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Usher-to-the-ETHERさんの発言一覧(評価・コメント) - 時系列順 5701-5800

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BEHEMOTH - Sventevith (Storming Near the Baltic) ★★★ (2006-07-12 22:31:00)

1995年発表の1st。

BEHEMOTHは今までブルデス期に入ってからの曲しか知らなかったので、レビューサイトなどでBEHEMOTHは初期はブラックだったと聞いてもデス要素があるブラックなんだろうな~と勝手に思ってましたが、これはもう思いっきりコールド・ブラックですね。

Nergalなんて今の獣じみた咆哮ではなく、BURZUMを思わせるヤケクソな高音絶叫ですし音質もギターがジリジリしていて軽く、メロディも中近東系のものは無く、思いっきりブラックメタルな寒々しいメロディで本当に同じバンドなのかっていうくらい違います。でも、これはこれでしっかりかっこいいものになっている辺り才能が窺えます。

確かシェイクスピアの劇にも寒さを表すのにポーランドの冬という表現が使われていたし、ポーランドのバンドもスカンジナヴィア半島のバンド並みに寒いメロディを表現するのに向いているのかもしれませんね。Nergal自身は考えも無くファシズム的な思想に走るバンドの多いポーランドのメタル・シーンにうんざりしているようですが…。

あそこまでキー主体ではないですが、アトモスフェリックなキーボードを使っていたりドラムの音質がスタスタと軽めだったりする曲調にジリジリのギターと高音絶叫が乗る音楽性はEMPERORの1stとの共通点も少なくないと思います。このドラムの音質、実は結構ツボだったり…

「From the Pagan Vastlands」は今でもライブの定番曲らしいですし、「Hidden in the Fog」「Transylvanian Forest」も後にリメイクして発表している事からも、本人達にとっても記念碑的な作品なのではないかと思います。BEHEMOTHのファンはもちろん、デスは苦手だけどブラックは好きと言う人にも聴いて欲しいですね。ブラックとしても質の高い作品だと思いますよ。


KEEP OF KALESSIN - Agnen: A Journey Through the Dark - Dryland ★★ (2006-07-12 10:16:12)

なんか歌詞カードも後ろの曲リストも「DRAGONLORD」「PAIN HUMANISED」「DRYLAND」の曲順がめちゃめちゃなんですが…「♪I have opened the door~」で始まるこの曲がDRYLANDで良いんですよね?
冷たさよりもタイトル通りの渇いた感じのするメロディ、最初は音質との相乗効果で淡白に聴こえたんですが、慣れてくるとそうでもないかも。


KEEP OF KALESSIN - Agnen: A Journey Through the Dark - As Mist Lay Silent Beneath ★★★ (2006-07-12 10:12:55)

イントロで溜めてからの疾走が実に気持ちの良い曲ですね。
ベースもしっかり自己主張してますし、ドラムもブラスト、ツーバス共に早いです。ORB OF MAN辺りだとそんなに気にならないんですが、この曲はドラムの音がもう少し良い方が良かったかも。それでも名曲である事に変わりはないんですが。


KEEP OF KALESSIN - Agnen: A Journey Through the Dark - Towards I Roam ★★★ (2006-07-12 10:09:24)

Obsidian C.のギターのかっこよさは言わずもがななんですが、この曲は蠢くように纏わりつくベースのメロディが特に良いです。こういう曲聴くとObsidian C.って曲をトータルで見れる、優れたコンポーザーである事が良く分かります。


KEEP OF KALESSIN - Agnen: A Journey Through the Dark - Orb of Man ★★★ (2006-07-12 10:06:34)

アングラな雰囲気の中にも儚いメロディを入れてくるギターが素晴らしい曲。
これぐらいドラマティックならギターが物凄い勢いでシャーシャーいってようがドラムの音が少々篭もってようが関係なく、問答無用で聞かせきってしまいますね。ギターとベース、そして不気味なコーラスがユニゾンするパートが特にツボ。


BEHEMOTH - Crush.Fukk.Create: Requiem for Generation Armageddon ★★ (2006-07-08 09:48:00)

2004年発表の2枚組DVD。
disk1はライブ2本とビデオクリップ2本、disk2はドキュメンタリー、インタビューを収録。やっぱりこのバンド、EPの音源聴いても分かりますがライブ凄いですね。

特に創始者であるNergalの存在感が素晴らしいです。まるで骸骨の様に額を露出し、ギターを弾きながら憎しみを込めた咆哮を撒き散らすその姿は正に悪鬼か死神。目つきに殺気が篭もっていて、まるで試合中のヴァンダレイ・シウバみたい(笑)。本当に、もしもライブの邪魔をする奴とかがいたらなんの躊躇いも無く殺しそうです…。Nergal以外のメンバーも、髪を扇風機の様に振り乱しながら演奏していて大迫力。オーディエンスも同じ動きをしている人がちらほら。何故メタラーが長髪なのか分かった(笑)

SEに合わせて火を噴いたりするシーンもありますし、かなり充実したパフォーマンスです。でも選曲は微妙…「Haru Ra Ha」が聴けたのは嬉しいけど、結構被ってるんですよね…。「Blackest ov the Black」「The Harlot ov the Saints」とか聴きたかったなぁ…。

ドキュメンタリーの方は…ぶっちゃけかなり下品です(笑)
特にサウンドプロダクション担当のMaltaははしゃぎすぎ。マスタードを大量に飲んで戻したりとかブラックメタルな格好でメンバーの前に現れたりとか…。作品のシリアスな雰囲気からは想像できない、メンバーのはしゃぎっぷりが見れたのは良かったですが、チ××やゲ×、ウ××を映しているシーンがあるので食事中は見ないように(笑)。あのマスタードのシーンは見てて吐きそうになった…あそこはもう見たくないかも。

ちょっとですが、Nattefrostの歌うシーンなどが見れるのも嬉しい所ですね。Nergalのインタビューも収録されていますが、人を殺しそうなテンションのライブ時とはうって変わって、なんか知的で落ち着いたかっこよさがあります。インタビューはポーランド語によって行われますが、英語による字幕が付くので安心。Behemothの由来やレーベルとの契約の話など、たっぷり語っているのでファンは必見です。


KEEP OF KALESSIN - Agnen: A Journey Through the Dark - Agnen ★★ (2006-07-08 09:24:29)

約11分の大作。
前半はノリが良く、スリリングでかっこいいブラックメタルですが、後半は…地獄のブラックメタル耐久レース(笑)。そのパートが後半に入ると更にスピードアップし、ドラムの持久力の凄さを明らかにしてます。でもちょっと長すぎな気も。


KEEP OF KALESSIN - Agnen: A Journey Through the Dark ★★★ (2006-07-08 09:20:00)

99年発表の2nd。
3rdの「ARMADA」には冗談抜きで感動し、これも探してたんですがようやく聞けました…。

やはり流動的なバンドであるらしく、リーダーのObsidian CとドラムのVyl以外は2人とも現在と違うメンバー。でもヴォーカルはかなり擦れた感じで、声を伸ばした時の邪悪さはかなりのものですし、ベースの音もクリアに聴き取れるので問題無し。

ただ、メジャーなブラックメタルバンドを脅かすほどのクオリティの高さを誇った「RECLAIM」「ARMADA」と比べると、まだまだアングラ臭が強く残っている感じ。特にノイジーな音質にそれは顕著で、ギターの歪みノイズの音圧が凄くて、最初はリフの良さがあまり分からず、「あれ、KOKなのに微妙…?」とか思ってしまったほど。

