この曲を聴け!
Usher-to-the-ETHERさんの発言一覧(評価・コメント) - 時系列順 5001-5100

MyPage

Usher-to-the-ETHERさんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順
0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 | 32 | 33 | 34 | 35 | 36 | 37 | 38 | 39 | 40 | 41 | 42 | 43 | 44 | 45 | 46 | 47 | 48 | 49 | 50 | 51 | 52 | 53 | 54 | 55 | 56 | 57 | 58 | 59 | 60 | 61 | 62 | 63 | 64 | 65 | 66 | 67 | 68 | 69 | 70 | 71 | 72 | 73 | 74 | 75 | 76 | 77
モバイル向きページ 
Usher-to-the-ETHERさんの発言一覧(評価・コメント) - 時系列順 5001-5100

0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 | 32 | 33 | 34 | 35 | 36 | 37 | 38 | 39 | 40 | 41 | 42 | 43 | 44 | 45 | 46 | 47 | 48 | 49 | 50 | 51 | 52 | 53 | 54 | 55 | 56 | 57 | 58 | 59 | 60 | 61 | 62 | 63 | 64 | 65 | 66 | 67 | 68 | 69 | 70 | 71 | 72 | 73 | 74 | 75 | 76 | 77


WHEN - Whenever ★★ (2007-03-27 21:50:00)

2004年発表の10th…で合ってるかな?
音楽的には、Psychedelic Wunderbaumからの流れを汲む不条理ポップ路線。
ただ、今回は初期のWHENの作風を思わせるダークな大作、民族音楽風のメロでミニマルに
展開していく曲、ホラー映画を思わせるメロディをフィーチャーした曲、歌が前に出た小品等
一曲ごとの個性が際立っていて、アルバムの構成によりメリハリが付いている印象。
加えて不条理な感覚が先行していた感のあるPsychedelic Wunderbaumと比べると、聴いていて
どこか心地良さ(陶酔感?)のようなものが感じられ、少し聴きやすくなっている感もあり。
やはり万人には勧められませんが、最近のULVER等が好きならば結構行けてしまうかも。


マキシマムザホルモン - ロッキンポ殺し - ロッキンポ殺し ★★★ (2007-03-27 19:54:02)

これは凄い!!!!
ヘヴィなサウンドへの言葉の乗せ方の上手さなんて神懸かったものすら感じるんですが…普通に聴いてても「おぉ~」ってなるし、歌詞を見ながら聴いてまた「おぉ~」ってなる(笑)。それでいてサビメロはどキャッチー。マジで素晴らしい曲です。


WHEN - Psychedelic Wunderbaum ★★ (2007-03-27 19:48:00)

98年発表の、おそらく7th。
JESTER RECORDS移籍第一弾となるアルバム。
JESTERのサイトのプレスレビューにて、「聴く分には完全なる楽しみであるが、言葉で
説明するには完全なる悪夢だ」と評されていたり、あの鬼才GarmことTrickster Gが
HEAD CONTROL SYSTEMのサンクスリストにて「地上で最も素晴らしいワンマン・バンド」と
讃辞を送っていたりすることからも、変態好きにアピールするサウンドだと分かりますね。
「THE BLACK DEATH」やベスト盤を聴く限り、このバンドはサンプリングを駆使した、
不条理かつダークな音楽を演っていた(そのせいか、初期の楽曲はその陰鬱な雰囲気から
ノルウェーのインナーサークルを始めとする、ブラックメタラーの間で愛聴されていたとか)
という印象でしたが、今回は見違えるようにポップになっています。1曲目なんてメロディだけ
聴くと普通にヒットして、ラジオでかけまくられてもおかしくないような取っ付きやすさ。
ただ、以前からどこの誰とも知れぬオッサンの語りをサンプリングしたり、その変なセンスは
際立ってましたが、曲がポップになってもそれは変わりません。むしろもっとオカシクなってる気が…。
象の鳴き声だとか語りだとかは序の口で、曲によっては英語教材の日本人が外国へ旅行に来た
シーンで流れそうな音楽まで…。もはや病んでるのか健全なのか、音楽的に優れているのか
そうでないのか、ダークなのかポップなのかの判別すらつきません。
人によっては「THE BLACK DEATH」や「PREFAB WRECKAGE」より気持ち悪く感じるかも…。
もちろん万人にお勧め出来る音源ではありませんが、誰が聴いてもユニークだとは思うはず。
それを好きになるかは本人次第という感じですね。変態好きなら聴いてみてもいいかも。


みとせのりこ - ヨルオトヒョウホン - スイレン ★★ (2007-03-25 11:13:29)

この曲と次曲でバラードセクションを成している感じですね。
彼女の声質はストリングスとの相性もバッチリ。何気にギターソロのメロディも美味しい曲。


みとせのりこ - ヨルオトヒョウホン - 天の鈴 ★★★ (2007-03-25 11:11:50)

日本の神話時代の世界に迷い込んでしまったかのような神秘性を秘めた曲。夜の犀の河原のほとりで、星空を眺めているかのような感覚…何言ってるのか分からなくなってきた(笑)。歌詞も字面を眺めているだけで美しい。和ゴシック好きにお勧め。


鈴木雅之 - シングル「ふたりでいいじゃない」 - ふたりでいいじゃない ★★ (2007-03-24 23:59:54)

この組み合わせを聞いた時は、一瞬「えぇ~!?」ってなりました(笑)
でも聴いてみると、思ったよりも合っているのが不思議。でもやっぱり、「ロンリー・チャップリン(大名曲!!)」の再来とまでは行かないかな…★3つの評価をするにはちょっと惜しいところのある曲。


鈴木雅之 - Martini Ⅱ - アダムな夜 ★★★ (2007-03-24 23:53:12)

幼少の頃から両親がカーステで彼の曲をガンガンに流してて、中でも叙情的で渋かっこいいのにキャッチーなメロディで私の心を惹いたのがこの曲。…多分メタル大好きになった今でも歌ものポップス好きなのって半分くらい彼の影響のせいだと思う。そういう意味で個人的に思い入れの深い曲。半端な男性ヴォーカルじゃ満足できなくなったのも多分彼のせい(笑)


みとせのりこ - crochet ★★ (2007-03-24 23:39:00)

新曲、再録曲、提供曲などを集めたコンピレーション的アルバム。2005年作品。
このアルバムはタイアップのついた曲がメインなせいか、ソロ1stの「ヨルオトヒョウホン」や
KIRCHEの曲で聴く事の出来たプログレにも通じる夢想的、神秘的な曲は控え目で、代わりに
普段の彼女の作風ではあまり見られないような普遍的なポップな曲が中心。
日曜日にトースト焼いて、ベーコンエッグ作りながら聴いたら穏やかな気持ちになれそうな
爽やかな曲もあり、結構意外な感じです。…ただ、そういった路線の曲が彼女の声質に
合っているかというと、合っている曲もあれば合っていない曲もあるといった感じ。
私的には1stの素晴らしさからすると、やっぱり物足りない部分も少なからずあったり。
でも「地獄歌占」のManackさんやKIRCHEの井上さんなども参加しているし、何より彼女が
ヴォーカルなので決してハンチクな出来にはなっていません。彼女のファンなら買いでしょう。
初めてみとせさんの音源に触れる方、特にメタラーには「ヨルオトヒョウホン」や
「地獄歌占」、KIRCHEの「プレアデス」辺りを先に聴く事をお勧め。
それらが気に入って、ポップスも好きであれば買って損はないかと思います。


みとせのりこ - crochet - Lost in love ★★ (2007-03-24 23:22:49)

みとせさんがポップス英語入りの曲を歌ってる…(笑)
KIRCHEではありえないような、昔の歌謡曲のヒットナンバーみたいなサビメロ…でも意外にマッチしてます。最初の伸びのある声から盛り上がっていく展開がかっこいいです。


みとせのりこ - crochet - 蝉時雨 ★★★ (2007-03-24 23:20:13)

