です。


MANIERISME - Manierisme - Anusy, Spent With You! ★★ (2007-09-12 13:17:46)

シンセをバンドサウンドに見立て、それをブラックのリズムで切り裂いていくかのようなアヴァンギャルドな曲。シンセは音色もメロディも不気味で雰囲気たっぷりなので、プリブラチューンの中に混ざっても違和感はありません。


MANIERISME - Manierisme - Promise in the Masquerade - At Reunion ★★★ (2007-09-12 13:16:35)

SEを除いて実質的な1曲目。
音質、メロディ、雰囲気ともに掴みに相応しい完璧さ。


MANIERISME - Manierisme ★★★ (2007-09-12 13:14:00)

2006年発表の1stアルバム。666枚限定、シリアルナンバー入り。
このバンドは解散してしまったので、これが唯一のCDリリースみたいです。

パッと聴いた印象では、XASTHURやLEVIATHANなどのアメリカ勢にも通じる音質のノイジーさが醸し出す邪悪さや、MUTIILATIONや3rd以前のDEATHSPELL OMEGA等のフランス勢に通じるメロウだけど病んでいるメロディを取り入れた、良いとこ取りの良質なプリミティブブラック…という感じだったんですが、アルバムを聴き進めて行き、音にハマりこんでいくと、どこか日本の村社会的な粘着質な恐さも感じられる音ですね。

発狂したり儀式の詠唱みたいな声を出したりするヴォーカルもそういう感覚を強めてます。
戦前の日本、土着の神に生贄を捧げる風習がある寒村で、儀式の最中に祭主を務めていた当主が発狂、村人とたまたま村を訪れていた新聞記者を斬殺して自殺、そしてこれがその新聞記者の持っていたテープに収められていた映像である…みたいな光景が浮かんできます(笑)

猟奇的で血腥いけれど、どこか耽美さも感じさせるような独特の雰囲気。
サタニズムよりも猟奇性やオカルト性が強い感じ。結構前衛的な展開もあり、メロディもかなり良くて丁寧な作りの作品だと思います。ただ、中盤一瞬だけ音がでかくなる所があるのは少し不満。折角の酩酊感が途切れてる気がする。

これ、上記したバンドの作品群にも劣らない名盤だと思うんですが…
プレス数が限定されているのと、もう解散してしまっているのが本当に惜しい。プリブラ好きなら、見つけたら即買い推奨のアルバム。


VELES - Night on the Bare Mountain / Black Hateful Metal ★★★ (2007-09-11 23:16:00)

今までに出した2枚のフルアルバムを一枚に纏め、CD化した作品。
No Colours Recordsより2004年にリリース。2枚分のボリュームなので、約80分に渡り劣悪なサウンドが詰まったある意味恐ろしい作品(笑)。好き者限定です(笑)。

「Night on the Bare Mountain」

95年発表の1stアルバム。タイトルはムソルグスキーから?
ここで聴けるサウンドは、同郷のGRAVELANDやFULLMOONに通ずるペイガンブラック。ギターが小さい上に、恐らくベースが無いと思われるネクロなバンドサウンドに、GRAVELANDのRob Darken氏が演奏するキーボードが乗り、聴いていると中世の戦争の空気感が伝わってくるかのような音。

音質は当然劣悪ですが、キーボードが音全体を包み込んでギターの小ささをカバーしているし、ヴォーカルも前に出ているので然程聴き辛さは無いです。キーボード、ヘッドフォンで聴くと妙に空間的な広がりを感じられて良い感じ。

しかし、トレモロリフにしろキーボードのメロディにしろ、出てくるメロディがどれも素晴らしいんですが…叙情性たっぷりで、時には涙腺を刺激するようなメロディさえあるにも関わらず、劣悪なバンドサウンドとも相まって呪術的な雰囲気が伝わってきます。メロディへの才能を、こんなネクロな音に使ってしまうなんて…最高じゃないですか(笑)。
GRAVELANDやFULLMOONなどのペイガンや、メロウなプリブラが好きなら必聴かも。

「Black Hateful Metal」

97年発表の2ndアルバム。
こっちは単品でデモ音源「The Triumph of Pagan Beliefs」を収録した盤も出てるみたいです。

1stと比べると、結構サウンドが変わってますね。
まずキーボードの使用頻度が減り、バンドサウンドにそれ程絡んでこなくなったのと、ギターがNARGAROTH辺りを連想させる金属的なノイジーさになり、以前より前に出るようになってヴォーカルも絶叫(これもちょっとNARGAROTHに似てるかも)になってます。

これによって、ペイガン的な戦場の空気感の描写よりも、プリブラ的な衝動性を重視したフィーリングが強くなった様に思います。特にキーボードが少なくなった事で音質の悪さが剥き出しになり、その音質でのリフの反復を聴いていると洗脳されそうになりますね。

曲自体も1stよりぶっ壊れてる感じで、気に入る人はとことん気に入りそうな音。曲によってはヴォーカル前出過ぎで他の音がかき消されそうな所もあったりして極悪(笑)。他にも妖しげなインストが続いた後に一瞬だけブラックして終了とか、変なフェイドアウトを設けたり謎のオーケストラヒットがあったり、一段上のローファイさの表現が光ってます。
でもぶっ壊れた中にも、リフの叙情性だったりアコギやRob Darkenのキーボードによるアトモスフェリックなパートなどしっかり聴き所を設けるセンスは流石です。

…参考にしているサイトやブログでも褒められてましたが、噂通りのカルト性で満足。2枚分を一枚の値段で楽しめるアルバムですが、これなら例え一枚ずつバラで買ったとしてもこの手が好きなら損はしない位の作品だと思います。ただ、録音レベルはCD発足当初の作品と比較しても相当小さいので、そこはちょっと覚悟が必要かもしれません。このアルバムの曲とBEHERITのベストの曲を同じMDやCD-Rに録ってプレゼントしたら、いい嫌がらせになるかも(笑)


PANTHEON Ⅰ - Atrocity Divine - Atrocity Divine ★★★ (2007-09-08 10:21:07)

アルバムラストの曲にして、アルバム中最も好きな曲。
チェロやヴァイオリン、ギターだけでなくベースまでが恐ろしくメロウかつメロディックで、最早メロディが洪水というか氾濫しているような感じです。ここまでのメロウさはなかなか聴けるもんじゃないです。メロブラ至高の名曲…といって差し支えの無い完成度だと思います。
一つだけ残念だったのは、ラストアコギで終わりますが、そこにストリングスも絡めて欲しかったかも。


PANTHEON Ⅰ - Atrocity Divine - Infernal ★★ (2007-09-08 10:20:10)

