3rd。 上のお二方の意見に賛成で、個人的には今作は2ndには僅かに及ばないものの、同程度の質を備えた名盤だと思っています。 特にシングル曲がどれも素晴らしく、それらの要素も今作のセールスに寄与したのではないでしょうか。 Magic Pie、Stand By Me、Don't Go Awayが好きです。
黄金期のメンバーで約10年ぶりに制作されたアルバム。96年発表。 私もJOURNEYのバラードは最高だと思っているので、今作はどちらかというと好きです。 ただ、全盛期の頃の作品と比べてしまうと、どうも・・・という印象も否めない。 たぶん、中古屋に売り飛ばした人の中には、意外と昔からのファンの方も多かったのではないでしょうか、と勝手に想像したり(真偽は知らない)。 ただフォローすれば、人間が十年の年月を経ればそれだけ落ち着きが出てくるだろうし、昔の勢いを過度に期待するのも酷だったのかもしれない。 落ち着いて聴きたいときにはこの作品が合いますね。好盤です。 Message of Love、Still She Cries、It's Just The Rainが好きです。
2nd。 参加ミュージシャンはBruce Bouillet(Gt)、Tony Spinner(Gt)、Mike Szuter(Ba)、Johnny Fedevitch(Dr)。 前作の「ギターを弾いていない」との批判を受け、今作は前作よりも比較的ギター・プレイをフューチャーしたものとなった。 教則ビデオでも既出だったDown To Mexicoもようやく陽の目をみることとなり、嬉しい1枚。 THE BEATLESをフェイヴァリット・アーティストとして挙げる彼だけあって、歌心の深さもアピールするポップな作品。 やはり圧巻なのはラストを飾るGilbert Concertoで、唯一クラシックを弾いたもの。 まあ、アルバム単位でみたときには蛇足な気もしますけど。 Beautiful Girls Are Insane、Heavy Disco Trip、Down To Mexicoが好き。
82年発表。 KCに対して「IN THE COURT OF THE CRIMSON KING」「RED」のイメージを強く持ってしまった人にとって、今作を受け入れるのには時間がかかるかもしれない。 今作は前作「DISCIPLINE」の流れを汲む(上の方も言及されているように、ブリューが主導権を握って作られた)サウンドなのだが、作品のクオリティは間違いなく前作の方が上だ。 ただ、ブリューが好きだという方にはオススメの1枚であるように思う。 なお余談だが、今作はKC初の同一メンバーでレコーディングが行われた作品とのこと。 Neurotica、Two Hands、Requiemが好き。
3rd。 非メタラーの友達に貸したら、何とPHOENIX RISINGよりも今作の方が良かったとの評価をいただきました。 まあ確かに楽曲をもう少し練って欲しかったような気もするけど、聴いて聴けないこともない好盤。 ミディアム・テンポのバラードなどはジョン・ウェストの歌い回しを堪能できる佳曲揃い。なかなかの出来。 オカケンさんの挙げていらっしゃる2曲と、Guardian of The Huntが好き。
94年発表。 ロジャー脱退後のPFのサウンドはやはり最盛期のそれと比べると少々霞掛かって聴こえなくもないのだが、主導権を握る者が変わった以上はそれはやむを得ない。 過去の作品はもちろん素晴らしいのだが、今作はそれらとはまた違っているとしてもやはり「PFらしさ」を随所に残し、なかなかの好盤に仕上がっているように思う。 今作のコンセプトは「コミュニケーションの欠如」ということであり、全体的に少し落ち着いた音になっている。 こういうのも決して嫌いではないので、ぜひギルモアにはこれからも期待したい。 何だか褒めているのかいないのか、有耶無耶なレヴューになってしまいましたが・・・。 何だかんだ言っても全英、全米ともに1位を獲得している作品。聴いてみては。 Poles Apart、A Great Day For Freedom、High Hopesが好きです。
3rd。 新しくBaにJari Kainulainenが加入。Sami KuoppamakiがDrでゲスト参加。 大ティモがヴォーカルを取った最後の作品だが、自らのヴォーカルに限界を感じたのでしょうか。よく知りませんが。 褒めるのと貶すのを同時にするならば、「素人に毛が生えたような」あまり上手とはいえないヴォーカルも、味があって良いと思います。 とは言いつつも、ギター兼ヴォーカルというのはやはり大変であり、どうしても曲の幅に制限が生じてしまうので、次作でティモ・コティペルトを専任ヴォーカリストとして迎えたのは正解だったのでしょう。 今作は上の方々も仰っているように北欧っぽさ、ストラトらしさを感じさせる好盤だと思います。 ただ、佳曲と駄曲の差は激しい気がします。 We Are The Future、Shattered、Full Moonが好きです。
