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Usher-to-the-ETHERさんの発言一覧(評価・コメント) - 時系列順 5201-5300

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TANGERINE DREAM - Force Majeure ★★ (2007-02-06 21:41:00)

何枚目かは分かりませんが、クレジットによると79年の作品。
BURZUMの「TOMHET」やNEPTUNE TOWERSの音源のレビューなどで、よくKLAUS SHULZEと
このTANGERINE DREAMに言及されているのを目にして、どんなものなのか興味を持って
聴いてみたんですが、こういうジャンルには門外漢の私でも気に入るくらい良い作品です。
KLAUS SHULZEの「IRRLICHT」を先に聴いて、こっちもそういう恐ろしさを感じさせるような
シンセ音楽かと思ったんですが、良い意味で裏切られました。もちろん神秘的だったり
浮遊感があったりというのはありますが、時々飛翔感をも感じさせる爽やか(?)なメロディが
出てくるのに驚きました。っていうか、全体的にかなりメロディアスな作りで、普段
歌モノばかり聴いている人でも納得してしまうくらいのレベルかもしれません。
ライナーを読むと、実験的な作風に行く前はビートルズに影響されたロックをやっていたと
書いてありましたが、それも頷けます。時折ドラムが入るのも取っ付きやすさを増していて良いですね。
私はTANGERINE DREAMはこれしか持ってないんですが、これだけ長い(18分、7分、14分の三曲)
のに取っ付きやすく、しかもダレないのは凄いと思います。これが79年の作品だとは…。
やはり今も大切だけど昔の作品を軽視すべきではないですね。ちなみに私の持っているCDは
恐らく95年にリマスター再発されたもので、最近のアーティストの作品と比べても音の綺麗さや
ダイナミックさではひけを取りません。昔の作品だからといって敬遠する必要はないかと。
しかし…メタラーってやっぱりこういうのが好きなんでしょうか。


XASTHUR - Subliminal Genocide - LOSS AND INNER DISTORTION ★★ (2007-02-06 21:25:45)

分かりやすい哀愁メロのアルペジオが堪能出来る曲。
っていうかこのメロ、DISSECTIONの「THORNS OF CRIMSON DEATH」の間奏とそっくりなんですが…LEVIATHANやLIMBONIC ARTの曲、更にFFの音楽か何かでも似たようなメロ聴いた事あるし…でも、ありがちなだけに良いメロディだと思います。その使い方が上手い。


XASTHUR - Subliminal Genocide - TRAUMA WILL ALWAYS LINGER ★★★ (2007-02-06 21:21:18)

曲の途中で何かが光り輝くようなSEが入るんですが、これが実に気味の悪さを引き立ててますね…Maleficは何を表現しようとしてこの音を入れたんでしょうか。穴の空いた歯の神経に水滴を垂らされるかのような感覚(笑)


XASTHUR - Subliminal Genocide - Arcane and Misanthropic Projection ★★★ (2007-02-06 21:18:33)

鬱や絶望感以上に、「美」を感じられると思う曲。
イントロのギターなんて音色すら美しいです。最初とかゴシックドゥームかと思うくらい哀愁が強いですね。確かに華々しいといえるくらいの曲だと思います。


ENSLAVED - Isa ★★★ (2007-02-06 12:10:00)

以前の作品は今の所「ELD」しか聴いていないんですが、ほんと洗練されてる感じですね。
確かに音質や曲作りの面でのカルト性や、勇壮なコーラス、民族的なメロディなどの表面上のヴァイキング的要素は希薄な上に、「ELD」にはあった狂的な疾走パートもなりを潜めてます。

こう書くとどうも地味な音源というようなイメージを受けがちですが、実際に音源を聴いてみると全く逆の印象。力強いリズムや展開の上手さから生ずるダイナミズムやドラマティックさが堪らないです。表面上の要素を取り去る事で音楽の質を上げる作風は、ある意味最近のSATYRICONと通じる物があるかもしれません。

こういうプログレメタルにも通じるドラマ性たっぷりの展開や、狂的でガラガラ感のある高音絶叫デスヴォイスとまろやかな普通声の対比、呪術性を保ちながらも雄大さやメロウさを含んだリフなんかはOPETH等のファンにも受けそうな感じがしますが、今の所OPETHのファンが好んでこのバンドの音源を漁っているという話もあまり聞かないですし、ブラックのファンはカルト性を重視する傾向が強いので、このバンドって茨の道を歩んでる印象があります。

私的にはかなり気に入りました。非カルトでも大丈夫なブラックメタルファンはもとより、普通のメタルファンでもデス声大丈夫なら意外に気に入るのではないかと思います。お勧め!!


ENSLAVED - Isa - Neogenesis ★★★ (2007-02-06 11:55:40)

アルバムの実質上ラストを飾る、約12分の大作。
哀愁たっぷりで、しかも長めのギターソロが2回も挿入されたりしますが、基本的に使われている音楽的なパーツは他の曲と変わらず実験要素がある訳でもないのに、これだけドラマティックに聴かせられるというのがこのバンドの作曲能力の高さを物語ってますね。
「死せる世界の炎による導き/新たな創世の岸辺へと向けて」という詞が特に象徴的ですが、ENSLAVEDは精神的な意味でもヴァイキングを追求していると言えるのかもしれません。


ENSLAVED - Isa - Violet Dawning ★★★ (2007-02-06 11:50:27)

タメと疾走を執拗に繰り返すリズムが特徴の曲。
最初聴いた時は何だか攻めきらないような印象を受けたんですが、何度か聴くうちにこのリズムの生み出すダイナミズムの虜に。


ENSLAVED - Isa - Ascension ★★★ (2007-02-06 11:47:10)

この曲はリフのメロディがたまらないです。
メロウで邪悪で大仰で、それでいて口ずさめそうな分かりやすさ。
ほんとセンス良いですよね、このバンド。


ENSLAVED - Isa - Isa ★★★ (2007-02-06 11:44:51)

ミディアムテンポで芯の通った力強さのある曲ですが、同時にメロウな雰囲気や凶悪なヴォーカルによる恐ろしさなどをしっかりと共起させているのが素晴らしい。サビのデスヴォイスと普通声の対比も分かりやすく、キャッチーと言ってもいい、タイトルトラックに相応しい名曲です。


ENSLAVED - Isa - Lunar Force ★★★ (2007-02-06 11:41:40)

まず曲に入ると同時に繰り出される哀愁たっぷりのトレモロリフにうっとり。そこからメタル然としたかっこいいリフを聞かせるパートへの展開には心の中で喝采を送ってしまいました。確かにメロディはあまりヴァイキングという感じはしませんが、このダイナミックさがヴァイキングなのかもしれませんね。


BORKNAGAR - Origin ★★★ (2007-01-31 23:29:00)

2006年発表の7thアルバム。
全編アコースティックな楽器で製作された作品です。

北欧のアーティストでこういう作品というと、OPETHの「Damnation」やGREEN CARNATIONの「The Acoustic Verses」等が思い浮かびますが、雨の日の日曜の憂鬱的モノクロな雰囲気の前者、秋の色づく葉を思わせる切なさを感じさせる後者と比べると、この作品はフルートやストリングスの音色、メロディ・アレンジのドラマティックさによって、浮かんでくる風景の色彩が鮮やかなアルバムだと思います。特に神話的な情景が浮かぶほどのオーケストラアレンジが聴ける「WHITE」が素晴らしい。音質も非常に綺麗で、楽器の音のバランスも良好。

私はVintersorgの参加した作品は初めて聴いたんですが、彼のヴォーカル良いですね。こういう作風にぴったりとはまるような、まろやかでありながら朗々とした歌い方でかなりの高音でも繊細さ・声量ともに落ちないしかなり上手いです。高音でも暑苦しくなく、どこか上品さを感じさせる所はIhsahnを思わせるかも。

しかしGarmといいSimenといい、このバンドのヴォーカルって超一流ばっかですね…。以前のような(と言ってもまだ3rdと4thしか聴いてないんですが)音質面でのアングラさもなく高品質な作品だと思います。このバンドもそろそろ日本盤出てもおかしくないのでは?