アルバム1曲目。タイトル曲や「Now I See」辺りの完成度を思うと、1曲目としては少し物足りないかも。エクストリームメタルとしての矜持を見せ付けるかのような、メロくないブルータルなパートがありますが、そこが1349と比べるとちょっと弱い。
とは言えメロディックなパートはやはり素晴らしい出来ですが。


PANTHEON Ⅰ - Atrocity Divine - Beyond ★★★ (2007-09-08 10:19:24)

1349のメンバーの好みが反映されているのか、かなりの激速ブラストが楽しめる曲。ドラムは少し軽めですが、上に乗る音が相当メロディアスなので、むしろプラスに作用しているのではないかと思います。


PANTHEON Ⅰ - Atrocity Divine - A Mare Void ★★ (2007-09-08 10:18:23)

ホラーちっくなメロディが堪能出来る曲。
疾走パートにリフのようにチェロが絡み付いていくパートは、初期LIMBONIC ARTを連想させますね。LIMBONIC ARTを普遍的なメロディックブラックにしたらこんな感じになるのかもしれません


PANTHEON Ⅰ - Atrocity Divine - Now I See ★★★ (2007-09-08 10:16:24)

個人的にはタイトル曲と並んで大好きな曲。
最初の出音からして、ストリングスが歌いまくりで好きな人ならば悶絶確定。ヴォーカルが入ってからのギターフレーズや、疾走パートでのトレモロリフの煽情度も非常に高い、上品な雰囲気の漂う曲。


PANTHEON Ⅰ - Atrocity Divine ★★ (2007-09-08 00:31:00)

2006年発表の1st。

一言で表すと、キーボードを生のヴァイオリンとチェロに置き換えた、メロディックでシンフォニックなブラックメタル。私はクサメロは好きだけど、それを奏でる手段はハイトーンヴォーカルや弾きまくりのリードギターよりも、トレモロリフやストリングス、キーボードなどであって欲しいという好みのHMリスナーなので、かなり楽しめました。
こういう好みを持っている人だったら必聴盤といっていい高品質なアルバムです。

やはりストリングスが生なだけあって、メロディのゴシック的な優美さに深みが感じられますね。特にチェロの音色が入っているせいで厚みのある雰囲気になっていると思います。1349のメンバーがやっているからなのか、ドラムの音質はやや軽めとは言え、ブラストの最高速度は相当に速く、それが琴線を掻き毟るトレモロを伴うと、かなり来ますね。

ヴォーカルもちょっと1349似のブラック声ですが、こっちの方が前に出てて良い感じです。何故か新品が安く売られていたり、中古で多く出回ってたりしますが(私が行った店だけかもしれませんが…)、首を傾げたくなるくらい良いアルバムです。確かに1349みたいなブラックを求めて聴くと違うかもしれませんが、シンフォ系としてのクオリティは高いと思います。

タイトル曲や「Now I See」など、部分的には最近のDIMMUを超えたとすら思わせる所も。


PANTHEON Ⅰ ★★ (2007-09-08 00:30:00)

ノルウェー産、シンフォニック/メロディックブラック。
1349のメンバーも在籍してます。


V.A. (VARIOUS ARTISTS) / OMNIBUS - Crowzfest ★★ (2007-09-04 09:42:00)

主にアマチュアで活動するメタルアーティストの音源を集めたコンピ盤。2007年作品。
曲毎の関連性は特にないと思われるので、一曲ずつ感想を…。ちなみに全曲インストです。
「Hot Rod / 埼玉最終兵器・GODSPEED」
埼玉最終兵器は以前聴いたフルアルバム(RED LUCIFER RISING)が思いの外微妙な出来で、
特にリフがイマイチだと思ってたんですが、この曲でのそれはなかなかにかっこいいです。
ロックオルガンなどともしっかり絡んでいるのが良いですね。オリジナルのがいいかも。
「PHOENIX SWORD / 平松俊紀」
フェニックスアロー+サイコソード?KOFを思わせるタイトルの曲(笑)
何気にバッキングにチェンバロを仕込んでるアレンジがいい感じです。
タイトル通り、勇壮な曲調。
「Drive Ignition / BETTER HALF」
う~ん…悪くないけど、前曲と曲の全体的なイメージがちょっと被ってるかも。
中間部のアトモスフェリックなキーを配したパートとか結構好きですが。もう一声欲しい所。
「Ayahuacsa / JESUS IS DEAD」
最初はリフがツボにはまらず、好きじゃなかったんですが、よく聴くとベースがメロウで
なかなか。ギターのザリザリした音質も好み。でも個人的にリフは微妙かなぁ…。
「Black Label / MYONMYON」
妙な響きのフレーズがあったり、ギターが左右のチャンネルを往復するようなフレーズも
あったりしてちゃんと音響にも気を使っているのが嬉しい。オリジナルアルバムでは
メロデス風のインストメタルをやりながら、ここではドゥームを提供という幅の広さも流石です。
「Kick Your Ass / CROW'S CLAW」
主催者であるCROW'SCLAW」の曲だけあって、出音からして他のバンドに
負けまいという気概が伝わってきますね。確信と自信に満ちた曲調だと思います。
ギターの重厚で金属的な音は、最早メジャーとの垣根を感じさせません。
「Adrenaline Shooting / DEMETORI」
DEMETORIは好事家の間でも既に評判になっているらしいですが、噂に違わぬ質の高さ。
聴いていると異次元に引き込まれるかのようなアンサンブル。SEを除くと、3分強の
曲だというのに、ここまで充実しているのも凄い。アルバム1、2を争う出来かも。
「mirror / SERENADE」
ヘヴィなメタルサウンドと、メランコリックで畏怖を覚えるような耽美さも備えたメロディ
…良い意味で、RPGの戦闘シーンにも使えそうな曲。もっとも、この曲調だとラスボス
限定という感じですが(笑)。ロマサガとかで使われてもおかしくないドラマティックな曲。
「EYES OF DEVILELIET / YAMAGEN'S DEVILELIET」
MYONMYON、SERENADE、そしてこのアーティストと、このコンピ盤は全体的に
若手が健闘しているという印象。適正の1,5倍くらいのテンポで疾走するかのような、
生き急ぎまくりな曲調が実にかっこいいです。パートによってはサイケさを感じたりも。
捨て曲も無く、約1000円とは思えないようなクオリティで、アマチュアメタル界の充実振りが
窺える一枚。ただ、ライナーの「様々なジャンルの美味しい所をカヴァー」はちょっと疑問かも。
ほとんどのアーティストがリードギターや展開、メロディをリフやリズム、音響、音像よりも
重視した作風な上、エクストリーム系のメタルが一曲も無いというのは少し寂しい。
それに同人界隈では民族系が流行のようですが、一曲くらいはリードギターの代わりに
フィドルとか(打ち込みでも)入れたりする変り種メタルがあっても良かったんじゃないかと。
…尤も、それは私がブラックメタルや変り種のメタルが好きだからそう思うのかもしれません。
普通のメタルファンならもっと楽しめるし、特にメタルが好きじゃない人が聴いたとしても
十分かっこいいと思えるクオリティを有した、優れたコンピレーションだと思います。
全曲インストなので、メタルはヴォーカルが濃くて苦手な方にもお勧め。
でも、折角アマチュアで制約が少ないんだし、もっとトンだ作風も聴きたかったのが本音。
次回があるならXASTHURやNORTTに影響を受けた激鬱バンド登場!!…とかならないかな(半分冗談・笑)