音質に慣れ、曲の輪郭が分かってくると途端に魅力的になってきましたが、普段ブラックを聴かない人にとってはちょっとした騒音拷問レベルかも(笑)。ただ、音質がクリアだったら、やはりギターがドラマティックですし、結構キャッチーなアルバムかもしれません。

この頃からKOKらしい完成度の高さは健在なので、ノイジーな音質が大丈夫な人は是非!!ちなみに後の盤で直される可能性もありますが、現在出ているものは後ろのトラックリストや歌詞カードに載っている曲順が間違っています。なんか歌詞全然違うと思ったら…

オフィにはPain Humanisedが1曲目と書いてありましたが、再生ボタンを押して歌われるのは「Dryland」の歌詞…どうやらオフィも間違ってる模様。その歌詞に「in the dryland」というフレーズがあることからして、歌詞とタイトルはちゃんと対応してるっぽいです。
歌詞から判断した、正しいと思われる曲順は以下の通り。

1. Dryland
2. As Mist Lay Silent Beneath
3. I Deny
4. Dragonlord
5. Orb of Man
6. Pain Humanised
7. Towards I Roam
8. Agnen


CRYSTALIUM - De Aeternitate Commando - Au Nom de la Rébellion ★★★ (2006-07-07 21:21:27)

タイトルは「反逆の名において」でいいのかな?
このアルバムはメロディの良さが際立った作品ですが、中でもこの曲の出だしなどで使われているメロディは特に好き。この耽美さって、やっぱりフランス的なのかな。勿論荒涼感もあって最高です。


CRYSTALIUM - De Aeternitate Commando - Je Suis le Christ ★★★ (2006-07-07 21:16:03)

タイトルは「私はキリスト」。分かりやすい…(笑)
いきなり掛け合いが入ってきたりめちゃめちゃテンションの高い曲です。一緒に叫びたくなるかも。


CRYSTALIUM - De Aeternitate Commando - La Valeur de la Haine ★★★ (2006-07-07 21:13:47)

タイトルは「憎しみの価値」。
イントロの掛け声からノリノリの曲が始まるかと思ったら、超が付くくらいメロウで激しいブラックでした。特に途中のメロディは、メロだけ聴いたら水晶の洞窟とかそういう綺麗な映像が浮かびそうなくらい美しいです。


CRYSTALIUM - De Aeternitate Commando ★★ (2006-07-07 21:10:00)

2002年発表の2nd。
各種レビューサイトでもDARK FUNERAL辺りに次ぐ、ブルータルでメロウなブラックメタルの中でも質の高い作品として評判のこのアルバムですが、流石に高い評価を得るだけあって凄いですね。

割とマイナーなバンドだと思いますが、ブルータリティ、メロウさ、曲の完成度などを取ってもDFのようなメジャーブラックに負けていないと思います。流石にNEHEMAHのメンバーが絶賛しているだけの事はありますね…。荒涼なだけではなく、時折耽美だったり幻想的だったりするメロディ、強烈な勢いで中音域のがなり声を披露するヴォーカルが特に素晴らしいです。フランス語って発音からメタルには合わない言語と思われている節がありますが、こうまで叫ばれると最早関係ナシ(笑)。フランスのブラックメタルバンドのヴォーカルって、アノレクといいNEHEMAHといいテンション高い人が多いような…。

また、あくまで雰囲気作りといった感じのキーボードの導入のセンスも良い感じ。ただ音質は癖があってちょっとアングラっぽいかも。ドラムがバスドラの音が高くて大きく、スネアの音が小さめで、迫力はあるけど少し喧しい感じ。ギターも右チャンネルが結構ジリジリしていて、ブラックリスナー以外には少しきついかも。とはいっても、音の分離は良いですし、低音も効いてて何より曲が良いのでお勧めのアルバムです。

特にDF、MARDUK等スウェディッシュ好きは必聴!!


ALI PROJECT - .hack//roots O.s.t. - In the World ★★ (2006-06-30 17:19:52)

こういう英語キーワードを軸に進行していく曲って何気に珍しいかも。
ストリングスだけでなくブラスも使われているせいで、バラードなのに力強い印象があるんですよね。「鎮魂頌」なんかもそうだけど、バラードでは理想的な音質。楽器の音色自体は静かで、繊細でもあるのに、ダイナミズムを感じるミックスです。


ALI PROJECT - .hack//roots O.s.t. - 殉教者の指 ★★★ (2006-06-30 12:55:32)

中近東の夜を思わせる、妖しげな雰囲気を感じる曲。
しかし、メロディ、アレンジ、歌い方に至るまで全てが粘着質に纏わりついてくるようで、醸し出す空気感がかなりマニアック(笑)。こういう曲、最初は中てられたようになってしまうんですが、慣れてくると段々好きになってきます。


ALI PROJECT - .hack//roots O.s.t. - 白堊病棟 ★★★ (2006-06-30 12:51:41)

個人的には「GOD DIVA」と並んで神曲。
ある音楽ライターが、メロディは最も作曲者の感情が表れやすい部分、という大意の事を言ってましたが、このメロディは正に感情の奔流そのもの。そこにやはり感情の篭もった、気魄すら感じるヴォーカルが乗り、曲の持つ力が2倍どころか2乗ぐらいになっていると思います。流石に、オフィで本人が詞を書くときにちょっと泣いたと言うだけの事はある曲です…。


B'Z - MONSTER - ピエロ ★★★ (2006-06-30 08:57:23)

B'zのハードなのに歌メロでしっかり聴かせる所が好きな人ならば、この曲は一発で気に入ってしまうでしょう。最近のB'zは「なりふりかまわず抱きしめて」といい、この手の曲の切れ味が更に増してる…。2nd beatなのにアルバムにも収録された事からも、本人達も気に入っているのではないかと思います。


B'Z - MONSTER - 恋のサマーセッション ★★ (2006-06-30 08:51:46)

この曲、メロディが胸キュン系の哀愁メロなのに加えて、昔のB'zが良くやってたようなブラスでメロをなぞるようなアレンジになってますね。B'zのファンにとっては、2重の意味で懐かしく感じる曲かも。


B'Z - MONSTER - MONSTER ★★★ (2006-06-30 08:44:14)

ヘヴィなリフとストリングスの対比がダイナミックな曲。
この曲にながい愛、LOVE PHANTOM、SKIN…。バンドサウンドとストリングスを掛け合わせて化学反応を起こすアレンジにおいては、松本さんって何気にシンフォ系のバンドに勝るとも劣らないセンスがあるように思います。


B'Z - MONSTER - ALL-OUT ATTACK ★★★ (2006-06-30 08:41:30)

B'zの1曲目としては最もスピード感のある曲。
途中のバラードパートはいかにもTAK松本的泣きメロですね(笑)。そのパートがあるせいで、緩急が付きより体感速度が速くなってます。1曲目からめっちゃ攻めの姿勢。


ALI PROJECT - .hack//roots O.s.t. - Young Knight and Priestess (2006-06-29 18:30:34)

若き騎士と女司祭…というタイトルですが、個人的なイメージは競馬(笑)
といってもおっさんが生活賭けてやってるようなアレじゃなくて、どこかの村で子供たちがはしゃぎながら馬に乗ったりとかそんなイメージ。青空と草原、子供たちとそして馬、みたいな。


ALI PROJECT - .hack//roots O.s.t. - From Midst of Town ★★ (2006-06-29 18:27:28)

