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Usher-to-the-ETHERさんの発言一覧(評価・コメント) - 時系列順 4901-5000
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Usher-to-the-ETHERさんの発言一覧(評価・コメント) - 時系列順 4901-5000

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ASRIEL - 夢の繭紡ぐ盲目の輪舞 - 夢纏の繭 ★★★ (2007-05-03 16:01:41)

これはかなりメタラー受けするんじゃないでしょうか。
曲に挿入される、ギターのちょっとしたリフやフレーズが実にスリリングでかっこいい。…っていうか、ソロはモロにRAPHAELの「Sacrifice」なんですが。メロディそのものの類似性は元より、区切り方までそっくり。やっぱり黒瀬さんってメタラーなんでしょうか。少なくともメタル好きではありそう。


ASRIEL - 夢の繭紡ぐ盲目の輪舞 - ゲルゲの舞踏 ★★★ (2007-05-03 15:58:33)

音の陰から妖精が悪意を込めた眼でこちらを見ていそうな、魔性の雰囲気が濃密な、蟲惑的極まりない楽曲。どんどん戦慄が加速していき、緊張感が頂点に達した所で繰り出される疾走パートは、あまりにもかっこよすぎ。
…しかし、ここが非HR/HMアーティスト(メタルと全く関連が無いものは×とはいえ)への発言もOKな、他ジャンルに寛容なサイトで本当に良かった。こんな素晴らしい曲に推薦コメント書けないんだったら、それこそ悔しさで死にそうです(笑)


六弦アリス - ファンタジア ★★ (2007-05-01 19:41:00)

2006年末に発表された、恐るべき完成度を誇るデビュー作。
音楽性は「語れ」の所でも書いた通りシンフォニックロック+トラッドといった感じで、
今作は「ルナティック・ラヴ」とは違いメタル要素は希薄(6曲目にメロスピ的な疾走が
あるくらい)ですが、その分民族色が濃く、SOUND HORIZONと初期ZABADAKの中間の路線と
言う事が出来るかもしれません。コンセプトアルバムですが、SHと違い語りは無いため、
その分取っ付きやすいと言えると思います。
このアルバムで最も優れているのは、やはりその群を抜いたメロディセンスでしょうね。
なんか主旋律に関しては印象に残らないメロディを探す方が難しいというくらい、
琴線に触れるメロディが多いです。ほぼ打ち込みで制作されたらしいですが、音質に
チープさは無く(強いて言えば一部Voの処理が聞き辛い所があるくらい)、完成度は高いです。
ヴォーカルは女性で、こういう幻想的なコンセプトの語り手として相応しい、柔らかな
声質の持ち主。「樹海のヒカリ」での神秘的な表現力、「約束」のサビでのメロを
しっかり活かした優しい歌い回しなどは特に彼女のヴォーカルが光るポイント。
かっこよさを前面に出した曲では、所々力みが感じられる所もありましたが、次回作の
「ルナティック・ラヴ」ではしっかり克服してるし問題無いかと。オフィを見ると、
今のところバンドに所属しているわけではないらしいですが、声質的に一聴して彼女だと
分かる個性があると思うので、出来ればこれからの作品にも参加して欲しいところ。
とにかくデビュー作とは思えない良作で、メジャーアーティストを脅かす完成度だと思います。
マキシマムザホルモン言う所の「ロック番狂わせ」を起こせるアーティストでしょう。
ちなみに値段は10曲入り750円。ありえない…。


六弦アリス - ファンタジア - 妖精と少年 ★★★ (2007-05-01 12:08:51)

タイトル通りのファンタジックさで、プログレにも通じるドラマティックな展開を持った曲。SOUND HORIZON辺りともセンス的には共通する物があるかもしれません。途中の民族色強いメロディで盛り上がる箇所が特に好き。アルバムを聴き終えた後にもう一度聴くと、違う表情が見えてくる歌詞の世界観も良いですね。


六弦アリス - ファンタジア~2nd Sign~ルナティック・ラヴ - キミが笑えるように ★★ (2007-05-01 12:05:00)

明るく、ポップで取っ付きやすさではアルバムの中でも最上だと思う曲…ですが、逆にその明るさが、少年の自分が正しいと確信しているが故の狂気を感じさせます。


片霧烈火 - キネマ・イン・ザ・ホール - きねまむかしばなし「あなぼっこ」 ★★★ (2007-04-30 21:56:20)

何気にアルバム中で一番お気に入りです、この曲。
タイトルの示す通り日本むかしばなし的雰囲気で、気だるいヴォーカルがキャッチーなメロを歌ってます。ピアノも良い感じで耳に残る曲ですが、歌詞はカニバリズム(含インセスト?)でなかなかにダーク。異色でありながら「らしい」曲。


片霧烈火 - キネマ・イン・ザ・ホール - 墓守ヶ丘 (2007-04-30 21:52:07)

この曲、オケは雰囲気たっぷりで好きなんですが、歌メロはちょっと繰り返しすぎな気がします。おそらくミニマルな効果を狙ったと思いますが、私は歌謡曲要素+ミニマル要素の組み合わせが苦手なので…。名曲、力作だとは思うんですが、個人的な好みに照らすと★一個かな…。


片霧烈火 - キネマ・イン・ザ・ホール - 復讐の銃口 (2007-04-30 21:47:59)

インダストリアルの要素の強い無機質なオケが、タイトル通りの冷たい銃口を思わせるような曲。…悪くないんだけど、どうも彼女のヴォーカルじゃなくても良いような気が…。もっと言うと、歌モノにしなくても良い気が…。個人的には微妙かなぁ…。


六弦アリス - ファンタジア~2nd Sign~ルナティック・ラヴ ★★ (2007-04-30 09:37:00)

2007年発表の2nd。
前作では新人とは思えない完成度と、卓抜したメロディセンスで聴き手を驚かせた
六弦アリスが、待望の二枚目のアルバムをリリースしました!
音楽性は前作同様、プログレ(っていうかシンフォニックロック)から強く影響を受けた
サウンドですが、今回はトラッドの要素が減り、代わりにメタル要素がやや強くなった感じです。
民族的な要素を強く取り入れればメロディがクサくなるのはある程度必然だと思いますが、
今作のメロディの良さが民族要素がより濃かった前作にも全く劣らない素晴らしさという事を
考えると、六弦アリスは真にメロディに対して卓越したセンスを持っているということが
出来るのではないでしょうか。今まではSOUND HORIZON辺りが最もキャッチーなメロディを
書くアーティストだと思っていましたが、強烈なライバルが現れたと見ていいでしょう。
また、ヴォーカルもかなり上手くなっていると思います。
前作に収録されている曲の中で、今作の作風を示唆するものは「始まりの雨。」だと
思いますが、「始まりの雨。」と今作のタイトル曲を聴き比べてみると、かっこいい曲に
おいての表現力が段違いに上がっている事が良く分かります。歌いまわしの中に、
コンセプトの、少年の「間違った確信」から生まれる冷酷さや狂気が表現されているのでは
ないでしょうか。…しかし、SOUND HORIZONの「ARK」といい、片霧烈火の「南天の木」と
いい、この界隈ではネクロフィリア的なものが流行ってるんでしょうか?
ダークな物大好きなので大歓迎ですが。
上で引き合いに出したSOUND HORIZONは最早万単位で売り上げるアーティストになって
しまいましたが、これを聴く限り六弦アリスも将来そうなってもおかしくないだけの
才能があるように思います。最も、本人のブログのコメントを見る限り、売れることに
そう興味が無さそうなのでこれからどうなっていくのかは分かりませんが…。
少なくとも、この作品を以って「六弦アリスのCDを買えば、素晴らしい音楽を聴く事が
出来る」という「ブランド」を確立したと見て間違いはないかと思います。
ちなみに、今作も前作同様、価格は750円。
…こんな素晴らしいものをこんな安く買っていいんでしょうか…。
なんか申し訳無い気分(笑)。欲なさすぎです。純粋に音楽を作るのが好きなんでしょうね。
こういうアーティストがレーベルの介入を受けず、自主制作で作品をリリース出来る場が
ちゃんと存在する日本の音楽シーンって素晴らしいと思います。日本万歳。J-POP万歳。