NARGAROTH - Semper Fidelis - I Got My Dead Man Sleep ★★★ (2007-09-03 16:24:39)

NARGAROTHらしい、ミニマル&メロウで10分を超える大作ですが、トレモロリフよりもアルペジオで引っ張っていくのが特徴ですね。この曲の後半のメロディ、どこかALCEST辺りにも通じる清浄なエモーショナルさが感じられる気がします。もっとも、NARGAROTHなのでプロダクションは極悪ですが。


NARGAROTH - Semper Fidelis - Vereinsamt ★★★ (2007-09-03 16:23:58)

メロウ極まりないトレモロリフが曲を通じて聴ける曲で、「Geliebte~」の路線が好みならば悶絶確定な名曲。この余りにも切ないメロディと、ノイジーなプロダクションを聴いていると、強制的に魂が浄化されていきそう…。個人的にはモロにツボを突かれました。


NARGAROTH - Semper Fidelis - Der Satan ist's ★★★ (2007-09-03 16:23:03)

曲自体は94年に書かれたものらしく、前半はオールドスクールな雰囲気で空間を埋め尽くすような恐ろしいがなりヴォーカルで押していきますが、後半はかなりメロウに。特に高音のフレーズが入ってきた辺りは最早メロウさを極めちゃってます。


NARGAROTH - Semper Fidelis - Artefucked ★★ (2007-09-03 16:22:12)

タイトルは「アーティファクト」との掛け言葉でしょうか。
NARGAROTHらしいメロウさこそ希薄なものの、聴き手の脳を切り刻まんばかりのノイジーで攻撃的なリフを聴いていると段々気持ち良くなってきます。体調悪いときは聴いてはいけない曲(笑)


NARGAROTH - Semper Fidelis - Hate Song ★★ (2007-09-03 16:20:35)

この曲も「Artefucked」同様、メロウさよりも攻撃性が感じられる曲で、バンドサウンドと言うより戦場に行ってフィールドレコーディングでもしたんじゃないかと思わせるような迫力。正にKanwulfの憎しみの感情を体現するような曲ではないでしょうか。クレジットのヴォーカルも「done」じゃなく「puked」になってますし。


NARGAROTH - Semper Fidelis ★★ (2007-09-02 20:37:00)

2007年発表の5thアルバム。

タイトルは英語にすると「Always Faithful」という意味だとか。この場合「Faithful」というのはKanwulfのブラックへの信仰心なのかもしれません。収録時間79分58秒、CDの収録時間限界までNARGAROTHが詰まってます(笑)ドイツ語曲には英訳も付いており、過激だったり内省的だったりするイメージとは裏腹に親切です。

出音的には、名盤である「Rasluka PartⅡ」や「Geliebte des Regens」とそこまで変わりませんね。インダストリアル・ノイズのようなジリジリとしたノイジーな音質やエモーショナルで繊細なメロウさが練り込まれたリフを繰り返していく作風、Kanwulfのマイクに噛み付かんばかりの声量のある歪み切ったヴォーカル…と、前述の作品で聴けたNARGAROTHらしさは不変なので、ファンならば安心して購入できる出来だと思います。

ただ、今回は前述の作品のようにメロウなリフを繰り返していく作風の曲だけではなく、メロウさや情感よりも攻撃性に主眼の置かれた、聴いているだけで憎しみが伝わってくるような曲やオールドスクールなリフを取り入れた曲なども取り入れて、ある程度バラエティに富んだ作風なので全体的な印象としては「Black Metal Ist Krieg」に近いかもしれません。「Black~」の路線を「Rasluka~」の音質でやった感じ、と言うと近いと思います。

ただ「Rasluka~」「Geliebte~」と比べると、全体的にメロウさは少し減退してるかも。そういえば、今作のアートワークにはBURZUMのポスターがNARGAROTHのポスターの隣に貼られているものもありますが、彼はBURZUMに凄く強い影響を受けているのかもしれませんね。ノイジーなギターの音質なんか「Filosofem」のそれに近い気もしますし。

なのでNARGAROTHを未聴でも、「Filosofem」の頭4曲が好きな人ならハマれるかと思います。


MAPLE LEAF - Lip Aura~その手が象る世界~ - Lip Aura~蒼い花の憧憬~ ★★★ (2007-09-02 18:32:52)

驚く程に情景描写の巧みさが光る、コーラスを重視した曲。
この曲の歌詞は付属の小説の主人公の心情を歌っているようですが、本当に彼女のように哀しみに満ちた心で湖のほとりの情景を眺めたらこういう感じなのかもしれません。マンドリンが風に揺れている花を思わせ、綺麗。小説を読みながら聴くと「私に心はありますか」で鳥肌が立つ事必至。ほんと感動モノです。


MAPLE LEAF - Lip Aura~その手が象る世界~ - その手が象る世界 ★★★ (2007-09-02 18:27:48)

「月追いの都市」のタイトル曲にも通じる、繊細な情感を湛えた名曲。
特にヴァイオリンが美しいサウンドで、付属の小説や漫画を読むと本当にラグクーアの世界の風を感じられるかのよう。いや、その時浴びてたのはエアコンの風ですけど(笑)
…SOUND HORIZONやCOFも優れたコンセプトを体現するバンドだと思いますけど、ここまでの「臨場感」を感じたのは初めてかもしれません。こういう感覚を想起する作品を「アート」と呼ぶのでしょう。


MAPLE LEAF - Lip Aura~その手が象る世界~ ★★ (2007-09-01 18:53:00)