メロが優雅すぎて、とても日本の街は想像できない(笑)。
するとしたらやっぱり中世ヨーロッパかな?この曲はリズムトラックも好きです。音が連なる感じの部分が耳に気持ち良い。


ALI PROJECT - .hack//roots O.s.t. - Friendly Like in a Childhood ★★★ (2006-06-29 18:25:09)

何気に凄い好きです、この曲。
インストですがメロの雰囲気が大好きな「パラソルのある風景」とも共通する、上品さと可愛さがあってお気に入り。料理番組のBGMに使って欲しい(笑)


CREAMFACE - Amateur Years 1999-2002 - Cock Breath Block (2006-06-29 18:19:20)

「HARDCORE THROAT FUCK」と似たようなSEが延々と流れた後、一瞬演奏が入ってすぐ終了。2回目が始まりそうになるもまたすぐに終了。何事も無くまたSEに戻って曲が終わりました…。
ぶっちゃけ曲としてはアレだけど、ユーモアとしては○。でもそう度々は聴かないかも。


CREAMFACE - Amateur Years 1999-2002 - Cunt of Ballerina ★★ (2006-06-29 18:16:04)

バレリーナは体が柔らかいから…以下省略。
すっごい馬鹿(笑)
愛すべき馬鹿(笑)


CREAMFACE - Amateur Years 1999-2002 - Cheerleader ★★ (2006-06-29 18:14:19)

チアリーダーをフェチの対象としているあたり、ありきたりではないユーモアを感じますね。変態だけど(笑)。でもこの曲、歌詞カードの方では「CHEERLEADERS」、曲名一覧では「CHEERLEADER」になってるんですが…やっぱり適当過ぎ。


CREAMFACE - Amateur Years 1999-2002 - Amateur Extacy ★★ (2006-06-29 18:11:49)

Mikkoはドラムも凄いですね…冗談ではない速さです。
デモと言うことで音質も生々しく、得体の知れない迫力が。


CREAMFACE - Amateur Years 1999-2002 - Black and White ★★★ (2006-06-29 18:10:00)

この曲も「PRINCESSA」同様、リフがちょっとブラックっぽいですね。
そこから凄まじい速さに加速していくパートがたまらないです。


CREAMFACE - Amateur Years 1999-2002 - Tornado Hardcore ★★ (2006-06-29 18:08:19)

曲自体は結構ノリが良くかっこいいんですが、途中の豪速パート辺りからあえぎ声が入り始め、ラストは何かをやり遂げたような男のあえぎ声…脱力しました。


ALI PROJECT - .hack//roots O.s.t. - God Diva ★★★ (2006-06-28 18:41:42)

「神曲」とは、こういう事をいうのでしょう…。
壊れた小鳥のロボットのような声で毒のある言葉を歌い上げるヴォーカル、神経を逆撫でするようなシンセ等かなり狂気的な要素を含むのに、奇跡的なまでにキャッチー。このありえないくらいのバランス感覚の良さ、右に出る物はいないのではないでしょうか。タイトル通りの「神の歌姫」との邂逅、感受性の合う者にはそんな恍惚感をもたらしてくれる、素晴らしい楽曲です。


CREAMFACE - Amateur Years 1999-2002 - Creamface ★★ (2006-06-28 18:31:22)

「CREAMFACE」って曲名やバンド名、最初はグラインドにしては可愛い名前だなぁ…と思ってましたが、歌詞やブックレットを見て本当の意味が分かりました(苦笑)。そんな言葉を連呼されても…曲のタイプに「馬鹿」があったら迷わずチェック入れます(笑)


CREAMFACE - Amateur Years 1999-2002 ★★ (2006-06-28 18:28:00)

2006年発表の、6つのデモなどの音源をまとめたCD。200枚限定。
このCD、CDケースのタイトルには「AMATEUR YEARS 1999-2002」、ブックレットの方には
「AMATEUR FILTH 1999-2000」とあるんですが…誤植でしょうか?
2002年までの音源が入っていることから、おそらく前者が正しいと思われますが…
ちなみにオフィシャルの告知では「AMATEUR YEARS 1999-2000」。適当すぎ(苦笑)。
ポルノ・グラインドと言う事で、もしかしたら「死体とフXXク」みたいな感じの、グロを
含むエグいエロだったらいくらMikko Aの作品でもちょっとキツいかも…と思ってましたが、
そんな事は無く、むしろその偏ったフェチっぷりに大いに笑わせてもらいました。
音楽聴いて吹き出すほど笑ったのって始めてかも(笑)。中でも「PRINCESSA」という曲が
めちゃめちゃ面白く、オススメ。SEの使い方がユーモアがあって、単なる自己満足なエロで
終わらないのがこのバンドの良い所。きっとMikko Aは頭の切れる人物なんでしょうね。
しかしジャケにポルノ100%グラインドとか書いてあるので、もっとふざけてるのかと思い
買うのを躊躇ってしまったんですが、曲そのものは(時々1秒くらいで終わるものもあるとはいえ)
なかなかにかっこよく、もし買わなかったら後悔していたと思います。Mikkoのエロく、
そして滑稽なまでにフェチ的な歌詞を低く冷静に唸っている声が生々しいプロダクションに
良くあっています。しかしDSOではバタイユやブレイクに影響された、哲学的で宗教的な詞を
歌ってた人がこんな詞を書き、歌うとは…それが一番の衝撃だったかも。


CREAMFACE - Amateur Years 1999-2002 - Girl Power (2006-06-28 18:25:20)

10代の娘が過激な格好をすると、10代未満の娘もそれに倣って過激な格好をしたがるので10代の娘には感謝、という内容でしょうか。社長はご乱心のご様子(笑)。っていうかこのプロジェクトはずっとご乱心状態ですが(笑)


CREAMFACE - Amateur Years 1999-2002 - Hardcore Throat Fuck ★★ (2006-06-28 18:22:11)

タイトル通りのSEから、狂ったようなギターがかっこいい本編へ。
しかし、そのSEのえずき声(あえぎ声?)が本編の演奏(しかも最も激しい部分)に絡んでくるんですが…まぁ確かにデスヴォイスと似てるかもしれませんが、それを真面目にやってるところが面白いです(笑)。


CREAMFACE - Amateur Years 1999-2002 - Princessa ★★★ (2006-06-28 18:18:59)

可愛らしいアイドルの歌が「あなたのしたい事をしてあげるわ」という意味の歌詞を歌い上げるSEをディープなデスヴォイスで「This is what I want」と遮るオープニングでもう爆笑。その後に続く歌詞の妄想炸裂っぷりにまた苦笑。でもリフは北欧的な哀愁があってとてもかっこいい曲です。っていうかかっこいいからこそ、ユーモアが際立ってますね。


CREAMFACE ★★ (2006-06-28 18:14:00)

社長こと現DEATHSPELL OMEGAのMikko Aのプロジェクト。
ポルノ100%グラインドだそうです(笑)。
Mikko AってDSOみたいなハイクオリティなバンドのヴォーカルだし、マルチに
楽器を使いこなすし、社長だし切れ物でかっこいいイメージだったんですが…
このバンドを聴いてそれだけじゃないと思った(色んな意味で・笑)。


志方あきこ - Wisteria - Sorriso~Venitelo A Vedere 'l Mi' Piccino~ (2006-06-19 21:00:08)

もし私が図書館の司書だったら、閉館時にはこれをかけたい。


SUNN O))) - Black One - Bathory Erzsebet ★★ (2006-06-19 20:51:39)

