怒音、轟音に慣れた耳にはある意味衝撃的な一枚のオープニングナンバー。 しょぼすぎる音作り、不安定なVo.、古臭すぎるメロ・・・・にもかかわらず、聴けば聴くほどクセになる曲。 冒頭の「WITCHCRAFT TAKE ONE・・・・」から始まり、4:30あたりからの甘く切ないギターソロと、最初から最後まで耳が離せない!
何と今回はAC/DCの「BACK IN BLACK」丸ごと一枚そのままカヴァー。前作のvol.1は割と普通のカヴァー集でしたが今回はアルバム丸々一枚。やはりやることが半端じゃありません。その中身ですが「声」以外は結構普通にカヴァーしており、vol.1でもAC/DCのカヴァーが収録されておりましたが、全曲通してあんな感じです。 しかし問題はその声。SIX~ではかっこよく聴こえたあの声も、AC/DCの曲に乗せると・・・・かなり笑える。あの曲調に全然合ってない!こんなの笑いなくしては聴けません。 あくまでもお遊び的作品なんで「デスメタルも聴くよ」というAC/DCファンは(もちろん「ネタ」のつもりで)即買いましょう。←何と今回は日本盤も出るようです。驚き! さて笑いはもう十分なんで、次回のvol.3(あるのか)ではVENOMの「welcome to hell」あたりを丸ごとカヴァーしていただき、汚名?を返上してもらいたい。 また他に笑えるネタとしてJUDAS「GRINDER」、THIN LIZZY「JAILBREAK」、SCORPIONS「BLACKOUT」等の各カヴァーを挙げておく。
anathemaのGと、troubleのVo.というヘヴィな二人によるアルバム。 中身は意外にもポップで、最後にボーナスとして収録されているBEETLESのカヴァー「Don't Let Me Down」がこの作品の意図全てを物語っているようにも思える。 (曲によっては)甘くポップなメロと、本来のヘヴィなリフが重なり合って、なかなか個性的で聴き応えのある好盤に仕上がっているのではないだろうか。 あくまでも「お遊び」的な一枚だと思うが、これで終るのは勿体無い。 最近、音沙汰は全くないが、密かに次作を期待している私であった。