「月追いの都市」に続く、日山尚さん&空乃蒼さんとのコラボ作品第二弾。
2曲入りマキシシングルCD+小説+漫画という形態での発表。2007年作品。
発表の形態だけでなく、紐で閉じる装丁もめっちゃ凝ってます(笑)
「CD」
基本的には「月追いの都市」と同路線の、生のヴァイオリンやマンドリンなどを使用した
繊細で叙情味溢れるトラックに、これまた繊細で可憐な霜月さんのヴォーカルが乗り
物語を紡ぎ上げるというスタイル。造語によるコーラスが、意味の上でも音の上でも
絡んでくるというのも一緒ですね。ちなみに2曲ともカラオケバージョンも収録されてますが、
オケだけ聴いていてもファンタジーの心地良い世界に浸れるような、実に完成度の高い出来。
メインの三人だけでなく、アレンジャーや参加ミュージシャンも本当に良い仕事してます。
「小説」
…日山さんって、ほんとに童話作家として食べていけるのではないでしょうか。
そう思うくらい、「Lip Aura」の寓話的な示唆に富んだ世界観が素晴らしいです。
「その手が象る世界」の方も、「月追いの都市」付属のコミックの後日談と言えそうな物で
「Lip Aura」とも絡められており、読んでいるとこの人たちの描こうとしている世界が
本当に自分の中に息づいてしまうかのような感覚を覚えます。
でも、登場人物の名前「ソフィシア」が何度も「ソフィア」と書かれている(ぶっちゃけ、
「ソフィア」のが多い)のは頂けないかも(笑)「月追いの都市」のコメントや本作の
解説を見ると、「ソフィシア」の方が正しいみたいですが…。綴りも書いてあるくらいだし。
「漫画」
漫画も、音楽や小説に負けないくらい素晴らしいです。
ファンタジー系にぴったりの繊細な絵柄で、「萌え系」みたいな読者に媚びたものではなく、
作品の雰囲気を追及している感じで、聴きながら読むと更に世界観に浸れます。
でもメタラーよりも女の子受けの方が良さそうですが(笑)。私的にはツボな絵柄です。
…最初2曲で約1500円は高いな~とか思ってたんですが、とんでもないです。
3者の誰が欠けても成立しない世界観で、ストーリーを味わえると言う点から見たら
SOUND HORIZON以上のものがあると思います。この聴いていて幻想世界が自分の中で
息づいてしまうかのような「体験」、他ではそうそう味わえるものではありません。
個人的には「月追いの都市」と一緒に、この世界観を末代まで語り継ぎたい位の名作。
…でも今の所再販予定は無いとか。なんて勿体無い…。興味ある人は急ぎましょう。絶対損はしません。


BLOOD RED THRONE - Altered Genesis - Deliberate Carnage ★★★ (2007-08-31 14:19:07)

曲が始まると同時に、魔界的なメロディのリフと共に畳み掛け。
猟奇的ですが鮮烈なメロディで、キャッチーさもありかっこいいです。


BLOOD RED THRONE - Altered Genesis - Altered Genesis(creation and Sudden Demise) ★★★ (2007-08-31 14:17:42)

パートによっては案外メロディックだったりしますが、有無を言わせないような混沌とした狂気が渦巻いているような曲ですね。前曲との繋がりも良い感じ。


BLOOD RED THRONE - Altered Genesis - Flesh to Destroy ★★★ (2007-08-31 14:16:58)

「Flesh to destroy~」の箇所の不気味なメロディが印象に残る。
かなり猟奇的な雰囲気が醸し出されてます。


BLOOD RED THRONE - Altered Genesis - Tortured Soul Appearance ★★ (2007-08-31 14:16:14)

ヴォーカルとリフの掛け合い的な絡みがノリが良くて好き。
聴いていて訳もなく体を動かしたくなるような曲。


BLOOD RED THRONE - Altered Genesis - Incarnadine Mangler ★★★ (2007-08-31 14:15:38)

実質的な1曲目。入りのリフがブラック好きにもツボなかっこよさ。
「Death on display~But never leave」のヴォーカルも素晴らしい。
リズミックに言葉を吐き出してますが、血も一緒に吐きそうな凄い迫力。


BLOOD RED THRONE - Altered Genesis - Eye-Licker ★★ (2007-08-31 14:14:21)

タイトル通りグロい歌詞と音ながら、G・スタインのパロディとも思えるフレーズを入れてくるあたり面白い。暴虐ながら、意外と知的なのかも。もっともこの曲調でそれをやるのは逆に不気味ですが。


BLOOD RED THRONE - Altered Genesis ★★ (2007-08-31 14:11:00)

2005年発表の3rd。
EMPERORやCARPATHAIN FORESTなど、主にブラック方面での活動で知られる
Tchortの在籍するバンドと言う事ですが、音楽性はほぼ完全にデスメタルですね。
彼とベーシストのDodが主なソングライターみたいです。
ブラック者らしいトレモロリフがところどころで顔を出すものの、カミソリのような切れ味を
音に与えていたり、グロテスクな雰囲気だったりブラックの寒々しさとはまた違った使われ方を
しているように思います。音質もベースがゴリゴリと聞こえる硬質なもので、音圧もかなりあり
ストレートなブルータリティを伝えてきますね。結構キャッチーなパートもあり取っ付きやすく、
聴いているとなんか攻撃的な気分になってきます(笑)
ヴォーカルもデスメタルらしい低音咆哮ですが、言葉の吐き捨てにキレがあって、低さの割には
意外と歌詞も聴き取りやすく(?)、それでいて威厳もしっかりと見せつける実にかっこいい声。
このキレの良さがパーカッシブな役割をしっかりこなし、曲を更にかっこいいものにしています。
GREEN CARNATIONとは全く違う路線ながら、才人Tchortの凄さが伝わる作品。
ちなみにアートワークも必見です。メンバーの血塗れの写真が載ってるわ、各メンバーに
死亡診断書が付いていて、全員死因が「自殺」になってるわで、音にピッタリ(笑)


上野洋子 (YOKO) - Asterisk * 1 - パラフィン (2007-08-29 16:05:26)

弦楽カルテットと歌により綴られるバラード。
歌メロがちょっと地味な気もしますが、綺麗な曲。


上野洋子 (YOKO) - Asterisk * 1 - カモメの断崖、黒いリムジン ★★ (2007-08-29 16:04:13)

キーボードやプログラミング、リズムによる不可思議なアンビエンスが堪能出来る、雰囲気たっぷりの曲。鈴木慶一さんによる不思議な歌詞も音のイメージを増幅させてくれますね。


上野洋子 (YOKO) - Asterisk * 1 - 約束の花 ★★★ (2007-08-29 16:02:21)

ZABADAK時代の、「五つの橋」辺りを思わせる、民族ベースの歌メロがキャッチーな名曲。ZABADAKから追って来ている人も満足できそうな、叙情的なメロディが聴ける曲で、妖精的コーラスも可愛らしく、お勧めの曲。


上野洋子 (YOKO) - Asterisk * 1 - Root a ★★★ (2007-08-29 15:59:24)

