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Usher-to-the-ETHERさんの発言一覧(評価・コメント) - 時系列順 5601-5700

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GORGOROTH - Ad Majorem Sathanas Gloriam - Untamed Forces ★★★ (2006-08-17 22:26:40)

全てをぶち壊すようなハイテンション…GORGOROTHってこんなに速い曲を作るバンドでしたっけ?Gaahlのヴォーカルも、威厳の増した唸り声で怖い。
エンターテイメント化されることで骨抜きになることのない、生々しく危険な思想や音楽を体験できるのがブラックメタルの醍醐味の一つですが、この曲は「飼い慣らされない力」のタイトル通りそれを聴き手に味あわせてくれる事でしょう。


GORGOROTH - Ad Majorem Sathanas Gloriam - God Seed (Twilight of the Idols) ★★★ (2006-08-17 22:25:37)

このメロディの華麗さ、「Under~」の頃の作風に近いかも。
とは言ってもあの頃の様にドラムの音が変じゃなく、Frostのパフォーマンスで聴かせてくれますし、音質も泥臭い湿り気があるので邪悪さは総じて上がってる印象。これは名曲です!


GORGOROTH - Ad Majorem Sathanas Gloriam - White Seed ★★ (2006-08-17 22:24:31)

いつもよりも高音のノイズを強調した、耳に悪そうな(笑)音作りで疾走する曲。
途中音質は元に戻りますが、今度はGaahlが涎を垂らした獣のような声を…唐突なラストも、実験的というよりも不快感を煽る為にやっているのかも。


GORGOROTH - Ad Majorem Sathanas Gloriam - Sign of an Open Eye ★★ (2006-08-17 22:23:21)

ミディアムテンポなリズムに、一寸先も見えないような黒いリフが轟音で絡みつく曲。でもリードギターは何気にメロウ。鬼火のような妖しさがある曲だと思います。


GORGOROTH - Ad Majorem Sathanas Gloriam - Wound Upon Wound ★★★ (2006-08-17 12:23:11)

1曲目に相応しくブルータルに疾走する曲。
Frostのドラムは、ブラストの中に滑らかにオカズを入れて更に体感速度を上げているのが凄いです。彼のドラムはこういう曲だと凄い生き生きとしてますよね。なんか叩いてて楽しんでそう(笑)


GORGOROTH - Ad Majorem Sathanas Gloriam ★★★ (2006-08-17 12:19:00)

2006年発表の7thアルバム。
タイトルはラテン語で「更なる偉大なサタンの栄光へ」で良いのかな…?

GORGOROTHって、他のレビューとかから察するに、アルバム毎に結構音楽性が違いながらもブラックメタル以外の何物でもない音を出してきたバンドだと思うんですが、今回の作風は珍しく前作の延長線上。とは言っても、曲のバリエーションやアルバム展開のメリハリ、印象に残るメロディの多さなどの諸要素は全作よりも上だと思います。

これによってブラックとして結構聴きやすく仕上がっていると思うので、トゥルーブラックが好きなら満足するかと。ただ、相変わらずアルバムの長さは約30分と短かめですが。Gaahlのヴォーカルは、喚き系ながら非常に悪意の篭もった声でかなりかっこいい。

また、今回はFrostがセッションドラムとして参加していますが、これによってもアルバムのクオリティが底上げされていると思います。Frostのドラムって、フレーズのかっこよさや速さだけでなく音自体も結構独特ですよね。バキバキとしばき倒すような感じ。ただ音量が前作より僅かに下がっているのは唯一不満。まあ、上げて聴けばいいんですけど。

それと、このアルバムはノルウェー本国のチャートで結構な順位(22位だったかな?)を記録したとか。アルバム自体の完成度もあるんでしょうけど、ノルウェー人マニアック過ぎです(笑)


SOUND HORIZON - Elysion ~ 楽園幻想物語組曲 ~ - エルの楽園(→side : A→) ★★★ (2006-08-16 21:40:28)

この曲、歌詞を見た瞬間に絶対曲調が後半変わるんだろうなぁ…と思ってたら、やはり(笑)。後半のメロディは、本当に天上の音楽というほかないくらいに壮大で、甘やか。途中にABYSSサイドの曲のタイトルが囁かれ、それに呼応するかのように各曲のメロディがオルゴールで再現されるパートもあってめっちゃドラマティックです。アルバムを総括するに相応しい曲ですね。
しかしコーラスの「じゃ、風の所為かしら?」って言う部分ですが、最初「じゃかじゃかじゃんじゃんじゃん」って聞こえてて、エルがノリノリでマラカス振ってるんだと思ってました(笑)。今考えると有り得ない聞き違い…。


SOUND HORIZON - Elysion ~ 楽園幻想物語組曲 ~ - エルの楽園(→SIDE : E→) ★★★ (2006-08-16 21:35:13)

SEが終わるといきなりメタリックなギターが切り込んでくるアレンジ、豊穣すぎるぐらいの歌メロ、曲を劇的に盛り上げるクワイア…これ、Moi dix mois辺りのファンには垂涎モノの名曲ではないでしょうか。
ディストーションギターの音に我関せずといった感じで少女の声色で歌い上げるサビ部分もユニークで面白いです。


SOUND HORIZON - Elysion ~ 楽園幻想物語組曲 ~ - Yield ★★ (2006-08-16 21:30:34)

バグパイプと思しき音が長閑な雰囲気を醸し出す、収穫祭を思わせる民謡チックなメロディが特徴な曲。しかし歌詞は長閑とはかけ離れてますね(笑)
3-1+1-2…そもそも最初の1の引き方の時点で間違ってる(笑)


SOUND HORIZON - Elysion ~ 楽園幻想物語組曲 ~ - Ark ★★★ (2006-08-16 21:23:54)

非人道的な人体実験を行う組織と宗教との癒着、そしてその犠牲者たちの悲劇…テーマだけ取るとちょっとB級SFっぽい(失礼)けど、曲のかっこよさがそう思う事を許しません。歌詞もラスト監視者の視界に「仮面の男」を登場させる辺り上手いですよね。
それにしても舌を巻くのはヴォーカルの表現力。同じメロディでファルセットでも、場面によって掠れたものと伸びのあるものを使い分けていて凄い…。メロディ自体も美しいし、名曲だと思います。
あと途中のコーラス…「Soror in the ark, Frater in the dark. Soror xxx the ark, Frater is dead.」のxxxがどうしても聴き取れない…with??


SOUND HORIZON - Elysion ~ 楽園幻想物語組曲 ~ - エルの天秤 ★★★ (2006-08-16 21:18:40)

情熱的な歌メロと官能的なサックスが交錯する、まるで歌劇のクライマックスシーンのような曲。この曲は全体的に大好きですが、特に良い味を出している男性ヴォーカルからフルートソロに繋げる部分が素晴らしい。
フルートソロの部分は、黒衣の男たちが舟を襲うシーンそのものというより、そのシーンを舞台上の役者たちが音楽とともに大立ち回りをして表現をしているような、ミュージカル的風景が浮かんできます。「シアトリカル」とは、こういう事を言うのでしょう。


SOUND HORIZON - Elysion ~ 楽園幻想物語組曲 ~ - StarDust ★★ (2006-08-16 21:13:23)

煌びやかな中にも哀愁を含むサビメロ、正にタイトルの通り。
更にベースラインが曲調にハネを加えている為、とてもポップで聴きやすく仕上がってます。ただナレーションはともかく、「何故なのよぉー(叫)」は演技演技しすぎててちょっと大根入ってるような…。歌劇っぽさを出すためにわざとデフォルメした演技をしてるなら成功してると思うけど、どうしても笑っちゃいます。


SOUND HORIZON - Elysion ~ 楽園幻想物語組曲 ~ ★★★ (2006-08-16 08:53:00)

2005年発表のメジャー2ndとなるアルバム。

最初の印象は「何これ!?メタルじゃん!!」でした(笑)
1曲目のイントロがクラシカルなソロから始まったので…。勿論メタル的なアレンジだけでなく、ダンサブルなポップナンバーや民族音楽っぽい親しみやすいメロディの曲があったり、「幻想的」という共通点はあっても曲の振り幅は広いです。また、歌メロは起伏があって単調にはならず、アレンジもキーボードやヴァイオリン、ブラスなどをふんだんに用いた煌びやかなサウンドで聴き手の耳を楽しませてくれます。でも一番の特徴は、曲の至る所に挿入されているNHKのドラマを思わせるようなナレーションかも(笑)詞の3分の1くらいはナレーションに当てられているので、ちょっと好みが分かれそう。

ヴォーカルも柔らかな声質で幻想的な音楽に良く合ってますね。
他のレビューを読むと声量の無さが指摘されているようですが、私は力を抜いた発声をする事で幽玄さを醸し出しているんだと思います。中島みゆきさんや美空ひばりさんの歌う「Ark」を想像してみてください。こういう曲で声量を出すのは、なにか違うでしょ(笑)?