「ヨルオトヒョウホン」にも収録されている曲の別アレンジ。
歌詞から歌い方、編曲に至るまで何もかも違います。狂気的ともいえるほどの感情が篭もった「ヨルオト~」のテイクに比べると、こちらは少しマイルドに仕上げている感じ。こっちはこっちでまた違った魅力がありますが、メタラー受けするのは「ヨルオト~」の方でしょう。


みとせのりこ - crochet - alive - ver.hos - (2007-03-24 23:17:02)

オープニング曲ですが、これは微妙…
ヴォーカルの澄んだ声質と主張しすぎなテクノビートが噛み合ってなくて聴いていてちょっとキツいものが…。メロディは悪くないんですが、編曲は正直イマイチかも。


みとせのりこ - crochet - 落ち葉舞う頃 ★★★ (2007-03-24 23:11:54)

アルバムの特性上、全体的にポップな作風の目立つ今作ですが、この曲がみとせさんの良く伸びる高音ヴォーカルをポップな曲調に最も上手く合わせているんじゃないかと思います。サビメロも普通のオリコンとかに入ってるポップスにありそうなそれですが、この声で歌われるとうっとりするほど美しい。


みとせのりこ - ヨルオトヒョウホン - 小さな光 ★★★ (2007-03-24 17:04:22)

この曲もZABADAKの吉良さんが参加。
こっちはメロディアスで聴き入れやすく、温もりの感じられる雰囲気を持った曲で、アルバムを暖かな気分で締めてくれます。この曲の詞はみとせさんがヴォーカリスト、表現者としてのポリシーが感じられて好き。本当に素晴らしい歌い手だと思います。


みとせのりこ - ヨルオトヒョウホン - Nacht ★★ (2007-03-24 17:00:57)

ZABADAKの吉良さんが作曲・編曲・演奏・コーラスで全面参加。
吉良さんと女性ヴォーカリストのコラボですが、初期ZABADAKのようなケルトっぽい曲ではなく、重心を低く取ったプログレ的な展開を持つ曲。間奏のキーボードに「Die Nacht」(で合ってるかな?)の囁きが乗る部分が特に好きですが、メロディはいまいち掴み所が無い気も。


みとせのりこ - ヨルオトヒョウホン - 早春賦 ★★ (2007-03-24 16:54:27)

唱歌のカヴァー。学校で習った方も多いんじゃないかと思います。
…習ってたときはあまり意識しなかったんですけど、こうして聴いてみると言葉の響きもメロディも、今のポップスにはない根源的な美しさがありますよね。その「美しさ」を継ぐのが、みとせさんのような方たちの音楽なのではないかと思います。


みとせのりこ - 地獄歌占 ★★ (2007-03-23 18:32:00)

「地獄少女」という漫画のイメージアルバム。2006年末発表。
歌ものが4曲、インスト4曲(「悠久の紅」はコーラス入り)の計8曲という構成。
アルバムタイトルの読み方は「じごくうたうら」。「じごくかせん」だと思ってました…(汗)
KIRCHEでの彼女の作風はどっちかというと「異国風」な感じだと思いますが、この作品は
創作元の影響もあってか、和風ホラーテイストと耽美さが入り混じった、テイストの
随分異なる作品。曲はManackさんという人が作っている様ですが、かなり良い仕事してます。
まず歌ものの曲ではみとせさんの繊細な声質を上手く活かした曲作りがされていると思うし、
オリジナル曲のメロディも抜群に良い。「月花-GEKKA-」は和風ゴシックや幻想的な
女性ヴォーカルが好きならば聞き逃せない、キャッチーさと深みを両立した珠玉の名曲。
またインストもアルバムの流れに変化を与えている「小さな幸せ」や、「かぞえうた」に
繋がる美しさと恐さを備えた「劫火の少女」など、どれも聴き応えのある物が揃ってます。
ヴォーカルはとにかく素晴らしいの一言。
この人、また声の鋭さを増したんじゃないでしょうか…。水晶硝子の透明感と、舞い散る
桜の儚さ。それらを感じさせながらも芯の通った声、本当に心に響きます。
彼女のヴォーカルはもっと評価されてしかるべきですね。
ちなみに、裏ジャケやインナーの、恐らく漫画の主人公と思われる女性の絵も、みとせさんが
描いたとか(ジャケは別)。この少女文学っぽい絵が、アルバムの世界観の耽美さを更に
深いものにしていると思います。裏ジャケ普通に可愛い、インナーの蜘蛛がリアル(笑)。
絵も上手いし、声質綺麗、歌唱力も抜群、作詞のセンスも素晴らしい。凄い人ですね…。
…このアルバムを聴く限り、世界観的にかなりツボなんですが…原作もチェックしてみようかな。


みとせのりこ - 地獄歌占 - 櫻幻燈 ★★ (2007-03-23 17:58:25)

恐さ、儚さ、美しさが目立つアルバムの収録曲の中では、「暖かみ」を感じられる曲。しかしポップな中にもやっぱり「美しさ」が際立っていて、聴いていて腰が砕けそうになるんですが…(笑)。桃の節句の時に、お雛様売り場でこっそり流しておいたら売り上げが上がりそうな曲。


みとせのりこ - 地獄歌占 - 曼珠沙華(ひがんばな) ★★★ (2007-03-23 17:54:06)

日本の唱歌のカヴァー。
作詞は北原白秋、作曲は山田耕筰という日本人なら誰でも知っているような有名な布陣なんですが…こんな怖い唱歌があったとは(笑)。ちなみに「Gonshan」は「(良家の)令嬢」の意味だとか。シンセ・アンビエントをバックに歌っているようなアレンジで、やっぱり美しさの中に恐怖を感じる曲調。


みとせのりこ - ヨルオトヒョウホン - Une Plume D'hiver~冬の羽~ ★★★ (2007-03-23 17:42:51)

ストリングスとアコギをバックに歌い上げるバラード。
月並みですが、この歌声は正に天使の歌声と呼ぶに相応しい…いや、正確に言うと「天使が事切れた人間をあの世へ導く時の歌声」って感じ(笑)。綺麗過ぎて儚くて、魂抜けそうになります。


みとせのりこ - ヨルオトヒョウホン - 蝉時雨 ★★★ (2007-03-23 17:37:35)

個人的には、シリアスで幻想的かつ重厚で狂気を感じるほどにエモーショナルな曲調に天野月子さんの「蝶」「花冠」辺りとも共通したものを感じるんですがどうでしょうか。
メロディこそ聞き入れやすいものですが、祈りを振り絞るかのような、感情の入った高音の絶唱やアレンジのへヴィさが聞き流す事を許しません。そういう意味では、メタラーが好むポップスといえるのかも。


KIRCHE - Pleiades - Swim -水夢- ★★★ (2007-03-23 17:32:24)

前曲に引き続きプログレ色の強い楽曲。
っていうかプログレ以外の何?って言うくらいその色が濃く、これや「Mirage of Sands」はプログレとポップスを見事に共存させた名曲だと思います。夢見るようなピアノの調べに悶絶。


みとせのりこ - ヨルオトヒョウホン - 綺羅の天蓋 ★★★ (2007-03-23 12:02:16)

みとせさんの神秘的なヴォーカルを、様々な声色で折り重ねて編み上げられたタペストリーのようなオープニング曲。…こういう曲ってよっぽど歌唱力がないと聴くに堪えなくなりそうですが、聴き手をうっとりさせてしまう魅力溢れるものにしているのは流石。多重に聴こえる日本語詞の響きも、実に美しいです。


みとせのりこ - ヨルオトヒョウホン - UNTITLED CINEMA~オクターヴ・ワルツ~ ★★★ (2007-03-23 11:58:21)

黒百合姉妹のLISAさんが参加。
そのせいか、分かりやすくクラシカルでゴシックな風味が加味されている感じの曲ですね。低音を使った歌メロは、今までの彼女とはまた違う魅力を引き出していると思います。ちょっと黒色すみれっぽい世界観かも。その低音から高音へ自在に行き来したり、ラストではありえない程の高音が出てきたり、ヴォーカルの歌唱力の高さの光る曲。