インストですが、1曲目と比肩するキラーチューン。
ダークだったり可愛らしかったりエキゾチックだったり、様々な要素を一曲にぶち込んで出来た創造性の高い名曲。ケチャっぽいパートまであるし…。やっぱりこの人、感性的にはプログレなのかもしれませんね。


HARDINGROCK - Grimen - Faens Marsj ★★★ (2007-08-29 10:49:24)

メロだけ聴いてると、本当に村のお祭りみたいな雰囲気なんですが…そこにIhsahnの悪魔貴族的デスヴォイスが炸裂!!最後は悪魔笑いまでこなしてます。村祭りに悪魔が乱入、しかし楽しげな雰囲気に呑まれて一緒に踊ってる感じでしょうか(笑)。
解説を読むと、天界を追放されたルシファーが永遠の、神に見捨てられた地を往く際に、この曲を標にしていた…みたいなことが書かれてますが…あれ?(笑)しかし、これだけクサメロを乗っけながら、リフに妥協をしない作風はさすがIhsahnですね。


HARDINGROCK - Grimen - Den Bergtekne ★★★ (2007-08-29 10:48:13)

山の主に連れ去られた村娘の悲劇を、ダークなメタルサウンドとIhrielの可憐なヴォーカルによって表現した曲。フィドルの素朴な音色が、情景に民話的な要素を添えていて良い感じ。Ihrielのヴォーカルは村娘というには神秘的すぎる気もしますが、やっぱり良い声。


HARDINGROCK - Grimen - Fossegrimen ★★★ (2007-08-29 10:43:38)

ツーバス連打も含む激しいメタルサウンドの上で、フィドルとギターがクサメロ合戦を繰り広げてます(笑)。女性ヴォーカルとデス声のコントラスト、村の長老を思わせる語りも雰囲気出てますね。
解説によるとノルウェーの妖怪譚(?)がモチーフで、Fossegrimenはフィドルを操る超自然的存在で、滝の下に住み、フィドルを教える代わりに犠牲を求める…と言われているとか。こういうテーマを選ぶ事からも、作品でのフィドルの重要性が良く分かります。


HARDINGROCK - Grimen - Fanitullen ★★★ (2007-08-29 10:42:24)

Ihsahnの気品溢れる普通声と、フィドルとメタルサウンドの濃厚かつ実にクサい絡み!…これだけでも、名曲にならない訳が無いですね。ラストのギターとフィドルが民族メロを奏でながらの疾走には痺れました。


HARDINGROCK - Grimen ★★★ (2007-08-29 10:39:00)

2007年発表の1stアルバム。
まさかIhsahnがこういう音楽性まで出来るとは…ほんと彼の多才さには恐れ入ります。

内容は、ノルウェーのトラッドを主にメタルを中心とした現代の音で解釈したと言えるもので、コンセプト的にはSatyr(SATYRICON)やFenriz(DARKTHRONE)等がやっていたSTORMに近いものがあるのかもしれませんね。ただ、ギターの荒さなどプリミティブ的な感覚すら想起するSTORMに比べると、こっちはフィドル奏者が正式メンバー(リーダー?)だったり、どこか後期PECCATUMにも通じる上品さが感じられたり、よりブラック色は希薄。

この作品の一番の特徴は、やはりGrimen氏のフィドルでしょうか。
ノルウェーの小さな村の収穫を祝う祭りで、村娘が投げたブーケを受け取った人は幸せになれる…みたいなストーリーが勝手に浮かんでくるような民族クサメロで、曲を縦横無尽に彩ってます。付属の解説を読むと悪魔が出てきたり結構ダークな物語が根底にあるらしく、フィドルのメロも時折ダークさや神秘性を垣間見せますが、基本的には叙情メロで大きなウリになっていると思います。音色自体も民族楽器ならではの繊細さや素朴さがあって好み。

また、時々母国語による彼の語りが入るのも大きな特徴と言えるかもしれません。ノルウェー語なので何を言っているのか全く分かりませんが(笑)、なんか村の長老から民話を聞かされているようなフィーリングがあって良いと思います。英訳が欲しい…。

ただ、前述したようにブラック色はかなり薄く、Ihsahnのデス声を除くとブラック的な要素は殆ど無い…というか、メタルをベースにトラッド要素を取り入れていると言うよりも、メタルとトラッドを同じくらいの割合で融合させているという感じなので、Ihsahnのネームバリューからブラック的なものを期待すると肩透かしかもしれません。

とは言え、今までの彼の関わったバンド同様、相変わらず高品質なものを提供してくれているので、彼の創造性に惹かれている方や民族系好きな人ならば購入の価値大有りです。何気にクサメタラーにも大推薦。

しかし、やっぱりIhsahnって天才の二文字が相応しいミュージシャンですね…寒々しいコールドブラックからプログレッシブでテクニカルなブラック、ゴシックメタルにアヴァンギャルドなダークロックからトラッドまでこなし、全てが良い出来とは…。彼はノルウェーの至宝ですね。


KBB - Proof of Concept - Stratosphere ★★★ (2007-08-27 22:58:18)

前半は優雅でゆったりとした雰囲気、後半ややハードな展開を見せる曲。前者からは空を漂いながらその幻想的な光景に見惚れているかのような情景、後者からは舞空術で(?)空を切り裂いて飛んでいるかのような感覚を覚えます。タイトル通りの情景が堪能出来る曲。


KBB - Proof of Concept - Rice Planting Song ★★★ (2007-08-27 22:54:01)

タイトルは日本語訳すると「田植え唄」!?
コミカルなタイトルに合った、ヴァイオリンの目まぐるしいフレーズや細かすぎるリズム、一旦フェイドアウトすると見せかけてまた始まる構成などが、ちょっとユーモラスな感覚を想起する曲。でもコミカルに聴こえるくらいテクニカルなアンサンブルを聴かせるのは普通に凄い。


SHINING (SWEDEN) - Ⅳ - the Eerie Cold - The Eerie Cold (samvetskvalens Ballad) (2007-08-24 22:08:06)

他の曲は鬱であると同時に結構かっこよさもあったりしますが、この曲は陰鬱なアルペジオで引っ張っていく曲でほぼ鬱要素だけで構成されているような感じですね。ヴォーカルが何かを語りだしますが、途中から泣き声になって非常に不気味。


SHINING (SWEDEN) - Ⅳ - the Eerie Cold - Vemodets Arkitektur ★★★ (2007-08-24 22:07:26)

Hellhammerの高速ツーバス連打といいタフなリズムといい、鬱以前にかっこいいと思える曲。…と言っても、恨みの篭もったヴォーカルといい陰鬱なメロディのトレモロリフといい、しっかり鬱要素は満載なので安心して下さい(笑)