BORKNAGAR - Origin - The Spirit of Nature ★★★ (2007-01-31 23:15:17)

アルバムのラストを飾るインスト。
でもこの曲、ただのエンディングのインストってレベルじゃないですね。ストリングスの繊細な音色とメロディが琴線に触れまくります。あっという間の三分間。


BORKNAGAR - Origin - The Human Nature ★★ (2007-01-31 23:12:52)

時折現れるフルートのメロディが印象的な曲。
このフルートが曲をドラマティックにしてますね。こういう作風なのに、地味にならずこういうドラマ性があるのが凄いです。


BORKNAGAR - Origin - White ★★★ (2007-01-31 23:10:47)

このアルバムはどの曲も質が高いですが、これは頭一つ抜けて好き。
このオーケストレーションの上品を通り越して「高貴」の領域まで踏み込んでいる作風、アコースティックながらEMPERORの4th辺りと似た神話的な感覚が味わえます。これは本当に素晴らしい!!


BORKNAGAR - Origin - Oceans Rise ★★★ (2007-01-31 23:07:43)

「The Archaic Course」収録曲のリメイク。
あのアルバムの中では最もデスヴォイスの頻度の高いこの曲を、どうアコースティックに料理するのかと思ったら、デス声パートは語りにしたり普通にメロディ付けたりしてますね。浮かんでくる情景は原曲よりも壮大かも。


MUTIILATION - Rattenkönig ★★ (2007-01-31 19:15:00)

2005年発表の5th。
初回限定盤1000枚は特殊パッケージみたいです。私の持ってるのは通常盤ですが…。3rd、4thと比べると結構変化してますね。

まず音質が前作のような耳を突き刺すような独特のノイジーさではなく、ザラザラした質感のこの手が好きな人には心地良く感じるであろうノイジーさになってます。ヴォーカルのスタイルも変化し、呻き声・呪詛的な表現力が更に上がっています。流石Meyhna'chは一度ジャンキーを経験しているだけあって、シャレにならない気持ち悪さがあるような歌い方ですね。たまにヘッドフォンの中を蠢くようなミックスになっていてかなり不気味。

その2点は良かったんですが、上でも語られている通り印象に残るメロディが減ってしまった事はかなり痛い…5曲目やタイトル曲などは相変わらず素晴らしいメロディセンスなんですが、個人的に前作や前々作は気分の乗らないときに聴いても引き込まれてしまうんですが、今作はそういう気分で聴くと途中で飽きてしまう事も。

進歩している所はしっかり進歩しているし、これで3rdや4th程に鮮烈なメロディが多ければ間違いなく名盤だと思っていただろうし、惜しい作品。硬派になったともいえるのかもしれませんが…。


MUTIILATION - Rattenkönig - Rattenkönig ★★★ (2007-01-31 19:03:02)

凄いですね、これ。
ただダークで病的なだけじゃなくて、気味の悪いサイケデリックな雰囲気のある曲だと思います。聴いているとこっちまでジャンキーにされてしまいそうな危うさのある曲。


MUTIILATION - Rattenkönig - The Pact (The Eye of the Jackal) ★★★ (2007-01-31 19:00:39)

個人的にこのアルバムのリフ大賞。
メランコリックさ、凍えるような寒々しさ、病んだ雰囲気の全てを共起させるMUTIILATION節が炸裂してます。こういう分かりやすい禍々しさのリフって大好き。


MUTIILATION - Black Millenium (Grimly Reborn) ★★★ (2007-01-30 20:27:00)

2001年発表の、多分3rd。
私のは「Grimly Reborn」としか書いてないんですがおそらくブート。正式名称はこのタイトルで、3000枚限定らしいです。

MUTIILATIONはこの作品とそれ以前で作風がかなり異なる感じがします。
4thと同じく、ドラムが明らかに打ちこみっぽい音になりギターの音質も独特になってますね。ギターは、DARKTHRONE等のようなザラザラした質感ではなく、ULVERの3rdを思わせるような耳を劈くような鋭いノイジーさで(あそこまで極端ではない)、曲によってノイジーさの度合いが違うので1曲目で「無理かも…」と思っても、他の曲も聴いてから判断して欲しいですね。

中でもラスト3曲のやりすぎなまでのメロウさは必聴。最初は、音質面や例え刻みリフでもメロウさが滲み出る所もULVERの3rdと似ているけど、メロディセンスでは流石に向こうのが上かな…と思ったんですが、ラスト3曲を聴いて思い直しました。かなりの名作ですね。特にメロウさと病みを同時に成立させる曲作りのセンスが素晴らしいです。

ちなみに私の持ってるCD(多分ブート)はボーナストラックが5曲ほど付いてるんですが、この音質がかなり酷い(笑)。ラフな演奏を表現する際に、隣の部屋のスタジオから聞こえてくるような…という事がありますが、例えとかじゃなくて本当にそんな感じ。最初に聴いた時はいつ曲が始まるんだろう…とか思ってました。
正直聴いていられないレベルですが、本当に酷い音質がどんなものか聴いてみたい人はいいかも(笑)。本編は(プリブラ基準で)まともです。


MUTIILATION - Black Millenium (Grimly Reborn) - Curse My Funeral ★★ (2007-01-30 20:08:37)

後半疾走しますが、前半のスローパートの病みっぷりが凄い。
メロディの不気味さも然ることながら、ギターの音質が耳に優しくないのがキツい(笑)。耐性無い人が聴いたら気分悪くなる事必至な一曲。


MUTIILATION - Black Millenium (Grimly Reborn) - The Eggs of Melancholy ★★ (2007-01-30 20:06:00)

イントロこそ哀愁たっぷりに始まりますが、1曲目にしてギターの音質のキツさはアルバムでも1、2を争うかも。私は好きだけど、ここで敷居の高さを感じてしまう人もいるかもしれません。


MUTIILATION - Black Millenium (Grimly Reborn) - The Hanged Priest ★★★ (2007-01-30 20:01:06)

これは刻みリフの使い方がいいですね。
こういうリフなのに、病んでてメロウでメロディアス。
流石のセンスの良さ。


MUTIILATION - Black Millenium (Grimly Reborn) - Black as Lead and Death ★★★ (2007-01-30 19:57:59)

前2曲のメロウさ大放出っぷりにも関わらず、またもや素晴らしいリフが…こうコンスタントに良いリフを書けるとなると、最早Meyhna'chの才能を疑う事は出来ませんね。前2曲と比べると中間部のメロはちょっとそっけないですが、それでも充分すぎるくらい出来の良い曲。


MUTIILATION - Black Millenium (Grimly Reborn) - No Mercy for Humans ★★★ (2007-01-30 19:52:50)

頭のリフ、なんてかっこよくてメロウなんでしょうか…
MUTIILATIONの一番の強味は、カルトなイメージやヴォーカルの病みっぷりではなく、このメロディセンスの良さなのかもしれません。スローパートは民族系にも通じる哀愁が…そしてまた頭のかっこいいリフと共に疾走に雪崩れ込む…。展開もメロも文句なし。