また、このグループはコンセプチュアルな世界観を得意としているようですが、このアルバムも一枚で一つの物語を形成しているようですね。奇数番号の曲が仮面の男(アビス)とその娘であるエル(エリス)のメインストーリー、偶数番号が娘の面影を求める仮面の男に見初められた狂気の少女達の物語となっているみたいです。この曲順のおかげで、まるで仮面の男の率いるパレードに次々と少女達が加わりながら、物語が進んでいくかのような感覚を覚えます。

物語の中には殺人はもとより、ネクロフィリアやインセストを思わせる描写もありかなり頽廃的。人によっては世界観が薄く感じる人もいるみたいですが、私はそんな事はないと思います。確かに月をルナ、星をステラと読んだりといった漫画のルビ的な表現、漫画チックなイラストがジャケに使われていたりと言った部分にチープさを感じる部分もありはしますが、コンセプト自体は良く出来てると思います。

例えばの話ですが、ジャケがウイリアム・ブレイクの版画絵のようなイラストで歌詞が全部英語で同じストーリーだとしたら、そういう人も批判しなくなるのではないでしょうか。結構見た目の世界観に惑わされてる人が多いんじゃないかと思います。ただまぁ、作中の登場人物が出来事を通してとはいえ、一足飛びに狂気に陥るのはちょっと…。私はどっちかというと狂気という「状態」よりも、そこに至るまでの精神的「過程」の方に惹かれるので。でもそこまで描いたら物語が成立しなくなっちゃうかな?

ともかく、こんなにシアトリカルという言葉が似合うグループって珍しいのではないでしょうか。曲を聴く以外でも登場人物の名前が何のアナロジーであるかなど、曲の考察をする事によっても楽しむ事が出来るので、聴き手と作り手の新しい関わりを提示した優れた作品であると思います。


メリー - PEEP SHOW - レトロフューチャー ★★ (2006-08-15 20:56:19)

♪レットロフューチャ~
♪レットロフューチャ~
♪レットロフューチャ~
の連呼が耳に残る曲。でもサビは歌メロよりも主張の激しいギターの方がメロディが印象的だったり。「ダンスホールの片隅で フラフラフラダンス」って絵面を想像するとすっごい滑稽ですよね(笑)


メリー - PEEP SHOW - NAMELESS NIGHT~名もなき夜~ ★★★ (2006-08-15 20:52:49)

最初は歌謡ロックの「歌謡」部分に焦点を合わせたような哀愁メロディでしっとり聴かせてくれますが、サビに入ったとたんヴォーカルがシャウト気味になり、リズムも疾走開始!!
ところでこのサビ、メロディが昔のBeing系のヒット曲っぽいと思うのは…私だけかな(笑)


メリー - PEEP SHOW - 窓から逃げたラブソング ★★★ (2006-08-15 20:48:38)

メリーの歌詞って結構雰囲気やネタで聞かせ切ってしまうものが多いと思いますが、この曲は歌詞がリアルな失恋。意外とガラさんの実体験だったりして(笑)
疾走しまくってますが、これでもアルバム随一の「歌モノ」曲です。それでこのアルバムがどういう路線かが想像出来るでしょう。


CARPATHIAN FOREST - Fuck You All!!!! - The Frostbitten Woodlands of Norway ★★★ (2006-08-13 23:11:59)

しっかりと聴かせる所は哀愁のトレモロリフで聞かせてくれるため、結構聴きやすい曲ですが最初は亡霊のような効果音(?)に驚きました。初聴き時は普通に変な音が入っちゃったのか外から聞こえるのかとか思ってしまって不気味だった…(笑)。


CARPATHIAN FOREST - Fuck You All!!!! - Submit to Satan!!! ★★★ (2006-08-13 23:08:35)

3つもビックリマーク付けちゃってまぁ…。
全編を刻みリフで覆い尽くした熱いノリの曲で、ギターソロもかっこいいです。こういう一点集中型のかっこよさのある曲って印象に残りやすくていいですね。


MAPLE LEAF - 月追いの都市 - 白き想歌 ★★ (2006-08-12 18:09:09)

この曲の優雅なメロディ、何故か思い起こすたびに竜宮城の映像が頭に浮かぶんですが…何故だろう(笑)。もちろんそのメロディラインが大好きなのは言うまでもないです。
しかし、変な倍音出てる感じのベースの音色が妙に印象に残る…しかもフレーズが休符を使って自己主張するものなので、なんか心臓の鼓動の音っぽく聞こえます。


MAPLE LEAF - 月追いの都市 - 光との邂逅 ★★★ (2006-08-12 18:06:07)

一聴した所ではまるで母親が子供に昔話を聞かせているかのようなヴォーカルが優しい曲なんですが、よく聴くと造語によるコーラスがめちゃめちゃ練りこんであります。しかも音だけでなく、意味の面でもそのコーラスが絡んでくる所が凄い…。特にサビ前の高音が映える箇所なんて、一瞬の煌きを感じます。ほんとに光との邂逅って感じです。


MAPLE LEAF - 月追いの都市 - 月追いの都市 ★★★ (2006-08-12 18:00:08)

ヴァイオリンがなんとも優雅なタイトルトラック。
もしかしたら失礼かもしれませんが、この曲ってRPGを始めてやった時、オープニング曲を聴きながら画面を眺めている感覚に近いかも。これから始まる幻想世界への期待感が高まるというか…。正直RPGの方は一回で聴くともうその期待感が無くなってしまう事も多いんですが、この曲は何度聴いても色褪せないですね。


MAPLE LEAF - ユラグソラ - 世界の跡形 ★★★ (2006-08-12 17:55:18)

この曲の静かに、愁いを湛えつつ語り掛けるヴォーカルのなんて素晴らしいことか…「ユラグソラ」同様、聴かずに死ねないレベルの名曲。ほんとこれ以上優しく繊細なヴォーカルがいるなら是非教えて欲しい(笑)
ラストの鐘の音から淋しげなアウトロへの展開…泣いていいですか、って感じです。


MAPLE LEAF - ユラグソラ - はじまりのうた ★★★ (2006-08-12 17:49:58)

この曲も「精霊祀」同様の親しみやすい民謡メロが特徴。
でも聴く分には良いけど、実際口ずさむと結構難しいメロディですよね。途中の神聖かつ静謐なコーラスパートは、この曲が詩におけるインヴォケイション(霊威を借りて良い詩を書くため、詩霊に呼びかける序詞の事)に当たる曲だと思うと分かりやすいかも。


MAPLE LEAF - 月追いの都市 - 捻子巻く月 (2006-08-12 13:05:23)

「捻子巻く時計が~」のメロディをオルゴールで演奏したオープニングインスト。しかしこれ、エンディングにも使われてますが生オルゴールですよね…。アルバムの世界観を追求する為にオルゴールを作るこだわりっぷりに脱帽(笑)。


MAPLE LEAF - 月追いの都市 - 捻子巻く時計が月の満ち欠けを刻む ★★★ (2006-08-12 13:01:32)