六弦アリス - ファンタジア~2nd Sign~ルナティック・ラヴ - サクラの丘 ★★★ (2007-04-30 09:10:43)

最初のピアノの旋律で心を掴まれ、次にキーが入ってきたときにはもう心を支配されていました(笑)。サビメロは儚さ、メロウさ、暖かさなどが感じられますが、コンセプトのせいかその裏に「空虚さ」のような感情も含まれているような気がします。歌詞以上に「語る」メロディ。


六弦アリス - ファンタジア~2nd Sign~ルナティック・ラヴ - ルナティック・ラヴ ★★★ (2007-04-30 09:07:17)

どこか「LUNATIC GATE」「DNA」の頃のJANNE DA ARCにも通じる雰囲気が感じられる、メタル度の高いタイトルトラック。かっこよさに重きを置いた音ですが、歌メロは言うに及ばず、リフのスリリングなメロディも素晴らしい。この人、どんなタイプのメロディを書いてもセンスが滲み出てきてしまうんでしょうね…
メタル風アレンジと言っても、流石にメタルと比べるとギターの音が弱い気もしますが、「殺し」とも言えるメロディが非常に優れているため、音楽としての魅力において全く劣るものではありません。


六弦アリス - ファンタジア - 樹海のヒカリ ★★★ (2007-04-29 19:57:28)

個人的に「約束」と並んで大好きな曲。
ドイツ語にも通じる造語の響きと、ケルト的なメロディが織り成す美しく神秘的な世界観。ヴォーカルの表現力で神秘性が増してます。この人の声、こういう曲に凄くマッチしてますね。


MAYHEM - Ordo Ad Chao - Deconsecrate ★★ (2007-04-29 19:33:37)

Attilaの不気味なコウモリ的奇声を以って始まる曲。
…この曲のHellhammer、ツーバスがところどころ凄い事になってるんですけど…もはや人間業じゃない感じ。壮絶にも程がある。


MAYHEM - Ordo Ad Chao - Illuminate Eliminate ★★★ (2007-04-29 19:30:58)

基本的には魔素の濃い中をゆっくりと進んでいくような、ミディアム~スローで展開する曲ですが、途中のファストパートは常軌を逸してます。いや、MAYHEMは常軌を逸していない曲の方が珍しいですが(笑)、この曲の演奏は特にイってる。


MAYHEM - Ordo Ad Chao - Great Work of Ages ★★★ (2007-04-29 19:26:14)

Hellhammerのテクニカル過ぎなドラムも壮絶ならば、それに連動するBlasphemerのギターも凄い…まるで達人同士の剣戟のようです。本編突入前の静寂も、剣豪が睨み合っているような緊張感。このアルバムは今まで以上にBlasphemerのギターの魅力が出てますね。


MAYHEM - Ordo Ad Chao - Wall of Water ★★ (2007-04-29 19:22:30)

音は割と篭もってますが、ドラムが脳内を這いまわっているような感覚を覚えるミックスになっている辺り、結構試行錯誤してこういう音にしてるのかもしれません。これで音が大きければ完璧なのに…。安いイヤフォンで聴こうとするとかなりの確率で音が割れます(笑)。


MAYHEM - Ordo Ad Chao - Anti ★★★ (2007-04-29 19:19:55)

Blasphemerのギターからどす黒い血煙が発生してそうなリフが凄くかっこいい曲。テクニカルだし、音色も雰囲気たっぷりで素晴らしい…MAYHEMというとEuronymousの評価が非常に高いですが、このBlasphemerも彼に全く劣らないギタリストだと思い知らされます。


六弦アリス - ファンタジア - 約束 ★★★ (2007-04-29 19:15:51)

クサメロ好き悶絶即死確定キラーチューン。
どこかジブリ映画辺りの音楽を思わせる、牧歌的かつ超絶キャッチーなメロディがマンドリンで、女性ヴォーカルで繰り返される…!!ここまで来ると、普遍的な要素を備えているといっても過言ではないように思います。


六弦アリス - ファンタジア~2nd Sign~ルナティック・ラヴ - 少年の右眼にはナイフ ★★★ (2007-04-29 19:13:05)

一分強しかないインスト曲。
ですが、このブラームスの「ハンガリア舞曲」を思わせるメロディが素晴らしすぎ。主旋律で言ったらハンガリア舞曲でも最も有名で最もクサい(笑)5番を凌ぐぐらい良いメロディかもしれません。マジで天才的なメロディセンスです。


六弦アリス - ファンタジア~2nd Sign~ルナティック・ラヴ - 革命セレナード ★★★ (2007-04-29 19:10:00)

この手にしては7分と長めの演奏時間を誇る曲。
その演奏時間いっぱいにプログレッシブかつ超ドラマティックな展開、メロウかつ華やか極まりないメロディが詰まっていて、全く長く感じません。歌詞も「キミだけを守りたいのに、ナニシテルノ?」と決意表明の中に脈絡無く問いかけが入ってくる辺り、錯乱や狂気を感じさせセンス良いです。
ほんとにまだデビューして半年も経ってないバンドなんでしょうか。この時点で天下獲れそうなクオリティなんですが…特にメロディがヤバい。


六弦アリス ★★ (2007-04-29 19:06:00)

昨年末にデビューした期待の新星。
メタルレビューサイトで絶賛されてたので買ったんですが、大当たりでした。
音楽的には、一言で言うとシンフォニックロック、トラッド、メタルなどの要素を
取り入れたポップスという感じでしょうか。J-POPのフィールドでも、メロディの
センスは頭一つ…いや、頭三つくらい抜けてると思います。
殊にメロディセンスに関しては天才的とも言えるかもしれません。クサメロ好き必聴。
しかし、やっぱりポップス聴くにしてもメタラーが褒めているものを
買うと当たりを引く確率が高いように思いますね…。


片霧烈火 - キネマ・イン・ザ・ホール ★★ (2007-04-29 09:11:00)

2007年発表の4th…でいいのかな?
「空の軋み~」同様、一貫した構成を持ったコンセプトアルバム。
音楽的にも、「空の軋み~」と同じく、様々な音楽的要素を取り込んだポップス。
HR/HMを始めとして、インダストリアル、童謡、賛美歌、ノイズなどを取り入れた
野心的ともいえる音楽に、ネクロフィリアやカニバリズムなどのタブーをあえて犯すような
烈火さんらしい絶望的で露悪的な歌詞が乗るという作風で、私のツボを的確に突いてきます。
…ここまでなら、かなり魅力的な名盤が出来上がりそうなんですが…。
今回は「空の軋み~」と比べると印象に残るメロディがあまりにも少ないです。
烈火さんの音楽の魅力は、世界観の構築性と、凛とした通る声でキャッチーなメロディを
歌う所だと思うんですが、前者は文句無く発揮されていますが、後者の魅力はやや希薄なため
画竜点睛を欠いているという印象。タイトル曲のサビや童謡風の「あなぼっこ」などは
そこそこのクサメロが聴けますが、「みちあふるままに」「とどきますように」「世迷言」
「界繋呪」「無くなるものへの鎮魂歌」など印象に残るメロディが沢山あった「空の軋み~」と
比べると、かなり物足りないです。ちょっと野心的になりすぎなのでは…。
世界観的には良い物を持ってるんですが、もう一歩押しが欲しいアルバム。