MUTIILATION - Black Millenium (Grimly Reborn) - Black Millenium ★★★ (2007-01-30 19:49:20)

これはMUTILATIONの中でも疾走感のある曲ではないでしょうか。
中ほどに少しテンポを落とす部分もありますが、曲の殆どはメロウなトレモロリフを引き連れて疾走してます。個人的には、この曲からの3曲がアルバムのハイライトだと思います。


SUNN 0))) - Altar (sunn O))) & Boris) ★★ (2007-01-27 21:11:00)

日本のバンド、borisとのコラボ作品。2006年発表(日本盤は2007年)。
初回限定で更にEARTHのメンバーも加えた布陣で作った大作曲入りのボーナスディスク付き。
曲的には、いつものSUNN O)))の作品同様、低音が効きまくった轟音を軸としながらも、
ドラムが入りちょっと違ったヘヴィネスを醸し出す曲や、ヴィオラやヴァイオリン、そして
女性ヴォーカルまで入った美しい曲なんかもあったりして更に音楽性を広げた感じ。
このバンドは最近では轟音だけではない実験的な作風も取り入れてますが、その実験的、
前衛的な部分を強化したような作風だと思います。曲作りはインプロヴィゼーション主体で
行われたものらしく、音作りは「BLACK ONE」と比べると多少ラフな感じも受けました。
ちなみにボーナスディスク収録の曲は、徹底してヘヴィな上に演奏時間も約30分と長めな
正に地獄を体現したような曲なので、購入を考えている方はお早めに。
しかし、Stephen O'Malleyは親日家なんでしょうか…。
KHANATEの日本盤もレア音源やDVD付いてて豪華でしたし、このアルバムのボーナストラックも
かなり良かったですし。でもこのアルバムがタワレコにかなりの枚数入荷されていたり、
音楽雑誌のレビューコーナーで大きく扱われているのを見た時は驚きました(笑)
こういう音にも理解が増しているんでしょうか。だとしたら嬉しいですよね。


SUNN 0))) - Altar (sunn O))) & Boris) - Her Lips Were Wet with Venom ★★★ (2007-01-27 20:57:44)

初回盤ボーナスディスクに収録の、EARTH、borisとの共作。
轟音が約30分に渡り鳴り響くヘヴィな曲ですが、流石に3バンドの共作だけあって迫力は今までのSUNN O)))のこの手の曲よりも増している感じがします。最初PLAYボタン押した時あまりの轟音にちょっとビビりました(笑)。評価は難しいですが、徹底していると思うので★3つで。


SUNN 0))) - Altar (sunn O))) & Boris) - The Sinking Belle(black Sheep) ★★★ (2007-01-27 20:53:16)

表記は無いですが、おそらく日本盤ボーナス。
ヴァイオリンやヴィオラを取り入れた美しい曲。普通の感覚から言うとメロディアスとは言い難いであろうサウンドですが、音そのものをこれだけ美しく聴かせるのは凄い。


SUNN 0))) - Altar (sunn O))) & Boris) - Etna ★★★ (2007-01-27 20:49:18)

エトナ火山をモチーフにしたらしい曲。
SUNN O)))が元々持っている、低音に絞った煮え滾るマグマのような音のエネルギーと、ドラムの炸裂するエネルギーがぶつかり合うと「火山」になるんですね。


SUNN 0))) - Altar (sunn O))) & Boris) - Akuma No Kuma ★★★ (2007-01-27 20:46:55)

ユーモラスなタイトルとは裏腹に、かなりエグイ曲。
宇宙とも交信できそうなほどの音響やいつも通り効いてる低音だけでなく、死と頽廃を呼びこむようなトロンボーンまで入っていてかなり怖い。空気変わります。


SCALD - Vermiculatus ★★ (2007-01-25 19:30:00)

2006年発表の2nd。
47分の大作インストを一曲のみ収録。
このバンドは某Disk Hellのレビューにて、borisを始めとしてANAAL NATHRAKHやOPETHが
引き合いに出されていて、一体どんなバンドなんだろうと気になりEncyclopaedia Metallumで
概要を見ると、ジャンルが「エクストリーム・アヴァンギャルド・プログレッシブ・スラッジ・
ドゥーム・グラインド」との表記が…いても立ってもいられず衝動買いしてしまいました(笑)
音は前半はアコギやキーボードを取り入れたりして雰囲気を出したり、低音を効かせた上に
奇妙なリードフレーズを入れたりプログレッシブな感性が発揮されつつもバンドサウンドで
聞かせ、それ程「メタル」の範疇から離れていない感じの音を出してますが、途中の何匹もの
蟲が耳に集って離れなくなるようなノイズが現れた辺りから一転、音響の世界に足を
踏み入れます。その後半もノイズの中からキーボードが現れたり、叙情性は微かにありつつも
ヘヴィな前半以上に耳に優しくない音。ラストは鬱な余韻を残しつつ締め…どっと疲れが(笑)
そんな感じの合成魔獣的な音楽ですが、個人的にはこの作風なら前後半で分けても良かったかも。
どっちのパートも良いんですけど、出来れば別々に聴きたい感じ。前半のバンドサウンドを
聴いてる内に後半のスラッジ/ドゥームパートを聴きたい欲求が萎えてしまう事もしばしば。
とはいえ、その流れで聴く事を強制する辺りにこの作品のカルト性があるのかもしれませんが。
でも折角グラインドがルーツにあるんだから、それこそ速すぎて音が記号的な意味しか
持たなくなるようなファストパートもあったらもっと面白かったのになぁ。
かなりユニークな音源ですが、実験好き以外にはあえて勧めません(笑)


MAPLE LEAF - Maple Leaf Box - さらさ ★★★ (2007-01-25 16:34:06)

ACIシリーズの「さよなら」をぐっとポップで取っ付きやすくしたかのような、和風のメロディが特徴の曲。サビに絡まってくるスキャットといい、リズムトラックといい、どこか「祭り」を感じさせる曲調。でも明るい「祭り」じゃなくて、病気で床に伏せっている時、朦朧とした意識に外から微かに祭囃子が聴こえてくるような幻想的な感じ。
ちなみにこの曲は作詞・作曲・編曲のみならずミックスまで自身で行ったとか。志方さんといい、こういうジャンルって創造性高い人が多くて良いですよね。


MAPLE LEAF - Maple Leaf Box - Dear Friend ★★ (2007-01-22 21:58:55)

ファンタジーmeets青春の甘酸っぱい雰囲気って感じの曲。
この曲では茶太さんとのデュエットですが、烈火さんとの作品とはまた違ったハーモニーが楽しめますね。二人とも人をホッとさせるタイプの声質で普通に相性が良い。茶太さんの方がニュートラルな声質、かな?


