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Usher-to-the-ETHERさんの発言一覧(評価・コメント) - 時系列順 5101-5200

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FLEURETY - Min tid skal komme - En skikkelse i horisonten ★★★ (2007-03-06 19:45:26)

なんだこのおっそろしいまでの完成度は…ほんとに95年の曲?
11分半の大作ですが、ここまで濃密な11分半はなかなか体験できるもんじゃありません。とにかく、展開やメロディの一つ一つがドラマティックなので、「複雑」ではあっても「難解」ではないと思います。終始メロディアスなベースが素晴らしいですね。このベースと、ベースが良く聴こえるプロダクションがあってこそこのドラマ性があるのでしょう。


FLEURETY - Blackend Compilation - Absence ★★★ (2007-03-05 22:51:07)

なんじゃこりゃ…
前半なら幾分変態的な要素があるとは言え、十分ブラックの範疇で語れそうな音を出してますが、曲が進むとヴォーカルがヴォイスパーカッションなんか始めやがった…しかも絶妙な気持ち悪さ(笑)。奇形中の奇形音楽。何を考えてるんでしょう、この人たち。


FLEURETY - Min tid skal komme ★★★ (2007-03-05 22:47:00)

タイトルの意味は「我が時は来たり」。95年発表の1stアルバム。
2003年に「BLACKEND COMPILATION」に提供した曲である「ABSENCE」と93年発表のEP「A DARKER SHADE OF EVIL」の計4曲を追加したリマスター盤が再発されています。リマスター盤はノルウェー語詞の曲に英訳付き。

音楽性のタイプとしては、プログレ的な展開の妙と濃ゆいアンサンブルで聴かせる、VED BUENS ENDEタイプのアヴァンギャルド・ブラックという感じでしょうか。流石にアンサンブルの聴き応えでは、Carl-MichaelとSkollというブラック界でも最強のリズム隊が在籍していたVBEと比べると部が悪い気がしますが、こっちは叙情的なメロ使いやトレモロリフの多用、女声ヴォーカルの導入や展開の明確さといった要素もあるので、一般的なブラックメタラーから見たら取っ付きやすさでは上なんじゃないかと思います。

続くEPでは、随分前衛方向に音楽性を傾けましたが、この作品はブラック然とした絶叫ありでヘヴィな音像なので、しっかりブラックメタルをプレイしてます。
また、ボーナスの「A DARKER SHADE OF EVIL」はある意味凄い音源。この作品のレコーディングでNordgarenは喉を痛め、歌う事を止めざるを得なかったという曰くつきのヴォーカルパートが凄すぎ。最早Dani Filthなど問題にならない程の高音絶叫でぱっと聴いただけでは人間の声かどうかすら判別不能な程。私も最初聴いた時はノイズを取り入れてるんだと思ってました(笑)。もちろん曲の方も十分良いので、そのインパクトを求めてネタで買ったとしても後悔はしないと思います。

しかし、ブラックメタルの金字塔といえるMAYHEMの1stが出たのが94年で、その一年後にこんなブラックを自己流にアレンジした、ハイクオリティな作品をリリースするとは…「A DARKER~」に至っては93年だし。本当に北欧、特にノルウェーって才能の宝庫ですね…。


LIMBONIC ART ★★ (2007-03-05 00:16:00)

再結成してたんですか…知らなかった。
新作はどういう内容になるんでしょうね。
2ndまでのシンフォ要素が前に出た感じなのか、3rd以降のエクストリーム然とした
音圧のある感じなのか、今までと全然違う作風なのか…ともかく楽しみです。


FLEURETY - Last-minute Lies ★★★ (2007-03-05 00:12:00)

99年発表のEP。
ブラックメタルからより前衛的な方向に進んだEPらしいですが、これは良いですね。

ほとんどブラック色は無く、どっちかというと男女ツインヴォーカルをフィーチャーしたアヴァンギャルドゴシックという感じのサウンド。もちろん普通の女声ゴシックみたいなパートもありますが、不思議なキーボードやインダストリアルの要素、サックスなど様々な音楽のパーツを取り込み、かなり前衛的な作風。時折VED BUENS ENDEやVIRUSにも通じる奇妙なアンサンブルも聴かせてくれますが、変態フレーズ、変拍子が当り前の世界で実に聴き応えありです。

こうやって要素だけ並べるとどうも難解なサウンドを想起してしまいがちですが、パート毎にフックがあるのでそれほど取っ付き辛いとは思いません。フックがあって、酩酊感、中毒性の高いサウンドなのに掴み所がない…素晴らしいですね(笑)

脱ブラックしてからのULVERや、DODHEIMSGARDや上記のVED BUENS ENDE、VIRUS等の風変わりなブラックが好きな方なら買って損は無いんじゃないかと思います。
ちなみに、このバンドの中心人物は元DODHEIMSGARDのメンバーらしいですが…これを聴くと、
DODHEIMSGARDがブラックからはみ出した音楽性になった理由が良く分かる気がします。


FLEURETY - Last-minute Lies - Facets ★★★ (2007-03-04 23:58:36)

遊園地っぽいキーで始まる曲。
前半こそ普通に叙情的でドゥーミーな女声ゴシックメタルという感じですが、後半になっていきなり変態の牙を剥きます。この曲はやっぱりその後半に尽きますね。ほんと好き者ならうっとりする事間違いなしなサウンドです。


FLEURETY - Last-minute Lies - Vortex ★★★ (2007-03-04 23:56:10)

イントロのリフからしてもう凄まじいインパクトですね。
こんな変なリフ聴いた事ないです(笑)。でも、中盤サックスが出てきたあたりからの展開は更に不条理極まりない。サックスが左右に分かれ、ギターリフの代わりのような役割に…しかもそのメロディが抜群に良い。ここまでされたら、星3つは私の中でもう確定でした。


妖精帝國 - GOTHIC LOLITA PROPAGANDA - 孤高の創世 ★★★ (2007-03-03 23:17:40)

ほとんどメタル音楽と聴き紛うほどのヘヴィな音像の上を、チェンバロが、コーラスが、クラシカルなメロが踊り狂う曲。こんなの聴かされたら星3つ付けざるを得ません。こういうと失礼だけど、この曲のAメロとコーラス部分で初めてこのヴォーカルをかっこいいと思った…。


妖精帝國 - GOTHIC LOLITA PROPAGANDA - Ira (2007-03-03 13:37:44)

タイトルはラテン語で「怒り」の意。
この曲はポップスとは思えない、しっかりとした重さを出すギターとそのリフに合わせて叫ぶダーティなコーラスがかっこいい…んですが、サビに入るとずっこけます。いや、幼な声とヘヴィなサウンドの対比をフィーチャーした曲は、例えばSOUND HORIZONの「エルの楽園(→side : E→)」などがあるし必ずしも嫌いじゃないんですが、この曲のそれは余りにもわざとらしい…っていうか媚び声に聴こえるのがマイナス。音楽は良いのだからヴォーカルはもっと表現力、歌唱力共に鍛えて欲しい。


妖精帝國 - GOTHIC LOLITA PROPAGANDA - 鮮血の誓い ★★ (2007-03-03 13:31:59)

クラシカルな洋風メロやテクノビートを導入したシンフォなポップス…かなりALI PROJECTのシングル路線に近い曲だと思います。本家と比べるとヴォーカルの凄みや歌メロのフックがイマイチなのがネックですが、ヘヴィなリフを加えることで個性を出してますね。


DIAGNOSE : LEBENSGEFAHR ★★ (2007-03-03 00:34:00)

ex-SILENCERのNattramnのプロジェクト。
彼、もう精神の方は大丈夫なんでしょうか。


DIAGNOSE : LEBENSGEFAHR - Transformalin ★★ (2007-03-03 00:23:00)

2006年発表の1stアルバム。

音楽性は、端的に言うとノイズやキーボードをメインに据え、Nattramnのヴォーカルを乗せたインダストリアル色の強いダークアンビエント。勿論ノイズは攻撃性よりも、じわじわと精神を侵蝕するような音である意味心地良いかも。ヴォーカルはSILENCERのような金切り声は使用していませんが、芝居がかった演説調の語りを中心に呻き声や半泣きの哀願風の叫び、すすり泣きなどが用いられしっかり病気なので安心して下さい(笑)。

例えこのCDが出た経緯を全く知らない人を十人集めて聴かせたとしたら、おそらく10人とも「病んでる」「暗い」「怖い」「不気味」と評価するであろう恐ろしげで病的な雰囲気ですが、こういう雰囲気をアンビエントみたいな重層的なアレンジが必要とされるジャンルで表現するのって難しいのではないでしょうか…。

クレジットを読むと、この作品は2004年から2005年にかけて、セラピーとリハビリの過程で作られた、というような事が書いてありますが…SILENCERはNattramnが精神病院に収容されて解散したというのは本当なのかもしれませんね。でも、衝動を撒き散らすタイプならいざ知らず、こういう前衛的な作風でしっかりしたものは単なる狂人には絶対出来ないはず。SILENCERも曲のクオリティはかなり高かったし、この人実は天才なのかも…?