みとせのりこ - ヨルオトヒョウホン - NAMARIE~指輪物語より ★★★ (2007-03-23 11:53:05)

あのBURZUMやGORGOROTHのバンド名のモチーフとしても(ブラックメタラーの間では)有名な、トールキンの「指輪物語」をベースに作られた曲。ブラックメタルではなく(当たり前)、トラッドメロが美しい叙情的な作品。
歌詞はノルウェー語かな?みとせさんは日本語詞にかなりこだわっているらしいですが、声に幻想世界の語り部としての魅力があるので、こういう日本語でない非日常的な言語で綴る世界観の曲も良くはまっていると思います。


みとせのりこ - 月奏~ツキカナデ~ - Exec_suspend/. ★★ (2007-03-23 11:42:42)

これも「RIG=VEDA」同様儀式的な曲。
キャッチーなほど盛り上がる向こうに比べると、こちらはやや静かな曲調で、ヴォーカルが左右チャンネルを交錯したりといった音響的な工夫も見られます。オリエンタルなストリングスのメロが美しく、中国の森深くの寺院から聴こえてきそうな曲。


みとせのりこ - 月奏~ツキカナデ~ - Exec_rig=veda/. ★★★ (2007-03-23 11:38:51)

儀式的なサウンドというより、日本の昔の神降ろしの儀式の歌をそのまま使っているんじゃないかと思うくらい宗教色の強い楽曲。しかもメロがかなりキャッチーなので、聴くと祝詞のような「捧げや 捧げや」の歌詞が聴き手の頭の中で延々ループする事になります(笑)。みとせさんの素で巫女めいたヴォーカルの響きを上手く使った曲。


みとせのりこ - 地獄歌占 - かぞえうた~地獄鞠歌~ ★★★ (2007-03-23 11:33:37)

日本の作者不詳のトラッドに、みとせさん作詞の歌詞を付けた曲。タイトルからも分かる通り、凄まじくダークなイメージを喚起する楽曲。
「かぞえうた」の言葉通り、一つの歌メロを繰り返して進行していく曲ですが、アレンジ&歌唱のおかげでドラマティックな仕上がり。黄泉へ向かう階段を一段ずつ降りていき、辿り着いたクライマックスでは地獄の劫火が眼前で天を焦がしているかのような迫力…圧倒的です。


みとせのりこ - 地獄歌占 - 月花-GEKKA ★★★ (2007-03-23 11:25:57)

陰陽座とDir en greyを足したみたいなタイトル…(笑)
でもヴォーカルの雰囲気は陰陽座の「星の宿り」辺りに近いかも。
…それは良いとして、これは傑作です。
この曲の入っているアルバムは漫画(地獄少女)のイメージアルバムらしいですが、そういうタイアップ作品(?)らしいキャッチーさと、アーティスティックな感性によって紡がれる耽美さや神秘性といった要素が、理想的なバランスで共存した神レベルの名曲。和ゴシック好き、幻想音楽好き、そしてアニメソング好きにまで幅広くお勧め。これらの音楽が好きなら「絶対に」聴くべき曲。


EIBON - MOONFOG 2000 - A DIFFERENT PERSPECTIVE - MIRROR SOUL JESUS ★★ (2007-03-23 11:18:15)

曲自体は邪悪さよりもノリを重視したブラックメタルで、音質も意外と綺麗。これはこれでかっこいい曲ですが、創始者のKilljoyとManiacがヴォーカルを取っていないのが惜しい。このVAにはこの一曲のみなので…。勿論Phil、Satyr、FenrizのVoも十分かっこいいけど、二人の猟奇系サディスト全開の拷問ヴォーカルが聴きたかった。


みとせのりこ - ヨルオトヒョウホン ★★ (2007-03-23 11:13:00)

2005年発表の、ソロとしては1stとなるCD。
ZABADAKや黒百合姉妹などのメンバーが参加。
まずヴォーカルですが、重要文化財に指定したいくらい素晴らしいですね(笑)
こういう幻想的な女性ヴォーカルは志方あきこやMAPLE LEAFを始めとして、最近良質な
アーティストが現れ始めていますが、彼女のヴォーカルはその良質なシンガーの間においても
歌唱力や声の透明度(訳の分からない基準だけど…)が優れているように思います。
特に高音でも時にたおやかに、時に情熱的にと完璧に声の調子を操る表現力が凄い。
曲の方は…KIRCHEではプログレ、トラッド要素を中心に据えた音楽を聞かせてくれましたが、
今作では更に手を広げている感じ。ヴォーカルアンサンブルのみの曲あり、唱歌あり、
和洋ゴシックあり、ストリングスバラードありで実に多彩。それらが彼女のヴォーカルを
中心に一つの流れを持って並べられ、統一感のある作品になっていると思います。
勿論プログレ、トラッドの要素の入った曲もありますが、KIRCHEのそれとはどこか
雰囲気が異なる気がします。ただ崇高さを感じさせる空気感は共通してますね。
本人が「珠玉の名盤」と言うだけあって、素晴らしい作品。
巷に溢れる使い捨て商業ポップに飽きてしまった方は是非。芸術品です。


EIBON ★★ (2007-03-23 10:52:00)

KilljoyとManiacを中心に結成されたバンド。
関連アーティスト多すぎ(笑)
Vo - Killjoy
Vo - Maniac
Gt - Phil Anselmo
Ds - Fenriz
Ba - Satyr
というアングラメタルファン垂涎のラインナップ。
…のはずなんだけど、リリースしてる音源やそれに関する情報が少ない…


みとせのりこ ★★ (2007-03-23 10:38:00)

ゆうや上野洋子(Yoko名義だけど)もあるし、登録しても大丈夫かな…?
初期ZABADAKを更にプログレ寄りにしたような音楽性で高い評価を得ているバンド
「KIRCHE」のヴォーカリスト。ソロにもその崇高ともいえる音楽性は受け継がれてます。
KIRCHEは最初はZABADAKのコピーなどをしていたらしいですが、彼女のソロで
遂に吉良さんと共演してしまったと言うのも凄いですよね。
志方あきこや新居昭乃、RURUTIAなど好きな人にKIRCHE同様お勧め。
歌うことに対して凄くポリシーを持っている人だと思います。


THORNS - Thorns ★★★ (2007-03-20 22:57:00)

2001年発表の1st。
海外のレビューサイトを見てみても、評価の高いアルバムみたいです。

音楽的には、インダストリアルの要素を取り入れたサイバー・ブラックですね。
DODHEIMSGARD(の3rd)程アヴァンギャルドでメタルから離れているわけでもなく、ZYKLON程ストレートでもなく、しっかりブラックとしての矜持を保ちながらも個性を発揮しているバランスの良い作風。捻じくれていながらもセンスを感じさせるリフなどのフレーズといい、他のブラックとは一線を画す作風でありながらも似たような曲を作らないバラエティの豊かさといい、ブラックメタルの名盤入りの資格を持ったアルバムではないでしょうか。

無機質で機械的な雰囲気が常に漂っているのも大きな特徴で、その音からは「非人間的」どころか、人も神も悪魔も死に絶えた後、真っ暗な世界に機械だけが残されてしまったような絶望感や厭世観が伝わってきます。Hellhammerのテクニカルなドラムも、この雰囲気に良くマッチしてますね。ただ曲のクオリティはかなり高いと思いますが、インダストリアルノイズが吹き出してくるような高音の歪みを強調したギターの音作りは聴き手を選ぶかもしれません。