MAPLE LEAF - Maple Leaf Box - 蒼穹月佳 ★★★ (2007-01-22 21:54:05)

サビメロのタイトルに負けない美しさ、高音の声色の切なさが素晴らしい曲。
しかし、この曲は顕著ですが、コラボもしただけあって志方あきこさんとは結構近い音楽性を持ってますよね。途中に民族チックなコーラスを入れるアレンジとか特に。志方さんが圧倒的な世界観を見せ付けるとしたら、こっちは優しく包む感じ。ほんと彼女の描くファンタジー世界に永住したくなります。…ある意味ヤバイ曲(笑)


WHEN - Psychedelic Wunderbaum - Time Ago ★★★ (2007-01-22 21:43:16)

これはLars流のサプライズでしょうか!?
とにかくこれまでの音源のダークさとは全く縁の無さそうな、脳天気なベースのメロディに超びっくり。そして歌メロの余りのポップさに更に驚愕。これ、ビートルズファンとかに聴かせても普通に気に入るのでは…。勿論アレンジはポップなだけじゃなく、ちゃんと(?)ズレてるんですが、それでも一瞬「え??」ってなる事は確実な一曲。


BEHERIT - Drawing Down the Moon - Summerlands (2007-01-22 21:33:07)

後期BURZUMを思わせるインスト。
鳥の声と民族っぽいメロが良いですね。
後半はかなり不気味ですが。


BEHERIT - Drawing Down the Moon - The Gate of Nanna ★★★ (2007-01-22 21:31:10)

これがベストに入ってないのは勿体無い!!
基本ウィスパーや不気味なリフで呪術的な雰囲気を醸し出して進行するも、ラストは案外キャッチー(?)になるのが良い。ア゛ーヴェ゛、セイタン、ア゛ーヴェ、ルシファー(←かなり歪んだダミ声)とか一緒に唱えたくなります。


AHAB - The Call of the Wretched Sea ★★ (2007-01-22 21:20:00)

2006年発表の1st。
この手のバンドって、WORSHIPといいMOURNFUL CONGREGATIONといい一枚目から素晴らしい作品を
作る事が多いですよね。そういえばEURO ROCK PRESSにもレビューが乗ってましたね。
結構注目されているバンドなんでしょうか。
曲の方はKamikoさんが仰っているように、引き摺るリフの重さが圧倒的。
WORSHIP辺りとタメを張れるくらいの迫力があると思います。WORSHIPと比べると
スクラッチ音などギターの音作りそのものの聞かせ方の上手さだったら向こうの方が
上手いかな…とも思いますが、こっちはヘヴィさに加えてMOURNFUL CONGREGATIONを思わせる
緩やかながらドラマティックな展開やメロディアスな部分もあり、決して魅力では負けてません。
ヴォーカルの低音咆哮の迫力も凄い。やっぱりデス声はこうでないと!
ちなみに、バンド名の示す通り、彼らの音楽はH・メルヴィルの「白鯨」がテーマみたい
ですね(エイハブ=白鯨モビーディックを追う船長の名前)。歌詞の方も、曲によっては
「白鯨」のテキストをそのまま使用しているみたいです。正にそのコンセプトや、ジャケの
嵐や鯨の激しい力強さを体現するような音を出してます。これは大当たりでした。
私はこのジャンルに手を出して日が浅いので余り気の利いた事は言えませんが、そんな私でも
展開の上手さといい音の重さや浮かんでくる情景といい、この音には浸ってしまいます。お勧め!!


SABBAT (日本) - Karisma ★★ (2007-01-22 14:42:02)

彼女の出自が良く分かる曲。
歌詞・メロ・歌い方どれをとってもファンタジー特有の怖さがありますね。おそらくこうした曲に傾倒した事から「フシギノモリ」辺りの曲が生まれたんじゃないかと思います。


MAPLE LEAF - Maple Leaf Box - Impronta ★★ (2007-01-22 14:39:05)

煌びやかなシンセと打ち込みのトランシーなリズムが特徴の曲。
ちょっと昔に流行ったポップスのような曲調。ゲストVoには盟友・片霧烈火氏が参加してますが、彼女の凛とした通りのいい声って、霜月さんのどこまでも優しい声質と意外にも良く合うんですよね。このツインヴォーカルのお陰で名曲になっていると思います。


MAPLE LEAF - Maple Leaf Box - エルムの丘 ★★★ (2007-01-22 14:35:43)

タイトル通りの優しく切なく温かいファンタジックな曲想。
「ユラグソラ」「捻子巻く時計~」と並ぶ名曲だと思います。この曲も「捻子~」同様詩先行型の曲らしいですが、メロディが極上。ほんと霜月さんってツボを突いてくるメロディメイカーです。「遠い伝承歌」でも使っていた笛っぽいシンセも超好みですし、個人的にはポップスの理想系の一つ、っていうくらいお気に入り。付属のイメージイラストも、曲の優しい雰囲気を反映したもので頭二つくらい抜けて良かったです。


THE FUNERAL ORCHESTRA - Feeding the Abyss - Apocalyptic Trance Ritual ★★★ (2007-01-19 20:28:29)

ドゥームのこういうミディアムテンポの曲も大好き。
ドラムやギターの音塊から生じる重さはそのままなので、更に圧殺されそうな迫力が増してる。この曲は更にトレモロで哀メロを入れるといった展開も見せるので、ブラック聴く人にもお勧め出来るかも。


THE FUNERAL ORCHESTRA - Feeding the Abyss - Feeding the Abyss ★★ (2007-01-19 20:25:09)

ドゥームってドラムの手数が少ない代わりに、1打1打の重さが魅力になってますが、この曲はそんな魅力を堪能出来ますね。途中クリーントーンのギターメロを聞かせるパートなんかもありますが、そこでも深く響くドラムが気持ちいいです。


THE FUNERAL ORCHESTRA - Feeding the Abyss - Church of TFO (Nocturnal Lust) ★★★ (2007-01-19 20:22:28)

TFOはやっぱり「THE FUNERAL ORCHESTRA」の略かな?
ひたすら地を這うように展開する拷問的な曲。WORSHIPでさえもうちょっとメロウさを入れてくると思うんですが(笑)。かなり硬派。こういう曲に自分のバンド名を入れたり、ライブバージョンのこの曲も最後に入れたりすることからもバンドが何を目指しているかが良く分かります。


AHAB - The Call of the Wretched Sea - Old Thunder ★★★ (2007-01-19 20:13:10)

タイトル通りのまるで1打1打が雷の様に重いドラムと、そのいかづちによって呼び起こされた龍が嵐の中で踊り狂っているかのようなメロディ(テーマは「白鯨」なので龍じゃなくて巨大な鯨のモンスターがモチーフかも。ともかく自然の脅威を感じさせる雄大なメロ)が凄まじい曲。そして嵐の中から獣のような低音でエイハブ船長に何度も喚びかけるデスヴォイス…これはほんと痺れました。


XASTHUR - Subliminal Genocide - THE PRISON OF MIRRORS ★★★ (2007-01-17 10:10:53)

約二分のイントロに導かれ始まる、12分超えの大作。
どことなくBURZUMの「DET SOM ENGANG VAR(曲の方)」を思わせますが、BURZUMの「DET~」の音が「Darkness is light」だとすると、この曲は「Darkness is still darkness」って感じ(笑)。いきなりこの曲で受け入れられるかそうでないかが決まってしまうであろう曲。


BEHERIT - Complete Worxxx ★★★ (2007-01-17 10:04:00)

99年発表のベストアルバム。

最初期のプリミティブブラックから、後期の実験的な作風まで一通りカバーしている上に、一枚のアルバムから2曲以上を収録することはないので、オリジナルアルバムを買ってもあまり曲が被らないのが嬉しい。更にショートカットなカヴァー曲やライブテイクも入っていて、BEHERITを聴くならまずはこれを買え的な優良ベストになっていると思います。

個人的には後期の実験的なブラックもかなり好みで楽しめました。初期のカルト・プリミティブ路線のかっこよさは言わずもがなでしょう。また、私はこれ以外に2ndを持っているんですが、あのアルバムは音が小さめだったのに対し、このアルバムはその収録曲も含めて、かなり大き目の音で録音されているのが良い感じです。