病んでて、更にその病巣を表現できる才能を持っているというのはある意味最強です(笑)。SILENCERの狂気に惹かれた人で、アンビエントに興味があればかなりお勧め。逆にSILENCERの極端なヴォーカルをネタとしてしか聴けない人には決してお勧め出来ない作品。


DIAGNOSE : LEBENSGEFAHR - Transformalin - De Vardar Mig in I Doden ★★★ (2007-03-03 00:10:18)

「ナイィィィ、ナィィィ、ナァァァァイィィィ!!」「ナイナイナイナイナイナイナイ…!!」の半泣きの声がかなりキてる…怖いというよりは、感情が伝わりすぎてやるせなくなってしまう感じ。


DIAGNOSE : LEBENSGEFAHR - Transformalin - Situazion: Lebensgefahr ★★★ (2007-03-03 00:09:05)

アルバム中最もメロディが導入された曲。
一人の精神を病んだ指揮官により、軍隊が破滅に向かって行進しているシーンがモノクロで浮かんでくるような、葬式ムード満点の暗く頽廃的なメロディが堪能出来ます。


DIAGNOSE : LEBENSGEFAHR - Transformalin - Upon the High Horse of Selfdestruction ★★★ (2007-03-03 00:05:17)

淡々と鳴り響くキーボードはもうそれだけで恐怖感を煽りますが、そこにゾンビのような呻き声と亡霊コーラスの悪夢の共演が乗り恐ろしげな雰囲気に…昔バイオハザードやったけど、こんな声出してましたよ、ゾンビ(笑)。暫くするとNattramnが演説を始めますが、途中で首を締められたような声を出すのが怖すぎ…。


MGLA - Presence - Presence I ★★★ (2007-03-02 18:08:49)

普通のブラックメタル…に限らず、メタル音楽の音像って大体まずリズムありきでその上にリフやヴォーカルが乗るというイメージがあるんですが、この曲はまずリフありきでその上でリズムを展開させているという印象を受けます。本当にそういう曲作りをしているのかは分かりませんが、そう思うくらいリフが魅力的です。


GEHENNA - Seen Through the Veils of Darkness (The Second Spell) ★★★ (2007-03-02 18:00:00)

95年発表の1st。
2nd Spellというサブタイトルが付いてますが、この前に出た「First Spell」はミニ扱いみたいです。

このアルバムの一番のセールスポイントは、やはりキーボードでしょうか。バンドサウンドを包み込む、空間的なストリングス系の音色を中心にピアノやチェンバロなどの音を使用し、曲に彩りを与えています。キーボードが入っているパートとそうでないパートではかなり雰囲気が違い、そのせいで展開にメリハリが付き曲がドラマティックになってますね。

しかし、この音源の素晴らしいところは例えキーボードが無かったとしても高品質なブラックになっているところ。音質も流石に最近のCradleとかメジャーなバンドと比べると荒いですが、昔の音源にありがちな音の小ささも無く、ベースがかなり良く聴こえる音質でブラックとしてはかなり良質。

また、メロディセンスも良く、ブラック特有の寒々しさや禍々しさに加えて、偶にトラッドにも通じる親しみやすいメロディが登場するという作風はSATYRICONの名盤「NEMESIS DIVINA」と共通する所があるように思います。

そこにかなりの頻度でキーボードが乗っかったとしたら…シンフォ好きならば想像しただけで涎が出そうになってしまうでしょう(笑)。1曲だけとは言え、クリーンヴォーカルであのGarm様が参加しているものULVERファンとしては嬉しい所。

意外と見過ごされがちですが、初心者でも納得できるクオリティを備えたなかなかの名盤です。カルトなバンドに行く前に、GEHENNAのこのアルバムを聴くのも良いかもしれません。


MAPLE LEAF - ユラグソラ - フシギノモリ ★★ (2007-03-02 12:24:46)

メロ自体は「ユラグソラ」の中では(あくまで「ユラグソラ」の中では)地味な部類に入りますが、このファンタジックな中に一抹の怖さも感じさせる曲、彼女の作品を語る上ではかなり重要なんじゃないかと思います。「まっくら森」「ヒカリノオト」辺りにも繋がっていく曲調。


MAPLE LEAF - ティンダーリアの種 - ささやきは森へ還り ★★★ (2007-03-02 12:20:13)

「ヒカリノオト」が森のBGMなら、この曲はその「森」に迷い込み、最後には心まで絡め取られてその中で神秘との邂逅を果たしてしまった…という雰囲気の曲だと思います。全造語詞なのも曲の幽玄さを助長していて、彼女の曲の中でも幻想的な仕上がりの曲。


MAPLE LEAF - ティンダーリアの種 - ヒカリノオト ★★ (2007-03-02 12:17:07)

本人言う所の「森のBGMっぽい曲」。
確かに不思議な音色のキーボードといい、妖精を思わせるコーラスといい、ファンタジー世界の森そのもののような音世界です。9割の温かさ、ファンタジックさの中に一割の魔性を忍ばせている感じの曲。


MAPLE LEAF - ティンダーリアの種 - 廻る理 ★★★ (2007-03-02 12:13:38)

非常にスケールの大きくなった今作ですが、この曲は特に象徴的です。
1曲目の壮大な雰囲気を引き継ぎつつ、より歌モノにしたような感じ。最早初期ZABADAKフォロワーの域を軽く超えて孤高の領域に入り始めているのではないでしょうか。


MAPLE LEAF - ティンダーリアの種 - 祈りの種 ★★★ (2007-03-02 12:11:08)

1曲目がオープニングならば、この曲は主題歌ですね。
ストーリーの根幹を成しているというか、音楽も歌詞もコンセプトを総括するような役割を担っているように思います。こういう曲を作らせたら、霜月さんはまるで水を得た魚の様に生き生きしてますね。


MAPLE LEAF - ティンダーリアの種 - 枯れた大地へ続く途 ★★★ (2007-03-01 02:03:48)

コンセプト上では、主人公に当たる曲中人物の葛藤を表した曲らしいですが…霜月さんの凄い所は、そういうバックグラウンドを持った曲でも、「曲中人物になりきる」事で歌が疎かになったり、逆に人物の感情を表現し切れてなかったりという事がなく、リスナーにごく自然に感情移入させてしまうところですね。こういった表現力ってもっと評価されても良いと思います。こういうのをしっかり出来てる人ってあまりいない。


MAPLE LEAF - ティンダーリアの種 - いのちと約束 ★★★ (2007-03-01 01:57:42)

アルバムのラストを飾る、世界を優しく包むかのようなバラード。
メロディやヴォーカルに包容力があり、神盤の最後に相応しい名曲だと思います。後半のヴォーカルなんて「母性的」を通り越して「聖母的」ですらあるくらい優しいですし(笑)。「真実の炎」からのドラマティックでシリアスなパートから、この曲の大団円に繋がる展開はほんとに感動的。


MAPLE LEAF - ティンダーリアの種 - 真実の炎 ★★★ (2007-03-01 01:53:08)