前半は鐘の音や気味の悪い電子音を使用し静かな雰囲気ですが、7分を過ぎた辺りから一気に血塗られます。エリザベート・バソリー…なるほど。この恐怖を煽る雰囲気凄く好きですが、個人的にはインストの方が良かったな…人の気配があると、逆になんか安心してしまうので。


SUNN 0))) - Black One - Cursed Realms (of the Winterdemons) ★★★ (2006-06-19 01:14:32)

雪山で遭難したら、こんな感じになるのでしょうか…。
吹雪の中で必死に叫んでいるような感じの曲ですが、時折死の世界に足を踏み入れ、地獄から闇がどろどろと溢れ出してきているみたい。ラスト一瞬だけ音量上げすぎなのは個人的にはちょっと頂けない所ですが、この雰囲気は凄く好き。★3つで。


SUNN 0))) - Black One - Cry for the Weeper (2006-06-19 01:10:25)

曲を聴いている間中、ずっとジェイソンの仮面が闇の中からこちらを見つめている…みたいな映像が頭から離れなくて怖かった…。こんな曲を聴いていたらいつ日常から切り離されて、不条理の世界に連れ去られてもおかしくなさそう…


SUNN 0))) - Black One - It Took the Night to Believe ★★ (2006-06-19 01:07:55)

この曲は演奏時間も極端に長いわけではないし、SUNN O)))でも聴きやすい曲かと思います。繰り返されるトレモロリフは結構メロウで、ブラックメタラーにもアピールしそう。勿論、「聴きやすい」「メロウ」のどちらにも「SUNN O)))にしては」という枕詞が付いてしまいますが…(笑)


MOURNFUL CONGREGATION - The Monad of Creation ★★ (2006-06-16 22:22:00)

同じフューネラル・ドゥームでも、WORSHIPやNORTTが聖書の黙示録でラッパを持った
天使たちが次々に舞い降り災いを起こしていくシーンの様に、世界が真っ暗になり
破滅していく場面を描いているとしたら、この作品は人生に絶望した人間が、涙を流しながら
海へと入水自殺するような、そういうイメージがあります。
悲壮感や破滅的な雰囲気も勿論出ていますが、それと同時に「母なる海」的な神秘性も感じます。
表現は違いますが、この悲壮感は1stのTHE 3RD AND THE MORTALとも共通する感覚かも。
このサウンドだとヴォーカルの低音咆哮タイプのデス声すら悲しく聴こえる…。
私も最初はヘヴィな音が耳に心地良い…的なサウンドではなかったので戸惑いましたが、
何回か聴くうちに良さが分かってきた感じです。
私もわっせろーいさん同様、繰り返して聴くべき作品だと思いました。


ムック - 流星 - 僕等の影 ★★ (2006-06-15 00:53:20)

当初はシングルの予定だった、ムック流へヴィフォーク。
アレンジ等凝りすぎたためか、結局はカップリングになったらしいです。でもそのせいかメロディ自体はキャッチー。しかし歌い方の悲痛さとは裏腹に、恋人との関係を経済に喩えたり上手い事言おうとしている辺りまだこの主人公は余裕ありげ。


ムック - 流星 - 流星 ★★ (2006-06-15 00:49:44)

最初聴いた印象では、「ガーベラ」のようなメロディの劇的さがあまり感じられず、地味な印象だったんですが聴くうちにその透明感のある音作りに惹き付けられていきました。特にサビ前の落ち着いた雰囲気のメロディが好き。


SUNN O))) - White2 - Decay2 [Nihil's Maw] ★★★ (2006-06-12 18:11:37)

MAYHEMのAttila氏が参加している曲。
数あるAttilaがヴォーカルを務める曲でも、屈指のパフォーマンスだと思います。本当にインドの僧が唱える呪文のような本格的な雰囲気。正に密教の神秘って感じの曲で、歌詞も5000年以上前に書かれたサンスクリット語のテキストからの引用だとか。


SUNN 0))) - White2 - bassAliens ★★★ (2006-06-12 18:06:38)

このバックで流れる重低音、気持ち良いような、気持ち悪いような…
聴いていると何か良からぬ事が起こりそうな不安に襲われ、動悸が早くなりそう。でも不快という訳ではなく、この音はむしろ好きです。後半のノイズは脳の老廃物を削ぎ落としてくれそう。


SUNN O))) - White2 - Hell-O)))-Ween ★★ (2006-06-12 18:02:44)

なるほど、音響系ドゥーム…
リズムも無く、リフのようなものを淡々と流しています。そこに音がある事に意味がある、みたいな。でも何故か神秘的な雰囲気すら漂っている気も。メタル聴かない人に聞かせてみたところ、「え、これもう始まってるの?」って言った後呆れてました(笑)


SUNN 0))) - White2 ★★ (2006-06-12 17:57:00)

2004年発表の…4thかな?
最近いくつかドゥーム系のバンドを聴いて良いと思ったので、SUNN O)))って良く名前聞くし
MAYHEMのAttilaも参加してるし…と手を出してみたんですが、これは凄いです。
こういうジャンルは初心者の私が考察するのもなんですが…的外れだったらすみません。
…デス/ブラックなどのブラスト全開のエクストリーム・メタルを聴いていると、
時々曲のかっこよさよりもその音に耳を蹂躙される気持ち良さを求めてしまう事って
あると思うんですが、この人たちの曲もブラストが重低音に置き換わっただけで
同じ様に楽しむ事が出来るのではないでしょうか。曲よりも音を楽しむ系ですね。
そういう意味では、それ系のメタル好きがいかにも好きそうな音と言えるかもしれません。
2曲目ではノイズも取り入れた曲作りがなされてますが、重低音を心地良く聴ける音量で
聴いていてもそのノイズが不快なほど大きくなったりしないので、結構聴きやすいです。
STALAGGHなんかはその一線を超えまくりですからね(笑)
ちなみにAttilaは3曲目に読経(?)で参加。素晴らしいパフォーマンスです。
しかし、このアルバムではないですが(00 VOIDというアルバム)、彼らの作品のレビューが
某雑誌のバックナンバーに載っていたので見たら100点中4点でした…
う~ん…こういうメタルの枠を広げてくれそうなバンドが出てきたんだから、素直に
評価しとけばいいのに。とはいっても90点とか付けたら逆に「騙された!!」とかいう人が
続出しそうですが(笑)。むしろわざと低得点を付けてマニアの心を惹き付けるつもりだったのかも。


LIMBONIC ART - Moon in the Scorpio - Through Gleams of Death ★★ (2006-06-10 20:41:30)

中世の詩人などが良い詞を書くため、作品の冒頭に詩神の霊威を借りる為の詩を書くことを「インヴォケイション」というらしいですが、この曲の冒頭や中盤の降霊術を思わせるパートは正にその「インヴォケイション」に当たるのかもしれませんね。
しかしその降霊術っぽい部分のDaemonの声、いいなぁ…。


NORTT - Ligfaerd - Tilforn Tid ★★★ (2006-06-10 20:36:21)

この雰囲気…まるで肉食獣が住む洞窟の奥深く迷い込んだみたい。
獣の咆哮が闇から轟き、ギターの物悲しい旋律がもはや死は避け得ないと暗に示しているのであった…みたいな曲。


NORTT - Ligfaerd - Vanhellig ★★★ (2006-06-10 20:33:20)