BEHERIT - Beast of Beherit - Complete Worxxx - Werewolf, Semen & Blood ★★ (2007-01-17 09:57:27)

2nd収録曲のライブバージョン。
最初にMCが入ってますが、その時の声とゲヴォ声のときとのギャップが凄まじい…(笑)


BEHERIT - Beast of Beherit - Complete Worxxx - War Command (2007-01-17 09:55:06)

BLASPHEMYのカヴァー。
混沌とした雰囲気の、30秒で終わるショートカットチューン。ヴォーカルもゲヴォ声だしグラインドのノリかも。


BEHERIT - Electric Doom Synthesis - Beyond Vision ★★ (2007-01-17 09:50:43)

蟲が耳に詰まったような感じのノイズが余りツボに入らなかったんですが、この音響重視の平坦に広がるリフを取り入れた作風はかなり好み。BEHERITってどの時期も「独特」という意味では共通した作風だと思います。


BEHERIT - Electric Doom Synthesis - Dead Inside ★★★ (2007-01-17 09:47:13)

これは初期のプリミティブ路線よりも好きかも…。
音響ドゥームのようなリフをバックに、打ち込みドラムやデスヴォイス、シンセ等が乗るという独特な曲。これは引き摺るリフだけでも聴けそうなのに、更に色々な要素をプラスしているのが素晴らしい。ラストは涅槃の境地に達したかのようなシンセが…メンバーは瞑想でもしながらこの曲を作ったのではないでしょうか。


BEHERIT - Drawing Down the Moon - Salomon's Gate ★★★ (2007-01-17 09:43:01)

始めはオールドスクールなプリミティブブラックメタルかと思っていたら、途中挿入される独特かつ邪悪で神々しいメロディが出てきたあたりから「なにか違うぞ…」となりますね。そこからメロディと相まって雰囲気を出すシンセを纏ったり、重いリフで引き摺ったりと展開。ラストはシンセの持続音で禍々しく締め。


BEHERIT - The Oath of Black Blood - Hail Sathanas ★★ (2007-01-17 09:38:50)

確かに、演奏時間はちょっと物足りないかも。
でも音は強烈。曲の展開がどうとか、演奏がどうとか、有無を言わせない迫力がある。バンドが一丸となって邪悪で野蛮な音の塊を放出している感じの曲。


MYSTICUM - Lost Masters of the Universe - Black Magic Mushrooms ★★★ (2007-01-17 09:36:07)

この曲だけ制作年がやや離れてますね(2003年の曲)。
アルバム中の他のデモの曲とかと比べると、インダストリアル要素を取り入れたブラックという点は変わってませんが、音質はクリアにはなっているけど高音のノイズがキツくある意味聴きづらくなっているかもしれません。確実に録音環境は良くなっているはずなのにこういう音にすると言う事は、やっぱりカルトな音楽性のバンドの証でしょうか。でもパーカッシブなヴォーカルが曲にフックを与えているため、そういう意味では聴きやすく進化していると言えるかも。


BEHERIT - Drawing Down the Moon ★★★ (2007-01-17 00:57:00)

93年発表の2nd。

このバンドはかなり好みが分かれ、ノルウェーではアンチBEHERITのバンドまで登場したというエピソードからも彼らがカルトな存在である事が良く分かりますが、確かにこれはそれだけの個性があると思います。後期は実験的な方向に進んだようですが、この頃はまだプリミティブブラックの範疇に入るかと思いますが、それでもかなり異端な音出してます。

まずメロディから言って独特。Kamikoさんの言う魔性という言葉がピッタリ。宗教っぽさはあるんですが、あまりキリスト教っぽくないというか、聴いていると独自の方式で宇宙を表した曼荼羅が浮かぶようなメロディなんですよね。仏教っぽい…のかも(?)プリミティブにしては低音が効いていて、エコー深めなサウンドもその雰囲気を助長してます。

ヴォーカルも最初期のような聞き取れなさではなく一応歌詞が聞き取れるレベルになってますがそれでもかなりドスの聴いた、レコーディングブース覗いたら思わず貰いゲロしそうな(笑)ゲヴォゲヴォと吐き出すような低音デス声。時折ウィスパーで雰囲気出したりもしてます。

こういう個性的な音好きなので気に入ったんですが、惜しむらくは音が小さいんですよね…。プリミティブだし音が荒かったり汚かったりは全然構わないんですが、メタルどころかJ-POPと同じMDに入れてすら浮くような音の小ささは勘弁して欲しいです。ベスト盤は適正よりもやや大きめな音で録られていて、個人的に丁度良かったんですが…。まあ93年だし、音楽性が音楽性だけに仕方ないですね。それ以外は文句無しです!


JURASSIC JADE - Left Eye ★★ (2007-01-06 23:28:00)

2004年発表の6th…かな?
このバンドはオムニバスの「鏡よ鏡」等を聴いていましたが、随分変わってますね。
まああれからかなり時間が経っているので、当り前かもしれませんが…。
まず驚いたのはヴォーカルのかっこよさ。
女性Voでガナりのスタイルって、どうも女子プロレスやまちゃまちゃ、スケバンなどの
ちょっとダサめのイメージを持ってしまいがち(ぶっちゃけ、五人一首のヴォーカルは
女子プロみたいだと思って少し萎えた)ですが、このJURASSIC JADEのヴォーカルは全く
そんな事はありません。かなり太めの声で擦れたガナりで、ある意味ARCH ENEMYよりも
女性らしくないと思います(褒めてます・笑)。最初男だと思いましたもん…。
「鏡よ鏡」辺りはまだ可愛らしさがありましたが、もはや威圧感すら覚えます。
曲の方は…私はスラッシュに造詣が深くないのであまり的を射たコメントが出来ませんが、
体感速度や疾走感よりも禍々しい重さを重視した音楽性だと思います。
そして詞も社会的なテーマを含む、単なる悪趣味とはかけ離れたシリアスなもの。
どうもこのバンドは「サルを回せ」の印象が余りにも強く、ネタ的な歌詞を好むのかと
思い込んでいたので結構驚きました。っていうかこんなシリアスなバンドに対して
そう思い込んでいた事を謝りたいですね(笑)。Xとのオムニバスしか聴いていない人も是非。


JURASSIC JADE - オムニバス『skull Thrah Zone』 - 鏡よ鏡 ★★★ (2007-01-06 23:14:01)

音質の悪さと、「ガキ共、行くぞ~!!」のMCのせいで、どうも公園で子供たちを集めてあの格好でライブを行っている彼らが思い浮かんでしまいます(笑)。あとこの頃のヴォーカルは線が細めで、ちょっと可愛い(笑)。…でも曲自体は速くてカッコイイので☆3つで。
カラオケで歌いたいな。


JURASSIC JADE - Left Eye - テロルの季節 ★★★ (2007-01-06 23:09:54)

テーマが非常に重いですね、これ…。
わざとチャイルディッシュな言い回しを用いている所が、歌われている子供たちの人格が歪んでいく様が如実に表現されているようで、ほんとゾッとします。曲も歌詞に負けず禍々しく、間奏なんて重油に塗れて動けなくなるような雰囲気。


JURASSIC JADE - Left Eye - Left Eye on the Tv ★★★ (2007-01-06 23:06:17)

ギターリフも、それを支えるベースも凄まじく禍々しいです。
特に主張の激しいベースは聴き所でしょう。分かりやすいビートルズのパロディの歌詞パートはかなりキャッチー。最初の「and hate」の魂の引き裂かれるような絶叫もめちゃめちゃかっこいいです、お勧め!