風雲急を告げるようなストリングスが鮮烈な印象を残す、ストーリーの中でも「転」の要素を担っているであろうシリアスな雰囲気の楽曲。この曲ではヴォーカルがいつになく低音を使用してますが、いつもの優しさだけでなく「厳しさ」も感じさせる声ですね。霜月さんって母性的な声の持ち主だと思ってましたが、こういう「厳しさ」も醸し出せるのを聴くと更にそれを確信しますね。


MAPLE LEAF - ティンダーリアの種 - 今夜の月が眠るまで ★★ (2007-03-01 01:48:01)

「花祭りの娘」がお祭りなら、この曲はその後という感じですね。
大体RPGでお祭り的なイベントがあると、その後に主人公とヒロインがいい感じになるシーンがありますが(笑)、そういう雰囲気の曲だと思います。流石王道好きを自称するだけありますね(笑)。サビ前のメロディが少しFFっぽいかも。


MAPLE LEAF - ティンダーリアの種 - 花祭りの娘 ★★★ (2007-03-01 01:43:28)

今まで彼女が関わってきた曲の中に民族要素を取り入れた曲は数あれど、ここまでコテコテにアレンジした曲は今まで無かったのではないでしょうか。アルプスの山村辺りのお祭りをポップで聞きやすい形にアレンジしたような感じの曲で、3部構成でドラマティックにお祭りの盛り上がりが体験できます。しかしメロディはとても楽しげだし、ヴォーカルも楽しそうに歌ってるけど、個人的には何故かほんの少しだけ切なくなる曲でもあったり。


MAPLE LEAF - ティンダーリアの種 - 広い世界の欠片 ★★★ (2007-03-01 01:39:24)

霜月さん曰く、「RPGでいう、最初の街のBGM」。
なるほど、確かに街をイメージさせるポップさがありますね。もちろん、ウス汚れた都会とかでは決してなく、日の光が降り注いで歩いているだけでも心が浮き立つような、小さくて平和な町っていうイメージ。聴いていると心が癒されて、希望が湧いてくるようです。


MAPLE LEAF - ティンダーリアの種 - 創奏 ★★★ (2007-03-01 01:35:36)

ログハウスの中に差し込んでくる木漏れ日のような温もりと、その周りに広がる雄大な草原を思わせるようなオープニング曲。この作品はRPG的なコンセプトがあるようですが、この曲はどっちかというと映画的な雰囲気。名作映画のオープニングでスタッフロールが流れてる時の曲って感じ。


MAPLE LEAF - ティンダーリアの種 - 護森人 ★★★ (2007-02-28 23:46:42)

タイトルの読み方は「まもりびと」。
またしても神曲が誕生しました…志方あきこさんが「RAKA」で獲得した王座を狙うような、畏怖を覚えさせる多重コーラス、戦慄を禁じえない民族的で勇壮なサビメロが素晴らし過ぎる。この曲はおそらくコンセプトの物語の中の、人間と異種族間の戦いを音で表現したものだと思われますが、そう考えるとイントロなどの神秘的なコーラスは異種族の戦いの士気を上げる為の儀式、サビメロの勇壮さは戦いそのものを表していると考えることが出来るのかもしれません。
ああ、本当にこのジャンル聴いてて良かった。ポップス好きで良かった。日本に生まれて良かった…!!


MAPLE LEAF - ティンダーリアの種 ★★ (2007-02-28 17:42:00)

2007年発表の、ソロ名義では2枚目のフルレンスとなる作品。
ソロ名義の1枚目のアルバム「あしあとリズム」は、今までに各メディアに提供した曲と
新曲を収録した、音源集的な作品でしたが、今回のこのアルバムは全新曲、ノンタイアップの
完全新作で、「月追いの都市」と同様にファンタジー的なコンセプトがあるようです。
そのためか、「あしあとリズム」はMAPLE LEAF名義の作品と比べると提供メディアに
合わせた、ポップ性やコマーシャル性が強めな作風という印象でしたが、このアルバムを
リリースした事でソロ名義とML名義の作風の境界線が曖昧になった感じですね。
作風は今まで通りのファンタジー要素、民族要素をたっぷりと含んだポップスですが、
そういう縛りがあるにも関わらず、似たような曲が無く多様性がありながら、それでいて
アルバムの雰囲気に一貫性があるのは流石。アレンジは今までのMAPLE LEAFの路線を踏襲した
民族要素の強いものでありながら、更に洗練され、派手になった感じがします。ここら辺は
今回プロデュースや編曲、一部の作曲を担当する岩垂さんの貢献も大きいのかもしれません。
ちなみに、岩垂さんはグランディアなどのゲームの音楽を担当した事もあるようですね。
彼が作曲した「花祭りの娘」はかなりの名曲。日山さんの詞も本当に曲にピッタリで、
もはや霜月さんのコンセプト作品にはなくてはならないものになっているように思います。
壮大な風景描写から始まり、割とリラックスした雰囲気の前半から、8曲目辺りを境にして
プロデューサーの岩垂さん曰く「怒涛の展開」へと雪崩れ込んでいくという流れは実に
ドラマティックで、全部聴くとまるで大作RPGを一本プレイし終えたかのような充実感があります。
またヴォーカルも上手くなってますね。いや、声質は個人的にはこれ以上の人はいないと
断言できるくらい良いと思うし、以前から様々な声色を駆使してて上手いとは思ってましたが、
今回はどんな歌い方をしていても自信が漲っているような印象。ポップで楽しげな雰囲気を
醸し出す歌い方から、志方あきこさんのように多重コーラスを用いて畏怖の感情すら
呼び起こす歌い方まで様々な声色を使いこなしてます。…やっぱり、同人という商業から
ある程度離れたシーンで評価されてきた人だけに、創造性は非常に高いということでしょう。
個人的には、「ユラグソラ」を超えて生涯のアルバム10選に入るくらいの作品かもしれません。
しかし、特典で曲解説ブックレットが付いてきましたが、それによるとバックグラウンドにある
コンセプトの登場人物が「パセリ」「ソルト」とかなんですけど…そもそも「ティンダーリア」
自体が紅茶の銘柄(余談ですが、パセリっぽい味がするとか)ですし…「月追いの都市」の
「サーディン」といい、霜月さんって意外に食いしん坊なんでしょうか(笑)
彼女は尊敬するアーティストだけど、そう思うとなんだか可愛いかもしれません(笑)


LUNAR AURORA - Zyklus - Der Tag ★★★ (2007-02-26 18:45:15)

この曲はアルバム中でもキーの使い方が印象深くて好き。
ギターノイズの土石流に巻き込まれて窒息して死ぬ寸前、神秘的な体験をしているかのような楽曲。


LUNAR AURORA - Zyklus - Der Abend ★★ (2007-02-26 18:42:28)

日本では「夕方」は逢魔刻、つまり非日常との邂逅をしてしまいやすい時間だといわれていますが、ドイツでもそうなんでしょうか。キーのメロディがかなり不気味で鬱ムードです。溜めてからノイズを吐き出す攻撃性とも相まって、聴き手を精神的追い詰めるような一曲。


LUNAR AURORA - Zyklus ★★★ (2007-02-26 18:38:00)

2004年発表の6thアルバム。
4曲で46分の大作主義な作品で、曲のタイトルが「朝」「昼」「夕」「夜」となっていることから、なんらかのコンセプトのある作品なのかもしれません。

聴いてまず驚かされるのはその荒いプロダクション。
吹雪を思わせる…どころか、まるで土石流を浴びるかのような凄まじいノイジーさで、ディストーションの音色は砂利を袋に詰めて一気にひっくり返したかのよう。ノイズの嵐がリズムもメロディも飲み込んでしまうかのような音で、正直これを大音量でヘッドフォンやイヤフォンで聴くのはキツいと思わせるほど。私的にはスピーカーで聴くと丁度良い感じ。

ただ、音質は極悪なだけでなく広がりをも感じさせるのが真に凄い所なのかもしれません。メロディも暗い&寒々しいので、例えるならスローパートはXasthurを極端にした感じで、ファストパートは2ndの頃のDISSECTIONを超辛口にしたら近そうな感じがします。