2nd。 脱退したDidier Almouzni(Dr)の代わりにDave Mackintosh、BaにAdrian Lambertが加入。 基本的には1stの流れをそのまま受け継いだ感じの作品である。 通して何回か聴きましたが、個人的にはもうお腹いっぱい。 Fields of Despair、Above The Winter Moonlight、Soldiers of The Wastelandが好き。
5th。 Jens Johansson(Key)とJorg Michael(Dr)を迎えて、最強のメンバーが揃った第一弾。 今作は前半の曲に好印象を抱いたのに比して、後半はイマイチな印象を受けました。 そういうわけで、あまり通して聴くことが少ないアルバムです。 曲単位では名曲も収録されているので是非聴いてみてもらいたいけど、「買え!」とまでは言えないかな・・・。 Will The Sun Rise?、Season of Change、Foreverが好きです。
2nd。 George Bellasの脱退により、再びTony MacAlpine(Gt)が参加、加入した。 今作の第一印象は最悪だった。もちろん、個々の曲に関してはそれなりの佳曲が多く、好きな曲も多かったのだが・・・。 何よりも痛かったのが、疾走系の必殺チューンがないことである。 「RING OF FIRE」でのRing of Fire、「THE ORACLE」でのCircle of Timeなどに匹敵する曲がない。 疾走曲は必要ないとバンドが判断したのかもしれないが、やはり一ファンとしては入れて欲しかった。 発売日に買ったにもかかわらず、2、3回聴いて半年くらいの間は封印してました。 が、やっぱり落ち着いて聴き直してみると、勢いはないけど好盤なのかなー、と。 個人的にはヴァージル・ドナティが書いた曲をもっと聴いてみたい。 Blue Sky、Until The End of Time、System Utopiaが好きです。
1st。 メンバーはVitalij Kuprij(key)、Roger Staffelbach(Gt)、John West(Vo)、Mike Terrana(Dr)、Kevin Chown(Ba)。 なんというか、ARTENSIONは私にとって長い間「鬼門」だった。 なぜなら、楽曲の雰囲気が苦手だ(個人的に)。そんなわけで敬遠していたバンドである。 まあでも個々のメンバーのスキルは相当なものだし、テク重視派は聴いてみては? ただ、一応私も昔はテク重視派だった(今はそんなに気にしてない)んですが・・・。 まだまだ聴き込みが足りてないんかな?とりあえず30回くらい聴いているんですけど。 Smoke And Fire、Song of The Desert、Let It Rideが好き。
87年発表。邦題「鬱」。「THE」ではなくて「A」ですな。 Roger Watersが脱退し、その関連でゴタゴタが続く中でのリリース作品。 今作は実質的にはDavid Gilmourがほぼ一人で完成させたといっても過言ではないと思う。 とはいえ、PFの音楽性そのものが損なわれていないし、完成度の高さは保証します。 JAMESさんの仰るように、他作品と比べると分かりやすい(=聴きやすい)ので、初めて聴く人にも入りやすい作品だと思います。 The Dogs of War、A New Machine-Part I、Terminal Frostが好きです。
70年発表の3rd。好盤。 脱けたPeter Gilesの代わりにGordon Haskellがベースも兼任。DrにはAndy McCullochが加入。 タイトル曲LizardではYESのJohn Andersonがゲスト参加してます。 一聴すると雑然、または混沌としたイメージを受けるが、その中にはとっても穏やかで綺麗なメロディが存在している。 もちろん、プログレ特有のごちゃごちゃとしたインプロヴィゼーションなどもちゃんとあって、またまた理解不能(特に、Happy Family)。 まあ、そこも好きなんですけど。 アルバム全体から受けた印象はかなり良く、今作は自信をもって「買え!」と推薦できると思う。 好きな曲はCirkus Including Entry of The Chameleons、Lady of The Dancing Water、タイトル曲のLizard。
70年発表。 Greg、Ian、Michealら主要メンバー3人が脱退(GregとMichealはゲスト参加している)したため、代わってGordpm Haskell(Vo)、Peter Giles(Ba)、Mel Collins(Sax & Flute)、Keith Tippett(Piano)が加入した。 前作「クリムゾンキングの宮殿」があまりにもインパクトの大きい作品なため、今作は地味な印象は拭えない。 しかし、The Devil's Triangleを聴いてその思いは完全に吹き飛んだ。非常にツボである。これはおもしろい。 あと、PICTURES OF A CITY Including 42nd At Treadmillもオススメ。スリリングなインスト・パートが特にかっこいい。 ただ、レビューしといて何だが、今作に関しては「買え!」の優先度は低いかも・・・。 機会と、金に余裕がありましたら聴いてみていただきたい。かも?