「月追いの都市」の主題歌に当たる曲だけあって、アルバム随一のキラーチューン。
とにかくメロディが絶品。頭からサビまで全てのメロディが胸に響く。ここまで印象的なメロディが全体に散りばめられた曲って探してもそうそうあるもんじゃないです。これと「ユラグソラ」は気が付けば口ずさんでます。リスナーの胸に残りつづける事必至な超名曲。


MAPLE LEAF - 月追いの都市 - 遠い少女へ ★★ (2006-08-12 12:54:23)

音数の少ないバックに、淡々と呟くように歌うヴォーカルが乗ったダークな感じのバラード。歌からもバックからも、押し殺されたような、風化しそうな感情が伝わってくる。弱々しく鳴るノイズが、今にも壊れそうな世界観をあらわしているかのようです。


MAPLE LEAF - 月追いの都市 - 創世と終焉 ★★ (2006-08-12 12:50:30)

妖しげな持続音をバックに、コーラスが天に昇るように絡み合う曲。
この「天に昇るような」感覚、ネット上のライナーを見て分かったんですがコーラスの音の高低が逆転するエンディングのせいかもしれませんね。


SOLEFALD - Pills Against the Ageless Ills - Hyperhuman ★★★ (2006-08-12 12:45:57)

濁声(絶叫)と普通声の掛け合いこそいかにもSOLEFALDっぽいですが、最初の激しさはどこのアングラ・シンフォブラックバンドかと…。この曲、ニーチェの思想が反映されていると言うレビュアーの人がいましたが…「次なる死の糸は交通ルールを書き換えるだろう」「次なる死の糸は学校(群れ、かも)を飾るだろう」…コンセプト全然理解出来ない…。確かにタイトルは「超人」を思わせはするけど。


SOLEFALD - Pills Against the Ageless Ills - The USA Don't Exist ★★★ (2006-08-12 12:40:58)

「♪The USA don't exist~」
「♪The USA don't exist~」
「♪The USA don't exist~」
SOLEFALDの曲なのにこんなにキャッチーで良いんでしょうか(笑)
これなら変態系嫌いな人でも聴ける…かな?


SOLEFALD - Pills Against the Ageless Ills - Hate Yourself ★★★ (2006-08-12 12:37:42)

この曲の普通声のパート、メロディも良いですし何より歌い方がPhilosopher Fuckの性格が現れていて良いですね。歌詞の内容も分かりやすい。何故か聴いていると変な踊りを踊りたくなるようなノリ(笑)。Suffer! Suffer! Suffer! Suffer!


KEEP OF KALESSIN - Through Times of War - Itch ★★ (2006-08-12 12:32:29)

本編が終わった後に収録されているボーナス的な曲。
暗黒アルペジオを導くのは、何故かノリノリなリズム。そしてそこに乗るのはSILENCERなんかを思わせるキチ系の絶叫。明らかに他の曲とは何か違う感じ。面白い曲だけど、ラスト音がデカくなるのは個人的には完全に蛇足。わざと聴きにくくしているのかもしれませんが、変な所にこだわらないで欲しい。★マイナス一個。


KEEP OF KALESSIN - Through Times of War - Nectarous Red ★★★ (2006-08-12 12:31:26)

ジャケには「Nectarious Red」とありますが、オフィによるとこっちが正しい曲名のようです。
結構ミディアムテンポの続く曲ですが、「甘美なる赤」のタイトルに相応しい、邪悪好きには甘やかに響くであろうメロディのおかげでダレることはありません。特にラストのツーバスに乗せてのトレモロリフはアルバム本編の締めを飾るに相応しい美しさです。


KOROG - Korog - Interface ★★ (2006-08-12 12:29:43)

この曲のヴォーカルエフェクト、気持ち悪すぎるんですけど…。
何かが煮えてたぎっているような感じですが、元がAttilaのヴォーカルなので汚物が煮込まれているかのような醜悪感がある(笑)


KOROG - Korog - Balance ★★ (2006-08-12 12:28:51)

キィキィと鳴くような高音ヴォーカルと、超低音の掛け合いだけでもう変態度マックス。バランスも何もあったもんじゃないです(笑)。


KOROG - Korog ★★ (2006-08-12 12:27:00)

2004年発表の3rdアルバム。

私はぶっちゃけるとAttilaの声目当てで聴いてみたんですが…流石、期待通りですね。彼は今まで色々なプロジェクトに参加していますが、このアルバムが一番声の種類が多いんじゃないでしょうか。呪詛、暗黒オペラな普通声はもちろんの事、なにか小動物(小悪魔?)の真似をしているとしか思えないようなキィキィとした高音の鳴き声風ヴォーカル、発声の仕方こそ違うものの下水道系並の低音ヴォイスなどかなりの芸達者ぶりを見せ付けてくれます。
彼のヴォーカルだけでもAttilaファンはマストと言えるでしょう。

しかし、曲の方は単純なブラックメタルではなく、むしろロックンロール(!)。
展開がトリッキーだったりブラストを取り入れたりしているものの、まさかこういうグルーヴィと言える音にAttilaのヴォーカルを乗っけるとは…と呆れる事必至なサウンドです(笑)。カテゴリーとしては、「ブラックメタル/ロックンロール・ハイブリッド」と呼ばれるみたいです。確かにハイブリッドだけど…明らかにキメラの音楽というか、変態系です。

それもマジでやってるのか天然なのか良く分からない(笑)。
ただ、面白いけどたまに音に隙間を設けてる所だけはあまり好きではないかも。


KOROG ★★ (2006-08-12 12:25:00)

Attilaの在籍していたバンドの一つ。ハンガリーのバンドです。
昔はスピードメタルだったとか…訳の分からないバンドです(笑)
結構知られてないみたいですが、Attilaファンは要チェックですぜ。


MAPLE LEAF - ユラグソラ - 精霊祀 ★★★ (2006-08-12 12:21:53)

モチーフは謝肉祭?何処かの民族のお祭り的な感じの曲。
変拍子を使っていても決してマニアックにならず、聴きやすく、しかも印象深く取っ付きやすいメロディがあるのが流石です。ルーンを組み合わせたというコーラスも拘りが感じられます。3分弱の短い曲だけど、これだけメロが良ければ大満足。


MAPLE LEAF - ユラグソラ - ユラグソラ ★★★ (2006-08-12 12:20:38)

この曲は今まで聴いた全ての曲でベスト3に入るかも…いや、今これを書いている瞬間だったら一番好きかもしれないです。もうこの曲と出逢えて、レビューさせて頂いている事自体が凄く嬉しい。聴いていて、死んだらこの曲聴けなくなっちゃうから、出来るだけ長生きしたいなぁ…とか思いますもん。…ってレビューになってないし(笑)。
何処までも優しいヴォーカルとメロディ…その一声一声が耳に届くたびに、世界から憂鬱が一つずつ消えていくようです。サビに入るときの効果音も雰囲気出てて良いですね。


MAPLE LEAF - ユラグソラ ★★ (2006-08-12 12:18:00)