ヴォーカルはAldrahnとSatyrですが…すみません、Aldrahnの実力舐めてました。
DODHEIMSGARDの3rdで彼の声にアレルギー起こして、それ以来どうも好きじゃないヴォーカルの一人だったんですが、この作品ではしっかりと恐怖感を醸し出すパフォーマンスが聞け、正直見直しました。特に「Shifting Channels」での無機質な声が素晴らしい。SatyrはSATYRICONの「Rebel Extravaganza」の時のような説得力たっぷりかつ、やはり無機質さを感じさせる声。二人のヴォーカルも曲の雰囲気作りにかなり貢献してます。

このバンドはあの悪名高い「インナーサークル」のメンバー、Snorreが中心みたいですが…確かに「インナーサークル」は色々な犯罪を犯してきたのかもしれませんが、EMPERORやBURZUM、MAYHEM、DARKTHRONE、そしてこのTHORNS…彼らの作った音楽を聴いていると、それ以上に音楽的エリートの集まりだったように思えて仕方がありません。


LOVE SOLFEGE - Le Blanc Et Noir ★★ (2007-03-20 17:47:00)

販売終了作品に収録された曲に、新曲やカヴァー曲を加えたベスト盤。2006年発表。
私はメタルレビューサイトで彼らの存在を知り、初めて聴いたんですがこれは良いですね。
系統としてはALI PROJECTやASRIELなどに通じるゴシック要素を含んだ、優美なメロが
堪能出来るクラシカル・シンフォニックなポップスが中心で、時折綺麗なバラードや
童謡っぽいメロディをフィーチャーした曲、半分舐めてるようなキッチュな曲など多彩な作風。
特にシンフォ系ポップス路線の曲は素晴らしい出来で、メタル音楽のクラシカルな要素や
クサメロなどの部分が好きならば悶絶確定。ど派手なオーケストレーションや、叙情的
極まりないピアノの音色が素敵過ぎです。ほんとに買って良かった…。
ただ、ALI PROJECTやASRIELと比較すると、「MISS RAIN」等を除いて病んだ感性が根底に
流れているという印象も。「この曲を聴け」の方でも書きましたが、「人生リセット」のような
ふざけたポップスでさえもそれが感じられ、上記アーティストよりももっとカルトで人に
勧めにくいイメージ。その分ハマってしまった時の殺傷力は高いと言えるかもしれません。
かなり満足ですが、不満も無いわけではなく、1曲目の必殺のシンフォポップに続く2曲目が
個人的にはイマイチで、その部分の流れがあまり良くない気がします。まあ些細な不満ですが。
ヴォーカルも曲のクオリティに負けず良い感じです。
今回は総勢五人参加しているらしいですが、メインのヴォーカルを務める鮎さんの歌声は
ALI PROJECTの宝野アリカさんを思わせる、ポップな中にも妖艶さを醸し出して聴き手を
翻弄するようなものでかなりツボ。1曲目の歌いまわしなんかモロに影響受けてそう。
早口パートでのリズム感の良さも共通してますね。「くじらへび」では子供の真似をしている
ようなふざけた歌い方をしてますが、そんな歌い方している時でさえ声に伸びがある事からも
上手いヴォーカリストである事が良く分かります。その他のヴォーカルでは、9曲目の
「ZAPHYRANTHUS」で歌っているりんなさんの伸びる高音が素晴らしい。ハイトーン好き必聴。
一応ポップスですが、メタラーに受ける要素がそこかしこに仕込まれている為、ポップスを
馬鹿にしている人にも是非聴いてもらいたいですね。やっぱりポップスは日本が最高!!


埼玉最終兵器 - Red Lucifer Rising (2007-03-19 23:54:00)

RPG「イリスのアトリエ エターナルマナ2」のHR/HMアレンジ。
「DECEITFUL WINGS」に続く作品。2006年発表。

良い所も悪い所も、前作からそのまま引き継いでいるという印象の作品。キーボードの音色に変わった物を取り入れたり、リズムにパーカッシブだったりトランシーだったりする要素を取り入れたり、聴き手の関心を惹き付ける為の工夫は前作よりも成されていると思います。「皇牙」の独特なリフの音色なんかも好き。

…でも、聴いていて飽きないかと言われると、頷けない部分もあったり…。他の高評価なメタルアレンジ、例えばJill's ProjectやThe Black Magesなどはどの楽器がどうメロディを担当するのかのバランスに長けているのに比べ、この作品ではメタルリフをバックに似たような音色のシンセが延々と主旋律を担当し、思い出したようにギターソロが入るというアレンジが余りにも多すぎてうんざりしてくる…。

アレンジの巧みさで上記のアーティストに勝てないなら、インストであることを利用して、他のヴォーカルがメロディを担当しないメタル(メロデス、メロブラ等)の要素を取り入れるとかの工夫が欲しい所。正直、これではHR/HMのヴォーカルをシンセに差し替えたものと変わらないのでは…。しかも相変わらずリフは微妙で、一般的なメタルと比べて特に秀でているとは思えない。これだとメタルファンは納得しないだろうし、トラッドっぽいメロディの曲は意図的に外してあるので、ガストの音楽のそういうメロディが好きな人にもアピール仕切れてない印象。

…かなりキツめに書きましたが、ガストの音楽もメタルも好きなので、その二つが合わさって出来る「化学反応」を、どうしても期待してしまうんですよね。悪い作品だとまでは言いませんが、まだ「化学反応」と言えるほど凄くもない感じ。もしも次(グランファンタズム?)もあるなら、このモヤモヤを吹き飛ばすような傑作を期待。


埼玉最終兵器 - Red Lucifer Rising - Carmine ★★★ (2007-03-19 23:31:14)

メタル色は薄めですが、アルバム中一番好きかも。
透明感のあるメロディと、華麗なピアノソロが素敵。
赤というよりクリアブルーっぽい雰囲気の曲。


THORNS - Thorns - Shifting Channels ★★★ (2007-03-19 23:26:34)

アルバムの中でもインダストリアル色の強い曲。
人間味の感じられない、淡々としたビートが、少しずつだけど確実に迫り来る破滅を予感させます。そしてギターのノイズに埋め尽くされた時の絶望感といったら…邪悪好きならば思わず笑みがこぼれてしまうでしょう。


THORNS - Thorns - Existence ★★★ (2007-03-19 23:23:25)

最初こそザラザラとした音質とトレモロリフのメロディにより、ブラック好きのツボを付いた曲調ですが、ヴォーカルと同時に幽霊登場のような効果音が鳴り出して妙な雰囲気に…エンターテイメント的な恐怖感、に見せかけた確かな殺意を感じる曲。


FLEURETY - A Daker Shade of Evil - Profanations Beneath the Bleeding Stars ★★★ (2007-03-19 23:20:15)

…ブラックとしての出来も勿論良いんだけど、どうしてもヴォーカルの歌手生命を犠牲にした、魂の超音波絶叫の方に耳が行ってしまいますね…。血を流しているのはヴォーカルの喉の方では…。


FLEURETY - Last-minute Lies - I Saw Claws ★★★ (2007-03-19 23:16:31)

展開は凝りまくっていて複雑なんですけど…その複雑さが、難解さやスノッブさというようなマイナスにではなく、むしろキャッチーさに繋がっているのが凄い。複雑≠難解であることを示した一曲ではないでしょうか。


LOVE SOLFEGE ★★ (2007-03-19 19:19:00)

日本のゴシック、シンフォな曲をメインに演っているアーティスト。
ジャズやクラシックも音楽のベースの一つとしてあるとか。
アニメやゲームに関連したメディアとも、主に音源の流通において深い関わりが
あるため、それっぽいポップスもありますが(でもどこか病んでる感じだけど…)、
それを差し引いても、曲中にはゴシック、シンフォ、クサメロ、変拍子など
メタラーが好む要素が大量に鏤められており、一聴の価値ありです。


LOVE SOLFEGE - Le Blanc Et Noir - 人生リセット (2007-03-19 19:13:08)

歌詞、歌唱、サンプリングのどれを取っても「おふざけ」的な曲。
でも、その「おふざけ」のベールに隠された下はどこか病んでるような気がするんですよね…もちろん意図して「おふざけの中の病んだ雰囲気」を演出している部分もあるんだろうけど、その下の根幹もやっぱり病んでる感じがする。