これ、普段から気持ちを抑える事が多く、鬱憤が溜まってる人が聴いたら犯罪をしでかしてしまうのでは…(笑)。まぁそこまでは流石にないかと思いますが、自らの心の闇と向き合う事を強要するかのようなダークさです。


ALI PROJECT - Noblerot - 金いろのひつじ ★★ (2006-06-10 17:35:23)

ALI PROJECTの中では日常的な感じのする曲。
夕方、家に帰る前、商店街で買い物をする時にでも聴いたらほろりときてしまいそうな一曲です。ラストの鼻歌っぽいスキャットも可愛い。


LIMBONIC ART - Moon in the Scorpio - Moon in the Scorpio ★★ (2006-06-10 02:23:10)

この曲も星空が見えそうなシンフォニックブラックというのは一曲目とも共通してますが、呪文的ヴォーカルも入っているせいかその星空のもと、密教の儀式が行われているような雰囲気を持った曲。笑い声も入ってますが、こちらを嘲笑っているとかでなく本当に意味も無く笑っているかのようで、怖いです。


LIMBONIC ART - Moon in the Scorpio - Beneath the Burial Surface ★★★ (2006-06-10 02:20:02)

確かにこの音は星空を思わせます。
それも満天の星空で、どこからが空でどこまでが陸か分からないような、日本では絶対見れなさそうなプラネタリウム的情景。北欧の空はこんな情景なのかな?特に中盤から後半にかけてのリリカルなパートが好き。


WORSHIP - Last CD Before Doomsday - Worship ★★★ (2006-06-10 02:16:13)

まず悲痛な絶叫が響き渡った時点で嫌な予感が…(笑)
前半で葬式をしていたら、後半になって故人が悪霊の群れを引き連れて帰ってきてしまったかのような雰囲気。前後半を繋ぐアコースティックパートも、段々ドラムが圧迫感を増してきたりしてダーク。恐怖感を煽ると言う意味では、本当に天才的なアレンジなのでは…。ラストは脳味噌を削り取るようなゴリゴリなギターノイズで締め。完璧ですな(笑)


LIMBONIC ART - Epitome of Illusions - Arctic Odyssey ★★★ (2006-06-09 21:44:09)

ラストを飾るインスト曲。
(このバンドにしては)短いし、インストなのにそのメロディの芳醇さからか、聴き終わるとなにか一つの壮大な物語を体験したかのような気分になります。こんな凄いインスト、なかなか聴けないと思います。


LIMBONIC ART - In Abhorrence Dementia - Descend to Oblivion ★★★ (2006-06-09 21:38:36)

ボックス盤ボーナストラック。
…このバンドは出来の良い曲をお蔵入りさせる習慣でもあるんでしょうか?イントロからキーボードが華やかと言っても良いくらい煌びやかで、曲の間中そのテンションが持続する名曲です。2ndの収録曲の中でも明らかに平均以上の出来の曲だと思うんですが…。


LIMBONIC ART - Epitome of Illusions - Phantasmagorial Dream ★★★ (2006-06-09 21:33:38)

ボックス盤ボーナストラック。
ボーナストラックには勿体無さすぎなメロディが素晴らしい。途中に出てくるDISSECTIONの「Thorns of crimson death」の間奏パートを思わせるようなキャッチーなメロディが特に良いです。ぶっちゃけこのCDでは「BLACK HEART'S NIRVANA」に次いで好きなんですが…なんでお蔵入りしたんだろう…?


LIMBONIC ART - Epitome of Illusions ★★★ (2006-06-09 21:29:00)

3rd持ってるのにボックス買ってしまったんですが(笑)、これが一番好きかもしれません。
デモの再レコーディングということで、デモの雰囲気を出すためにわざとスタジオにこもる時間を短くしラフな録音をしたらしいですがそれが上手く作用しているように思います。

バンドの音や打ち込みドラムの音が大きすぎない為、その分キーボードが良く聴こえます。本当にバンドサウンドよりキーボードメインの音楽…普通のメタルファンが聴いたらどういう反応するんだろう?ともかく美しい音世界なので、意外にはまってしまうかも。

メロや音色自体の華やかさは2ndの方が上だと思いますが、聴いてて気持ちいいのはこっち。特に大作「BLACK HEART'S NIRVANA」は素晴らしい名曲です。


WORSHIP - Last CD Before Doomsday ★★ (2006-06-09 21:17:00)

最近ドゥームに手を出してみようと思い、店に行ってみたんですが、このCDについていた
店員さんの推薦文に「陰鬱」だとか「ヴォーカルが凄い」とあったので思い切って購入。
WORSHIPはこれしかCDを出していないのかな?
ヴォーカルの人は橋の上から飛び降り自殺してしまったらしいですが…
中身ですが、これはドゥーム初心者の私でも圧倒されるくらいクオリティ高く、濃いです。
ギターはゴリゴリ重いし、kamikoさんの言う通りスクラッチの微妙な音のおかげで
なんとも緊張感があるし、ヴォーカルも前評判どおり本当に凄い。
ディープでロウな低音咆哮で世にも恐ろしげな声なんですが、時々いきなり悲痛な叫びに
変わったり、ウィスパーになったり表現力豊かで更に怖い。
時々ピアノが入ってきたり、ギターも鬱系の良質なメロディを奏でているので
鬱ブラック好きな人も結構気に入るのではないかと思います。
今まで避けてきたけど、ドゥームもかなり良いですね。
どうでもいいけどThe Doommonger氏のポーズが「命」に見える(笑)


WORSHIP - Last CD Before Doomsday - Eclipse of Sorrow ★★★ (2006-06-09 21:06:44)

そんなに遅くない曲ですが、このリズムもリフも強力。
特にドラムは、金物の音に導かれて幽霊とかどんどん集まってきそう。


WORSHIP - Last CD Before Doomsday - Solicide and the Dawning of the Moonkult ★★ (2006-06-09 21:04:26)

このデスヴォイス…表現力があると言っていいんでしょうか。
不気味で激しい発声なのに、哀しみの感情を揺さぶられます。本当に半泣きで叫んでいるかのような感情の込め方。


WORSHIP - Last CD Before Doomsday - Whispering Gloom ★★ (2006-06-09 21:01:04)

CDのプレイボタンを押すと、何の前触れも無くいきなり重くのしかかるような音世界が襲い掛かってきたので驚きました。途中ピアノが入り囁く所は聴いていると段々悲しくなってくる…フューネラル・ドゥームっていうだけあって本当に誰かの死を悼んでいるような悲痛さ。


ALI PROJECT - Avenger O.s.t - アガペー ★★ (2006-06-09 08:49:57)

アガペー=献身の愛。
音の世界観がちょっと宗教っぽいのは、「アガペー」を神への愛として解釈しているからなのかも。といっても、インストなのでどうとでも解釈できますが(笑)


SOLEFALD - Red for Fire - An Icelandic Odyssey Part Ⅰ (2006-06-08 22:08:00)

2005年発表の5th。

アイスランドを舞台にした物語がコンセプトになっているせいか、今回はヴァイキングメタルの要素が強いですね。歌詞を見るとオーディンを始めとして戦乙女やドワーフ、ロキなど、ファンタジーや北欧神話好きにはお馴染みの面々が出てきて、歌詞を読んでて楽しい。
…んですが、正直言って音楽的には前作の方が良かったと思ってしまったり。

今回もサックスはちゃんと出てきますし、ストリングスの入れ方などはやはり知性的で素晴らしいのですが…。特に音質がヘヴィでもないのにリフとデス声で押すパートがイマイチなんですよね…。しかもそのパートが結構多いし、デス声も×チガイじみた狂性がないので、それが続くと結構だれてしまいます。