2002年発表の6曲入りミニアルバム。
以前このサイトのらくがき帳(BBS)にて、「生涯のアルバム10枚選ぶとしたら」
という主旨のスレッドを建てさせて頂いた事があるんですが、もし今その10枚を
選ぶとしたなら、この作品は間違い無く入ります。
特に心を掴まれたのはヴォーカルのあまりの繊細さ。
日本のヴォーカルでは中島みゆきさん、宝野アリカさん(ALI PROJECT)と並んでベスト3です。
中島さんが壮絶な感情表現で聴き手の心を揺さぶるタイプ、アリカさんが心を幻惑する
タイプだとしたなら、この霜月はるかさんのヴォーカルはそっと心に沁み入ってくるような歌声。
言い過ぎかもしれませんが、冗談じゃなく、疲れた世界を癒す為に遣わされた女神なんじゃないかと
思うくらい(笑)。私はこのアルバムを通じて、「歌う喜びとは何か」を再確認させられました。
他人のレビューを見ると、人によってはアニメ声に聴こえるらしいですが…。
ともかく、この声質と歌い方は他に並び立つものが無いくらいに繊細で素晴らしいです。
作風は一言で表すならば民族的なメロディが特徴の、幻想的ながら親しみやすい曲調。
同じ同人音楽の傑作である志方あきこさんの「廃墟と楽園」が水を湛えた古都のような神秘性を
現しているとしたら、この作品は共通する物がありながらもっと優しく、おとぎ話的な
世界観だと思います。聴いていると、日常の悩みが幻想世界の心地良い憂いの中に蕩けて
消えてゆくかのようです。バラード系の曲なんてもう聴いていて、生きてて良かった…とか
思いますもん(笑)。アップテンポな曲も民族メロが親しみやすくて良い感じ。
一緒にコーラスしたくなります。ちなみにサイトのコメントを読むとこれを作った時卒業が
かかっていたらしいですが…大学の授業と両立させてこんな傑作を作るとは…
本当に凄いですね、この人。
もうこの手が好きならば内臓売り払ってでも買うべき名盤ですが、唯一の欠点は
同人音楽なので流通が限られている事。私はこれを買う為に初めてア××イトに入りました(笑)。
それだけならば良いんですが、結構品薄になりがちとか。
でもこれは在庫チェックしたり、通い詰めたりしてでも買うべきです。


KEEP OF KALESSIN - Through Times of War - Skygger av sorg ★★★ (2006-08-12 00:24:22)

まるで溜まり水から生じた紫色の毒霧が立ち込めるようなキーボード、その沼に向かって語りかける長老の声、そして沼地に住む怪物が暴れているかのようなリズム…全てが邪悪に染められている曲。ブラックとして申し分無しの空気感ですね。


ASHADA - CIRCULATION - 扉(DEPARTURE) ★★ (2006-08-11 16:40:12)

タイトルこそ旅立ちを思わせるのに、この沈痛な曲調は一体…。
聴いていると視界からどんどん色が抜け落ちていくような錯覚に陥ります。でも、卑近な例えでは、私は進学でも新しい人間関係が出来る喜びより今の仲間と別れる悲しみの方が1000万倍深い人間なので(笑)、この悲しい旅立ちの世界観にはかなり共鳴します。


ASHADA - CIRCULATION - 螺子(NEJI) ★★★ (2006-08-11 16:35:52)

前曲の「ある少女の願い」も悲しみに彩られたトーンを持つ曲でしたが、この曲は更に重々しい雰囲気ですね。まるでピアノの低音が聴き手の胸を抉るかのようです。歌メロ自体はアルバムの中でも取っ付きやすいと思うのに、この深みのある世界観は素晴らしいです。


ASHADA - CIRCULATION - SNOWFLAKE ★★★ (2006-08-11 16:31:52)

こういう曲に異国情緒を感じるのは、個人的にですがアコーディオンの音色が石畳の街を思わせるからかも。そしてそこに降り積もる粉雪の様に繊細なピアノ…。暑い夏、避暑地に旅行に行くお金が無くとも部屋でクーラーをかけてこの曲を聴けばオールオッケー(笑)


ASHADA - CIRCULATION ★★ (2006-08-07 23:42:00)

2006年発表の1st。
このアルバムは、信頼しているレビューサイトが二つも(一つは志方あきこを紹介してくれた
サイトで、もう一つはSOLEFALDやATROXを紹介してくれたサイト。全然路線が違う…)
絶賛していたので、これは絶対外れないなと思ったら案の定の素晴らしい作品でした。
このユニットのコンセプトは「どこにもない世界」らしいですが、本当に聴いていると
イマジネーションの中に埋没しそうな綺麗なアルバムです。凛とした空気感を醸し出す
ピアノにヴァイオリンやマンドリン、アコーディオンなどが絡み合い、ノスタルジックな
雰囲気に。淡々と歌ってるように聴こえながら実は繊細に抑揚をつけているヴォーカルも
良い感じですね。個人的には、石畳の街で灰色の空から雪が舞い降り、街灯を見上げながら
追憶に浸っているような悲しげだけどロマンチックなイメージがあります。
結構変わったリズムも取り入れているみたいですが、それがあからさまではなく、あくまで
世界観の構成や音の機微を表現する為なところがいいですね。「プログレ?ああ、なんか
演奏とか小難しい音楽でしょ?」とかのたまう人には是非聞かせてやりましょう。
きっとその人の世界は塗り替えられてしまうでしょう(笑)。
まぁ、一般的なJ-POPと比べるとサビでいきなり盛り上がるとかがなく、静かに曲が
展開していくので多少は取っ付きにくいのかもしれませんが…。
それでもこの静謐な雰囲気は結構求めている人が多いんじゃないかと思います。


ASHADA ★★ (2006-08-06 22:17:00)

最近1stを出したばかりのプログレユニット。
もうネットでもかなり話題になっているようですね。
ZABADAKやKIRCHEに近い音楽性と思いますが、1stであの完成度は凄い…
ちなみにメンバーがブログでCDレビューをやっていますが、OPETHやCRADLEを
始めとしてAKERCOCKEやSOLEFALDまであったのでビックリしました(笑)
メタラーからの注目度もかなり高いのではないでしょうか。


ASHADA - CIRCULATION - ある少女の願い(A GIRL'S WISH) ★★★ (2006-08-06 22:13:58)

もう始めの時点でピアノが物悲しく、悲痛な追憶に浸りながら佇んでいるような雰囲気ですが、そこに雪が降り始めるような視覚効果を伴う(←あくまで私のイメージです)マンドリンが…!
『悲しい出来事は/夢の中だと信じてもいい?』…なんて切ない曲なんでしょう。メタルのギターソロぐらいで泣く人が聴いたらドライアイになってしまいますよ(笑)。


五人一首 - 内視鏡世界 - 赫い記憶 ★★★ (2006-08-06 21:59:57)

20分に届きそうな演奏時間を誇る大作。
演奏時間が長いだけでは勿論なく、楽器隊の絡みは他の曲にも増して素晴らしいです。もうバンドサウンドとキーの絡みだけで絶頂感。途中のキーボード地獄ともいうべき間奏パートには思わずうっとり…。そしてラストの歌メロのなんと綺麗な事。こんな曲なら、20分の演奏時間も全く苦にならないでしょう。


AKERCOCKE - Words That Go Unspoken, Deeds That Go Undone - Abbadonna, Dying in the Sun (2006-08-06 21:54:16)

これは…アヌビス神召喚の儀式か何かですか?


AKERCOCKE - Words That Go Unspoken, Deeds That Go Undone - Lex Talionis ★★★ (2006-08-06 21:52:52)

デス要素は全く無く、祭儀的な音が流れるラスト曲。
寝る前に聴いたらこれのせいで悪夢見そう。この曲のマンドリン、絶対黒い影がその音色の裏側からこっち見てる…ある意味締めに相応しいかも。


AKERCOCKE - Words That Go Unspoken, Deeds That Go Undone - Eyes of the Dawn ★★ (2006-08-06 21:49:41)

タイトルからは夜明けだけど、昇ってくるのが太陽ではなく巨大な眼球(EYESだから複眼みたいな感じかな?)…みたいな連想なんですが、その不気味なイメージがハマってて洒落にならない曲ですね(笑)。ブルデス並の畳み掛けから唐突に妖しげなパートに移行したり、先の読めない展開。


AKERCOCKE - Words That Go Unspoken, Deeds That Go Undone - Shelter From the Sand ★★★ (2006-08-06 21:46:30)

アルバム中、唯一10分を超える大作。
前半は黒い音塊の中狂人が笑い叫ぶようなエクストリーム・メタルですが、後半は異世界音楽に。特に8分30秒辺りからの音は悪夢としか思えません。そうかと思えば、エンディングはメタルとしての真っ当なかっこよさが復活して終了。全体としてかなりシュールな印象の曲。流石に大作だけあって展開も音作りも凝ってますね。