MAYHEM - Ordo Ad Chao - Key to the Storms ★★ (2007-04-28 20:27:57)

Attilaの泣いてるんだか笑ってるんだか分からない、っていうか泣きながら笑っているヴォーカルが気持ち悪すぎ(褒めてます)な曲。ここまで気持ち悪いと、聴いてて顔がにやけてきてしまいます(笑)。覚悟して聴きましょう。


MAYHEM - Ordo Ad Chao - Psychic Horns ★★★ (2007-04-28 20:23:19)

廃工場で人間がベルトコンベアに運ばれ、次々に屠殺機に放り込まれていくような無機質な残虐さは、THORNSなんかと共通しているように思います。インダストリアル要素を薄めて更にテクニカルになったTHORNSって感じ。途中の豪速ブラストとラストに向け狂気を増していく展開は必聴!


MAYHEM - Ordo Ad Chao ★★★ (2007-04-28 20:18:00)

ヴォーカルがManiacからAttilaへ交替しリリースされた4th。
タイトルの意味は「秩序から混沌へ」で合ってるかな…?

作風的には、前作「Chimera」の延長線上と見て間違いはないかと思います。
赤黒い血煙を思わせる刻みや、要所要所を占めるトレモロを駆使したBlasphmerのリフ捌きや、Hellhammerの時折ツーバスがありえない速度になっているドラミングが素晴らしい、狂性や邪悪さとテクニカルな演奏を両立させた、大御所に相応しいクオリティの高さを持ったブラック。

Disk Union盤に付いて来た解説を読むと、ここ最近のMAYHEMには解散説もあったらしいですが…アンダーグラウンドには例え狂性で上回っているバンドがいても、彼らの様にテクニックとそれを両立させているバンドってなかなか見つからないので、ほんと解散しなくて良かった…

個人的な印象としては前作よりも無機質さ・無慈悲さの感触が強まった感じで、聴いててどこかTHORNS辺りのインダストリアルブラック勢と似た情景が浮かんできます。もちろんバンドサウンドで押していくブラックで、インダストリアル要素がそう強い訳ではありませんが。

Maniacに代わり再加入したAttilaのVoですが、以前よりも更に表現の幅を広げてます。1stのような呪詛声やグロオペラ声はもちろん、コウモリを思わせる高音での悲鳴のような絶叫や、いきなり泣き笑い出したりといった演技派っぷりを発揮。正直、いきなり泣き笑いを始めた時はあっけに取られてしまいましたが…。

…ここまでなら前作同様、いや前作以上のかけがえの無い名盤になりそうだったんですが…前作と比べると、音質が悪いのが残念。篭もり気味なのは良いです。むしろ邪悪さが増すと思うので大歓迎。でも音が小さいのは…。同じ音量で、同じオーディオ機器を二つ並べて最新のJ-POP作品とこの作品を同時にかけたら、おそらく音量で負けてしまいます。

正直に言うと、音質のせいで最初聴いた時は「今回のMAYHEMはイマイチ…」という印象でした。3回目聴く頃には「あれ、結構良いかも…」、5、6回目には「流石MAYHEM!!」という感想になってきましたが、やっぱり音のボリュームは2~3目盛ぐらい上だと嬉しかったなぁ…。MAYHEMらしい素晴らしい作品ではありますが、音質だけは本当に惜しい…!!


N.I.L. - N.I.L. - Leaving the Self Behind ★★ (2007-04-27 19:06:57)

前曲の重々しさ・鬱な雰囲気をそのまま引き継いだラスト曲。
途中疾走を設けたりしてますが、鬱な雰囲気が纏わりついたままなのが良いですね。ラストのSEが「ご臨終」っぽい(笑)。


N.I.L. - N.I.L. - Bad Houses (Big Black cover) (2007-04-27 19:04:11)

原曲知らないですが、BIG BLACKのカヴァーらしいです。
…浮いてる。凄く浮いてる。特にこのリズムがいきなり入ってきたときは何事かと思いました。これのおかげでアルバムの構成が締まっている気がしなくもないけど…正直どうなんでしょう。


N.I.L. - N.I.L. - Negative Frequency Entity ★★★ (2007-04-27 19:02:09)

演奏時間はそれほど長いというわけではないですが、暗く重いフレーズの繰り返し&N.Imperialの苦悶のヴォーカルは底なし沼の様にリスナーを引き込んでいきます。これならもっと偏執的に長くても良かった気もしないでもない。


N.I.L. ★★ (2007-04-27 18:59:00)

Nihilism Is Liberation(虚無主義は解放)
KRIEGの中心人物、N.Imperialの新プロジェクト。
KRIEGの続編的なプロジェクトではないらしいです。


N.I.L. - N.I.L. ★★ (2007-04-27 18:57:00)

2007年発表の1st。

KRIEGのImperialが中心人物のプロジェクトですが、このアルバムの作風はKRIEGの延長線上ではなく、どちらかというと鬱ブラックと呼ぶのが相応しいブラックメタル。
基本的に重っ苦しいスローテンポに、暗いメロディで進行していく曲を中心に、アコギやマンドリンによる小品を挟むという構成。ヴォーカルも「Patrick Bateman」辺りに代表される野蛮な雰囲気よりも、もっと病んだ雰囲気を前面に出した呻くような声が中心。

元KRIEGのメンバーのプロジェクトという事で音質が心配になるかもしれませんが、ベースが無かったりギターが何をやっているか分からなかったりと言う事はなく(笑)、ブラックとしては標準的か、標準よりやや重めくらいで割と聴きやすいです。ただ、余計な展開を排除し、怨念や精神の病巣の具現化に創作意欲の殆どを費やしたかのような繰り返しの多い作風は好みが分かれるかもしれません。
音的にはブラック好き以外にもドゥーム好きにもアピールしそうな感じです。

…しかし、カヴァー曲らしいですがそんな鬱系の曲の中にいきなりキャッチーなリズムとメロディアスなギターが入った曲が入ってるのが謎。明らかに浮きまくってるんですが…。KRIEGの「The Black House」のVenus In Fursといい、Imperialの考えてる事は良く分からない(笑)
全体的になかなか良かったんですが、34分でフルアルバム分の値段なので高く感じるかもしれません。


マキシマムザホルモン - ロッキンポ殺し - ロック番狂わせ ★★★ (2007-04-27 00:39:38)

「殺れ 黒帯バンド~」の亮君の声がめっちゃかっこいい。
野蛮なのに爽やか、爽やかなのに野蛮。恵まれた声質。


マキシマムザホルモン - ぶっ生き返す - What’s up,people?! ★★★ (2007-04-27 00:37:00)

Hey hey~の所のメロディ&歌い方、そして歌詞が聴き手の内に秘めた闘志を煽り立ててくれるかのようで、挫けそうな時の応援歌になってくれそうな曲。遅ればせながら「デスノート」のOP見たんですが、ラストは笑っちゃいました(笑)


マキシマムザホルモン - ロッキンポ殺し - 川北猿員 ★★★ (2007-04-27 00:34:07)

「サルティンバンコ」が、こんなにも叫んでいて気持ちいい単語だなんて…


マキシマムザホルモン - ロッキンポ殺し - 上原~FUTOSHI~ ★★★ (2007-04-27 00:31:12)