そこに華を添えるのが、時にうっすらと、時に前に出てくるキーボードの存在。
メロディがかなり神秘的で、前に出てくる頻度はそう多くないものの、アルバムの雰囲気作りにおいて重要な役割を果たしてますね。ヴォーカルも基本的にがなり声ですが、時折見せる呟くような声が印象的で、これも雰囲気作りに貢献しているように思います。

かなりプロダクションが極悪なので、少し勧めにくいアルバムですが、その極悪さとキーボードの醸し出す神秘性の作り出すサウンドに興味がある方にはお勧めです。


ZABADAK - 桜 - 百年の満月 ★★★ (2007-02-20 19:06:00)

イントロの印象的なスキャットからして吉良さんの魅力全開。
なんかヴォーカルを通して彼の持っているロマンティックさが伝わってくる気がするんですよね。ちょっと濃い気もしますが、名曲といえるのではないかと。


ZABADAK - 桜 - 休まない翼 ★★ (2007-02-20 19:03:55)

吉良さんの味のある歌唱が、爽やかなメロディに更なる飛翔感を与えているなかなかの曲。吉良さんの歌い方ってちょっとキザっぽい気がする(失礼?)けど、この曲は彼のヴォーカルじゃないと駄目という感じがします。


ZABADAK - 桜 - Tin Waltz ★★★ (2007-02-20 19:01:36)

子供の頃の、暗くなるまで遊んで帰る時の風景が目に浮かぶような、聴いていると段々優しい気持ちになっていく曲。しかし、険悪状態で生み出されたのがこんな優しい曲だとは…(笑)。それだけ二人の創造性が高いとも言えるんでしょうけど。


ZABADAK - 桜 - Psi-trailing ★★★ (2007-02-20 18:58:38)

完璧……。
意識の底に直接作用するようなヴォーカルとアレンジの溶け込み具合、新居昭乃さんの手がけた詞の「Tra ra Psi-Trailing」という美しい響き…これを聴いていると、自分だけの聖域を手に入れたような気持ちになります。
これはもっと知れ渡って良い超名曲だと思います。…この際だから言ってしまうと、「日本人なら全員聴け!!(命令)」


ZABADAK - 桜 - 五つの橋 ★★★ (2007-02-20 15:56:30)

アート性とポップ性のバランス感覚に極めて優れているという点では、路線は違えどALI PROJECT辺りに通じる物があるかも…と評論ぶった事を書いてみましたが、実はもうイントロの時点でうるっと来てます(笑)。私的にポップスはこうあるべきという見本のような曲。


ZABADAK - 桜 ★★ (2007-02-20 15:52:00)

93年発表の、上野洋子さん在籍時としては最後のアルバム。
ジャンルとしては、ケルトを主に民族音楽の要素を取り入れた幻想的なポップスといった
感じでしょうか。最近になって、KIRCHEを始めとしてASHADAやMAPLE LEAFなど、この路線の
良質なフォロワーが出てきていますが、10年以上前の作品ながらクオリティにおいて
それらフォロワーに道を譲るものではありません。水の波紋が広がるようなイメージを喚起する
幻想的なアレンジ、その情感を倍加して増幅する上野洋子さんのヴォーカル、心に直接
染み入ってくるような叙情的なメロディから構築される世界観が素晴らしく、日本の
ポップス史に燦然と輝く名盤と言ってさしつかえないアルバムではないかと思います。
ちなみに吉良さんがメインで歌う曲も数曲ありますが、割とナルシスティックな声で
悪くないです。でもこういう構成のユニットって大体男も歌いますよね。何故だろ。
安易なコマーシャリズムに流されない良質なポップスとして万人にお勧めしたい音楽性ですが、
J-POPの全てがコマーシャリズムの奴隷だという妄想に取り憑かれている音楽ファンや
自分から良い音楽を模索しない受動的なリスナーには届きにくいでしょうね…惜しい事です。
しかし、この作品はもう廃盤だとか…日本の音楽業界は腐ってますね。
他に廃盤にするべき作品は他にもあるでしょうに。でも上野さんがヴォーカルの曲の大体は
「20th」や「PIECES OF THE MOON」のベスト盤に収録されてますし、無理してプレミア価格で
買う必要はないかも。吉良さんのファンなら元値以上出す価値はあるかもしれません。


WHEN - Psychedelic Wunderbaum - Kali ★★★ (2007-02-20 10:39:58)

Kaliはシヴァ神とも関連の深い女神で、DISSECTIONもこの女神を題材に曲を作ってますね。そんな題材をアレイスター・クロウリーが取り上げた詞を引用しているのだから、さぞダークな曲が出来ると思いきや…なんなんでしょうかこのトロピカルでリラックスした雰囲気は(笑)。ヴォーカルなんてプールサイドでお金持ちがガウン着てワイン飲みながら歌ってる感じだし…。


WHEN - Psychedelic Wunderbaum - Young Feet Flush ★★ (2007-02-20 10:31:38)

ラスベガスとハワイの資料を眺めながら、そこへの旅行を妄想している男の頭の中を音楽で表現したらこんな感じになるんでしょうか。詞はこれもアレイスター・クロウリーの引用ですが…そこに「Let's take a trip」とかサンプリング入ってくるのが可笑しい。


WHEN - Psychedelic Wunderbaum - As Speak You Are (2007-02-20 10:28:41)

曲を遮って挿入される「So tired...listen what I have to say」や、電子的なエフェクトをかけているにも関わらずやる気の無さが伝わってくるヴォーカルが印象的な曲。怖がらせようとしているのかどうかすら分からない所がサイコ的。


WHEN - Psychedelic Wunderbaum - Snowfish ★★ (2007-02-20 10:25:01)

サンプリングの内容が、おもちゃの車のクラクションのような音や変な電子音、象の鳴き声などから構成されている時点でもうまともな音楽であることを放棄している気がするんですが…。この音で盛り上げようとしてるのが笑えます(笑)。


WHEN - Psychedelic Wunderbaum - Extremist Cow ★★ (2007-02-20 10:21:59)

徹底化!徹底化!徹底化!
徹底化!徹底化!徹底…
なんのつもりでしょうか(笑)


WHEN - Psychedelic Wunderbaum - Footsteps (2007-02-20 10:20:06)

夜道を歩いていると、いつの間にか足音が一つ余計についてきていた…どころか、たくさんの手拍子がついてきてしまい、逆に何だか楽しくなってきてしまった…みたいな曲。


DIMMU BORGIR - Puritanical Euphoric Misanthropia - Sympozium ★★★ (2007-02-19 22:58:26)

このイントロ…最早シンフォニックという言葉では片付けられないほどに華美。っていうかアルバム全編こんな感じの音でも良い位。Simenの普通声の美しさもアルバム中最も際立っていると思います。


ILDJARN ★★ (2007-02-19 22:47:00)

このバンドと比べると、ノイジーなプリブラでもSORTSIND辺りの方が
メロウだし、リフも作りこまれてるしで聴きやすいと思うのに、どうして
ILDJARNがこんなメジャー(?)なのか疑問があったんですが、この間「DET~」を
聴き返して、それはリズムに秘密があるんじゃないかと気が付きました。
4つ打ちかそれに近いようなトランシーなリズムが多くて、聴いていると
他のプリブラとは少し違う陶酔感があるんですよね。
リズムに意識を集中していると、その上を絶叫やノイズ、単純なリフが
飛び交ってて良い感じに気持ち良くなれます。
夜中寝れない時とかに聴いてると70分強を聴き通してたりしますし。
こういう感覚を狙ってやってるんだとしたら、実は天才なのかもしれません。


KRIEG - The Church ★★ (2007-02-18 19:09:00)