MORBID ANGEL - Heretic - Enshrined by Grace ★★★ (2006-08-01 22:59:50)

この曲はやばい位手数の多いドラムが堪能出来るブルータルパートも素晴らしいですが、「Arise~」からの緩急のついた展開はそれに輪をかけて好き。
怒れる神のような威厳のある咆哮と喉がイカれそうな絶叫を組み合わせたヴォーカルとそれをサポートするドラムのアンサンブルに恍惚感を感じる名曲です。


MORBID ANGEL - Heretic - Beneath the Hollow ★★★ (2006-08-01 22:55:26)

この黒い霧に包まれながら徐々に体力を奪われていくような禍々しい雰囲気、流石という他ないですね。よく聴くとリフもソロも結構メロディアスなのに、ありえないぐらい邪悪。ヴォーカルもたまに入れてくる高音絶叫がマジなイカレ声でかなり怖い。


AKERCOCKE - Words That Go Unspoken, Deeds That Go Undone - Verdelet ★★★ (2006-08-01 22:52:08)

プログレ/アヴァンギャルド系のメタルを期待して聴いた人はこの音圧と、ヴォーカルの醸し出す野蛮なフィーリングにどう思うのでしょうか(笑)。ギターソロもなんだが捩れる雰囲気でいい感じ。でもブラックメタラー的に美味しいのはやっぱり途中のトレモロリフパートですね。1曲目から最高の掴みです。


AKERCOCKE - Words That Go Unspoken, Deeds That Go Undone - Seraphs and Silence ★★★ (2006-08-01 22:48:23)

最初に提示したブルータリティがドロドロに蕩けていくような展開が印象的な曲。次にブルータリティが復活した時には寒気のするようなかっこいいギターフレーズを伴い、かなりドラマティック。また天使との性交を思わせるSEを含むパートでは妖しげな雰囲気も聴き所。
しかし、ラスト近くの笑い声はちょっとこっちまで笑っちゃうなぁ(笑)ドラムのリズムに合ってるところが面白いです。


AKERCOCKE - Words That Go Unspoken, Deeds That Go Undone - Seduced ★★★ (2006-08-01 18:24:42)

この肉体的ブルータリティに優れるだけでなく、精神をも衰弱させていきかねない妖気を放つ演奏…MORBID ANGELなんかと比較しても劣らないのではないでしょうか。更にこのバンドの場合、そこからプラスαな展開がありますからね…素晴らしいです。


AKERCOCKE - Words That Go Unspoken, Deeds That Go Undone ★★★ (2006-08-01 18:21:00)

2005年発表の4th。

このバンドが評判が良いと言うのは聞いていたんですが、ジャケが全裸の女性だったり(これは違うけど)、バンド名が鶏の鳴き声みたいだったりしたので、B級のバンドだと思って敬遠してたんですが…なんてもったいないことをしていたんだろう(笑)。B級なんてとんでもない。間違い無くA級…っていうかS級のメタルです。

これはジャンル的にはプログレ・デス/テクニカル・デスになるのかな?ダイナミックで暴虐性をしっかり伝える音質の良さや厚みのあるリフはデスっぽいですが、時折入る邪悪でメロウなリフや歌詞なんかはブラックっぽいですね。しかも、そのデス/ブラック的なエクストリーム・メタルなパートだけでもかっこいいのに、このバンドは幽玄なアルペジオやキーボード、妖しげな普通声などもフィーチャーした異次元的なパートを導入する事で、曲を前衛的で面白いものにしているのが興味深いです。前衛的と言ってもメリハリのある展開の為、小難しさよりもドラマティックさが強調された仕上がりになっている所などはSOLEFALD辺りとも共通する特性かもしれません。こっちの方がやや凶悪ですが(笑)。

この完成度なら例えプログレ/アバンギャルドメタルに興味が無い人でも取り込めるでしょう。しかし、このバンドは曲の完成度の高さも素晴らしいですが、ヴォーカルも壮絶ですね…喉の奥で石臼を轢くようなガテラル声で歌詞が全く聴き取れない(フィーリングで追っても大体ズレる)部分もあれば、喉が張り裂けるようなブラック的な絶叫をかます部分もあり。更にOPETHのようにマイルドだったり、怪談のようなおどろおどろしさを醸し出したりする普通声までマスターしてます。特にガテラルとブラック声はそれを専門にしているバンドのヴォーカルと比べても遜色無いかっこよさ。最初ヴォーカルは二人以上だと思ってましたが、どうやら一人らしい…声の振り幅の大きさでいったらEMPERORやOPETHよりも上だと思います。

ちなみにDVDにレコーディング等の風景が映ってますが…ブラック声の時は凄い形相(笑)。ともかくこんな素晴らしい作品のレビューがまだ書かれず、2005年度のベストアルバム投票でも誰も票を入れていないなんて信じられません。SOLEFALDといいARCTURUSといい、正統から外れた良いバンドが日本では冷遇されているような…。おそらく、こういうシアトリカルなメタルって聴かず嫌いな人が多いんだと思います。そういう人は是非これを聴いて下さい。きっとこのバンドがこういう扱いを受けている事に憤りを感じるはずです(笑)


MAYHEM - Apocalypse - Livre 66 Chapitre Premier - Anno Vempyr (2006-07-27 18:26:47)

Wolf's Lair Abyss制作時のリハーサルトラック。
流石にリハーサルだけあり音質は悪いですが、ドラムやリフなどのフレーズはちゃんと聞き取れるくらいなので安心です。ただ、個人的にはWolf's~の一番の売りは明らかに殺す気満々のヴォーカルだと思うんですが、この曲はヴォーカルのミックスが悪く隣の部屋から聴こえてくるみたい。これだけはなんとかして欲しかった。リフなどかっこいい部分もあるのでWolf's~のようなミックスでやっていたら名曲になったと思われるだけに惜しいです…。


ALI PROJECT - Collection Simple Plus ★★ (2006-07-26 01:50:00)

2006年発表のベスト盤。
主に「wish」~「月蝕グランギニョル」のシングルとそのカップリングを収録。
初回限定盤には「月蝕~」のライブ映像と「亡國覚醒カタルシス」のプロモーションビデオ、
通常盤には「亡國覚醒カタルシス」の新ヴァージョンを収録。
このアルバム、曲順を追って聴いていくと面白いですね。
最初は「wish」「ピアニィ・ピンク」などキュートとも表現できるほど乙女チックな
ポップな曲が中心なのに、ターニングポイントとなる「コッペリアの柩」からは
まるで封印を解かれたように、夢魔の本性を現したダーク・ゴシック・耽美な楽曲が並びます。
もちろんALI PROJECTはこれ以前にもシングルでも「恋せよ乙女」などマニアックなアレンジの
曲をリリースしているんですが、この時期のシングルを並べたら何故かコンセプトアルバムの
趣が現れているのが面白いです。この曲順で聴くと「コッペリア」がかなり怖い(笑)
あと選曲も良い、というかリスナーに対して親切だと思います。
殆どの曲はオリジナルアルバムに未収録だし、「赤と黒」はアルバムとは別ヴァージョン、
「コッペリア」はサビから始まるシングルヴァージョンになっているため、アルバムを
全部持っている人でも未聴の曲が多いのではないでしょうか。また最近のシングルも
省いているため、最近になってアニメタイアップで知り、シングルを購入してはまった人も
曲が被らなくて済みます。かなりセールスが良かった「聖少女領域」なんかを入れた方が
売り上げ自体は伸びそうですが…。このユニットはやはりリスナーフレンドリーですね。
ちなみに私は通常盤を買ったんですが…
「亡國」の新ヴァージョン、感動するほどに圧倒的です。お勧め!!