JURASSIC JADE - Left Eye - Divided Power , Reverse ★★★ (2007-01-06 23:02:39)

これは漢コーラスも入って、ストレートにかっこいい曲だと思っていたら歌詞にそんな意味が込められていたとは…。そういう意味でもう一度歌詞を読み返した後で聴いてみると、そのシリアスさに圧倒されました…。でも、この歌詞で扱われてるような人たちってこういう曲を聴いて衝動洗濯できないんだろうなぁ…と思うと、何だか悲しくもあり。


JURASSIC JADE - Left Eye - 9月の詩 ★★★ (2007-01-06 22:58:36)

頭からして禍々しさや混沌とキャッチーさを両立させていて凄い…。
詞も、明らかに9・11事件を扱っていると思われますが、直接的なイデオロギー批判よりももっと深いレベルでこのテーマを扱っていてこれまた凄い。ほんと、日本のメタルを過小評価して聞かないでいる人たちは絶対損してると思います。


ATROX - Orgasm - Pre-Sense ★★★ (2007-01-05 00:27:41)

アルバムのラストは、楽器のせめぎあいがかっこいいこの曲。
ベースなんて箇所によっては、隙あらばヴォーカルより目立とうと自己主張してますし、ギターとベースの妙なメロディでのユニゾンも耳に残る。呻き声から全く間隙無くソプラノに移行するヴォーカルの技量にも酔えます。


ATROX - Orgasm - Burning Bridges ★★★ (2007-01-05 00:26:45)

この曲の中間パート、アルバムでも最もお気に入りです。
変態的というか珍妙なアンサンブルに、嬌声っぽい声。…これを聴いてから、眉根を寄せている顔文字(三角カッコを逆に組んだやつ・何故かここでは表示されない)を見るとこの曲の「Lalalalalala」のMonikaの歌声が浮かぶようになってしまった…。最初と最後、男声ヴォーカルがハモってますが、流石についていくのが大変そう。


ATROX - Orgasm - Tentacles ★★★ (2007-01-05 00:25:47)

タイトルの意味は「触手」。触手の幻肢痛って何やねん(笑)
タイトルの示す通り、バンド全体、特にヴォーカルが軟体動物を表現しているみたい。サウンドはかなり重くメタリックなパートを含みますが…軟体動物と重金属の融合したキメラ的な曲(?)。ギターソロの音色も変態チックで最高です。


ATROX - Orgasm ★★ (2007-01-05 00:22:00)

2003年発表の4th。
新メンバーを2人迎えて制作された作品らしいです。
まずこのバンドの最大の特徴であるヴォーカルは前作通りイっちゃってます。
こんな偏執的なまでに細かいメロを様々な声色を駆使して歌うMonikaのヴォーカルは、
やはり唯一無二の個性。狂気が攻撃性を通り越し、分裂症に発展したらどのようになるかの
見本と言った様相を呈しているように思います。今までは譜面にヴォーカルラインを
起こしていたらしいですが、今回はアドリブでの歌唱を多く取り入れたとか。
また今作は一部に男声ヴォーカルも取り入れられ、ハモったりハイトーン(一瞬だけだけど)を
使ったりして頑張ってますが、やはり彼女の影に隠れてしまっているという印象。
演奏は全体的にかなりパワーアップしたと思います。
正直言うと、前作はヴォーカルが無かったら少し冗長に聴こえてしまうかもしれませんが、
この作品は全くそんな事はありません。まず音が重くなったお陰で、刻みリフなんかは
かなり重量感を伴っており、その結果各パートのコントラストはより鮮やかになっている感じ。
更に変態的なパートでは音作りのセンスも飛躍的に向上しており、アンサンブルはVED BUENS
ENDE並にグネグネと聴き応えのあるものになっています。…これは文句無しに名盤!!
しかし、こんな傑作を残したのに、Monikaは脱退してしまったようですね…。
確かにここまで聴き応えのあるアンサンブルを聴かせられれば、彼女のヴォーカルが無くても
充分に魅力的なバンドなのかもしれませんが…。これを聴いてしまうと惜しくてなりません。


MAPLE LEAF - Orbital Maneuver Phase:one Geotaxis - Silver Lining ★★★ (2007-01-03 00:41:14)

同じく宇宙を感じさせる浮遊感のある曲調ながら、1曲目よりも更にキャッチー。ピアノのメロディも良いなぁ…。コンセプトに合わせるため、いつもと異なるかっこいい感じの歌い方をしてますが、しっかりとモノにしているのがいいですね。


MAPLE LEAF - Orbital Maneuver Phase:one Geotaxis - Geotaxis ★★ (2007-01-03 00:37:22)

曲調的には(片霧)烈火さんがヴォーカルを務める「Phototaxis」と同系統なんですが、こっちの方がよりヴォーカルを際立たせたアレンジでメロディもキャッチー。こういう曲はやっぱりメロの取っ付きやすさがものを言うと思うので、こっちの方が好きですね。


MAPLE LEAF - Orbital Maneuver Phase:one Geotaxis - カナタ ★★★ (2007-01-03 00:34:24)

コンセプト通り宇宙的な部分を感じさせつつも、どこか過去への郷愁のような哀感が漂っている曲。コンセプトの宇宙的な世界観と、霜月さんのファンタジー世界とが互いを高めあって出来た名バラード。これこそコラボ作品の醍醐味ですね。


MAPLE LEAF - 月奏~ツキカナデ~ - Exec_paja/.#orica Extracting ★★ (2007-01-03 00:31:06)

帯の「エスノインダストリアル」を体現するかのような曲。
曲調も歌唱も掴み所の無いグニャグニャとした雰囲気。ちょっとヴォーカルに無理が感じられる部分がなきにしもあらずですが、なかなかに妖しい感じ。途中の左右の耳を行き来するコーラス、歌い方が呪いを掛けているみたい…。歌詞は造語多めですが、「Spiritum Sanctum」はラテン語では?


MAPLE LEAF - Ancient Colors Infinity Vol.1 泰東ノ翠霞 - さよなら ★★ (2007-01-03 00:26:20)

この作品では最もポップな曲(これで)。
わらべうたのようなメロディがウィスパーヴォイスで囁かれる曲で、聴いていると昭和にタイムスリップしたみたいな気分に。そして屋敷の縁側で、うだるような暑さの中、熱に浮かされて幻覚を見ているような感じ。


MAPLE LEAF - Ancient Colors Infinity Vol.1 泰東ノ翠霞 - 泰東ノ翠霞 (2007-01-03 00:22:00)

正直、こんな変な曲は聴いた事がないです。
まず歌はメロも歌いまわしも難解だし、変なラップやらサンプリングやら入っていて意味不明の音作り。よく聴くと音色はオリエンタルという訳でもないし…リズムトラックも凝ってるし、bermeiさんの感性が発揮された曲。


MAPLE LEAF - Souls - 翼をください (2007-01-02 22:24:15)

あの超有名曲のカヴァーですが…
何なんでしょう、このサイケを通り越してサイコ気味なアレンジは(笑)。低音男声コーラスの呟く「翼…ばさばさばさばさ…」とか怖すぎなんですが。アレンジしたbermei氏は間違い無く変態系音楽好きですね。


MAPLE LEAF - Ancient Colors Infinity Vol.1 泰東ノ翠霞 - 森羅 ★★★ (2007-01-02 22:20:03)

個人的には、ACIシリーズでは一番の傑作。
トランス調のリズムに、いつもの歌い回しとは違う、太くコブシを使いまくりなヴォーカルが乗る変り種の曲。霜月さんってその優しく歌うスタイルから過小評価されがちですが、この曲を聴けばそんな事は出来なくなるかと思います。


