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Usher-to-the-ETHERさんの同意された発言一覧 1-14
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Usher-to-the-ETHERさんの同意された発言一覧 1-14



ALI PROJECT - Collection Simple Plus ★★ (2006-07-26 01:50:00)

2006年発表のベスト盤。
主に「wish」~「月蝕グランギニョル」のシングルとそのカップリングを収録。
初回限定盤には「月蝕~」のライブ映像と「亡國覚醒カタルシス」のプロモーションビデオ、
通常盤には「亡國覚醒カタルシス」の新ヴァージョンを収録。
このアルバム、曲順を追って聴いていくと面白いですね。
最初は「wish」「ピアニィ・ピンク」などキュートとも表現できるほど乙女チックな
ポップな曲が中心なのに、ターニングポイントとなる「コッペリアの柩」からは
まるで封印を解かれたように、夢魔の本性を現したダーク・ゴシック・耽美な楽曲が並びます。
もちろんALI PROJECTはこれ以前にもシングルでも「恋せよ乙女」などマニアックなアレンジの
曲をリリースしているんですが、この時期のシングルを並べたら何故かコンセプトアルバムの
趣が現れているのが面白いです。この曲順で聴くと「コッペリア」がかなり怖い(笑)
あと選曲も良い、というかリスナーに対して親切だと思います。
殆どの曲はオリジナルアルバムに未収録だし、「赤と黒」はアルバムとは別ヴァージョン、
「コッペリア」はサビから始まるシングルヴァージョンになっているため、アルバムを
全部持っている人でも未聴の曲が多いのではないでしょうか。また最近のシングルも
省いているため、最近になってアニメタイアップで知り、シングルを購入してはまった人も
曲が被らなくて済みます。かなりセールスが良かった「聖少女領域」なんかを入れた方が
売り上げ自体は伸びそうですが…。このユニットはやはりリスナーフレンドリーですね。
ちなみに私は通常盤を買ったんですが…
「亡國」の新ヴァージョン、感動するほどに圧倒的です。お勧め!!

同意者: RIOTアザラシ


AUDREY HORNE - Audrey Horne ★★★ (2011-01-26 21:13:29)

2010年発表の3rd。

ENSLAVED本体を差し置いてまさかの日本盤発売。
1stを聴いた限りでは、少し消化不良気味(特にヴォーカルの使い方など)に思えてしまい、あまり思い入れは無かったんですが、日本盤の発売と評判の高さに今作を以ってこのバンドに再チャレンジ。

…完成されてる、って感じですね。
1stで感じた消化不良感はどこへやら、ハモンドやメロトロン、繊細なメロディの醸し出す格調高い、アンティークなメランコリックさの支配する、王道ハードロックに近い音に。中途半端に激しい歌い方でイマイチだったヴォーカルも、今作ではこのメロウな世界観の語り部としてしっかり歌い上げ、役割をこなしている感じで素晴らしい。

こういう(ブルースのルーツが見える)王道HRって、バンドがセッションを楽しんでるような、明るさがある(今作にも、ボーナスの「Nowhere to Run」はその傾向が見られる)のでどうも苦手だったんですが、この作品はそれがメロウさ、鬱なムードである程度打ち消されていて、結果HRのグルーヴやキャッチネスといった恩恵のみを享受しているのが、個人的な好みにもフィット。

あと、何気に歌メロも素晴らしいです。
グルーヴ感の強い曲にはそれに合わせたメロディを、ムードたっぷりな曲には歌い上げるメロディを配置していて、しっかりヴォーカルの良さを引き出すものになってると思う。また、時々リフなどのフレーズに近年のENSLAVEDに通じるセンスが、隠し味的に盛り込まれてる気がするのも好感。3曲目のイントロのダークさとか、そんな感じかも。

…色々述べてきましたが、この作品が日本盤出たり、BURRN!誌などのインタビューに載ったり、話題になっているのは、単純に「曲が良いから」だと思う。基本王道HR苦手な私でも食べれてしまう作品なのは、ブラック/プログレ/ゴシックのセンスが盛り込まれていると言う以上に、曲そのものの魅力だと思うし。