SHINING (SWEDEN) - Ⅳ - the Eerie Cold - Nagonting Ar Jauligt Fel ★★★ (2007-08-24 22:06:41)

もうイントロの時点で鬱ですね。
人面樹が鬱蒼と茂った樹海の中、一歩一歩踏み込んでいくような暗い雰囲気。これならわざわざ首括らなくても自然死しそう(笑)。咳き込み、奇声などを駆使し追い詰められた感情を表現する、SILENCERを思わせる表現力の高いヴォーカルも聴きどころ。


SHINING (SWEDEN) - Ⅳ - the Eerie Cold - Claws of Perdition ★★ (2007-08-24 22:04:51)

Nattefrost氏による自殺一直線な歌詞が印象的な曲。
「Sell your soul~」の所のヴォーカルなんて、全身全霊を込めて恨み言を言っているような感じだわ…。ラストの「This confession has meant nothing…」の語りのサンプリング、KRIEGも使ってましたけどこれって何なんだろう…。


SHINING (SWEDEN) - Ⅳ - the Eerie Cold ★★★ (2007-08-24 22:02:00)

2005年発表の、タイトル通りの4th。
Hellhammer参加最終作みたいですね。

鬱ブラックと言われるだけあって、一番の特徴はその暗すぎるメロディでしょうか。ただ、確かに「哀愁・泣き」の段階を通り越して「鬱・絶望」の領域に入り込んでいるようなメロディではあるんですが、個人的にはギターのザラついた音質とも相まって、どこか鬼火的な美しさや、幽玄さも感じる雰囲気だと思います。真っ暗な中に妖しい炎が薄く灯ってる…みたいな。

「鬱ブラック」と言うと割とマニアックなイメージを抱いてしまいがちですが、このバンドはミニマリズムや音質の不明瞭さなどは余り無く、しっかりした展開があってメタル的な視点でも十分かっこいいと思える出来。特に、やっぱりHellhammerのドラムはタイトで良いですね。意外とギターソロや疾走パートもあって、結構聴きやすいと思います。パートによっては最近のSATYRICONやENSLAVED、CODE辺りにも通じる力強さすらある気も。

それからヴォーカル…かなり良い仕事していると思います。
まるで地獄に落ちた死者が聖者を羨んでいるかのような、悔恨の篭もったうめくような声。ほとんど奇声になってるSILENCERとは違ってちゃんとデス声してますが、時折感情が押さえ切れないような叫びになったりするのがツボ。粘着的な表現力です。

…でもXASTHURは日本盤が出てSHININGはまだ、という事を考えると、「鬱」みたいなキーワードに惹かれる人は逆にまともな展開に物足りなさを感じてしまうのかも?逆に言うと、「鬱系」という言葉から連想されるカルトなイメージに二の足を踏んでいる人は、購入しても全然大丈夫だと思います。普通にクオリティ高いブラックです。


ALI PROJECT - Psychedelic Insanity - 纏われし者ら ★★ (2007-08-23 22:19:30)

アリカさん曰く、「耳に心地良い韻文詩」。
その言葉通り、歌詞、メロディ、音響に至るまでが心地良さ(とややビザールな雰囲気も?)を重視して作られているかのよう。ドギツイのも大好きだけど、こういうのも魅力的ですね。


ALI PROJECT - Psychedelic Insanity - 胡蝶夢心中 ★★★ (2007-08-23 22:16:57)

今作ではちょっと貴重なバラードナンバー。
詩的表現にしろ情景描写にしろ、または奥に秘めた哲学的テーマにしろALI PROJECTが恋を歌うと、必ず恋愛に留まらなく発展していきますよね。しかも歌声もメロディも綺麗だし、そりゃ並のバラードじゃ満足できない体になってしまう訳です(笑)。


ALI PROJECT - Psychedelic Insanity - 若い死者からのレクイエム ★★★ (2007-08-23 22:13:12)

バラード~上品なインストという流れでアルバムを締めるのは前作と同様ですが、今回のこのバラード曲はラテン語と日本語による詞も付いた混声クワイアを取り入れたもので、かなりスケールが大きい。クワイアも歌詞が付くと更に壮大になるなぁ…。
歌詞は、応援歌という言葉を拡大解釈すればそう取れなくもないですが、こういう視点で、説得力を持ったものを書くのは本当に凄いと思うし、信念を感じますね。


ALI PROJECT - Psychedelic Insanity - 欲望 ★★★ (2007-08-22 16:01:58)

個人的には、ここからの3曲がアルバムのハイライト。
この曲は歌メロが抜群に良いです。暗い情熱を秘めたそれは異国情緒を感じさせるようでもあり、昔の歌謡曲を思わせるメロウさを感じさせるようでもあり。このメロは一回聴いた時から心に残りました。


ALI PROJECT - Psychedelic Insanity - CYBER DEVILS ★★ (2007-08-22 15:58:33)

音色的なサイバーさが感じられるのは主にAメロですが、その後もストリングスが妖しく、サイバースペースに引き込まれていくような感覚を味わえますね。ピアノの低音が神経を圧迫するように響く、ダークな間奏も好みです。


ALI PROJECT - Psychedelic Insanity - gai désespoir (instrument) ★★★ (2007-08-22 15:55:59)

タイトルは「快活なる絶望」という意味らしいです。
元は片倉さんのソロアルバム「Lento」に収録されていた曲で、パーカッションやアコーディオンを用いどこかお洒落な雰囲気だった原曲を、クラシック寄りに格調高くアレンジ。クラリネットが上品で良いですね。ACOUSTIC ASTURIAS辺りとも通じる叙情を感じられる曲。


ALI PROJECT - Psychedelic Insanity - 暗黒サイケデリック ★★ (2007-08-22 15:52:59)

可愛らしさとは裏腹のドスの利いた雰囲気、更にその奥にある優しさや信念…こうしたフィーリングが感じられる曲は今までもありましたが、この曲はコンセプトの「サイケデリック」によって、彼らの持つそうした要素が一層浮かび上がっていると思います。


ALI PROJECT - Psychedelic Insanity - 六道輪廻サバイバル ★★★ (2007-08-22 05:37:42)

サビから始まる構成やアップテンポな曲調など、シングルになりそうな感じの曲ですが、実際のシングル曲よりももう少しドス黒いイメージ。それこそ「阿修羅姫」が六道輪廻を経て怪物的な強靭さを手に入れた感じというと近いでしょうか。パートによってはオーケストレーションが普通にシンフォブラより邪悪だったりして流石です。…最初タイトル見たときちょっと暴走族っぽいと思ったり(笑)