ALI PROJECT - Collection Simple Plus - 亡國覚醒カタルシス(orchestral Crowd Ver.) ★★★ (2006-07-26 01:29:51)

ストリングスメインの演奏だと言うのに、このテンションの高さ!!
まるでミケランジェロの最後の審判を思わせるような壮麗な演奏をバックに、皮膚の下で蠢く蛇の幻覚の如き危うさを伴うアリカさんのヴォーカルが…こんな曲を聴いた日にはもう精神が高揚しすぎで血管が沸騰しそうです(笑)。この管楽器が黙示録の天使のラッパに聴こえてしまう程のダークさ、もう末代まで語り継ぎたいぐらいの名曲、いや神曲です。この曲は初めて聴いたらほんと言葉を失うくらいの衝撃を受けると思います。


BEHEMOTH - Demonica - Blackvisions of the Almighty (2006-07-25 09:51:02)

同タイトル曲のプリプロ版。
こっちは音が悪くなんだか良く分からないような雰囲気ですが、取りあえず邪悪さは勝っているかと。特にドラムの音が呪術師の叩く太鼓みたい。


BEHEMOTH - Demonica - The Dance of the Pagan Flames ★★★ (2006-07-25 09:40:05)

個人的にデモ曲の中ではメロディが1、2を争うくらいぐっと来ました。
しかしイントロでそのトレモロリフにより表現されるメロディの良さにうっとりしていると、「ワオ~ン…」と狼の鳴き声が…。何故かこのSEは脱力を誘います…(笑)。とはいえ曲自体は名曲ですよ。


BEHEMOTH - Sventevith (Storming Near the Baltic) - Entering the Faustian Soul ★★ (2006-07-25 09:36:35)

この曲はアコギのメロディだけ取ってみれば、ちょっと今の作風とも通じる物があるかも。本編は紛れもなくブラックメタルですけど。


BEHEMOTH - Sventevith (Storming Near the Baltic) - Chant of the Eastern Lands ★★★ (2006-07-25 09:34:35)

この曲はなんと言ってもヴォーカルの4連続悲鳴絶叫でしょう!!
BURZUMなんかを思わせる高音絶叫が素晴らしい。まるで声帯の軋みが聞こえてくるようなヤケクソな叫びっぷりが凄い…。ギターソロもメロウで良い感じ。


BEHEMOTH - Demonica ★★★ (2006-07-24 21:34:00)

1st発売以前のデモ、初期音源のミックス違い、再録曲をコンパイルした2枚組ベスト。2006年発表で10000枚限定です。デモを集めたから「DEMONICA」なのかな?ブックレットにはNergal本人や昔のメンバー等によるコメント(内容は主に結成~1st発表まで)とメンバーの写真などが載ってます。昔の写真はまんまEMPERORっぽかったりして面白い(笑)

路線は1st等と同様、寒々しく邪悪な雰囲気を伴うブラックメタル。本人も認めている通り歌詞の文法がおかしかったり、初期EMPEROR等と比べると一曲一曲の個性が弱かったりといった欠点もあるにはあるんですが、このマジな雰囲気は凄いですね。特にヴォーカルの邪悪さは素晴らしく、まだこの頃はデビューしたてだというのに、現在メジャーに活躍するデス/ブラックのバンドと比較しても遜色無いくらいに殺気が篭もった絶叫しています。音質は、流石に手放しで「良い」と言えるほどではありませんが、1stと比べるとギターのメロディがやや明瞭で聴きやすいです。デモにしては綺麗過ぎる位ですが、おそらくリマスターが施されているのではないかと思います。

しかし、ブルデスになってからのBEHEMOTHに惚れている人にとっては、目玉は「DEMIGOD」のセッションの時に録音されたと言うリメイクの2曲かもしれません。ブラックの邪悪で寒いメロディを含む楽曲をブルデスのテンションで演奏しているという感じなんですが、これが本当に素晴らしい。Nergalもいつも通りの威厳のある低音デスヴォイスと怒りの篭もった高音絶叫、それにたまに演説っぽいがなりを使い分けていてかっこよすぎ。音量もいつも通りですが、おそらくデモの方もこれらの曲に合わせて音量が調整されていると思われ、続けて聴いても極端に音がデカくなったりという事もなく安心です。

現在のBEHEMOTHを知っている人で、ブラック時代も聴いてみたい人は1stよりもこっちを聴いた方がいいかもしれません。新録曲も入ってるしお勧めです。


BEHEMOTH - Demonica - Deathcrush ★★ (2006-07-24 21:11:30)

MAYHEMのカヴァー。
確か「FREEZING MOON」もカヴァーしていたし、本当にMAYHEM大好きですね…(笑)。中間にDE MYSTERIIS~収録曲の一部を繋ぎ合わせたメドレーパートのあった「CARNAGE」と違い、こっちはストレートにカヴァーしてます。


BEHEMOTH - Demonica - Spellcraft and Heathendom ★★★ (2006-07-24 21:07:41)

2nd収録曲のリメイク。
これも「Transylvanian Forest」同様、演奏時間が短いアレンジになってます。途中の寒く邪悪なメロディなんてブラック以外ではありえないし、この音の気持ち良さはブルデスそのもの。故にこのバンドでしかありえない音ではないでしょうか。


BEHEMOTH - Demonica - Transylvanian Forest ★★★ (2006-07-24 21:02:14)

1stアルバム収録曲のリメイク。
なんか1stの物と比べると違いすぎる気がしますが…そもそも5分の曲を3分にしてるし。しかし、今の演奏技術と昔の形振り構わなさが見事に合致してて、本当にかっこいい。「ヴァ、ヴァ、ヴァ、ヴぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」の絶叫なんてゾクゾクきますね。


KEEP OF KALESSIN - Through Times of War - Obliterator ★★★ (2006-07-21 20:14:22)

後の「Reclaim」でのAttilaやFrostと録音したヴァージョンも良いですが、こっちのヴァージョンも負けないくらいに良いと思います。やはりこの手の邪悪&メロウなトレモロリフってノイジーなプロダクションに良く合うんですよね。


KEEP OF KALESSIN - Through Times of War - I Choose to Suffer ★★★ (2006-07-21 20:11:49)

このバンドの売りの一つに楽曲のドラマ性があると思いますが、中でもこれは…。
キーボードが入っても容赦なくトレモロリフで責め立てるし、ギターソロはメタリックでかっこいいし。中でも中間の呪術的なスローパートは初期EMPEROR並の雰囲気の濃さを醸し出してます。もうObsidian Cを崇めたくなりますね(笑)


KEEP OF KALESSIN - Through Times of War - As a Shadow Cast ★★ (2006-07-21 20:05:16)

スローパートで溜めた後疾走する展開が印象的な曲。
後半のシンフォニックになり過ぎず、不気味さを保ちながらも幽玄さを加味するキーボードの使い方も良い感じです。このキーボードもObsidian Cの担当のようですが…流石ですね。


倉木麻衣 - Stay by My Side - Just Like You Smile Baby ★★★ (2006-07-21 18:01:28)

これは…もうメロディだけで★3つあげちゃいます(笑)
メロディだけでなく、裏声を使った歌唱もばっちりはまった良い曲です。


倉木麻衣 - delicious way - happy days ★★★ (2006-07-21 17:59:06)

この歌謡曲以上の哀愁メロこそ倉木さんの個性ですよね。
何かのドラマで出演者の着メロがこれだったときは「分かってるなぁ」と勝手に感心してました(笑)


倉木麻衣 - delicious way - Everything's All Right ★★★ (2006-07-21 17:57:12)

1stシングルのカップリングでもある曲なんですが…私はこの曲が1番好きかも。クサイ言い方ですが、このまるで雨上がりのアスファルトを思わせるような爽やかなのに湿り気のある叙情性、宇多田ヒカルさんには無い要素ですよね。今の倉木さんにも無い気がしますが(苦笑)


BEHEMOTH - Bewitching the Pomerania - Sventevith(storming Near the Baltic) ★★★ (2006-07-21 17:47:29)

1stアルバムと同タイトルですが、1stアルバムではなく確かそれ以前のEPに入っていた曲のリメイク。
これは「From the Pagan Vastland」と同等か、それ以上のBEHEMOTH初期の名曲ではないでしょうか。変拍子ギターソロを取り入れたりしてメリハリのある展開がかっこいいです。