ただ、「SUN I CALL」や「WHITE FROST QUEEN」といったプログレ路線の曲は相変わらず素晴らしいし、前述のストリングスの入れ方の上手さもあるので、全編つまらない曲と言うのは無いと思います。…が、前作の素晴らしさを知る人としては、もうひと押し欲しかった所です。


LIMBONIC ART - In Abhorrence Dementia - Oceania ★★ (2006-06-08 21:56:02)

イントロの雰囲気、ギターが大きくヘヴィな雰囲気だったので、この曲は他の曲とは趣が違うのかな~と思ってたら…やはりいつものシンフォニックブラックでした。この曲はとくにエレピの音が綺麗。星空を思わせる情景描写を行うには、グランドピアノよりもむしろこっちの方が合っているのではないかと思います。


LIMBONIC ART - In Abhorrence Dementia - When Mind and Flesh Depart ★★★ (2006-06-08 21:52:49)

LIMBONIC ARTが単に宇宙そのものだけではなく、人間の中にある「内的宇宙」までも描こうとしているであろう事が良く分かる曲。タイトルもそうだし、途中のリズムが無くなるところのキーボードのメロディなんてどこか臨死体験を思わせます。


LIMBONIC ART - Epitome of Illusions - The Black Hearts Nirvana ★★★ (2006-06-07 23:24:09)

これは…もうバンドの演奏がほとんどキーボードの伴奏と化してしまっているような(笑)。しかもそのキーボードのリフも大仰で、彼らの曲の中でも分かりやすく、繰り返しが多いので一度聴いただけでこのメロディの良さに酔える事と思います。ヴォーカルも叫ぶよりもうめきでリフのメロディを追っていて、不気味ながら聴きやすい。これは名曲です。


CACCINICA - 「七面鳥」~降誕にまつわる6つの小品集~ - エタノール/メタノール ★★ (2006-06-07 18:13:31)

歌いだし部分やサビなど、アルバム中でもポップな要素の強い曲。
そのポップな部分に違和感無く、雪の降る聖夜を思わせるどこか寒さを感じる荘厳さが混じっているのが凄い。音の入れ方なども面白いんですが、なんかサビのヴォーカル怖い気がする(笑)巻き舌まで使っちゃって…


CACCINICA - 「七面鳥」~降誕にまつわる6つの小品集~ - 七面鳥 ★★★ (2006-06-07 18:10:24)

アコーディオンの伴奏に乗せて、事実を淡々と描写していくようなタッチで悲しげな物語が語られる曲。歌詞が饒舌すぎないところが、逆にストーリーの悲劇性を際立たせているんですよね…


CACCINICA - 「七面鳥」~降誕にまつわる6つの小品集~ - 祝のコトノハ ★★★ (2006-06-07 18:08:03)

荘厳なパイプオルガンを伴奏に、ヴァイオリンが耽美に歌い上げるイントロの時点でもうゴシックメタラー悶絶確定な曲。そしてヴォーカルが入ってビビっと来ました(笑)。この曲はアルバムの中でもヴォーカルに中音域のセクシーな部分が多く、お気に入りです。


CACCINICA ★★ (2006-06-07 18:04:00)

カウンターテナーの湯澤幸一郎さんと、ヴァイオリニストSachiさん、
ピアニストのAyaさんからなる音楽グループ。
アルバムレビューでも書きましたが、日本人ってこういうゴシックな世界観上手いですよね。


CACCINICA - 「七面鳥」~降誕にまつわる6つの小品集~ ★★ (2006-06-07 18:00:00)

2004年発表の6曲入りミニアルバム。
「黒色すみれ」のメンバーが在籍している事からも分かる通り、耽美でダークメルヘン的な
要素が強い、クラシカルな音楽性を聴かせてくれます。「黒色すみれ」と比較すると、
ポップさ、キャッチーさは低い分もっとクラシック寄りな感じですね。
この噎せ返るような耽美さや根底に残酷さや無情さを孕んだ世界観は聴き手を選びそうですが、
こういう過剰さは表現方法こそ全く異なるものの、メタルと相通じるものを感じたり。
もちろんゴシックメタラーには大推薦。
ヴォーカルはカウンターテナーという裏声で女声の音域を歌うクラシックのスタイルですが、
これが予想以上に素晴らしかったです。声量や高音の伸びがあるのはスタイル的にも
当然のこととしても、裏声にならない程度の高さの中音域での歌唱も素晴らしい!!
耽美な音楽性にぴったりとはまった高貴な雰囲気を纏った威風ある声質で、箇所によっては
まるで夢魔の歌声の様に畏怖を感じさせる所も。
…もしかしたら、クラシックの発声って使い方によってはデスヴォイスよりも深い恐怖感を
醸し出せるのかもしれませんね。欲を言えば、この中音域で聴かせる曲も
もっと聴きたいんですが…それじゃカウンターテナーじゃなくなっちゃうのかな。
しかし、日本人って童謡や演歌を聴いても分かるように、暗いメロディが得意ですよね。
世界でも有数のゴシックを演るに適した民族だったりして…
と、このアルバムを聴いて考えました。


ALI PROJECT - Avenger O.s.t - 幸福の臓篦 ★★★ (2006-06-04 22:15:51)

「息が詰まるほどに美しい」とは良く聞く表現ですが、この曲のピアノのメロディは正にそれ。しかもインストなのに口ずさめそうなくらいメロが分かりやすく、かつ華麗で愁いも湛えている…完璧。片倉さんのメロディセンスはやばいです…。


LIMBONIC ART - Moon in the Scorpio - In Mourning Mystique ★★★ (2006-06-04 22:09:30)

私もイントロ演歌だと思いました(笑)。
なんか今にも着物を着た歌手がステージに上がり、男女の心中を歌い上げても可笑しくないようなメロディです。しかもその後流麗なピアノに導かれて、シェイクスピアの劇の最中に絶叫×チガイが乱入してきたような雰囲気になるし…この導入はインパクトばっちり。本編もシンフォニックながらかなりの泣きメロ。ただちょっと長いかも。


STABAT MATER ★★ (2006-06-04 22:04:00)

フィンランドのフューネラルドゥームメタルバンド。
まだCDではスプリットやVAにしか参加していないため、ややマイナーかも
しれませんが、DEATHSPELL OMEGAのMikkoのバンドという事で追加してみました。
でもそのスプリットもWORSHIPやMOURNFUL CONGREGATIONとだったりして豪華。
もうそのスプリット手に入らないかな…


STABAT MATER - Crushing the Holy Trinity (father) - Above Him ★★★ (2006-06-04 22:01:23)

ドゥームをまともに聴いたのは、VAに入ってたこの曲が初めて。
ぶっちゃけ最初はリフはメロディが無いし、遅いし単調だしで好きじゃなかったんですが、何度か聴いて楽しみ方が分かってくると途端に好きな曲に変わりました。Mikko.Aの声は録音のせいもあってか、Deathspell Omagaでのそれよりもディープでロウな感じ。その声がドゥームサウンドとよくマッチし、破滅が迫ってくるというよりもむしろその真っ最中にいるかのような感覚を味あわせてくれます。そこに宗教がかったコーラスが入ると、まるで真っ黒な空に穴が開き、そこからラッパを持った天使が人間を滅ぼす為に次々と舞い降りてくるような、まさに黙示禄的な光景が目に浮かんでくるみたい。ドゥームなので長い(約18分)ですが、こういう雰囲気が人はツボでしょう。