自分のバンドのベーシストを題材にして、(解説を使っているとは言え)決して内輪ウケにならず、それでいてこんなにかっこいい音の響きの歌詞を作る…これって最早「偉業」だと思うんですけど。「実費バイク点検~」辺りの響きが最高に気持ちいい。


マキシマムザホルモン - ぶっ生き返す - ビキニ・スポーツ・ポンチン ★★★ (2007-04-27 00:27:09)

これは…なに?
不安感を煽るようなダークなメロディのリフに「バラモス」とか「いてつく波動」とかロック者からは出てこなそうなリリックが乗るのにも衝撃ですが、サビでビキニ・スポーツ・ポンチンを連呼しながらダンサブルに…笑えるし痺れる。


CODE ★★ (2007-04-14 22:33:00)

Kvohstのヴォーカルはこのバンドに合ってるので惜しいですけど、
SimenはVED BUENS ENDEのライブ・ヴォーカルも務めていたらしいし
こういう音楽性には合いそうですよね。
しかし<CODE>にARCTURUSにDIMMU BORGIR…Simenも大忙しですね。
本音を言えばDIMMU BORGIRを抜けて他のバンドに専念して欲しい…
彼みたいな良いヴォーカルがサブヴォーカル&ベースなんて勿体なさすぎる。


CODE - Nouveau Gloaming - Ghost Formula (2007-04-14 22:26:21)

アルバムのラスト、遂にブラックから離れてしまった…
アルバム最長の演奏時間の大半が鬱アルペジオや語り(っていうか呟き)に費やされてます。雰囲気はかなり好みなんですが、エンディングは少々引っ張りすぎの気も。


CODE - Nouveau Gloaming - Radium ★★★ (2007-04-14 22:23:44)

ほんと良いベースラインを書きますよね。
ブラック特有の繊細なリフの下でベースが動き回ってます。中間部のめくるめく展開には眩暈がしそう…。ラストのドゥーミーなパートも次曲への良い布石になっていると思います。


CODE - Nouveau Gloaming - Tyburn ★★★ (2007-04-14 22:19:00)

個人的にこの曲とRadiumの超名曲2連打がアルバムのハイライト。
彼ら言う所の「催眠的でありながら残忍」な雰囲気がしっかりキープされているのに、ダイナミズムすら感じる曲展開。普通声の妖しさも然る事ながら、キレのあるデス声がかっこいい。Tyburnって何か分からなかったので調べてみたら、イギリスにあった処刑場らしいですね。


CODE - Nouveau Gloaming - Aeon in Cinders ★★ (2007-04-14 20:18:30)

ミステリアスなムードは保ちつつも、ロック然としたかっこよさも持ち合わせた曲で、SATYRICONの「Now, Diabolical」辺りが好きな人には敷居は決して高くないサウンドだと思います。ラストの疾走も良い感じ。


CODE - Nouveau Gloaming - A Cloud Formed Teardrop Asylum ★★★ (2007-04-14 20:16:02)

ドゥーム的な立ち上がりから幻惑的スローブラックへと離陸、その後は沼を思わせるドロドロしたバンドサウンドの上を低空飛行するように、時々その沼に引きずり込まれるかのように進行。中毒性はめっちゃ高いです。彼らの表現したい物を象徴している曲ではないでしょうか。


CODE - Nouveau Gloaming - An Enigma in Brine ★★ (2007-04-14 20:13:06)

タイトル通り、謎めいた雰囲気で、漣が寄せて引いていくような掴み所のない曲…ですが、「…And remember~」からの展開やラスト付近などはこのバンドの個性を感じさせると同時に、割とフックもあって美味です。


CODE - Nouveau Gloaming - Brass Dogs ★★★ (2007-04-13 23:52:07)

脳を直接、優しく撫でられるようなベースラインと夢魔を思わせる魔的で淡々とした声で歌い上げるヴォーカルが織り成す悪夢的情景の中をゆったりと漂っているような曲。「Our city…」の個所なんて、音楽を聴いているだけなのに聴いてて徳に背いてしまったかのような感覚を覚えます。


CODE - Nouveau Gloaming - The Cotton Optic ★★★ (2007-04-13 23:48:37)

個人的なかっこいいポイント…CHOKE CHOKE CHOKEの連呼から例の掛け合いヴォーカルパートに雪崩れ込む箇所。ここはリフもかっこいいしほんと痺れますね。歌詞にFenrizが参加している模様…だけど、この歌詞はどういう意味なんだろう…


CODE - Nouveau Gloaming ★★★ (2007-04-13 23:45:00)

2005年発表の1stアルバム。

私もやはり最近のSATYRICONやENSLAVED辺りが比較対象として適当に思います。この作品も、彼らの路線と似た、スピードや狂性を意図的に排す事でブラックの根幹の中毒性を演出するタイプのブラックメタルという事が言えると思いますが、SATYRICONが一緒に叫べるようなヴォーカルパートがあったり、ENSLAVEDには鮮やかなリフや曲展開があったりとブラックのリスナー以外にもアピール出来る要素を備えているのに対し、このバンドがその代わりに取り入れているのは、メロディアスなベースや朗誦というには余りに不気味な普通声ヴォーカル、ドゥームにも通じる引き摺るような音などによって作り出される悪夢のような情景。しかも音質は一般的なメタルと比較すると結構ノイジー。

…なんかブラック好きの立場から見ても、一般的なメタラーの立場から見てもかなりマニアックなんですが(苦笑)。クオリティの高さはSATYRICONやENSLAVEDに劣らないと思いますが、彼らの音楽を聴いていると評価されようなんて微塵も思ってないような気がします。

そういえばSATYRICONも「Now, Diabolical」のインタビューにおいて、初期ブラックの独特な雰囲気の抽出を目指しているというような事を言っていたし、感性的には共通する物があるのかもしれませんね。そういったブラックにも食指が働く人にお勧めです。


LUNAR AURORA - Andacht - Das Ende ★★★ (2007-04-13 20:36:58)

この曲の前半のヴォーカル、まるで落盤とかで洞窟に閉じ込められた人の叫びのようで怖いですね…。ブラストパートも速いだけでなく、絶望感がどんどん加速していくような感覚もあってゾクゾクします。ラストを飾る名曲。


LUNAR AURORA - Andacht - Der Pakt ★★★ (2007-04-13 20:33:02)

このバンド、基本的にはシンフォニックブラックだと思いますが、感性的にはダークアンビエントとも共通する物があるのではないでしょうか。曲から受ける「闇」のイメージが似ている気がします。


LUNAR AURORA - Andacht - Findling ★★★ (2007-04-13 20:29:52)

この曲はメロディにどこか「暖かみ」を感じますね。
でもLUNAR AURORAなので普通の暖かさじゃなくて、凍死寸前に人は暖かさを感じると言いますが多分そっち系でしょう(笑)。「Findling…findling!!」の悪意そのものを体現するような邪悪ヴォーカルとブラストが炸裂するパートには寒気を覚えます。


LUNAR AURORA - Andacht - Geisterschiff ★★★ (2007-04-13 20:26:48)

SEの使い方が非常に優れていると思う曲。
魔界の扉が軋みを上げて開くような音や、そこから流れ込む吹雪を思わせる音が曲中でも使われていますが、単に曲のバックで雰囲気を高める効果音が鳴っているとかじゃなくて、完全に曲の一部になっているのがほんとセンスの良さを感じさせます。


SOUND HORIZON - Chronicle 2nd - ハジマリのchronicle (2007-04-13 19:37:11)