ALI PROJECT - Psychedelic Insanity - 暴夜layla幻談 ★★★ (2007-08-22 01:25:39)

名曲揃いのALI PROJECTですが、この曲はその名曲群の中にあっても一際妖しい光を放つ、正に悪魔じみているとでも表現したくなるような素晴らしい曲だと思います。
複雑な音程移動やファルセットを駆使したヴォーカルは、シングルに匹敵するほどに曲をフックのあるものにしているし、妖しく歌うアリカさんの後ろでベリーダンサーが踊ってそうな、独特の妖艶さが絡み付いてくるような魔性の雰囲気も感じられる。
…最近インディーズやアマチュアでもALI PROJECTに影響を受けたようなシンフォ系のアーティストが結構現れ始めていますが、こんなアングラ感溢れる曲なかなか聴けません。ALI PROJECTはもう万単位で売り上げるメジャーなアーティストなのに…元祖の底力を見せ付けられました。


ALI PROJECT - Psychedelic Insanity - 青嵐血風録 ★★★ (2007-08-22 01:17:36)

アルバム1曲目は、シングル曲的な展開のキャッチーな曲でつかみはバッチリですね。タイトルからも分かる通り、「愛と誠」「勇侠青春謳」の流れを汲む、リズミックで勇壮な曲調。個人的には「勇侠」同様、サビ以上にその後に出てくるメロディが好き。
…Aメロの最初の歌詞、中島みゆきさんの「わかれうた」へのALI PROJECT流の解答と考えてもいいんでしょうか(笑)あの曲で歌われているような、恋愛で駄目になってしまう女性像と訣別し、誇りを持って生きよというメッセージ…な訳ないか。


LOVE SOLFEGE - La Fatalite - Noblesse Oblige ★★ (2007-08-19 22:29:48)

なんとなく、「雪解け」とか「春告げ」とか、そういう単語が浮かんでくるような雰囲気の曲。個人的なイメージでは、雪が積もったアスファルトからふきのとうが芽を出すような、そんな感じ。


LOVE SOLFEGE - La Fatalite - Stratospheric Melody ★★★ (2007-08-19 22:27:24)

コンポーザーがクラシックの素養を持った人だからか、こんな本格的なピアノソロ曲まで聴けちゃいます。特に中~後半にかけてのゴシック的な耽美さを感じる、キャッチーなメロディが素敵。ピアノのみのインストだけど★は3つ。


LOVE SOLFEGE - La Fatalite - Forget-me-not(r-style) ★★★ (2007-08-19 22:24:22)

R=ロシア語?ほぼロシア語&一部英語詞の曲。
この曲で作詞・ヴォーカルを担当してるJenyaさんっていう方も凄いですね…語学に堪能なだけでなく、歌も伸びがあって実に上手い。もちろん曲の方も相変わらず質が高く、普通のポップスでは味わえない幽玄さを感じさせるパートも。


LOVE SOLFEGE - La Fatalite - Amity ★★★ (2007-08-19 22:21:13)

クラシックの優美さ+ポップスの取っ付きやすさ。
BAL-SAGOTHが「ディズニーメタル」と呼ばれるなら、この曲は「ディズニーポップ」。そんな風に勝手に呼称を付けたくなるほど、甘やかで美しいメロディ。


六弦アリス - エンジェルハイロウ - 君がいなくなる日 ★★★ (2007-08-19 19:01:30)

Voの櫻井さんの作曲による、ストレートな疾走チューン。
ブログでもクサメロ宣言と思しき発言があって期待していたんですが、それを裏切らないドラマティックなメロディが聴ける楽曲。単純にかっこいいですね。


六弦アリス - エンジェルハイロウ - 祈り~二人静か~ ★★★ (2007-08-19 18:57:16)

トラッドよりのメロディが綺麗なバラード。
この曲はヴォーカルの櫻井さんの声が凄く綺麗で良いですね。前曲のかっこいい歌いまわしと比べるとまるで別人です。彼女が書いたと言うメロディも綺麗。


六弦アリス - エンジェルハイロウ - Dear Mama ★★ (2007-08-19 18:54:40)

コンセプトの締めを担う、アコギバラード。
前曲のタイトルから想起される悲劇的結末とは裏腹の、暖かなメロディ。ちょっと短いと思わなくもないですが、この短くて素朴な作風がコンセプト全体を大らかで暖かに包み込んでると言えるかも。


LOVE SOLFEGE - La Fatalite - おかえりビーグル ★★ (2007-08-19 07:41:36)

これ、タイトル見たときはへんてこポップスかな…と思ってたんですが、いざ聴いてみると普通に良い感じのバラード。でも妙に気になるタイトルですよね…ビーグルってビーグル犬?


LOVE SOLFEGE - La Fatalite ★★ (2007-08-18 22:22:00)

2007年発表の、メジャー移籍後初となるインディーズでのアルバム(笑)
っていうか、まだ前作から一ヶ月半しか経ってないんだけど…。
まあ同時制作だったんだろうけど、それでも前々作が年末に出たことを考えると…
なんてワーカホリックな人たちなんだ(笑)。それでこのクオリティ…恐れ入りました。
作風は、前作同様病んだ雰囲気の曲やふざけた感じの曲、捉えどころの無いポップスなどは
排除され、代わりにR&Bテイストの曲などを取り入れたメジャー志向と言えるものですが、
自主制作でのリリースだからか10分の大作を設けたり、ロシア語やイタリア語の曲を
入れたり、ピアノソロの曲を入れたりと前作よりもやりたい放題やっている感じ。
確かにポップな雰囲気は減退していますが、ゴシック性も増し、水を得た魚の様に
生き生きした曲作りがなされているように思います。クラシカルなヴォーカルや大仰な
シンフォ要素を取り入れた曲が多いのも個人的には嬉しい所で、私がこのアーティストに
求めているものがギュッと詰まった名盤。特に1~6の流れは神懸かってます。
しかし、これからは自主制作とメジャーの両方で活動していくようですが…
この作品を自主制作にしたのは、やっぱり自分達のやりたい音楽を極める為でしょうか。
…このクオリティなら、この作風でも十二分にメジャーでやっていけると思うんですが…。
敢えて流通を限定(と言っても、現時点では買おうと思えば簡単に買える)して、聴きたい人に
だけ聴いてもらう事が狙いとか…?いや、もっと多くの人に聴かれるべき素晴らしい音楽ですよ。
ちなみに、ラスト2トラックはボーナス扱いで、メンバーやスタッフと思しき人の会話入り。
ヴォーカリストの一人である、鮎さんの喋りも聴けますが…彼女はその華麗で妖しさを
秘めた歌い方から、もっとミステリアスな感じだと思ってましたが、気さくそうでびっくり。
…もしかして、これをやりたいが為に自主制作でリリースしたんだったりして(笑)
これ程の作品を作ってしまう紛い無き天才、その考えは凡人には計り知れないものがあるのかも(笑)