LOVE SOLFEGE - Le Blanc Et Noir - くじらへび ★★★ (2007-03-19 19:09:55)

シンフォニック童謡!?こんなの聴いた事ないわ…
幼児向け番組とかで流れてそうなキャッチーなメロディと、チャイルディッシュな歌い方のヴォーカル…ここまでは分かりますが、それを彼らの流儀で超シンフォにしてます。最初聞いた時は笑っちゃいました…ほんと面白い曲ですね。


LOVE SOLFEGE - Le Blanc Et Noir - Zephyranthus ★★★ (2007-03-19 19:05:59)

この曲も「らしい」シンフォな曲なんですが、ヴォーカルのオペラティックな高音が素晴らしいですね。「♪Darkness~」の部分なんて聴いていて惚れ惚れします。しかし、この歌詞はどこまでマジなのか…英詩部分の微妙に過ぎる押韻とか聞いてるとわざとB級っぽさを出している印象も。


LOVE SOLFEGE - Le Blanc Et Noir - Molecule ★★★ (2007-03-19 19:02:02)

この曲は特にリズムが凝ってますね。プログレ的と言えるかも。
しかし、よくこんな難しそうなメロディの上を歯切れ良く、しかも伸びもある声で歌えるなぁ…ヴォーカルの上手さが際立ってる。無理だろうけどカラオケで歌いたいかも。このリズムに合わせて歌うの難しそうだけど楽しそう。


LOVE SOLFEGE - Le Blanc Et Noir - Miss Rain ★★ (2007-03-19 18:57:12)

LOVE SOLFEGEにしては普通に綺麗なバラード。
日曜の朝、モーニングコーヒーを飲んでいるときにラジオから流れてきてもおかしくないような感じ。


LOVE SOLFEGE - Le Blanc Et Noir - Material of Your Eyes ★★★ (2007-03-19 18:54:56)

曲が始まるとすぐに、これから皇帝でも現れるんじゃないかと思うようなオーケストレーションが…この時点で心を掴まれまくり。その後の展開は割とポップですが、スキャット部分のメロの扇情度が凄い…メタルに「クサい」メロディを求めている人で、この曲を聴かずに死ぬ人がいるならそれは大いなる不幸である…と思う程に。


LOVE SOLFEGE - Le Blanc Et Noir - Shwarzwald ★★★ (2007-03-19 18:50:37)

コメントによると、LOVE SOLFEGEで最初の曲らしいです。
歌のメロディは凄まじく鮮烈で、アレンジも超がつくほど大仰でありながら、展開はどこか醒めたような淡々とした雰囲気があって不思議な感じ。ともかくシンフォ好きなら血管が沸騰するようなメロ&アレンジ。ラストはチェンバロで締め。明らかにやりすぎです。充溢は美。


LOVE SOLFEGE - Le Blanc Et Noir - Chaos of Zero ★★★ (2007-03-19 18:46:59)

一言で言うなら、サイバー化したALI PROJECT。
基本的に伸びがあり上手いながら、人をクった歌い方も出来るヴォーカル、メロディのセンスの良さ、シンフォ要素など共通する要素はかなり多いのではないでしょうか。


LOVE SOLFEGE - Le Blanc Et Noir - Le Blanc Et Noir ★★★ (2007-03-19 18:42:53)

まずDIMMU BORGIRが本気を出したときに匹敵する程の大仰なオーケストレーションが耳を惹きますが、それ以上にピアノが素晴らしい。ポピュラー音楽にクラシカルなピアノを導入するセンスの良さでは、あのYOSHIKIに匹敵するのではないでしょうか。特に間奏とか凄すぎる…


WONGRAVEN - Moonfog 2000 - a Different Perspective - Walking Away from the End of the World ★★ (2007-03-19 18:37:30)

WONGRAVEN VS PARONSODAの名義によるコラボ曲。
テクノビートに無機質な音色が乗るという内容で、Satyrの知的な面が強調されています。Satyr的には意図したより邪悪にならなかったらしいですが、私的にはこれはこれで雰囲気があって好き。


WONGRAVEN - Fjelltronen - DEL Ⅴ : FRA FJELLTRONEN ★★ (2007-03-19 18:34:34)

裏ジャケの注意書きには、「この旅路は大音量で成されるべきである」というステイトメントが書かれていますが、それを実践するとこの曲のラストで恐怖を味わう事になるでしょう(笑)。


WONGRAVEN - Fjelltronen - DEL Ⅱ : OVER ODEMARK ★★★ (2007-03-19 18:31:06)

作曲、グランドピアノでIhsahnが全面参加。
彼のピアノの儚くも美しく魔的な調べと、Satyrの説得力のあるヴォーカルの調和が見事。短いものの、二つの才能がぶつかりあい生まれた名曲。


THORNS - Moonfog 2000 - a Different Perspective - You That Mingle May ★★ (2007-03-19 18:27:46)

ドラムにFenrizが参加。VoはSatyr。
どこかこの二人が以前にやっていたプロジェクトのSTORMにも似た、トラッド的な雰囲気が僅かに感じられる曲。でもTHORNSの冷徹さでそれをやられるとかなり恐い感じ。ラストの吐き捨てがかっこいいです。


THORNS ★★ (2007-03-17 23:59:00)

BlackthornことSnorre Ruch率いるブラックメタルバンド。
このバンドはブラック好きのリスナーだけでなく、ミュージシャンの
間でも評価が高いバンドだとか(どこで聞いたか忘れたけど…)。
ゴシップ的には、SnorreはEuronymousの事件のときに、Countを車で送った人
として有名ですね。でも音楽は素晴らしいので、色眼鏡で見ずに聴いてみて下さい。
インタビューによると、Snorreにも病んでた時期があって施設に収容される
寸前だった事もあるとか…病んでて音楽的な才能を持ち合わせてるというのは、
やはりこのジャンルにとっては良い作品を生み出すのにプラスに作用するんでしょうか。
BURZUMやこのTHORNSの曲を聴いてるとそう思います。


THORNS - Thorns - Stellar Master Elite ★★★ (2007-03-17 23:50:10)

コンピレーション提供曲のリメイク。
ドラムにHellhammerが参加しているだけあって、アンサンブルの魅力ではこちらが上でしょうか。ツーバス連打と刻みリフの絡みがマジでかっこよく、痺れます。ラストの全てを吐き出しきったようなドラミングも凄い…けど、Hellhammerの事だから表情一つ変えずにこなしそうですが(笑)。原曲もこっちもどちらも甲乙付け難い出来なので、両方とも聴いて損はないです。


THORNS - Thorns - Interface to God ★★★ (2007-03-17 23:44:54)

この曲もTHORNS独特の非人間的な冷徹さや展開の面白さがたっぷりと仕込まれた曲ですが、それ以前に吐く寸前のような禍々しいヴォーカル、無機質なメロディを紡ぐリフ、豪速ツーバス連打とブラックとしての要素の一つ一つがどれも高水準。特にSatyrのヴォーカルが恐すぎ…。


THORNS - Thorns - World Playground Deceit ★★★ (2007-03-17 23:40:15)

この曲はリフの捻くれっぷりが素晴らしいですね。
高音を強調した奇怪極まりないメロディと刻みを併用した変態的、かつ凄く魅力的なこのリフだけで星を3つあげても良いと思うくらいに良いです。北欧、特にノルウェーのアーティストってこういう捻くれた感性を持ってる人が多くて聴いてて楽しい。


THORNS - Moonfog 2000 - a Different Perspective - Stellar Master Elite ★★★ (2007-03-17 23:35:49)

後に1stアルバムで再録される事になる曲。
向こうの方が洗練されているとは思いますが、ギターの音質的にはこっちの方が好みですね。刻みリフがまるで雷の如き荒々しい迫力。


THORNS - Thorns Vs Emperor - The Discipline of Earth ★★★ (2007-03-17 23:32:24)