これはちょっとがっかりしたかな…
最近のRPGって、「世界は辛い事もあるけど僕等の努力で変えられるんだ!!」的な安易なポジティブの押し売り的メッセージがエンターテイメント要素を上回る勢いで込められてて辟易する事が少なくないんですが、何もそんなところまでオマージュしなくても…。まあ、もっと深い意味があるのかもしれませんけど…どうしてもそういうのを感じてしまいますね。
私にとってELYSION組曲が超名盤なのは、メロディ・アレンジの充実以外にもコンセプトにこういう押し付けっぽさが感じられず、かといってRomanのように丸投げもされておらず、エンターテイメントとして丁度良い按配に仕上がっているからかも。


マキシマムザホルモン - ぶっ生き返す - 糞ブレイキン脳ブレイキン・リリィー ★★ (2007-04-13 19:26:48)

歌詞が何気にストーリー仕立てですね。
しかし、犬神サーカス団の「最新型アンドロイド」といい、アンドロイドを歌った歌詞とスカを取り入れたアレンジって何か因果関係があるんでしょうか。「ガガガ…ピーガー…」が凄いツボ。


マキシマムザホルモン - ぶっ生き返す - 恋のメガラバ ★★ (2007-04-13 19:23:44)

海水浴場で流れていても違和感が無いような超ポップなサビに、最初聴いた時は拒絶反応が出そうになりましたが何回か聴くうちにこれはこれでありだと思うように。ちゃんと個性は詰め込まれているし、良い曲。


マキシマムザホルモン - ぶっ生き返す - ルイジアナ・ボブ ★★ (2007-04-13 19:21:37)

曲も良いけど、この曲は解説が面白すぎ。
TOBAL NO.1って(笑)


マキシマムザホルモン - ぶっ生き返す - シミ ★★★ (2007-04-13 19:18:06)

やっぱり日本に生まれたからにはこういう曲を演ってほしい。
歌謡曲調のメロディで爆走するサビが恐ろしくかっこいい。
歌メロの素晴らしさは海外のバンドと比べて大きなアドバンテージになっていると思います。日本人万歳。


マキシマムザホルモン - ぶっ生き返す - チューチュー ラブリー ムニムニ ムラムラ プリンプリン ボロン ヌルル レロレロ ★★★ (2007-04-13 19:14:23)

お分かりの通り、サビはこのタイトルそのままです(笑)
こんなフレーズをこんなかっこいいメロディに乗せてしまうなんて…特に後半のコーラスが熱い!!「ヌルル レロレロ」なんて歌いにくそうなのに(笑)。


マキシマムザホルモン - ぶっ生き返す - ぶっ生き返す!! ★★★ (2007-04-13 19:10:18)

彼らの曲って何気にメッセージ性が強いですよね。これは特に。
前作同様、オープニングは彼ら特有のどキャッチーなサビメロを配した曲。シャウトパートも「ブッイキス!!てめーらブッイキス!!」辺りは語感が良くてついつい口ずさみたくなるキャッチーさ。


マキシマムザホルモン - ぶっ生き返す - アカギ ★★★ (2007-04-13 19:05:18)

歌メロは普通にオリコンで1位取るような曲と比べても引けを取らないくらいキャッチーで、普遍性のあるかっこよさなのに、ちゃんとヘヴィなパートもあって尚且つそれをこんなに短く纏めるとは…最後ゲップがなければ完璧。マキシシングルのタイトルは原作で良く出てくる効果音を意識しているんでしょうか。
この曲、どこで見たのか忘れたんですけど、面白い空耳があったのでうろ覚えですが覚えている範囲で紹介。冒頭部だけですけど…
「次の親地獄/場を抜け天国/捧げたぜ狂気の目/その中でこう言うぜ/"ポン!カン!チー!フリテン ツモ!"」
…これ、見た時めっちゃ笑っちゃったんですけど(笑)
微っ妙~に意味が通じててもっともらしいのが笑えます。


NARGAROTH - Rasluka Part Ii - ...und Ich Sah Sonn' Nimmer Heben ★★★ (2007-04-12 03:10:26)

10分以上ある曲ですが、こういう陶酔感のある曲って曲の長さが全くマイナスにならないですよね。とにかくメロディが良いので、もっと聴いていてもいいくらい。しかし超邪悪なヴォーカルが入ってきたときは痺れた…。


NARGAROTH - Rasluka Part Ii ★★★ (2007-04-12 03:07:00)

2002年発表の4曲入りEP。

PART Ⅰもあるようですが、何故かこれより後にリリースされている模様。NARGAROTHって最近のブラックに対して否定的っぽいところから、今まで敬遠してたんですが余りの評判の良さに購入。…何て勿体無いことをしていたんだろう。…プリミティブブラックの魅力を濃縮・凝縮したような素晴らしい作品です。

まず音質は音圧・音量ともに申し分無しで、テレビのディストーションの音色はテレビの砂嵐を思わせるザラザラしたノイジーさですが、メロディがきっちり分離されている為、実に聴きやすい。ノイズの陶酔感とメロディの悲壮感が見事に融合してます。

そしてそのメロディもヤバい。
SATANIC WARMASTERが「メロウなプリブラ」ならば、この作品は超が付くくらいメロウです。メロディは輪郭がはっきりしていて聴き取りやすく、しかもブラックなのにそこら辺の歌謡曲じゃ相手にならないくらい哀愁たっぷり。

ヴォーカルも喚き気味のかなり潰れたがなりでめっちゃ邪悪。しかも音量がでかいので迫力満点。それでいてメロディを邪魔しないミックスの良さも特筆もの。…これだけメロディが良いのなら、アングラ好き以外にも十分アピール出来ると思います。私は一回聴いてもう虜でした。まだこれしか持ってませんが、他の作品も聴いてみたいです。


LUNAR AURORA - Andacht - Dunkler Mann ★★★ (2007-04-11 23:20:50)

アルバムの中でも強く「恐怖」を感じる曲。
死刑執行人の如き冷厳な語りから、一気にブラスト地獄に雪崩れ込む展開はブラック好きの血が滾ると同時に、血も凍るような恐怖に似た感覚を覚えますね…。SEとヴォーカルの掛け合いが恐怖感を演出するパートも、全く光の差さない黒さで最高。


LUNAR AURORA - Andacht - Gluck ★★★ (2007-04-11 23:16:44)

まずうねりのあるベースラインが纏わりつく音像にうっとり。
ブラストと祈祷声の織り成す、真っ黒い音の中から聞こえてくるトレモロリフが深淵からの呼び声のようで引き込まれる…。10分超えてますが、引き込まれていると全然長さを感じません。超名曲。


LUNAR AURORA - Andacht ★★★ (2007-04-11 23:11:00)

2007年発表の8th。

私は彼らのアルバムは「ZYKLUS」を持っていて、その印象では「独特で良い音楽を演ってるけど、ちょっとカルトすぎるかな…?」という感じでした。とんでもないですね。彼らの力を見誤ってました。これはマジで素晴らしいアルバムです。

「ZYKLUS」と比べると流石にノイジーさは軽減されていますが、やはり空間演出の上手さは超一流ですね。中心に据わるブラック然とした、ややノイジーな真っ黒いバンドサウンドに神秘的なキーボードやトレモロリフ、祈祷のようなノーマル声やねっとりとしたベース等が絡みつき、彼ら独特の音像を作り出しています。SEやサンプリングの使い方も上手く、深遠な恐怖感を演出するのを助長していると思います。

…これだけでももう雰囲気はたっぷりですが、雰囲気だけではなく、曲展開がドラマティックで「魔性」を潜ませたようなメロディセンスも抜群に良いのが素晴らしい。
例え豪速でブラストが炸裂していても、安易に体感速度を上げるようなリフを乗せることなく、上記のような音によって作られる漆黒の靄のような音が上に乗り、それによって深淵の底へと真っ逆さまに落ちていくような感覚を味あわせるかの如き音作りも独特。

ヴォーカルもいかにもブラックらしいキレのあるがなり声からキチ系の絶叫、低音での本能的恐怖を喚起させるようなデス声、魔導書を詠みあげるような威厳に満ちた語り、悪魔への祈りのようなノーマル声など多彩なスタイルを使いこなしてますが、そのどれもが曲の展開に完璧にマッチしているのが凄い。

曲は長めのものが多いですが、これだけ雰囲気が良く、展開もドラマティックとなると、気がつけば音に引きずり込まれて、いつの間にか終わっているという事も少なくないです。
割とマイナーなバンドながら、この耽溺性はEMPERORやLIMBONIC ARTなどの有名なシンフォニックブラックのバンドとも比肩するか、もしくはそれ以上と言っても過言ではないのではないでしょうか。ほんと名盤です!!


