4th。邦タイトルは「戒厳令」。 1978年、VAN HALENは1st収録のEruptionで世界中の度肝を抜いてみせたが、今作でもやってくれました。 Mean Streetでのスラッピング奏法、これは一聴に値すると思います。 それまでスラップといえば、ベーシストだけの専売特許のように思われていたものですが、エディは又しても私たちの既成概念を粉々に打ち砕いてくれた。 本人はそんなこと考えてやったわけじゃないでしょうけど。 ギタリスト必携のアルバムでしょうね。このアルバムから学び取れるものは多いはずです。 Dirty Movies、Unchained、One Foot Out The Doorが好きです。
8th。 VHは大好きですが、今作は全作品のなかで一番聴いていません(それでも、30回以上は聴いてます)。 言い方は悪いですが、凡百のロック・バンド的なアプローチに聴こえてしまって、私の頭の中で思い描く(理想の)VHサウンドとは微妙に違うから。 上の方々も仰っていますけど、やっぱりインパクト弱いですよね・・・。 好きな曲は、Mine All Mine、Cabo Wabo、Finish What Ya Started。
78年発表。衝撃の1st。 メンバーはDavid Lee Roth(Vo)、Edward Van Halen(Gt)、Micheal Anthony(Ba)、Alex Van Halen(Dr)。 エディにオーバーダヴの知識がほとんどなかったため、殆どの曲がほぼ一発録り状態らしいですが、サウンドは悪いどころか素晴らしくなってしまっていて不思議です。 ギターの世界に文字通りの革命を起こしたライト・ハンド奏法(タッピング)で有名なEruptionはギターを弾く人間なら、絶対に知っていなければならない最大公約数的な名曲。 THE KINKSのカヴァー曲であるYou've Really Got Meは、完全にVHのものにしちゃってます。今じゃ、彼らのヴァージョンの方が有名でしょう。 とりあえず歴史的名盤なんで、聴いてみてください。 私の特に好きな曲は、Eruption、Ain't Talkin' 'Bout Love、I'm The One、Jamie's Cryin'。
98年リリースの11th。 VoにGary Cheroneを迎えたものの、第3期VH最初で最後のアルバムとなってしまった。 今作については何と言ったらいいのか、非常にコメントしづらい。 ゲイリー・シェローンの歌唱力の高さはEXTREME時代に立証済みだし、楽曲に関してもバンドは非常に高い演奏力を示しているのだが・・・。 どうしても聴いていて違和感を感じてしまうんですよね。 ひとつだけ言えるのは、これはVH初体験アルバムとしてはすすめられないかな?ということ。 諸アルバムを経てから今作を聴くのが無難。できればEXTREMEも聴いておいたほうがいいかも。 否定的なコメントが続いてしまいましたが、決して嫌いなアルバムではありません。 好きな曲は、From Afar、Dirty Water Dog、Fire In The Hole、Ballot Or The Bullet。
クラシック・ピアニストとしての一面を覗かせた2nd。 新しくBassにJohn Onder、GuitarにGeorge Bellasが参加。 ジョージ・ベラスとヴィタリ・クープリの壮絶な速弾きバトルが繰り広げられる疾走曲②、⑦、⑨は本当に凄い! 前作ではモーツァルトのExcerpt From Sonata In A Minorのみのクラシック曲が、今回はショパン、ベートーヴェン、バッハと4曲も弾いちゃってます。 私的には、8曲めのChopin Etude #12 In C Minor Opus.25がかっこいいなぁって思います。 クラシックとヘヴィ・メタルの両方が好きな方は聴いてみては?
>k.s.m.2さん こちらでレスさせていただきます。 Restlessの別ヴァージョンはClassical Versionのことでしょうか。 オリジナルとは異なって、バンドによる演奏はなく、ピアノ ストリングス コーラスのみの伴奏となっています。 ちなみにオリジナルと比べて特にどうとかはないですが、あえていうならオリジナルの方が重い感じがするので私としては好みですね。 World of Make Believeですが、ピアノの低音が不気味に鳴るイントロに始まり、ヴァイオリンのピチカートや笛の音色が徐々に盛りあげていく流れは抱擁力に満ち溢れていると思います。 オケのサウンドに力強さはあまり感じられませんでしたが、どちらかといえばこの曲では優しさ、繊細さ、女性らしさなどが感じられるかもしれません。 一応、私としてはそのような印象を受けましたよ。ちなみに曲評価としては名曲・・・でしょうか。 とりあえずこんなところです。
88年発表。インディーズ作品。 個人的には捨て曲がPhantom of Guiltのみという、大好きな1枚。 Dear Loser~Vanishing Love、Sadistic Desire(私もこのヴァージョンが一番好き)、Alive、Kurenaiなどの名曲がズラリ。たまらん。 インディーズならではの荒々しさ、過激さもCDを通して感じ取ることができる1枚。 ほんと、ぜひ買って聴いて欲しい作品ですが、ただ、ジャケが・・・。 中坊の頃は「うわー、かっけー」って思っていましたが、今は全く逆の意見を持ってます。 何気に、Give Me The Pleasureの訳詩を読んで笑ってしまいました。