LOVE SOLFEGE - La Fatalite - Sweet Liar ★★★ (2007-08-18 21:57:36)

前作の「Echoes」と同じく、R&Bのテイストが感じられる曲ですが、ヴォーカルのフェイクといいブレスといいかなり本格的。この作品で初めてLOVE SOLFEGEを聴いた人は、クレジット見て「Due Destini」と同じ人が歌っている事を知り、驚愕するでしょう。
ヴォーカルも凄いですが、ゴシックテイストのキラーチューンだけでなくこんな曲まで作ってしまうオーギュスト棒さんは、もう天才通り越して変態的ですね…。


LOVE SOLFEGE - La Fatalite - La Fatalite ★★★ (2007-08-18 21:53:28)

路線的には前々作の「Le Blanc et Noir」、前作の「Hands of Doom」等と同じく、耽美ゴシック&シンフォなキラーチューン。ですが10分と言う大作だったり、ギターもかなりフィーチャーされていたりより野心的な作風。メタラーもかなり気に入ると思います。
…しかし、10分もクサメタラーを悶絶させつづけるような曲を作ってしまうとは…そういう属性をお持ちの方は、心臓が止まらないようにお気をつけ下さい(笑)


LOVE SOLFEGE - La Fatalite - Due Destini ★★★ (2007-08-18 21:48:45)

打ち込みのリズムの上を、クラシカルなピアノとイタリア語詞の美しいソプラノが交錯する、格調の高さを感じさせる超名曲。もう聴いてて貴族にでもなった気分になりますね…いや、こんな素晴らしい曲を聴ける私たちは、ある意味中世の貴族なんかより全然恵まれていると言えるかもしれません。特にヴォーカルが重なる所なんて、鼻血吹きそうなくらいの多幸感です。


CRYSTALIUM - Doxa O Revelation ★★ (2007-08-18 16:48:00)

2007年発表の4thアルバム。
彼らは2ndがDARK FUNERAL等にも次ぐコールド&ファストなブラックの名作として評価されているようですが、本作も基本的にはその路線を崩してませんね。

まず良かった所は、音質が良くなった所。ドラムの音に癖があった2ndと比べると、本作は全体的にメジャー志向の纏まった音になっており、音質が向上した事によってドラムのブラストの爽快感が格段にアップしていると思います。ただテンポが速いだけじゃなくて、体感速度を増すようなオカズもしっかり入れてきてほんと気持ち良いです。

曲の方も、勢いで押していた印象のある2ndよりも展開が上手くなっているのではないかと思います。…といっても、全体の8~9割はブルータルな疾走ですが。逆に悪かった所は、何と言ってもメロディが弱くなってしまった事。それに加えてほとんど疾走という曲調、長い演奏時間も相まって曲ごとの個性が弱くなり、結果聴いてて少しダレる部分も。ヴォーカルも上手くなってるんでしょうけど、以前ほど必死さが感じられなかったり、がなりでメロ歌ったりしなくなったので少し不満。

…全体的に日本盤が出てもおかしくないくらい、エクストリームメタルとしてのクオリティが上がって、アングラ感も余り感じられなくなってますが、私的には2ndのヤケクソ気味とも言える荒涼疾走が懐かしくもあったり。このバンドのアルバムはこの作品と2ndを聴いてますが、どっちも一長一短なんですよね…。

2nd並にメロが印象的で、全体を短く纏めてくれれば個人的には超名盤なのになぁ…。


六弦アリス - エンジェルハイロウ - エンジェルハイロウ ★★★ (2007-08-17 23:54:45)

混声合唱団やチェンバロを使用した、華美なサウンドでありながら、サビメロは実に歌謡的で聞き入れやすい曲。V系を引き合いに出すと、MOI DIX MOISとJANNE DA ARCとメリーを六弦アリスと言う名の錬金釜にぶち込んで、底なしの才気で煮込み練成したような問答無用のキラーチューン。
…正直、これだけで3000円出しても良い位の出来です。いや、CDは1500円ですけど(笑)


六弦アリス - エンジェルハイロウ ★★ (2007-08-17 23:47:00)

2007年発表の3rd。
今回は1500円…やっと価格が適正になりました(笑)。
収録時間は今までとそう変わりませんが、それでもこの内容なら格安と言えると思います。
音楽性は前作、前々作同様トラッドやシンフォニックロックからたっぷりと滋養を
吸い上げながらもポップさも兼ね備えたものですが、今回は「生」や「命」を題材とした
深遠なコンセプトがあるせいか、混声合唱団まで使用したスケールの大きなサウンドに。
勿論今まで通り、日本のポップス界でも最上級と言っても過言ではない泣きメロや、
フレーズの一つ一つにセンスを感じさせる卓越したアレンジも健在。
今回はコンセプトや作曲の面でもヴォーカリストの櫻井アンナさんが貢献しており、
ユニットとして更に強固なアーティストになったのではないでしょうか。
その彼女のヴォーカルですが、今まで以上に自信に溢れた魅力があるように思います。
でもアクセントの箇所を少しシャウト気味にしたりとか、語尾の吐き捨て方とか、少し
JANNE DA ARCを意識してる?その歌い方がロック系の曲調に合っており、かっこいいです。
また「祈り」では声質を生かした綺麗な歌声も披露。でも、彼女の素晴らしい所は表現力が
あるのは勿論、六弦アリスの音楽性と声質や歌い方がマッチしている事かもしれません。
クーラーも効き辛いような、クソ暑い夏の合間に発売されたこの作品。
相変わらずの迸るような才気に寒気を覚え、ちょっとは涼しくなった人もいるのでは(笑)
今作も、前作同様メジャークラスの作品…と言いたい所ですが、逆に失礼かもしれません。
最早六弦アリスの曲はメジャー以上の質なのが当り前みたいになってますから(笑)


六弦アリス - エンジェルハイロウ - 覚めないゆめ、無力な僕ラ ★★★ (2007-08-17 16:18:51)

前作のオープニング曲とは異なり、どキャッチーではないですが示唆に富んだ曲調で、特にサビ部分の哀愁リフのセンスにはハッとさせられます。よくメタル風とかいってポップスに刻みリフと早弾きだけ入れたような曲がありますが、そういうのとは一線を画すセンスの良さ。
ヴォーカル的には「♪…どうして僕ラ、無力だろう」の歌い方が好き。ほんとに無力さを噛み締めているような感じ。