ちなみに、買うなら絶対日本盤かボーナスつき限定盤。
日本盤は限定盤のボーナスディスクのアコースティック・セッションの6曲がそのまま納められていますが、こちらも本編並みにアンティークで格調高いムードの曲が納められており、本編を気に入った方なら絶対こっちを選んで良かったと思う出来だと思う。

同意者: 永遠のHM都民


CRADLE OF FILTH - Dusk and Her Embrace ★★ (2003-11-19 22:35:00)

よくクレイドルはEMPERORやMARDUKなどに比べヌルイとか言われることがありますが、曲がシンフォニックなだけでボーカルは一番イッてる度が高いのではないでしょうか。
そして、その中でも一番オカシクなっちゃってるのがこのアルバムです。
「MIDIAN」「CRUELTY AND THE BEAST」を先に聴いていたのですが、前者は高音と低音の使い分けが頻繁すぎ、後者はストーリーに合ったボーカルになっているため、Daniの高音喚きを聴きたい人はまずこのアルバムから入ると良いでしょう。
メロディが全体的にロマンティックで、「A GOTHIC ROMANCE(RED ROSES FOR THE DEVIL'S WHORE)」「BEAUTY SLEPT IN SODOM」なんかはイントロから惹き付けられてしまいます。特に後者はチェンバロ風キーボードがもう堪らないです。タイトルトラックの切れっぷりもなかなかで、名盤といっていいと思います。
日本盤はSLAYERのカバーと「NOCTURNAL SUPREMACY」のセルフカバー、ホラーチックなインスト曲が入っていますが3曲とも素晴らしいです。是非日本盤を買いましょう。

同意者: GOD


CRAFT - Fuck the Universe ★★★ (2008-04-12 03:55:00)

このアルバムも、前作同様プリブラの傑作だと思います。

特に単にトレモロで押すだけに留まらないギターリフは、同系統のバンド…というより同系統のバンドでのトップクラスと比べても、かなり作りこまれてる感じがします。このリフこそが、このバンドの強味であり特徴と言えるのではないでしょうか。ギターの黒さが直接伝わってくるような歪ませ方や、ヴォーカルの悪意を吐き出すような邪悪極まりないがなりなんかは、どこかWATAINにも通じる物があるように思います。

あと、このバンドはリフだけでなく、リズム面にも相当気を使ってますよね。ファスト、スローだけでなく、所々ダンサブルと言ってもいいようなリズムが出てきますが、このバンドは、こういうリズムの酩酊感は、実はプリブラ特有の陶酔感にも繋がる事を深く理解していて、自分達の音楽に取り入れているという感じがします。それをファスト/スローなパートと上手く組み合わせる事で、更に強めているような印象。

…このバンドが本当に凄いのは、リフもリズムも相当作りこまれている感じなんですが、それでいながらプリミティブブラックの様式は遵守している事なんですよね。おそらく、プリブラについてかなり研究してて、明確なヴィジョンを持ってるんじゃないでしょうか。私なんかは聴いていて、「これが進化したプリミティブブラックの姿かもしれない…」とまで思わされたほど。もう隙がなさすぎて可愛げがないくらいです(笑)。

ただし、一聴しただけでも音に相当のこだわりがあって、凝ってる事が分かってしまうような音源なので、プリブラに衝動性を求めて聴いている人はもしかしたら不満かもしれません。でもDARKTHRONEの3部作辺りが行ける方なら、購入を迷う必要は無いかと思います。お勧め。

同意者: GOD


DISSECTION - Storm of the Light's Bane - Unhallowed ★★★ (2004-10-22 20:23:13)

この曲、DISSECTIONの曲の中でもリフが最高に邪悪な部類に入るのではないでしょうか?ほんとに猛吹雪って感じですね。ギターソロなど意外にメロディアスな部分もあります。

同意者: 硫酸


DISSECTION - The Somberlain ★★ (2004-07-24 12:15:00)

