地味ながら椅子ファンには人気の高いアルバム。
ありがちながらノリノリの「もっと光を!」
イントロがかっこいい、「人間椅子倶楽部」
鈴木氏の蟲へのこだわり、「埋葬蟲の唄」
故郷をこよなく愛する、「青森ロック大臣」
そしてラストは重厚かつ壮大「羅生門」

全ての日本人に聞いて欲しい曲。和の心を忘れてはならぬ。損な気がしてなりません。
ライブでは、会場の東西南北を確認してから、激速部分のフレーズを歌う鈴木さんは・・・お茶目です。

一時期入手困難になりましたが、修羅囃子発売と同時に再発されました。
SPIRITUAL BEGGARDSにED75そっくりの曲があります。アモット氏がいかに椅子好きか、分かりますね。
九相図やダンウィッチ、胎内、戦慄と名曲揃い。
このアルバムも椅子ファンの間で人気が高い。

東北の冬の厳しさ、「出稼ぎ」という言葉の重さ、いろいろ感じさせられる曲です。
きっと東北地方のおじさんが聞いたら涙が出るんだろうな、そんな曲です。
鈴木氏の歌唱力がものすごく光っている逸品です。

夢野久作の小説「ドグラ・マグラ」が題材になっている。死体が腐り朽ち果てていく様子を、九段階に分けて表現したものを九相図というらしい。曲後半に和嶋氏のボーカルの裏で、「1番目は～新死の相～・・・」と順番に歌っている鈴木氏の声がなんともいえない雰囲気を作っている。
歌詞の内容の割に、曲調はポップでコミカルな感じでそのギャップがまた気持ちがよい。