冒頭の「Pink Flamingos」を聴くとモロに80年代!って感じがします。 それに続く「Let It Rock」もミドルテンポのカッコいいロック。そして怒涛のように畳み掛ける「You Give Love A Bad Name」と「Livin' On A Prayer」!!!。満腹。 イントロがエッチな「Social Disease」もいい曲だし、「Dead Or Alive」は彼らのルーツ的なものを感じることの出来る渋い曲。「Raise Your Hands」は最近のライヴで復活しましたね。ライヴに行った時いきなりこの曲が始まってビックリしました。 「Without Your Love」「I'd Die For You」「Never Say Goodbye」もめちゃいい曲。 最後はノリノリの「Wild In The Streets」で〆。 つまり全曲最高です。 時代と流行と音楽の波長が頂点で重なった時に生まれたモンスター・アルバムです。 BON JOVIの魅力が目いっぱいに詰まった名盤!!!。
当時このアルバムの初回盤はCDサイズの本のようになっていた。その後メガ・エディションとしてA4版の限定盤が登場した。内容は60ページにわたってメンバーの写真や、それまでのBON JOVIの歴史を細部(本当によく調べたなぁと言いたくなるほどマニアック)まで網羅したヒストリーブック、解説付きディスコグラフィー、同プロモグラフィー、その他ミニ・アルバムや限定盤、ビデオ作品まで丁寧に解説してくれるというもの。ミニアルバムのライヴ音源の収録地や収録日時まで解説されているんだから凄い。 そして、最後におまけとして『Karaoke Days』と題し「Keep The Faith」「Bed Of Roses」「Saturday Night」「In These Arms」の4曲のヴォーカル抜きカラオケバージョンが収録されているCDが付いていた。 当時の雑誌ではなんだかんだ否定的な意見が出ていたけどファンの間ではそこまで悪い意見は聞かれなかったように思う。 曲単位ではなくアルバム思考で考えるとこれが一番まとまりがあって大好きです。 「Lie to me」のビデオがよかったなぁ~・・・。
哀愁の「This Ain't A Love Song」がフェイドアウトしたと思ったらこの泣きの「These Days」のイントロ。この畳み掛け!!!。哀メロ好きには堪らんでしょう。しかもまだ後ろに「Lie To Me」が控えてますから・・・。 この曲はほんといいですよね~。これだけ沢山の方の支持を受ける理由も、やっぱり曲が良いから。一度聴いたら絶対リピートして何回も聴きたくなるはず。自分の人生に当てはめて考えることの出来る歌詞もBON JOVI節が効いていていい!!!。 これは間違いなくBON JOVIの楽曲の中でも最高傑作の一つだと思います。
1969年発表の彼等のデビュー・アルバムです。邦題は『キャラヴァン・ファースト・アルバム』。 音的にも時代を感じますし、全盛期のような音楽的レベルに達していない部分もあります。ちょっとサイケ色が入っているので華やかさにも欠けるかもしれません。 しかし、しかしだ!。1曲目の「Place Of My Own」だけは名曲だと思う。後の代表曲に通じる独特の哀愁がこの時点で芽を出しているのを確認せざるを得ない一曲です。すんばらしい!!!。 ジャケもなかなか良いじゃないですか!。
素晴らしいライヴ盤です!。選曲もいいし、オーケストラとの共演というだけあって、音の幅が広く深みが増しています。 『WATERLOO LILY』のところでも書きましたが、個人的に「The Love In Your Eye」はこのライヴ・バージョンの方が好きです。スタジオ盤より流れるような演奏でとても自然ですし、オーケストラのアレンジが綺麗なメロディを一段と際立たせています。生音なのでとても温かみがあって包み込むような演奏です。そしてサビの部分で入る女性コーラスが最高!!!。絶妙なタイミングで曲に華を添えてくれています。素晴らしいです!・・・(涙)。 大作の「For Richard」や「狩りへ行こう」などもどちらかと言えばこっちの方が好きです。 ジャケは安っぽいけど、これはとてもよいライヴ・アルバムです。 スタジオとは一味違った演奏が楽しめる好盤です!。
オリジナルとしては6枚目、75年発表。邦題は『ロッキン・コンチェルト』。 英国ロックは74年を境にその音楽性を大きく変えたが、CARAVANもこのアルバムで若干アメリカ寄りの音に挑戦している。特に「Stuck In A Hole」なんかは意図的にアメリカでのヒットに焦点を当てたと思えるほどポップで乾いている(でも僕はこの曲が大好きです)。 しかし大作の邦題表題曲「The Dabsong Conshertoe」では昔からのファンをも唸らせることのできる納得の構成でその存在感を示してくれる。新加入のベーシスト、マイク・ウェッジウッドが数曲歌っているのか、柔らかく歌い上げるパイ・ヘイスティングスの歌唱と対照的に、そのワイルドなロック然としたマイクのヴォーカルが相まって楽曲に変化をもたらしているのも見逃せない。
