2004年リリース。 様々なタイプの音楽性をも貪欲に吸収し自らのものとしてきた彼だが、今作ではオーソドックスな、彼の原点ともいえる楽曲群を繰り出してきている。 「これぞジョー」的な、王道ともいえるロック・サウンドにのった彼のソロは派手さこそあまりないように思ったが、一段と鋭さを増してきたように思う。 ただ、ギタリスト・マニアやサトリアーニ・ファンならいざ知らず、一般のリスナーにアピールするには少し訴求力が弱いように思う。 コマーシャル性を排除した結果なのかどうかは知らないが、1、2曲だけでもノリノリな曲があるとよかったなー、と思った。 タイトル曲Is There Love In Space?、If I Could Fly、Searchingが好きです。 ところで、ジョーはまだ歌い続けるのだろうか(笑)?
93年リリース。 2枚組で、disc 1がオリジナル音源、disc 2はライヴ音源。 確かにdisc 1だけを取り上げてみると他のアルバムに聴き劣りするのかもしれない。 だが、disc 2の方はジョーの代表曲が網羅されているので、初めてジョーサトを聴こうという方はこれを参考にして他のアルバムに手を広げていくのもいいかもしれない。 といいつつ、ベスト盤出ちゃったしな~。そういう買い方はあまり実用性ないのかも? All Alone、Dweller On The Threshold、Woodstock Jamが好き。
00年リリース。 新VoにSteve Augeri、DrにDeen Castronovoを迎えた作品。 華々しさはないけれど、非常に聴き応えのあるアルバムだと思う。 新Voのスティーヴ・オージェリーですが、スティーヴ・ペリーと声がよく似てますよね。 実際、スティーヴ・ペリー時代の曲を彼が歌っていても、ほとんど違和感なかったし。 彼はもっともっと評価されるべきだし、そうなって欲しいヴォーカリストだと思う。 All The Way、Loved By You、Kiss Me Softlyが好き。泣ける。
黄金期のメンバーで約10年ぶりに制作されたアルバム。96年発表。 私もJOURNEYのバラードは最高だと思っているので、今作はどちらかというと好きです。 ただ、全盛期の頃の作品と比べてしまうと、どうも・・・という印象も否めない。 たぶん、中古屋に売り飛ばした人の中には、意外と昔からのファンの方も多かったのではないでしょうか、と勝手に想像したり(真偽は知らない)。 ただフォローすれば、人間が十年の年月を経ればそれだけ落ち着きが出てくるだろうし、昔の勢いを過度に期待するのも酷だったのかもしれない。 落ち着いて聴きたいときにはこの作品が合いますね。好盤です。 Message of Love、Still She Cries、It's Just The Rainが好きです。
82年発表。 KCに対して「IN THE COURT OF THE CRIMSON KING」「RED」のイメージを強く持ってしまった人にとって、今作を受け入れるのには時間がかかるかもしれない。 今作は前作「DISCIPLINE」の流れを汲む(上の方も言及されているように、ブリューが主導権を握って作られた)サウンドなのだが、作品のクオリティは間違いなく前作の方が上だ。 ただ、ブリューが好きだという方にはオススメの1枚であるように思う。 なお余談だが、今作はKC初の同一メンバーでレコーディングが行われた作品とのこと。 Neurotica、Two Hands、Requiemが好き。
70年発表。 Greg、Ian、Michealら主要メンバー3人が脱退(GregとMichealはゲスト参加している)したため、代わってGordpm Haskell(Vo)、Peter Giles(Ba)、Mel Collins(Sax & Flute)、Keith Tippett(Piano)が加入した。 前作「クリムゾンキングの宮殿」があまりにもインパクトの大きい作品なため、今作は地味な印象は拭えない。 しかし、The Devil's Triangleを聴いてその思いは完全に吹き飛んだ。非常にツボである。これはおもしろい。 あと、PICTURES OF A CITY Including 42nd At Treadmillもオススメ。スリリングなインスト・パートが特にかっこいい。 ただ、レビューしといて何だが、今作に関しては「買え!」の優先度は低いかも・・・。 機会と、金に余裕がありましたら聴いてみていただきたい。かも?
70年発表の3rd。好盤。 脱けたPeter Gilesの代わりにGordon Haskellがベースも兼任。DrにはAndy McCullochが加入。 タイトル曲LizardではYESのJohn Andersonがゲスト参加してます。 一聴すると雑然、または混沌としたイメージを受けるが、その中にはとっても穏やかで綺麗なメロディが存在している。 もちろん、プログレ特有のごちゃごちゃとしたインプロヴィゼーションなどもちゃんとあって、またまた理解不能(特に、Happy Family)。 まあ、そこも好きなんですけど。 アルバム全体から受けた印象はかなり良く、今作は自信をもって「買え!」と推薦できると思う。 好きな曲はCirkus Including Entry of The Chameleons、Lady of The Dancing Water、タイトル曲のLizard。
MAROON5ってライヴでAC/DCのHIGHWAY TO HELLをカヴァーしてましたよね。 自身の曲を演奏している時との声のギャップが結構あって、同一人物が唄っているとは思えませんでしたが・・・。 HRの大御所をカヴァーするくらいだから、とりあえずHR/HMの素晴らしさをMAROON5自身は分かってくれているはずですよ! 次作はSONG ABOUT JANEの流れでいってくれても十分に嬉しいけど、ちょいハードな楽曲も収録してくれるといいかな、とか思いますね。
ギターやベース・サウンドがヘヴィでかっちょいい一方、ドラムの音が少し軽めなのが気になる。 猪突猛進に突き進んでいくのではなく、緩急のバランスが取れているため、盛り上がるとこでは一気にテンションがあがります。 Matt Smithってヤロウがこの曲をカヴァーしているんですが、おバカなパロディで爆笑。 人によっては怒髪天を衝いちゃうかもしれませんが(笑)。