2001年発表の5曲入りEP。
ジャンル的にはプリミティブブラックになるのでしょうか。
他のプリブラにあるようなメロウな雰囲気や耳を引くメロディなどはなく、その代わりに
かなりファストでノイジーな作風。特にギター、リフがどうなってるのか不明瞭なほどで
メロ弾いてる時でも聴き手の脳をイカレさせそうなノイズ出てます。レコーディングに
立ち会ったら耳やられそう(笑)。ドラムはセッションですが、やたらと頑張っている印象。
音質的にも一番目立っているような…。
ヴォーカルは高音絶叫系で、時折悲鳴に似た絶叫も使ってて禍々しい感じ。
このアルバムはANTAEUSのMKMに捧げられたようですが、確かに1stの頃のANTAEUSと
歌い方が良く似ている気もします。そこにBURZUMの悲痛さを加えた感じでしょうか。
全体的な評価としては、悪くないけど微妙なCD。
ヴォーカルも曲も「Patrick Bateman」と比べるといまいちインパクトに欠ける印象。
「これだ」というものがあまり感じられないのと、音が小さいのがちょっと…。
個人的に音の小さいCDはエクストリームメタルでは邪道だと思うので。


KRIEG - Patrick Bateman - Ⅱ ★★★ (2007-02-18 17:17:10)

ドラムのカウントが終わると同時に、ヴォーカルも演奏も全てが野生に帰ってます(笑)。特にヴォーカル、憎しみを感じるとかそれ以前に、これだけを聴いたら知性を持っているのかも疑わしくなる程野蛮な絶叫。とてもフィクション作品を下敷きにしたコンセプト作品とは思えない…。


KRIEG - Patrick Bateman - Ⅳ ★★★ (2007-02-18 17:13:33)

個人的には今まで聴いたブラックメタルで5本の指に入る名曲。
「グォ、グォ、グォ、グォ…うぉぉぉぉぉぉおおおお!!!」と叫びまくりのヴォーカルが素晴らしすぎ。蛮族の酋長が生贄を取り囲んで儀式やってるみたい…。途中ギターが消え、ドラムをバックに咆哮する箇所がありますが、その「うぉぉぉぉぉぉおおおおオィィ!!!」という咆哮は、声だけで他のエクストリームメタルくらいの音量があって最高。


KRIEG - Patrick Bateman ★★★ (2007-02-18 17:08:00)

2004年発表のEP。
コンセプト作品らしく、2曲のブラックナンバーをSEで挟んだ全5曲という構成。

KRIEGはこれ以外には今の所「The Church」だけ持ってますが、ヴォーカルから音質、音量に至るまで殆ど違いますね…。私が今まで聴いた中でも最も「野蛮な」作品。
コメントによると、この音源はリハーサルも曲作りもなく、ほぼインプロに近い形で録音された作品らしいですが、確かに曲調も音質も荒っぽいですね。正確には「荒々しい」と形容した方が正しいでしょうか。音は一概には悪いとは言えない音で、音量がデカい上に低音も聴きまくりで、音の壁と化したようなリフの重さに圧倒されます。
ブラック聴いているというよりもグラインド聴いてるみたいな凄まじい圧迫感。

ヴォーカルは…これ最強でしょう(笑)。
こんなゴツいヴォーカル聴いた事ないです。
これ以上ないという位に野太い咆哮で、病んでるとか怖いとか思う以前にその迫力に驚いてしまう感じ。バーバリアンとかバーサーカーとかそういう雰囲気で、包丁渡したら今にも人どころかマンモスとかぶっ殺しそうな勢いです。TRIUMPHATORの「Wings of Antichrist」のラストにもイカツイ咆哮が入ってますが、イカツさではこっちのが上かも。
個人的にはMAYHEMの「Wolf's Lair Abyss」とFUNERAL MISTの「Salvation」がブラックのベストヴォーカルアルバムだったんですが、それらにも劣らないくらい気に入りました。
その2枚とこの作品でベスト3って感じです。

ちなみに値段は800円でしたが、私的にはこれなら3000円払っても惜しくありません。「とにかくブルータルで野蛮なものが聴きたい」という欲求に対しては、それを何倍にもして答える事が出来るという意味で超名盤でしょう。
この作品はこのサイトでmokusatuさんの紹介で知りましたが、ほんと感謝してもしきれません…。


ALI PROJECT - Collection Simple Plus - Anniversary of Angel (2007-02-17 01:53:54)

「ピアニィ・ピンク」と並んで、ALI PROJECTのシングルでは異色かつ個人的には微妙な路線の曲(笑)。シンフォですが、普通にポップです。特にヴォーカル面で一般的な「アニメソング」のイメージに沿って作ってる感じ。


RAISON D'ETRE - Metamorphyses - Metamorphyses Phase V ★★★ (2007-02-16 23:30:09)

この4曲目がアルバムを通じて最も恐ろしい箇所だと思います。
聴覚で感じるメディアだというのに、例え明かりをつけていたとしても「目の前が真っ暗になる」という視覚的なイメージが感じられます。その暗闇の中で、世界が軋みを上げる音を聴いているような、根源的なものが覆されるような恐怖感が味わえる曲。怖いもの聴きたさや好奇心なら良いかもしれませんが、鬱傾向な人は聴かない方がいいかもしれない…と言いたくなるほどです。


KATHARSIS - 666 ★★ (2007-02-16 21:31:00)

2000年発表の1stアルバム。
2004年にCD化され、NEDから発売されました。

このバンドは「WORLDWITHOUTEND」を先に聴いてましたが、結構違いますね。
メロウさやキャッチーさという要素はそれ程でもなく、「硬派」という言葉が似合いそうなプリミティブブラック。所々で見られるカオティックな展開には3rdに通じる物がありますが、プリミティブブラックこそ一番素晴らしい音楽だ!!というくらいにプリブラが好きならばこっちの方が気に入りそうな、もっとスタンダードなプリブラをやってます。

ヴォーカルはこの時点でもかなり素晴らしいですね。
いかにもブラック的な高音がなりですが、ちょっとBURZUMを思わせるようなヒステリックな声の擦れ方でめっちゃ邪悪です。特に6曲目の喉が千切れそうな叫びが凄い。個人的には3rdの方が好きですが、プリミティブ好きにはお勧め出来る音源かと思います。


KATHARSIS - 666 - Nazarene - Into the Flame ★★ (2007-02-16 21:21:36)

ヴォーカルの喉元に噛み付いてきそうというか、血管が切れそうというか、ともかく表現力が素晴らしいです。最後、アルバムのエンディングに向けて若干メロウになる展開も○。


KATHARSIS - 666 - 666 (Hohelied der Wiedererweckung) ★★ (2007-02-16 21:19:07)

入りのリフが作風にしてはキャッチーで、ヴォーカルの笑い声と女性の悲鳴が交錯するオープニングと相まって引き込まれます(でもSEの方はなんかちょっと面白い気も…笑)。ラストの壊れ具合は3rdの作風にも通じるものがあるかも。


KATHARSIS - 666 - Raped by Demons / Massacrement ★★ (2007-02-16 21:15:15)

この曲のリズムはかなり好き。
圧迫感で邪悪さを表現している感じ。


GREEN CARNATION - The Quiet Offspring - When I Was You ★★★ (2007-02-16 18:35:12)

後半の、悲しみが胸の中で押さえきれなくなって圧倒されてしまうような悲痛な盛り上がりは、個人的にはこのアルバムのクライマックスと言っても良さそう。ヴォーカルも感極まっていつ泣いてもおかしくないほどエモーショナル。
ちなみに、作詞、作曲ともにヴォーカルが担当してますが、歌詞的には「Child's Play」とは関係無いのかな?「Child's Play」で「Torn between you and me」という詞を「Torn between me and me」と発音してた事を考えると、このタイトルはどうも無関係ではなさそうな印象を受けるのですが…。


GREEN CARNATION - The Quiet Offspring - Dead but Dreaming ★★★ (2007-02-16 18:28:11)

イントロ~Aメロまでは結構ロック色が強くノリも良い感じですが、サビに入るとメランコリックなキーが入ってきて悲しげな雰囲気になります。このキー、ほんとタイトル通りの音色ですね…。キャッチーさと深みを両立させた名曲。