3rd。 2ndアルバム「GRIN AND BEAR IT」での失敗を悔い、一念発起してリリースしたミニ・アルバム「VICTIM OF THE SYSTEM」の流れを汲む様式美作品。 「SCREAMING SYMPHONY」という傑作を生み出す前兆が、既に今作に息吹いている(作風は違うけど)。 「この曲を聴け!」の方のレビューでどなたかが仰っていた、Answer To The Masterのコーラス部分「あなたがマスタ♪」は納得。確かにそう聞こえる。あなたがマスタ♪ Fly Away、タイトル曲Answer To The Master、Hungry Daysが好きです。
2nd。好盤。 ホーン・サウンドを随所に取り入れ、ファンク・メタルというジャンルを作り上げたともいえる彼らの代表作ですね。 エディの影響がモロに窺えるギター・プレイも、フォロワーの域を脱したもので、かなり上手いです。 ヌーノはMUSICIAN'S MUSICIANの異名をとるほどのテクニシャンでもありますが、今作はそのプロデュース能力についても高く評価された作品です。 Decadence Dance、Pornograffitti、Suzi(Wants Her All Day What?)が特に好き。 もちろん、Get The Funk OutやMore Than Wordsも好きで、よくカラオケで歌ってます。
1st。 オリジナル・メンバーはCharlie Dominici(Vo)、John Petrucci(Gt)、John Myung(Ba)、Mike Portnoy(Dr)、Kevin Moore(Key)。 私はこのバンドには傑作と名高い2ndから入ったので、チャーリーのVoには違和感を感じた。 しかし、ラヴリエと比較するのも野暮な話なわけで、彼も十分に上手いヴォーカリストだったと最近は思えるようになった。 DTは演奏陣のポテンシャルの高さが並外れているバンドだと思うが、その意味では1stも後発アルバムに何ら劣らないクオリティを持っていると思う。 特に、3曲めTHE YTSE JAMでの各ソロ・パートは壮絶を極めている。 まあ、それだけにVoの弱さが・・・と言いたいところもあるが、それは言わないことにしたい。 A Fortune In Lies、Afterlife、The Ones Who Help To Set The Sunが好き。
4th。最終章。 完結篇にふさわしく、最高傑作といっても過言ではない作品だと思う。 Gargoyles, Angels of Darknessは思わず涙を滲ませて聴いてしまった。感無量。 タイトル曲のPower of The Dragonflame、Agony Is My Name、The Pride of The Tyrantが好き。
93年リリースのミニ・アルバム。 BaにJames Amelio Pulli、DrにMark Bistanyが参加(Ken Maryも叩いている)。 リアル・タイムで聴いていたら、間違いなく狂喜乱舞したであろう作品。 とりあえずthe Young And The Ruthlessのためだけに買ってもいいかと。
1st。 キスク加入後の守護神伝とかなどとは作風が異なるけど、今作も間違いなく名盤でしょ。 Heavy Metal(Is The Law)を聴いて、ますますカイが好きになった。かっこよすぎる。 How Many Tearsはカイ、キスクどちらのヴォーカル・ヴァージョンも素晴らしすぎて甲乙つけられないっすね。 HELLOWEEN全曲の中でトップ3に入るくらい(個人的に)大好きな曲です。 ベスト盤でキスクが歌っている方は聴いているという方、ぜひオリジナルも!