BEHEMOTH - Bewitching the Pomerania - Hidden in the Fog ★★★ (2006-07-21 17:42:12)

1stアルバム収録曲のリメイク。
基本的にミドルテンポの曲ですが、キーの使い方やアコースティックパートが入る展開など決して地味な曲ではありません。特にギターソロのメロディが甘美で素晴らしいです。


BEHEMOTH - Bewitching the Pomerania - With Spell of Inferno(mefisto) ★★★ (2006-07-21 17:39:33)

このEPでは唯一の新曲。
この曲ではまだキー入りブラックのスタイルでヴォーカルもブラック的ですが、少しドスが効いてきたように思います。特に最初と、ラストの「eternal life」の所の声が憎々しくて怖い。ドラムは確かInfernoの初お目見えの曲だったと思いますが、キレがあって良いですね。


メリー - はいからさんが通る。 - バイオレットハレンチ ★★★ (2006-07-21 12:27:34)

これは非V系ファンの友人すら一発聴きでかっこいいと言ってました。
それくらい普遍性のあるかっこよさのある曲ではないでしょうか。しかし一枚目のCDでこれだけの曲を作るとは…。何回か録り直されてますが、「通る」の方が「通り過ぎた跡…」よりも音が荒っぽくて好き。「個性派ブレンド」にはいってるテイクが1番バランス的には良いような気がしますが。


メリー - はいからさんが通る。 - チック・タック ★★ (2006-07-21 12:21:52)

メリーの哀愁/歌謡サイドを突き詰めたような曲。
口笛なんかも入ったりして哀愁たっぷり。数回に渡ってレコーディングし直され、ラスト部分のメロディが少し変わったりしていることからもメンバー的にもお気に入りなんでしょうね。メリー初期の名曲。


メリー - はいからさんが通り過ぎた跡… - ジャパニーズモダニスト ★★★ (2006-07-21 12:19:08)

「モダニスト」だからモダンなサウンド?メリーの中でもヘヴィロック的な重いリフが際立っている曲だと思います。しかしサビのメロディはこれでもかっていうくらいに哀愁。このリスナーを決して突き放さないバランス感覚こそ、メリーと言えるのかもしれませんね。


メリー - さよなら雨(レイン) - センチメンタル・ニューポップ ★★ (2006-07-21 12:16:47)

なるほど、ちょいメタおやじ(笑)。
こういう曲って普通ヴォーカルが音圧の間をすり抜けるようなミックスにすると思うんですが、この曲は音圧とヴォーカルをぶつけているような感じですね。そのせいで歌謡曲的取っ付きやすさはちょっと下がってる感じですが、荒々しくてかっこいいです。


メリー - 林檎と嘘 - 林檎と嘘 ★★★ (2006-07-21 12:14:15)

特撮の三柴理さんがハモンドとピアノで参加した曲。
彼の曲への貢献振りも素晴らしいんですが、歌詞もまた面白いですね。こういう回文調って他にやる人少ないのでは。メロディの数が多めで、最初はキャッチーに聴こえなかったんですが、曲の展開を覚えてから聴くとそうでもないです。


メリー - PEEP SHOW - PEEP SHOW ★★★ (2006-07-21 12:09:00)

妖しげなサーカス団のテーマソングのようなホーンとドラムロールの絡みがかっこいいインスト。インストでこれだけ聴かせるのってやっぱり凄いですよね。しかもヴォーカルは個性的…こういう曲を聴くと、彼らが実力派であることが良く分かります。


メリー - PEEP SHOW - 高層ビルの上でラストダンス ★★★ (2006-07-21 12:06:17)

この曲のギターの残響音、たそがれ刑事純情派(注・そんなドラマは無い)のエンディングで刑事達が夕日に向かってダッシュする時のBGMって感じ(笑)。涙声で呟くようなBメロも今まであまりなかった歌い方で、更に曲の哀愁を強めていますね。


メリー - PEEP SHOW - BLUESCAT ★★ (2006-07-21 12:02:29)

ガラさんは歌のスキルを確実に上げてますね。この曲の早口やスキャットがばっちりはまっているのを聴くと特にそう思います。この曲のタイトルって「BLUES CAT」と「BLUE SCAT」のダブルミーニングになってるのかな?


メリー - PEEP SHOW - キマッてる太陽 ★★★ (2006-07-21 11:59:16)

3分弱の中に、これ程の曲を詰め込んでくるとは…
間奏の楽器の絡みだとか、疾走を巧みに織り交ぜた構成だとか、メロディの良さそれ自体だとか聴き所を挙げていけばキリがない位の超名曲。っていうか全てが聴き所です。唯一気に入らなかったのはタイトルの付け方くらいかも(笑)


KEEP OF KALESSIN - Through Times of War - Den siste krig ★★★ (2006-07-16 20:58:22)

この曲のメロディの一部、ちょっと「ゴッドファーザー愛のテーマ」を思わせるんですが、それは流石に私だけかな(笑)。でもこういう大仰とも言えるメロウなメロディは、特にこの曲のような展開にメリハリのあるブラックには良くあってます。ギターがメロディアスじゃないパートでも意外とベースがメロディアスだったりして聴き応えのある曲。


KEEP OF KALESSIN - Through Times of War - Through Times of War ★★★ (2006-07-16 20:56:46)

いきなりのドスの聴いた音質とトレモロリフによるオープニングで掴みはばっちり。
邪悪なメロディを奏でるリフを伴いながら繰り返されるタメ→疾走のリズムが心地良いです。こんな名曲が一枚目の1曲目だなんて…この頃から大御所に勝るとも劣らない才覚を発揮してたんですね。


KEEP OF KALESSIN - Through Times of War ★★★ (2006-07-16 20:54:00)

97年発表の1st。
やはりKEEP OF KALESSINは一枚目から凄かった…。

アンダーグラウンド臭を打ち消さずに高品質なブラックメタルを聴かせるという点においては今大人気の1349なんかと共通した音楽性ですが、1349がスピードとブルータリティに重きを置いているとしたら、こっちはドラマ性とメロウさに主眼が置かれている感じ。

音質は2ndよりはマシ(慣れただけかも)とはいえ、やはりノイジーなんですが、織り込まれるトレモロリフや時折挿入されるアトモスフェリックなキーボードの邪悪な甘美さは聴き手を酔わせ、「ノイジーなものを聴いている」という認識さえ奪ってしまいそう。

Obsidian CはSATYRICONのライブギタリストと言う事ですが、あの歴史的名盤である「NEMESIS DIVINA」と比較しても劣らないくらいに、どの曲も素晴らしいです。初心者にはお勧めできない…と言いたい所ですが、EMPERORの2ndを大音量で聴くのが気持ち良く感じるぐらいにブラックに嵌まっている人にならば余裕でお勧め。
ほんと素晴らしい作品です。

しかし、この作品、かなり探しましたがdisc hellでようやくゲット…。
廃盤にはなっていないようですが、Amazonでも(今のところ)品切れ中になっていたし、disc unionで見かけたこともないです。なんでこんな凄いアルバムがこんな目にあってるんでしょう。バンド名がEMPERORやMAYHEMのようにキャッチーじゃないからにしか思えないんですが(笑)


DODHEIMSGARD - 666 International - Regno Potiri ★★★ (2006-07-16 18:33:34)

だるいヴォーカルと長いランタイムのせいで第一印象最悪。
でも聴き返してみると…なんて面白くて良い曲なんだろう…。
展開の読めなさや音の面白さも然ることながら、この曲はギターだけを聴いていても充分かっこいい。こういうアレンジはブラック通ってないと出来ないんじゃないかと思います。ブラック界のエリートだからこそ成し得たアヴァンギャルド・ミュージックですね。


DODHEIMSGARD - 666 International - Completion ★★★ (2006-07-16 18:29:37)