GREEN CARNATION - The Quiet Offspring - CHILD'S PLAY - PARTⅡ ★★★ (2007-02-16 18:25:31)

アルバムのラストを飾る曲ですが、悲しいけど最後に希望が見えました的なありがちな終わり方ではなく、やはり沈痛な空気感の中幕を閉じます。息を呑むような美しさのピアノも、ただただ悲しい…。最後に「The game is...over...?」と「?」が付いてるのが救いかもしれませんが、そもそも救いといえるのかどうか…。


GREEN CARNATION - The Quiet Offspring - Child's Play - PartⅠ ★★★ (2007-02-16 18:21:41)

おそらくTchortが亡くなった息子さんの為に書いた曲。
そういうバックグラウンドがあるせいか、凄く沈痛な曲調で、時にうっすらと、時に前に出たりと常に被さっているキーが去らない悲しみを表しているかのようです。アルバムの構成的にも、この曲を境にディープな方向へ舵を切ってる感じ。


ASRIEL - 月光蝶舞う深紅の花園 - 深紅の花園 ★★ (2007-02-16 11:51:58)

このアルバムって、作品を通じて僅かずつ狂気が希望に変わっていっている印象なんですが、その希望がこの曲で実を結んだという感じですね。…こういうエンターテイメント的な狂気ってCoccoとかの本物の狂気と比べると一段低く見られてしまいがちですが、創造性の高さにおいては勝るとも劣らないんじゃないかと思います。このアルバムを聴けばそれが良く分かる。


ASRIEL - 月光蝶舞う深紅の花園 - 瞳に映る最期の憧憬 ★★★ (2007-02-16 11:48:33)

この曲は他の曲と比べると、ややメロディがポップな感じがします。
なんとなくドラマやアニメのエンディングになりそうな感じ。絶対悲劇系のドラマですが…。メロは普遍的な魅力があると思いますが、アレンジはもちろん彼ら流儀のウルトラ・シンフォニックスタイルなのでご心配なく(笑)


ASRIEL - 月光蝶舞う深紅の花園 - nocturne ★★ (2007-02-16 11:45:34)

このアルバムはどの曲もシングル曲並みのキャッチーなメロディを聴かせてくれますが、この曲の歌メロはちょっと陰陽座のシングルっぽい雰囲気がある気がする。作曲を陰陽座、編曲をMALICE MIZERがやったらこういう感じになりそう。


ASRIEL - 月光蝶舞う深紅の花園 - 眠りの森が魅せた夢 ★★★ (2007-02-16 11:42:47)

この曲はメロディの流れが非常に美しいです。
多くの文学者達がテーマにした、「愛と死」を耳で聴く形に昇華したかのような、極上のロマンティシズムを感じるメロディ。サビ前などコケティッシュさを発揮し耽美さを濃くするヴォーカルも良い感じです。


GREEN CARNATION - The Quiet Offspring - The Quiet Offspring ★★ (2007-02-15 22:23:49)

結構ロックなノリのタイトルトラック。
取っ付きやすいサウンドですが、途中に変な引力が発生しそうな感じのアンサンブルを入れたりしてて聴き応えのある仕上がり。


GREEN CARNATION - The Quiet Offspring ★★ (2007-02-15 22:21:00)

2005年発表の4th。
このバンドは「The Acoustic Verses」と「Light of Day, Day of darkness」の二枚を
先に聴いていて、それらからはやや陰鬱で悲哀と美しさを表現するプログレッシブな
ゴシックメタルをやっているという印象を受けていたんですが、ここでは結構普遍性の高い
ハードロックの要素がある音楽をやっていて驚きました。ライブでの盛り上がりが予想できる
パートや、時には爽やかささえ感じるメロディをフィーチャーしたパートまであるのが意外。
ヴォーカルもデス声は使ってませんが、割とダーティーな歌い方も披露してます。
前述の二枚が特別なアルバムだっただけに、こっちの路線が基本なのかもしれません。
とても元EMPERORのメンバーがリーダーとは思えない感じなまともさ。
でも後半のTchortが自らの亡くなった息子さんに捧げたと思われる「Child's Play Part1」を
過ぎた辺りから段々叙情性を増し、ラストに差し掛かる頃には鬱と悲しみと美しさが同時に
聴き手の胸を打つ構成や、プログレ的なひねくれ方も感じられるアレンジは流石ですね。
でも、個人的には「Light~」の方が好みかな。クオリティは高いと思います。
何故かメンバーの写真は子供の頃のもの。っていうかTchortが超カワイイんだけど(笑)


Asriel - 月光蝶舞う深紅の花園 - 月纏の蝶 ★★★ (2007-02-15 17:39:24)

音自体はメタルと違いギター中心のものではなく、キーボードを軸に華麗に展開していく曲ですが、サビの疾走するリズムは明らかにメタルの影響下にありそうですね。ゴシック、メロスピ好き垂涎モノのメロディと疾走の兼ね合いです。また多くのメタルが持ち得ない「可憐さ」もあって個性がちゃんと出てるのが凄い。ほんとにインディーズ?


ASRIEL - 月光蝶舞う深紅の花園 - Al phobis ★★★ (2007-02-14 22:26:27)

1曲目にしてアルバム中最も耽美さを感じる曲。
耽美なだけでなく、少女の笑い声などのエンターテイメント的狂気表現が鏤められており、ここでリスナーをアルバムの世界観に取り込もうという意欲の高さが感じられます。ここは大人しく、この雰囲気に酔い痴れて聴くのが吉でしょう。


ASRIEL - 月光蝶舞う深紅の花園 ★★ (2007-02-14 22:21:00)

2006年発表の3rd。
DVDケース仕様、6曲入り。
これ、マジで凄いですね。日本はインディーズの方がメジャーより充実しているのでは…。
音楽的には、独特の声のトーンを操るヴォーカルを軸にピアノやストリングスだけでなく、
フルートやアコーディオン、チェンバロなど耽美好きにはたまらない楽器をふんだんに使い
キャッチーに展開する、メタル要素も少し含んだゴシック・ポップという感じでしょうか。
もうやりすぎなくらい煌びやかです。過剰の道は知恵の宮殿に通じるとは言いますが、
それを地で行くような音楽性だと思います。
他のアーティストを引き合いに出すなら、女性化しポップになったMOI DIX MOISもしくは
リズムにメタル要素を取り入れ出したALI PROJECTにSOUND HORIZONのエンターテイメント性と
ZABADAKの幻想性をスパイスに加え、まとめてワイン漬けにした酩酊耽美サウンド!!(某Disc
Hell風レビュー)って感じですね。思いっきりメロが耽美な1曲目からサビがメロスピ的な
疾走感を醸し出す2曲目の時点で、メタラーにもかなりアピール出来るのではないでしょうか。
KOKOMIさんのヴォーカルも上手いし独特で良いですね。
高音を使って幻想性・非日常性を演出するスタイルはZABADAKや志方あきこさんにも通じる
ものがありますが、彼女はそれに加えて非常に細かいビブラートをかけてます。
まるで上野洋子さんが扇風機の前で歌っているかのような感じ(笑)。その独自の歌い方が、
更に非日常性に拍車をかけてますね。ジャケがちょっとアニメっぽかったので不安でしたが
そこから想像されうる媚びや素人っぽさは全く無く、上手いヴォーカルなので満足。
後半はちょっと歌メロに耽美さが足りないように思ったり、少し荒削りな部分も感じますが、
もう一歩進化したらいつブレイクしてもおかしくないクオリティの高さ、個性のある
アーティストだと思います。自主制作らしくレーベル情報とかも書いてなかったんですが、
まだどのレーベルとも契約を交わしてないなんて信じられません。本人達が自由な音楽活動を
する為に契約を断っているか、さもなければ日本のレコード会社に良い音楽を探す能力が
欠けているとしか思えません。耽美好きでポップスもいける人は買わないと後悔しますよ。


ASRIEL ★★ (2007-02-14 22:02:00)

これは凄い。
今まで知らなかったのが恥ずかしいぐらい。
日本の耽美ゴシックユニット。
自主制作で音源を作っているらしいですが、あんなハイクオリティな音楽なのに
インディーズで、しかも初期の2枚は廃盤の憂き目というのが信じられない。
ほんと、日本の音楽シーンって何か間違ってます。
しかし、こういうアーティストってどうやって見つけたらいいんでしょう。
私は凄く参考になるレビューサイトを見つけて(サイト名は伏せておきますが、
志方あきこやALI PROJECTに加えてアノレクやEMPERORまで取り扱ってて、しかも
レビューが詳細なサイト)そのレビュー主さんが褒めてたから買ったんですが…。
ああ、もっと早く知っていれば初期の二枚も買えたのに…!!