「ジョーン・ノトヴェイトだよ」のフレーズで有名な、異様にフレンドリーな雰囲気に
翻訳された本人の曲解説がついたDISSECTIONの1stアルバム(笑)。
この解説を読むためにも、是非とも日本盤を買ってください…ってこんなこと書いていいんでしょうか(笑)
曲はメロディック・ブラックに分類されるらしく、メロディを強調したブラックって感じです。
キーボードやストリングスを前面に出すシンフォニック・ブラックと違い、ほぼギターが
メロディを担当してます。特に②はイントロからして本当にメロディが良過ぎます…
これは聴かないと損ですよ。アコースティックの小品も個人的には大好きです。
ただ、全曲通して聴くと、曲が長いせいもあってか少し疲れてくるので、3、4曲ずつ
区切って聴くと私的に丁度良い感じです。

同意者: RIOTアザラシ


FUNERAL MIST - Salvation ★★★ (2005-09-18 11:13:00)

2003年発表の1st。

音楽性的にはブルータル・ブラックに属するんでしょうか?同郷のMARDUKやDARK FUNERALと比べると、プロダクションは少し汚な目ですが、それによってブラックとしての邪悪さは上手く出せている様に思います。

時折冷涼とした荘厳メロディを弾くリフも出てきますが、そういう場面ではギターを前に出してちゃんとメロディを聴かせるあたり、アングラ感と聴覚上の気持ちよさの兼ね合いのバランスの良さが際立っている感じがします。

このバンドはVo担当のAriochが中心人物みたいですが、彼のセンスはMARDUKでの「Life's Emblem」で死神と今正に命を奪われんとする男を類稀な表現力で演じきった時から思ってましたが、やはりただものじゃないですね。うめき、がなり、絶叫とスタイルが多く、しかもどれも苦しげな感じがするのが良いです。この人は普通にがなっても上手そうですが、微妙に地声を混ぜてわざと不気味さを演出したり、ホントにセンスいいです。

曲の場面によって音の中に混ぜるような声にしたり、低音に不気味なエフェクトをかけたり、絶叫を前に出したり、自分の声を曲全体の観点から見ても邪悪に作用するアレンジを加える所からも、それが良く分かります。また、このアルバムはSEの使い方が上手いです。個人的にあまりSEって好きじゃないんですがこのアルバムに関しては絶対にあった方が良いと思います。聖歌系が多くて凄く感じ出てます。

余談ですが、このアルバムはMARDUKのリーダー、Morganも自身のお気に入りアルバムベスト3に入るほど気に入っているそうです。そのためかLegionがMARDUKを去った後、AriochをMortuusとして加入させてしまいました。私はそこからFUNERAL MISTを知ったんですが、このアルバムはかなり気に入りました。

まぁ少し音がごちゃごちゃな所があったり、これからブラックを聴く人には流石に勧められませんがブラック好きかも、って位の人には余裕でお勧めのアルバムです。たぶん。

同意者: GOD


GORGOROTH - Antichrist - Gorgoroth ★★★ (2005-05-22 00:04:44)

自らのバンド名を冠した曲で、かなりメロディアスなスタイルのブラック。
リフやソロのメロディだけでなく、ねっとりとしたホラーチックなベースのフレーズがより漂う悲哀をより強めています。成仏できない地縛霊のような不気味なヴォーカルも印象深い名曲。もしかしたらDISSECTION辺りよりもメロウ度で勝っているかもしれません。

同意者: GOD


MARDUK - Heaven Shall Burn... When We Are Gathered - Infernal Eternal ★★★ (2004-06-18 03:14:53)

このアルバムで全体的な叙情性の観点から見れば「Beyond the grace of god」や「The black tormentor of Satan」に一歩譲ると思いますが、ワンフレーズの美しさで言ったらこの曲の主旋律が一番ではないかと思います。中世的で綺麗なギターリフのメロディが耳について離れなくなる超名曲です!!