この展開の振幅の広さと、そのどれもが魅力的であることには驚嘆を感じずにはいられません。演奏時間たっぷり悪魔の掌で弄ばれているような感覚を楽しめる曲。波長が合ってしまった人は、あのEMPERORをも差し置いて、THORNSの方をより気に入ってしまうかもしれません。それ位レベルの高い曲です。


WONGRAVEN - Fjelltronen - DEL Ⅳ : TIDEN ER EN STENLAGT GRAV ★★★ (2007-03-17 19:22:01)

シンセとベースがトラッド的な美メロで絡み合う曲。
…今のSATYRICONの路線も大好きですが、ここまでメロディセンスの良さを見せつけられると4th以降でメロディを排する方向に進化したのはちょっと勿体無いと思ったり。まあ、それでも良い物を聴かせてくれるのがSATYRICONの良い所なんですけどね。


WONGRAVEN - Fjelltronen - DEL Ⅲ : OPP UNDER FJELLET TONER EN SANG (2007-03-17 19:17:18)

1、2曲目と圧倒的な才能を見せつけられてきただけに、ここでルーツが分かりやすく垣間見えるのが何だか微笑ましい(笑)。WHEN好きな人ならニヤリとするはず。


WONGRAVEN - Fjelltronen - Del Ⅰ : Det Var En Gang Et Menneske ★★★ (2007-03-17 19:13:41)

1曲目にして16分の大作。超名曲。
シンセの醸し出す雰囲気の濃さ、Satyrのヴォーカルの威厳、そして何よりメロディの美しさに圧倒されっぱなし。長い曲ですが、全く心が曲を離れてしまう事がありません。メロディ派には何よりも充実した16分になる事でしょう。


WONGRAVEN - Fjelltronen ★★★ (2007-03-17 19:09:00)

95年発表の1stアルバム。
92年から95年の3年を掛けて制作された作品らしいですが、SATYRICONの1stが出た93年にSatyrは18歳だったはずだから…作り始めたのは17歳の時!?マジで天才ですね、このお方は…

こういうアンビエント作品は結構ブラックメタル界のビッグネームが他にも演ってますが、Ihsahn(EMPEROR)のTHOU SHALT SUFFERがクラシック的な耽美さ、FenrizのNEPTUNE TOWERSがプログレ的な宇宙観を表現しているとしたら、Satyrのこれはフォーク、トラッドを軸に据えた美しいメロディをたっぷりと取り入れたアンビエントと言えるのではないでしょうか。

確かに、Satyrはブラックメタラーだし、音も剣を抜くようなSEが入っていたり、ラストに恐ろしげな呟きが入っていたり、人によっては恐怖を感じる作品なのかもしれません。
ですが、それ以上にどうしようもないくらい美しいメロディが心を捕える作品でもあります。最初こそ控え目な立ち上がりですが、1曲目の3分半を過ぎた辺りから劇的なメロディが姿を表し始め、そこからは蟲惑的ともいえる旋律に翻弄され、あれよあれよという間に約32分のSatyrが描く世界への旅路が終わっているという感じです。ほんと、ここまでメロディが良いと別にアンビエントとか興味ない人でも魅了できそうな気がします。

こういう作風にしては珍しく、Satyrがヴォーカルを取る箇所も多いですが、彼の声もメロディに負けず本当に素晴らしい…。サイドプロジェクトのSTORMでも聴く事の出来る朗唱スタイルですが、向こうよりも幾分丁寧に歌っていて、Ihsahn並に気品のある声です。3曲目のサンプリングの内容(びよ~ん、びよ~ん)が思いっきりWHENの「THE BLACK DEATH」と被るんですが、初期WHENはそのダークな雰囲気から北欧のブラックメタラーの間では人気が高かったらしいし、Satyrの音楽のルーツにあるアーティストなのかもしれません。そういえばSATYRICONの作品でもWHENの曲をサンプリングしてますし。

…こんな素晴らしい作品なら、もっと早く買っておくべきでした…。
音響派よりもメロディ派に強くお勧めしたい作品。っていうかメロディ派は絶対に必聴!!


WONGRAVEN ★★ (2007-03-17 18:45:00)

SATYRICONのSatyrのソロプロジェクト。
現在一枚のアルバムを発表していますが、その作品にはIhsahnが参加してます。


DIMMU BORGIR - Puritanical Euphoric Misanthropia ★★ (2007-03-16 11:20:00)

2001年発表の5th。
DIMMUは何故か今まで聴かなかったんですが、この作品で初めて聴きました。

まず、今まで聴いたメタル音楽の中でもトップクラスに音質が良いです。いかにもメタル的な硬質さで、ドラムの音の抜けが良くブラストの迫力は一級品。音の大きさも適正より少し大きいくらいで、エクストリームメタルとして申し分無し。この作品のプロデューサーはかなり有名らしいですが、彼の起用は大正解といえるでしょう。

曲の方は、噂通りのシンフォニックで劇的なブラックメタル。生オーケストラを使用したらしい華美な音作りがかなり素晴らしい。デスヴォイスも擦れた声でなかなかに邪悪で悪くないです…が、オーケストラやキーボード、クリーンヴォーカルといった要素が入っていない、もしくは前に出ていないパートは正直いまいちで、聴いててしんどい…そのせいで、ドラマティックな展開が冗長になっている所があるのがちょっと不満。

また個人的にですが、VortexことSimenがベース担当なのも勿体無い。あれだけ歌えるし、デス声もこなせるんだから彼をもっと前に出してあげれば良いのに…。私としては、全編「SYMPOZIUM」のイントロレベルのシンフォニックさにして欲しかったです。こういうジャンルはやりすぎてなんぼだと思うので。


DIMMU BORGIR - Puritanical Euphoric Misanthropia - Kings of the Carnival Creation ★★★ (2007-03-16 11:06:36)

ブラストとトレモロリフで攻め立てる箇所が物凄くかっこいい曲。
アンダーグラウンドの暴虐性と、メジャーのプロダクションが見事に融合した名曲。暴虐の渦の中に叩き込まれます。途中ARCTURUSの2ndにも通じるメロディが顔を出すのはご愛嬌。


DIMMU BORGIR - Puritanical Euphoric Misanthropia - Hybrid Stigmata – The Apostasy ★★ (2007-03-16 11:02:05)

確かにサスペンスって感じのメロディが聴けますね。
人妻が夫の不倫相手を思い余って包丁で刺し殺してしまい、我に返って真っ赤な両手を呆然と見つめている…みたいなシーンで流れそうなメロディ。


DIMMU BORGIR - Puritanical Euphoric Misanthropia - Fear and Wonder ★★ (2007-03-16 11:00:09)

超大作映画のオープニングを思わせる、大仰でシンフォニックなオープニング・インスト。こんなの聴かされたら本編に期待しないわけがないですね。


LEVIATHAN - Tentacles of Whorror ★★★ (2007-03-16 00:03:00)

2004年発表の2nd。
最近XASTHURやKRIEGなど、アメリカ産ブラックが話題になってますが、これも凄いですね。

まず際立っているのは音作りの上手さ。
ギターは当然ブラックらしいノイジーさがありますが、ノイジーさの質が曲によってまちまちながら、決して不快のラインを超えず、「快」の領域に留まっているのが良いです。ノイズ耐性がないと5曲目辺りは辛いかもしれませんが、ブラック好きなら大丈夫でしょう。
また、聴かせるべき所ではトレモロリフやベースのメロディもしっかり聞こえるし、ドラムも大きすぎず小さすぎず心地良い響きで、ヴォーカルも禍々しさを演出しつつもエフェクトを利用し曲に上手く溶け込んでます。音質はブラックとして完璧ではないでしょうか。

音作りだけでなく、曲の方も当然の様に良いです。
ブルータルなところはしっかり暴虐だし、メロディも叙情性、妖しさ、鬱、毒々しさなどの雰囲気を醸し出していて、ブラックとして全くソツの無い曲作りだと思います。アンビエントの要素を含んだ曲もあったりして、作風もバラエティ豊か。72分という長い演奏時間をたっぷりかけて、「ブラックとは何か」を教えてくれるかのような名作です。
とりわけ鬱パートのXASTHURにも通じる暗さや、全体を通じて一般的なブラックよりも不健康な空気感が濃いところが素晴らしいですね。マイナスなのは歌詞の読みづらさぐらい?