2作目です。 まずオープニングのタイトル曲「手遅れの愛」の能天気な曲調にビックリしてしまいます。なんかへんてこな曲ですねぇ、これは。続く「And I Wish I Were Stoned~Don't Worry」は個人的に結構好きな曲です。とても牧歌的で、彼等にしか出せないのどかで落ち着いた雰囲気が心地よいです。やっぱりこういう曲はデイヴ・シンクレアのキーボードの音色が物をいいますね。「Martinian」の中世風軽騎兵マーチ(?)も大好き。このバンドってかわいい(笑)。 あと特筆すべきはやっぱり「For Richard」でしょう。ささやくように静かに始まって暫くそれが続いた後、突然のようにヘヴィなリフが飛び出して来て、そこからどんどん華麗に展開していきます。ゲストメンバーとして参加しているパイの兄のジミー・ヘイスティングスがイカしたサックスを吹いていますよ。フルートも彼です。ジャム的な要素もありますが張る詰めた緊張感があり、とても聴き応えのある大作です。最後の曲の締め方なんかを聴いてると明らかにロックであり、CARAVANの力点はジャズよりもロックにあるんだなぁと再確認しました。 お勧めアルバムです。あ、ちなみに邦題は『キャラヴァン登場』。なんで2作目なのに「登場」なんでしょうかね(笑)。
'72年発表の彼等の4枚目のアルバムです。 何かと解説書などにはジャズ色が強くなったとかいてありますが、そうか~?って思います。確かに2曲目の「Nothing At All」は今までなかったようなそれっぽい曲だけど、ほかの曲はそうでもないぞ~。というか逆にクラシック色・ポップ色が強くなった気がします。 中でも僕が大好きなのは「The Love In Your Eye」です。とにかくそのメロディーの美しさには惚れ惚れします。とってもロマンチックで、センチメンタルで、儚くて・・・。最高に素晴らしいメロディーだ!!!。後ろに流れるオーケストラ(生?)の音も大好きです。雰囲気がいいのだ♪。 でもこの曲はライヴ盤『CARAVAN & THE NEW SYMPHONIA』に収められているバージョンの方が個人的に好きです。スタジオの方はなんとな~く、歯切れの悪い印象をうけます。 というわけで僕としてはこの「The Love In Your Eye」が収録されているだけで最高の価値がある一枚です。
81年発表。『VOICES』あたりから始まったロックン・ソウル路線がここに来て爆発した彼らの傑作です。流行のクラプトン・サウンドを取り入れ見事に過去からの脱却、そして普遍のポップ性を手に入れました。 代表曲のタイトル曲や「I Can't Go For That」など筆頭に捨て曲なしのパーフェクトな内容。文句なし。 洗練された哀愁のあるヴォーカル・ハーモニーを体感できる最高傑作です。
既発である2本のビデオ『IMAGES AND WORDS-LIVE IN TOKYO』と『5 YEARS IN A LIVETIME』をメンバー全員のコメンタリー付き&5.1ch仕様で再発したものです。 『IMAGES AND WORDS-LIVE IN TOKYO』はビデオは持っていたので初見ではなかったのですが、さすがにDVDということで画質、音声共にクオリティがUPしています。この映像は結構好きなのでこうしてDVD再発してくれたことが嬉しいです。 特に好きなのはマイクのドラムソロとペトルーシ主体のインプロ・ジャムです。本当に先の読めない展開&緊張感抜群で、一瞬たりとも目が離せません。プレイヤーの手元に焦点を絞ったカメラワークもグッド。それからこの時のラブリエはハイトーンが楽勝で出ています。 そして新たに加えられた副音声のコメンタリーがめちゃくちゃ面白い!!!。『SCENES FROM NEW YORK』のコメンタリーも最高に笑わせて貰いましたが、こっちも爆笑ものです。ケヴィン・ムーアを見て「ハハ、誰だこいつは!!!」とか(笑)。あ、でも笑いだけではないですよ!。ち~ゃんと彼ららしいマニアックな話も真面目にやってます。それにしてもマイクの記憶力は凄いです。なんでも覚えてます。因みに今回もマイアングはほとんど喋らないよ(笑)。 『5 YEARS IN A LIVETIME』の方も歴史を振り返る構成でとても興味深いです。さまざまな有名ミュージシャンとの共演の模様なども収録されています。中でもYESのハウ爺とペトルーシの掛け合いは見もの。ハウ独特のハト動きが見れます(ホロッホー!)。曲は「Starship Trooper」ですが、欲を言うならその前にちょっとだけ収録されている「Siberian Khartu」も全部見たかったな~、なんてね(笑)。「Hollow Years」のビデオクリップの映像はとても綺麗で僕は気に入ったのですが、メンバーはボロクソ言ってます(自分らの作品なのに・・・笑)。 こっちのコメンタリーも最高!!!。この人たちはいっつも髪型を気にしています(笑)。 で、気づいたんですがデレクってかなりカッコいいですね。モデルみたい。最初はなんか気取り屋さんみたいだと思ったんですが意外に親しみやすい人だな~と思いました。もういないけど・・・。 まぁ、ビデオで両方持っている方は迷うところでしょうが、コメンタリーがホント面白いのでそれだけでも買いなおす価値はあると思いますよ・・・たぶん。 輸入盤はとても安いです。しかも日本語の字幕も付いてます。
個人的にEDGUYの作品の中ではこれが一番好きです。 1曲目から比較的長いですが、これがミドルテンポながら非常に素晴らしい出来で、これから始まるEDGUYワールドへの橋渡しをしてくれます。ライヴで聴いたこの曲はとてもカッコよかったです。そして続くのが超硬派スピードメタル・チューンの「Golden Dawn」なんだから、構成的にもインパクト大。この曲は人気があって当然だね。 個人的に最も好きな楽曲は「Fallen Angels」です。8曲目に配されながらも、ライヴではオープニングを飾っていたという変な立場のスピードチューン。しかし、この「よーし、行くぜ~!!!」という雰囲気は聴いていてテンションが上がります。 「All The Clowns」「Painting On The Wall」なんかもEDGUY節が全開で気持ちいいです。 肩の力を抜いた安定した楽曲を聞かせてくれる好盤であり、最高傑作だと思われます。 トビアスの天からの贈り物のような豪快なヴォーカル・パフォーマンスは、「マンドレイク」ならぬ「曼陀羅華」ナリよ。