メンバーが大幅に刷新された5th。 VoがGoran Edman、BaがSvante Henryson、KeyがMats Olausson、DrがMichael von Knorring。 ヴォーカルのヨラン・エドマンに関しては、声の線が細くてメタルには向かないとあちこちで言われていますね。 私は、声が細かろうが太かろうが、高かろうが低かろうがかっこいいと思えればそれでよい人間なので、彼の歌声は個人的にはOKです。 メンバーを全員北欧勢で揃えただけあって、楽曲の方も北欧系の哀愁が感ぜられる曲調になっています。 4曲めのMotherless Childは、このアルバムの中でも突出している名曲なので、ぜひ一度聴いてみてほしいです。 Devil In Disguise、Faultline、See You In Hell(Don't Be Late)が好き。
6th。オリコン1位を獲得したんですね。凄いな。 DrがBo Wernerに代わった以外はメンバーに変更はなし。 評価は分かれていますが、私は前作「ECLIPSE」と聴き比べても遜色ないと思います。 でも、Motherless Childのような突出した名曲がないのはやっぱり痛い。 今作ではオーケストラを取り入れたり、お姉さんのロロがフルートで参加していたりもします。 北欧路線から、よりクラシカルな路線へ突き進んだ感じのアルバムです。 Perpetual、Leviathan、Forever Is A Long Time、Final Curtainが好きです。 インスト曲が、けっこういい感じだと思いました。
98年5月に行われたブラジル・ツアーのライヴ音源。 メンバーは「FACING THE ANIMAL」レコーディングとほぼ同じ。DrがJonas Ostman。 日本来日の直前に起こってしまった、コージー・パウエルの事故死は、ほんとうに悲しかったし、信じられなかった。 ヨナスのドラミングもかっこいいが、コージーが叩いていたら・・・という想像は、やはりしてしまう。 アルバム「FACING THE ANIMAL」からの曲は5曲収録されていますが、私としては納得の選曲。 人によっては、Another Timeが聴きたかったという意見もあるかもしれないけど、やっぱり歴代の名曲も演らなければならないんで、割愛もしょうがないでしょう。 My Resurrection、Far Beyond The Sun、I'll See The Light, Tonightがやっぱりかっこよかったですね。 私も初回盤を購入したんですが、DR.SINのCDがどっかいっちゃいました(泣)。
2nd。 Voは前作にひき続いてJeff Scott Soto。1stでは2曲しか聴くことのできなかった彼の歌も堪能することができる。 イングヴェイ・バンドに在籍したヴォーカリスト達のレベルはみんな高い人ばっかりなので、ジェフは陰に隠れてしまっているのかもしれませんが、このアルバムを聴く限りではかなりかっこいいヴォーカリストであるように思います。曲にも恵まれている、ということも多々ありますけど。 世間的には名盤と呼ばれる1stや3rdの方が有名ですが、イングヴェイのギター・プレイや曲そのもののかっこよさに関しては、私は「MARCHING OUT」を推します。 なんつったって、リフがかっこよすぎですよ。いろいろこのアルバムからはギターに関して勉強させてもらいました。 王者の永遠の名曲I'll See The Light, Tonight、Anguish And Fear、Soldier Without faith、Caught In The Middleが好きです。特に、Caught~はシビレル。
1stソロ。名盤。 8曲中2曲を除いてインスト・ナンバーであるこのアルバムは、ギタリストとしてのイングヴェイ・マルムスティーンの素晴らしさを如実に顕す名盤だと言い切れる。 Jeff Scott SotoのVoが悪いという意味で言っているのではないので、その点は誤解のないように汲み取っていただきたいのだが、もしもアルバム「RISING FORCE」が全曲インストで構成されていたならば、ギター・インスト・アルバムの歴史的名盤であるJeff Beckの「BLOW BY BLOW」にも匹敵するような、更なる大変な評価を得ていたかもしれません。 そこまでは流石に褒めすぎかもしれないが、少なくとも「WIRED」には勝るとも劣らないくらいのできだと思います。 イングヴェイがライヴで演る定番曲も少なからず収録されているので、ファンならば絶対に避けて通ることのできないアルバムであると思います。 最近「THE SEVENTH SIGN」以降の曲から選りすぐったインスト・ベストがリリースされましたが、あれを買うくらいならば、今作を買うことを強くオススメします。
11th。音質が悪い。 Barry Dunawayが脱けた以外は変更なし。イングヴェイがベースも兼任。 発売当時、様々な雑誌で音質の劣悪さについていろいろ言われていましたね。 それについてイングヴェイは憤慨してましたけど、自分のアルバムなんだから、リリース前に最終チェックくらい自分でやらないのかな~?って疑問に思いました。 アーティスト側のサウンドのノーチェックは普通のことなんですか?そこらへん疎いもんで、どなたか知っていたら教えて下さい。 あと、ベース・プレイについても各雑誌が挙って取り上げていて、確か絶賛されていたような記憶があります。 ビデオでも演っていたMolto Arpeggiosa(Arpeggios From Hell)なんかはその代表でしょうか。とにかくベースの音量がでかい。めだってます。 音質の悪さは致命的なレヴェルに達していて、マークの歌が阻害されてます。ちっとも上手に聴こえない。がっかりしましたね。 でも、純粋に楽曲自体を見ると、結構いい曲が多いんですよね。 リマスターして欲しいな~、ほんと。出ないと思いますけど・・・。 Crucify、Masquerade、タイトル曲のWar To End All Warsが好きです。