LUNAR AURORA - Zyklus - Die Nacht ★★★ (2007-04-09 19:08:50)

やはりブラックメタラー的には「夜」が最も長いんですね。
神話的とも言えるサウンドながら、余りにも黒い音作りです。


LUNAR AURORA - Zyklus - Der Morgen ★★★ (2007-04-09 19:07:17)

まずそのRawなプロダクションに驚き。
更に良く聴くと立体的な音になっている事に驚き。
そして後半、メロやキーが前に出てきたときに覚える感情は…感動。
…これは評価が高いのも頷けます。


ALI PROJECT - 薔薇架刑 - 眠れる城 ★★ (2007-04-04 00:23:41)

サビ後の天女のようなスキャットが印象的なバラード。
オケがストリングス&ピアノで、どこか「鎮魂頌」にも通じる曲調。「♪優しくて哀しい~」の部分のメロが、「♪真白き鳩が~」のメロと似ている気も。抜き身の刀の如き緊張感の「鎮魂頌」と比べると、こっちはややマイルドな感じです。


ALI PROJECT - 薔薇架刑 - 薔薇架刑 ★★★ (2007-04-04 00:18:58)

オケはストリングスのみなんですが…この嗜虐的で緊張感に満ちた雰囲気は何なんでしょう…。世界観の濃さで言ったらDEVIL DOLLとか世界レベルの「濃い」バンドと比較しても全く劣りません。ALI PROJECTは最近オリコン上位の常連と化して来た感がありますが、知名度の上昇に伴って大衆側に擦り寄る事無く、自らの世界観を更に追い求めているのが凄い。ほんと尊敬すべきユニットです。


ALI PROJECT - 薔薇架刑 - 春蚕 ★★★ (2007-04-04 00:09:46)

この耽美と頽廃の織り成す、緩やかな渦に少しずつ巻き込まれて抜け出せなくなるような感覚…もはや神秘体験に近いものがあるといっても過言ではないように思います。歌メロも難解さが逆にフックになってますね。
しかし、これでタイアップ曲だというのが本当に驚き。…アニメ業界の寛容さに(笑)。マニアックさは「薔薇獄乙女」の比ではないのでは…。


ALI PROJECT - 薔薇架刑 - 名なしの森 (2007-04-04 00:05:04)

いつもはシンフォ要素やメロディが前面に出ている彼らですが、この曲はいつになく打ち込みリズムが前面に出ていて、ALI PROJECTの中にあっては異質な感じ。それでもサビではメロディが主張せずにはいられない辺り、流石というかなんというか…。


MAPLE LEAF - Diorama-shade - Fractal Azure ★★★ (2007-04-03 22:32:51)

個人的には、BOGに参加した曲の中では「翡翠の翳り、混血の薔薇」と並んで最も好きな楽曲。雨上がりのアスファルトの匂いが漂ってくるような(?)哀愁たっぷりのストリングスと霜月さんのヴォーカルの相性が凄く良い。もちろんメロディそのものも抜群。文句の付け所の無い、隙の無い名曲。


MAPLE LEAF - Le Mondo Musical De Barbarian on the Groove - 翡翠の翳り、混血の薔薇 ★★★ (2007-04-03 22:26:51)

「光の絆」「深く眠れ」と同様に、今までに霜月さんがBOGで担当してきた疾走&キャッチー&ポップな曲…の筈なんですが、ここに来てメロディのキャッチーさが異常なほどに跳ね上がってます。これ、冗談でも何でもなく、クサメロ好きならば最初の二秒で悶絶でしょう(笑)。イントロのコーラスからクサメロぶち撒け祭りが始まってます。超名曲、文句なし。


MAPLE LEAF - Taos Pueblo - 深く眠れ ★★★ (2007-04-03 22:21:19)

(BOGの)前作のMelancollageに続き、疾走&キーフレーズ入りの曲を担当。壮大なイントロから、ギターリフに繋ぎ本編へと雪崩れ込む展開がかっこいいです。前作の「光の絆」と同路線なんですが、サビメロが独特のメロディでかなり印象に残ります。でも歌詞はなんか浅い気も…歌詞も霜月さんが担当して欲しいかも…。


MAPLE LEAF - Melancollage - 光の絆 ★★★ (2007-04-03 22:14:31)

トリで、しかも帯にあるキャッチフレーズの入った曲を歌うという好待遇。シンセストリングスの中を疾走する、シングル向きのキャッチーな曲ですが、途中で声楽っぽい歌い方を入れてドラマティックに仕上げるアレンジの上手さが流石。


ALI PROJECT - 薔薇架刑 ★★ (2007-04-03 19:40:00)

レーベル「Mellow Head」への提供曲に新曲1曲を加えたベスト盤。2007年発表。
初回限定盤は豪華な装丁で、「聖少女領域」のPV入りのDVD付き。
…個人的には、ドラマCDへの提供曲は1曲に2000円強を払うのはかなり躊躇われて、
結局見送ってしまっていたので、こうしたコンピレーションを出してくれるのは嬉しい(笑)。
今までにもALI PROJECTは幾つかのベスト盤を発表していますが、昔の音源に照準を絞った
作品である「Deja vu」、後半のキラーチューン連発が圧巻とはいえ前半はポップに過ぎる
曲が多いという印象の「Collection Simple Plus」と両方ともやや癖のある内容だったため、
今回のこのアルバムで遂に新規ファンにも強くアピール出来るベストが出たように思います。
まず、収録されているシングル表題曲4曲(「禁じられた遊び」「聖少女領域」「阿修羅姫」
「薔薇獄乙女」)は、どれもALI PROJECTの特性である、過剰なまでのシンフォニックさと
右に出る者はいない程のロマンティックでキャッチーなメロディを備えたキラーチューン。
聴いていて、最初に「聖少女領域」でこのユニットを知り衝撃を受け、CDを買ってきて一日に
30回くらいリピートしてた記憶がありありと蘇ってきます(笑)。この時点でALI PROJECTの
入門としては最適かと。更に「君がため、惜しからざりし命さへ」や「春蚕」などの、この
アーティスト独特の美意識がねっとりと絡み付いてくる曲や、「S嬢の秘めやかな悔恨」や
「あたしがアリスだった頃」のようなバラードナンバーも網羅。
加えて、ストリングスのみによるアレンジの新曲である「薔薇架刑」も収録。
これ一枚でALI PROJECTの魅力がたっぷりと味わえる、優れたベストアルバムだと思います。
ちなみに、初回盤は見開きのアートワークといい歴代シングルの衣装といい、超豪華。
アートワークは結構賛否あるようですが、私的には完全に「賛」の立場ですね。
「禁じられた遊び」とか綺麗過ぎだし、「阿修羅姫」はかっこいいし…何より、偉そうな事を
言いますが、世間からイタイとか言われる事を恐れるあまり、萎縮して自分の表現したい物を
抑制してしまうようなヘタレを「アーティスト」と呼ぶのは物凄い抵抗があるんですよね。
これらのアートワークは、ALI PROJECTがそういったB級以下の有象無象とは全く違う、真の
アーティストである事を証明するものではないでしょうか。
とにかく、ALI PROJECTの魅力がぎゅっと詰まった優良ベストなので、知らない方も是非。
このアルバムで初めて触れた方は、きっと今まで知らなかった事を後悔すると思います。