ATROX ★★ (2006-05-26 08:43:00)

>mokusatuさん
一応、もう一度インタビューを読んでみました。
参考にしたのはbeyondwebzine.comというページです。
これによると、前2作(「Contentum」「TERRESTRIAL」)ではヴォーカルパートは
細部まで拘って即興はほんの少しだけだったけれど、「ORGASM」ではいつもの
やり方では問題が起こってしまったため、代わりにスタジオで沢山の即興を
演った、とあるみたいです。
このインタビューによると、ギタリストのEivindも彼女にCDのセールスを
駄目にしない為にももう少しトーンダウンして歌って欲しい、と言っていたみたいですね…。
私も「ふざけんな」です(笑)
ATROXの魅力ってやっぱりMonikaのヴォーカルだと思うので、それをメンバーが
分かってやらなくてどうするんだ!って感じです。実際にこのバンドを高く
評価している人のレビューを見ると、大体ヴォーカル絶賛されてますしね。


ムック - 流星 - 大嫌い2006 (2006-05-24 11:13:33)

シングル「負ヲ讃エル謳」収録曲のリメイク。
「家路」のリメイクが物凄く良かったので、これも期待してたんですが…良い所と悪い所がはっきり出たリメイクになったと思います。マッシブな音で単純にかっこよくなった分、曲に篭められた怨念が減った気が。「キライキライ…死んでくれ」の囁き声は残しておいて欲しかったな。


メリー - さよなら雨(レイン) - さよなら雨(レイン) ★★★ (2006-05-24 11:07:05)

「黄昏レストラン」や「チック・タック」にも通じる、いかにもメリーの哀愁あるキャッチーなメロディが堪能出来る曲。歌謡的なメロディでありながら、手数の多いドラムできっちりロックしているところがらしいですね。
この曲を聴いて、メリーって個人的に最も好きなタイプの歌メロを書くバンドだと確信。その点では私的フェイバリットバンドのムックをも凌いでいるかも。


メリー - さよなら雨(レイン) - スロ→ダイブ ★★★ (2006-05-24 11:02:49)

シングル初回盤ボーナストラック。
エンジンを掛けるように入ってくるトレモロリフが素晴らしすぎ…最後はそのリフにメロディアスな歌が乗って更にかっこよくなってます。っていうかこんな名曲が初回盤のみだなんて…バチが当たっても知りませんよ(笑)


ALI PROJECT - Deja Vu~the Original Best 1992-1995~ - 雪のひとひら ★★★ (2006-05-23 22:26:34)

このベスト盤で「共月亭」と対を成すバラード。
サビのヴォーカルが重なる部分なんて、雪がはらはらと舞い降りてくるような視覚効果を感じさせて凄くぐっと来ます。それにしても、ヴォーカルの声の素晴らしいことといったら…。高貴なのに切ない。アップテンポな曲でも勿論素晴らしいんですが、こういう曲は声の良さを充分堪能できますね。


ALI PROJECT - 亡國覚醒カタルシス - 水月鏡花 ★★★ (2006-05-23 22:20:58)

タイトル曲のキャッチーさとマニアックさの両立した作風とは対照的に、こちらはタイトル通りの幽玄で美しいバラード曲。全ての音が融け合って、聴き手を夢ごこちにしてしまう名曲です。


ALI PROJECT - 亡國覚醒カタルシス - 亡國覚醒カタルシス ★★★ (2006-05-23 22:17:20)

テクノ風でアップテンポなリズム、シンフォニックで華美なトラックとここ最近のALI PROJECTのシングルのフォーマットを乗っ取った曲調ですが、中でもマニアックなアレンジだと思います(笑)これがアニメタイアップとは…。しかしそのフォーマットを守りながら、どの曲も全く印象が違うし、良い曲っていうのが凄いですね。
特にこの曲はヴォーカルが凄いです。しゃくりあげを利用した早口を決めたかと思いきや、次の瞬間にはダークな低音で歌い上げたりしてて圧倒的な表現力です。どんなに歴史に残るヴォーカリストでもこんな風に歌える人っていないんじゃないでしょうか。正に唯一無二ですね。


NORTT ★★ (2006-05-21 20:36:00)

デンマーク産ブラック/フューネラルドゥームメタルバンド。
ドゥームのCDって初めて買いましたが、これは凄いですね。
単調で長いのに、そこに込められた怨念に惹き付けられてしまう…


NORTT - Ligfaerd ★★★ (2006-05-21 20:32:00)

2005年発表の2nd。
私はドゥームって今までVAで聴いたくらいなので全く詳しくないんですが、これを聴いて、「こんな世界があったのか!!」と驚きました。

自身ではその音楽性を「ピュア・ディプレッシブ・ブラック・フューネラル・ドゥーム・メタル」と形容している通り、鬱を通り越して絶望の域に踏み込んでいるような、めっちゃ暗くて遅い、破滅的な音楽を演っています。まずリズムはドゥームなので当然遅く、しかも一打一打にエコーが掛かり闇に飲み込まれていくような雰囲気を醸し出しています。

リフはほぼメロディがなく、ノイズを引きずっているようなものを弾いていますが、ところどころキーボードやギターによるメロディもあり。ただそのメロディは流石自ら「ディプレッシブ」というだけあって非常に暗く、本当に黄泉の国だとかそういうイメージ。そこにヴォーカルのデスヴォイスが乗ると、正に破滅した世界で、殆どの人は死に絶え、生き残った人々も疫病に苦しんでいる…みたいな情景が浮かんできます。

そのヴォーカルの声もガラガラに枯れた獣のようながなり声で、ミックスのせいもあってまるで闇からの呼び声のよう。この声がオケの鬱・哀しみ・絶望といった雰囲気に加え、恐怖感をプラスしている感じですね。静寂からドラム&ノイジーなリフがガーンと入り、そこに「グアアアアアア!!」と絶叫が被さってくるともうなんだか嬉しくなってしまいます(笑)

ドゥームはVAで聴いてちょっと気になっていて、取りあえずブラック色が強いらしく評判も良いこのバンドの音源を買ってみましたが、大当たりでした。この雰囲気作りは本当に素晴らしい…鬱や絶望感を醸し出す音楽が好きな人は是非。これは浸れますよ。


SATYRICON - Now, Diabolical - To the Mountains ★★★ (2006-05-13 21:19:14)

最近のSATYRICONはラストに叙事詩的大曲を持ってくる傾向が強いと言われていますが、この曲も例に漏れずアルバム中最も演奏時間が長い曲です(とはいっても、8分30秒なので4thと比べるとそうでもないかも)。
しかし、呟きからいきなり邪気を吐き捨てるがなりになるヴォーカルはかっこいいですね。でも、タイトルのようなノルウェーの山々の風景は全く浮かんでこない暗さです(笑)。むしろ地獄の針山に向かって進軍しているかのようなイメージの曲。


SATYRICON - Now, Diabolical - A New Enemy ★★ (2006-05-13 21:15:26)

この曲もカッチリしたドラムと鬱リフな曲ですが、Satyrの普通声や語りも入ってます。Satyrの声は呟くようですが低く威厳があり、預言者を思わせる恐ろしさがあります。
曲のメロディ自体もまるで既に破滅した町に危険を告げるサイレンが鳴り響いているようで、相変わらずダーク&ディプレッシブです。


SATYRICON - Now, Diabolical - The Pentagram Burns ★★★ (2006-05-13 21:11:43)