正直に告白すると、買ってからしばらくはヴォーカルの気持ち悪さにアルバムを聴きとおせずラストのこの曲まで掛けることが少なく、魅力に気付けませんでした…一生の不覚です…。
なんだかもうとっ散らかりすぎてて、逆に宇宙的な広がりすら感じさせる曲。一応最初なんかはブラックぽいんですけど、リフはノリやメロディ、ましてや邪悪さなどよりも、ブラック特有のノイジーさを通じて音響を追求している感じでメタルを聴いている感じがあまりしない(笑)。途中遅いトランスみたいになった時なんて吹き出しそうになりました。
…万人が良い曲とは思わないでしょうが、少なくとも面白い曲とは思うのではないでしょうか。とりあえずブラック聴くなら聴く価値が大いにあることだけは確か。


DODHEIMSGARD - 666 International ★★ (2006-07-15 22:58:00)

このバンド、昔は真っ当なブラックをやってたらしいですが…ここで聞けるのは、アヴァンギャルド方向に行き過ぎたサイバーブラックって感じの曲。これに比べればABORYM、ましてやZYKLONなんて全然まともです(笑)。

一応人間の速さの感覚の限界に挑戦するくらいの速いリズム(←ごく一部だけど)、ノイジーだったりヘヴィだったりするリフ、アトモスフェリックなキーボードなどブラックメタルの要素がそこかしこに取り入れられてはいるんですが、リズムはなんかダンスミュージックとかブラックどころかメタルとすら関係無いところから持ってきたような印象ですし、上記のブラックの要素も一旦破壊して再構築してから曲に取り入れたような感じで、最早「一筋縄ではいかない」どころではありません。曲中や曲間で挿入される綺麗なピアノのフレーズも、単純に美しいと言うより、このサウンドの中ではやけに不思議なものに聴こえます。

アヴァンギャルドメタルが好きな人には勿論お勧め出来る音楽性だと思いますが、「ION STORM」「SONAR BLISS」辺りは普通にエクストリームな音楽好きなら気に入るくらいかっこよく、完成度も高いのでその辺りを聴いて慣らしてから本編を聴くのもいいかも。あの1曲目は、結構「…?」と思う人が多そうな気がします(笑)。

ただ、こういう音楽を求めて聴いたにも関わらず、mokusatuさんのレビューを読んで聴きなおすまで、あまり良いと感じなかったんですよね…。その理由がヴォーカル。AldrahnとApollyonという、ブラックではかなり有名な人がしているのに、何故かここで聴けるのは間延びしたような緊張感の無い、がなりと喋りの中間のような声…。ApollyonはCADAVAR INCで聴いた時はその狂犬じみた声に強く惹かれたのですが…。これも「ブラックメタルの様式の破壊」の一環かもしれませんが、個人的には無理…。正直、音の構成の面白さに魅了されつつある今ですら、ヴォーカルの声を聴くのが辛くて曲の再生を途中で止めてしまうことがしばしば。

…でも、ある意味ではそれだけ不快感を与えられる優れた声って事なのかなぁ…。


ALI PROJECT - Noblerot ★★ (2006-07-14 23:17:00)

現在通販以外で買えるオリジナルフルの中では最も古い作品。99年発表。
このアルバムは「堕落論」、「金いろのひつじ」「Labyrinth」等の可愛らしい曲や
「ROSE MOON」「ナルシス・ノワール」「月光夜」等の極上のメロディを誇るバラードが
含まれている為、ALI PROJECTの中でもポップなアルバムになっていると思います。
ただ掴みの2曲が「この音にこのヴォーカルを乗せますか…」って感じで結構マニアックだし
前述の可愛い系ポップな曲は「聖少女」や「亡國」等の最近のシングルとは全く違う路線だし
それら耽美でアップテンポな曲に惹かれた人が最初に聴くアルバムとしては微妙かも。
勿論どの曲もその手の曲に興味が無い人ですら虜にする位の魅力はあると思うんですが(特に
「ナルシス・ノワール」は歌詞がぶっ飛んでいる上に、メロディがもうありえないぐらいに
綺麗な名曲)ある程度ALI PROJECTの世界に浸かってから聴いた方がよりハマれると思います。
「ARISTOCRACY」同様、最初の取っ付き辛さはあるものの聴くごとに味わいを増していく作品。


ALI PROJECT - Aristocracy ★★ (2006-07-14 23:00:00)

次作である「EROTIC&HERETIC」やその次のアルバム「DILETTANTE」は毒性がありながらも、
そのメロディの美しさ、キャッチーさから世界観が開かれている、入りやすいものに
なっていると思うんですが、このアルバムはゴシック要素が強くアングラな印象です。
オープニングが終わっていきなり強烈なマニフェストを掲げる「少女貴族」で始まりますし、
キャッチーなのにアレンジがマニアックな「コッペリアの柩」、ALI PROJECTの中でも
耽美さやそれに伴う酩酊感は随一と言っていい「病める薔薇」と繋がっていきますからね…。
しかも歌もののラストが狂性たっぷりの「SACRIFICE」。
正直アクが強すぎるので1番最初に聴くアルバムとしてはお勧めはしませんが、彼らの
音楽性に惹かれている方ならば絶対に聴くべきアルバムであると断言します。
特に個人的に歌詞の面でALI PROJECTの中でももっとも気に入っているかもしれません。
前述の「少女貴族」の主張は過激ですが、流石に100%ではないけど95%くらいは
歌われている内容に同意(笑)。「閉ざされた画廊」「絵画旅行」辺りの情景も素敵です。


B'Z - ELEVEN - May ★★★ (2006-07-14 22:43:13)

個人的にはやっぱり明るめの元気付け系、壮大系バラード(OCEAN、ALONEとか)よりもこの曲や紅い陽炎、夢見が丘あたりのマイナー泣きメロバラードの方が好きですね。なので個人的にはその路線でメロがキャッチーなこの曲はツボ。バラードなのにスクラッチとかも入って結構意外性のある曲。


B'Z - MONSTER - ケムリの世界 ★★★ (2006-07-14 22:37:48)

このちょっとコミカルで明るい感じのメロ、かなりツボです。
サビメロが笑点のテーマに似てるって言ってるんですけど、私の周りではみんな首を傾げます(笑)


B'Z - シングル表題曲 / 2nd Beat / 3rd Beat / その他アルバム未収録曲 - MVP ★★ (2006-07-14 22:34:35)

B'zの音楽ってGREEN以降若返っている印象があるんですが、この曲なんてRUNの頃に立ち戻ったみたい。ベースが目立ってたりするところや、メロディの感じなどどこか「NATIVE DANCE」と共通するものを感じます。
この曲を聴くと、ライブで「MVP」の所で人文字(Mは猿っぽいポーズ、Vは万歳っぽいポーズ、Pは手を輪っか状にするポーズ…みたいな)をする稲葉さんが浮かんできます(笑)


TUBE - 渚のカセット Vol.3 - California Babe ★★ (2006-07-13 14:18:05)

え…真っ黒サーファーってそういう意味もあったんですか!?
実際に当時心理学勉強中のウェイトレスと付き合ってたらうけるかも(笑)


TUBE - シングル/カップリング/その他 - Stories ★★★ (2006-07-13 14:16:14)

私的にはこの頃から前田さんの声が太くなってきた気がします。
最初は静かな曲調で語りかけるように歌いながら、サビでダイナミックに歌い上げる歌唱は鳥肌モノです。そのサビも力強いのに繊細さがある歌声なんですよね…メロディも素晴らしいし、超名曲決定。


BEHEMOTH - Sventevith (Storming Near the Baltic) - From the Pagan Vastlands ★★★ (2006-07-12 22:36:15)

1stの曲ながら、今でもライブには欠かせない曲。
流石にオリジナル版は今の音楽性と全然違いますが、DVDでブルデス化してからの曲に混じって演奏されても違和感ありませんでした。DVDではタイトルコールでの煽りに対する反応も熱烈なものでしたし、ファンの間ではスタンダードな名曲といえるのかも。