マキシマムザホルモン - ロッキンポ殺し ★★ (2007-04-03 18:31:00)

友人のカラオケで聴き、更にレビューサイトでも高評価だったので聴いたんですが
これはかっこいいですね。
音楽的にはミクスチャーというのでしょうか。
ヘヴィなバンドサウンドに、ラップとデスヴォイス、メロコアにも通じるとてもキャッチーな
歌メロが乗るという感じの音楽。私は別にラップとかに興味があるわけではないんですが、
そんな私ですら良いと思うくらいにラップが歯切れ良くかっこいいです。真に凄い音楽って
そのジャンルが好きでなかったり、興味が無かったりしても虜にしてしまうものですが、
このバンドの音楽にもそういう凄みがあると思います。インタビューなどを読むと、詞の音の
響きにはかなりこだわっているらしいですが、それも納得の気持ちの良い響きのラップです。
ロッキンポが「Rocking boy」、愛にズキューンが「I need the cue」と聞こえたり、
意図的に英語に聞こえる箇所を設けたり、歌詞の内容がメンバーについてだったり、全体的に
ユーモアが感じられるのも良いです。また、歌メロが超が付くくらいキャッチーなので、
デス声が入っていても結構聴きやすいのも良いですね。
ヴォーカルは声だけ聴いてるとイケメンが浮かんでくる(笑)爽やかとも言える声質。
なので熱唱してても暑苦しくならず、聴いててしんどさを感じません。
この声質で暴力的なガナり声とかやられるとマジでかっこいいです。
…そういえば、最新作は売り上げ10万を軽く超えてるっぽいですね。
いくら聴きやすくて勢いもあるとは言え、デス声入りの音楽がそこまで売れるとは…。
日本のリスナーってかなり広いキャパシティを持っているんじゃないでしょうか。


マキシマムザホルモン - ロッキンポ殺し - 霊霊霊霊霊霊霊霊魔魔魔魔魔魔魔魔 ★★★ (2007-04-03 16:16:32)

まずタイトルの字面のインパクトが凄い…これは聴きたくなります。
「ら行」とか「ま行」の絡む早口言葉って、試してみるとめっちゃ言いにくいんですが…それらの教がふんだんに使われた歌詞を、よくもここまで流暢に歌えるなぁ…と、妙な所で感心してしまうのでした(笑)。


HEAD CONTROL SYSTEM - Murder Nature - Skin Flick ★★★ (2007-04-01 19:38:47)

「into the skin, under the skin...Ah」の「Ah」の言い方がすっごいツボにはまりました(笑)。というかこの曲は歌い回しの全てがかっこいいです。歌詞が歌詞カードに完全に載ってないのが悔やまれる…サビが「プリン・シティ knows her」としか聴こえないし…でもその「プリン・シティ(と聞こえる)」連発する箇所は圧巻。


KRIEG - The Black House - Deviant ★★★ (2007-04-01 19:33:28)

今までの音源と比べると、凄くまともにブラックメタルしている事に驚きますね…短いけどしっかり展開があるし、途中なんてロック然としたかっこよさがあるように感じます。カルトなのも勿論良いですが、これくらい聴きやすく質が普通に高いのもまた魅力。


KRIEG - The Black House - Nemesis ★★★ (2007-04-01 19:30:22)

「グルァウゥーー!!」が超かっこいいです(笑)怪獣的魅力。


SATANIC WARMASTER - Carelian Satanist Madness - Eaten by Rats ★★★ (2007-04-01 19:28:40)

プリミティブの魅力を凝縮したかのような名曲。
これぐらい曲が良ければ、音質に癖があるということだけ覚悟しておけば、プリミティブ系を聴いた事のない人でもその魅力に取り付かれてしまうかもしれません。


SATANIC WARMASTER - Carelian Satanist Madness - Carelian Satanist Madness ★★★ (2007-04-01 19:25:30)

途中のメロディ、個人的にはなんか懐かしい感じがするんですが…
「郷愁」に近い感情を揺さぶられるようなメロです。そのせいで、耳に優しくない音質で結構長めの曲ながらうっとり聴けてしまう感じ。


WHEN - Prefab Wreckage ★★ (2007-03-29 21:53:00)

94年発表の5th。
時期的には「SVARTEDAUEN」の後に当たる作品なので、最近の路線のようなポップさは
希薄ですが、今回は弦楽トリオが入ったため、それが独特なものであるにしろ陰鬱なもので
あるにしろ、耳に残るメロディが増えた為僅かに聴きやすくなった気がします。
ヴォーカルも殆どの曲でメロディを歌ってますが、これ、かなり下手なのでは…(笑)。
また、表題曲やラストの大作ではノイズを巧みに使い、聴き手を酔わせてくれるパートも。
こういうのを聴くと、Lars Pedersenは本当に才能のあるミュージシャンだということが
分かりますね。もっとも、平素はその才能は主に変な方向に発揮されていますが…(笑)。
ただ、全6曲で4曲がベストに入っているというのは、かなり割高感を感じます。
と言ってもベスト未収録のラスト曲は名曲だし、一概に「ベストがあれば買う必要は無い」
とは言えないのが難しい所。この曲順で聴くとやっぱり作風に統一感があって良い感じだし…。


WHEN - Prefab Wreckage - Dark Abyss ★★ (2007-03-29 21:41:10)

ベストの表記だと「The Dark Abyss」だけど…どっちが合ってるんだろ?
弦などによるメロディは聴き終わった後に口笛で吹きたくなるくらいに華やか(?)で、キャッチー。でもその後ろでは何故か時限爆弾が仕掛けられているような音が…。後半呻き声まで入るし。奈落を往く悪魔達の行進曲といった所でしょうか。


WHEN - Prefab Wreckage - Hands of Orlac ★★ (2007-03-29 21:38:08)

架空の民族の土着の音楽って感じの曲。
しかもその民族は人間じゃなさそう。半魚人とか。


WHEN - Prefab Wreckage - Hieronymus(four Sins) ★★★ (2007-03-29 21:32:24)

アルバムを締める15分の大作。
ダークアンビエントに始まり、噴出するインダストリアルノイズ、暴れまわるグリッチノイズ、歌詞カード裏のアートワークを体現するような地獄メロを交えて展開する曲。…この曲、ダークでアヴァンギャルドな音響作品としてかなりまともな出来だと思うんですが…こういう前衛的な曲でもしっかり聴かせられる才能があるのに、それを変な方向へ向けるのがWHENのWHENたる所以なんでしょうね(笑)


みとせのりこ - crochet - APPLE Tree ★★ (2007-03-29 18:31:51)