MAPLE LEAF - Volkslied - バウムクーヘン ★★★ (2007-01-02 22:16:30)

私はブラックメタラーなのに「アトリエ」シリーズの少女漫画っぽい雰囲気が好きなんですが(笑)、その可愛らしい世界観が霜月さんの声が持つファンタジックな雰囲気で強化されてます。本当に彼女の声とアトリエの世界観は良く合うなぁ…。少女漫画の世界の中で秋の街路樹の並ぶ道を散歩しているかのようなポップな曲。


MAPLE LEAF - Volkslied - 郷里はるか ★★ (2007-01-02 22:12:34)

霜月はるかが郷里はるか…誰でも思いつくシャレですね(笑)
曲的には、「遠い伝承歌」同様の民族色強めのメロディが特徴。「遠い伝承歌」と比べると幻想性よりもポップ性が強め。なんか旅しているような雰囲気の曲なので、水戸黄門がアニメ化したらこれを使って欲しい(笑)


MAPLE LEAF - イリスのアトリエ エターナルマナ2 オリジナルサウンドトラック - Eternal Story ★★★ (2007-01-02 22:05:44)

ラップっぽいコーラスやピアノを配しているとは言え、民族色バリバリだった「白夜幻想譚」と比べるともっと普遍的なアップテンポのポップスと言った趣の曲。ですがメロディ、歌唱、歌詞のどれもが希望や旅立ちを感じさせるもので、聴いていると元気になります。


MAPLE LEAF - 月奏~ツキカナデ~ - Exec_linca/. ★★★ (2007-01-02 21:58:41)

はっきり言って傑作です。
このジャンルでは、志方あきこさんの「謳う丘」のアルバム版と並ぶ神曲。流石にコーラスはあれほど使われているわけではありませんが、時に戦慄、時に神秘を感じさせるメロ使いが素晴らしい。しかもコーラス、メインのどっちを取ってもキャッチーさと幽遠さを両立させるセンスが凄く良い。この曲を作曲した、霜月さんの才能はファンタジー系音楽愛好家以外にももっと知れ渡って良いと思います。


MAPLE LEAF - かけらむすび - My Home ★★ (2007-01-02 21:51:19)

スウィングするファンタジー音楽。
ブラスも入った、彼女にしては珍しい曲調。楽しげな雰囲気ですが、一瞬立ち止まって哀愁パートを入れてくる辺り上手いですね。完全に明るくなりきれない所が逆にリアルな明るさで好き。


MAPLE LEAF - あしあとリズム - 遠い伝承歌 ★★★ (2007-01-02 21:48:43)

霜月さんのレパートリーの中でも、民族色の濃い曲。
この曲はメロも民族系で泣きまくりで素晴らしいんですが、アレンジも良いですね。特にAメロのシンセは音色自体が奥行きがある上に、コーラスや歌と相まって、ファンタジー世界の夜の田舎道にいるかのような浮世離れした雰囲気が出てます。


MAPLE LEAF - あしあとリズム - Silent Flame ★★★ (2007-01-02 21:45:02)

個人的にユラグソラ、LINCAと並ぶ傑作。
シンセのメロや音色、ファルセットを多用した柔らかな情念を湛えた歌唱、奇跡的なまでにキャッチーなメロ、自己主張しすぎず、それでいてしっかり良いメロディを聞かせるギターソロ…何もかもがツボ。ほんと、霜月さんみたいな声質の持ち主が、こういうファンタジックな世界観に惹かれて、音楽を志したという巡り合わせ自体に感謝したいです。さらにそうして出来た曲を私が聴いているという事にも。


MAPLE LEAF - あしあとリズム - 恋獄 ★★★ (2007-01-02 21:40:01)

タイトル通り、ファンタジックだけどどこかダークな曲。
歌メロの暗く煌くような美しさは曲を通じてブレる事はありませんが、アコーディオンがリズムを刻むパートやノイズなどを上手く取り入れたアレンジのせいかもしれません。霜月さんの曲ってどれもコーラスが練りこまれてますが、この曲なんてコーラスだけ聴いてても浸れる。


MAPLE LEAF - あしあとリズム - 白夜幻想譚 ★★★ (2007-01-02 21:36:51)

「イリスのアトリエ」の主題歌。
「イリス」はプレイしていたんですが、主題歌とか余り聞かなくてベスト買うまでこの曲の素晴らしさに気付けなかった自分が恥ずかしい…。石畳の街をスキップしているようなポップ性と、ルーン文字のコーラスも取り入れた幻想性が見事に融合した名曲。アトリエシリーズの世界観と、霜月さんの持っているファンタジーな世界観がマッチしてます。


MAPLE LEAF - あしあとリズム - 追憶の破片 ★★★ (2007-01-02 21:32:28)

短いピアノに導かれて始まるイントロ、まるで演歌みたい(笑)
そういう雰囲気の、哀愁たっぷりのバラード。しかしサビの良さは特筆ものですね。泣きメロをそれこそレコーディングブースで泣いてるんじゃないかと思うような、それでいて感情過多ゆえの聴きづらさの無い声で歌い上げていて、それを慰めるような落ち着いたコーラスがサポートしてます。…ほんと、涙で視界が曇りそうになります。


夢中夢 ★★ (2007-01-02 17:55:00)

>キャメルさん
良いですよね、こういうバンド。
私はこのバンド、充分メタルの範疇で語れる音楽性だと思います。
個人的な意見ですけど、メタルを愛する者の一人としては、メタルにはこういう
先進的でオリジナリティのある音楽性をも内包できる幅広い音楽ジャンルで
あって欲しいんですよね。という訳でメタル側に登録させて頂きました。


MAPLE LEAF ★★ (2007-01-02 17:51:00)

ところで、ソロ名義もここで発言してしまっていいでしょうか?
元々一人のプロジェクトですし、作風もそれほど変わるという訳ではないし…。
流石にメタルサイトにあまりポップ系を追加するのは憚られる気がするし、
ソロ名義やコラボ作品にもかなり良質の曲が揃っていると思うので…。


片霧烈火 - みんのうた。 - ふたりの場所 ★★★ (2007-01-02 16:01:21)

これも「軋地~」同様の、ZABADAK直系幻想ポップスにカテゴライズされそうな曲ですが…これは神秘性や美しさでは本家を超えてしまっているかもしれません。装飾的な歌いまわしの多いサビメロをコーラスが引き立て、ゴシック好きも納得の幽遠な雰囲気。これは名曲です。
…ただ、折角こんな素晴らしい曲でアルバムを始めておいて、次曲が大塚愛系の聴くのが恥ずかしくなりそうな甘ったるいポップスっていうのはないよ…。曲順はもっと考えてください、と言いたいです。


片霧烈火 - かけらむすび - When They Cry ★★★ (2007-01-02 15:53:57)

これも「ひぐらしのなく頃に」が世界観のベースにあるようです。
最初は穏やかですが、曲が進むにつれて力強さを増していくヴォーカルが印象的。サビなんて哀愁どころか「悲愴」って感じです。メロディもヴォーカルに負けず悲痛。
最初聞いた時は何がテーマか分からず聴いてたんですが、漫画を立ち読みしてテーマを理解してから聴いた時はもう…ほんと泣きそう(笑)。


片霧烈火 - Orbital Maneuver Phase:three Phototaxis - Positive Phototaxis ★★★ (2007-01-02 13:02:13)