埼玉最終兵器 - Deceitful Wings (2007-02-14 01:22:00)

RPG「イリスのアトリエ」の音楽をHR/HMにアレンジしたアルバム。
2005年発表。

このアーティストはこれしか持ってないんですが、ゲーム音楽をHR/HMにアレンジするという分野ではかなり有名らしいですね。確かに評価が高いだけあって、テクニカルなギターソロ、ハモンドを始めとして曲に彩りを与えるキーボード、打ち込みとは思えないほどに躍動感溢れるドラムなどを用いて本格的なハードロックにアレンジしてます。

メロディは民族的な要素の取り入れ方の上手さには定評のあるガストのサウンドチームなので申し分無し。ファンタジックで勇壮だったり、妖しげで幻想的だったりといったメロディが楽しめます。それがメタル要素と組み合わさるとなかなかに独特な雰囲気でいいですね。

全体的に悪くないんですが、リフについては結構不満も…。
なんかアルバムを通して終始ザクザク刻んでばかりの印象。確かに「巨大遊戯盤(VER-2)」等のそれは痺れるくらいキレがあるし、一曲聴くならかっこいいんですが、それがずっと続くと正直飽きちゃいます。せっかく腕利きのギタリストを雇った事ですし、もっと多彩なリフを弾かせても良かったんじゃないかと思います。ここら辺は正直Jill's Project辺りと比べるとちょっと差を付けられてしまっている感じ。ソロはかなり良いんですけどね…。

とは言っても、アトリエのメロディが本格的なHR/HMにアレンジされているのでシリーズのファンならば買いでしょう。でも、欲を言えば「白夜幻想譚」をヴァイキングメタル風にアレンジするくらいの突飛さがあれば、私的には更に良かったかも。


埼玉最終兵器 - Deceitful Wings - 巨大遊戯盤(ver-2) ★★★ (2007-02-14 01:07:36)

アルバムのラストを飾るボーナストラック。
「巨大遊戯盤」からして本編でも「DECEITFUL WINGS」と並ぶ名曲でしたが、それを鋭利なリフと疾走感溢れる展開で更にパワーアップさせてます。もはやボーナストラックの域を越えて、アルバム一の名曲といえるかも。このアーティストの底力を見た気がした。


埼玉最終兵器 - Deceitful Wings - 還らずの塔 (2007-02-14 01:03:09)

もはやミニマリズムすら感じるほどの刻みリフがいまいちですが、そこに乗るギターソロやキーボードが良い感じ。全体的に妖しげな雰囲気の曲。


埼玉最終兵器 - Deceitful Wings - Deceitful Wings(album Mix) ★★★ (2007-02-14 01:01:11)

タイトルトラックだけあってアルバムでも突出した名曲。
とにかくメロの展開や鮮やかさが素晴らしい。サビ部分は「フォルクスリート」に入ってた「郷里はるか」と同じですよね。同じメロなのに、郷里~では牧歌的、こっちでは勇壮と全く異なる印象なのが凄い。


DIR EN GREY - THE MARROW OF A BONE - THE FATAL BELIEVER ★★ (2007-02-13 22:31:48)

メロも絶叫も両立させたヘヴィな曲。
そのバランス感覚が良いです。ヘヴィさに貫禄が出てきた印象。


DIR EN GREY - THE MARROW OF A BONE - LIE BURIED WITH A VENGEANCE (2007-02-13 22:29:54)

ラストのSLIPKNOTに憧れた中学生が書いたみたいな詞がキツい…
「痛み」に目を向けるのは素晴らしいことだと思うけど、「イタさ」をこのバンドが自ら実践する必要は無いと思う。曲はまあまあかっこいいけど、名曲レベルではない感じ。


DIR EN GREY - THE MARROW OF A BONE - REPETITION OF HATRED (2007-02-13 22:27:00)

野郎どもが拳を突き出す姿が浮かんできそうなノリの曲。
「力でねじ伏せろ」のところの歌い方が良いですね。
歌いながら思い出しムカつきしてそうなシャウトです(笑)。


DIR EN GREY - THE MARROW OF A BONE - GRIEF ★★ (2007-02-13 10:27:11)

絶叫がメインの曲ですが、リフのメロディにちょっとだけ「和」を感じさせたり、妖しげな展開を挟んだりして一本調子にはなっていない感じ。ウィスパーからスクリームに繋げるヴォーカルの上手さも際立ってます。


DIR EN GREY - THE MARROW OF A BONE - ROTTING ROOT (2007-02-13 10:24:28)

こういうルーズで、ちょっと危険な感じのするノリは今までのDirにはなかったんじゃないでしょうか。ズブズブとダークな世界に沈むようなリフと、叙情的な歌メロを上手く共存させてるサビが好き。


DIR EN GREY - THE MARROW OF A BONE - DISABLED COMPLEXES (2007-02-13 10:22:29)

この曲と「ROTTING ROOT」で一つのセクションを成してる感じ。
途中のガラガラした、喉を潰しそうなヒズミ声が私的に聴き所。ラストのキャッチーな「サイコ・キラー」連呼が耳に残りますが、雰囲気的には「サイコキラー・ワナビー」って感じ…微妙…。


CREAMFACE - Pay No More Than 10€ ★★ (2007-02-12 14:58:00)

2006年発表の…フルとしては2ndでしょうか。
21曲で32分という構成。
路線としては、音源集「AMATUER YEARS」とそう変わらないポルノ・グラインド。
AMATUER~と比べると、ヴォーカルも更に低音に威厳が出てきた感じで、音が全体的に
凄みを増している気がします。また今回は音源集ではなく、アルバム一枚で完結している
作品のためかショートカットチューンは少なめで、ルーズなノリの曲やSEと曲をミックスさせた
スタイルの曲など結構色々なタイプの曲があって、通して聴きやすい仕上がりになってます。
歌詞は…フェチ全開だったAMATUER~と比べると、少しマトモに変態してる感じでしょうか。
相変わらず普通のセックスを取り扱うような曲はないですが、流石にチアリーダーや
バレリーナフェチみたいのはないです。でも「COCK SURPRISE」はAMATUER~のどの曲よりも
アレな感じかも。正にサプライズ(笑)。SEは、今回は女性へのインタビューが多め。
「JIZZ DRINKER」なんかは面白いけど…「PRINCESSA」みたいなのも聴きたかったかも。
演奏自体はかなりかっこいいので、ポルノ系興味ない人にもお勧め。
SEや詞もそこまでキツくはないんじゃないかと思います…そうでもないかな…。
ジャケはキツいです(笑)


CREAMFACE - Pay No More Than 10€ - Saving Virginity ★★ (2007-02-12 14:43:53)

まあ社長がタイトルのようなまともな主張をするはずもなく…
「let them use your 2nd hole」の一行が全てを物語っていますね。SEから本編に入るときの、「フォハハー」という社長の誇らしげな笑い声が変態チックで良い感じ(笑)。


CREAMFACE - Pay No More Than 10€ - Reminding About Something ★★ (2007-02-12 14:41:03)

このバンドにしては長く、そしてスローな曲。
ルーズな曲調ですが、醸し出す雰囲気が禍々しくだれることはありません。アルバムの構成の中で良いアクセントとして機能している曲だと思います。


CREAMFACE - Pay No More Than 10€ - Cock Surprise ★★★ (2007-02-12 14:38:03)