KIRCHEの音源や「ヨルオトヒョウホン」の方を先に聴いていたんですが、その作風からは信じられないくらい普通のポップス。一昔前のBeing所属のアーティストのシングル曲って言って聞かせても通用しそうな感じだわ…。でもやっぱりヴォーカルの透明感は魅力…この路線を彼女に期待しているかは別として。


AKITSA - Aube De La Misanthropie - L'eltisme Quebecois (2007-03-29 18:26:50)

AKITSA的NS宣言!?歌詞が付いてないから何とも言えませんが…。


AKITSA - Aube De La Misanthropie - Desengrenage(les Enfants De L'illusion) ★★★ (2007-03-29 18:24:21)

低音質プリブラと不気味な普通声という好き者にはたまらない取り合わせの曲。何の感情も無く朗々と歌うヴォーカルが良いですね。やっぱりメタルのノーマル声ヴォーカルはこうでないと(暴論)。リズムの淡白さも特筆に価します。


AKITSA - Aube De La Misanthropie - Pouvoir Desertique ★★ (2007-03-29 18:20:36)

ILDARNを思わせる低音質プリミティブブラック。
リフのノイジーさが気持ちいい…けど、リズムの音をもう少し目立たせて、全体的に音を少し大きめにしてくれたら尚良かったなぁ…リズム自体は好きですが。


AKITSA - Aube De La Misanthropie - L'appel De Front Misanthropique ★★★ (2007-03-29 18:18:18)

悲しげなメロでしばらく聴かせた後、プリミティブブラックに変貌、ラストは人生終わってる感じのメロディで鬱に締める曲。ヴォーカルもキてるし、メロのセンスもなかなかである意味展開美すら感じる曲。私的にはこの曲がアルバムで一番良かったかも。


AKITSA ★★ (2007-03-29 00:58:00)

ILDJARNやSORTSINDなどと同時に語られる事が多いブラックメタルバンド。
曲や作品のタイトルは殆ど仏語ですが、カナダのバンドです。
曲の中に「ケベックのエリート主義」を意味するタイトルのものがある事からも、
ナショナリズムを標榜しているのは本当なのかもしれません。


AKITSA - Aube De La Misanthropie - Champ De Bataille ★★ (2007-03-29 00:51:13)

この曲はヴォーカルパフォーマンスが特に凄いですね。
絶叫の方のスタジオ中を血塗れになって転がりまわっている感じもヤバいし、普通声の方は適当に歌ってるような投げ遣り感があって最高(笑)。主に普通声のせいで独特な雰囲気が…。


AKITSA - Aube De La Misanthropie - Nouveau Regne ★★ (2007-03-29 00:48:13)

ここから急に音圧が上がる為、普通に聴いているとかなりビックリします。前曲がダークアンビエント的なBURZUMカヴァーだっただけにキツいものが…。それを別とすれば、なかなかの曲かと。ヴォーカルのエフェクトが凄いです。ヴォーカルが入ると音圧が二倍になる感じ。


AKITSA - Aube De La Misanthropie - Guerre Eternelle ★★ (2007-03-29 00:41:37)

永久の戦争という物騒なタイトルですが、漣のようなギターのメロディが美しい。ノイジーなプロダクションも、不気味なヴォーカルも、そのメロディを彩る要素として成立している感じがします。


AKITSA - Aube De La Misanthropie - Redemption (2007-03-29 00:36:48)

ディスク1を締める、約20分の大作。
雰囲気たっぷりの語りとノイズを組み合わせたもので、試みとしては面白いと思うんですが…ノイズが波長を変えたりする部分は来るものがあるんですが、このノイズの基本的の音色がちょっと苦手。なので★一個。


AKITSA - Aube De La Misanthropie - Cachots De L'obscurite ★★ (2007-03-29 00:30:09)

タイトルが仏語訳されてますが、BURZUMの「Dungions of Darkness」のカヴァー。本家よりも更にディープ&ダークで、RAISON D'ETREの「Metamorphyses」にも通じる、世界が軋みを上げるような恐ろしさのある音。…ただ、音響で深遠な恐怖感が演出できているだけに、ヴォーカルは必要無い気も。無い方が恐かったとも思う。


AKITSA - Aube De La Misanthropie ★★ (2007-03-29 00:19:00)

2005年発表の2枚組音源集。A5デジパックケースがかなりかさばります…。正直言ってケースは普通のが良かったかも。特にブックレットとかも無いので…。

「DISC-1」
99年発表のデモ音源を収録。
隣のスタジオから漏れてくる音を録音したかのような、恐ろしく篭もったプリミティブブラックの曲と、そのネクロな雰囲気やヴォーカルなどブラックの要素を利用してダークな音の響きを追求したような前衛的な曲をほぼ交互に演奏し、ラストの14曲目で詩の朗読(神父の説教?)とノイズを組み合わせた大作曲でトドメ…という感じの構成。前衛路線の曲はともかく、こっちのディスクのプリブラはかなり聴いててキツいものがある…これに比べると、DARKTHRONEやCLANDESTINE BLAZEはまともな音質という感じがします。

「DISC-2」
01年のCD-Rとデモ、BURZUMのカヴァーとコンピ提供曲を収録。
こっちのディスクでは前衛的なパートの占める割合が減り、プリブラ路線のパートが多くなったのと同時に、そのパートがより魅力的になっているように思います。まず音質はちゃんとプリブラとして楽しめるレベルになっているし、早歩きくらいのテンポとノイジーなリフを合わせて陶酔感を演出する作風にはILDJARNにも通じる魅力も。ヴォーカルもただ絶叫するだけではなく、最近のMUTIILATIONを思わせるジャンキー系のダウナーな病んだがなりや生気の感じられない普通声も使い出しかなり良い感じに。ただ、1~6曲目とそれ以降で音量が違うので、そのまま聴いていると耳が痛いくらいの大音響になってしまうのはちょっと不満かも。あとアウトロにタイトル付けないのは勿体無い。

…かなりコアな路線を進んでいるバンドだと思います。特に一枚目のディスクは、ブラック好きな私でも付いていけない部分が…ILDJARNやSORTSIND、STALAGGHなどノイズ要素がありカルトなブラックが好きな人にお勧め。


マキシマムザホルモン - ロッキンポ殺し - ロックンロール・チェーンソー ★★★ (2007-03-28 09:54:23)

これもある意味「壮絶」とも言える楽曲ですね…。
そう長くもない演奏時間の中で緩い雰囲気からヘヴィに疾走、途中スカを交えたりして様々な展開が詰め込まれてますが、そのどれもが超キャッチーで超かっこいい。亮君ってほんと天才だわ。


マキシマムザホルモン - ロッキンポ殺し - 包丁・ハサミ・カッター・ナイフ・ドス・キリ ★★★ (2007-03-28 09:53:05)

包丁ハッサミー!!
包丁ハッサミー!!
包丁ハッサミー、カッター、ナイフ、ドス、キリ、YEAH!
…かっこよすぎ(笑)
荒々しいギターの音色もたまらないです。


マキシマムザホルモン - ロッキンポ殺し - アナル・ウイスキー・ポンセ(Re-rec.) ★★★ (2007-03-28 09:45:28)

歌詞や解説を読むとすっごいバカっぽいんですが、ラップ部分の一番気持ち良いところで「バ行」の破裂音が炸裂し、マシンガンっぽい迫力あるものになっていたりかなり計算して作ってあるという印象。こういうのって相当センスがないと絶対無理だと思う。


マキシマムザホルモン - ロッキンポ殺し - ニトロBB戦争 ★★★ (2007-03-28 09:42:37)

このバンドの曲は普通に聴いてると英語に聴こえますね。
このサビは「♪Baby, say so. Baby say so」って聴こえる。