どこか邪悪な世界に繋がる門の軋みのようなメロディから、さりげなくブラスを仕込んだサビへと繋がる展開が素晴らしい曲。このブラス、さりげなくも邪悪さや陰鬱さを更に増大させていて良い感じです。
間奏のソロもかなり暗いメロディで、タイトルの悪魔的イメージに恥じない名曲。


SATYRICON ★★ (2006-05-11 23:16:00)

SAYYRICONの新作、ロードランナーから出ている上に日本盤になってるからか、
普通にツタヤに売ってました…ああいう音楽がツタヤで買えるとは…
良い時代ですね(笑)


SATYRICON - Now, Diabolical - Storm (of the Destroyer) ★★★ (2006-05-11 23:14:05)

日本盤ボーナストラック。
約3分間疾走しつづける曲で、音がクリアなのでFrostのドラムの凄さがダイレクトに伝わります。リフもやはり荘厳さや寒さよりも陰鬱さを感じるメロディですが、ブラック好き垂涎モノのトレモロリフも出てきて単純にかっこいい。これ、ボーナスには勿体無いほどの超名曲だと思いますが…やっぱり本編にあると浮くからここにいれて正解なのかもしれませんね。


SATYRICON - Now, Diabolical - The Rite of Our Cross ★★★ (2006-05-11 23:12:47)

疾走パートはあっても、その部分ではリフがもったりと引きずるような感じになったり、あえて正統派に属さないようなヒネくれた展開は相変わらず。ですが暗黒アルペジオや破滅をもたらすような管楽器の音色によって表現されるダークな世界観は明らかにブラック特有のもの。こういう曲凄い好き。


SATYRICON - Now, Diabolical - K.I.N.G ★★ (2006-05-11 23:11:32)

このタイトル…「き・ん・ぐ(はぁと)」ってノリなんでしょうか…冗談です(笑)
曲的にはドラムのリズムやフィルなどを聴いているとちょっとノリの良い部分もある印象も受けるんですが、リフのメロディはやはり鬱屈した暗さがあります。その二つが合わさると掴み所があるようなないような不思議で不気味な曲調に。


SATYRICON - Now, Diabolical - Now, Diabolical ★★★ (2006-05-11 23:10:21)

この一曲を受け入れる事が出来るかどうかで、このアルバムが気に入るかどうかが決まってしまうくらいアルバムの作風を象徴するような曲だと思います。淡々としながらも、鬱系のメロディでじわじわ来る曲調、個人的にはたまらないものがあります。サビの毒々しくタイトルを吐き出す声もめっちゃ好み。


SATYRICON - Now, Diabolical ★★★ (2006-05-11 23:08:00)

2006年発表の6th。

このバンドは3rdの「MOTHER NORTH」あたりで寒かったり荘厳だったりするメロディを極めてしまったのか、4thからはそういう感覚よりも厭世観を醸し出す作風になってきていますが、まさにこの作品はその延長線上にあるアルバムだと思います。

4thと比べると、寒さや荘厳さだけでなくブルータリティやスピードに割かれていたエネルギーを大幅に世を疎む力に変換したような作風で、基本的にミディアムテンポで、暗すぎるメロディのリフでじわじわと脳髄を浸食していくような印象を受けます。Satyrの書くリフはブラックメタラー全般に受けるような邪悪トレモロリフよりも平坦で鬱屈したものが中心だし、Frostのドラムも1349の時の様にブラストで全てをなぎ払うものではなく、あくまでタイトに曲を盛り立てていく感じで、ある意味ではマニアックとも言える作風だと思います。

もちろん音質は最高レベルで、特にギターがディストーションの音色の重さに頼り過ぎない繊細さがあって気に入りました。ドラムがかっちりしているのも曲と良くあってますね。Satyrのヴォーカルは機械的な印象すら覚える程に研ぎ澄まされたがなり声で、4thの時よりも更にかっこよくなっている感じ。吐き捨てるときに結構ドスも利いてて迫力あります。ぶっちゃけブラックでは普遍的名盤扱いされている3rdと比べるとかなり好みが分かれそうな感じですが、私的には今まで聴いたアルバムの中では最も気に入りました。

しかし、1349やKEEP OF KALESSINなど、このバンドに関わったバンドが次々に名盤を放出しているので、肝心のSATYRICON自身はどういうアルバムで来るのかと思ったら…。このバンドにMAYHEMやEMPERORなど、パイオニアとして地位を築いたバンドほど、更に音楽性を発展・変化させていく傾向が強い気がします。

もしかしたら前述の1349やKOKなど良質なバンドが頑張っているからこそ、彼らはこういう挑戦的なものが作れるのかもしれませんね。ちなみにこのアルバム、DFの「Attera~」同様、買うなら絶対日本盤をお勧め。「STORM(OF THE DESTORYER)」は今のSATYRICONがストレートな曲をやったらどうなるかという感じで、ブラックメタラーなら一撃で悶絶するクラスのかっこよさです。
日本に生まれて良かったかも(笑)


NINE INCH NAILS - Further down the Spiral - Piggy(nothing Can Stop Me Now) ★★ (2006-05-09 21:53:13)

原曲は音響が面白い曲でしたが、こっちは単純にリズムセクションが聴いていて気持ちいいです。豚の鳴き声みたいなSEも面白いです。本当に養豚場の雰囲気が伝わってくるようなコミカルさがある…(笑)


NINE INCH NAILS - The Downward Spiral - Piggy ★★★ (2006-05-09 21:50:23)

ぶっちゃけ、一番最初に聴いた時はだるい曲なのかと思ってました…
しかし暫く聴いていくうちにドラムの音が色々な所から聴こえてきてかなり楽しい。やっぱりメロディだけでなく、こういう音そのもので聴かせる曲って聴き応えがありますね。


KIRCHE - 唄は語り継がれる - 唄は語り継がれる ★★★ (2006-05-09 21:39:00)

タイトル通り、古くよりの伝承歌を思わせるメロディの曲。
でも、こんなに高音を綺麗に出さなくちゃいけないなら、語り継げる人は限られてしまうのでは(笑)一子相伝、みたいな。ラストは「Pleiades」のメロディを用いたスキャットが入ってますが、この後に「千の~」からアルバムを繋げると、アルバムの内容が語り手の紡ぐ物語に思えてとてもいい感じに。私もMDに編集する時はそうしてます。


KIRCHE - 唄は語り継がれる - 凍る階音 ★★★ (2006-05-09 21:34:38)

帯にもある通り、KIRCHEの音楽の特性って「風景が見える」ことだと思いますが、そのなかでもこの曲は特にそういう側面が良く表れていますね。
絵画で見ただけで静寂、無音の状態が伝わってくるものってたまにありますが、この曲は音でそれを表している感じ。語義的には矛盾してますが、聴けば分かると思います。


KIRCHE - 唄は語り継がれる - ニンフェア~天空に咲く花~ ★★★ (2006-05-09 21:31:05)

もしKIRCHEの曲をまだ聴いた事のない人が聴いたとしても一発で良さが分かりそうなくらいの取っ付きやすさがありつつも、この繊細さ、幻想性は流石です。特にオルゴールらしき音とアコーディオンが絡むところなんか本当に天上の音楽って感じ。


B'Z - SURVIVE - CAT (2006-05-04 21:25:46)

DEEP KISSのラストで犬になったと思ったら、今度は猫ですか(笑)
高音が続くので、カラオケではかなりきついでしょうね。