Carcassの4th。 At the Gatesと並んでメロデスを確立させた名バンド。 楽曲の良さはいまさら語ることもなさそう。 ボーカル、Bill Steerのデス声はかなりツボ。 叫ばずともこれほど邪悪さを醸し出す歌声はかなり珍しい。 メロデスに影響されたアメリカのメタル勢はぜひ見習ってほしいものだ。
Children of Bodomの6th。 賛否両論があった5thの次の作品ということでどう変化してくるか楽しみであった。 結局傑作の4thのスタイルに戻り、守りに行った印象が強い。 内容は4thより若干劣るが、それでも作品の出来そのものは素晴らしいことは確か。 ただ、毎度おなじみのカヴァーのボーナストラックはどうにかしてほしい。 せっかくいいアルバムなのにラストに肩透かしを食らう、というのが4thから続いてる。 ボーナストラックだから期待しちゃいけないのかもしれないが・・・。 あーいうカヴァーはライブだけでやってほしいよ。
Dream TheaterといったらImages and Wordsという風潮があるが、このアルバムも凄まじい完成度だ。 1曲目、As I Amからもう惚れ惚れ。 地を這うようなギター、ベースと、暗めに歌うラブリエの不穏な雰囲気がたまらない。 不気味なジャケット通りの楽曲がつらなり、どの曲も文句なしにかっこいい。 Images and Wordsはもう聴きすぎて飽きてきたが、Train of Thoughtは聴きすぎてもなぜか飽きない。 それどころか今聴いても鳥肌がたつほど。 「ダーク」、「超絶技巧」というキーワードにピンときた人は必聴です。
メロディックデスメタルバンドのIn Flamesの5th。 毎度高品質の素晴らしいアルバムを連発してくれるが、本作が1番気に入ってる。 特に#3.Only for the Weakが最高すぎる。 キラーチューンではないがノリやすくわかりやすい、だからライブでも必ず盛り上がる。 Wigwamなんかがカヴァーしたら面白そう。 Only for the Weakのような曲を平然とこなすのがIn Flamesの強みの1つであろう。 アルバム全体で見るとAnders Fridénの技量がかなり光っている。 時に力強く、時に弱弱しく、曲の強弱を絶妙に変える技術を彼は持っている。 演奏陣もいまさらながらレベルの高い演奏をしてくれる。 どこを取っても不満がない、名盤中の名盤。
In Flamesの攻撃的な面を強調させた1枚。 全編に渡ってアグレッシブなので、初期のIn Flamesが好きな人にはかなり気に入りそう。 中間に入るバラードも非常にいい味を出している。 個人的には「Only for the Weak」のようなミドルテンポで跳ねるようなリズムの曲が好きなので、今作はそういった楽曲がなかったのがやや残念。 アルバム単位で見れば高品質な作品であることは間違いないので、多くの人に聴いてほしいアルバムです。
フィンランドのメロディックデスメタルバンドのNortherの3rd。 Children of Bodomのフォロワーのとして有名?なバンドでもある。 聴いてるとやはりChildren of Bodomからの多大なる影響を感じる。 ただ楽曲のクオリティも受け継ぐあたりは彼らの実力の高さであろう。 ケガしまくりで新譜の発売が延期しまくりのどっかバンドより、コンスタントに良質のアルバムを出す彼らの方が別の意味で安心感がある。(笑) 本作はNortherのアルバムでも最高傑作といっても過言ではないと思う。 #3のキレ具合は爽快感たっぷり。 疾走曲が中心だが、#5の動と静のコントラストは絶品。 彼らの懐の広さも見せてくれる名盤である。 メロデス好きにはもれなくおすすめの1枚。