「Phototaxis」のリミックス。
アグレッシブな高速トランスに生まれ変わっており、インパクトのあるサウンドで、個人的にはこちらの方が好み。インパクトだけでなく、美しいピアノや暴れまわるシンセなどアレンジがしっかりしているのがポイント高いです。


片霧烈火 - Orbital Maneuver Phase:three Phototaxis - Lost Blue ★★ (2007-01-02 12:59:05)

このコラボシリーズの曲ってどうも一長一短な気がします…
ストリングスやキーによる叙情と、ノイズなどを上手く用いたオケからはジャケ通りの海の様に青い宇宙を思わせる叙情が表現されていますが、あまりヴォーカルが烈火さんである必要性が感じられないのがネック。もっと彼女の凛とした声を活かせるメロを書いて欲しいです。アレンジ・コンセプトが先に立ってる感じがする。


片霧烈火 - Orbital Maneuver Phase:three Phototaxis - チサト (2007-01-02 12:55:08)

コンセプト通りの、遠い未来宇宙へと離れていった人々が地球に抱く郷愁のようなものが感じられるバラード。ただ雰囲気は凄くあるけど、歌メロがちょっと間延びしてる感があるのが惜しい。アレンジは好きなんですけど…。


片霧烈火 - Orbital Maneuver Phase:three Phototaxis - Phototaxis ★★ (2007-01-02 12:52:31)

表現形態は全然違いますが、曲を聴いていると眼前に宇宙が広がってくるようなサウンドはどこかARCTURUS辺りと共通する感性があるのではないでしょうか。打ち込みの浮遊感のあるリズムを利用したポップ感がなかなか良いです。


片霧烈火 - Souls - Chronicle ★★★ (2007-01-02 12:48:21)

これはbermeiさんと烈火さんのコラボ作品の中でも一番好きかも。
打ち込みを多用しながら、ピアノを上手く使って叙情を表現するサウンドはbermeiさんらしいアレンジですが、この曲では更にジャジーなリズムやピアニカを取り入れ、お洒落でありながら郷愁を感じさせるものに仕上げていると思います。


片霧烈火 - Ancient Colors Infinity Vol.3 饗旺ノ烈火 - 饗旺ノ烈火 ★★ (2007-01-02 03:15:25)

1曲目から独特ですね…
神社の渡り廊下を真っ暗にして蝋燭だけ燈したような雰囲気をシンセメインで表現したオケに、和風ながら掴み所のないうねりのある歌メロが乗る。…どうコメントしていいか困る曲(笑)。


片霧烈火 - 約束の日にはきみと二人で/この素晴らしき不確世界へ - この素晴らしき不確世界へ ★★ (2007-01-02 03:11:25)

久し振りに同人音楽のフォーマットでリリースされた、「ひぐらしのなく頃に」という作品(ゲーム、漫画など)を下敷きにしたバラードで、小説とセットの作品。私は「ひぐらし」は漫画だけ読んだ事があって、これがリリースされた時点ではまだ漫画は出題編しか出てないんですが…思いっきりネタバレしてるー(笑)!!
曲的には、いつもの凛とした声ではなく優しく歌い上げるバラードで、ラストの大団円なんてなかなかに感動的です。でも何故かリズムがボサノバっぽくインパクトあり。サビはリズムとストリングスが溶け合って良い感じの雰囲気になってます。


片霧烈火 - Ancient Colors Infinity Vol.3 饗旺ノ烈火 - 贈火 (2007-01-02 03:04:16)

シンセの反復を利用したアンビエント的な音楽をやりたいのか、それとも和な歌モノをやりたいのか微妙な感じの曲。というかその二つを無理矢理くっつけた感があります。「和風」を通り越して「倭風」と表現したくなるような強い歌メロなんかは良い感じですけど…


片霧烈火 - Ancient Colors Infinity Vol.3 饗旺ノ烈火 - 纏 ★★ (2007-01-02 03:01:00)

シンセがメインの和風トランスに、それこそトランスした巫女のようなヴォーカル…醸し出す空気感はなんともいえずマニアック(笑)。鬼火を思わせる、和な妖しさを持ったシンセメロとか好きですけど…どういう人をターゲットにした曲なのか結構疑問かも。


片霧烈火 - 空の軋みと歪める世界の無き、声 ★★ (2007-01-02 00:47:00)

2006年発表の2nd。
1stはクレジットを見る限り、アニメやゲーム等に提供した曲を集めた音源集だと
思われますが、今回のこのアルバムは書き下ろしのコンセプトアルバムです。
私はこのアルバムで烈火さんの音楽に始めて触れましたが、凄いですね、この構築性。
音楽性的にはZABADAK系幻想音楽やフォークロア、ジャズやポエトリーリーディングなど
様々な要素を取り入れたポップスと言う感じですが、芯のしっかりとした力強く、それでいて
官能的な凛としたヴォーカルと、こだわりすぎなほどに構築された世界観をベースにした
詞のお陰でやりっぱなし感は全く無く、一貫したコンセプトを表現していて素晴らしい。
ただ、曲の登場人物になりきりすぎの感のある曲があるのはちょっと好みが分かれますが…。
個人的には「のこされた罪悪」はまあ大丈夫だけど、「るまー・るまー」はキツい(苦笑)。
彼女の歌声って情念の篭もった物だと思うんですが、中島みゆきやCoccoのように現実的では
なく、虚構の世界観の中でそれを表現していると言う点ではSOUND HORIZONとかなり
共通しているのではないかと思います。しかしラストが全く救いが無い為、向こうよりも
数段ダークですが。その特性上、アーティストの作り出す世界観をヒネた目で俯瞰しながら
聴く事を客観的=知性的だと思っているリスナーにははっきり言ってお勧めしかねますが、
世界にどっぷりハマって聴く快感を知っているリスナーには自信を持ってお勧めです。
濃くてダークなのにキャッチーな女性ヴォーカルのポップスが聴きたい方は是非。
歌詞カードのアートワーク等のこだわりっぷりもなかなかな良盤ですよ。


片霧烈火 - 空の軋みと歪める世界の無き、声 - のこされた罪悪 (2007-01-02 00:23:00)

ちょっと声を作りすぎ(=曲中人物になりきりすぎ)のきらいはありますが、アルバムコンセプトを語る上で非常に重要な曲だと思います。
…この作品の中では世界を破壊しようとしている存在って、「世迷言」に見られるような「汚れ」を嫌ったからと解釈しているんですが、それを最も早く察知したのがこの曲の主人公のような「無垢」な存在とは、何たる皮肉でしょうか。胸が苦しくなります。


片霧烈火 - 空の軋みと歪める世界の無き、声 - とどきますように ★★★ (2007-01-02 00:18:38)

パッと聴きには、衒いの無いアップテンポなポップス。
ですが歌いまわしのせいで凄くドラマティックに仕上がってますね。悲哀を込める所では込め、決意を湛えた所では芯の通った歌を聴かせ…しかしあまりにも激しい感情表現の為にポップ性を損なう事は無く、あくまで良質なポップスとして仕上げるバランスの良さが凄い。


片霧烈火 - 空の軋みと歪める世界の無き、声 - 界繋呪 ★★★ (2007-01-02 00:14:52)

読み方は「かいけのまじない」。
アルバム中、最もダークな曲で蟲が歌っているようなコーラスやラップ、サンプリング等を配したヘヴィかつ不気味な音像が特徴。とは言え歌メロそのものはキャッチーで、恨みを吐き捨てるようなヴォーカルはどこか官能をも湛えている印象。「腐レタ生命ニ鉄槌ヲ/爛レタ運命ニ審判ヲ」…まじでかっこいいです、これ。