個人的には、聴いていると良く寝れるCD。勿論つまらないから寝てしまうのではなくて、音が心地良すぎて寝てしまうという感じ。下手すると1曲目から寝れます(笑)。ブラックメタラーならこの心地良さ、分かってもらえるのではないでしょうか。


LEVIATHAN - Tentacles of Whorror - Vexed and Vomit Hexed ★★ (2007-03-15 23:46:00)

イントロのSE、一体なんなんでしょう(笑)
なんかトイレの個室から聞こえてきそうな感じの呻き声なんですが…本編はまともにブラックしてますが、ちょっと笑えます。


LEVIATHAN - Tentacles of Whorror - Tentacles of Whorror (Revel the Tyrant) ★★★ (2007-03-15 23:44:11)

この曲のイントロのメロディ、どっかで聴いたような…
そこからの展開はLEVIATHAN独自のものですが、イントロだけ結構ありがちな(だけど、それだけに魅力的な)メロディですね。少しずつ闇に沈んでいくような曲調、XASTHURなどにも通じる物があると思います。


LEVIATHAN - Tentacles of Whorror - Mouth Orifice Bizarre ★★★ (2007-03-15 23:40:46)

音作りの上手いアルバムですが、この曲でそれが極まっている印象。
最初のメロディの聞かせ方の不気味さやノイズが膨れ上がって破裂するような音もかなり好みだし、ザラザラしたくぐもったノイズからベースのメロディが聞こえて来る音像はアングラな魅力を放ちながらも、聴きづらくないのが凄い。メロディにちょっとオリエンタルっぽさを感じるのは私だけでしょうか。


埼玉最終兵器 - Red Lucifer Rising - 皇牙 ★★★ (2007-03-14 01:51:46)

ノイジーなギターリフといい、三味線のようなキーボードといい、特に「音色」へのこだわりが感じられるアレンジが特徴の曲。ぶっちゃけ原曲はあまり好きではないんですが、この曲はアレンジとギタリストの貢献でかなり良くなっていると思います。打ち込みverのギターの音色は味気なかった…。


JILL'S PROJECT - Bloody Chronicle -append Disc : 02- - Homicide Intention ★★ (2007-03-14 01:47:24)

この曲は特に音が重いような…ここまでやれば、よもやメタラーから文句が出ることは無いだろうけど…原作ファンの非メタラーがどう思うのか聞いてみたい気もします。


JILL'S PROJECT - Bloody Chronicle -append Disc : 02- - The Ladybeast of the Moon ★★★ (2007-03-14 01:44:55)

ギターとチェンバロ風キーの絡みが、「魔性」を感じさせる曲。
タイトルの付け方も秀逸で、時に狡猾さ、時に鮮烈さ、時に妖艶さを醸し出すサウンドに良く合っていると思います。


JILL'S PROJECT - Bloody Chronicle -append Disc : 02- - (un-titled 001) ★★ (2007-03-14 01:41:29)

このいかにもゲームの戦闘音楽的な勇壮なメロディ、メタルアレンジとぴったりハマっていると思います。まるで初めからこういうアレンジが成される事を想定して書かれたかのような感じ。


JILL'S PROJECT - Bloody Chronicle -append Disc : 02- - In the Future ★★★ (2007-03-14 01:38:43)

もう最初のリフのかっこよさからして、凡百のメタルアレンジものとは格が違うというのが分かりますね。バンドサウンドの上を舞う、儚く鮮やかに舞い踊るピアノのメロディが素晴らしい。ゲーム音楽のメタルアレンジで、これ以上の物がこれから先果たして現れるのでしょうか…。


JILL'S PROJECT - Bloody Chronicle -append Disc : 02- - Impostor's Worry ★★ (2007-03-14 01:35:46)

約2分の短いオープニング・インスト。
短いからといって彼らはやはり手を抜きません。泣きメロの炸裂する静かな曲で、これを聴いて2曲目からの劇的な展開に備えましょう。アルバム全体をドラマティックな印象にする役割を果たしている曲だと思います。


SOUND HORIZON - Elysion ~ 楽園幻想物語組曲 ~ - Baroque (2007-03-11 02:15:17)

BAROQUE=語源はポルトガル語で「歪んだ真珠」。
それを歌詞に反映する辺り、Revoさんってほんと物知りですよね。Aramaryさんの熱演が光る曲ですが、個人的にはインストにしてチェンバロとコーラスのクサメロを堪能出来るようにして欲しかったな…。コーラスの内容は「Baroque vierge, Baroque du jeune fille」で合ってますか?


JAZKAMER(JAZZKAMMER) - Metal Music Machine - Occult Glider ★★ (2007-03-10 23:25:34)

メロディが感じられるリフに、ちょっとメタルを感じます…が、圧迫感のある低音が入ってきたり、最初は小さかった高音が段々場を支配し始めたりしてそれどころではなくなります。
高音は三半規管にダメージが来そうだけど(笑)、低音は普通にうっとりするくらい気持ち良い。しかしこういう曲って、聴いてると時間の経過を忘れてしまいますね…。


JAZKAMER(JAZZKAMMER) - Metal Music Machine - Metal Music Machine ★★★ (2007-03-10 23:19:29)

こんなタイトルですが、アルバム中最もメタルから乖離してるような…
ともかく耳が追いつくか追いつかないかの瀬戸際の混沌っぷりが素晴らしい。間違いなくアルバム一の超名曲かと。しかしこの音だと、どうしても歯医者の治療を思い出しますね…何本もの器具を使って全部の歯をいっぺんに削られているかのような凄まじさ。曲中の悲鳴っぽい声は患者の絶叫だったりして(笑)。


JAZKAMER(JAZZKAMMER) - Metal Music Machine - The Worms Will Get In ★★★ (2007-03-10 23:15:30)

デスの次はドゥームですか…
しかしドゥームでもこんな遅くて重いのは珍しい。例えるならSUNN O)))が本格的にドラムを取り入れた感じでしょうか。ドラムと同時に入る轟音が、打撃の残響音に聞こえて気持ちいいです。かなり心臓に悪い曲なので、心臓の弱い方は大音量での服用をお控えください(笑)。


JAZKAMER(JAZZKAMMER) - Metal Music Machine - Friends of Satan ★★★ (2007-03-10 23:12:10)

タイトルからも分かる通り、デス色の強い曲。
最初はデスっぽく始まり、そのままバンドサウンドではありえないようなノイズ塗れになりつつ疾走!!…かっこいいですね、この曲。最初は音が小さめですが、そこで音量を上げるとラスト辺りにエライ目に逢います(笑)。


JAZKAMER(JAZZKAMMER) - Metal Music Machine - Abomination ★★★ (2007-03-10 23:06:53)

これは…プリブラ好きなら絶対気に入るくらいブラック色が強い…というか、ブラックそのものと言っても過言ではないかも。リフにはブラックらしい哀愁と混沌がありますし、ギターソロも甘美。前衛的な音楽のフィールドで評価が高いだけあって、そこら辺のセンスも抜群。
このグループはULVERのリミックスも行った事もあり、ブラック方面から入った人も多いかと思いますが(私なんかその典型です)、そういう人たちの希望には完璧に応えるであろう一曲。


KRIEG ★★ (2007-03-10 20:55:00)