歌詞的には今回一番のお気に入り。
タイトルからも予想できると思いますが、いざ行為に及ぼうとしたら××が生えていたという内容の曲。歌詞を読んだ時は「えーーー!?」ってなりました(笑)。


CREAMFACE - Pay No More Than 10€ - Subway Innovative ★★★ (2007-02-12 14:35:41)

アルバム中一番かっこいい曲と言ってもいいかも。
歌詞はともかく、Mikko社長が単語を連呼するたびに斧でぶった切られるような激しいドラミングが入ってくるパートがマジで痺れます。聴いてるとテンションの上がる曲。


CREAMFACE - Pay No More Than 10€ - Public Butt Plug ★★ (2007-02-12 14:31:29)

「女性のパートナーと一緒に素敵なレストランへ入った/誰も彼女の衣服の下に何が隠されているか知らない…」何が隠されているかは、タイトルから察してください(笑)。


CREAMFACE - Pay No More Than 10€ - Jizz Drinker ★★ (2007-02-12 14:29:11)

タイトル通り、おそらく××を飲むことに対するインタビューをSEに使用した曲。曲とSEを交互に配する展開で、何気にインタビューの内容と演奏の入るタイミングがリンクしていて面白い。センス良いですね(普通に褒めるのもなんだけど…)。


CREAMFACE - Pay No More Than 10€ - Pay No More Than 10e ★★★ (2007-02-12 14:26:23)

1曲目・タイトルトラック。
SEなどをオープニングに入れることもなく、いきなり殺す気(犯す気?)マンマンで襲い掛かってくるような曲。最早「速さ」を通り越して「喧しさ」になってるドラミング、狂ったギター、不気味なリフなど全ての要素が素晴らしい。


MYSTICUM - Lost Masters of the Universe ★★ (2007-02-11 20:45:00)

2004年発表の音源集。
93~03年までの主にデモなどを集めて一枚に纏めた作品。

このバンドはブラックメタルバンドの中では、最も早くモダン・インダストリアルな要素を取り入れたバンドらしいですね。時々SE等を挟むのもそれを感じさせますが、最もそれを感じるのは独特過ぎるリズムトラック。明らかに打ち込み、それも打ち込みであることを隠そうともせず、逆に利用して無機質さなどを醸し出すような音色も独特ですが、リズムそれ自体が超独特。

高速テクノっぽいというかディスコっぽいというか、ブラックなのにダンサブルで、箇所によってはサーフロックみたいな音色が乗っても違和感無さそうなパートまであったり。メロディも他のバンドとは一線を画している雰囲気があって、寒さや邪悪さよりも神秘性や魔的な空気感を重視するようなメロ使いだと思います。
アートワークがキノコや宇宙、科学室だったり不思議な感じですが、それにぴったりな音といえるでしょう。

ヴォーカルはかなり潰れた、非人間的な高音絶叫系デス声ですが、時折無理に出してるような苦しさを感じる箇所も。とはいえ最新曲「BLACK MAGIC MASHROOMS」辺りになってくると声の切れ味は素晴らしいものになってきてますが。
音質は曲によって違いますが、デモが多いだけに悪めで、時折音飛びもあったり。何故か低音は割と効いていて、デモテープから起こしたと思われるモコモコした音質と相まって更に独特な雰囲気になっていると思います。

ライナーによるとあのEURONYMOUSや、MAYHEMのメンバーもこのバンドの曲をかなり気に入っていたらしいですが、それも頷ける個性的な音楽性だと思います。


MYSTICUM - Lost Masters of the Universe - Mourning ★★ (2007-02-11 20:30:29)

4曲目と12曲目に同名の曲が入ってますが、個人的には4曲目のほうをお勧め。途中に金属音のSE(妙に音がデカくてびっくりする)を挟んで展開する箇所がありますが、そこのメロがかなり独特で好き。12曲目の方はイマイチメロが分かりにくい感じ。


MYSTICUM - Lost Masters of the Universe - The Rest ★★ (2007-02-11 20:27:54)

そういうジャンルに全く詳しくない私が言うのもなんですけど…妙にノリノリの打ち込みのリズムをバックに、ギターが「シャラ~ン」と鳴る箇所がサーフロックっぽく聞こえます(笑)。ブラック要素とこういう音を同時に一曲にブチ込みますか…。


MYSTICUM - Lost Masters of the Universe - Where the Raven Flies ★★★ (2007-02-11 20:25:28)

デモ関連の曲では最も出来が良いのではないかと思います。
全体的に疾走感があって、後半魔的なキーも入りこのアルバムの曲にしては普通にかっこいい。音質的にも最も聴きやすい感じですね。


DIR EN GREY - THE MARROW OF A BONE - THE DEEPER VILENESS (2007-02-10 17:33:00)

洗練された凶悪さ。
でも洗練されすぎてて「残-ZAN」「朔-saku-」辺りを聴いた時のようなインパクトが得られないのが残念。ちょっと物足りない。


DIR EN GREY - THE MARROW OF A BONE - THE PLEDGE ★★★ (2007-02-10 17:31:04)

「砂上の唄」を更にパワーアップさせたような歌もの。
ラストの高音が凄いですね…ほんとファルセットもミックスヴォイスもなしにここまで高音で太く歌いつづけられるヴォーカリストって限られてるのでは。少なくともスタジオ盤では向かう所敵無しでしょう。あと2、3曲これくらい歌重視の曲があれば個人的には傑作だったなぁ…


RAISON D'ETRE - Metamorphyses ★★ (2007-02-09 19:24:00)

何枚目かは分かりませんが、2006年発表のフルアルバム。
Metamorphyses phaseⅠ~Ⅵとタイトルの付けられた6曲入り。
前評判通り、かなり怖く、そして想像力を喚起させるサウンドですね…。
いきなり大きな音を出してビビらせるという事はなく、低音での持続音やインダストリアルな
音色のサンプリング、何かが軋みを上げるような音、広がったり波打ったりする低音などを
用いて、静かにリスナーに恐怖を与えていくような作風。個人的には特に4曲目がお気に入りで
リズムトラックのガチャガチャと鳴るような音を聴いていると、まるで月明りしか光源の無い
洋館の中に閉じ込められて、窓枠を何匹ものゾンビ達が揺すっているような恐怖感を覚えます。
全体的に機械的な音色が用いられているのに、超自然的な恐怖が感じられたり、有機的な
映像が脳裡に浮かんでくるというのが凄いですね。エクストリームメタルの怖さを
「鉈で一刀両断」だとすると、このアルバムは「水滴拷問」でしょうか。
勿論好きで聴いてるんですけど、聴いてる最中にふと「死んだらどうなるか」とか
考え出すと本当に怖くなってくる作品です。恐怖感と芸術性を両方求める方にはお勧め。
でも哲学的な事を考えたり、深い悩み事がある時は聴かない方がいいかも…。
マジで死にたくなる事請け合いです。


RAISON D'ETRE ★★ (2007-02-09 19:11:00)

スウェーデンのインダストリアル/ダークアンビエント。
このアーティストの所属する「Cold Meat Industry」というレーベルは
メタラーからもかなり人気があるらしいですね。


DIR EN GREY - THE MARROW OF A BONE - CONCEIVED SORROW ★★★ (2007-02-09 17:17:50)

CDをセットしてこの曲が流れてきた時はイントロで胸が躍りました。
沈痛とも言える暗めのサウンドでありながら、美しさも感じられる曲。ゴシック並に耽美なのに、サビメロは歌謡曲並にキャッチー。Dirの個性が見事に結実した曲といえるでしょう。擦れたハイトーンの声色も素晴らしい…


DIR EN GREY - THE MARROW OF A BONE - 艶かしき安息、躊躇いに微笑み ★★★ (2007-02-09 17:13:54)

歌メロの良さもかなりのものですが、ラスト近くの激情とでも称すべき京さんの慟哭ヴォーカルが凄い…。本当に感情をそのままぶつけているみたいな感じですね。っていうかここまで日本語詞で感情を伝えられるんだから、他の曲もわざわざ英詩(しかも微妙な)に頼らなくてもいいのに…。