8th。 VHは大好きですが、今作は全作品のなかで一番聴いていません(それでも、30回以上は聴いてます)。 言い方は悪いですが、凡百のロック・バンド的なアプローチに聴こえてしまって、私の頭の中で思い描く(理想の)VHサウンドとは微妙に違うから。 上の方々も仰っていますけど、やっぱりインパクト弱いですよね・・・。 好きな曲は、Mine All Mine、Cabo Wabo、Finish What Ya Started。
71年発表。 やまねこさんのレビューと全く同意見です。以上。 ①、⑥以外ではFearlessとSeamusが好き。 Seamusはワンちゃんが哀しげに吼えてます。笑える曲。 「One of These Days, I'm Going To Cut You Into Little Pieces.」 かっこいいっすよね。
3rd。これが(現在のところ)一番好き。 DrのDaniele Carboneraが脱け、Alex Holzwarthが加入。 確かに①~②、⑤、⑦など名曲の多いアルバムですね。 「買え!」という趣旨では、今作を一番プッシュしたいです。 絞りに絞って、Dargor,Shadowlord of The Black Mountain、The Last Winged Unicorn、The Mighty Ride of The Firelordがオススメだと思います。 つーか、ぶっちゃけ全曲好きです(笑)。
97年発表の1st。 オリジナル・メンバーはFabio Lione(Vo)、Luca Turilli(Gt)、Alex Staropoli(Key)、Daniele Carbonera(Dr)。ベースはSascha Paethがプレイ。 クラシック好き(交響曲はあんまり聴かないけど)な私も見事にはまりました。この仰々しさがたまりませんね。 Ira Tenax~Warrior of Ice、Forest of Unicorns、Lord of Thunderが好きです。
賛否両論(賛2:否8くらい?)沸き起こった問題作。2nd。 メンバーはRob Rock(Vo)、Chuck Wright(Ba)、Ken Mary(Dr)。 上の方々が「評価が低いことについてどうしてだか分からない」と仰っていますね。 確かに、このアルバム1枚のみを取り上げて聴けば、もっと評価されて然るべきアルバムかもしれませんが・・・。 でもやっぱり、IMPELLITTERIでこういう作風のアルバムを作ったら、ファンから不満が出てもおかしくないと思う。 特に、前作「STAND IN LINE」で一躍有名になった後だけに、当時のファンは本当にがっかりしたことでしょう。 まあでも、これから聴くリスナーの方には偏見を持たないで、とりあえず押さえておいて欲しい1枚。保証はできませんが。 Ball And Chain、Wake Up Sally、Power of Loveが比較的好きです。
01年発表。ライヴ盤。 しかし、ただのライヴ音源ではない。 ツアーで訪れた国ごとに捧げるという形をとり、全くのオリジナル(一部除く)をライヴ・レコーディングした作品です。 そして、一曲一曲が高いクオリティを持っているということにまた驚かされました。 ほんと、この人のマルチな才能、ヴァイタリティの凄さには驚くばかりですね・・・。 もちろん、一流のミュージシャンをバンド・メンバーとして擁するVAIだからこそできたのだと思います。感服。 全部で16曲、すなわち16ヵ国に捧げる曲で構成されているのだが、その中にはもちろん日本に向けて作られた曲もあります。 Burning Rainという曲ですが、これはイマイチ・・・ピンときませんでした。 今作は好きな曲が結構多いです。Blood And Glory、The Power of Bombos、Babushka、Being With Youとかがかっこいいと思います。 特にBabushkaは、ヴァイオリンとギターの微妙な音程が妖しい響きを持つ曲ですが、一度演奏をストップして再開するまでの流れなども含めてかっこよかったですね。
76年発表。邦題「金縛り」。 Jan Hammerなどの参加によって、よりフュージョン色を濃くした感じの作品になった。 前作「BLOW BY BLOW」がギタリストの聖典となったのに対して、今作はより広い層に支持されている作品ということだが・・・。 なんとなく、分かります。聴きやすさは今作の方がある。実際、私も聴いた回数は僅差でこちらの方が上です(但し、好きなのは前作)。 オススメはLed BootsとBlue Wind。好きな曲はHead For Backstage Pass、Sophie、Love Is Greenです。
93年発表の5th。名盤。 GtにDominic Miller、DrにVinnie Colaivta、KeyにDavid Sancious。 このアルバム・タイトルはSTINGの本名である「ゴードン・マシュー・サムナー」とひっかけたもの。 つまり、STING自身について歌った10の楽曲集的なアルバムになっているらしい。 今作は軽快なリズムで織り成す、少しポップス的要素もある作品で、聴きやすいです。 私自身のSTINGとの出逢いが、映画「LEON」で聴いたShape of My Heartだった、ということもあって凄く好きなアルバムです。 オススメはLove Is Stronger Than Justice(The Munificent Seven)、Seven Days、Shape of My Heart。 個人的には(Prologue)If Ever Lose My Faith In You、She's Too Good For Me、Everybody Laughed But Youも好きです。