同意者: GOD


MAYHEM - Live in Leipzig ★★★ (2004-07-09 22:28:00)

伝説のヴォーカリスト(と何かに書いてあった)DEADの声が聴けるライブ盤。これを買った当初、あまりの音の悪さに「ああ、間違った買い物しちゃった…」と嘆いて、封印しかけていたんですが時間を置いてから聴いてみたらかなりの名盤に思えました。

まず、慣れると音の悪さが気にならないです。
というのも、リフがひしゃげってたりドラムの音がしょぼしょぼだったり、取っ付き辛い音ではありますが、音の分離が悪く何を演奏しているのか分からなかったり録音レベルが大幅に狂ったりといった事は無く、芯の部分がしっかりしているので、慣れればプリミティブ好きでなくても十分鑑賞に耐え得る音だと思います。

DEADのヴォーカルなんですが、MARDUKのLEGIONを髣髴とさせるような(でも彼ほどねちっこくはないです)がなり系ですが、その特徴は何と言っても厭世的な感じがすることだと思います。「自殺した」という予備知識があるからかもしれませんが、なんだか物凄く悲痛な感じがします…

このヴォーカルと極悪な音質が相まって、更に曲が邪悪な物になっています。特にFuneral fogやPagan fearsなんかはアルバム版よりもこっちの方が気に入りました。アルバム版は心地良い邪悪さに酔える感じですが、こっちは酔うどころかその狂性に圧倒される感じです。寝る時に聴いてたら本当に怖くなってきてしまったほどです(笑)

これはブラック、もしくはMAYHEMというバンドののファンなら買いのアルバムですね!!

同意者: GOD


MORBID ANGEL - Gateways to Annihilation ★★★ (2008-05-12 22:15:00)

疾走を軸とした展開ではなかったりインスト明けの2曲目が全然メロくない無愛想な曲だからなのか、中古で多く見かけたり(ぶっちゃけ、私は中古600円くらいで買いました)彼らのベスト作品に挙げる人が少なかったり、いまひとつ世間での評価が芳しくないように思われる作品…ですが、私的にはかなりの名盤。

スピードを敢えて押さえた作風は、威厳たっぷりの禍々しさを見せ付け、地獄で仏ならぬ地獄で閻魔とサタンに同時に遭遇したかのような感覚。Treyの感性が遺憾なく発揮されたリフ、Peteの激速ツーバス、敢えて曇ったようなギターのプロダクションなどが絡みあって出来る世界観は、単なる表面的な重さや速さだけではないおぞましさがあるように思います。「H」はその個性を更に発展させた形とも言えますが、インストやドラムチェックを挟んでた「H」と比べると、世界観の描写が一貫している分こっちの方が好きかもしれません。

…これを聴いて私が思い知らされたのは、「(真性)デスとメロデスの違いは単にメロディの多寡によって決まるものではない」という事。「Ageless, Still I Am」なんて全体的にかなりメロディアスですが、明らかにメロデスとは雰囲気が違いますよね。メロディがメロデスのような「泣き」「哀愁」に全く向かっていかず、只管に禍々しくて邪悪。リフが意志を持って蠢いた結果、それがメロディに聴こえるような感じ。こういう恐ろしさを感じさせるリフ捌きだけでも帝王と呼ばれる資格は十分にあると思いますが、それを際立たせる他パートの構成やプロダクションのセンスもあるんだから、もう向かう所敵無しでしょう。

どうでもいい事ですが…Treyってアニメとか割とオタクっぽい趣味にも理解がある事で有名ですが、昔のインタビューを読んだらそれらを好きな理由として「ハッピーな力があるから(大意)」みたいに言っていたのが意外でしたね…。これだけ邪悪な曲を書く人だし「(オタク系のアニメには)人を成長させない要素や社会と向き合わない事を良しとする要素が含まれていて、アノミーを生み出す可能性を高めるから」みたいな理由かと思った(笑)。
楽曲の邪悪さとは裏腹に、実生活では実はポジティブで良い人なんだったりして…(笑)。

同意者: GOD


PECCATUM - Lost in Reverie ★★★ (2004-06-03 21:59:00)

いつの間にか出てた、PECCATUMの3rdフルアルバム。
日本は情報が入ってこなくて困りますね(笑)

とりあえず、何回か聴いてみての印象なんですが…なんとなく、美術館で圧倒的な絵画を目の前にした時のような感じのするアルバムだと思いました。技法とか細かい事はよく分からないんだけど、圧倒されるというか、引き込まれるというか…
また歌詞に「swim」「soak」「river」等と水をイメージする単語が頻繁に登場する事や、アートワークにIhsahnとIhrielがボートに乗っている物があったりする事からそう感じるのかもしれませんが、聴いていると何か液体の中を漂っているような感じのする印象も受けました。