>ロージーさん
中心人物のImperialは、JUDAS ISCARIOTのライブ・ベーシストだったみたいです。
また、SATANIC WARMASTERのSatanic Tyrant Werewolfは、ラストアルバムの
「Blue Miasma」にギター、ゲストヴォーカルとして参加していたらしいです。
「the Black House」、かなり良かったですよ。
でもジャケ買いでこんな良いアルバムを発見できるなんて凄いですね。
私は割と話題になっているものや、レビューを見て面白そうと思ったものなどしか
買わない傾向にあるので…。


KRIEG - The Black House - Venus in Furs ★★ (2007-03-10 20:42:17)

THE VELVET UNDERGROUNDのカヴァー。
…MUTIILATIONのMY WAY(フランク・シナトラ)のカヴァーといい、真性ブラックのバンドが非メタルの曲をカヴァーすると面白いことになりますね(笑)。デス声必要なのか、これ…しかもこの曲の為にわざわざヴィオラ入れてるし。


THE 3RD AND THE MORTAL - Tears Laid in Earth - Oceana ★★ (2007-03-10 20:39:03)

約19分弱の大作。
正直言って、美しい女声ヴォーカルによるメロディを楽しむタイプのゴシックメタルだと思って聴くとちょっと冗長。でもドゥームを楽しむ感覚で、情景を楽しみながら聴くとなかなか良い感じ。


THE 3RD AND THE MORTAL - Nightswan - Neurosis ★★★ (2007-03-10 20:36:46)

前半は1stの音楽性にもかなり通じる物がある女声ゴシック・ドゥームですが、後半からプログレサイドに突入、タイトル通りの神経症の人の内面にトリップしているかのような前衛的な曲調に。出たタイミングから言っても、このバンドが脱メタルした象徴といえる曲なのかも。
前任者に劣らない美声と、神経を逆撫でする狂気の高音を使いこなすヴォーカルも凄い。


KRIEG - The Black House - Murder Without the Burden of Conscience ★★ (2007-03-08 10:56:29)

まず「良心の呵責なき殺人」というタイトルが凄い(笑)
曲も1分ちょっとの短さで、グラインド級に圧迫感のあるサウンド。


KRIEG - The Black House - A Process of Dying ★★ (2007-03-08 10:53:59)

哀愁トレモロリフを引き連れ疾走するインストブラック。
Imperialのヴォーカルは今まで聴いたブラックの中でも最強の部類に入りますが、そのヴォーカル無しでもしっかり聴かせることからもバンドのレベルの高さが分かります。ただラストのアレンジが好きじゃないので、★は二個。


KRIEG - The Black House - Fallen Princes of Sightless Visions... ★★★ (2007-03-08 10:50:08)

この曲の音割れヴォーカル、凄まじすぎ…
その絶叫、咆哮の後の何かを懇願するような声も切ない。怒りの他にも、怨みや悲しみといった負の感情が嫌というほど伝わってくる、エモーショナルなブラックメタル。


KRIEG - The Black House ★★ (2007-03-08 10:45:00)

2004年発表の3rd。
レビューサイトなどを見ると、KRIEGはこのアルバムの評価が最も高いようですね。
彼らの普通のスタジオ作品は、「The Church」が微妙な出来だったので、買おうかどうか
迷った末に購入したんですが…これは渾身の作品とも言える名盤だと思います。
まず、音質が大幅に改善されています。
いかにもカルト・ブラック的な高音域のノイズを殊更に強調したサウンドではなく、低音も
しっかり効かせたバランスの良い迫力ある音作りで、大音量で聴くと非常に気持ち良いです。
そうするとヴォーカルの声のデカさに耳がやられそうになりますが、それもまた快感(笑)。
聴きやすい音になったと思いますが、ツーバス連打がヘリコプターの飛行音の様に聴こえる
RAWなドラムの音がブラックらしくて、決して温くなった訳ではないのが良いですね。音量も適正。
ヴォーカルも別人のよう。
「Patrick Bateman」の時同様の超ドスの効いた咆哮スタイルで、マジで怖い声。
北欧のブラックメタラーがキリスト教による侵略や、そのメンタリティへの反発を込めて
叫んでいるのだとすると、Imperialの咆哮はヨーロッパの侵略を受けたインディアンの
酋長の怒りといった感じでしょうか。ところどころ声がデカすぎるのか、音が割れそうに
なってるし、脳の血管が切れて寿命が縮みそうなくらい憎しみを込めて叫んでます。
また、曲も大幅にレベルアップしていると思います。
メロを聴かせるべき部分ではちゃんと良いメロディを聴かせてくれるし、暴虐な部分は
凄まじく暴虐なため、展開にメリハリがあって引き込まれる。アルバムの長さも40分強と
この音楽性に丁度良い長さ。カルト扱いされる事の多いバンドですが、「The Church」や
「Patrick Bateman(個人的には超名盤)」はともかく、このアルバムは初心者も問答無用で
引き込むくらいにブラックの魅力に満ち溢れたアルバムだと思います。
最近はXASTHURを始めとして、LEVIATHANやJUDAS ISCARIOTなどのアメリカ産のブラック
メタルバンドが注目を集めてますが、このKRIEGももっと評価されても良い存在だと思います。


GEHENNA - Seen Through the Veils of Darkness (The Second Spell) - Dark Poems Author ★★★ (2007-03-06 23:52:52)

この曲はキーの音色がかなり好み。
なんとなく琴にも通じる、ちょっと和風な音色…な気がする(笑)。そう思って聴いてたら、ラストが尺八に聴こえてきた…。


GEHENNA - Seen Through the Veils of Darkness (The Second Spell) - The Eyes of the Sun ★★ (2007-03-06 23:50:24)

終始キーがバンドサウンドを包んでいるような音像で展開していく、シンフォ好きなら垂涎モノの曲。キーの持続音とバンドサウンドに悲鳴のSEを絡めるエンディングも○。


GEHENNA - Seen Through the Veils of Darkness (The Second Spell) - Vinterriket ★★ (2007-03-06 23:48:07)

タイトルは「冬の王国」の意。
この曲はGarmがメインヴォーカルとして参加してます。時が経つほどに変化している彼のヴォーカルですが、この時点ではARCTURUSの1stと同じ割と素直な歌い方。それにしても、Garmは色々な音源に参加してますね。


GEHENNA - Seen Through the Veils of Darkness (The Second Spell) - Shairak Kinnummh ★★★ (2007-03-06 23:43:28)

バンドサウンドだけでも頭が真っ白になりそうなほどにノイジーですが、そこに浮遊感のあるキーボードまで入ってくるので、好き者ならば恍惚すること必至な一曲。クライマックスにおけるヒロイックと言っても差し支えない勇壮なトラッドメロも聴き所。


FLEURETY ★★ (2007-03-06 20:00:00)

1stとEPがツボだったので、2ndは近いうちに買おうと思ってたんですが…
もしかして廃盤もしくは入手困難なんでしょうか?
こういう音楽性でGarmやCzral、HellhammerにManiacまで関わってるなんて…
ブラックのエリート大集合じゃないですか(笑)。
これで悪い物が出来るはずないですね。聴きたいなぁ…。
夏の終わりに出すのは新作でしょうか?
DODHEIMSGARDやVED BUENS ENDEも今年に新作を出す予定があるようですし、
2007年はこの手が好きな人にとっては良い年になりそうですね。


FLEURETY - Min tid skal komme - Fragmenter av en fortid ★★★ (2007-03-06 19:51:55)

ああ、もう1曲目から涎が出そうなぐらいの名曲だわ(笑)
もうこのドラマティックさは「劇的」なんて言葉では表せないですね。なんか壮大な歴史の物語をパノラマ映像で体感しているかのよう…FLEURETYはもっと評価されても良いと思います。


FLEURETY - A Daker Shade of Evil - My Resurrection in Eternal Hate ★★★ (2007-03-06 19:48:48)

この曲は冷涼なリフを伴って疾走する箇所もありますし、普通にブラックメタラー受けしそうです。ヴォーカルは…確かに、「声」というより、「音波」ですね、これ(笑)。人間がここまで高い声を出せるとは…男性でこれより高く歌える人いるんでしょうか。