具体的な音の方ですが、まずLord PZがSource of tideに専念するという理由で脱退したため、トリプルボーカルからツインボーカルへと変わっています(クレジットを見る限り、③と⑤には参加しているようですが…)。前作と比較しての印象ですが、「静」と「動」のコントラストがより明確になったような感じがします。

「静」で聴かせる場面が増えたため、静謐さが凄く感じられますが、その反面キャッチーさがかなり減退したように思います。それと①ではリズム部分に破壊音をサンプリングしてあったり、①と⑥で蝿の羽音が聴こえる場面があったりと、少しインダストリアルっぽい要素も取り入れているようです。

また、Ihrielの歌声が前々作ではちょっとか細過ぎ、前作ではビブラートを過剰にかけている印象があったんですが、今回かなり上手くなっていて、静かに妖しく聴かせてくれるのも良い感じです。ただ、Ihsahnはファルセットやうめき声などを多用し曲の様相に合った歌唱を聴かせてくれますが、Emperorの「With strength~」に代表されるような朗々とした歌い上げがあまり聴かれなかったのが少し残念でした。

私的には、更にブラックから離れたアルバムだと思います。
それとIhsahn、印象変わった(笑)?
何か今までは威厳と畏怖を感じさせるかっこよさだったのに、今回のアートワークでは渋いかっこよさですね。ヒゲとスキンヘッドを止めたからかも(笑)

同意者: うにぶ


SAMAEL - Reign of Light ★★★ (2008-08-25 17:49:00)

2004年発表の6th。

SAMAELって96年に4thアルバム「Passage」を出して以降、一貫してブラック/ゴシックメタルにインダストリアルやエレクトロニカ要素を融合させた、他に無いタイプのメタルを演って来たと思いますが、ギターやリズムなどが最もメタリックな「Passage」、ダークでアトモスフェリックな「Eternal」と、どの作品もその中で特徴があるように思います。

この作品の特徴は、ダンサブルなリズムとキャッチーなヴォーカルラインでしょうか。特に後者、ブラックメタルの…というか、デスヴォイスで歌う音楽の中ではトップクラスのキャッチーさだと思う。デスヴォイスで歌ってるのに口ずさみたくなる音楽なんて他になかなか見当たらないです。こうした要素によって、単にポップになるのではなく、ノリの良さの中にどこか陶酔的なムードを感じられる音に仕上げてる辺りセンスは抜群ですね。

この美点は次々作「Solar Soul」で更に強まってますが、このアルバムを以ってSAMAELの音楽性は一つの完成形を見たと言っても過言ではないのではないでしょうか。また、再発盤にはPVやライブを収録したDVD(国内機=PS2で再生出来ました)が付いて来ますがこちらも必見。特に「On Earth」での観客に腕を大きく振らせるパフォーマンス…なんか普通のロックバンドのライブの大団円シーンを見ているような、ピースフルなノリでつくづくブラックメタルっぽくないです(笑)。ほんと変わったバンドだわ…。

ブラックメタルが好きなら初期作、シンフォニックブラックが好きなら「Eternal」がお勧めですが、それ以外の方にはこのアルバムか「Solar Soul」がお勧め。…っていうか、SAMAELはもっと聴かれて然るべきバンドだと思う。現時点では、私の知る限り日本では最も過小評価されているバンドの一つだとすら思うんですが…。完成度も高いし、フックもあるし、取りあえず騙されたと思って買ってみて欲しいです。

同意者:


黒夢 - 亡骸を・・・ - 親愛なるDEATHMASK ★★★ (2003-11-08 18:09:17)

現在のビジュアル・コア界に多大な影響を与えたであろう曲。
デスメタルスタイルを独自のセンスで消化したかのような歌い方が格好良いです。多分ディルの京が「MASK」「羅刹国」の2曲に渡って「首生掴み」というフレーズを入れてるのはこの頃の黒夢へのリスペクトでしょうね。歌詞は放送禁止用語を連発すれば格好良いと思っているところがイタイっていうか若いけど、そんな事を感じさせない激しさを持つ曲です。

同意者: PSYPHER